JPH072399Y2 - ベーン型舵取機のタンデム配置構造 - Google Patents

ベーン型舵取機のタンデム配置構造

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JPH072399Y2
JPH072399Y2 JP3024492U JP3024492U JPH072399Y2 JP H072399 Y2 JPH072399 Y2 JP H072399Y2 JP 3024492 U JP3024492 U JP 3024492U JP 3024492 U JP3024492 U JP 3024492U JP H072399 Y2 JPH072399 Y2 JP H072399Y2
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JP
Japan
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vane
steering gear
rudder
fixed
type steering
Prior art date
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JP3024492U
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English (en)
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JPH0589200U (ja
Inventor
スバイン・ニーボエ
幸雄 冨田
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Japan Hamworthy and Co Ltd
Original Assignee
Japan Hamworthy and Co Ltd
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、ベーン型舵取機を上下
二段に配置するベーン型舵取機のタンデム配置構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】従来、船舶においてベーン型舵取機を採
用する場合に、舵の必要トルクが大きくて1台の舵取機
では対応できないとき、あるいは、特に大型の船舶に対
して舵取機の故障による船の衝突の危険を防止するため
に舵取機を二重に装備することを要求されるときには、
必要なトルクの1/2のトルクを有した二台のベーン型
の舵取機を舵軸に上下にタンデム配置している。
【0003】例えば、図3に示すように、船体構造物1
の上に設けた独立の舵支持軸受2で舵3及び舵軸4を支
承し、その上方の舵軸4上に2台のベーン型舵取機5
a,5bの回転ベーンローターを上下に二段に設けると
ともに、各ベーン型舵取機5a,5bの固定ベーンステ
ーターと一体となったケーシングを船体構造物1に設け
た舵取機支持台6にフレキシブルジョイント7a,7b
を介して固定していた。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかし、上記した従来
の構成では、独立に設けた舵支持軸受2の上方に2台の
ベーン型舵取機5a,5bを積み重ねるために、この両
舵取機の位置が高くならざるを得ない。このために、ベ
ーン型舵取機5a,5bは、据付工事が難しくなり、船
体振動の影響を受け易くなり、また、舵取機支持台6
も、高さが高くなっただけ、十分な剛性を保つために大
がかりな構造となる。
【0005】また、舵支持軸受2によって舵3を含む舵
軸4の自重と、軸方向及び半径方向の荷重を支持する構
造であるので、舵軸4は、舵支持軸受2を基準点として
変位する。従って、この基準点から離れた位置に、舵軸
4に片持ち梁で取り付けられるベーン型舵取機5a,5
bは、この変位の影響を大きく受ける。すなわち、ベー
ン型舵取機5a,5bの回転ベーンローターは舵軸4に
取り付けられ、固定ベーンステーターは船体構造物に取
り付けられるので、舵軸4に変位が発生すると、舵取機
5a,5bと前記舵軸4の支持基準点との距離が大きい
だけに、回転ベーンと固定ベーステーターとの間に大き
な摩擦力が発生する。これを避けるために、固定ベーン
ステーターは、大規模なフレキシブルジョイント7a,
7bを介して船体構造物に取り付ける必要があった。以
上により、独立の舵支持軸受2の設置のためのコストが
かかるほか、ベーン型舵取機5a,5bの取付ぎ装のコ
ストが非常に高くなるという問題があった。
【0006】本考案は上記課題を解決するもので、二台
のベーン型舵取機を低い位置に簡略な構造で設けること
ができるベーン型舵取機のタンデム配置構造を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本考案は、舵の必要トルクの1/2のトルクを出力で
きるベーン型舵取機2台を舵軸の上端部にタンデムに取
り付けるに際し、下段のベーン型舵取機の回転ベーンロ
ーターを舵軸のテーパ部に挿嵌固定し、回転ベーンロー
ターの下端コーナー部を、軸心方向のスラスト軸受メタ
ルと半径方向のラジアル軸受メタルを介して固定ベーン
ステーターと一体構造をなすケーシングで回転自在に支
承し、ケーシングの下面フランジを船体構造物に固定
し、上段のベーン型舵取機の回転ベーンローターを舵軸
の頂端テーパ部に挿嵌固定し、固定ベーンステーターと
一体となったケーシングの下面フランジを、船体構造物
に対して若干の移動を弾性的に許容するように取付けた
構成したものである。
【0008】
【作用】上記構成により舵を含む舵軸全体の軸方向及び
半径方向の荷重を下段ベーン型舵取機で、すなわち、下
段ベーン型舵取機の回転ベーンローターを介して固定ベ
ーンステーターで支承し、固定ベーンステーターと一体
をなすケーシングの下面を船体構造物に固定するように
したので、従来の独立に設けた舵支持軸受が不要にな
る。これに伴い、上下2段のベーン型舵取機の位置を低
くすることができるため、据付工事が極めて容易にな
り、船体振動の影響を受けにくくなる。また、高さが低
くなることにより、上下2段の舵取機の支持構造物は、
小規模な構成で容易に十分な剛性をもたせることがで
き、また、舵取機を取り付ける舵軸の上端部の長さを短
くすることができ、その太さも軽減することができる。
【0009】さらに、下段ベーン型舵取機においては、
その回転ベーンローターの下面が舵軸の軸心方向及び半
径方向の支持基準点となるため、固定ベーンステーター
と一体をなすケーシングを、フレキシブルジョイントを
介在させる必要なく、船体構造物に固定することができ
る。他方、上段ベーン型舵取機については、上記舵軸支
持基準点からの距離が従来の場合に比べて短いので、舵
軸の変位の影響は少ししか受けず、従って、固定ベーン
ステーターを船体構造物に弾性的に支持させるフレキシ
ブルジョイントは、極めて小規模のもので済む。
【0010】上記のことから生ずる総合的な効果とし
て、舵軸の製造と取り付け、及び上下2段のベーン型舵
取機の取り付けのコストを大幅に減少させることができ
る。
【0011】
【実施例】以下、本考案の一実施例を図面に基づいて説
明する。図1〜図2において、舵軸11の下端側には舵
12を設け、上端側には上下に二段のベーン型舵取機1
3a,13bをタンデムに設けている。このベーン型舵
取機13a,13bは舵12の回転に要する必要トルク
の1/2のトルクを出力できるものである。
【0012】そして、下段のベーン型舵取機13aの回
転ベーンローター14aを舵軸11のテーパ部11aに
挿嵌固定している。また、回転ベーンローター14aの
下端コーナー部を、軸心方向のスラスト軸受メタル15
と半径方向のラジアル軸受メタル16を介して固定ベー
ンステーターと一体構造をなすケーシング17aで回転
自在に支承しており、ケーシング17aの下面フランジ
18aを船体構造物19に設けた下段舵取機取付座20
に固定している。
【0013】一方、上段のベーン型舵取機13bの回転
ベーンローター14bを舵軸11の頂端テーパ部11b
に挿嵌固定している。また、固定ベーンステーターと一
体となったケーシング17bの下面フランジ18bを、
船体構造物19に設けた上段舵取機取付座21にフレキ
シブルジョイント22を介して取り付け、若干の移動を
弾性的に許容するように構成している。すなわち、上段
のベーン型舵取機13aの固定ベーンステーターと一体
となったケーシング17bは、回転方向のみ制限され
て、舵軸11に固定された回転ベーンローター14bの
上に自由に乗った構成となる。
【0014】また、フレキシブルジョイント22として
は、たとえば、下面フランジ18bと上段舵取機取付座
21の間にスプリング等を介装するとともに、下面フラ
ンジ18bと上段舵取機取付座21をリーマボルトで連
結する構造がある。さらに、上下の下面フランジ18
a,18bを挿通するリーマ23を設け、トルク反力の
伝達を行ってもよい。
【0015】以下、上記した構成における作用を説明す
る。舵軸11にかかる軸方向の荷重および半径方向荷重
は、下段のベーン型舵取機13aの回転ベーンローター
14aから固定ベーンステーターと一体をなすケーシン
グ17aを介して船体構造物19の下段舵取機取付座2
0で支承される。一方、上段のベーン型舵取機13b
は、これら舵軸11にかかる軸方向及び半径方向荷重を
支承する必要がなく、ただ必要なトルクだけを発生して
舵軸11に伝えるだけでよいことになる。
【0016】
【考案の効果】以上述べたように、本考案によれば、舵
を含む舵軸全体の軸方向及び半径方向の荷重を下段ベー
ン型舵取機の内部で支承するようにしたため、従来必要
としていた舵軸を船体構造物に支承する独立した軸受が
不要になる。これに伴い、上下2段のベーン型舵取機の
位置を低くすることができるため、据付工事が極めて容
易になり、船体振動の影響を受けにくくなる。また、高
さが低くなることにより、上下2段の舵取機の支持構造
物は、小規模な構成で容易に十分な剛性をもたせること
ができ、また、舵取機を取り付ける舵軸の上端部の長さ
を短くすることができ、その太さも軽減することができ
る。さらに、下段ベーン型舵取機は、舵軸の軸心方向及
び半径方向の支持基準点に位置するため、固定ベーンス
テーターと一体をなすケーシングを、フレキシブルジョ
イントを介する必要なく、船体構造物に固定することが
できる。他方、上段ベーン型舵取機については、上記舵
軸支持基準点からの距離が従来の場合に比べて短いの
で、舵軸の変位の影響は少ししか受けず、従って、固定
ベーンステーターを船体構造物に弾性的に支持させるフ
レキシブルジョイントは、極めて小規模のもので済む。
【0017】上記のことを結合して、舵軸の製造と取り
付け、及び上下2段のベーン型舵取機の取り付けのコス
トを大幅に減少させることができるという卓越した効果
を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例におけるベーン型舵取機のタ
ンデム配置構造を示す全体構成図である。
【図2】同実施例のベーン型舵取機の断面図である。
【図3】従来のベーン型舵取機のタンデム配置構造を示
す全体構成図である。
【符号の説明】
11 舵軸 13a,13b ベーン型舵取機 14a,14b 回転ベーンローター 17a,17b ケーシング 20 下段舵取機取付座 21 上段舵取機取付座

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 舵の必要トルクの1/2のトルクを出力
    できるベーン型舵取機2台を舵軸の上端部にタンデムに
    取り付けるに際し、 下段のベーン型舵取機の回転ベーンローターを舵軸のテ
    ーパ部に挿嵌固定し、回転ベーンローターの下端コーナ
    ー部を、軸心方向のスラスト軸受メタルと半径方向のラ
    ジアル軸受メタルを介して固定ベーンステーターと一体
    構造をなすケーシングで回転自在に支承し、ケーシング
    の下面フランジを船体構造物に固定し、 上段のベーン型舵取機の回転ベーンローターを舵軸の頂
    端テーパ部に挿嵌固定し、固定ベーンステーターと一体
    となったケーシングの下面フランジを、船体構造物に対
    して若干の移動を弾性的に許容するように取付けたこと
    を特徴とするベーン型舵取機のタンデム配置構造。
JP3024492U 1992-05-11 1992-05-11 ベーン型舵取機のタンデム配置構造 Expired - Lifetime JPH072399Y2 (ja)

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JPH0589200U JPH0589200U (ja) 1993-12-03
JPH072399Y2 true JPH072399Y2 (ja) 1995-01-25

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JPH0589200U (ja) 1993-12-03

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