JPH07240338A - 積層セラミック電子部品及びその製造方法 - Google Patents
積層セラミック電子部品及びその製造方法Info
- Publication number
- JPH07240338A JPH07240338A JP5301794A JP5301794A JPH07240338A JP H07240338 A JPH07240338 A JP H07240338A JP 5301794 A JP5301794 A JP 5301794A JP 5301794 A JP5301794 A JP 5301794A JP H07240338 A JPH07240338 A JP H07240338A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- laminated
- ceramic
- laminated body
- ceramic green
- internal electrodes
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 title claims abstract description 123
- 238000004519 manufacturing process Methods 0.000 title claims abstract description 17
- 238000010030 laminating Methods 0.000 claims abstract 4
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 17
- 230000007847 structural defect Effects 0.000 abstract description 12
- 230000032798 delamination Effects 0.000 abstract description 11
- 239000011800 void material Substances 0.000 abstract description 6
- 238000005245 sintering Methods 0.000 abstract description 3
- 239000003985 ceramic capacitor Substances 0.000 description 21
- 239000011230 binding agent Substances 0.000 description 7
- KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N Palladium Chemical compound [Pd] KDLHZDBZIXYQEI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 6
- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 6
- 239000011347 resin Substances 0.000 description 6
- 239000003989 dielectric material Substances 0.000 description 5
- 239000002612 dispersion medium Substances 0.000 description 4
- 239000002002 slurry Substances 0.000 description 4
- ZWEHNKRNPOVVGH-UHFFFAOYSA-N 2-Butanone Chemical compound CCC(C)=O ZWEHNKRNPOVVGH-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N Toluene Chemical compound CC1=CC=CC=C1 YXFVVABEGXRONW-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 3
- 239000000463 material Substances 0.000 description 3
- 229910052763 palladium Inorganic materials 0.000 description 3
- 238000007650 screen-printing Methods 0.000 description 3
- 239000002904 solvent Substances 0.000 description 3
- PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N Nickel Chemical compound [Ni] PXHVJJICTQNCMI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N Zinc monoxide Chemical compound [Zn]=O XLOMVQKBTHCTTD-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 238000002788 crimping Methods 0.000 description 2
- 238000001035 drying Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 239000010408 film Substances 0.000 description 2
- 239000000203 mixture Substances 0.000 description 2
- BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N platinum Chemical compound [Pt] BASFCYQUMIYNBI-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- -1 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 2
- 229910052573 porcelain Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 2
- 229910052709 silver Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000004332 silver Substances 0.000 description 2
- 239000004925 Acrylic resin Substances 0.000 description 1
- 229920000178 Acrylic resin Polymers 0.000 description 1
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N Di-n-octyl phthalate Natural products CCCCCCCCOC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCCCCCCCC MQIUGAXCHLFZKX-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000004372 Polyvinyl alcohol Substances 0.000 description 1
- GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N Titan oxide Chemical compound O=[Ti]=O GWEVSGVZZGPLCZ-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N barium titanate Chemical compound [Ba+2].[Ba+2].[O-][Ti]([O-])([O-])[O-] JRPBQTZRNDNNOP-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229910002113 barium titanate Inorganic materials 0.000 description 1
- BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N bis(2-ethylhexyl) phthalate Chemical compound CCCCC(CC)COC(=O)C1=CC=CC=C1C(=O)OCC(CC)CCCC BJQHLKABXJIVAM-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 239000000470 constituent Substances 0.000 description 1
- 238000010276 construction Methods 0.000 description 1
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 1
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 1
- 238000005520 cutting process Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 1
- 238000007606 doctor blade method Methods 0.000 description 1
- 239000002019 doping agent Substances 0.000 description 1
- 238000010304 firing Methods 0.000 description 1
- 238000007646 gravure printing Methods 0.000 description 1
- 238000009413 insulation Methods 0.000 description 1
- 239000002648 laminated material Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052759 nickel Inorganic materials 0.000 description 1
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 1
- 229910052697 platinum Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000005498 polishing Methods 0.000 description 1
- 229920002037 poly(vinyl butyral) polymer Polymers 0.000 description 1
- 229920000139 polyethylene terephthalate Polymers 0.000 description 1
- 239000005020 polyethylene terephthalate Substances 0.000 description 1
- 229920002451 polyvinyl alcohol Polymers 0.000 description 1
- 238000007639 printing Methods 0.000 description 1
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 1
- 238000010345 tape casting Methods 0.000 description 1
- 229920001187 thermosetting polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000010409 thin film Substances 0.000 description 1
- OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N titanium oxide Inorganic materials [Ti]=O OGIDPMRJRNCKJF-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 1
- 229920002554 vinyl polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000011787 zinc oxide Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Ceramic Capacitors (AREA)
- Fixed Capacitors And Capacitor Manufacturing Machines (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 セラミックグリーンシートが薄膜化されて
も、構造的な欠陥が発生することの無い、信頼性の高い
積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供するこ
とにある。 【構成】 内部電極3の形成されたセラミックグリーン
シート4からなる第1積層体1と、内部電極の形成され
ていないセラミックグリーンシートからなる第2積層体
2とを交互に積層して、熱圧着により一体化してセラミ
ック積層体を形成する。これを所定の形状に切断してセ
ラミックチップ5とし、焼結して、磁器化する。セラミ
ック積層体では、第1積層体1には、内部電極3による
セラミックグリーンシート4間の空隙・歪みが第2積層
体2により埋められ、セラミックグリーンシート間が密
着する。したがって、デラミネーション等の構造的な欠
陥を引き起こすことが防止され、信頼性の高い積層セラ
ミック電子部品及びその製造方法が得られる。
も、構造的な欠陥が発生することの無い、信頼性の高い
積層セラミック電子部品及びその製造方法を提供するこ
とにある。 【構成】 内部電極3の形成されたセラミックグリーン
シート4からなる第1積層体1と、内部電極の形成され
ていないセラミックグリーンシートからなる第2積層体
2とを交互に積層して、熱圧着により一体化してセラミ
ック積層体を形成する。これを所定の形状に切断してセ
ラミックチップ5とし、焼結して、磁器化する。セラミ
ック積層体では、第1積層体1には、内部電極3による
セラミックグリーンシート4間の空隙・歪みが第2積層
体2により埋められ、セラミックグリーンシート間が密
着する。したがって、デラミネーション等の構造的な欠
陥を引き起こすことが防止され、信頼性の高い積層セラ
ミック電子部品及びその製造方法が得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、積層セラミック電子部
品及びその製造方法に係り、特に、構造的欠陥の発生す
ることがない積層セラミック電子部品及びその製造方法
に関する。
品及びその製造方法に係り、特に、構造的欠陥の発生す
ることがない積層セラミック電子部品及びその製造方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、積層セラミックコンデンサや積層
セラミックバリスタなど積層セラミック電子部品は、そ
の需要が増大している。このような積層セラミック電子
部品として、積層セラミックコンデンサの一例を以下に
説明する。すなわち、粉末状のセラミック誘電体材料
を、熱可塑性を有する有機ビヒクル等の樹脂バインダの
混合された溶剤に均一に分散してスラリとする。このス
ラリを、ドクターブレード法などの方法により数μmか
ら数十μmの厚さのセラミックグリーンシートとして成
形する。次に、セラミックグリーンシート上に、内部電
極を形成する。内部電極は、スクリーン印刷法などによ
り、金属粉末のペーストを所定のパターンに印刷して設
ける。この内部電極の形成されたセラミックグリーンシ
ートを、所定の大きさに切断する。このように内部電極
が形成され、所定の大きさに切断されたセラミックグリ
ーンシートは、図5に示すように、複数枚を積層し、こ
れを仮圧着して第1積層体1を形成する。
セラミックバリスタなど積層セラミック電子部品は、そ
の需要が増大している。このような積層セラミック電子
部品として、積層セラミックコンデンサの一例を以下に
説明する。すなわち、粉末状のセラミック誘電体材料
を、熱可塑性を有する有機ビヒクル等の樹脂バインダの
混合された溶剤に均一に分散してスラリとする。このス
ラリを、ドクターブレード法などの方法により数μmか
ら数十μmの厚さのセラミックグリーンシートとして成
形する。次に、セラミックグリーンシート上に、内部電
極を形成する。内部電極は、スクリーン印刷法などによ
り、金属粉末のペーストを所定のパターンに印刷して設
ける。この内部電極の形成されたセラミックグリーンシ
ートを、所定の大きさに切断する。このように内部電極
が形成され、所定の大きさに切断されたセラミックグリ
ーンシートは、図5に示すように、複数枚を積層し、こ
れを仮圧着して第1積層体1を形成する。
【0003】次に、内部電極の印刷されていないセラミ
ックグリーンシートを所定の大きさに切断し、複数枚を
積層し、仮圧着して、第2積層体2を形成する。そし
て、前記第1積層体1の上下に第2積層体2を配置して
所定の厚みにした後、高温高圧で圧着する。圧着後、所
定の形状に切断した圧着積層体(以下、セラミックチッ
プ)は、空気中で1000〜1200℃程度の温度で焼
結して、磁器化する。これにより、焼成されたセラミッ
クが誘電体となる積層セラミックコンデンサが得られ
る。
ックグリーンシートを所定の大きさに切断し、複数枚を
積層し、仮圧着して、第2積層体2を形成する。そし
て、前記第1積層体1の上下に第2積層体2を配置して
所定の厚みにした後、高温高圧で圧着する。圧着後、所
定の形状に切断した圧着積層体(以下、セラミックチッ
プ)は、空気中で1000〜1200℃程度の温度で焼
結して、磁器化する。これにより、焼成されたセラミッ
クが誘電体となる積層セラミックコンデンサが得られ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述の
積層セラミックコンデンサでは、次のような問題が有っ
た。すなわち、近年、積層セラミックコンデンサは回路
部品の高密度化に伴い、小形且つ大容量化が要求され、
しかも高い信頼性が望まれている。積層セラミックコン
デンサを小形大容量化する方法として、誘電体の高誘電
率化、誘電体層の薄層化、誘電体層と内部電極層の多層
化等が考えられている。すなわち、セラミックグリーン
シートを薄膜化、及びセラミックチップを多層化するこ
とである。このためには、セラミックグリーンシートを
30μm以下の薄さとして形成し、そして50層以上の
多層となる状態に積層を行うことになる。これにより、
内部電極も多層状態とすることができる。
積層セラミックコンデンサでは、次のような問題が有っ
た。すなわち、近年、積層セラミックコンデンサは回路
部品の高密度化に伴い、小形且つ大容量化が要求され、
しかも高い信頼性が望まれている。積層セラミックコン
デンサを小形大容量化する方法として、誘電体の高誘電
率化、誘電体層の薄層化、誘電体層と内部電極層の多層
化等が考えられている。すなわち、セラミックグリーン
シートを薄膜化、及びセラミックチップを多層化するこ
とである。このためには、セラミックグリーンシートを
30μm以下の薄さとして形成し、そして50層以上の
多層となる状態に積層を行うことになる。これにより、
内部電極も多層状態とすることができる。
【0005】しかし、内部電極が多層状態になると、セ
ラミックチップにおいては、内部電極の形成された部分
と、内部電極の形成されていない部分とは、厚みに差が
生じてしまう。これは、図6に示すように、セラミック
チップの第1積層体1部分では、内部電極3の形成され
ている中央部の厚みに比べ、内部電極の形成されていな
いセラミックグリーンシート4だけの積層部分は、薄く
なっている。また、セラミックチップの第1積層体1部
分では、セラミックグリーンシート4間に、内部電極3
の厚みによる空隙Aが生じている。
ラミックチップにおいては、内部電極の形成された部分
と、内部電極の形成されていない部分とは、厚みに差が
生じてしまう。これは、図6に示すように、セラミック
チップの第1積層体1部分では、内部電極3の形成され
ている中央部の厚みに比べ、内部電極の形成されていな
いセラミックグリーンシート4だけの積層部分は、薄く
なっている。また、セラミックチップの第1積層体1部
分では、セラミックグリーンシート4間に、内部電極3
の厚みによる空隙Aが生じている。
【0006】このような空隙Aは、セラミックグリーン
シートの厚みがある程度に厚い場合は、次のようにし
て、上下のシートを密着させることができる。すなわ
ち、グリーンシートは熱可塑性を有するため、高温高圧
による圧着時には、グリーンシートが空隙Aに流れ込
み、空隙Aを埋めることができ、上下のシートを密着さ
せることができる。
シートの厚みがある程度に厚い場合は、次のようにし
て、上下のシートを密着させることができる。すなわ
ち、グリーンシートは熱可塑性を有するため、高温高圧
による圧着時には、グリーンシートが空隙Aに流れ込
み、空隙Aを埋めることができ、上下のシートを密着さ
せることができる。
【0007】しかしながら、セラミックグリーンシート
を30μm以下に薄膜化して、第1積層体として50層
以上に積層し、その上下に第2積層体を配置した場合、
空隙Aは第1積層体の積層数と同数発生する。しかも、
セラミックグリーンシートの厚みが薄いため、圧着時に
空隙A全体を埋めるには、不十分な量となる。これで
は、セラミックグリーンシート間に密着不足が生じる
か、あるいはまったく密着しない部分が生じることにな
る。このような密着が不良となる部分が生じると、これ
が歪みとなる。この歪み部分が、積層体のエンド方向で
は部分的な厚みムラに、また、サイド方向では段差とな
ってしまう。このような厚みムラや段差は、デラミネー
ション(層間剥離)やクラック(亀裂)等の構造的欠陥
を引き起こすことになる。
を30μm以下に薄膜化して、第1積層体として50層
以上に積層し、その上下に第2積層体を配置した場合、
空隙Aは第1積層体の積層数と同数発生する。しかも、
セラミックグリーンシートの厚みが薄いため、圧着時に
空隙A全体を埋めるには、不十分な量となる。これで
は、セラミックグリーンシート間に密着不足が生じる
か、あるいはまったく密着しない部分が生じることにな
る。このような密着が不良となる部分が生じると、これ
が歪みとなる。この歪み部分が、積層体のエンド方向で
は部分的な厚みムラに、また、サイド方向では段差とな
ってしまう。このような厚みムラや段差は、デラミネー
ション(層間剥離)やクラック(亀裂)等の構造的欠陥
を引き起こすことになる。
【0008】このように、積層セラミックコンデンサの
内部にデラミネーション等の構造的欠陥が引き起こされ
ると、積層セラミックコンデンサの信頼性試験、例えば
熱衝撃試験や耐湿負荷試験または高温負荷試験等におい
て、容量や絶縁抵抗の劣化・ショート等が発生し、よい
結果を得ることができない。したがって、積層セラミッ
クコンデンサの信頼性が低下することになる。なお、こ
のような不具合は積層セラミックコンデンサだけではな
く、積層セラミックバリスタなど、全ての積層セラミッ
ク電子部品に共通であった。
内部にデラミネーション等の構造的欠陥が引き起こされ
ると、積層セラミックコンデンサの信頼性試験、例えば
熱衝撃試験や耐湿負荷試験または高温負荷試験等におい
て、容量や絶縁抵抗の劣化・ショート等が発生し、よい
結果を得ることができない。したがって、積層セラミッ
クコンデンサの信頼性が低下することになる。なお、こ
のような不具合は積層セラミックコンデンサだけではな
く、積層セラミックバリスタなど、全ての積層セラミッ
ク電子部品に共通であった。
【0009】本発明は上記のような問題点を解決するた
めになされたものであり、その目的は、セラミックグリ
ーンシートが薄膜化されても、デラミネーション等の構
造的な欠陥を引き起こすことの無い、信頼性の高い積層
セラミック電子部品及びその製造方法を提供することに
ある。
めになされたものであり、その目的は、セラミックグリ
ーンシートが薄膜化されても、デラミネーション等の構
造的な欠陥を引き起こすことの無い、信頼性の高い積層
セラミック電子部品及びその製造方法を提供することに
ある。
【0010】特に、セラミックグリーンシートの厚みを
30μm以下となる薄膜とした場合でも、内部電極の厚
みによりデラミネーション等の構造的な欠陥を引き起こ
すことの無い、信頼性の高い積層セラミック電子部品を
製造する方法を提供することにある。
30μm以下となる薄膜とした場合でも、内部電極の厚
みによりデラミネーション等の構造的な欠陥を引き起こ
すことの無い、信頼性の高い積層セラミック電子部品を
製造する方法を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記のような問題点を解
決するために、請求項1記載の発明では、内部電極の設
けられたセラミックグリーンシートが積層・圧着されて
セラミックチップが形成されている積層セラミック電子
部品において、内部電極の形成されたセラミックグリー
ンシートが複数枚積層されて第1積層体が形成され、内
部電極の形成されていないセラミックグリーンシートが
複数枚積層されて第2積層体が形成され、前記第1積層
体と前記第2積層体とが交互に積層されて、熱圧着によ
り一体化されたセラミックチップとして形成されている
ことを特徴とする。
決するために、請求項1記載の発明では、内部電極の設
けられたセラミックグリーンシートが積層・圧着されて
セラミックチップが形成されている積層セラミック電子
部品において、内部電極の形成されたセラミックグリー
ンシートが複数枚積層されて第1積層体が形成され、内
部電極の形成されていないセラミックグリーンシートが
複数枚積層されて第2積層体が形成され、前記第1積層
体と前記第2積層体とが交互に積層されて、熱圧着によ
り一体化されたセラミックチップとして形成されている
ことを特徴とする。
【0012】また、請求項2記載の発明では、内部電極
の形成されたセラミックグリーンシートを積層し、熱圧
着してセラミック圧着積層体を形成する積層セラミック
電子部品の製造方法において、内部電極の形成されたセ
ラミックグリーンシートを複数枚積層して第1積層体を
形成し、内部電極の形成されていないセラミックグリー
ンシートを複数枚積層して第2積層体を形成し、前記第
1積層体と前記第2積層体とを交互に積層した後、熱圧
着して一体化し、セラミック圧着積層体を形成すること
を特徴としている。
の形成されたセラミックグリーンシートを積層し、熱圧
着してセラミック圧着積層体を形成する積層セラミック
電子部品の製造方法において、内部電極の形成されたセ
ラミックグリーンシートを複数枚積層して第1積層体を
形成し、内部電極の形成されていないセラミックグリー
ンシートを複数枚積層して第2積層体を形成し、前記第
1積層体と前記第2積層体とを交互に積層した後、熱圧
着して一体化し、セラミック圧着積層体を形成すること
を特徴としている。
【0013】請求項3記載の発明では、請求項2記載の
セラミックグリーンシートの厚みが30μm以下であ
り、前記第2積層体の厚みは、セラミックグリーンシー
トの厚みの3倍以上100倍以下であることを特徴とし
ている。
セラミックグリーンシートの厚みが30μm以下であ
り、前記第2積層体の厚みは、セラミックグリーンシー
トの厚みの3倍以上100倍以下であることを特徴とし
ている。
【0014】
【作用】以上のような構成を有する本発明の作用は、次
のようになる。すなわち、内部電極の形成された第1積
層体と、内部電極の形成されていない第2積層体とが交
互に積層されることにより、第1積層体で発生する歪み
を第2積層体で吸収することができる。これは、高温圧
着時に、第1積層体部分の段差や厚みムラに熱可塑性を
有する第2積層体が流れ込むため、セラミックグリーン
シートを密着させることになる。これにより、デラミネ
ーション等の構造的な欠陥を防止することができる。
のようになる。すなわち、内部電極の形成された第1積
層体と、内部電極の形成されていない第2積層体とが交
互に積層されることにより、第1積層体で発生する歪み
を第2積層体で吸収することができる。これは、高温圧
着時に、第1積層体部分の段差や厚みムラに熱可塑性を
有する第2積層体が流れ込むため、セラミックグリーン
シートを密着させることになる。これにより、デラミネ
ーション等の構造的な欠陥を防止することができる。
【0015】また、セラミックグリーンシートの厚みが
30μm以下の場合、第2積層体をセラミックグリーン
シートの厚みの3倍以上100倍以下とする。これは、
3倍未満では第1積層体の歪みの解消を行うための十分
なセラミックグリーンシート量を得ることができなくな
ってしまう。一方、100倍より大きいと、積層セラミ
ックコンデンサ素子の高さ寸法が大きくなり、使用上問
題となってしまう。したがって、3倍以上100倍以下
とすることにより、内部電極の厚みによる第1積層体の
歪みの吸収して解消することができる適当な厚みが得ら
れる。
30μm以下の場合、第2積層体をセラミックグリーン
シートの厚みの3倍以上100倍以下とする。これは、
3倍未満では第1積層体の歪みの解消を行うための十分
なセラミックグリーンシート量を得ることができなくな
ってしまう。一方、100倍より大きいと、積層セラミ
ックコンデンサ素子の高さ寸法が大きくなり、使用上問
題となってしまう。したがって、3倍以上100倍以下
とすることにより、内部電極の厚みによる第1積層体の
歪みの吸収して解消することができる適当な厚みが得ら
れる。
【0016】
【実施例】以下、本発明による積層セラミック電子部品
及びその製造方法に関して、積層セラミックコンデンサ
を例にとり、図面に基づき説明する。
及びその製造方法に関して、積層セラミックコンデンサ
を例にとり、図面に基づき説明する。
【0017】まず、粉末状のセラミック誘電体材料を、
樹脂バインダの混合された溶剤を分散媒として、均一に
分散してスラリ化し、スラリとする。この分散媒は、例
えば、ポリビニルブラチール樹脂7重量部、ジオクチル
フタレート3重量部、メチルエチルケトン40重量部、
トルエン30重量部を混合したものを使用する。次に、
ポリエチレンテレフタレートからなるベースフィルム上
に、前記スラリを使用してドクターブレート法により厚
さ15μmのセラミックグリーンシートを形成する。さ
らに、このセラミックグリーンシート上に、銀・パラジ
ウム等からなる内部電極用のペーストを、例えばスクリ
ーン印刷法により所定のパターンに塗布する。そして、
90℃で乾燥した後、所定の大きさに切断し、この後、
ベースフィルムから剥離する。
樹脂バインダの混合された溶剤を分散媒として、均一に
分散してスラリ化し、スラリとする。この分散媒は、例
えば、ポリビニルブラチール樹脂7重量部、ジオクチル
フタレート3重量部、メチルエチルケトン40重量部、
トルエン30重量部を混合したものを使用する。次に、
ポリエチレンテレフタレートからなるベースフィルム上
に、前記スラリを使用してドクターブレート法により厚
さ15μmのセラミックグリーンシートを形成する。さ
らに、このセラミックグリーンシート上に、銀・パラジ
ウム等からなる内部電極用のペーストを、例えばスクリ
ーン印刷法により所定のパターンに塗布する。そして、
90℃で乾燥した後、所定の大きさに切断し、この後、
ベースフィルムから剥離する。
【0018】一方、内部電極の形成されないセラミック
グリーンシートは、前記の内部電極の形成されたセラミ
ックグリーンシートの内部電極の形成工程を抜かして、
他は同様の工程により形成する。
グリーンシートは、前記の内部電極の形成されたセラミ
ックグリーンシートの内部電極の形成工程を抜かして、
他は同様の工程により形成する。
【0019】次に、図1に示すように、内部電極3の形
成されたセラミックグリーンシートを30層に積層し、
仮圧着して第1積層体1を形成する。一方、内部電極を
含まないセラミックグリーンシートを20層に積層し、
仮圧着して第2積層体2を形成する。ここで、前記第1
と第2の積層体1,2は、それぞれ複数形成し、図1に
示すように、交互に積層する。本実施例の場合、第1積
層体を3つ、第2積層体を4つ形成して、上部と下部が
第2積層体2となるように積層する。このように交互に
積層されたものを、加熱圧着して一体化する。この後、
所定の大きさに切断して圧着積層体(セラミックチッ
プ)5を形成する。このセラミックチップ5について、
空気中、300℃の温度で10時間保持して脱バインダ
を行う。その後、空気中、1040℃の温度で2時間保
持して焼結を行って、積層セラミックコンデンサ素子を
得る。
成されたセラミックグリーンシートを30層に積層し、
仮圧着して第1積層体1を形成する。一方、内部電極を
含まないセラミックグリーンシートを20層に積層し、
仮圧着して第2積層体2を形成する。ここで、前記第1
と第2の積層体1,2は、それぞれ複数形成し、図1に
示すように、交互に積層する。本実施例の場合、第1積
層体を3つ、第2積層体を4つ形成して、上部と下部が
第2積層体2となるように積層する。このように交互に
積層されたものを、加熱圧着して一体化する。この後、
所定の大きさに切断して圧着積層体(セラミックチッ
プ)5を形成する。このセラミックチップ5について、
空気中、300℃の温度で10時間保持して脱バインダ
を行う。その後、空気中、1040℃の温度で2時間保
持して焼結を行って、積層セラミックコンデンサ素子を
得る。
【0020】比較のために、従来の製造方法による一例
(従来例)として、上述の実施例と同一の厚み(15μ
m)からなるセラミックグリーンシートに、同一の内部
電極用のペーストを印刷し、所定の大きさに切断する。
この内部電極の設けられたグリーンシートを90層に積
層し、仮圧着して第1積層体を形成する。次に、内部電
極を含まないセラミックグリーンシートを20層に積層
し、仮圧着して第2積層体を形成する。この第2積層体
は2つ形成し、第1積層体の上部及び下部に配置する。
これを加熱圧着して一体化する。そして、所定の大きさ
に切断してセラミックチップ5を形成する。なお、脱バ
インダ、焼成等の各条件はすべて上述の実施例と同様に
行う。
(従来例)として、上述の実施例と同一の厚み(15μ
m)からなるセラミックグリーンシートに、同一の内部
電極用のペーストを印刷し、所定の大きさに切断する。
この内部電極の設けられたグリーンシートを90層に積
層し、仮圧着して第1積層体を形成する。次に、内部電
極を含まないセラミックグリーンシートを20層に積層
し、仮圧着して第2積層体を形成する。この第2積層体
は2つ形成し、第1積層体の上部及び下部に配置する。
これを加熱圧着して一体化する。そして、所定の大きさ
に切断してセラミックチップ5を形成する。なお、脱バ
インダ、焼成等の各条件はすべて上述の実施例と同様に
行う。
【0021】以上のような本実施例と従来例の製造方法
により得られた積層セラミックコンデンサ素子につい
て、構造的欠陥としてデラミネーション発生率を調べ
た。これは、熱硬化性樹脂に埋め込み、研磨して内部構
造を光学顕微鏡及び金属顕微鏡で観察することにより行
った。その結果を表1に示す。ここで、試料数n=40
とした。
により得られた積層セラミックコンデンサ素子につい
て、構造的欠陥としてデラミネーション発生率を調べ
た。これは、熱硬化性樹脂に埋め込み、研磨して内部構
造を光学顕微鏡及び金属顕微鏡で観察することにより行
った。その結果を表1に示す。ここで、試料数n=40
とした。
【0022】
【表1】
【0023】以上のように、本実施例による積層セラミ
ックコンデンサの製造方法を用いれば、積層セラミック
コンデンサのデラミネーション発生率は皆無となること
がわかる。また、本実施例によれば、クラックの発生率
も皆無となっている。したがって、従来の製造方法に比
較して、構造的欠陥の発生について、大幅に改善されて
いることがわかる。
ックコンデンサの製造方法を用いれば、積層セラミック
コンデンサのデラミネーション発生率は皆無となること
がわかる。また、本実施例によれば、クラックの発生率
も皆無となっている。したがって、従来の製造方法に比
較して、構造的欠陥の発生について、大幅に改善されて
いることがわかる。
【0024】これは、圧着時に第1積層体1のセラミッ
クグリーンシート間の内部電極による空隙が、セラミッ
クグリーンシートが流れ込むことにより、埋められる。
この時、第1積層体1間に第2積層体が配置されている
ため、第1積層体1が内部電極層として、第2積層体2
が中間誘電層として作用して、セラミックグリーンシー
トの厚みが薄い場合でも、第1積層体1に生じる歪みを
第2積層体2により吸収することができる。
クグリーンシート間の内部電極による空隙が、セラミッ
クグリーンシートが流れ込むことにより、埋められる。
この時、第1積層体1間に第2積層体が配置されている
ため、第1積層体1が内部電極層として、第2積層体2
が中間誘電層として作用して、セラミックグリーンシー
トの厚みが薄い場合でも、第1積層体1に生じる歪みを
第2積層体2により吸収することができる。
【0025】したがって、内部電極3の厚みによる積層
セラミックコンデンサの部分的な厚みムラや段差を解消
することができる。これにより、積層セラミックコンデ
ンサにデラミネーション(層間剥離)やクラック(亀
裂)等の構造的欠陥が引き起こされることが皆無とな
る。
セラミックコンデンサの部分的な厚みムラや段差を解消
することができる。これにより、積層セラミックコンデ
ンサにデラミネーション(層間剥離)やクラック(亀
裂)等の構造的欠陥が引き起こされることが皆無とな
る。
【0026】なお、本発明は、上述の実施例に限定され
るものではなく、内部電極の設けられたセラミックグリ
ーンシートからなる第1積層体1と、内部電極を有さな
いセラミックグリーンシートからなる第2積層体2とが
交互に積層されてセラミックチップ5が構成されること
に特徴を有するものであり、他の具体的な構成は適宜変
更可能である。
るものではなく、内部電極の設けられたセラミックグリ
ーンシートからなる第1積層体1と、内部電極を有さな
いセラミックグリーンシートからなる第2積層体2とが
交互に積層されてセラミックチップ5が構成されること
に特徴を有するものであり、他の具体的な構成は適宜変
更可能である。
【0027】例えば、セラミックチップ5を構成する第
1積層体1の数は3つに限定されず、2以上の複数とす
ることができる。また、第2積層体2の数も、この第1
積層体1の数に対応した数となる。すなわち、第2積層
体2は、複数の第1積層体1の間及び第1積層体1の上
下に配置することになるため、第1積層体1の数よりも
1多い数となる。これは、例えば、図3のように第1積
層体1を2つとして、第2積層体2を3つ、又は図4の
ように、第1積層体1を4つとして、第2積層体2を5
つとして構成することができる。
1積層体1の数は3つに限定されず、2以上の複数とす
ることができる。また、第2積層体2の数も、この第1
積層体1の数に対応した数となる。すなわち、第2積層
体2は、複数の第1積層体1の間及び第1積層体1の上
下に配置することになるため、第1積層体1の数よりも
1多い数となる。これは、例えば、図3のように第1積
層体1を2つとして、第2積層体2を3つ、又は図4の
ように、第1積層体1を4つとして、第2積層体2を5
つとして構成することができる。
【0028】さらに、上述の第1及び第2積層体1,2
を構成するセラミックグリーンシート4の積層枚数は限
定されず、適宜変更可能である。第1積層体1は、例え
ば5枚以上100枚以下、すなわち第1積層体1の厚み
がセラミックグリーンシート4の厚みの5倍以上100
倍以下となるように構成することができる。
を構成するセラミックグリーンシート4の積層枚数は限
定されず、適宜変更可能である。第1積層体1は、例え
ば5枚以上100枚以下、すなわち第1積層体1の厚み
がセラミックグリーンシート4の厚みの5倍以上100
倍以下となるように構成することができる。
【0029】一方、第2積層体の積層枚数2は、3枚以
上100枚以下、すなわち第2積層体2の厚みがセラミ
ックグリーンシート4の厚みの3倍以上100倍以下と
なるように構成することができる。これは、3倍未満で
は第1積層体の歪みを解消するための十分なセラミック
グリーンシート量を得ることができなくなってしまう。
一方、100倍より大きいと、積層セラミックコンデン
サ素子の高さ寸法が大きくなり、使用上問題となってし
まう。したがって、3倍以上100倍以下とすることに
より、適当な厚みを得ることができる。
上100枚以下、すなわち第2積層体2の厚みがセラミ
ックグリーンシート4の厚みの3倍以上100倍以下と
なるように構成することができる。これは、3倍未満で
は第1積層体の歪みを解消するための十分なセラミック
グリーンシート量を得ることができなくなってしまう。
一方、100倍より大きいと、積層セラミックコンデン
サ素子の高さ寸法が大きくなり、使用上問題となってし
まう。したがって、3倍以上100倍以下とすることに
より、適当な厚みを得ることができる。
【0030】また、本発明では、セラミック誘電体材料
には、ステアタイト系,酸化チタン系,チタン酸バリウ
ム系,リラクサ系等の磁器材料を使用することができ
る。また、セラミック誘電体材料の分散媒は、上述の実
施例の構成に限定されず、樹脂バインダと溶剤の具体的
な構成材料及び構成比は適宜変更可能である。樹脂バイ
ンダとしては、ポリビニルアルコール,セルロース系,
アクリル系等の樹脂を使用することができる。さらに、
内部電極の構成は、銀・パラジウムに限定されず、パラ
ジウム,ニッケル,銅等に適宜変更することが可能であ
る。また、パターン作成もスクリーン印刷法以外に、グ
ラビア印刷法等によっても作成することが可能である。
さらに、この時の乾燥温度や脱バインダの温度や時間、
及び焼結温度や時間等の各条件は、上述の実施例に限定
されず、セラミック誘電体材料や分散媒、または内部電
極の構成材料に応じて適宜変更可能である。
には、ステアタイト系,酸化チタン系,チタン酸バリウ
ム系,リラクサ系等の磁器材料を使用することができ
る。また、セラミック誘電体材料の分散媒は、上述の実
施例の構成に限定されず、樹脂バインダと溶剤の具体的
な構成材料及び構成比は適宜変更可能である。樹脂バイ
ンダとしては、ポリビニルアルコール,セルロース系,
アクリル系等の樹脂を使用することができる。さらに、
内部電極の構成は、銀・パラジウムに限定されず、パラ
ジウム,ニッケル,銅等に適宜変更することが可能であ
る。また、パターン作成もスクリーン印刷法以外に、グ
ラビア印刷法等によっても作成することが可能である。
さらに、この時の乾燥温度や脱バインダの温度や時間、
及び焼結温度や時間等の各条件は、上述の実施例に限定
されず、セラミック誘電体材料や分散媒、または内部電
極の構成材料に応じて適宜変更可能である。
【0031】さらに、本発明は、積層セラミックコンデ
ンサに限定されるものではなく、積層セラミック電子部
品に同様に適用することができ、同様の効果を得ること
ができる。例えば、積層セラミックバリスタの場合、セ
ラミックグリーンシートは、酸化亜鉛を主成分としてB
i2 03 等の微量添加物を含むバリスタ組成粉体とポリ
ビニルブチラールとよりなる。また、内部電極は、白金
等からなるペーストが使用される。そして、積層したも
のをカットして、脱脂後、焼成が行われる。このような
積層セラミックバリスタの場合も、上述した実施例の積
層セラミックコンデンサと同様の効果を得ることができ
る。
ンサに限定されるものではなく、積層セラミック電子部
品に同様に適用することができ、同様の効果を得ること
ができる。例えば、積層セラミックバリスタの場合、セ
ラミックグリーンシートは、酸化亜鉛を主成分としてB
i2 03 等の微量添加物を含むバリスタ組成粉体とポリ
ビニルブチラールとよりなる。また、内部電極は、白金
等からなるペーストが使用される。そして、積層したも
のをカットして、脱脂後、焼成が行われる。このような
積層セラミックバリスタの場合も、上述した実施例の積
層セラミックコンデンサと同様の効果を得ることができ
る。
【0032】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、内部電
極の形成されたセラミックグリーンシートからなる第1
積層体間に、内部電極の形成されていないセラミックグ
リーンシートからなる第2積層体が配置されることによ
り、内部電極の厚みによる厚みムラや段差が解消され
る。これにより、構造的欠陥が引き起こされることのな
い信頼性の高い積層セラミック電子部品及びその製造方
法を提供することができる。
極の形成されたセラミックグリーンシートからなる第1
積層体間に、内部電極の形成されていないセラミックグ
リーンシートからなる第2積層体が配置されることによ
り、内部電極の厚みによる厚みムラや段差が解消され
る。これにより、構造的欠陥が引き起こされることのな
い信頼性の高い積層セラミック電子部品及びその製造方
法を提供することができる。
【0033】特に、セラミックグリーンシートの厚みを
30μm以下のように薄く形成し、しかもこれを50層
以上に多層化しても、第2積層体をセラミックグリーン
シートの厚みの3倍以上100倍以下とすることによ
り、第1積層体に発生する歪みを吸収して解消するため
の十分なセラミックグリーンシート量を得ることができ
る。
30μm以下のように薄く形成し、しかもこれを50層
以上に多層化しても、第2積層体をセラミックグリーン
シートの厚みの3倍以上100倍以下とすることによ
り、第1積層体に発生する歪みを吸収して解消するため
の十分なセラミックグリーンシート量を得ることができ
る。
【図1】本発明による積層セラミック電子部品及びその
製造方法の一実施例により形成されるセラミック積層体
の第1積層体と第2積層体の積層状態を示す説明図。
製造方法の一実施例により形成されるセラミック積層体
の第1積層体と第2積層体の積層状態を示す説明図。
【図2】図1により得られたセラミックチップを示す斜
視図。
視図。
【図3】他の実施例により形成されたセラミックチップ
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図4】他の実施例により形成されたセラミックチップ
を示す斜視図。
を示す斜視図。
【図5】従来技術による積層セラミック電子部品の製造
方法により形成されるセラミック積層体の第1積層体と
第2積層体の積層状態を示す説明図。
方法により形成されるセラミック積層体の第1積層体と
第2積層体の積層状態を示す説明図。
【図6】図6の要部拡大断面図。
1…第1積層体 2…第2積層体 3…内部電極 4…セラミックグリーンシート 5…セラミックチップ A…空隙
Claims (3)
- 【請求項1】 内部電極の設けられたセラミックグリー
ンシートが積層され、圧着されてセラミックチップが形
成されている積層セラミック電子部品において、内部電
極の形成されたセラミックグリーンシートが複数枚積層
されて第1積層体が形成され、内部電極の形成されてい
ないセラミックグリーンシートが複数枚積層されて第2
積層体が形成され、前記第1積層体と前記第2積層体と
が交互に積層されて、熱圧着により一体化されたセラミ
ックチップとして形成されていることを特徴とする積層
セラミック電子部品。 - 【請求項2】 内部電極の形成されたセラミックグリー
ンシートを積層し、熱圧着してセラミックチップを形成
する積層セラミック電子部品の製造方法において、内部
電極の形成されたセラミックグリーンシートを複数枚積
層して第1積層体を形成し、内部電極の形成されていな
いセラミックグリーンシートを複数枚積層して第2積層
体を形成し、前記第1積層体と前記第2積層体とを交互
に積層した後、熱圧着して一体化し、セラミック圧着積
層体を形成することを特徴とする積層セラミック電子部
品の製造方法。 - 【請求項3】 セラミックグリーンシートの厚みが30
μm以下であり、前記第2積層体の厚みは、セラミック
グリーンシートの厚みの3倍以上100倍以下であるこ
とを特徴とする請求項2記載の積層セラミック電子部品
の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5301794A JPH07240338A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5301794A JPH07240338A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07240338A true JPH07240338A (ja) | 1995-09-12 |
Family
ID=12931139
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5301794A Pending JPH07240338A (ja) | 1994-02-25 | 1994-02-25 | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07240338A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002015942A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Kyocera Corp | 積層型電子部品 |
| JP2005191563A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-07-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | コンデンサとその製造方法 |
| JP2006278764A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tdk Corp | 積層セラミック電子部品の製造方法 |
| DE102012111023A1 (de) * | 2012-11-15 | 2014-05-15 | Epcos Ag | Vielschichtkondensator und Verfahren zur Herstellung eines Vielschichtkondensators |
-
1994
- 1994-02-25 JP JP5301794A patent/JPH07240338A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002015942A (ja) * | 2000-06-29 | 2002-01-18 | Kyocera Corp | 積層型電子部品 |
| JP2005191563A (ja) * | 2003-12-05 | 2005-07-14 | Ngk Spark Plug Co Ltd | コンデンサとその製造方法 |
| JP2006278764A (ja) * | 2005-03-29 | 2006-10-12 | Tdk Corp | 積層セラミック電子部品の製造方法 |
| DE102012111023A1 (de) * | 2012-11-15 | 2014-05-15 | Epcos Ag | Vielschichtkondensator und Verfahren zur Herstellung eines Vielschichtkondensators |
| US9691550B2 (en) | 2012-11-15 | 2017-06-27 | Epcos Ag | Multi-layer capacitor and method for producing a multi-layer capacitor |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| TWI270092B (en) | Stack capacitor and the manufacturing method thereof | |
| US4835656A (en) | Multi-layered ceramic capacitor | |
| JP2003077761A (ja) | 積層セラミックコンデンサ、及び積層セラミック部品 | |
| JPH09106925A (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JP2857552B2 (ja) | 積層電子部品及びその製造方法 | |
| JPH11214240A (ja) | 積層セラミック電子部品およびその製造方法 | |
| CN108847353B (zh) | 一种多层陶瓷电容器及其制备方法 | |
| JP2002343674A (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JPH08115845A (ja) | 積層セラミックコンデンサ | |
| JP3939281B2 (ja) | 電極ペースト及びこれを用いたセラミック電子部品の製造方法 | |
| JP2001023853A (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JP2005303029A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP2004259897A (ja) | 積層セラミックコンデンサおよびその製法 | |
| JP3496184B2 (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JPH11273995A (ja) | 積層セラミック電子部品及びその製造方法 | |
| JP2555638B2 (ja) | 多層セラミック基板の製造方法 | |
| JP2756745B2 (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JPH11168024A (ja) | 積層セラミック電子部品の製造方法 | |
| JPH07297074A (ja) | 積層セラミック電子部品 | |
| JP2775936B2 (ja) | セラミック電子部品の製造方法 | |
| JP3196713B2 (ja) | セラミック電子部品の製造方法 | |
| JPH0786081A (ja) | 積層セラミックコンデンサの製造方法 | |
| JPS6027545A (ja) | マトリツクス印刷ヘツドの製造方法 | |
| JPH0368195A (ja) | セラミック積層基板およびその製造方法 | |
| JPH08181032A (ja) | 積層セラミックコンデンサ |