JPH07241108A - 田植機の溝深さ検出装置 - Google Patents

田植機の溝深さ検出装置

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JPH07241108A
JPH07241108A JP3403094A JP3403094A JPH07241108A JP H07241108 A JPH07241108 A JP H07241108A JP 3403094 A JP3403094 A JP 3403094A JP 3403094 A JP3403094 A JP 3403094A JP H07241108 A JPH07241108 A JP H07241108A
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JP
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groove
groove depth
mud
float
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JP3403094A
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Inventor
Yoshio Watanabe
誉夫 渡辺
Yoshihide Miyanishi
吉秀 宮西
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Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 インナワイヤの弛み変形により生じる溝深さ
検知手段の検知誤差を解消して、圃場泥土の硬さに応じ
た適切な苗植付装置の昇降制御を行えるようにする。 【構成】 圃場の泥表面のレベルを検出する泥面レベル
検出手段24と、フロートの泥面通過後に形成される溝
跡の底面レベルを検出する溝底レベル検出手段25とに
より得られた夫々の検出値を、これらの検出値に基づい
て前記溝跡の深さを検知する溝深さ検知手段26に伝達
するように、前記泥面レベル検出手段24あるいは前記
溝底レベル検出手段25と、前記溝深さ検知手段26と
をプッシュプルワイヤ30で連係して構成してある田植
機の溝深さ検出装置において、前記プッシュプルワイヤ
30の両端部に、インナワイヤ30bに対して互いに逆
方向に作用するスプリング33を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、圃場の泥表面のレベル
を検出する泥面レベル検出手段と、フロートの泥面通過
後に形成される溝跡の底面レベルを検出する溝底レベル
検出手段とにより得られた夫々の検出値を、これらの検
出値に基づいて前記溝跡の深さを検知する溝深さ検知手
段に伝達するように、前記泥面レベル検出手段あるいは
前記溝底レベル検出手段と、前記溝深さ検知手段とをプ
ッシュプルワイヤで連係して構成してある田植機の溝深
さ検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような田植機の溝深さ検出装置に
おいては、例えば、圃場の泥表面に接地して圃場の泥表
面のレベルを上下揺動変位量として検出する接地体によ
り構成された泥面レベル検出手段と、ポテンショメータ
により構成された溝深さ検知手段の操作軸とをプッシュ
プルワイヤで連係するとともに、フロートの泥面通過後
に形成される溝跡の底面に接地して溝跡の底面レベルを
上下揺動変位量として検出する接地体により構成された
溝底レベル検出手段と、ポテンショメータにより構成さ
れた溝深さ検知手段の本体とをプッシュプルワイヤで連
係することによって、溝深さ検知手段を圃場泥面から離
れた位置に配設して、溝深さ検知手段に圃場の泥水が掛
かることによって生じる溝跡深さの誤検知や溝深さ検知
手段の損傷を防止できるようにしながらも、泥面レベル
検出手段あるいは溝底レベル検出手段により得られた夫
々の検出値としての上下揺動変位量を、溝深さ検知手段
における操作軸あるいは本体の回動操作量として溝深さ
検知手段へ伝達して、操作軸と本体との相対回動変位量
を溝深さ検知手段にて得ることができるように構成した
ものが提案されていた。
【0003】ちなみに、溝深さ検知手段は、操作軸と本
体の相対回動変位量をフロートの泥面通過後に形成され
た溝跡の深さとして検知し、その検知情報を、センサフ
ロートからの上下変位検出情報に基づいて、苗植付装置
の対地高さが設定対地高さに維持されるように、走行機
体に対する苗植付装置の昇降を制御する制御装置へ出力
するようになっている。そして、制御装置は、その検知
情報に基づいて圃場泥土の硬さを判断するとともに、そ
の判断結果に応じたセンサフロートの感知感度の調節を
行うように構成されており、それによって、圃場泥土の
硬さに応じた適切な苗植付装置の昇降制御を行えるよう
になっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
従来技術のように、泥面レベル検出手段あるいは溝底レ
ベル検出手段と溝深さ検知手段とをただ単にプッシュプ
ルワイヤで連係すると、プッシュプルワイヤにおけるア
ウタワイヤとインナワイヤとの間には極僅かながら隙間
が生じていることから、泥面レベル検出手段あるいは溝
底レベル検出手段により得られた夫々の上下揺動変位量
をそれらの検出値として溝深さ検知手段へ伝達する際
に、プッシュプルワイヤの内部においてインナワイヤが
弛み変形してプッシュプルワイヤが泥面レベル検出手段
あるいは溝底レベル検出手段の上下揺動変位量を吸収し
てしまい、泥面レベル検出手段あるいは溝底レベル検出
手段により得られた上下揺動変位量が溝深さ検知手段に
おける操作軸と本体の夫々の回動操作量として忠実に伝
達されず、溝深さ検知手段により検知される溝跡深さに
誤差が生じるようになっていた。また、泥面レベル検出
手段あるいは溝底レベル検出手段から溝深さ検知手段へ
伝達される上下揺動変位量は比較的小さいものであるた
め、インナワイヤの弛み変形により生じる溝深さ検知手
段の検知誤差は伝達される上下揺動変位量に対して大き
な割合を占めるようになっており、圃場泥土の硬さに応
じた適切な苗植付装置の昇降制御が行い難くなってい
た。
【0005】本発明の目的は、インナワイヤの弛み変形
により生じる溝深さ検知手段の検知誤差を解消して、圃
場泥土の硬さに応じた適切な苗植付装置の昇降制御を行
えるようにすることにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、圃場の泥表面のレベルを検出する泥面
レベル検出手段と、フロートの泥面通過後に形成される
溝跡の底面レベルを検出する溝底レベル検出手段とによ
り得られた夫々の検出値を、これらの検出値に基づいて
前記溝跡の深さを検知する溝深さ検知手段に伝達するよ
うに、前記泥面レベル検出手段あるいは前記溝底レベル
検出手段と、前記溝深さ検知手段とをプッシュプルワイ
ヤで連係して構成してある田植機の溝深さ検出装置にお
いて、前記プッシュプルワイヤの両端部に、インナワイ
ヤに対して互いに逆方向に作用するスプリングを設け
た。
【0007】
【作用】本発明によると、プッシュプルワイヤの両端部
に設けられたスプリングが、インナワイヤに対して互い
に逆方向へ作用することによって、インナワイヤは常に
弛み変形の阻止された剛性のある引張状態あるいは圧縮
状態に維持されるようになるので、泥面レベル検出手段
あるいは溝底レベル検出手段から溝深さ検知手段へ夫々
の検出値を伝達する際におけるインナワイヤの弛み変形
がなくなり、泥面レベル検出手段あるいは溝底レベル検
出手段により得られた夫々の検出値は、プッシュプルワ
イヤにより忠実に溝深さ検知手段へ伝達されるようにな
る。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、溝深さ検知手
段は、忠実に伝達された夫々の検出値に基づいて、フロ
ートの通過後に形成された溝跡の深さを正確に検知でき
るようになるので、インナワイヤの弛み変形により生じ
る溝深さ検知手段の検知誤差が解消されるようになっ
た。つまり、検知誤差の解消された正確な検知情報に基
づいて、圃場泥土の硬さに応じた適切な苗植付装置の昇
降制御が行えるようになった。
【0009】また、プッシュプルワイヤの両端部に設け
られたスプリングによりインナワイヤが常に弛み変形の
阻止された剛性のある引張状態あるいは圧縮状態に維持
されることによって、インナワイヤの弛み変形による泥
面レベル検出手段あるいは溝底レベル検出手段から溝深
さ検知手段への検出値の伝達遅れも解消されるので、圃
場泥土の硬さに応じた適切な苗植付装置の昇降制御を迅
速に行えるようになった。
【0010】しかも、プッシュプルワイヤの両端部に設
けられたスプリングによりインナワイヤを常に圧縮状態
に維持する場合においては、長期の使用によってインナ
ワイヤに伸びを生じさせる虞がないので、メンテナンス
の面において有利にすることができるとともに、圃場泥
土の硬さに応じた適切かつ迅速な苗植付装置の昇降制御
を長期に亘って安心して行えるようになった。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1には、乗用型田植機の全体側面が示されてお
り、この乗用型田植機は、乗用型の走行機体1と、走行
機体1の後部にリンク機構2を介して油圧式のリフトシ
リンダ3により昇降自在に、かつ、電動式のローリング
モータ4により前後軸芯周りでローリング自在に連結さ
れた苗植付装置5によって構成されている。
【0012】図2にも示すように、苗植付装置5は、走
行機体1の原動部から動力が伝達されるフィードケース
6、フィードケース6から左右に向けて延設された角型
フレーム7、角型フレーム7より後方に向けて三列に延
設されたフレーム兼用の植付伝動ケース8、夫々の植付
伝動ケース8の後部に軸支された左右一対の植付機構
9、植付伝動ケース8に対して一定のストロークで往復
横移動する苗載台10、及び、夫々の植付伝動ケース8
の下方に装備された整地用のフロート11、などによっ
て構成されている。
【0013】図2、図3及び図5に示すように、夫々の
植付伝動ケース8の前部には、左右の植付伝動ケース8
に亘って横架されたフロート支点パイプ12が、その軸
芯P1周りで回動自在となるように枢支連結されてい
る。フロート支点パイプ12には、夫々の植付伝動ケー
ス8の下方においてフロート支点パイプ12と一体回動
する揺動アーム13が後方に向けて延設されている。そ
して、夫々の揺動アーム13の揺動端に、支軸14を介
してフロート11が支軸14の軸芯P2周りで上下揺動
自在に連結されている。また、図3〜図5に示すよう
に、フロート支点パイプ12には、フロート支点パイプ
12と一体回動自在な操作レバー15が走行機体1に向
けて延設されている。一方、角型フレーム7には、操作
レバー15との係合により操作レバー15を任意の位置
で係止保持する係止具16が設けられている。
【0014】つまり、操作レバー15を、フロート支点
パイプ12の軸芯P1周りで回動操作するとともに係止
具16で任意の位置に係止保持することによって、植付
伝動ケース8に対するフロート11の相対高さを変更で
きる構成となっており、それによって、圃場泥土の硬さ
に応じた苗の植え付け深さの調節を行えるようにしてい
る。
【0015】図3及び図4に示すように、各フロート1
1のうちの中央に位置するセンターフロート11Aの前
部上方には、接地圧の変動に基づくセンターフロート1
1Aの上下揺動変位量をリンク機構17を介して検出す
るポテンショメータ型のフロートセンサS1が備えられ
ている。このフロートセンサS1は、フィードケース6
に対して上下揺動自在に支持された上下一対のリンク1
8の先端に支持されたブラケット19に固定されてい
る。また、上下一対のリンク18のうちの上側のリンク
18は、操作レバー15より延設されたピン15aと係
合されており、操作レバー15の操作により植付伝動ケ
ース8に対するフロート11の相対高さが変更されるの
に伴って、植付伝動ケース8に対するフロートセンサS
1の相対高さも同様に変更されるようになっている。そ
して、この田植機は、図6に示すように、フロートセン
サS1により検出される検出値と、走行機体1の操縦部
に備えられたポテンショメータ型の設定器20により設
定された制御目標値とが合致するように、マイクロコン
ピュータを備えた制御装置21が、リフトシリンダ3へ
の作動油の流れを切り換える電磁制御弁22の作動を制
御することによって、植え付け作業中における苗植付装
置5の対地高さを設定対地高さに維持する昇降制御が行
えるようになっている。
【0016】つまり、センターフロート11A、リンク
機構17、及び、フロートセンサS1によって、苗植付
装置5の対地高さを検出するセンサフロートSFが構成
されている。
【0017】図6に示すように、センサフロートSFの
感知感度は、圃場の泥土の硬さに応じて設定器20を人
為操作することによって調節されるようになっている。
【0018】例えば、圃場の泥土が硬い場合は、その硬
さに応じて設定器20を「硬」側へ人為操作することに
よって、フロートセンサS1の制御目標値が図3及び図
6におけるa方向側に変更され、その変更後の制御目標
値に基づいて、制御装置21が、フロートセンサS1の
検出値と設定器20の制御目標値とが合致するように電
磁制御弁22の作動を制御する。そして、その作動制御
によって、センターフロート11Aの基準姿勢が変更後
の制御目標値に応じた前上がり姿勢に変更されるととも
に、その基準姿勢の変更によって、センターフロート1
1Aを地面側に付勢する圧縮バネ23(フロートセンサ
S1を固定するブラケット19とセンサフロートSFの
リンク機構17との間に介装されたもの)が、変更後の
制御目標値に応じた比較的に強い圧縮状態(センターフ
ロート11Aの接地圧力が変更後の制御目標値に応じて
比較的に大きくなる状態)となり、これによって、セン
サフロートSFの感知感度が鈍感側に変更されるのであ
る。
【0019】一方、圃場の泥土が柔らかい場合は、その
柔らかさに応じて設定器20を「軟」側へ人為操作する
ことによって、フロートセンサS1の制御目標値が図3
及び図6におけるb方向側に変更され、その変更後の制
御目標値に基づいて、制御装置21が、フロートセンサ
S1の検出値と設定器20の制御目標値とが合致するよ
うに電磁制御弁22の作動を制御する。そして、その作
動制御によって、センターフロート11Aの基準姿勢が
変更後の制御目標値に応じた前下がり姿勢に変更される
とともに、その基準姿勢の変更によって、センターフロ
ート11Aを地面側に付勢する圧縮バネ23が、変更後
の制御目標値に応じた比較的に弱い圧縮状態(センター
フロート11Aの接地圧力が変更後の制御目標値に応じ
て比較的に小さくなる状態)となり、これによって、セ
ンサフロートSFの感知感度が敏感側に変更されるので
ある。
【0020】つまり、制御装置21には、設定器20の
人為操作により制御目標値として設定された圃場の硬軟
に応じてセンサフロートSFの感知感度を調節する感度
手動調節手段21Aが制御プログラムとして備えられて
いる。
【0021】また、図6に示すように、センサフロート
SFの感知感度は、設定器20を「自動」に設定するこ
とによって、圃場の泥表面のレベルを検出する泥面レベ
ル検出手段24と、フロート11のうちの左右に位置す
るサイドフロート11Bの泥面通過後に形成される溝跡
の底面レベルを検出する溝底レベル検出手段25と、こ
れら両レベル検出手段24,25により得られた夫々の
検出値に基づいて溝跡の深さを検知する溝深さ検知手段
26とによって構成される溝深さ検出装置27からの検
知情報に基づいて自動調節されるようになっている。
【0022】図2、図5及び図7に示すように、泥面レ
ベル検出手段24は、夫々のフロート11の間において
フロート支点パイプ12と一体回動するように後方に向
けて延設された揺動アーム28の揺動端に、支軸29を
介してその軸芯P3周りで上下揺動自在となるように連
結された接地体によって構成されており、操作レバー1
5の操作により植付伝動ケース8に対するフロート11
の相対高さが変更されるのに伴って、泥面レベル検出手
段24の枢支点である横軸芯P3の植付伝動ケース8に
対する相対高さも変更されるようになっている。フロー
ト11の枢支点である軸芯P2と泥面レベル検出手段2
4の枢支点である軸芯P3とは同軸芯上に設定されてい
る。泥面レベル検出手段24の上下揺動変位により検出
された圃場泥表面のレベルは、プッシュプルワイヤ30
を介して溝深さ検知手段26に伝達されるようになって
いる。溝底レベル検出手段25は、左右に位置する揺動
アーム13の揺動端に設けられた支軸14に、その軸芯
P2周りで上下揺動自在に枢支された接地体によって構
成されている。溝底レベル検出手段25にて検出された
サイドフロート11B通過後に形成された溝跡の底面レ
ベルは、プッシュプルワイヤ30を介して溝深さ検知手
段26に伝達されるようになっている。
【0023】図7に示すように、溝深さ検知手段26
は、フロート支点パイプ12の両端部に設けられたポテ
ンショメータによって構成されている。溝深さ検知手段
26の本体26Aは、フロート支点パイプ12にベアリ
ング31を介して回動自在に支持された筒状体32に固
定支持されており、この筒状体32の揺動片32aと溝
底レベル検出手段25の揺動片25aとがプッシュプル
ワイヤ30を介して連係されている。一方、溝深さ検知
手段26の操作軸26Bに固定連結された揺動片26a
と泥面レベル検出手段24の揺動片24aとがプッシュ
プルワイヤ30を介して連係されている。つまり、泥面
レベル検出手段24と溝底レベル検出手段25の上下揺
動変位量が、溝深さ検知手段26の本体26Aと操作軸
26Bの回動操作量として溝深さ検知手段26へ伝達さ
れ、それらの回動操作により得られた本体26Aと操作
軸26Bとの相対回動変位量を溝跡の深さとして溝深さ
検知手段26が検知するようになっている。また、図6
に示すように、溝深さ検知手段26で検知された溝跡の
深さは、溝深さ検出装置27からの検知情報として制御
装置21へ出力されるようになっている。そして、制御
装置21は、その検知情報に基づいて圃場泥土の硬さを
判断してその判断結果に応じたフロートセンサS1の制
御目標値を自動的に設定するとともに、フロートセンサ
S1の検出値と制御目標値とが合致するように電磁制御
弁22の作動を制御することによって、センサフロート
SFの感知感度の自動調節を行うようになっている。
【0024】つまり、制御装置21には、溝深さ検出装
置27からの検知情報に基づいてセンサフロートSFの
感知感度を調節する感度自動調節手段21Bが制御プロ
グラムとして備えられている。また、制御装置21は、
左右夫々の溝深さ検出装置27から入力された検知情報
を比較して、その比較差が設定範囲を超えると、ローリ
ングモータ4の作動を制御して苗植付装置5を設定ロー
リング姿勢に維持するローリング制御が行えるようにプ
ログラムされている。
【0025】図8に示すように、泥面レベル検出手段2
4あるいは溝底レベル検出手段25により得られた夫々
の検出値としての上下揺動変位量を溝深さ検知手段26
の本体26Aあるいは操作軸26Bに伝達する夫々のプ
ッシュプルワイヤ30は、固定保持されるアウタワイヤ
30a、アウタワイヤ30a内を摺動するインナワイヤ
30b、及び、インナワイヤ30bに連係されるととも
にアウタワイヤ30aに対して出退移動するロッド30
cによって構成されている。夫々のプッシュプルワイヤ
30の両端部となる泥面レベル検出手段24の揺動片2
4a、溝底レベル検出手段25の揺動片25a、操作軸
26Bの揺動片26a、及び、筒状体32の揺動片32
aの夫々には、夫々のインナワイヤ30bに対して互い
に逆方向となる押圧方向に作用するスプリング33が設
けられている。
【0026】つまり、プッシュプルワイヤ30の両端部
に、インナワイヤ30bに対して互いに押圧方向に作用
するスプリング33を設けて、インナワイヤ30bを、
その押し引き操作により生じる弛み変形の阻止された剛
性のある圧縮状態に常に維持することによって、泥面レ
ベル検出手段24あるいは溝底レベル検出手段25によ
り得られた上下揺動変位量を、インナワイヤ30bの弛
み変形によって吸収されることなく、溝深さ検知手段2
6における本体26Aあるいは操作軸26Bの回動操作
量として溝深さ検知手段26へ忠実に伝達できるように
している。
【0027】図9に示すように、溝深さ検知手段26
は、溝跡の深さが深くなるほど検知情報として出力する
電圧レベルが低くなるように設定されている。図5及び
図6に示すように、泥面レベル検出手段24は、苗植付
装置5の上昇操作により溝深さ検知手段26が圃場泥面
から離間した状態においては、揺動アーム28の揺動端
下部に設けられたストッパ28aにより下方への揺動が
規制されるようになっている。溝底レベル検出手段25
は、苗植付装置5の上昇操作により溝深さ検知手段26
が圃場泥面から離間した状態においては、サイドフロー
ト11Bの後端との接当により下方への揺動が規制され
るようになっている。また、泥面レベル検出手段24及
び溝底レベル検出手段25は、苗植付装置5の上昇操作
により溝深さ検知手段26が圃場泥面から離間した状態
においては、図5において二点鎖線で示す泥面レベル検
出手段24と溝底レベル検出手段25のように、泥面レ
ベル検出手段24が溝底レベル検出手段25よりも設定
距離Lだけ下方に位置するように夫々の下方への揺動限
界が設定されている。そして、苗植付装置5の上昇に伴
って、左右両方の泥面レベル検出手段24が夫々の溝底
レベル検出手段25よりも設定距離Lだけ下方に位置し
ていることが溝深さ検知手段26により検知されると、
溝深さ検知手段26から最高レベルの電圧が出力され、
その出力電圧に基づいて、制御装置21が走行機体1の
操縦部に備えられた報知装置(ランプやブザーなど)3
4を作動させるようになっている。
【0028】つまり、これによって、走行機体1の後進
操作や旋回操作の際に、溝深さ検知手段26の泥面レベ
ル検出手段24及び溝底レベル検出手段25が圃場泥面
から離間しているか否かを容易に確認することができる
ようになり、泥面レベル検出手段24及び溝底レベル検
出手段25の接地状態で走行機体1を後進あるいは旋回
させることによって生じる溝深さ検知手段26の破損を
回避できるようにしている。
【0029】溝深さ検知手段26を構成するポテンショ
メータには、操作軸26Aの揺動片26aをプッシュプ
ルワイヤ30の押圧方向(図8におけるa方向)に付勢
するバネ(図示せず)が内装されており、これによっ
て、プッシュプルワイヤ30を介した泥面レベル検出手
段24あるいは溝底レベル検出手段25による溝深さ検
知手段26の本体26Aあるいは操作軸26Bの回動操
作によって、溝深さ検知手段26の出力電圧にヒステリ
シスが生じるのを回避している。
【0030】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 田植機としては、例えば、四条植え、五条植え、六
条植え、あるいは、八条植えのいずれの形態のものであ
ってもよい。 泥面レベル検出手段24の配置としては種々の変更
が可能であり、例えば、泥面レベル検出手段24をサイ
ドフロート11Bの直前方に配置するものであってもよ
い。また、泥面レベル検出手段24の支持構造において
も種々の変更が可能である。 溝底レベル検出手段25の配置としては種々の変更
が可能であり、例えば、溝底レベル検出手段25をセン
ターフロート11Aの直後方に配置するものであっても
よい。また、溝底レベル検出手段25の支持構造におい
ても種々の変更が可能である。 溝深さ検知手段26としては、泥面レベル検出手段
24及び溝底レベル検出手段25の上下揺動変位量を個
別に検知する二つのポテンショメータで構成するもので
あってもよい。 泥面レベル検出手段24あるいは溝底レベル検出手
段25と、溝深さ検知手段26とのいずれか一方がプッ
シュプルワイヤ30で連係されるものであってもよい。 プッシュプルワイヤ30の両端部に設けられるスプ
リング33としては、インナワイヤ30bに対して互い
に引張方向に作用して、インナワイヤ30bを常に弛み
変形の阻止された剛性のある引張状態に維持するもので
あってもよい。
【0031】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の平面図
【図3】センサフロートの構成を示す苗植付装置下部の
縦断側面図
【図4】センサフロートの構成を示す苗植付装置の部分
正面図
【図5】泥面レベル検出手段及び溝底レベル検出手段の
支持構成を示す苗植付装置下部の縦断側面図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】溝深さ検出装置の構成を示す一部切り欠き背面
図
【図8】プッシュプルワイヤの構成を示す一部切り欠き
側面図
【図9】溝深さと溝深さ検知手段の出力電圧との関係を
示す図
【符号の説明】
11 フロート 24 泥面レベル検出手段 25 溝底レベル検出手段 26 溝深さ検知手段 30 プッシュプルワイヤ 30b インナワイヤ 33 スプリング

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圃場の泥表面のレベルを検出する泥面レ
    ベル検出手段(24)と、フロート(11)の泥面通過
    後に形成される溝跡の底面レベルを検出する溝底レベル
    検出手段(25)とにより得られた夫々の検出値を、こ
    れらの検出値に基づいて前記溝跡の深さを検知する溝深
    さ検知手段(26)に伝達するように、前記泥面レベル
    検出手段(24)あるいは前記溝底レベル検出手段(2
    5)と、前記溝深さ検知手段(26)とをプッシュプル
    ワイヤ(30)で連係して構成してある田植機の溝深さ
    検出装置であって、 前記プッシュプルワイヤ(30)の両端部に、インナワ
    イヤ(30b)に対して互いに逆方向に作用するスプリ
    ング(33)を設けてあるの田植機の溝深さ検出装置。
JP3403094A 1994-03-04 1994-03-04 田植機の溝深さ検出装置 Pending JPH07241108A (ja)

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