JPH08140435A - 田植機 - Google Patents

田植機

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JPH08140435A
JPH08140435A JP28391194A JP28391194A JPH08140435A JP H08140435 A JPH08140435 A JP H08140435A JP 28391194 A JP28391194 A JP 28391194A JP 28391194 A JP28391194 A JP 28391194A JP H08140435 A JPH08140435 A JP H08140435A
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JP
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sensitivity
depth
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JP28391194A
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Inventor
Hiroto Kimura
木村  浩人
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Kubota Corp
Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】自動感度調節手段の制御作動においても作業者
の好みに応じた苗の植え付け状態を得られるようにす
る。 【構成】自動感度調節手段28Cによる制御作動中の目
標溝跡深さを人為調節するための手動感度調節手段28
Bを設け、手動感度調節手段28Bにより目標溝跡深さ
が調節されると、自動感度調節手段28Cが、調節後の
目標溝跡深さを溝跡深さ情報との比較基準値として設定
するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、走行機体の後部に、整
地フロートを上下揺動自在に装備した苗植付装置を駆動
昇降自在に連結するとともに、苗植え付け作業時に、前
記整地フロートの上下揺動変位を検出するフロートセン
サからのフロート変位情報に基づいて前記苗植付装置を
自動的に昇降させる自動昇降制御手段、及び、前記整地
フロートの泥面通過後に形成された溝跡深さを検出する
溝跡深さ検出手段からの溝跡深さ情報と、該溝跡深さ情
報との比較基準値として予め設定された目標溝跡深さと
を比較して泥土硬さを検知し、その泥土硬さに応じた前
記フロートセンサの感度目標値を自動選定して前記フロ
ートセンサの感知感度を自動的に調節する自動感度調節
手段を備えた制御装置を搭載した田植機に関する。
【0002】
【従来の技術】上記のような田植機においては、自動昇
降制御手段が、フロートセンサからのフロート変位情報
に基づいて苗植付装置を自動的に昇降させることによっ
て、苗植付装置による苗植え付け精度の向上を図るよう
にしている。また、自動感度調節手段が、溝跡深さ検出
手段からの溝跡深さ情報に基づいてフロートセンサの感
知感度を自動調節することによって、人為的にフロート
センサの感知感度を調節する手間なく圃場の泥土硬さに
応じた苗植付装置による苗の植え付けを行えるようにし
て、より一層の苗植付装置による苗植え付け精度の向上
を図るようにしている。自動感度調節手段による自動感
度調節制御について詳述すると、自動感度調節手段は、
溝跡深さ検出手段にて検出される整地フロートの泥面通
過後の溝跡深さが、比較基準値として予め設定された目
標溝跡深さよりも浅い場合は、圃場の泥土が硬いと判断
して鈍感(整地フロートの接地圧力を大きくする)側の
感度目標値を自動選定するとともに、その鈍感側の感度
目標値にフロートセンサ24の感知感度を自動的に調節
するのである。また、溝跡深さ検出手段にて検出される
整地フロートの泥面通過後の溝跡深さが、比較基準値と
して予め設定された目標溝跡深さよりも深い場合は、圃
場の泥土が軟らかいと判断して敏感(整地フロートの接
地圧力を小さくする)側の感度目標値を自動選定すると
ともに、その敏感側の感度目標値にフロートセンサの感
知感度を自動的に調節するのである。言い換えると、自
動感度調節手段は、予め設定された目標溝跡深さと溝跡
深さ検出手段にて検出される整地フロートの泥面通過後
の溝跡深さとが一致するように、フロートセンサの感知
感度を自動的に調節するように構成されている。
【0003】従来、自動感度調節制御における目標溝跡
深さとしては、標準的なある一つの固定値のみが設定さ
れていた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
の好む苗の植え付け状態は千差万別であることから、自
動感度調節制御における目標溝跡深さとして標準的なあ
る一つの固定値のみを設定すると、作業者によっては、
自動感度調節制御による苗の植え付け結果に満足できな
い場合が生じる虞があり、改善の余地があった。
【0005】本発明の目的は、自動感度調節制御におい
て予め設定された目標溝跡深さの調節を可能にして、自
動感度調節手段の制御作動においても作業者の好みに応
じた苗の植え付け状態を得られるようにすることにあ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明では、走行機体の後部に、整地フロートを上
下揺動自在に装備した苗植付装置を駆動昇降自在に連結
するとともに、苗植え付け作業時に、前記整地フロート
の上下揺動変位を検出するフロートセンサからのフロー
ト変位情報に基づいて前記苗植付装置を自動的に昇降さ
せる自動昇降制御手段、及び、前記整地フロートの泥面
通過後に形成された溝跡深さを検出する溝跡深さ検出手
段からの溝跡深さ情報と、該溝跡深さ情報との比較基準
値として予め設定された目標溝跡深さとを比較して泥土
硬さを検知し、その泥土硬さに応じた前記フロートセン
サの感度目標値を自動選定して前記フロートセンサの感
知感度を自動的に調節する自動感度調節手段を備えた制
御装置を搭載した田植機において、前記自動感度調節手
段による制御作動中の目標溝跡深さを人為的に調節する
ための手動調節手段を設け、該手動調節手段により目標
溝跡深さが調節されると、前記自動感度調節手段が、調
節後の目標溝跡深さを前記溝跡深さ情報との比較基準値
として設定するように構成した。
【0007】
【作用】本発明によると、手動調節手段の人為操作によ
って、予め設定された自動感度調節制御における標準的
な目標溝跡深さの調節(幅広い目標溝跡深さの設定)を
行うことができる。目標溝跡深さの調節を行うと、自動
感度調節手段が、調節後の目標溝跡深さと溝跡深さ検出
手段からの溝跡深さ情報とを比較して泥土硬さを検知
し、その泥土硬さに応じたフロートセンサの感度目標値
を自動選定してフロートセンサの感知感度を自動的に調
節する(調節後の目標溝跡深さと溝跡深さ検出手段にて
検出される整地フロートの泥面通過後の溝跡深さとが一
致するように、フロートセンサの感知感度を自動的に調
節する)ようになる。つまり、作業者が、整地フロート
による整地具合を確認しながらの手動調節手段の人為操
作により、好みに応じた苗の植え付け状態が得られるよ
うに目標溝跡深さの調節を行っておくことによって、自
動感度調節手段の制御作動によって得られる苗の植え付
け状態を、圃場の泥土硬さに関係なく、その作業者の好
みに応じた苗の植え付け状態とすることができる。
【0008】
【発明の効果】従って、本発明によれば、自動感度調節
手段の制御作動においても作業者の好みに応じた苗の植
え付け状態が得られるようになった。
【0009】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。
【0010】図1には、乗用型田植機の全体側面が示さ
れており、この乗用型田植機は、乗用型の走行機体1
と、走行機体1の後部に四連リンク機構2を介して油圧
式のリフトシリンダ3の作動により昇降自在に、かつ、
電動式のローリングモータ4の作動により前後軸芯周り
でローリング自在に連結された苗植付装置5によって構
成されている。走行機体1の前部にはエンジン6が搭載
されており、エンジン6から取り出された動力は、主ク
ラッチ7、走行機体1後部のミッションケース8、及
び、このミッションケース8の横側に伝動連結された静
油圧式無段変速装置9、などを介して、前車輪10、後
車輪11、並びに、苗植付装置5へ伝達されるようにな
っている。
【0011】図1及び図2に示すように、苗植付装置5
は、エンジン6からの動力が伝達されるフィードケース
12、フィードケース12から左右に向けて延設された
支持フレーム13、支持フレーム13から後方に向けて
並列に延設されたフレーム兼用の植付伝動ケース14、
夫々の植付伝動ケース14の後部に軸支された左右一対
の植付機構15、植付伝動ケース14に対して一定のス
トロークで往復横移動する苗載台16、及び、植付伝動
ケース14に対する相対高さ調節自在に装備された整地
フロート17、などによって構成されている。
【0012】図2〜図5に示すように、夫々の植付伝動
ケース14の前部には、左右の植付伝動ケース14に渡
って横架されたフロート支点パイプ18が、その軸芯P
1周りに回動自在となるように枢支連結されている。フ
ロート支点パイプ18には、フロート支点パイプ18と
一体回動する揺動アーム19が後方に向けて並列に延設
されている。夫々の揺動アーム19の揺動端には、支軸
20を介して整地フロート17が軸芯P2周りに上下揺
動自在となるように連結されている。フロート支点パイ
プ18には、走行機体1に向けて延設された操作レバー
21が一体回動自在に連結固定されいる。支持フレーム
13には、操作レバー21との係合により操作レバー2
1を任意の位置で係止保持する係止板22が支持板23
を介して連結固定されている。つまり、操作レバー21
を、フロート支点パイプ18の軸芯P1周りに操作して
係止板22との係合により任意の位置で係止保持するこ
とによって、植付伝動ケース14に対する整地フロート
17の相対高さを調節できるようになっており、圃場の
泥土硬さなどに応じて苗の植え付け深さを変更できるよ
うになっている。
【0013】図3、図4及び図6に示すように、中央に
位置する整地フロート17の前部上方箇所には、接地圧
(圃場泥面の起伏)の変動に伴う中央の整地フロート1
7の上下揺動変位をリンク機構24を介して検出するポ
テンショメータ型のフロートセンサ25が備えられてい
る。フロートセンサ25は、支持板23に対して上下揺
動自在に枢支された上下一対のリンク26の端部に枢支
されたブラケット27に支持されている。上下一対のリ
ンク26のうち上側に位置するリンク26は、他端部が
操作レバー21より延設されたピン21aと係合されて
おり、操作レバー21の操作により植付伝動ケース14
に対する整地フロート17の相対高さを調節するのに伴
って、植付伝動ケース14に対するフロートセンサ25
の相対高さも同様に調節されるようになっている。
【0014】フロートセンサ25は、中央に位置する整
地フロート17の上下揺動変位を電圧レベルに変換し、
その電圧レベルをフロート変位情報として制御装置28
へ出力するようになっている。制御装置28は、フロー
トセンサ25からのフロート変位情報に基づいて、中央
の整地フロート17の基準姿勢を示すフロートセンサ2
5の基準電圧レベルとフロートセンサ25から出力され
た電圧レベル(フロート変位情報)とが合致するよう
に、電磁制御弁29の作動を制御して苗植付装置5を昇
降させるようになっている。
【0015】例えば、基準電圧レベルを得るためのセン
サ本体25aに対する操作軸25bの基準位置が図3及
び図6におけるa位置である場合に、整地フロート17
の上下揺動により回動操作された操作軸25bの実操作
位置が図3及び図6におけるb位置であるとすると、制
御装置28は、電磁制御弁29の作動を制御して、セン
サ本体25aに対する操作軸25bの基準位置と実操作
位置とが合致(基準電圧レベルと出力電圧レベルとが合
致)するように苗植付装置5を上昇させることによっ
て、整地フロート17を基準姿勢に復帰させるのであ
る。又、整地フロート17の上下揺動により回動操作さ
れた操作軸25bの実操作位置が図3及び図6における
c位置であるとすると、制御装置28は、電磁制御弁2
9の作動を制御して、センサ本体25aに対する操作軸
25bの基準位置と実操作位置とが合致(基準電圧レベ
ルと出力電圧レベルとが合致)するように苗植付装置5
を下降させることによって、整地フロート17を基準姿
勢に復帰させるのである。
【0016】つまり、制御装置28には、フロートセン
サ25からのフロート変位情報に基づいて、整地フロー
ト17が基準姿勢に復帰するように苗植付装置5を自動
的に昇降させる自動昇降制御手段28Aが制御プログラ
ムとして備えられており、この自動昇降制御手段28A
の制御作動によって、苗植え付け作業時の苗植え付け走
行状態における苗植付装置5の対地高さを、設定対地高
さに維持した状態で苗植付装置5を圃場の起伏に沿わせ
て昇降させることができ、これによって、操作レバー2
1にて設定された植え付け深さでの苗の植え付けを安定
して行えるようになっている。
【0017】図6に示すように、走行機体1の操縦部に
は、ポテンショメータなどからなる手動操作式の設定器
30が備えられており、この設定器30を人為的に判断
された圃場の泥土硬さに応じた「1」〜「7」の操作位
置に設定することによって、整地フロート17の基準姿
勢を示すフロートセンサ25の基準電圧レベルを圃場の
泥土硬さに応じた電圧レベルに変更できるようになって
いる。変更後の基準電圧レベルは制御装置28に入力さ
れるようになっており、制御装置28は、フロートセン
サ25の変更後の基準電圧レベルと出力電圧レベルとが
合致するように電磁制御弁29の作動を制御して苗植付
装置5を昇降させるようになっている。
【0018】例えば、圃場の泥土が硬いと判断した場合
は、その硬さに応じた「硬」側の操作位置に設定器30
を設定する。すると、その操作位置に応じた基準電圧レ
ベルを得るためのセンサ本体25aに対する操作軸25
bの基準位置が図3及び図6におけるb位置方向に変更
されるようになり、その変更に伴って、制御装置28
は、電磁制御弁29の作動を制御して、センサ本体25
aに対する操作軸25bの変更後の基準位置と実操作位
置とが合致(変更後の基準電圧レベルと出力電圧レベル
とが合致)するように苗植付装置5を下降させるのであ
る。そして、この制御作動によって、整地フロート17
の基準姿勢が変更後の基準電圧レベルに応じた前上がり
姿勢に変更されるようになり、その基準姿勢の変更によ
って、機体前後方向における整地フロート17の圃場泥
面に対する接地長さが変更後の基準電圧レベルに応じて
短くなるとともに、整地フロート17を地面側に付勢す
る圧縮バネ31が変更後の基準電圧レベルに応じた比較
的に強い圧縮状態(整地フロート17の接地圧力が変更
後の基準電圧レベルに応じて比較的大きくなる状態)に
なり、フロートセンサ25の感知感度が設定器30の操
作位置に応じた鈍感側の感知感度に変更されるのであ
る。
【0019】また、圃場の泥土が軟らかいと判断した場
合は、その軟らかさに応じた「軟」側の操作位置に設定
器30を設定する。すると、その操作位置に応じた基準
電圧レベルを得るためのセンサ本体25aに対する操作
軸25bの基準位置が図3及び図6におけるc位置方向
に変更されるようになり、その変更に伴って、制御装置
28は、電磁制御弁29の作動を制御して、センサ本体
25aに対する操作軸25bの変更後の基準位置と実操
作位置とが合致(変更後の基準電圧レベルと出力電圧レ
ベルとが合致)するように苗植付装置5を上昇させるの
である。そして、この制御作動によって、整地フロート
17の基準姿勢が変更後の基準電圧レベルに応じた前下
がり姿勢に変更されるようになり、その基準姿勢の変更
によって、機体前後方向における整地フロート17の圃
場泥面に対する接地長さが変更後の基準電圧レベルに応
じて長くなるとともに、整地フロート17を地面側に付
勢する圧縮バネ31が変更後の基準電圧レベルに応じた
比較的に弱い圧縮状態(整地フロート17の接地圧力が
変更後の基準電圧レベルに応じて比較的小さくなる状
態)になり、フロートセンサ25の感知感度が設定器3
0の操作位置に応じた敏感側の感知感度に変更されるの
である。
【0020】つまり、設定器30は、人為的に判断され
た圃場の泥土硬さに応じたフロートセンサ25の基準電
圧レベルを感度目標値として手動設定するための手動設
定手段Aとして機能するものである。また、制御装置2
8には、設定器30にて手動設定された感度目標値にフ
ロートセンサ25の感知感度を自動的に調節する手動感
度調節手段28Bが制御プログラムとして備えられてい
る。
【0021】図2及び図5〜図7に示すように、苗植付
装置5には、圃場泥土の表面を接地追従して泥表面レベ
ルの変化を上下揺動変位に変換する第一接地体32A、
左右に位置する整地フロート17の泥面通過後に形成さ
れた溝跡の底面に接地追従して溝跡底面レベルの変化を
上下揺動変位に変換する第二接地体32B、及び、それ
ら接地体32A,32Bの相対揺動変位量を検出し、そ
の相対揺動変位量に応じた電圧レベルを出力するポテン
ショメータからなる回転センサ32Cによって構成され
た左右一対の溝跡深さ検出手段32が装備されている。
【0022】溝跡深さ検出手段32の構成について詳述
する。図5及び図7に示すように、左右の整地フロート
17を揺動アーム19の揺動端に枢支連結する夫々の支
軸20は、その内向き端部が軸芯P2上で中央の整地フ
ロート17に向けて延設されている。この延設端には、
筒体33がベアリングを介して軸芯P2周りに回動自在
に外嵌支持されており、この筒体33には、第二接地体
32Bと回転センサ32Cのセンサ本体32aとが軸芯
P2周りに一体回動可能となるように連結されている。
回転センサ32Cの操作軸32bには、回転センサ32
Cのセンサ本体32aに連結された第一支持部材34と
左右夫々の整地フロート17のブラケット17aから延
設された第二支持部材35とによって枢支された回動軸
36を介して、第一接地体32Aが軸芯P2周りに一体
回動可能となるように連結されている。以上の構成によ
って、第一接地体32Aの上下揺動変位により回転セン
サ32Cの操作軸32bが回動操作されるとともに、第
二接地体32Bの上下揺動変位により回転センサ32C
のセンサ本体32aが回動操作されるようになってお
り、これによって、回転センサ32Cは、第一接地体3
2Aと第二接地体32Bの相対揺動変位量を検出できる
ようになっている。
【0023】図6に示すように、回転センサ32Cにて
検出された相対揺動変位量は、その相対揺動変位量に応
じた電圧レベルに回転センサ32Cにおいて変換された
後、溝跡深さ検出手段32からの溝跡深さ情報として制
御装置28へ出力されるようになっている。回転センサ
32Cは、第一接地体32Aに対する第二接地体32B
の下方への相対揺動変位量が大きい(溝跡深さが深い)
ほど低い電圧レベルを出力するように構成されている。
制御装置28は、溝跡深さ検出手段32からの溝跡深さ
情報を逐次読み込んで溝跡深さ情報の移動平均を逐次算
出するとともに、最新の移動平均と、溝跡深さ情報(最
新の移動平均)との比較基準値として予め設定された目
標溝跡深さ(目標電圧レベル)とを比較して泥土硬さを
検知し、その泥土硬さに応じたフロートセンサ25の感
度目標値(基準電圧レベル)を自動選定してフロートセ
ンサ25の感知感度を自動的に調節するようになってい
る。
【0024】例えば、回転センサ32Cから出力される
溝跡深さ情報としての電圧レベルの移動平均が目標電圧
レベルよりも低い(溝跡深さ検出手段32にて検出され
た溝跡深さが目標溝跡深さよりも深い)ほど軟らかい泥
土であることを検知し、その軟らかさに応じた敏感側の
感度目標値を自動選定するとともに、その自動選定され
た敏感側の感度目標値にフロートセンサ25の感知感度
を自動的に調節するのである。また、回転センサ32C
から出力される電圧レベルの移動平均が目標電圧レベル
よりも高い(溝跡深さ検出手段32にて検出された溝跡
深さが目標溝跡深さよりも浅い)ほど硬い泥土であるこ
とを検知し、その硬さに応じた鈍感側の感度目標値を自
動選定するとともに、その自動選定された鈍感側の感度
目標値にフロートセンサ25の感知感度を自動的に調節
するのである。
【0025】つまり、制御装置28には、溝跡深さ検出
手段32からの溝跡深さ情報に基づいて泥土硬さを検知
し、その泥土硬さに応じたフロートセンサ25の感度目
標値を自動選定してフロートセンサ25の感知感度を自
動的に調節する自動感度調節手段28Cが制御プログラ
ムとして備えられている。
【0026】走行機体1の操縦部には、図6に示すよう
な手動操作式の切換スイッチ37が備えられており、制
御装置28は、この切換スイッチ37を「手動」位置に
設定すると手動感度調節手段28Bによる制御作動を実
行し、切換スイッチ37を「自動」位置に設定すると自
動感度調節手段28Cによる制御作動を実行するように
なっている。
【0027】設定器30は、切換スイッチ37を「手
動」位置に設定すると、人為的に判断された圃場の泥土
硬さに応じたフロートセンサ25の基準電圧レベルを感
度目標値として手動設定するための手動設定手段Aとし
て機能し、切換スイッチ37を「自動」位置に設定する
と、溝跡深さ検出手段32からの溝跡深さ情報との比較
基準値として予め設定された目標溝跡深さを人為的に調
節するための手動調節手段Bとして機能するようになっ
ている。設定器30を手動設定手段Aとして機能させる
場合は、図6に示す「1」〜「7」の表示に基づいて感
度目標値の設定を行うことができるようになっている。
また、手動調節手段Bとして機能させる場合は、図6に
示す「0mm」〜「20mm」の表示に基づいて目標溝
跡深さの調節を行うことができるようになっている。
【0028】自動感度調節手段28Cは、設定器30に
より予め設定された目標溝跡深さの調節が行われると、
調節後の目標溝跡深さを溝跡深さ検出手段32からの溝
跡深さ情報との比較基準値として設定するとともに、調
節後の目標溝跡深さと溝跡深さ検出手段32からの溝跡
深さ情報とを比較して泥土硬さを検知し、その泥土硬さ
に応じたフロートセンサ25の感度目標値を自動選定し
てフロートセンサ25の感知感度を自動的に調節するよ
うに構成されている。つまり、作業者が、整地フロート
17による整地具合を確認しながらの設定器30(手動
調節手段)の人為操作により、好みに応じた苗の植え付
け状態が得られるように目標溝跡深さの調節を行ってお
くことによって、自動感度調節手段28Cの制御作動に
よって得られる苗の植え付け状態を、圃場の泥土硬さに
関係なく、その作業者の好みに応じた苗の植え付け状態
とすることができるのである。
【0029】〔別実施例〕以下、本発明の別実施例を列
記する。 田植機としては、例えば、四条植え、五条植え、六
条植え、あるいは、八条植えなどのいずれの形態のもの
であってもよい。 上記実施例においては、手動設定手段Aとして機能
する設定器30を、手動調節手段Bとして兼用させるよ
うにしたが、手動調節手段Bとして別構成された設定器
を新たに設けるようにしてもよい。 手動調節手段Bの機能表示を、図6に示す数値によ
る目標溝跡深さ表示に代えて、図8に示すように、
「浅」、「標準」、「深」などの言葉による目標整地状
態表示とにしてもよい。
【0030】尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を
便利にするために符号を記すが、該記入により本発明は
添付図面の構成に限定されるものではない。
【図面の簡単な説明】
【図1】乗用型田植機の全体側面図
【図2】苗植付装置の概略平面図
【図3】フロートセンサの支持構成を示す苗植付装置下
部中央の横断側面図
【図4】フロートセンサの支持構成を示す苗植付装置下
部の横断正面図
【図5】溝跡深さ検出手段の構成を示す苗植付装置下部
の横断側面図
【図6】制御構成を示すブロック図
【図7】溝跡深さ検出手段の構成を示す整地フロートの
背面図
【図8】別実施例における手動調節手段Bの機能表示を
示す図
【符号の説明】
1 走行機体 5 苗植付装置 17 整地フロート 25 フロートセンサ 28 制御装置 28A 自動昇降制御手段 28C 自動感度調節手段 32 溝跡深さ検出手段 B 手動調節手段

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 走行機体(1)の後部に、整地フロート
    (17)を上下揺動自在に装備した苗植付装置(5)を
    駆動昇降自在に連結するとともに、 苗植え付け作業時に、前記整地フロート(17)の上下
    揺動変位を検出するフロートセンサ(25)からのフロ
    ート変位情報に基づいて前記苗植付装置(5)を自動的
    に昇降させる自動昇降制御手段(28A)、及び、前記
    整地フロート(17)の泥面通過後に形成された溝跡深
    さを検出する溝跡深さ検出手段(32)からの溝跡深さ
    情報と、該溝跡深さ情報との比較基準値として予め設定
    された目標溝跡深さとを比較して泥土硬さを検知し、そ
    の泥土硬さに応じた前記フロートセンサ(25)の感度
    目標値を自動選定して前記フロートセンサ(25)の感
    知感度を自動的に調節する自動感度調節手段(28C)
    を備えた制御装置(28)を搭載した田植機であって、 前記自動感度調節手段(28C)による制御作動中の目
    標溝跡深さを人為的に調節するための手動調節手段
    (B)を設け、該手動調節手段(B)により目標溝跡深
    さが調節されると、前記自動感度調節手段(28C)
    が、調節後の目標溝跡深さを前記溝跡深さ情報との比較
    基準値として設定するように構成してある田植機。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010187638A (ja) * 2009-02-20 2010-09-02 Mitsubishi Agricult Mach Co Ltd 移植機

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