JPH07244864A - 光ピックアップ - Google Patents

光ピックアップ

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JPH07244864A
JPH07244864A JP6036109A JP3610994A JPH07244864A JP H07244864 A JPH07244864 A JP H07244864A JP 6036109 A JP6036109 A JP 6036109A JP 3610994 A JP3610994 A JP 3610994A JP H07244864 A JPH07244864 A JP H07244864A
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JP
Japan
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light
light source
prism
optical
optical pickup
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Application number
JP6036109A
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English (en)
Inventor
Yoshitaka Takahashi
義孝 高橋
Hiroshi Akiyama
洋 秋山
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 光利用効率を損なわず、部品点数の削減及び
低コスト化・小型化を可能にすること。 【構成】 半導体レーザから出射された光源光30をそ
の光束の断面形状を略円形状にビーム整形した後で光記
録媒体28に向けて偏向させて対物レンズ29により集
光照射させ、前記光記録媒体28からの反射光34を前
記光源光30と分離して検出光学系に導くようにした光
ピックアップにおいて、複屈折性結晶よりなる複数のプ
リズム要素25a,25bを一体に有して前記反射光3
4を前記光源光30と分離して検出光学系に導く光束分
離機能プリズム素子25を設け、この光束分離機能プリ
ズム素子25の1つの面に前記光源光30をその光束の
断面形状を略円形状にビーム整形するビーム整形面32
を形成し、このビーム整形面32に対向する光路上に前
記半導体レーザと前記検出光学系中の受光素子とを同一
のパッケージ内に一体で封入した光源・検出ユニット2
3を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、光ディスク等の光記録
媒体の光学的読取り等に用いられる光ピックアップに関
する。
【0002】
【従来の技術】従来におけるこの種の光ピックアップの
基本構成及び作用を図7及び図8を参照して説明する。
まず、半導体レーザ1から出射された直線偏光による発
散光はコリメートレンズ2により略平行光とされた後、
ビーム整形プリズム3で断面形状が略円形形状にビーム
整形される。その後、ビーム整形プリズム3と一体の偏
光ビームスプリッタ4を透過し、さらに、偏向プリズム
5により光ディスク6に向けて偏向される。この後、1
/4波長板7を通過することにより円偏光に変換され、
対物レンズ8により光ディスク6の記録面に微小スポッ
トとして集光照射され、情報の再生/記録或いは消去に
供される。この記録面で反射された反射光は、再び対物
レンズ8を通り、さらに、1/4波長板7をも透過する
ことにより光源光とは偏光方向が90°異なる状態の直
線偏光に変換され、偏向プリズム5で反射されて偏光ビ
ームスプリッタ4に入射する。この偏光ビームスプリッ
タ4では直線偏光の方向が異なっているので、今度は、
検出光学系9に向けて分離反射される。この検出光学系
9では検出レンズ10で収束傾向が与えられ、受光素子
11により受光検出される。
【0003】この受光素子11は例えば図8に示すよう
に、要素a,b,cを有する3分割受光素子構造のもの
であり、フォーカスエラー信号ΔFは、ΔF=b−(a
+c)としていわゆるビームサイズ法により検出され、
トラックエラー信号ΔTは、ΔT=a−cとしていわゆ
るプッシュプル法により検出され、これらのエラー信号
ΔF,ΔTに基づいて対物レンズ8のフォーカス方向
(Y方向)、トラッキング方向(X方向)の位置制御が
アクチュエータにより行われる。また、情報信号自体は
例えばa+b+cなる受光素子11の総和により検出さ
れる。
【0004】ところが、照明光(光源光)と検出光(反
射光)とを分離するために偏光ビームスプリッタ4を用
いているため、検出光の光路が略90°分離される構成
となり、光ピックアップが大型化してしまう。
【0005】このようなことから、例えば、文献「シャ
ープ技報第48号・1991年3月」中の第21頁ないし第26頁
の「レーザディスク用ホログラムピックアップ」によれ
ば、光ピックアップ中に光束分離機能素子としてホログ
ラム素子を利用することにより小型軽量化等を図ったも
のが示されている。具体的には、半導体レーザ(レーザ
ダイオード)と検出光学系中の受光素子とを1つのパッ
ケージ内に配置させた一体ユニットの出入射部にホログ
ラム素子を一体化して取付けたものである。即ち、この
ホログラム素子は光源光と反射光とを分離する分離機能
と検出機能とを持たせたものであり、ホログラム素子以
降の光ディスク迄の光路は両者で同一に設定され、コリ
メートレンズ2、偏向プリズム5、1/4波長板7及び
対物レンズ8のみにより部品点数の少ない小型構成とさ
れている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】ところが、一般に、ホ
ログラムピックアップでは、ホログラム素子により光が
回折されるため、透過率が低くて光利用効率が悪いとい
う根本的欠点がある。また、ホログラム素子の持つ機能
は、光束の分離機能と信号検出のための検出素子機能と
であり、ビーム整形を行っていないので、この点からも
光利用効率の悪いものとなっている。光利用効率を上げ
るには、短焦点のコリメートレンズで光源光をカップリ
ングするようにすれば、カップリング効率が上がること
になるが、この場合、平行光が楕円化するので、ビーム
整形を行い、断面形状を略円形状にすることが必要であ
り、ビーム整形プリズムを新たに設けなければならない
ものである。さらには、ホログラム素子での乱反射光が
受光素子に入射し得るので、情報信号やエラー信号のS
/N比が低下してしまうものである。
【0007】このようなことから、本発明は、光利用効
率を損なうことなく、部品点数の削減、小型化及び低コ
スト化を図り得る光ピックアップを提供することを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の光ピック
アップは、半導体レーザから出射された光源光をその光
束の断面形状を略円形状にビーム整形した後で光記録媒
体に向けて偏向させて対物レンズにより集光照射させ、
前記光記録媒体からの反射光を前記光源光と分離して検
出光学系に導くようにした光ピックアップにおいて、複
屈折性結晶よりなる複数のプリズム要素を一体に有して
前記反射光を前記光源光と分離して検出光学系に導く光
束分離機能プリズム素子を設け、この光束分離機能プリ
ズム素子の1つの面に前記光源光をその光束の断面形状
を略円形状にビーム整形するビーム整形面を形成し、こ
のビーム整形面に対向する光路上に前記半導体レーザと
前記検出光学系中の受光素子とを同一のパッケージ内に
一体で封入した光源・検出ユニットを設けたものであ
る。
【0009】請求項2記載の光ピックアップは、半導体
レーザから出射された光源光をその光束の断面形状を略
円形状にビーム整形した後で光記録媒体に向けて偏向さ
せて対物レンズにより集光照射させ、前記光記録媒体か
らの反射光を前記光源光と分離して検出光学系に導くよ
うにした光ピックアップにおいて、複屈折性結晶よりな
り前記反射光を前記光源光と分離して検出光学系に導く
光束分離機能プリズム素子を設け、この光束分離機能プ
リズム素子の1つの面に前記光源光をその光束の断面形
状を略円形状にビーム整形するビーム整形面を形成し、
このビーム整形面に対向する光路上に前記半導体レーザ
と前記検出光学系中の受光素子とを同一のパッケージ内
に一体で封入した光源・検出ユニットを設けたものであ
る。
【0010】請求項3記載の光ピックアップは、請求項
2記載の光ピックアップにおいて、光束分離機能プリズ
ム素子の1つの面に、半導体レーザから出射される光源
光をそのビーム整形後に光記録媒体側に向けて略90°
偏向させる偏向面を形成したものである。
【0011】請求項4記載の光ピックアップは、これら
の請求項1,2又は3記載の光ピックアップにおいて、
光束分離機能プリズム素子を形成する複屈折性結晶を水
晶としたものである。
【0012】請求項5記載の光ピックアップは、これら
の請求項1,2又は3記載の光ピックアップにおいて、
光束分離機能プリズム素子を形成する複屈折性結晶をニ
オブ酸リチウムとしたものである。
【0013】請求項6記載の光ピックアップは、請求項
1記載の光ピックアップにおいて、複数のプリズム要素
の複屈折性結晶を、互いに異なる種類の結晶としたもの
である。
【0014】
【作用】請求項1記載の光ピックアップにおいては、複
数の複屈折性結晶よりなるプリズム要素を用いて光束分
離機能プリズム素子を構成しているので、光の利用効率
を損なうことなく、光源光と反射光とのビーム分離角を
単一の複屈折プリズムの場合より大きく設定し得る他、
ある範囲内で任意に設定し得るもので、設計の自由度の
高いものとなる。また、この光束分離機能プリズム素子
がビーム整形面を有してビーム整形機能を併せ持つの
で、部品点数の削減・小型化を図れる。さらには、半導
体レーザと受光素子とを同一のパッケージ内に封入した
光源・検出ユニットを設けているので、光ピックアップ
として一層の小型化を図れるものとなる。
【0015】請求項2記載の光ピックアップにおいて
も、請求項1記載の光ピックアップと同様に、光利用効
率を損なうことなく、部品点数の削減・小型化及び低コ
スト化を図れる上に、特に、光束分離機能プリズム素子
が単一の複屈折性結晶よりなるため、一層、低コスト化
を図れる。
【0016】請求項3記載の光ピックアップにおいて
は、半導体レーザからの光源光の出射光路と光束分離機
能プリズム素子の偏向面による偏向光の光路とが略直交
しているので、光学系の構成・調整が容易となり、高精
度に構成できるものとなる。
【0017】また、請求項4記載の光ピックアップにお
いては、複屈折性結晶を水晶としているので、安価で加
工性に優れた特性を活かして低価格・高精度に構成でき
る。
【0018】一方、請求項5記載の光ピックアップにお
いては、複屈折性結晶をニオブ酸リチウムとしているの
で、常光線と異常光線とに対する屈折率差が大きいた
め、光源・検出ユニットにおける半導体レーザと受光素
子との配設間隔を広くとれ、互いの干渉を低減させるこ
とができる。
【0019】請求項6記載の光ピックアップにおいて
は、複数のプリズム要素の複屈折性結晶を、互いに異な
る種類の結晶としているので、光束分離角やコスト面を
考慮した設計の自由度を高めることができる。
【0020】
【実施例】本発明の第一の実施例を図1ないし図3に基
づいて説明する。本実施例の光ピックアップは、半導体
レーザ21と受光素子22とを一体化してなる光源・検
出ユニット23と、検出レンズ兼用のコリメートレンズ
24と、光束分離機能プリズム素子である複合機能プリ
ズム25と、偏向プリズム26と、1/4波長板27
と、光記録媒体である光ディスク28に対向させた対物
レンズ29とにより構成されている。
【0021】ここに、光源・検出ユニット23は例えば
図2に示すように光源光30を出射するレーザダイオー
ド構成の半導体レーザ21と、検出光学系中の受光素子
22とを極く近傍に位置させて同一のパッケージ31内
に一体で封入・配設させてなるものである。ここに、受
光素子22は図8に示した受光素子11の場合と同様に
3分割構成のものが用いられ、検出領域の要素として
a,b,cを有するように設定されている。
【0022】また、動作原理等は後述するが、複合機能
プリズム25は複数、本実施例では、2個のプリズム要
素25a,25bを一体に接合してなり、1つの面がビ
ーム整形面32として形成されているとともに、境界面
形状(角度)、構成材料、それらの光学軸配置等の全体
構成により光束分離機能が確保されたものである。
【0023】このような概略構成において、半導体レー
ザ21から出射された光源光30は直線偏光の発散光で
あるがその光軸上に配設されたコリメートレンズ24に
より略平行光とされて、複合機能プリズム25のビーム
整形面32に斜めに入射して屈折を受けることにより断
面形状が略円形状にビーム整形される。ビーム整形面3
2から複合機能プリズム25中に進入した光源光30
は、出射面33から偏向プリズム26に向けて出射さ
れ、その偏向面26aで反射されることにより、光ディ
スク28側に向けて偏向される。このように偏向された
光は、1/4波長板27を透過することにより円偏光に
変換され、対物レンズ29によって光ディスク28の記
録面に微小スポットとして集光照射され、情報の再生/
記録或いは消去に供される。この記録面で反射された反
射光34は再び対物レンズ29を通ることにより略平行
光に戻され、1/4波長板27を再度通ることにより光
源光30とは偏光方向が90°異なる直線偏光に変換さ
れ、偏向プリズム26により再び偏向されて、出射面3
3位置から再び複合機能プリズム25に入射する。この
ように複合機能プリズム25に入射した光は、ビーム整
形面32側から出射することになるが、この際、後述す
る動作原理により、反射光34は光源光30と分離され
る光束分離機能を受ける。分離されてビーム整形面32
から出射する反射光34はコリメートレンズ24に斜め
入射した後、最終的には、光源・検出ユニット23内の
受光素子22に入射して受光検出される。
【0024】この場合、受光素子22による検出法は従
来と同様である。即ち、フォーカスエラー信号ΔFは、
ΔF=b−(a+c)としていわゆるビームサイズ法に
より検出され、トラックエラー信号ΔTは、ΔT=a−
cとしていわゆるプッシュプル法により検出され、これ
らのエラー信号ΔF,ΔTに基づいて対物レンズ29の
フォーカス方向、トラッキング方向の位置制御がアクチ
ュエータにより行われる。また、情報信号自体は例えば
a+b+cなる受光素子22の総和により検出される。
もっとも、フォーカスエラー信号は、例えば、非点収差
法等のような別の方法で検出するようにしてもよい。即
ち、エラー信号、情報信号等の検出光学系の検出方式は
特に問わないものである。
【0025】ついで、本実施例による特徴的な複合機能
プリズム25について詳述する。本実施例の複合機能プ
リズム25は例えば同種の複屈折性結晶、具体的には、
ニオブ酸リチウム、水晶、方解石、ルチル等のような1
軸性結晶よりなる2個の特定の三角形状に形成したプリ
ズム要素25a,25bを境界面35で接合させて一体
化したもので、図3に示すように、光源光30に対する
入射面、受光素子22に対する出射面位置にビーム整形
面32が形成されたプリズム要素25aの光学軸A1
紙面内上下方向に設定され、出射面33が形成されたプ
リズム要素25bの光学軸A2 は紙面表裏方向に設定さ
れている。即ち、両プリズム要素25a,25bの光学
軸A1 ,A2 の方向は互いに異なる方向、ここでは直交
する方向に設定されている。
【0026】そこで、複合機能プリズム25の光束分離
の原理について説明する。この光束分離機能を考察する
上では、ビーム整形機能は無関係であるので、複合機能
プリズム25を図3に示すように直角三角形プリズムを
2個貼合せたものを考えればよい。
【0027】今、プリズム要素25aに入射する光源光
30がP偏光であるとすると、このプリズム要素25a
内では異常光線、プリズム要素25b内では常光線とし
て振舞い、プリズム要素25a,25b間での屈折率が
異なることになる。よって、常光線の屈折率をno 、異
常光線の屈折率をne (ただし、no >ne )とする
と、図3(a)に示すように、境界面35において入射
角及び頂角をΦ、屈折角をφ、出射面33において入射
角をθ、出射角をεとすると、 ne sinΦ=no sinφ ………………(1) no sinθ=1・sinε ………………(2) Φ=φ+θ ………………(3) が成立する。
【0028】一方、光ディスク28で反射される反射光
34を考える。この反射光34は1/4波長板27を往
復2回通過することにより、光源光30がP偏光の場合
であればS偏光となって出射面33から複合機能プリズ
ム25中に再入射する。このS偏光はプリズム要素25
b内では異常光線、プリズム要素25a内では常光線と
して振舞い、プリズム要素25b,25a間での屈折率
が異なることになる。よって、図3(b)に示すよう
に、出射面33における反射光34の入射角をε、屈折
角をθ′、境界面35における反射光34の入射角を
φ′、屈折角をγ、ビーム整形面32における反射光3
4の入射角をδ、出射角(=分離角)をτとすると、 sinε=ne sinθ′ ………………(4) no sinφ′=1・sinτ ………………(5) Φ=φ′+θ′ ………………(6) Φ=δ+γ ………………(7) が成立する。
【0029】よって、反射光34は光源光30と角度τ
を持って分離され、ビーム整形面32から出射されるこ
とになる。例えば、1軸性結晶としてニオブ酸リチウム
を用いた場合には、no =2.25,ne =2.17であるの
で、Φ=45°とすると、(1)〜(3)式よりε≒4.5
°となり、ε=4.5°を(4)〜(8)式に用いると、
分離角τ≒9° となる。
【0030】よって、本実施例構成の光ピックアップに
よれば、複合機能プリズム25が単独でビーム整形機能
及び光束分離機能の2つの機能を併せ持つので、光ピッ
クアップ構成部品の部品点数を削減でき、低コスト化及
び小型化を図ることができる。また、従来のようなホロ
グラム素子等を用いることなく、プリズムなる光学部品
をベースとして複数機能を併せ持つ構成としているの
で、光の利用効率をあまり損なうこともない。特に、本
実施例にあっては、コリメートレンズ24が検出レンズ
を兼用する等の部品の共有化も図れるので、一層の部品
点数の削減、小型化等を図れるものとなる。また、本実
施例の複合機能プリズム25は、複屈折性結晶よりなる
2個のプリズム要素25a,25bを一体化させて構成
し光束分離機能を持たせているので、光源光30と反射
光34との分離角を大きくとれる上に、材料の選定、貼
合せ角の選定等の工夫により、ある範囲内で任意に分離
角を設定し得るので、設計の自由度の大きなものとな
る。特に、プリズム要素25a,25bの光学軸A1
2 を互いに異ならせているので、この分離角を大きく
とる上で有利となる。さらに、本実施例では半導体レー
ザ21と受光素子22とを1つのパッケージ31内に一
体で封入させて光源・検出ユニット23を構成している
ので、光ピックアップ全体の小型化に寄与するものとな
る。
【0031】上述した説明では、プリズム要素25a,
25bに同種の複屈折性結晶としてニオブ酸リチウむを
用いた例で説明したが、ニオブ酸リチウムに限らず、水
晶、方解石、ルチル等を用い得る。材料としてのコスト
は、水晶、ニオブ酸リチウム、方解石、ルチルの順で、
常光線と異常光線との屈折率の差(分離角の大きさに影
響)は、逆に、ルチル、方解石、ニオブ酸リチウム、水
晶の順となるので、コスト、分離角等の設計条件から、
材料としては適宜最適なものを選定すればよい。即ち、
水晶を用いれば、安価で加工性に優れたものとなり、光
ピックアップとして低価格で高精度なものを構成でき
る。一方、ニオブ酸リチウム等を用いれば、分離角をよ
り大きくとれるため、光源・検出ユニット23における
半導体レーザ21と受光素子22との配設間隔を広めに
とることができ、光源光29と反射光34との互いの干
渉を低減させることができる。また、プリズム要素25
a,25bに同種の複屈折性結晶を用いた例で説明した
が、異なる種類の複屈折性結晶により構成するようにし
てもよい。例えば、水晶とニオブ酸リチウムとの組合せ
構成等でもよく、角度ε,τの選択幅が広がる上に、異
なる種類の結晶材料を用いることにより、色消しの構成
にすることもできる。
【0032】つづいて、本発明の第二の実施例を図4及
び図5により説明する。前記実施例で示した部分と同一
部分は同一符号を用いて示す(以下の実施例でも同様と
する)。本実施例(図4)は、複合機能プリズム25及
び偏向プリズム26に代えて、単一の複屈折性結晶によ
り形成された複合機能プリズム36を光束分離機能プリ
ズム素子として設けたものである。この複合機能プリズ
ム36は例えば光学軸Aが図4中に示すように紙面上下
方向(対物レンズ29の光軸方向)に設定された水晶、
ニオブ酸リチウム等の1軸性結晶により6面体形状に形
成されたもので、光源・検出ユニット23に対向して入
射面及び最終出射面として機能する1つの面は、正面か
ら見て斜めに傾斜させたビーム整形面37とされ、この
ビーム整形面37に対向する1つの面は例えば対物レン
ズ29の光軸に対して45°に傾斜された偏向面38と
されている。さらに、複合機能プリズム36の1/4波
長板27に対向する出射面39は再入射面ともされてお
り、対物レンズ29の光軸に直交する面として形成され
ている。
【0033】このような構成において、半導体レーザ2
1から出射された光源光30はコリメートレンズ24に
より略平行光とされて、複合機能プリズム36のビーム
整形面37に斜めに入射しビーム整形面37で屈折作用
を受けることにより断面円形状にビーム整形される。ビ
ーム整形面37から複合機能プリズム36中に進入した
光源光30は偏向面38で90°反射されることによ
り、光ディスク28側に向けて偏向される。このように
偏向されて複合機能プリズム36の出射面39から出射
される光は、1/4波長板27で円偏光に変換され、対
物レンズ29によって光ディスク28の記録面に微小ス
ポットとして集光照射され、情報の再生/記録或いは消
去に供される。この記録面で反射された反射光34は再
び対物レンズ29で略平行光に戻され、1/4波長板2
7を再度通ることにより光源光30とは偏光方向が90
°異なる直線偏光に変換され、出射面39を再入射面と
して再び複合機能プリズム36に入射する。このように
複合機能プリズム36に再入射した光は、偏向面38で
再び偏向されてビーム整形面37から最終的に出射する
ことになるが、この際、後述する動作原理により、光源
光30の場合とは異なる角度で反射されるため、反射光
34は光源光30と分離される光束分離機能を受ける。
分離されてビーム整形面37から出射する反射光34は
コリメートレンズ24に斜め入射した後、最終的には、
光源・検出ユニット23内の受光素子22に入射して受
光検出される。この場合、受光素子22による検出法は
前記実施例の場合と同様である。
【0034】ところで、本実施例による複合機能プリズ
ム36の光束分離の原理について説明する。光束分離機
能を考察する上では、ビーム整形機能は無関係であるの
で、複合機能プリズム36を、図5に示すように、偏向
面38を有する三角プリズムとして考えればよい。結晶
の光学軸Aは前述したように入射する光源光30に対し
て直交する紙面上下方向に設定されているものとする。
このような条件下に、同図(a)に示すように、光源光
30がP偏光として入射する場合を考える。すると、こ
のP偏光の光は光路F‐G間では異常光線、光路G‐H
間では常光線となるため、偏向面38では通常の全反射
の法則に従わず、α≠45°なる角度で反射偏向され
る。その後、光ディスク28で反射された反射光34は
1/4波長板27を往復2回通過することにより、S偏
光として出射面39から再入射する。ここに、反射光3
4について示す同図(b)において、光路H‐G間及び
光路G‐F間で何れも常光線として振舞うので、偏向面
38では反射光34が角度αにて全反射されることにな
る。よって、反射光34はビーム整形面37に対して角
度βを持って入射し、角度γなる分離角を持って受光素
子22側に出射されることになる。このようにして、光
源光30と反射光34との偏光状態の違いによる偏向面
38での異なる振舞いにより、反射光34は光源光30
とは角度γだけ分離されることになる。
【0035】よって、本実施例構成の光ピックアップに
よる場合も、前記実施例の場合と同様に、光ピックアッ
プ構成部品の部品点数を削減でき、低コスト化及び小型
化を図ることができるが、特に、複合機能プリズム36
が単一の複屈折性結晶よりなり、貼合せ等を要しないた
め、一層、低コストで小型化できる。また、複合機能プ
リズム36はビーム整形機能、偏向機能及び光束分離機
能の3つの機能を併せ持つので、この点からも、一層、
低コストで小型化できる。
【0036】なお、本実施例では、複合機能プリズム3
6の光学軸Aの方向を、対物レンズ29の光軸方向に設
定したが、対物レンズ29の光軸に直交する方向に設定
するようにしても同様の効果が得られる。このような構
成でも、光源光30と反射光34との偏光状態の違いに
より偏向面38で異なる振舞いがなされるからである。
【0037】さらに、本実施例の第三の実施例を図6に
より説明する。本実施例は、前記第二の実施例に準じた
もので、6面体形状の複合機能プリズム36に代えて、
三角形プリズム形状の複合機能プリズム40を光束分離
機能プリズム素子として設けたものである。材料的に
は、前述した複合機能プリズム25,36の場合と同様
に、複屈折性結晶が適宜選定される。ここに、特徴的な
ことは、半導体レーザ21から出射される光源光30と
複合機能プリズム40で反射偏向されて光ディスク28
に向かう光とのなす角度θがθ≒90°となるように、
複合機能プリズム40の配置を工夫したものである。
【0038】本実施例構成による場合の動作等は、前記
第二の実施例と同様であるが、θ≒90°なる略直交関
係に光路が設定されているので、光ピックアップを構成
する上で、組立て・調整が容易となり、高精度に構成し
得るものとなる。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の光ピックアップによれ
ば、半導体レーザから出射された光源光をその光束の断
面形状を略円形状にビーム整形した後で光記録媒体に向
けて偏向させて対物レンズにより集光照射させ、前記光
記録媒体からの反射光を前記光源光と分離して検出光学
系に導くようにした光ピックアップにおいて、複数の複
屈折性結晶よりなるプリズム要素を用いて光束分離機能
プリズム素子を構成しているので、光の利用効率を損な
うことなく、光源光と反射光とのビーム分離角を単一の
複屈折プリズムの場合より大きく設定し得る他、ある範
囲内で任意に設定することができ、設計の自由度の高い
ものとなり、また、この光束分離機能プリズム素子がビ
ーム整形面を有してビーム整形機能を併せ持つので、部
品点数の削減・小型化を図れ、さらには、半導体レーザ
と受光素子とを同一のパッケージ内に封入した光源・検
出ユニットを設けているので、光ピックアップとして一
層の小型化を図ることができる。
【0040】請求項2記載の光ピックアップによれば、
請求項1記載の光ピックアップの光束分離機能プリズム
素子に代えて、単一の複屈折性結晶よりなる光束分離機
能プリズム素子を設けたので、請求項1記載の光ピック
アップと同様に、光利用効率を損なうことなく、部品点
数の削減・小型化及び低コスト化を図れる上に、特に、
光束分離機能プリズム素子が単一の複屈折性結晶よりな
るため、一層、低コスト化を図ることができる。
【0041】請求項3記載の光ピックアップによれば、
請求項2記載の光ピックアップにおいて、光束分離機能
プリズム素子の1つの面に、半導体レーザから出射され
る光源光をそのビーム整形後に光記録媒体側に向けて略
90°偏向させる偏向面を形成したので、光学系の構成
・調整が容易となり、高精度に構成することができる。
【0042】請求項4記載の光ピックアップによれば、
これらの請求項1,2又は3記載の光ピックアップにお
いて、光束分離機能プリズム素子を形成する複屈折性結
晶を水晶としたので、安価で加工性に優れた特性を活か
して低価格・高精度に構成できる。
【0043】請求項5記載の光ピックアップによれば、
これらの請求項1,2又は3記載の光ピックアップにお
いて、光束分離機能プリズム素子を形成する複屈折性結
晶をニオブ酸リチウムとしたので、常光線と異常光線と
に対する屈折率差が大きいため、光源・検出ユニットに
おける半導体レーザと受光素子との配設間隔を広くと
れ、互いの干渉を低減させることができる。
【0044】請求項6記載の光ピックアップによれば、
請求項1記載の光ピックアップにおいて、複数のプリズ
ム要素の複屈折性結晶を、互いに異なる種類の結晶とし
たので、光束分離角やコスト面を考慮した設計の自由度
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図2】その光源・検出ユニットを示す正面図である。
【図3】光束分離の原理を示すプリズムの原理的構成図
である。
【図4】本発明の第二の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図5】光束分離の原理を示すプリズムの原理的構成図
である。
【図6】本発明の第三の実施例を示す概略側面図であ
る。
【図7】従来例を示す概略側面図である。
【図8】受光素子を示す正面図である。
【符号の説明】
21 半導体レーザ 22 受光素子 23 光源・検出ユニット 25 光束分離機能プリズム素子 25a,25b プリズム要素 28 光情報記録媒体 29 対物レンズ 30 光源光 31 パッケージ 32 ビーム整形面 34 反射光 36 光束分離機能プリズム素子 37 ビーム整形面 38 偏向面 40 光束分離機能プリズム素子

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体レーザから出射された光源光をそ
    の光束の断面形状を略円形状にビーム整形した後で光記
    録媒体に向けて偏向させて対物レンズにより集光照射さ
    せ、前記光記録媒体からの反射光を前記光源光と分離し
    て検出光学系に導くようにした光ピックアップにおい
    て、複屈折性結晶よりなる複数のプリズム要素を一体に
    有して前記反射光を前記光源光と分離して検出光学系に
    導く光束分離機能プリズム素子を設け、この光束分離機
    能プリズム素子の1つの面に前記光源光をその光束の断
    面形状を略円形状にビーム整形するビーム整形面を形成
    し、このビーム整形面に対向する光路上に前記半導体レ
    ーザと前記検出光学系中の受光素子とを同一のパッケー
    ジ内に一体で封入した光源・検出ユニットを設けたこと
    を特徴とする光ピックアップ。
  2. 【請求項2】 半導体レーザから出射された光源光をそ
    の光束の断面形状を略円形状にビーム整形した後で光記
    録媒体に向けて偏向させて対物レンズにより集光照射さ
    せ、前記光記録媒体からの反射光を前記光源光と分離し
    て検出光学系に導くようにした光ピックアップにおい
    て、複屈折性結晶よりなり前記反射光を前記光源光と分
    離して検出光学系に導く光束分離機能プリズム素子を設
    け、この光束分離機能プリズム素子の1つの面に前記光
    源光をその光束の断面形状を略円形状にビーム整形する
    ビーム整形面を形成し、このビーム整形面に対向する光
    路上に前記半導体レーザと前記検出光学系中の受光素子
    とを同一のパッケージ内に一体で封入した光源・検出ユ
    ニットを設けたことを特徴とする光ピックアップ。
  3. 【請求項3】 光束分離機能プリズム素子の1つの面
    に、半導体レーザから出射される光源光をそのビーム整
    形後に光記録媒体側に向けて略90°偏向させる偏向面
    を形成したことを特徴とする請求項2記載の光ピックア
    ップ。
  4. 【請求項4】 光束分離機能プリズム素子を形成する複
    屈折性結晶を、水晶としたことを特徴とする請求項1,
    2又は3記載の光ピックアップ。
  5. 【請求項5】 光束分離機能プリズム素子を形成する複
    屈折性結晶を、ニオブ酸リチウムとしたことを特徴とす
    る請求項1,2又は3記載の光ピックアップ。
  6. 【請求項6】 複数のプリズム要素の複屈折性結晶を、
    互いに異なる種類の結晶としたことを特徴とする請求項
    1記載の光ピックアップ。
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