JPH07246684A - 化粧シート - Google Patents
化粧シートInfo
- Publication number
- JPH07246684A JPH07246684A JP6545594A JP6545594A JPH07246684A JP H07246684 A JPH07246684 A JP H07246684A JP 6545594 A JP6545594 A JP 6545594A JP 6545594 A JP6545594 A JP 6545594A JP H07246684 A JPH07246684 A JP H07246684A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- paper
- layer
- resin
- impregnated
- coating
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Laminated Bodies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 局部荷重ふくれが発生しないので平面用途に
適し、ラツピング、Vカツト加工も可能であり、耐熱性
が良好で、焼却時に塩素ガスが発生しないので公害の問
題のない、低価格な化粧シートを提供することである。 【構成】 化粧シートの基材を、コーテイングにより熱
硬化性樹脂を含浸した第1紙層と第2紙層との2層を接
着剤を使用して貼合した構成とし、第1紙層の表面に絵
柄印刷層と保護層を形成した構成の化粧シートである。
適し、ラツピング、Vカツト加工も可能であり、耐熱性
が良好で、焼却時に塩素ガスが発生しないので公害の問
題のない、低価格な化粧シートを提供することである。 【構成】 化粧シートの基材を、コーテイングにより熱
硬化性樹脂を含浸した第1紙層と第2紙層との2層を接
着剤を使用して貼合した構成とし、第1紙層の表面に絵
柄印刷層と保護層を形成した構成の化粧シートである。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は家具、キヤビネツト、学
習机等の表面化粧に使用可能であり、且つラツピング加
工、Vカツト加工にも使用できる紙を基材とした低価格
な化粧シートに関する。
習机等の表面化粧に使用可能であり、且つラツピング加
工、Vカツト加工にも使用できる紙を基材とした低価格
な化粧シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、水平面用の化粧シートの代表的な
ものは高圧メラミン化粧板やジアリルフタレート化粧シ
ートが使用されているが、これらは物理的及び化学的性
質は優れているものの、含浸工程、プレス工程を要する
ので、大がかりな製造設備を必要とし高価なものになる
上に、柔軟性がないためラツピング加工ないしVカツト
加工には不向きなものであつた。それに替わるものとし
て硬質のポリ塩化ビニルシートを使用したものないしは
印刷紙に樹脂含浸を施した紙を使用したもの等が考えら
れるが、両者共にラツピング加工ないしVカツト加工の
加工適性は備えているが、前者は局部荷重ふくれ(クリ
ープ)、耐熱性の問題があり表面の物理的及び化学的性
質が劣る、また後者のものでは耐磨耗性、紙の層間剥離
等の物理的性質が不充分であるという欠点があつた。
ものは高圧メラミン化粧板やジアリルフタレート化粧シ
ートが使用されているが、これらは物理的及び化学的性
質は優れているものの、含浸工程、プレス工程を要する
ので、大がかりな製造設備を必要とし高価なものになる
上に、柔軟性がないためラツピング加工ないしVカツト
加工には不向きなものであつた。それに替わるものとし
て硬質のポリ塩化ビニルシートを使用したものないしは
印刷紙に樹脂含浸を施した紙を使用したもの等が考えら
れるが、両者共にラツピング加工ないしVカツト加工の
加工適性は備えているが、前者は局部荷重ふくれ(クリ
ープ)、耐熱性の問題があり表面の物理的及び化学的性
質が劣る、また後者のものでは耐磨耗性、紙の層間剥離
等の物理的性質が不充分であるという欠点があつた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、局部
荷重ふくれが発生せず、耐磨耗性、耐熱性に優れた、水
平面での使用が可能であるとともに、ラツピング加工な
いしVカツト加工にも適した、焼却時に有害ガスが発生
しないので公害の問題のない、低価格な化粧シートを提
供することである。
荷重ふくれが発生せず、耐磨耗性、耐熱性に優れた、水
平面での使用が可能であるとともに、ラツピング加工な
いしVカツト加工にも適した、焼却時に有害ガスが発生
しないので公害の問題のない、低価格な化粧シートを提
供することである。
【0004】
【課題を解決するための手段】保護層、印刷層、表裏両
面へのコーテイングにより熱硬化性樹脂が含浸された第
1紙層、接着剤層、表面ないし表裏両面へのコーテイン
グにより熱硬化性樹脂が含浸された第2紙層を順に積層
した構成からなることを特徴とする化粧シートである。
面へのコーテイングにより熱硬化性樹脂が含浸された第
1紙層、接着剤層、表面ないし表裏両面へのコーテイン
グにより熱硬化性樹脂が含浸された第2紙層を順に積層
した構成からなることを特徴とする化粧シートである。
【0005】前記接着剤層が2液硬化型ウレタン樹脂、
エポキシ樹脂、押出ポリオレフイン樹脂のいずれかから
なることを特徴とする上記の化粧シートである。
エポキシ樹脂、押出ポリオレフイン樹脂のいずれかから
なることを特徴とする上記の化粧シートである。
【0006】第1紙層及び第2紙層のそれぞれ片面に、
コーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、前記第1
紙層及び前記第2紙層の熱硬化性樹脂を含浸させた面同
志を接着剤により貼合し、前記第1紙層の非貼合面にコ
ーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、その面に印
刷層及び保護層を形成することを特徴とする化粧シート
の製造方法である。
コーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、前記第1
紙層及び前記第2紙層の熱硬化性樹脂を含浸させた面同
志を接着剤により貼合し、前記第1紙層の非貼合面にコ
ーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、その面に印
刷層及び保護層を形成することを特徴とする化粧シート
の製造方法である。
【0007】
【作用】化粧シートの基材を、それぞれコーテイングに
より熱硬化性樹脂を含浸させた第1紙層及び第2紙層の
2層の積層体で構成することにより、基材に厚みをもた
せることができると共に、基材として紙を使用している
にかかわらず層間強度が強いため、平面化粧用途に使用
しても局部荷重ふくれが発生せず、且つラツピング加工
ないしVカツト加工にも使用可能な低価格の化粧シート
が得られる。
より熱硬化性樹脂を含浸させた第1紙層及び第2紙層の
2層の積層体で構成することにより、基材に厚みをもた
せることができると共に、基材として紙を使用している
にかかわらず層間強度が強いため、平面化粧用途に使用
しても局部荷重ふくれが発生せず、且つラツピング加工
ないしVカツト加工にも使用可能な低価格の化粧シート
が得られる。
【0008】
【実施例】以下、図面を引用して本発明を説明する。図
1は本発明の化粧シートの積層構成を示す図であつて、
1は第1紙層、2は第2紙層、3は接着剤層、4は印刷
層、4aはベタ印刷層、4bは絵柄印刷層、5は保護層をそ
れぞれ表す。
1は本発明の化粧シートの積層構成を示す図であつて、
1は第1紙層、2は第2紙層、3は接着剤層、4は印刷
層、4aはベタ印刷層、4bは絵柄印刷層、5は保護層をそ
れぞれ表す。
【0009】本発明の化粧シートの構成は図1に示すよ
うに、紙の両面へのコーテイングにより熱硬化性樹脂が
含浸された第1紙層1と、紙の片面ないし両面へのコー
テイングにより熱硬化性樹脂が含浸された第2紙層2と
を接着剤層3により積層した基材の第1紙層1の表面に
ベタ印刷層4aと絵柄印刷層4bからなる印刷層4を設け、
その全面を覆つて保護層5が形成された構成からなる。
うに、紙の両面へのコーテイングにより熱硬化性樹脂が
含浸された第1紙層1と、紙の片面ないし両面へのコー
テイングにより熱硬化性樹脂が含浸された第2紙層2と
を接着剤層3により積層した基材の第1紙層1の表面に
ベタ印刷層4aと絵柄印刷層4bからなる印刷層4を設け、
その全面を覆つて保護層5が形成された構成からなる。
【0010】第1紙層1に使用する紙としては、晒ケミ
カルパルプを原料とし長網、円網等のヤンキーマシンで
抄造した片艶の薄葉紙で、白色度が高く紙質強度の大き
い建材用プリント用紙を使用する。紙の厚さとしては坪
量23〜65g/m2 のものが使用できるが、23〜3
0g/m2 の厚さのものが適当である。第1紙層1とし
て、上記のような表面が平滑な片艶の薄葉紙を使用し、
平滑面に印刷を行うことにより優れた印刷適性が得られ
る。第2紙層2として、第1紙層1に使用する紙と同質
の紙を使用するか、ないしはクラフトパルプからなる紙
質強度の大きい上質紙等が使用できる。第2紙層2には
印刷を行わないので表面平滑性は必要でない。厚さとし
ては坪量23〜65g/m2 のものが適当である。第1
紙層1ないし第2紙層2に使用する紙として、上記の紙
以外にアクリルアミド、エポキシアミド等を添加して紙
間強度を強くした紙間強化紙を使用してもよい。
カルパルプを原料とし長網、円網等のヤンキーマシンで
抄造した片艶の薄葉紙で、白色度が高く紙質強度の大き
い建材用プリント用紙を使用する。紙の厚さとしては坪
量23〜65g/m2 のものが使用できるが、23〜3
0g/m2 の厚さのものが適当である。第1紙層1とし
て、上記のような表面が平滑な片艶の薄葉紙を使用し、
平滑面に印刷を行うことにより優れた印刷適性が得られ
る。第2紙層2として、第1紙層1に使用する紙と同質
の紙を使用するか、ないしはクラフトパルプからなる紙
質強度の大きい上質紙等が使用できる。第2紙層2には
印刷を行わないので表面平滑性は必要でない。厚さとし
ては坪量23〜65g/m2 のものが適当である。第1
紙層1ないし第2紙層2に使用する紙として、上記の紙
以外にアクリルアミド、エポキシアミド等を添加して紙
間強度を強くした紙間強化紙を使用してもよい。
【0011】第1紙層1及び第2紙層2への樹脂の含浸
は、樹脂液中へデイツピングする方法ではなく、グラビ
ア印刷用ベタ版を使用したグラビアコートないしはコー
ターを使用したロールコート等により、紙の表面に樹脂
液を塗布し表面から樹脂液を紙の層間に含浸させるよう
にして行う。上記方法をとることによりグラビア印刷機
ないしはコーターにより容易に紙への樹脂液の含浸を実
施することができる。第1紙層1への樹脂の含浸は紙の
表裏両面から行うのであるが、紙表面の平滑面への樹脂
の含浸においては表面の平滑性が損なわれないようにす
る必要がある。第2紙層2への樹脂の含浸は、紙の表裏
両面含浸を行つてもよいが、紙の第1紙層1と積層する
面のみに含浸するだけでもよい。他方の面は化粧シート
を合板等の基材に積層するための接着剤が紙層に浸透し
て紙の層間が強化される。
は、樹脂液中へデイツピングする方法ではなく、グラビ
ア印刷用ベタ版を使用したグラビアコートないしはコー
ターを使用したロールコート等により、紙の表面に樹脂
液を塗布し表面から樹脂液を紙の層間に含浸させるよう
にして行う。上記方法をとることによりグラビア印刷機
ないしはコーターにより容易に紙への樹脂液の含浸を実
施することができる。第1紙層1への樹脂の含浸は紙の
表裏両面から行うのであるが、紙表面の平滑面への樹脂
の含浸においては表面の平滑性が損なわれないようにす
る必要がある。第2紙層2への樹脂の含浸は、紙の表裏
両面含浸を行つてもよいが、紙の第1紙層1と積層する
面のみに含浸するだけでもよい。他方の面は化粧シート
を合板等の基材に積層するための接着剤が紙層に浸透し
て紙の層間が強化される。
【0012】含浸させる樹脂の量としては、使用する紙
の厚さにもよるが、紙のそれぞれの表面に3〜15g/
m2 の範囲で塗布するのが好ましい。含浸する樹脂液の
塗布はグラビアコートないしロールコート等の方法で行
うのであるが、グラビアコートの場合には1回で塗布量
を多くするのが困難であるために、塗布量を多くする場
合にはグラビア印刷機の2ユニツト以上を使用して塗布
してもよい。未処理の紙の片面から1回のコーテイング
により塗布量を多くして樹脂を含浸させようとすると、
樹脂液が紙の裏面にまで浸透して裏抜けが発生しコーテ
イング作業に支障をきたすので、その場合には裏抜けし
ない程度の量を2回に分けて塗布し含浸させるのが好ま
しい。裏面に浸透防止層が形成されている場合には1回
のコーテイングで塗布量を多くすることができる。
の厚さにもよるが、紙のそれぞれの表面に3〜15g/
m2 の範囲で塗布するのが好ましい。含浸する樹脂液の
塗布はグラビアコートないしロールコート等の方法で行
うのであるが、グラビアコートの場合には1回で塗布量
を多くするのが困難であるために、塗布量を多くする場
合にはグラビア印刷機の2ユニツト以上を使用して塗布
してもよい。未処理の紙の片面から1回のコーテイング
により塗布量を多くして樹脂を含浸させようとすると、
樹脂液が紙の裏面にまで浸透して裏抜けが発生しコーテ
イング作業に支障をきたすので、その場合には裏抜けし
ない程度の量を2回に分けて塗布し含浸させるのが好ま
しい。裏面に浸透防止層が形成されている場合には1回
のコーテイングで塗布量を多くすることができる。
【0013】紙への含浸に使用する樹脂としては、ウレ
タン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂が使
用できる。ラツピング加工、Vカツト加工用に使用する
場合には、上記熱硬化性樹脂の中でも柔軟性のあるタイ
プの樹脂を使用するのが好ましい。また、含浸した紙に
柔軟性をもたせるために、上記の熱硬化性樹脂にスチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体等の合成ゴムを添加して使用することも可能
である。
タン樹脂、エポキシ樹脂、不飽和ポリエステル樹脂、ジ
アリルフタレート樹脂、尿素樹脂等の熱硬化性樹脂が使
用できる。ラツピング加工、Vカツト加工用に使用する
場合には、上記熱硬化性樹脂の中でも柔軟性のあるタイ
プの樹脂を使用するのが好ましい。また、含浸した紙に
柔軟性をもたせるために、上記の熱硬化性樹脂にスチレ
ン−ブタジエン共重合体、アクリロニトリル−ブタジエ
ン共重合体等の合成ゴムを添加して使用することも可能
である。
【0014】樹脂が含浸された第1紙層1と第2紙層2
とを積層するための接着剤層3としては、ウレタン系樹
脂からなる接着剤ないしは熱溶融押出されたポリオレフ
イン系樹脂が適する。ウレタン系接着剤を使用してドラ
イラミネーシヨンにより積層する方法、エポキシ系接着
剤を使用して積層する方法が一般的であるが、ポリエチ
レン、エチレン−αオレフイン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等のポリオレフイン樹脂を使用して押
出ラミネーシヨンにより積層する方法を採用することも
できる。ウレタン系接着剤を使用してドライラミネーシ
ヨンする場合の接着剤の塗布量としては5〜15g/m
2 の範囲であり、ポリオレフイン樹脂の押出ラミネーシ
ヨンの場合には20〜30ミクロンの厚さが適当であ
る。ウレタン系接着剤を使用したドライラミネーシヨン
により積層する方法では耐熱性が優れ、ポリオレフイン
樹脂を使用して押出ラミネーシヨンにより積層する方法
では柔軟性、厚さを付与することができるので用途によ
り使い分けすることが必要である。
とを積層するための接着剤層3としては、ウレタン系樹
脂からなる接着剤ないしは熱溶融押出されたポリオレフ
イン系樹脂が適する。ウレタン系接着剤を使用してドラ
イラミネーシヨンにより積層する方法、エポキシ系接着
剤を使用して積層する方法が一般的であるが、ポリエチ
レン、エチレン−αオレフイン共重合体、エチレン−酢
酸ビニル共重合体等のポリオレフイン樹脂を使用して押
出ラミネーシヨンにより積層する方法を採用することも
できる。ウレタン系接着剤を使用してドライラミネーシ
ヨンする場合の接着剤の塗布量としては5〜15g/m
2 の範囲であり、ポリオレフイン樹脂の押出ラミネーシ
ヨンの場合には20〜30ミクロンの厚さが適当であ
る。ウレタン系接着剤を使用したドライラミネーシヨン
により積層する方法では耐熱性が優れ、ポリオレフイン
樹脂を使用して押出ラミネーシヨンにより積層する方法
では柔軟性、厚さを付与することができるので用途によ
り使い分けすることが必要である。
【0015】印刷層4を形成するインキとしては、耐磨
耗性、含浸樹脂に対する接着性の優れたウレタン樹脂、
アクリル樹脂、メラミン樹脂等からなるインキを使用す
る。保護層5としては、ウレタン樹脂、アミノアルキツ
ド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の熱
硬化性樹脂が使用できる。保護層5の厚さは5〜20ミ
クロンの範囲で用途に応じて設定する。保護層5の艶は
上記の樹脂に炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、硫酸バリウム、シリカ、酸化チタン等の無機質充填
剤の適量添加して調整することができる。
耗性、含浸樹脂に対する接着性の優れたウレタン樹脂、
アクリル樹脂、メラミン樹脂等からなるインキを使用す
る。保護層5としては、ウレタン樹脂、アミノアルキツ
ド樹脂、エポキシ樹脂、尿素樹脂、メラミン樹脂等の熱
硬化性樹脂が使用できる。保護層5の厚さは5〜20ミ
クロンの範囲で用途に応じて設定する。保護層5の艶は
上記の樹脂に炭酸カルシウム、炭酸マグネシウム、タル
ク、硫酸バリウム、シリカ、酸化チタン等の無機質充填
剤の適量添加して調整することができる。
【0016】本発明の化粧シートの製造方法は、第1紙
層1を構成する片艶紙の艶のない面及び第2紙層2を構
成する紙の片面にそれぞれ樹脂をコーテイングにより含
浸させた後に、両者の樹脂含浸面同士を接着剤層3によ
り積層する。次いで上記積層体の第1紙層1を構成する
片艶紙の艶面に樹脂をコーテイングして含浸し、その面
にグラビア印刷によりベタ印刷層4aと絵柄印刷層4bから
なる印刷層4を設け、更にその上にグラビア印刷ないし
はコーテイングにより保護層を形成する。必要により第
2紙層2を構成する紙の接着面と反対の面にコーテイン
グにより樹脂を含浸して化粧シートが完成する。第2紙
層2を構成する紙の接着面と反対の面への樹脂の含浸
は、化粧シートを基材に積層する際の接着剤の含浸によ
り紙の層間が強化されるので必ずしも必要ではない。こ
のようにしてコーテイングにより紙力を強化した紙同士
を積層した複合紙は中心部が強化されているので、同等
の厚みで構成した含浸により強化した紙と比較して強化
効率がよい。
層1を構成する片艶紙の艶のない面及び第2紙層2を構
成する紙の片面にそれぞれ樹脂をコーテイングにより含
浸させた後に、両者の樹脂含浸面同士を接着剤層3によ
り積層する。次いで上記積層体の第1紙層1を構成する
片艶紙の艶面に樹脂をコーテイングして含浸し、その面
にグラビア印刷によりベタ印刷層4aと絵柄印刷層4bから
なる印刷層4を設け、更にその上にグラビア印刷ないし
はコーテイングにより保護層を形成する。必要により第
2紙層2を構成する紙の接着面と反対の面にコーテイン
グにより樹脂を含浸して化粧シートが完成する。第2紙
層2を構成する紙の接着面と反対の面への樹脂の含浸
は、化粧シートを基材に積層する際の接着剤の含浸によ
り紙の層間が強化されるので必ずしも必要ではない。こ
のようにしてコーテイングにより紙力を強化した紙同士
を積層した複合紙は中心部が強化されているので、同等
の厚みで構成した含浸により強化した紙と比較して強化
効率がよい。
【0017】本発明の化粧シートを合板等の基材にエマ
ルジヨンタイプ接着剤等を使用して積層した化粧板は、
耐磨耗性、耐熱性、耐クリープ性等の表面物性が優れて
いるので、家具、キヤビネツト、学習机等の表面化粧の
用途に使用できるし、合板にVカツト溝を形成して折り
曲げ加工する用途にも使用できる。また、本発明の化粧
シートで第2紙層2の裏面に樹脂を含浸したタイプのも
のは、異形木材、異形成形品等のラツピング用途に使用
できる。
ルジヨンタイプ接着剤等を使用して積層した化粧板は、
耐磨耗性、耐熱性、耐クリープ性等の表面物性が優れて
いるので、家具、キヤビネツト、学習机等の表面化粧の
用途に使用できるし、合板にVカツト溝を形成して折り
曲げ加工する用途にも使用できる。また、本発明の化粧
シートで第2紙層2の裏面に樹脂を含浸したタイプのも
のは、異形木材、異形成形品等のラツピング用途に使用
できる。
【0018】実施例1 第1紙層用の用紙として30g/m2 の片艶ロール紙
(天間特殊製紙、HP30)を使用しその裏面の艶のな
い面にウレタン樹脂をグラビア印刷用ベタ版を使用して
固形分で5g/m2 塗布して樹脂を含浸する一方、第2
紙層用の用紙として同じく30g/m2 の片艶ロール紙
(天間特殊製紙、HP30)を使用してその表面の平滑
面に上記と同様にしてウレタン樹脂を固形分で5g/m
2 塗布して樹脂含浸を行つた後、上記第2紙層用の用紙
の樹脂含浸面に2液硬化型ウレタン系接着剤を10g/
m2 塗布して、上記第1紙層用の用紙の樹脂含浸面を積
層して2層の紙層からなる積層体を作製し、上記積層体
の第1紙層用の用紙の樹脂含浸していない平滑面にグラ
ビア印刷用ベタ版により5g/m2 の厚さにウレタン系
樹脂を塗布し紙層に含浸させると共に、その面にウレタ
ン系樹脂からなるインキにてグラビア印刷によりベタ印
刷層及び絵柄印刷層を設け、更にその印刷層面にウレタ
ン樹脂からなる保護層を10g/m2 の厚さに塗布して
化粧シートを作製した。
(天間特殊製紙、HP30)を使用しその裏面の艶のな
い面にウレタン樹脂をグラビア印刷用ベタ版を使用して
固形分で5g/m2 塗布して樹脂を含浸する一方、第2
紙層用の用紙として同じく30g/m2 の片艶ロール紙
(天間特殊製紙、HP30)を使用してその表面の平滑
面に上記と同様にしてウレタン樹脂を固形分で5g/m
2 塗布して樹脂含浸を行つた後、上記第2紙層用の用紙
の樹脂含浸面に2液硬化型ウレタン系接着剤を10g/
m2 塗布して、上記第1紙層用の用紙の樹脂含浸面を積
層して2層の紙層からなる積層体を作製し、上記積層体
の第1紙層用の用紙の樹脂含浸していない平滑面にグラ
ビア印刷用ベタ版により5g/m2 の厚さにウレタン系
樹脂を塗布し紙層に含浸させると共に、その面にウレタ
ン系樹脂からなるインキにてグラビア印刷によりベタ印
刷層及び絵柄印刷層を設け、更にその印刷層面にウレタ
ン樹脂からなる保護層を10g/m2 の厚さに塗布して
化粧シートを作製した。
【0019】実施例2 実施例1と同様にして2層の紙層からなる積層体を作製
し後、該積層体の第1紙層用の用紙の樹脂含浸していな
い平滑面にロールコート方式により10g/m2 の厚さ
にウレタン系樹脂を塗布して紙層に含浸させると共に、
実施例1と同様にして印刷層及び保護層を設けた後に、
第2紙層用の用紙の裏面の平滑でない面にロールコート
方式によりウレタン樹脂を10g/m2 の厚さに塗布し
て紙層に含浸させて化粧シートを作製した。
し後、該積層体の第1紙層用の用紙の樹脂含浸していな
い平滑面にロールコート方式により10g/m2 の厚さ
にウレタン系樹脂を塗布して紙層に含浸させると共に、
実施例1と同様にして印刷層及び保護層を設けた後に、
第2紙層用の用紙の裏面の平滑でない面にロールコート
方式によりウレタン樹脂を10g/m2 の厚さに塗布し
て紙層に含浸させて化粧シートを作製した。
【0020】
【発明の効果】化粧シートの基材を、それぞれ樹脂を含
浸した第1紙層及び第2紙層の2層の積層した積層体か
ら構成し、該積層体の第1紙層の表面に印刷層と保護層
とを設けた化粧シートの構成とすることにより、基材の
紙層の層間強度を向上することができるので、平面化粧
用、ラツピング加工用、Vカツト加工用として使用可能
であり、耐磨耗性が優れ、クリープによる局部荷重ふく
れが発生しない、低価格の化粧シートが得られる。
浸した第1紙層及び第2紙層の2層の積層した積層体か
ら構成し、該積層体の第1紙層の表面に印刷層と保護層
とを設けた化粧シートの構成とすることにより、基材の
紙層の層間強度を向上することができるので、平面化粧
用、ラツピング加工用、Vカツト加工用として使用可能
であり、耐磨耗性が優れ、クリープによる局部荷重ふく
れが発生しない、低価格の化粧シートが得られる。
【図1】本発明の化粧シートの積層構成を示す図。
1 第1紙層 2 第2紙層 3 接着剤層 4 印刷層 4a ベタ印刷層 4b 絵柄印刷層 5 保護層
Claims (3)
- 【請求項1】 保護層、印刷層、表裏両面へのコーテイ
ングにより熱硬化性樹脂が含浸された第1紙層、接着剤
層、表面ないし表裏両面へのコーテイングにより熱硬化
性樹脂が含浸された第2紙層を順に積層した構成からな
ることを特徴とする化粧シート。 - 【請求項2】 前記接着剤層が2液硬化型ウレタン樹
脂、エポキシ樹脂、押出ポリオレフイン樹脂のいずれか
からなることを特徴とする請求項1記載の化粧シート。 - 【請求項3】 第1紙層及び第2紙層のそれぞれ片面
に、コーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、前記
第1紙層及び前記第2紙層の熱硬化性樹脂を含浸させた
面同志を接着剤により貼合し、前記第1紙層の非貼合面
にコーテイングにより熱硬化性樹脂を含浸させ、その面
に印刷層及び保護層を形成することを特徴とする化粧シ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6545594A JPH07246684A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 化粧シート |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6545594A JPH07246684A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 化粧シート |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07246684A true JPH07246684A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=13287637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6545594A Pending JPH07246684A (ja) | 1994-03-10 | 1994-03-10 | 化粧シート |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07246684A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016117210A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | Kj特殊紙株式会社 | 化粧板原紙及び化粧板 |
| JP2019043083A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | Kj特殊紙株式会社 | インクジェット印刷用原紙の製造方法、及び熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 |
-
1994
- 1994-03-10 JP JP6545594A patent/JPH07246684A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016117210A (ja) * | 2014-12-22 | 2016-06-30 | Kj特殊紙株式会社 | 化粧板原紙及び化粧板 |
| JP2019043083A (ja) * | 2017-09-06 | 2019-03-22 | Kj特殊紙株式会社 | インクジェット印刷用原紙の製造方法、及び熱硬化性樹脂化粧板の製造方法 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| US8617690B2 (en) | Directly laminated plate | |
| NZ512660A (en) | Abrasion resistant laminate and process for producing same | |
| EP1021298A1 (en) | Process for the production of a thermosetting laminate | |
| EP0561086A1 (en) | Decorative laminate board | |
| EP0103344A2 (en) | Process of in-line coating and decorative layer lamination with panel board material and the like employing electron-beam irradiation, and decorated panel produced thereby | |
| JP5900029B2 (ja) | 凹凸模様付き化粧板及びその製造方法 | |
| JP2018176484A (ja) | 樹脂含浸化粧板用化粧紙及び樹脂含浸化粧板 | |
| JP6878928B2 (ja) | 樹脂含浸化粧板及び樹脂含浸化粧板の製造方法 | |
| JPH07246684A (ja) | 化粧シート | |
| JPS63194949A (ja) | 化粧シ−ト | |
| EP1274564B1 (en) | Engineered crack-resistant paper and board | |
| WO2023196073A3 (en) | Decorative surface laminate and method of manufacturing a decorative surface laminate | |
| US20230068566A1 (en) | Method for the production of a polyvinyl chloride-free top layer, polyvinyl chloride-free top layer and decking element | |
| JP7298243B2 (ja) | 化粧材 | |
| JP7127348B2 (ja) | 印刷用チタン紙及び化粧板 | |
| JP4269446B2 (ja) | 熱硬化性樹脂化粧板及びその製造方法 | |
| JP4270672B2 (ja) | 化粧シート、該化粧シートを使用した化粧材、及び該化粧シートの製造方法 | |
| CN102234955B (zh) | 医疗打印用纸及其制作方法 | |
| JPH0252739A (ja) | 表面が平滑な化粧板の製造法 | |
| JPH10175363A (ja) | エンボスシート及び、それを用いたエンボス化粧材 | |
| JPS593887Y2 (ja) | 化粧板用化粧紙 | |
| JPH0121792Y2 (ja) | ||
| JPH0624814B2 (ja) | 長尺化粧シ−トとその連続的製造方法 | |
| JPH02123139A (ja) | 合成樹脂化粧板及びその製造方法 | |
| WO2026009794A1 (ja) | 化粧シートおよび化粧板 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020409 |