JPH07246776A - 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク - Google Patents
光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスクInfo
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- JPH07246776A JPH07246776A JP6040768A JP4076894A JPH07246776A JP H07246776 A JPH07246776 A JP H07246776A JP 6040768 A JP6040768 A JP 6040768A JP 4076894 A JP4076894 A JP 4076894A JP H07246776 A JPH07246776 A JP H07246776A
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- alkoxy group
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の追記機能、編集機能を有するCDあるい
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、770〜810n
mの波長再生が可能なオレンジブックに準拠した追記型
コンパクトデイスクおよび光記録材料を提供する。 【構成】フタロシアニン骨格に、フッ素置換されたアル
コキシ基がn個と直鎖または分枝の無置換のアルコキシ
基がm個(n+m=4、nおよびmは1〜3の整数を表
す)とニトロ基が置換する事を特徴とする光記録材料お
よびそれを用いた追記型コンパクトディスク。
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、770〜810n
mの波長再生が可能なオレンジブックに準拠した追記型
コンパクトデイスクおよび光記録材料を提供する。 【構成】フタロシアニン骨格に、フッ素置換されたアル
コキシ基がn個と直鎖または分枝の無置換のアルコキシ
基がm個(n+m=4、nおよびmは1〜3の整数を表
す)とニトロ基が置換する事を特徴とする光記録材料お
よびそれを用いた追記型コンパクトディスク。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光線によっ
て、情報を書き込んだり、読み取ったりすることが可能
な光記録媒体に関する。さらに詳しくは、追記型コンパ
クトデイスク(CD−R)およびその記録膜材料に関す
る。
て、情報を書き込んだり、読み取ったりすることが可能
な光記録媒体に関する。さらに詳しくは、追記型コンパ
クトデイスク(CD−R)およびその記録膜材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に有機色素を記録膜にした
単膜構成の記録媒体が提案され、編集機能を有するファ
イリングシステム用の追記型光ディスクが実用化されて
いた。この追記型光ディスクは、反射率は20〜30%
であり、また記録再生のレーザー波長は830nmであ
るため、既に普及しているCDるいはCD−ROMとの
互換性はまったくなかった。その後、特定の光学定数を
有するシアニン色素を記録膜として、さらに記録膜上に
反射膜を設ける事により反射率を65%以上まで向上さ
せ、CDフォーマットあるいはCD−ROMフォーマッ
ト信号が記録でき、しかもCDまたはCD−ROMの再
生装置で再生できる光デイスクおよび方法が提案され
(特開平2−42652号公報、特開平2−14728
6号公報)、既に実用化されている。
単膜構成の記録媒体が提案され、編集機能を有するファ
イリングシステム用の追記型光ディスクが実用化されて
いた。この追記型光ディスクは、反射率は20〜30%
であり、また記録再生のレーザー波長は830nmであ
るため、既に普及しているCDるいはCD−ROMとの
互換性はまったくなかった。その後、特定の光学定数を
有するシアニン色素を記録膜として、さらに記録膜上に
反射膜を設ける事により反射率を65%以上まで向上さ
せ、CDフォーマットあるいはCD−ROMフォーマッ
ト信号が記録でき、しかもCDまたはCD−ROMの再
生装置で再生できる光デイスクおよび方法が提案され
(特開平2−42652号公報、特開平2−14728
6号公報)、既に実用化されている。
【0003】しかしながら、一般にシアニン色素は光安
定性が悪いため、直接太陽光に曝さらされるような使用
条件では記録の信頼性に問題が生じる可能性があり、シ
アニン色素を記録膜にしたCD−Rでは、再生専用のC
DあるいはCD−ROMと同様の信頼性は実現されてい
ない。。そのため、化学的、物理的安定性の優れたフタ
ロシアニン色素が注目され、CD−Rの記録膜材料に応
用する検討が行なわれてきている。フタロシアニン色素
の光記録媒体への応用については、ファイリングシステ
ム用の追記型光ディスクの検討の頃より行なわれてきて
いるが、有機溶媒への溶解性付与、光学特性の制御、記
録感度の向上等が非常に困難な問題になっていた。
定性が悪いため、直接太陽光に曝さらされるような使用
条件では記録の信頼性に問題が生じる可能性があり、シ
アニン色素を記録膜にしたCD−Rでは、再生専用のC
DあるいはCD−ROMと同様の信頼性は実現されてい
ない。。そのため、化学的、物理的安定性の優れたフタ
ロシアニン色素が注目され、CD−Rの記録膜材料に応
用する検討が行なわれてきている。フタロシアニン色素
の光記録媒体への応用については、ファイリングシステ
ム用の追記型光ディスクの検討の頃より行なわれてきて
いるが、有機溶媒への溶解性付与、光学特性の制御、記
録感度の向上等が非常に困難な問題になっていた。
【0004】これまでのフタロシアニン色素の検討の中
では、特開昭61−154888号公報に置換されても
よいアルコキシ基を導入したフタロシアニン色素、また
特開昭64−14087号公報にフッ素置換アルコキシ
基を導入したフタロシアニン色素が、光記録材料として
提案されている。これらのフタロシアニン色素は、アル
コキシ基さらにフッ素置換アルコキシ基を導入する事で
有機溶媒への溶解性を付与しているが、適した溶媒種と
てはハロゲン化炭化水素系、芳香族系、フッ素置換アル
コール等であり、記録膜を成膜するには、耐溶剤性の高
い基板あるいは高価な特殊な溶媒を使用しなければなら
ない。また、この提案は基板/記録膜の構成による光記
録媒体を対象としており、基板/記録膜/反射膜の積層
体で構成されるCD−Rに適応した光学特性さらには熱
特性は実現できない。
では、特開昭61−154888号公報に置換されても
よいアルコキシ基を導入したフタロシアニン色素、また
特開昭64−14087号公報にフッ素置換アルコキシ
基を導入したフタロシアニン色素が、光記録材料として
提案されている。これらのフタロシアニン色素は、アル
コキシ基さらにフッ素置換アルコキシ基を導入する事で
有機溶媒への溶解性を付与しているが、適した溶媒種と
てはハロゲン化炭化水素系、芳香族系、フッ素置換アル
コール等であり、記録膜を成膜するには、耐溶剤性の高
い基板あるいは高価な特殊な溶媒を使用しなければなら
ない。また、この提案は基板/記録膜の構成による光記
録媒体を対象としており、基板/記録膜/反射膜の積層
体で構成されるCD−Rに適応した光学特性さらには熱
特性は実現できない。
【0005】また、特開平3−62878号公報、特開
平5−1272号公報にフタロシアニンの4つのベンゼ
ン環に無置換の分枝アルコキシ基とニトロ基を含むCD
−R用の記録膜材料が提案されている。このフタロシア
ニン色素では、CD−Rの構成に適した記録膜にするた
めに屈折率等の光学特性および熱特性の向上を目的に、
アルコキシ基の導入位置に対してオルソ位にニトロ基を
導入する事により、従来のフタロシアニン色素に比較し
て明らかに信号特性が改善されている。しかしながら、
これらの化合物については特開昭5−86301号公報
の比較例に示されているように信号品質としては十分な
特性には至っていない。
平5−1272号公報にフタロシアニンの4つのベンゼ
ン環に無置換の分枝アルコキシ基とニトロ基を含むCD
−R用の記録膜材料が提案されている。このフタロシア
ニン色素では、CD−Rの構成に適した記録膜にするた
めに屈折率等の光学特性および熱特性の向上を目的に、
アルコキシ基の導入位置に対してオルソ位にニトロ基を
導入する事により、従来のフタロシアニン色素に比較し
て明らかに信号特性が改善されている。しかしながら、
これらの化合物については特開昭5−86301号公報
の比較例に示されているように信号品質としては十分な
特性には至っていない。
【0006】又、フタロシアニン環に無置換の分枝アル
コキシ基を導入した場合、アルコキシ基の電子供与性の
効果により吸収波長がかなり長波長化し、CD−Rで対
象となる785nm付近の吸収が大きくなりすぎる傾向
があるため、785nm付近で最適な光学特性を実現す
るためには、中心金属として吸収の短波長化に効果のあ
るパラジウム等の高価な特殊金属類を使用する必要が生
じてくる。また、これら化合物については信号品質とし
ては十分な特性には至っておらず、さらに実用上の問題
点として、最短ピットである3T信号が長く、逆に最長
ピットである11T信号が短くなる傾向にあり、エラー
発生の原因として課題が残っている。また、一部の再生
機に採用されている位相差法によるトラッキング方式へ
の適性も十分なマージンが得られていない。以上のよう
に、耐久性の優れたフタロシアニン色素でもCD−R用
の記録膜材料として使用できるレベルに到達してきた
が、実用上の適性をすべて満足できているとは言い難
い。
コキシ基を導入した場合、アルコキシ基の電子供与性の
効果により吸収波長がかなり長波長化し、CD−Rで対
象となる785nm付近の吸収が大きくなりすぎる傾向
があるため、785nm付近で最適な光学特性を実現す
るためには、中心金属として吸収の短波長化に効果のあ
るパラジウム等の高価な特殊金属類を使用する必要が生
じてくる。また、これら化合物については信号品質とし
ては十分な特性には至っておらず、さらに実用上の問題
点として、最短ピットである3T信号が長く、逆に最長
ピットである11T信号が短くなる傾向にあり、エラー
発生の原因として課題が残っている。また、一部の再生
機に採用されている位相差法によるトラッキング方式へ
の適性も十分なマージンが得られていない。以上のよう
に、耐久性の優れたフタロシアニン色素でもCD−R用
の記録膜材料として使用できるレベルに到達してきた
が、実用上の適性をすべて満足できているとは言い難
い。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したようなC
D−R用記録膜として、中心金属を選ばずにCD−Rに
適した波長制御が可能なフタロシアニン色素で、オレン
ジブック規格に準拠し、さらにピット長の整合性、位相
差法によるトラッキング適性等の実用適性も満足する耐
久性の優れたフタロシアニン色素系のCD−R用の記録
膜材料を提供すつものである。
D−R用記録膜として、中心金属を選ばずにCD−Rに
適した波長制御が可能なフタロシアニン色素で、オレン
ジブック規格に準拠し、さらにピット長の整合性、位相
差法によるトラッキング適性等の実用適性も満足する耐
久性の優れたフタロシアニン色素系のCD−R用の記録
膜材料を提供すつものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
行った結果、以下の発明に至った。すなわち、本発明
は、式[1]で示されるフタロシアニン骨格の4つのベ
ンゼン環のそれぞれに、アルコキシ基とニトロ基を1つ
ずつ導入し、該アルコキシ基が、フッ素置換アルコキシ
基n個と無置換アルコキシ基m個(n+m=4、nおよ
びmは1〜3の整数を表す)であることを特徴とする光
記録材料である。式[1]
行った結果、以下の発明に至った。すなわち、本発明
は、式[1]で示されるフタロシアニン骨格の4つのベ
ンゼン環のそれぞれに、アルコキシ基とニトロ基を1つ
ずつ導入し、該アルコキシ基が、フッ素置換アルコキシ
基n個と無置換アルコキシ基m個(n+m=4、nおよ
びmは1〜3の整数を表す)であることを特徴とする光
記録材料である。式[1]
【化2】 [式中、Mは水素原子あるいは酸素、水酸基、ハロゲン
原子が置換してもよい金属原子を表す。] 更に、本発明は、式[1]で示されるフタロシアニン骨
格の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9
または12、13または16のそれぞれの置換位置の一
方にアルコキシ基を、他方にニトロ基を導入した請求項
1記載の光記録材料である。更に本発明は、透明基板/
記録膜/反射膜/保護膜の積層体からなり、上記記録膜
が請求項1又は2記載の光記録材料を含むことを特徴と
する追記型コンパクトデイスクに関する。
原子が置換してもよい金属原子を表す。] 更に、本発明は、式[1]で示されるフタロシアニン骨
格の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9
または12、13または16のそれぞれの置換位置の一
方にアルコキシ基を、他方にニトロ基を導入した請求項
1記載の光記録材料である。更に本発明は、透明基板/
記録膜/反射膜/保護膜の積層体からなり、上記記録膜
が請求項1又は2記載の光記録材料を含むことを特徴と
する追記型コンパクトデイスクに関する。
【0009】本発明の光記録材料さらにそれを用いた追
記型コンパクトディスクに適用されるフタロシアニン化
合物の特徴は、置換基としてフッ素を置換したアルコキ
シ基とニトロ基とを好ましくはパラ位の位置関係で導入
し、さらに当該アルコキシ基がフッ素置換アルコキシ基
と無置換の直鎖あたは分枝のアルコキシ基との混合で構
成されることにある。フッ素を置換したアルコキシ基を
導入することによって、フタロシアニン化合物の有機溶
剤への可溶性が向上する。さらに記録膜と基板の界面エ
ネルギーが大きくなり記録時に均整のとれたピットが形
成しやすくなる結果、記録膜が基板と反射膜に挟み込ま
れ形状変化を伴う記録がしにくいCD−Rで問題となる
感度低下あるいは形成したピットの歪を改善することが
できる。また、アルコキシ基にフッ素が置換していると
フッ素の効果により電子供与性が無置換のアルコキシ基
に比較して著しく弱くなるため、フタロシアニン環に無
置換のアルコキシ基とこのフッ素置換のアルコキシ基を
混合して導入する事により、その混合比率で吸収波長を
制御できる。そのため、785nm付近の光学特性の最
適化が非常に容易になるという利点がある。その結果、
785nm付近での透過率と吸光度のバランスが向上
し、透過率により影響される反射率と吸光度か影響する
光→熱変換によるヒートモード記録での感度との相反す
る特性を同時に満足する事が可能になる。
記型コンパクトディスクに適用されるフタロシアニン化
合物の特徴は、置換基としてフッ素を置換したアルコキ
シ基とニトロ基とを好ましくはパラ位の位置関係で導入
し、さらに当該アルコキシ基がフッ素置換アルコキシ基
と無置換の直鎖あたは分枝のアルコキシ基との混合で構
成されることにある。フッ素を置換したアルコキシ基を
導入することによって、フタロシアニン化合物の有機溶
剤への可溶性が向上する。さらに記録膜と基板の界面エ
ネルギーが大きくなり記録時に均整のとれたピットが形
成しやすくなる結果、記録膜が基板と反射膜に挟み込ま
れ形状変化を伴う記録がしにくいCD−Rで問題となる
感度低下あるいは形成したピットの歪を改善することが
できる。また、アルコキシ基にフッ素が置換していると
フッ素の効果により電子供与性が無置換のアルコキシ基
に比較して著しく弱くなるため、フタロシアニン環に無
置換のアルコキシ基とこのフッ素置換のアルコキシ基を
混合して導入する事により、その混合比率で吸収波長を
制御できる。そのため、785nm付近の光学特性の最
適化が非常に容易になるという利点がある。その結果、
785nm付近での透過率と吸光度のバランスが向上
し、透過率により影響される反射率と吸光度か影響する
光→熱変換によるヒートモード記録での感度との相反す
る特性を同時に満足する事が可能になる。
【0010】ニトロ基の効果としては、記録時、即ち記
録膜の分解に際して酸素源となるニトロ基の導入によ
り、熱分解温度が低下すると共に分解時に大きな発熱を
伴うため、記録感度が大幅に向上する。さらにこのニト
ロ基をアルコキシ基に対してパラ位に導入した事によ
り、立体障害によるフタロシアニン環のスタッキング性
が阻害され、前述の熱分解温度の低下による感度向上と
フッ素を置換したアルコキシ基による溶解性付与効果の
両者がより向上している。
録膜の分解に際して酸素源となるニトロ基の導入によ
り、熱分解温度が低下すると共に分解時に大きな発熱を
伴うため、記録感度が大幅に向上する。さらにこのニト
ロ基をアルコキシ基に対してパラ位に導入した事によ
り、立体障害によるフタロシアニン環のスタッキング性
が阻害され、前述の熱分解温度の低下による感度向上と
フッ素を置換したアルコキシ基による溶解性付与効果の
両者がより向上している。
【0011】本発明のフタロシアニン色素に導入される
フッ素を置換したアルコキシ基の代表例としては1,
1,1−トリフルオロメトキシ基、1,1,2,2−テ
トラフルオロプロポキシ基、1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、2,2,2,−ト
リフルオロエトキシ基、2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロポキシ基、2,2,3,3,4,4,−ヘキ
サフルオロブトキシ基、1H,1H,5H−オクタフル
オロペンチルオキシ基、1H,1H,7H−ドデカフル
オロヘプチルオキシ基、1H,1H,9H−ヘキサデカ
フルオロノニルオキシ基、2−(パーフルオロヘキシ
ル)エトキシ基等がそれぞれ挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
フッ素を置換したアルコキシ基の代表例としては1,
1,1−トリフルオロメトキシ基、1,1,2,2−テ
トラフルオロプロポキシ基、1,1,1,3,3,3−
ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、2,2,2,−ト
リフルオロエトキシ基、2,2,3,3,3−ペンタフ
ルオロプロポキシ基、2,2,3,3,4,4,−ヘキ
サフルオロブトキシ基、1H,1H,5H−オクタフル
オロペンチルオキシ基、1H,1H,7H−ドデカフル
オロヘプチルオキシ基、1H,1H,9H−ヘキサデカ
フルオロノニルオキシ基、2−(パーフルオロヘキシ
ル)エトキシ基等がそれぞれ挙げられるが、これらに限
定されるものではない。
【0012】本発明のフタロシアニン色素に導入される
無置換の直鎖および分枝のアルコキシ基の代表例として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、ペントキシ基、tert−ブトキシ基、2,4−ジ
メチル−3−ペントキシ基、2−メチル−1−ヘキシロ
キシ基、4−メチル−シクロヘキシロキシ基、2−メチ
ル−1−iso−プロピルプロポキシ基、1,3−ジメ
チルブトキシ基、2,2−ジメチル−1−iso−プロ
ピルプロポキシ基等がそれぞれ挙げられるが、これらに
限定されるのものではない。
無置換の直鎖および分枝のアルコキシ基の代表例として
は、メトキシ基、エトキシ基、プロポキシ基、ブトキシ
基、ペントキシ基、tert−ブトキシ基、2,4−ジ
メチル−3−ペントキシ基、2−メチル−1−ヘキシロ
キシ基、4−メチル−シクロヘキシロキシ基、2−メチ
ル−1−iso−プロピルプロポキシ基、1,3−ジメ
チルブトキシ基、2,2−ジメチル−1−iso−プロ
ピルプロポキシ基等がそれぞれ挙げられるが、これらに
限定されるのものではない。
【0013】本発明のフタロシアニン色素において、フ
ッ素を置換したアルコキシ基および無置換の直鎖または
分枝のアルコキシ基とニトロ基が導入されるが、それ以
外にも置換基が導入されていても良い。導入されても良
い置換基としては、置換基を有しても良いアルキル基、
置換基を有しても良いアリール基、置換基を有しても良
いアルコキシ基、置換基を有しても良いアリーロキシ
基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基等が
挙げられるがこれに限るものではない。
ッ素を置換したアルコキシ基および無置換の直鎖または
分枝のアルコキシ基とニトロ基が導入されるが、それ以
外にも置換基が導入されていても良い。導入されても良
い置換基としては、置換基を有しても良いアルキル基、
置換基を有しても良いアリール基、置換基を有しても良
いアルコキシ基、置換基を有しても良いアリーロキシ
基、ハロゲン原子、アミノ基、ニトロ基、シアノ基等が
挙げられるがこれに限るものではない。
【0014】本発明のフタロシアニン色素のMで示され
る中心金属の代表例としては、無金属の場合のプロトン
を始めとして、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,Ru,
Rh,Pd,Pt,Mn,Mg,Be,Ca,Ba,C
d,Hg,Al−Cl,Al−OH,Ca,In−C
l,In−OH,Ti=O,V=O,Cr,Zr,S
n,Si(OH)2,Ge(OH)2等がある。また、3
価あるいは4価の金属の場合には、フタロシアニン環の
軸方向にも置換基が導入できるが、軸方向に嵩高い置換
基を導入した場合には、記録膜に成膜した際、分子のパ
ッキングが阻害され光学密度が著しく低下するため、C
D−R用の記録膜としての最適膜厚が厚くなる傾向にあ
る。そのため記録時のピット形成の体積変化が大きくな
り、隣接するトラックへの影響が現れ信号品質を低下さ
せる場合がある。さらに、ニトロ基のような電子吸引性
基を導入した場合には、軸方向に導入される置換基が脱
離しやすくなり、耐久性を低下させる事が考えられる。
従って、本発明のフタロシアニン色素では、軸方向に導
入できる置換基としては酸素、水酸基、ハロゲン等の比
較的小さい置換基に限られる。
る中心金属の代表例としては、無金属の場合のプロトン
を始めとして、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,Ru,
Rh,Pd,Pt,Mn,Mg,Be,Ca,Ba,C
d,Hg,Al−Cl,Al−OH,Ca,In−C
l,In−OH,Ti=O,V=O,Cr,Zr,S
n,Si(OH)2,Ge(OH)2等がある。また、3
価あるいは4価の金属の場合には、フタロシアニン環の
軸方向にも置換基が導入できるが、軸方向に嵩高い置換
基を導入した場合には、記録膜に成膜した際、分子のパ
ッキングが阻害され光学密度が著しく低下するため、C
D−R用の記録膜としての最適膜厚が厚くなる傾向にあ
る。そのため記録時のピット形成の体積変化が大きくな
り、隣接するトラックへの影響が現れ信号品質を低下さ
せる場合がある。さらに、ニトロ基のような電子吸引性
基を導入した場合には、軸方向に導入される置換基が脱
離しやすくなり、耐久性を低下させる事が考えられる。
従って、本発明のフタロシアニン色素では、軸方向に導
入できる置換基としては酸素、水酸基、ハロゲン等の比
較的小さい置換基に限られる。
【0015】本発明のフタロシアニン色素は、例えば以
下の方法により製造することができる。すなわち、下記
一般式[2]で示されるフタロニトリル類と下記一般式
[3]で示されるフタロニトリル類の混合物と式[1]
中のMで示される金属の各種金属塩を出発原料として常
法により、フッ素置換アルコキシ基と無置換の直鎖また
は分枝のアルコキシ基の両方を有するフタロシアニン化
合物を製造できる。また、一般式[2]および[3]の
フタロニトリルの代わりに、これらのフタロニトリルに
アンモニアを反応させたインドリン化合物を使用しても
同様にフッ素置換されたアルコキシ基と無置換の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基の両方を有するフタロシアニン
化合物を製造できる。
下の方法により製造することができる。すなわち、下記
一般式[2]で示されるフタロニトリル類と下記一般式
[3]で示されるフタロニトリル類の混合物と式[1]
中のMで示される金属の各種金属塩を出発原料として常
法により、フッ素置換アルコキシ基と無置換の直鎖また
は分枝のアルコキシ基の両方を有するフタロシアニン化
合物を製造できる。また、一般式[2]および[3]の
フタロニトリルの代わりに、これらのフタロニトリルに
アンモニアを反応させたインドリン化合物を使用しても
同様にフッ素置換されたアルコキシ基と無置換の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基の両方を有するフタロシアニン
化合物を製造できる。
【0016】一般式[2] [式中、Rはフッ素置換アルキル基を表す。]
【化3】 一般式[3]
【化4】 [式中、Xは無置換の直鎖または分枝のアルキル基を表
す。]
す。]
【0017】次に、得られたフッ素置換されたアルコキ
シ基と無置換の直鎖または分枝のアルコキシ基の両方を
有するフタロシアニン化合物をニトロ化することによ
り、本発明のフタロシアニン色素を製造することができ
る。
シ基と無置換の直鎖または分枝のアルコキシ基の両方を
有するフタロシアニン化合物をニトロ化することによ
り、本発明のフタロシアニン色素を製造することができ
る。
【0018】本発明のフタロシアニン色素の代表的な例
として下記に示すフタロシアニン化合物(a)〜(k)
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
として下記に示すフタロシアニン化合物(a)〜(k)
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0019】
【表1】
【0020】本発明のフタロシアニン色素を用いた記録
膜層には、記録膜の耐光性、耐環境性等の安定性、繰り
返し再生の安定性をさらに向上させる目的で、酸素クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。
膜層には、記録膜の耐光性、耐環境性等の安定性、繰り
返し再生の安定性をさらに向上させる目的で、酸素クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。
【0021】記録膜層の成膜方法としては、ドライプロ
セス、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法によって
も可能であるが、ウエットプロセス、例えば、スピンコ
ート法、デップ法、スプレー法、ロールコート法あるい
はLB(ラングミュアーブロジェット)法によっても可
能である。本発明の記録膜素材は、汎用の有機溶媒、例
えば、アルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン系、炭化水素系、フロン系等に溶解するため、生産性
および記録膜の均一性からスピンコート法により成膜す
る方法が好ましい。このように、いわゆる塗布法で成膜
する場合には、必要に応じて高分子バインダーを加えて
も良い。高分子バインダーとしてはアクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ニトロセル
ロース、フェノール樹脂等が挙げられるがこれに限られ
るものではない。高分子バインダーの混合比としては特
に制限はないが、色素に対して30wt%以下が好まし
い。
セス、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法によって
も可能であるが、ウエットプロセス、例えば、スピンコ
ート法、デップ法、スプレー法、ロールコート法あるい
はLB(ラングミュアーブロジェット)法によっても可
能である。本発明の記録膜素材は、汎用の有機溶媒、例
えば、アルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン系、炭化水素系、フロン系等に溶解するため、生産性
および記録膜の均一性からスピンコート法により成膜す
る方法が好ましい。このように、いわゆる塗布法で成膜
する場合には、必要に応じて高分子バインダーを加えて
も良い。高分子バインダーとしてはアクリル樹脂、ポリ
カーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹
脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ニトロセル
ロース、フェノール樹脂等が挙げられるがこれに限られ
るものではない。高分子バインダーの混合比としては特
に制限はないが、色素に対して30wt%以下が好まし
い。
【0022】本発明の記録膜層の最適膜厚は、記録膜材
料の種類および組み合わせにより異なるため特に制限は
なく、500〜3000Aが好ましく、さらに700〜
2500Aが最適膜厚範囲である。
料の種類および組み合わせにより異なるため特に制限は
なく、500〜3000Aが好ましく、さらに700〜
2500Aが最適膜厚範囲である。
【0023】本発明の反射膜素材としては、金、銀、
銅、白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属およ
びこれらを主成分とした合金、MgO,ZnO,SnO
等の金属酸化物、SiN4、AlN、TiN等の窒化物
等が挙げられるが、絶対反射率が高く安定性に優れてい
る点から金が最適である。 また、場合によっては有機
性の高反射膜を使用することもできる。このような反射
膜の成膜方法としては、ドライプロセス例えば真空蒸着
法、スパッタリング法が最も好ましいがこれらに限られ
るものではない。本発明の反射膜の最適膜厚について
は、特に制限はないが400〜1300Aの範囲が好ま
しい。
銅、白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属およ
びこれらを主成分とした合金、MgO,ZnO,SnO
等の金属酸化物、SiN4、AlN、TiN等の窒化物
等が挙げられるが、絶対反射率が高く安定性に優れてい
る点から金が最適である。 また、場合によっては有機
性の高反射膜を使用することもできる。このような反射
膜の成膜方法としては、ドライプロセス例えば真空蒸着
法、スパッタリング法が最も好ましいがこれらに限られ
るものではない。本発明の反射膜の最適膜厚について
は、特に制限はないが400〜1300Aの範囲が好ま
しい。
【0024】さらに、反射膜の上より、デイスク特に記
録膜層および反射膜層の化学的劣化(例えば酸化、吸水
等)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目
的でデイスクを保護するための保護層を設ける。保護層
用の材料としては、紫外線硬化型樹脂を用いて、スピン
コートにより塗布し、紫外線照射により硬化させる方法
が好ましいがこれに限られるものではない。保護層の最
適膜厚については、薄い場合には、保護の効果が低下
し、厚い場合には樹脂の硬化時の収縮によりデイスクの
そり等の機械特性の悪化の原因になるため、2〜20ミ
クロンの範囲で成膜することが好ましい。
録膜層および反射膜層の化学的劣化(例えば酸化、吸水
等)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目
的でデイスクを保護するための保護層を設ける。保護層
用の材料としては、紫外線硬化型樹脂を用いて、スピン
コートにより塗布し、紫外線照射により硬化させる方法
が好ましいがこれに限られるものではない。保護層の最
適膜厚については、薄い場合には、保護の効果が低下
し、厚い場合には樹脂の硬化時の収縮によりデイスクの
そり等の機械特性の悪化の原因になるため、2〜20ミ
クロンの範囲で成膜することが好ましい。
【0025】また、本発明に用いられるデイスク基板と
しては信号の書き込みや読みだしを行うための光の透過
率が好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小
さいものが好ましい。例えば、ガラス、またはアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリ−4−
メチルペンテン等)、ポリエーテルスルホン樹脂などの
熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性
樹脂からなる基板が挙げられる。 これらの中で、成形
のしやすさ、ATIP用ウオッブル信号および案内溝等
の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるものが
好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストから
みてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるもの
が特に好ましい。
しては信号の書き込みや読みだしを行うための光の透過
率が好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小
さいものが好ましい。例えば、ガラス、またはアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリ−4−
メチルペンテン等)、ポリエーテルスルホン樹脂などの
熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性
樹脂からなる基板が挙げられる。 これらの中で、成形
のしやすさ、ATIP用ウオッブル信号および案内溝等
の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるものが
好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストから
みてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるもの
が特に好ましい。
【0026】また、ATIPウオブル信号および案内溝
などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮成
形)する際のスタンパーなどを用いて付与する方法が好
ましいが、フォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P法
による方法によっても行うことが出来る。本発明の光デ
イスクの案内溝の形状については、特に制限はなく台形
あるいはU字形であっても良い。また、案内溝の寸法に
ついては、記録膜材料の種類および組み合わせ等により
最適値はそれぞれ異なるが、平均溝幅(溝深さの1/2
の位置の幅)が0.4〜0.6ミクロン、また、溝深さ
が700〜2000Aの範囲が好ましい。
などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮成
形)する際のスタンパーなどを用いて付与する方法が好
ましいが、フォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P法
による方法によっても行うことが出来る。本発明の光デ
イスクの案内溝の形状については、特に制限はなく台形
あるいはU字形であっても良い。また、案内溝の寸法に
ついては、記録膜材料の種類および組み合わせ等により
最適値はそれぞれ異なるが、平均溝幅(溝深さの1/2
の位置の幅)が0.4〜0.6ミクロン、また、溝深さ
が700〜2000Aの範囲が好ましい。
【0027】本発明のデイスク形態は、記録後CDある
いはCD−ROMとして機能する必要があるため、CD
あるいはCD−ROMの規格(レッドブック)およびR
−CDの規格(オレンジブック)に準拠していることが
好ましい。
いはCD−ROMとして機能する必要があるため、CD
あるいはCD−ROMの規格(レッドブック)およびR
−CDの規格(オレンジブック)に準拠していることが
好ましい。
【0028】
【実施例】以下の実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限られるも
のではない。はじめに、本発明で使用されるフタロシア
ニン化合物の代表例の製造法について説明する。
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限られるも
のではない。はじめに、本発明で使用されるフタロシア
ニン化合物の代表例の製造法について説明する。
【0029】 製造例1:フタロシアニン化合物(a)の製造 n−アミルアルコール100部、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)30部に3−(1,1,2,2−テトラ
フルオロプロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(ネオペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモル比
1:1の混合物10部および塩化第一銅15部を加え、
130〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、500
部のメタノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタ
ノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の
粉末10部を得た。このようにして得られた銅フタロシ
アニン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発
煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化
を行い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を
濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(a)を
4部得た。
セン(DBU)30部に3−(1,1,2,2−テトラ
フルオロプロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(ネオペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモル比
1:1の混合物10部および塩化第一銅15部を加え、
130〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、500
部のメタノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタ
ノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の
粉末10部を得た。このようにして得られた銅フタロシ
アニン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発
煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化
を行い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を
濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(a)を
4部得た。
【0030】 製造例2:フタロシアニン化合物(b)の製造 製造例1と同様に、n−アミルアルコール100部、D
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(2,4−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタ
ロニトリルのモル比1:3の混合物10部および塩化第
一銅15部を加え、130〜135℃で3時間加熱撹拌
後、冷却し、メタノール1000部で希釈、析出した沈
澱を濾別、メタノール/水(3/1)混合溶液で洗浄、
乾燥して青色の粉末5.5部を得た。このようにして得
られた銅フタロシアニン化合物5部を無水酢酸100部
中、無水酢酸と発煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部
を用いてニトロ化を行い、氷水1000部中に注入し
た。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシア
ニン化合物(b)を3部得た。
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(2,4−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタ
ロニトリルのモル比1:3の混合物10部および塩化第
一銅15部を加え、130〜135℃で3時間加熱撹拌
後、冷却し、メタノール1000部で希釈、析出した沈
澱を濾別、メタノール/水(3/1)混合溶液で洗浄、
乾燥して青色の粉末5.5部を得た。このようにして得
られた銅フタロシアニン化合物5部を無水酢酸100部
中、無水酢酸と発煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部
を用いてニトロ化を行い、氷水1000部中に注入し
た。析出した沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシア
ニン化合物(b)を3部得た。
【0031】 製造例3:フタロシアニン化合物(c)の製造 製造例1と同様に、n−アミルアルコール100部、D
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(1,3−ジメチルブチル)オキシ−o−フタロニトリ
ルのモル比1:1の混合物10部および塩化ニッケル5
部を加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、冷却
し、2000部のメタノールで希釈した。析出した沈澱
を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾
燥して緑色の粉末8部を得た。このようにして得られた
ニッケルフタロシアニン体5部を無水酢酸中、ニトロ化
を行い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を
濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(c)を
7部得た。
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(1,3−ジメチルブチル)オキシ−o−フタロニトリ
ルのモル比1:1の混合物10部および塩化ニッケル5
部を加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、冷却
し、2000部のメタノールで希釈した。析出した沈澱
を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾
燥して緑色の粉末8部を得た。このようにして得られた
ニッケルフタロシアニン体5部を無水酢酸中、ニトロ化
を行い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を
濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(c)を
7部得た。
【0032】 製造例4:フタロシアニン化合物(d)の製造 製造例1と同様に、n−アミルアルコール100部、D
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(2,4−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタ
ロニトリルのモル比1:3の混合物10部および塩化亜
鉛3部を加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、
冷却し、1500部のメタノールで希釈した。析出した
沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗
浄、乾燥して緑色の粉末8部を得た。このようにして得
られたバナジウムフタロシアニン体5部を無水酢酸中、
ニトロ化を行い、氷水1000部中に注入した。析出し
た沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物
(d)を4部得た。
BU30部に3−(2、2−ビス(トリフルオロメチ
ル)プロピル)オキシ−o−フタロニトリルと3−
(2,4−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタ
ロニトリルのモル比1:3の混合物10部および塩化亜
鉛3部を加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、
冷却し、1500部のメタノールで希釈した。析出した
沈澱を濾別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗
浄、乾燥して緑色の粉末8部を得た。このようにして得
られたバナジウムフタロシアニン体5部を無水酢酸中、
ニトロ化を行い、氷水1000部中に注入した。析出し
た沈澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物
(d)を4部得た。
【0033】実施例1 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[a]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は67%、最適記録レーザーパワーが
6.0mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[a]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は67%、最適記録レーザーパワーが
6.0mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0034】実施例2 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[b]をジアセトンア
ルコールに60mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミク
ロンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を
用いて、スピンコーターにより記録膜厚750オングス
トロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜
の上にスパッタリングにより金を膜厚800オングスト
ロームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂
により保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスク
を作成した。このようにして作成した光デイスクを用
い、波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度
1.4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記
録したところ、反射率は68%、最適記録レーザーパワ
ーが6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制
御信号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格
値を満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[b]をジアセトンア
ルコールに60mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミク
ロンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を
用いて、スピンコーターにより記録膜厚750オングス
トロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜
の上にスパッタリングにより金を膜厚800オングスト
ロームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂
により保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスク
を作成した。このようにして作成した光デイスクを用
い、波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度
1.4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記
録したところ、反射率は68%、最適記録レーザーパワ
ーが6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制
御信号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格
値を満足するものであった。
【0035】実施例3 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[c]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は70%、最適記録レーザーパワーが
6.6mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[c]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は70%、最適記録レーザーパワーが
6.6mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0036】実施例4 深さ1250オングストローム、幅0.48ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物(d)をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デイスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.0mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物(d)をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚900オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デイスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.0mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0037】比較例1〜4 下記表2に示すフタロシアニン化合物(l)〜(o)を
用いて、実施例1と同様にして光ディスクを作成した。
このようにして作成した光ディスクを用いて、実施例1
と同様に記録再生を行なった。この記録再生での反射率
および最適レーザーパワーを表3に記載した。表から明
かなように、フタロシアニン環に導入されるアルコキシ
基がフッ素置換されたアルコキシ基のみの場合、および
無置換のアルコキシ基のみの場合には、反射率と最適レ
ーザーパワー即ち感度とのバランスが悪くなっている。
フッ素置換されたアルコキシ基のみの場合には、反射率
は高いが、感度は低くなる傾向にあり、CD−Rの規格
であるオレンジブック記載の範囲にあるもの上限ぎりぎ
りで余裕はなく、高速記録に必要な高感度は実現できな
い。逆に無置換のアルコキシ基のみの場合には、785
nm付近での吸光度が高くなるため、感度は非常に高く
なるものの、反射率が低くなってしまう傾向にある。
用いて、実施例1と同様にして光ディスクを作成した。
このようにして作成した光ディスクを用いて、実施例1
と同様に記録再生を行なった。この記録再生での反射率
および最適レーザーパワーを表3に記載した。表から明
かなように、フタロシアニン環に導入されるアルコキシ
基がフッ素置換されたアルコキシ基のみの場合、および
無置換のアルコキシ基のみの場合には、反射率と最適レ
ーザーパワー即ち感度とのバランスが悪くなっている。
フッ素置換されたアルコキシ基のみの場合には、反射率
は高いが、感度は低くなる傾向にあり、CD−Rの規格
であるオレンジブック記載の範囲にあるもの上限ぎりぎ
りで余裕はなく、高速記録に必要な高感度は実現できな
い。逆に無置換のアルコキシ基のみの場合には、785
nm付近での吸光度が高くなるため、感度は非常に高く
なるものの、反射率が低くなってしまう傾向にある。
【0038】
【表2】
【0039】 表3 ────────────────────────────────── 比較例 フタロシアニン 反射率 最適レーザーパワー 化合物 (%) (mW) ────────────────────────────────── 1 (l) 56 5.6 2 (m) 52 5.3 3 (n) 72 7.4 4 (o) 68 8.0 ─────────────────────────────────
【0040】
【発明の効果】以上のように、本発明のフタロシアニン
色素は、ッ素置換されたアルコキシ基と無置換の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基の両者を合わせ持ち、さらにニ
トロ基が導入されたフタロシアニン化合物を記録膜とす
る事により、CD−Rで対象となる785nm付近の光
学特性の最適化が容易となる。又、感度と反射率のバラ
ンスがよく、さらに均整のとれたピットが形成されると
同時に記録感度が高くなるため基板への熱変形等の悪影
響がなくなり、ピット長の不整合がない良質の信号特性
が得られるようになった。
色素は、ッ素置換されたアルコキシ基と無置換の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基の両者を合わせ持ち、さらにニ
トロ基が導入されたフタロシアニン化合物を記録膜とす
る事により、CD−Rで対象となる785nm付近の光
学特性の最適化が容易となる。又、感度と反射率のバラ
ンスがよく、さらに均整のとれたピットが形成されると
同時に記録感度が高くなるため基板への熱変形等の悪影
響がなくなり、ピット長の不整合がない良質の信号特性
が得られるようになった。
Claims (3)
- 【請求項1】 式[1]で示されるフタロシアニン骨格
の4つのベンゼン環のそれぞれに、アルコキシ基とニト
ロ基を1つずつ導入し、該アルコキシ基が、フッ素置換
アルコキシ基n個と無置換アルコキシ基m個(n+m=
4、nおよびmは1〜3の整数を表す)であることを特
徴とする光記録材料。式[1] 【化1】 [式中、Mは水素原子あるいは酸素、水酸基、ハロゲン
原子が置換してもよい金属原子を表す。] - 【請求項2】 式[1]で示されるフタロシアニン骨格
の4つのベンゼン環の、1または4、5または8、9ま
たは12、13または16のそれぞれの置換位置の一方
にアルコキシ基を、他方にニトロ基を導入した請求項1
記載の光記録材料。 - 【請求項3】 透明基板/記録膜/反射膜/保護膜の積
層体からなり、上記記録膜が請求項1又は2記載の光記
録材料を含むことを特徴とする追記型コンパクトデイス
ク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040768A JPH07246776A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6040768A JPH07246776A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07246776A true JPH07246776A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12589815
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6040768A Pending JPH07246776A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07246776A (ja) |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6040768A patent/JPH07246776A/ja active Pending
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