JPH07276800A - 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク - Google Patents
光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスクInfo
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- JPH07276800A JPH07276800A JP6070795A JP7079594A JPH07276800A JP H07276800 A JPH07276800 A JP H07276800A JP 6070795 A JP6070795 A JP 6070795A JP 7079594 A JP7079594 A JP 7079594A JP H07276800 A JPH07276800 A JP H07276800A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】従来の追記機能、編集機能を有するCDあるい
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、770〜810n
mの波長再生が可能なオレンジブックに準拠した追記型
コンパクトデイスクおよび光記録材料を提供する。 【構成】フタロシアニン骨格に、1ないし3個の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基と1ないし乃至4個のニトロ基
またはハロゲン原子を有する事を特徴とする光記録材料
およびそれを用いた追記型コンパクトディスク。
はCD−ROMの持つ欠点を解決し、770〜810n
mの波長再生が可能なオレンジブックに準拠した追記型
コンパクトデイスクおよび光記録材料を提供する。 【構成】フタロシアニン骨格に、1ないし3個の直鎖ま
たは分枝のアルコキシ基と1ないし乃至4個のニトロ基
またはハロゲン原子を有する事を特徴とする光記録材料
およびそれを用いた追記型コンパクトディスク。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、レーザー光線によっ
て、情報を書き込んだり、読み取ったりすることが可能
な光記録媒体に関する。さらに詳しくは、追記型コンパ
クトデイスク(CD−R)およびその記録膜材料に関す
る。
て、情報を書き込んだり、読み取ったりすることが可能
な光記録媒体に関する。さらに詳しくは、追記型コンパ
クトデイスク(CD−R)およびその記録膜材料に関す
る。
【0002】
【従来の技術】従来、基板上に有機色素を記録膜にした
単膜構成の記録媒体が提案され、編集機能を有するファ
イリングシステム用の追記型光ディスクが実用化されて
いた。この追記型光ディスクは、反射率は20〜30%
であり、また記録再生のレーザー波長は830nmであ
るため、既に普及しているCDあるいはCD−ROMと
の互換性は全くなかった。その後、特定の光学定数を有
するシアニン色素を記録膜として、さらに記録膜上に反
射膜を設ける事により反射率を65%以上まで向上さ
せ、CDフォーマットあるいはCD−ROMフォーマッ
ト信号が記録でき、しかもCDまたはCD−ROMの再
生装置で再生できる光デイスクおよび方法が提案(特開
平2−42652号公報、特開平2−147286号公
報)され、既に実用化されている。
単膜構成の記録媒体が提案され、編集機能を有するファ
イリングシステム用の追記型光ディスクが実用化されて
いた。この追記型光ディスクは、反射率は20〜30%
であり、また記録再生のレーザー波長は830nmであ
るため、既に普及しているCDあるいはCD−ROMと
の互換性は全くなかった。その後、特定の光学定数を有
するシアニン色素を記録膜として、さらに記録膜上に反
射膜を設ける事により反射率を65%以上まで向上さ
せ、CDフォーマットあるいはCD−ROMフォーマッ
ト信号が記録でき、しかもCDまたはCD−ROMの再
生装置で再生できる光デイスクおよび方法が提案(特開
平2−42652号公報、特開平2−147286号公
報)され、既に実用化されている。
【0003】しかしながら、一般にシアニン色素は光安
定性が悪いため、直接太陽光に曝さらされるような使用
条件では記録の信頼性に問題が生じる可能性があり、シ
アニン色素を記録膜にしたCD−Rでは、再生専用のC
DあるいはCD−ROMと同様の信頼性は実現されてい
ない。そのため、化学的、物理的安定性の優れたフタロ
シアニン色素が注目され、CD−Rの記録膜材料に応用
する検討が行なわれてきている。フタロシアニン色素の
光記録媒体への応用については、ファイリングシステム
用の追記型光ディスクの検討の頃より行なわれてきてい
るが、有機溶媒への溶解性付与、光学特性の制御、記録
感度の向上等が非常に困難な問題になっていた。
定性が悪いため、直接太陽光に曝さらされるような使用
条件では記録の信頼性に問題が生じる可能性があり、シ
アニン色素を記録膜にしたCD−Rでは、再生専用のC
DあるいはCD−ROMと同様の信頼性は実現されてい
ない。そのため、化学的、物理的安定性の優れたフタロ
シアニン色素が注目され、CD−Rの記録膜材料に応用
する検討が行なわれてきている。フタロシアニン色素の
光記録媒体への応用については、ファイリングシステム
用の追記型光ディスクの検討の頃より行なわれてきてい
るが、有機溶媒への溶解性付与、光学特性の制御、記録
感度の向上等が非常に困難な問題になっていた。
【0004】これまでのフタロシアニン色素の検討の中
では、特開昭61−154888号公報に置換されても
よいアルコキシ基を導入したフタロシアニン色素、また
特開昭64−14087号公報にフッ素置換アルコキシ
基を導入したフタロシアニン色素が提案されている。こ
れらのフタロシアニン色素は、アルコキシ基さらにフッ
素置換アルコキシ基を導入する事で有機溶媒への溶解性
を付与しているが、適した溶媒種とてはハロゲン化炭化
水素系、芳香族系、フッ素置換アルコール等であり、記
録膜を成膜するには、耐溶剤性の高い基板あるいは高価
な特殊な溶媒を使用しなければならない。また、この提
案は基板/記録膜の構成による光記録媒体を対象として
おり、基板/記録膜/反射膜の積層体で構成されるCD
−Rに適応した光学特性さらには熱特性は実現できな
い。
では、特開昭61−154888号公報に置換されても
よいアルコキシ基を導入したフタロシアニン色素、また
特開昭64−14087号公報にフッ素置換アルコキシ
基を導入したフタロシアニン色素が提案されている。こ
れらのフタロシアニン色素は、アルコキシ基さらにフッ
素置換アルコキシ基を導入する事で有機溶媒への溶解性
を付与しているが、適した溶媒種とてはハロゲン化炭化
水素系、芳香族系、フッ素置換アルコール等であり、記
録膜を成膜するには、耐溶剤性の高い基板あるいは高価
な特殊な溶媒を使用しなければならない。また、この提
案は基板/記録膜の構成による光記録媒体を対象として
おり、基板/記録膜/反射膜の積層体で構成されるCD
−Rに適応した光学特性さらには熱特性は実現できな
い。
【0005】また、特開平3−62878号公報、特開
昭5−1272号公報にフタロシアニンの4つのベンゼ
ン環に無置換の分岐アルコキシ基とハロゲン原子または
ニトロ基を導入した化合物が提案されている。このフタ
ロシアニン色素では、CD−Rの構成に適した記録膜に
するために屈折率等の光学特性および熱特性の向上を目
的に、アルコキシ基と同時にハロゲン原子またはニトロ
基を導入する事により、従来のフタロシアニン色素に比
較して明らかに信号特性が改善され、実用レベルに到達
してきている。しかしながら、フタロシアニン環に無置
換の分枝アルコキシ基を導入する場合、アルコキシ基の
電子供与性の効果により吸収波長が長波長化し、CD−
Rで対象となる785nm付近の吸収が大きくなりすぎ
る傾向がある。従って、このフタロシアニン化合物をC
D−Rに適応する場合、785nm付近で最適な光学特
性を実現するために、材料面で吸収波長の短波長化に効
果的な特殊な中心金属を選ぶ必要がある等の不都合があ
った。
昭5−1272号公報にフタロシアニンの4つのベンゼ
ン環に無置換の分岐アルコキシ基とハロゲン原子または
ニトロ基を導入した化合物が提案されている。このフタ
ロシアニン色素では、CD−Rの構成に適した記録膜に
するために屈折率等の光学特性および熱特性の向上を目
的に、アルコキシ基と同時にハロゲン原子またはニトロ
基を導入する事により、従来のフタロシアニン色素に比
較して明らかに信号特性が改善され、実用レベルに到達
してきている。しかしながら、フタロシアニン環に無置
換の分枝アルコキシ基を導入する場合、アルコキシ基の
電子供与性の効果により吸収波長が長波長化し、CD−
Rで対象となる785nm付近の吸収が大きくなりすぎ
る傾向がある。従って、このフタロシアニン化合物をC
D−Rに適応する場合、785nm付近で最適な光学特
性を実現するために、材料面で吸収波長の短波長化に効
果的な特殊な中心金属を選ぶ必要がある等の不都合があ
った。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記に示したようなC
D−R用記録膜として、CD−Rに適した波長制御が可
能なフタロシアニン色素で、オレンジブック規格に準拠
し実用適性も満足する耐久性の優れたフタロシアニン色
素系のCD−R用の記録膜材料を提供するものである。
D−R用記録膜として、CD−Rに適した波長制御が可
能なフタロシアニン色素で、オレンジブック規格に準拠
し実用適性も満足する耐久性の優れたフタロシアニン色
素系のCD−R用の記録膜材料を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明者等は鋭意研究を
行った結果、以下の発明に至った。すなわち、本発明
は、一般式[1]で示されるフタロシアニン化合物から
なることを特徴とする光記録材料に関する。 一般式[1] MPc−(O−R)n(X)m [式中、Pcは式[2]で示されるフタロシアニン骨格
を表し、Mは水素原子(H2)又は酸素、水酸基もしく
はハロゲン原子が置換してもよい金属原子を表し、Rは
炭素数1ないし20の直鎖または分岐の置換基を有して
もよいアルキル基を表し、Xはニトロ基またはハロゲン
原子を表し、nは1〜3の整数を表し、mは1〜4の整
数を表す。ただし、置換基(O−R)および置換基Xの
置換位置は、式[2]で示されるフタロシアニン骨格の
1、4、5、8、9、12、13または16の位置から
選ばれる。] 式[2]
行った結果、以下の発明に至った。すなわち、本発明
は、一般式[1]で示されるフタロシアニン化合物から
なることを特徴とする光記録材料に関する。 一般式[1] MPc−(O−R)n(X)m [式中、Pcは式[2]で示されるフタロシアニン骨格
を表し、Mは水素原子(H2)又は酸素、水酸基もしく
はハロゲン原子が置換してもよい金属原子を表し、Rは
炭素数1ないし20の直鎖または分岐の置換基を有して
もよいアルキル基を表し、Xはニトロ基またはハロゲン
原子を表し、nは1〜3の整数を表し、mは1〜4の整
数を表す。ただし、置換基(O−R)および置換基Xの
置換位置は、式[2]で示されるフタロシアニン骨格の
1、4、5、8、9、12、13または16の位置から
選ばれる。] 式[2]
【化2】 更に、本発明は、一般式[1]のnとmが1ないし3の
同数(1≦n=m≦3)であり、かつ置換基(O−R)
および置換基Xは、それぞれフタロシアニン骨格の1ま
たは4位、5または8位、9または12位および13ま
たは16位から選ばれる1ないし3個の置換位置に存在
する上記光記録材料に関する。更に、本発明は、一般式
[1]で示される置換基Rが、炭素数1ないし20の直
鎖または分岐のフッ素含有のアルキル基である上記光記
録材料に関する。更に、本発明は、透明基板/記録膜/
反射膜/保護膜の積層体で構成され、上記フタロシアニ
ン化合物の光記録材料を記録膜に用いた事を特徴とする
追記型コンパクトデイスクに関する。
同数(1≦n=m≦3)であり、かつ置換基(O−R)
および置換基Xは、それぞれフタロシアニン骨格の1ま
たは4位、5または8位、9または12位および13ま
たは16位から選ばれる1ないし3個の置換位置に存在
する上記光記録材料に関する。更に、本発明は、一般式
[1]で示される置換基Rが、炭素数1ないし20の直
鎖または分岐のフッ素含有のアルキル基である上記光記
録材料に関する。更に、本発明は、透明基板/記録膜/
反射膜/保護膜の積層体で構成され、上記フタロシアニ
ン化合物の光記録材料を記録膜に用いた事を特徴とする
追記型コンパクトデイスクに関する。
【0008】本発明の光記録材料であるフタロシアニン
化合物の特徴は、1ないし3個の置換基を有しても良い
直鎖または分枝のアルコキシ基と1ないし4個のハロゲ
ン原子もしくはニトロ基との両者を持ったフタロシアニ
ン化合物で構成され、かつそれら置換基の置換位置がフ
タロシアニン骨格を構成する4つのベンゼン環のα位で
あることにある。さらに、一つのベンゼン環に置換基を
有しても良い直鎖または分枝のアルコキシ基とハロゲン
原子もしくはニトロ基の両者が導入される場合には、そ
れらの導入位置関係がパラ位である事が好ましい。ま
た、アルコキシ基としては、分岐のアルコキシ基および
フッ素含有のアルコキシ基が好ましく、さらに好ましく
はフッ素置換の分岐のアルコキシ基である。
化合物の特徴は、1ないし3個の置換基を有しても良い
直鎖または分枝のアルコキシ基と1ないし4個のハロゲ
ン原子もしくはニトロ基との両者を持ったフタロシアニ
ン化合物で構成され、かつそれら置換基の置換位置がフ
タロシアニン骨格を構成する4つのベンゼン環のα位で
あることにある。さらに、一つのベンゼン環に置換基を
有しても良い直鎖または分枝のアルコキシ基とハロゲン
原子もしくはニトロ基の両者が導入される場合には、そ
れらの導入位置関係がパラ位である事が好ましい。ま
た、アルコキシ基としては、分岐のアルコキシ基および
フッ素含有のアルコキシ基が好ましく、さらに好ましく
はフッ素置換の分岐のアルコキシ基である。
【0009】このように、導入する置換基を有しても良
い直鎖または分枝のアルコキシ基の個数を1ないし3個
とすることにより、アルコキシ基の電子供与性の効果を
導入数により制御すること、また電子供与性の弱いフッ
素置換アルコキシ基を用いて制御する事の2つの効果を
利用する事により、容易にフタロシアニン化合物の吸収
波長域を制御する事が可能になる。その結果、785n
m付近の光学特性の最適化が容易になると同時に、あえ
て高価な中心金属を用いる必要もなく、安価な光記録材
料が実現できる。また、ハロゲン原子もしくはニトロ基
をアルコキシ基のパラ位に導入することで立体障害の効
果が大きくなり、記録膜内のフタロシアニン分子のスタ
ッキング性が低下し、熱分解温度が低くなり記録感度の
向上が図れる。
い直鎖または分枝のアルコキシ基の個数を1ないし3個
とすることにより、アルコキシ基の電子供与性の効果を
導入数により制御すること、また電子供与性の弱いフッ
素置換アルコキシ基を用いて制御する事の2つの効果を
利用する事により、容易にフタロシアニン化合物の吸収
波長域を制御する事が可能になる。その結果、785n
m付近の光学特性の最適化が容易になると同時に、あえ
て高価な中心金属を用いる必要もなく、安価な光記録材
料が実現できる。また、ハロゲン原子もしくはニトロ基
をアルコキシ基のパラ位に導入することで立体障害の効
果が大きくなり、記録膜内のフタロシアニン分子のスタ
ッキング性が低下し、熱分解温度が低くなり記録感度の
向上が図れる。
【0010】本発明のフタロシアニン化合物に導入され
る置換基を有しても良い直鎖または分枝のアルコキシ基
の代表例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、ペントキシ基、tert−ブトキシ
基、2,4−ジメチル−3−ペントキシ基、2−メチル
−1−ヘキシロキシ基、4−メチル−シクロヘキシロキ
シ基、2−メチル−1−iso−プロピルプロポキシ
基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチル−
1−iso−プロピルプロポキシ基1,1,1−トリフ
ルオロメトキシ基、エトキシエトキシ基、2−ジエチル
アミノエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ
基、2−メチル−2−ニトロ−1−プロポキシ基、1,
1,2,2−テトラフルオロプロポキシ基、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、
2,2,2,−トリフルオロエトキシ基、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、2,2,3,
3,4,4、−ヘキサフルオロブトキシ基、1H,1
H,5H−オクタフルオロペンチルオキシ基、1H,1
H,7H−ドデカフルオロヘプチルオキシ基、1H,1
H,9H−ヘキサデカフルオロノニルオキシ基、2−
(パーフルオロヘキシル)エトキシ基等がそれぞれ挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
る置換基を有しても良い直鎖または分枝のアルコキシ基
の代表例としては、メトキシ基、エトキシ基、プロポキ
シ基、ブトキシ基、ペントキシ基、tert−ブトキシ
基、2,4−ジメチル−3−ペントキシ基、2−メチル
−1−ヘキシロキシ基、4−メチル−シクロヘキシロキ
シ基、2−メチル−1−iso−プロピルプロポキシ
基、1,3−ジメチルブトキシ基、2,2−ジメチル−
1−iso−プロピルプロポキシ基1,1,1−トリフ
ルオロメトキシ基、エトキシエトキシ基、2−ジエチル
アミノエトキシ基、2,2,2−トリクロロエトキシ
基、2−メチル−2−ニトロ−1−プロポキシ基、1,
1,2,2−テトラフルオロプロポキシ基、1,1,
1,3,3,3−ヘキサフルオロ−2−プロポキシ基、
2,2,2,−トリフルオロエトキシ基、2,2,3,
3,3−ペンタフルオロプロポキシ基、2,2,3,
3,4,4、−ヘキサフルオロブトキシ基、1H,1
H,5H−オクタフルオロペンチルオキシ基、1H,1
H,7H−ドデカフルオロヘプチルオキシ基、1H,1
H,9H−ヘキサデカフルオロノニルオキシ基、2−
(パーフルオロヘキシル)エトキシ基等がそれぞれ挙げ
られるが、これらに限定されるものではない。
【0011】本発明で用いられるハロゲン原子として
は、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素が挙げられる。また、
本発明のフタロシアニン化合物には、置換基を有しても
良い直鎖または分枝のアルコキシ基およびハロゲン原子
もしくはニトロ基の他に、シアノ基、アミノ基を有して
いても良い。
は、塩素、臭素、フッ素、ヨウ素が挙げられる。また、
本発明のフタロシアニン化合物には、置換基を有しても
良い直鎖または分枝のアルコキシ基およびハロゲン原子
もしくはニトロ基の他に、シアノ基、アミノ基を有して
いても良い。
【0012】本発明のフタロシアニン色素のMで示され
る中心金属の代表例としては、無金属の場合のプロトン
を始めとして、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,Ru,
Rh,Pd,Pt,Mn,Mg,Be,Ca,Ba,C
d,Hg,Al−Cl,Al−OH,Ca,In−C
l,In−OH,Ti=O,V=O,Cr,Zr,S
n,Si(OH)2,Ge(OH)2等がある。また、3
価あるいは4価の金属の場合には、フタロシアニン環の
軸方向にも置換基が導入できるが、軸方向に嵩高い置換
基を導入した場合には、記録膜に成膜した際、分子のパ
ッキングが阻害され光学密度が著しく低下するため、C
D−R用の記録膜としての最適膜厚が厚くなる傾向にあ
る。そのため記録時のピット形成の体積変化が大きくな
り、隣接するトラックへの影響が現れ信号品質を低下さ
せる場合がある。さらに、ニトロ基のような電子吸引性
基を導入した場合には、軸方向に導入される置換基が脱
離しやすくなり、耐久性を低下させる事が考えられる。
従って、本発明のフタロシアニン色素では、軸方向に導
入できる置換基としては酸素、水酸基、ハロゲン等の比
較的小さい置換基に限られる。
る中心金属の代表例としては、無金属の場合のプロトン
を始めとして、Cu,Zn,Fe,Co,Ni,Ru,
Rh,Pd,Pt,Mn,Mg,Be,Ca,Ba,C
d,Hg,Al−Cl,Al−OH,Ca,In−C
l,In−OH,Ti=O,V=O,Cr,Zr,S
n,Si(OH)2,Ge(OH)2等がある。また、3
価あるいは4価の金属の場合には、フタロシアニン環の
軸方向にも置換基が導入できるが、軸方向に嵩高い置換
基を導入した場合には、記録膜に成膜した際、分子のパ
ッキングが阻害され光学密度が著しく低下するため、C
D−R用の記録膜としての最適膜厚が厚くなる傾向にあ
る。そのため記録時のピット形成の体積変化が大きくな
り、隣接するトラックへの影響が現れ信号品質を低下さ
せる場合がある。さらに、ニトロ基のような電子吸引性
基を導入した場合には、軸方向に導入される置換基が脱
離しやすくなり、耐久性を低下させる事が考えられる。
従って、本発明のフタロシアニン色素では、軸方向に導
入できる置換基としては酸素、水酸基、ハロゲン等の比
較的小さい置換基に限られる。
【0013】本発明のフタロシアニン色素は、例えば以
下の方法により製造することができる。すなわち、下記
一般式[3]で示されるフタロニトリル類と一般式
[4]で示されるフタロニトリル類の混合物と一般式
[1]中のMで示される金属の各種金属塩を出発原料と
して常法により、1ないし3個の置換基を有しても良い
直鎖または分岐のアルコキシ基を有するフタロシアニン
化合物を製造できる。
下の方法により製造することができる。すなわち、下記
一般式[3]で示されるフタロニトリル類と一般式
[4]で示されるフタロニトリル類の混合物と一般式
[1]中のMで示される金属の各種金属塩を出発原料と
して常法により、1ないし3個の置換基を有しても良い
直鎖または分岐のアルコキシ基を有するフタロシアニン
化合物を製造できる。
【0014】一般式[3] [式中、Rは一般式[1]記載のRと同じ意味を表
す。]
す。]
【化3】 一般式[4]
【化4】 また、一般式[3]および[4]のフタロニトリルの代
わりに、これらのフタロニトリルにアンモニアを反応さ
せたインドリン化合物を使用しても同様に1ないし3個
の置換基を有しても良い直鎖または分岐のアルコキシ基
を有するフタロシアニン化合物を製造できる。次に、得
られた1ないし3個の置換基を有しても良い直鎖または
分岐のアルコキシ基を有するフタロシアニン化合物を常
法によりハロゲン化あるいはニトロ化することにより、
本発明のフタロシアニン色素を製造することができる。
わりに、これらのフタロニトリルにアンモニアを反応さ
せたインドリン化合物を使用しても同様に1ないし3個
の置換基を有しても良い直鎖または分岐のアルコキシ基
を有するフタロシアニン化合物を製造できる。次に、得
られた1ないし3個の置換基を有しても良い直鎖または
分岐のアルコキシ基を有するフタロシアニン化合物を常
法によりハロゲン化あるいはニトロ化することにより、
本発明のフタロシアニン色素を製造することができる。
【0015】本発明のフタロシアニン色素の代表的な例
として下記に示すフタロシアニン化合物(a)〜(k)
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
として下記に示すフタロシアニン化合物(a)〜(k)
等が挙げられるが、これらに限定されるものではない。
【0016】
【表1】
【0017】
【表2】
【0018】本発明のフタロシアニン色素を用いた記録
膜層には、記録膜の耐光性、耐環境性等の安定性、繰り
返し再生の安定性をさらに向上させる目的で、酸素クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。
膜層には、記録膜の耐光性、耐環境性等の安定性、繰り
返し再生の安定性をさらに向上させる目的で、酸素クエ
ンチャー、紫外線吸収剤等の添加剤を加えても良い。
【0019】記録膜層の成膜方法としては、ドライプロ
セス、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法によって
も可能であるが、ウエットプロセス、例えば、スピンコ
ート法、デップ法、スプレー法、ロールコート法あるい
はLB(ラングミュアーブロジェット)法によっても可
能である。本発明の記録膜素材は、汎用の有機溶媒、例
えば、アルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン系、炭化水素系、フロン系等に溶解するため、生産性
および記録膜の均一性からスピンコート法により成膜す
る方法が好ましい。
セス、例えば、真空蒸着法、スパッタリング法によって
も可能であるが、ウエットプロセス、例えば、スピンコ
ート法、デップ法、スプレー法、ロールコート法あるい
はLB(ラングミュアーブロジェット)法によっても可
能である。本発明の記録膜素材は、汎用の有機溶媒、例
えば、アルコール系、ケトン系、セロソルブ系、ハロゲ
ン系、炭化水素系、フロン系等に溶解するため、生産性
および記録膜の均一性からスピンコート法により成膜す
る方法が好ましい。
【0020】このように、いわゆる塗布法で成膜する場
合には、必要に応じて高分子バインダーを加えても良
い。高分子バインダーとしてはアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩
化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ニトロセルロー
ス、フェノール樹脂等が挙げられるがこれに限られるも
のではない。高分子バインダーの混合比としては特に制
限はないが、色素に対して30wt%以下が好ましい。
本発明の記録膜層の最適膜厚は、記録膜材料の種類およ
び組み合わせにより異なるため特に制限はなく、500
〜3000Aが好ましく、さらに700〜2500Aが
最適膜厚範囲である。
合には、必要に応じて高分子バインダーを加えても良
い。高分子バインダーとしてはアクリル樹脂、ポリカー
ボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリアミド樹脂、塩
化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ニトロセルロー
ス、フェノール樹脂等が挙げられるがこれに限られるも
のではない。高分子バインダーの混合比としては特に制
限はないが、色素に対して30wt%以下が好ましい。
本発明の記録膜層の最適膜厚は、記録膜材料の種類およ
び組み合わせにより異なるため特に制限はなく、500
〜3000Aが好ましく、さらに700〜2500Aが
最適膜厚範囲である。
【0021】本発明の反射膜素材としては、金、銀、
銅、白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属およ
びこれらを主成分とした合金、MgO,ZnO,SnO
等の金属酸化物、SiN4、AlN、TiN等の窒化物
等が挙げられるが、絶対反射率が高く安定性に優れてい
る点から金が最適である。 また、場合によっては有機
性の高反射膜を使用することもできる。このような反射
膜の成膜方法としては、ドライプロセス例えば真空蒸着
法、スパッタリング法が最も好ましいがこれらに限られ
るものではない。本発明の反射膜の最適膜厚について
は、特に制限はないが400〜1300Aの範囲が好ま
しい。
銅、白金、アルミニウム、コバルト、スズ等の金属およ
びこれらを主成分とした合金、MgO,ZnO,SnO
等の金属酸化物、SiN4、AlN、TiN等の窒化物
等が挙げられるが、絶対反射率が高く安定性に優れてい
る点から金が最適である。 また、場合によっては有機
性の高反射膜を使用することもできる。このような反射
膜の成膜方法としては、ドライプロセス例えば真空蒸着
法、スパッタリング法が最も好ましいがこれらに限られ
るものではない。本発明の反射膜の最適膜厚について
は、特に制限はないが400〜1300Aの範囲が好ま
しい。
【0022】さらに、反射膜の上より、デイスク特に記
録膜層および反射膜層の化学的劣化(例えば酸化、吸水
等)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目
的でデイスクを保護するための保護層を設ける。保護層
用の材料としては、紫外線硬化型樹脂を用いて、スピン
コートにより塗布し、紫外線照射により硬化させる方法
が好ましいがこれに限られるものではない。保護層の最
適膜厚については、薄い場合には、保護の効果が低下
し、厚い場合には樹脂の硬化時の収縮によりデイスクの
そり等の機械特性の悪化の原因になるため、2〜20ミ
クロンの範囲で成膜することが好ましい。
録膜層および反射膜層の化学的劣化(例えば酸化、吸水
等)および物理的劣化(例えば傷、けずれ等)を防ぐ目
的でデイスクを保護するための保護層を設ける。保護層
用の材料としては、紫外線硬化型樹脂を用いて、スピン
コートにより塗布し、紫外線照射により硬化させる方法
が好ましいがこれに限られるものではない。保護層の最
適膜厚については、薄い場合には、保護の効果が低下
し、厚い場合には樹脂の硬化時の収縮によりデイスクの
そり等の機械特性の悪化の原因になるため、2〜20ミ
クロンの範囲で成膜することが好ましい。
【0023】また、本発明に用いられるデイスク基板と
しては信号の書き込みや読みだしを行うための光の透過
率が好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小
さいものが好ましい。例えば、ガラス、またはアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリ−4−
メチルペンテン等)、ポリエーテルスルホン樹脂などの
熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性
樹脂からなる基板が挙げられる。 これらの中で、成形
のしやすさ、ATIP用ウオッブル信号および案内溝等
の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるものが
好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストから
みてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるもの
が特に好ましい。また、ATIPウォブル信号および案
内溝などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮
成形)する際のスタンパーなどを用いて付与する方法が
好ましいが、フォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P
法による方法によっても行うことが出来る。
しては信号の書き込みや読みだしを行うための光の透過
率が好ましくは85%以上であり、かつ光学異方性の小
さいものが好ましい。例えば、ガラス、またはアクリル
樹脂、ポリカーボネート樹脂、ポリエステル樹脂、ポリ
アミド樹脂、塩化ビニル系樹脂、酢酸ビニル系樹脂、ポ
リスチレン系樹脂、ポリオレフィン系樹脂(ポリ−4−
メチルペンテン等)、ポリエーテルスルホン樹脂などの
熱可塑性樹脂やエポキシ樹脂、アリル樹脂等の熱硬化性
樹脂からなる基板が挙げられる。 これらの中で、成形
のしやすさ、ATIP用ウオッブル信号および案内溝等
の付与のしやすさなどから熱可塑性樹脂からなるものが
好ましく、さらに光学特性や機械特性およびコストから
みてアクリル樹脂やポリカーボネート樹脂からなるもの
が特に好ましい。また、ATIPウォブル信号および案
内溝などの付与は熱可塑性樹脂を成形(射出成形、圧縮
成形)する際のスタンパーなどを用いて付与する方法が
好ましいが、フォトポリマー樹脂を用いるいわゆる2P
法による方法によっても行うことが出来る。
【0024】本発明の案内溝の形状については、特に制
限はなく台形あるいはU字形であっても良い。また、案
内溝の寸法については、記録膜材料の種類および組み合
わせ等により最適値はそれぞれ異なるが、平均溝幅(溝
深さの1/2の位置の幅)が0.4〜0.6ミクロン、
また、溝深さが700〜2000Aの範囲が好ましい。
限はなく台形あるいはU字形であっても良い。また、案
内溝の寸法については、記録膜材料の種類および組み合
わせ等により最適値はそれぞれ異なるが、平均溝幅(溝
深さの1/2の位置の幅)が0.4〜0.6ミクロン、
また、溝深さが700〜2000Aの範囲が好ましい。
【0025】本発明のデイスク形態は、記録後CDある
いはCD−ROMとして機能する必要があるため、CD
あるいはCD−ROMの規格(レッドブック)およびR
−CDの規格(オレンジブック)に準拠していることが
好ましい。
いはCD−ROMとして機能する必要があるため、CD
あるいはCD−ROMの規格(レッドブック)およびR
−CDの規格(オレンジブック)に準拠していることが
好ましい。
【0026】
【実施例】以下の実施例および比較例により本発明を具
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限られるも
のではない。はじめに、本発明で使用されるフタロシア
ニン化合物の代表例の製造法について説明する。
体的に説明するが、本発明は以下の実施例に限られるも
のではない。はじめに、本発明で使用されるフタロシア
ニン化合物の代表例の製造法について説明する。
【0027】 製造例1:フタロシアニン化合物(a)の製造 n−アミルアルコール100部、ジアザビシクロウンデ
セン(DBU)30部にo−フタロニトリルと3−(ネ
オペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモル比1:
1の混合物10部および塩化第一銅15部を加え、13
0〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、500部の
メタノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノー
ル/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の粉末
10部を得た。このようにして得られた銅フタロシアニ
ン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発煙硝
酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化を行
い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を濾別
し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(a)を4部
得た。
セン(DBU)30部にo−フタロニトリルと3−(ネ
オペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモル比1:
1の混合物10部および塩化第一銅15部を加え、13
0〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、500部の
メタノールで希釈した。析出した沈澱を濾別、メタノー
ル/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の粉末
10部を得た。このようにして得られた銅フタロシアニ
ン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発煙硝
酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化を行
い、氷水1000部中に注入した。析出した沈澱を濾別
し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(a)を4部
得た。
【0028】 製造例2:フタロシアニン化合物(b)の製造 製造例1と同様に、n−アミルアルコール100部、D
BU30部にo−フタロニトリルと3−(2,4−ジメ
チル−3−ペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモ
ル比1:3の混合物10部および塩化第一銅15部を加
え、130〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、メ
タノール1000部で希釈、析出した沈澱を濾別、メタ
ノール/水(3/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の
粉末5.5部を得た。このようにして得られた銅フタロ
シアニン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と
発煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ
化を行い、氷水1000部中に注入した。 析出した沈
澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物
(b)を3部得た。
BU30部にo−フタロニトリルと3−(2,4−ジメ
チル−3−ペンチル)オキシ−o−フタロニトリルのモ
ル比1:3の混合物10部および塩化第一銅15部を加
え、130〜135℃で3時間加熱撹拌後、冷却し、メ
タノール1000部で希釈、析出した沈澱を濾別、メタ
ノール/水(3/1)混合溶液で洗浄、乾燥して青色の
粉末5.5部を得た。このようにして得られた銅フタロ
シアニン化合物5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と
発煙硝酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ
化を行い、氷水1000部中に注入した。 析出した沈
澱を濾別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物
(b)を3部得た。
【0029】 製造例3:フタロシアニン化合物(c)の製造 製造例1と同様に、n−アミルアルコール100部、D
BU30部に(1,3−ジメチルブチル)オキシ−o−
フタロニトリルとo−フタロニトリルのモル比1:1の
混合物10部および塩化ニッケル5部を加え、130〜
135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、2000部のメ
タノールで希釈した。 析出した沈澱を濾別、メタノー
ル/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末
8部を得た。このようにして得られたニッケルフタロシ
アニン体5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発煙硝
酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化を行
い、氷水1000部中に注入した。 析出した沈澱を濾
別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(c)を7
部得た。
BU30部に(1,3−ジメチルブチル)オキシ−o−
フタロニトリルとo−フタロニトリルのモル比1:1の
混合物10部および塩化ニッケル5部を加え、130〜
135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、2000部のメ
タノールで希釈した。 析出した沈澱を濾別、メタノー
ル/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥して緑色の粉末
8部を得た。このようにして得られたニッケルフタロシ
アニン体5部を無水酢酸100部中、無水酢酸と発煙硝
酸より合成した硝酸アセチル5部を用いてニトロ化を行
い、氷水1000部中に注入した。 析出した沈澱を濾
別し、水洗、乾燥してフタロシアニン化合物(c)を7
部得た。
【0030】 製造例4:フタロシアニン化合物(d)の製造 製造例1と同様に、o−フタロニトリルと3−(2,4
−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタロニトリ
ルのモル比1:3の混合物10部および塩化亜鉛3部を
加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、
1500部のメタノールで希釈した。析出した沈澱を濾
別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥し
て緑色の粉末8部を得た。このようにして得られた亜鉛
フタロシアニン体5部を酢酸75部に溶解し、臭素15
部および鉄粉1部を加え、50〜60℃、3時間加熱撹
拌後、1%亜硫酸水素ナトリウム水溶液1000部に注
入し、析出した沈澱を濾別、1%亜硫酸水素ナトリウム
水溶液500部で洗浄、乾燥してフタロシアニン化合物
(c)を7部得た。
−ジメチル−3−ペンチル)オキシ−o−フタロニトリ
ルのモル比1:3の混合物10部および塩化亜鉛3部を
加え、130〜135℃で5時間加熱撹拌後、冷却し、
1500部のメタノールで希釈した。析出した沈澱を濾
別、メタノール/水(4/1)混合溶液で洗浄、乾燥し
て緑色の粉末8部を得た。このようにして得られた亜鉛
フタロシアニン体5部を酢酸75部に溶解し、臭素15
部および鉄粉1部を加え、50〜60℃、3時間加熱撹
拌後、1%亜硫酸水素ナトリウム水溶液1000部に注
入し、析出した沈澱を濾別、1%亜硫酸水素ナトリウム
水溶液500部で洗浄、乾燥してフタロシアニン化合物
(c)を7部得た。
【0031】実施例1 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[a]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚650オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[a]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚650オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0032】実施例2 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[b]をジアセトンア
ルコールに60mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミク
ロンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を
用いて、スピンコーターにより記録膜厚700オングス
トロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜
の上にスパッタリングにより金を膜厚800オングスト
ロームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂
により保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスク
を作成した。このようにして作成した光デイスクを用
い、波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度
1.4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記
録したところ、反射率は68%、最適記録レーザーパワ
ーが6.5mWで記録が可能であり、得られた記録の制
御信号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格
値を満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[b]をジアセトンア
ルコールに60mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミク
ロンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を
用いて、スピンコーターにより記録膜厚700オングス
トロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜
の上にスパッタリングにより金を膜厚800オングスト
ロームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂
により保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスク
を作成した。このようにして作成した光デイスクを用
い、波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度
1.4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記
録したところ、反射率は68%、最適記録レーザーパワ
ーが6.5mWで記録が可能であり、得られた記録の制
御信号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格
値を満足するものであった。
【0033】実施例3 深さ1200オングストローム、幅0.50ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[c]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚850オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は71%、最適記録レーザーパワーが
6.4mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物[c]をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚850オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デッスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は71%、最適記録レーザーパワーが
6.4mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0034】実施例4 深さ1250オングストローム、幅0.48ミクロン、
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物(d)をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚700オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デイスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
ピッチ1.6ミクロンの案内溝を有する厚さ1.20m
m、外径120mm、内径15mmのポリカーボネート
基板上に、フタロシアニン化合物(d)をエトキシエタ
ノールに50mg/mlの濃度で溶解し、0.2ミクロ
ンのフイルタリングを行い塗液を調整し、この塗液を用
いて、スピンコーターにより記録膜厚700オングスト
ロームに成膜した。次に、このようにして得た記録膜の
上にスパッタリングにより金を膜厚800オングストロ
ームに成膜した。さらに、この上に紫外線硬化型樹脂に
より保護膜層を5ミクロンの膜厚で設けて光デイスクを
作成した。このようにして作成した光デイスクを用い、
波長785nmの半導体レーザーを使用して線速度1.
4m/secでEFM−CDフォーマット信号を記録し
たところ、反射率は66%、最適記録レーザーパワーが
6.2mWで記録が可能であり、得られた記録の制御信
号は良好でオレンジブックの記載項目はすべて規格値を
満足するものであった。
【0035】
【発明の効果】本発明のフタロシアニン色素は、1ない
し3個の置換基を有しても良いアルコキシ基を有し、さ
らにニトロ基またはハロゲン原子が導入されたフタロシ
アニン化合物を記録膜とする事により、CD−Rで対象
となる785nm付近の光学特性が最適化され、反射率
と記録感度のバランスがよい、耐久性に優れた追記型コ
ンパクトディスクを実現する事ができる。
し3個の置換基を有しても良いアルコキシ基を有し、さ
らにニトロ基またはハロゲン原子が導入されたフタロシ
アニン化合物を記録膜とする事により、CD−Rで対象
となる785nm付近の光学特性が最適化され、反射率
と記録感度のバランスがよい、耐久性に優れた追記型コ
ンパクトディスクを実現する事ができる。
Claims (4)
- 【請求項1】 一般式[1]で示されるフタロシアニン
化合物からなることを特徴とする光記録材料。 一般式[1] MPc−(O−R)n(X)m [式中、Pcは式[2]で示されるフタロシアニン骨格
を表し、Mは水素原子(H2)又は酸素、水酸基もしく
はハロゲン原子が置換してもよい金属原子を表し、Rは
炭素数1ないし20の直鎖または分岐の置換基を有して
もよいアルキル基を表し、Xはニトロ基またはハロゲン
原子を表し、nは1〜3の整数を表し、mは1〜4の整
数を表す。ただし、置換基(O−R)および置換基Xの
置換位置は、式[2]で示されるフタロシアニン骨格の
1、4、5、8、9、12、13または16の位置から
選ばれる。] 式[2] 【化1】 - 【請求項2】 一般式[1]のnとmが1ないし3の同
数(1≦n=m≦3)であり、かつ置換基(O−R)お
よび置換基Xは、それぞれフタロシアニン骨格の1また
は4位、5または8位、9または12位および13また
は16位から選ばれる1ないし3個の置換位置に存在す
る請求項1記載の光記録材料。 - 【請求項3】 一般式[1]で示される置換基Rが、炭
素数1ないし20の直鎖または分岐のフッ素含有のアル
キル基である請求項1または2記載の光記録材料。 - 【請求項4】 透明基板/記録膜/反射膜/保護膜の積
層体で構成され、請求項1ないし3のフタロシアニン化
合物の光記録材料を記録膜に用いた事を特徴とする追記
型コンパクトデイスク。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6070795A JPH07276800A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6070795A JPH07276800A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07276800A true JPH07276800A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13441839
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6070795A Pending JPH07276800A (ja) | 1994-04-08 | 1994-04-08 | 光記録材料およびそれを用いた追記型コンパクトデイスク |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07276800A (ja) |
-
1994
- 1994-04-08 JP JP6070795A patent/JPH07276800A/ja active Pending
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