JPH0724946U - 粘着テープ - Google Patents

粘着テープ

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JPH0724946U
JPH0724946U JP054875U JP5487593U JPH0724946U JP H0724946 U JPH0724946 U JP H0724946U JP 054875 U JP054875 U JP 054875U JP 5487593 U JP5487593 U JP 5487593U JP H0724946 U JPH0724946 U JP H0724946U
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拓 宮下
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 常温では十分な粘着力を有し、且つ、加熱を
行うことにより容易に剥離することができる粘着テープ
を提供する。 【構成】 70℃で熱収縮性を示す厚み40μmのポリ
エステルフィルム(東洋紡(株)製 商品名:スペースク
リーンE1536)からなる熱収縮性基材1の両面に、
2−エチルヘキシルアクリレートを主成分とする光重合
性の粘着剤組成物に紫外線を照射して硬化されてなるア
クリル系の粘着剤層3が50μm厚みで積層されたもの
である。上記基材1には直径2mmの円形孔2、2、・
・・が1cm2 当たり10個設けられてなる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は加熱されることにより容易に剥離することができる粘着テープに関す る。
【0002】
【従来の技術】
従来より、自動車の塗装時等においてマスキングテープとして使用し、塗装後 加熱によって簡単に除去出来、作業の簡便を図ることを目的とした加熱による再 剥離可能な粘着テープが要望されている。
【0003】 上記目的の粘着テープとしては、基材シートに熱膨張性樹脂を含有する粘着剤 層が設けられた粘着テープ(特開昭60─252681号公報)、熱収縮性の基 材に発泡剤を含有する粘着剤層が設けられたもの(特開平4─88075号公報 )等が知られている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上記公報に記載の粘着テープは粘着剤が熱膨張性樹脂や発泡剤 を含有するので、これらの充填剤の存在により常温による粘着力が低く、荷重を 受けるような固定を目的とした用途には使用出来ず、マスキングやラベル等に限 定されていた。
【0005】 又、上記従来の熱収縮性基材を用いた粘着テープにおいては、基材面の端部に のみ収縮が起こり、基材全体として部分的な剥離が生じ難く、全体として剥離性 が充分に得られないと言う問題がある。
【0006】 本考案は上記問題点に鑑みてなされたもので、常温では十分な粘着力を有し、 且つ、加熱を行うことにより容易に剥離することができる粘着テープを提供する ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案粘着テープは、表裏に貫通する多数の孔もしくは切れ目が設けられた熱 収縮性基材の両面に粘着層が設けられてなることを特徴とするものである。
【0008】 本考案で使用できる熱収縮性基材としては、ポリエステル、ポリスチレン、ポ リ塩化ビニル、ポリプロピレン、ポリエチレン等の1軸もしくは2軸延伸フイル ムやシート、又、これらの合成樹脂フイルムを延伸して延伸方向に割膜された熱 収縮性の繊維からなる織布又は不織布の繊維状シートも用いることができる。
【0009】 上記熱収縮性基材を市販に求めると、1軸延伸ポリエステルフイルムとして東 洋紡(株)製商品名「スペースクリーンSC−L S5630」、グンゼ(株)製商 品名「PTH」などが挙げられ、2軸延伸ポリエステルフイルムとして東洋紡( 株)製商品名「スペースクリーンE1536」、グンゼ(株)製商品名「PTB」 などが挙げられる。2軸延伸ポリスチレンフイルムとして大石産業(株)製商品名 「スチロファン」、ポリ塩化ビニルの延伸繊維の織布として帝人(株)製商品名「 テビロン布7050」などが挙げられる。
【0010】 本考案で用いられる熱収縮性基材の加熱収縮率は5%未満であると再剥離性が 得られず、加熱収縮率は高いものが好ましいが、あまり高いものは製造上種々の 問題があり、一般には入手し難いので、加熱収縮率は5〜80%のものが好まし く、より好ましくは30〜80%である。 ここで、加熱収縮率とは100℃で10分間放置することにより以下の式で定 義されるフィルムもしくはシートの面積の収縮率のことである。 収縮率(%)=〔(加熱前の長さ×幅)─(加熱後の長さ×幅)〕×100/ (加熱前の長さ×幅) 上記熱収縮性基材の厚みは、用途により適宜選定されれば良いが通常、使い易 さの点で10〜200μmが好ましい。
【0011】 本考案では上記熱収縮性基材の表面から裏面にかけて貫通する孔もしくは切れ 目が設けられる。 上記孔の大きさは1個が0.1〜20mm2 程度であることが好ましい。孔の 大きさが0.1mm2 未満では熱収縮による易剥離性が得られず、20mm2 を 超えると粘着テープを複雑な形や細かく切断したとき、切断された孔が端部に現 れて接着されない端部ができ易くなる。
【0012】 孔の開口率は孔が設けられる全面積の0.5〜80%の範囲であることが好ま しい。0.5%未満では熱収縮による易剥離性が得られず、80%を超えると粘 着テープとしての作用が不充分となり、且つ粘着テープとしての形状を保のが困 難となる。
【0013】 上記切れ目は、基材が加熱されると切れ目と切れ目との間で熱収縮が生じ、こ の部分に凹凸を発生して被着体から剥離され易くする。該切れ目は直線状であっ ても、十文字であってもよく、又、曲線状であってもよい。 切れ目の長さは0.2〜20mm程度であることが好ましい。切れ目の長さが 0.2mm未満では熱収縮による易剥離性が得られず、20mmを超えると粘着 テープを切断して使用する場合、基材が破片状に分割される部分ができ易く、基 材としての機能を果たすことが困難となる。
【0014】 本考案で用いる粘着層は特に限定するものではなく、従来使用されている天然 ゴム、合成ゴムからなるゴム系ポリマー、アクリル系ポリマー等が挙げられるが 、アクリル系ポリマーが光重合法を利用できるので好ましい。
【0015】 上記アクリル系モノマーとしては、例えば、n─ブチル(メタ)アクリレート 、2─エチルヘキシル(メタ)アクリレート、イソオクチル(メタ)アクリレー ト、イソノニル(メタ)アクリレート等の重合体が挙げられる。上記アクリル系 モノマーは単独もしくは2種以上を併用してもよい。
【0016】 又、上記(メタ)アクリレートモノマーとビニル系モノマーとの共重合体であ ってもよく、上記ビニル系モノマーとしては、(メタ)アクリル酸、(メタ)ア クリルアミド、(メタ)アクリロニトリル、N─置換アクリルアミド、2−ヒド ロキシエチル(メタ)アクリレート、N─ビニルピロリドン、マレイン酸、イタ コン酸、N─メチロールアクリルアミド等が挙げられる。
【0017】 本考案では、上記アクリル系ポリマーの重量平均分子量が5,000〜10, 000,000のものをベースポリマーとし、必要に応じてベースポリマー10 0重量部に対して0.005〜20重量部程度の架橋剤を用いる。架橋剤として はジ(トリ)アクリレート系化合物、イソシアネート系化合物、アルキルエーテ ル化メラミン化合物、アルキルエーテル化メラミン化合物、金属塩等が挙げられ る。架橋剤を用いる代わりに電子線を照射することにより架橋させてもよい。
【0018】 更に粘着力を高めるためにベースポリマー100重量部に対して、1〜70重 量部程度のロジン系樹脂、テルペン樹脂、テルペンフェノール樹脂、芳香族変性 テルペン樹脂、炭素数5又は9系石油樹脂、クマロン樹脂などの粘着付与樹脂を 添加してもよい。
【0019】 又、熱収縮時の剥離性を上げるために、ガスを内包するマイクロカプセルを粘 着層に添加してもよい。この場合、1〜50重量部のマイクロカプセルが添加さ れる。1重量部未満では剥離効果が殆ど向上せず、50重量部を超えると初期粘 着力が大きく低下するので好ましくない。
【0020】 熱収縮性基材に粘着層を設ける方法としては、上記の重合体をトルエン、酢酸 エチルなどの溶剤に溶解した溶液を上記基材に塗布し、基材が収縮しない範囲の 温度(例えばポリエステルフイルムの場合は50〜60℃で20分間程度)で乾 燥させる方法や、別途非収縮性の剥離性基材に塗布、乾燥する通常の方法で作成 した粘着層を熱収縮性基材面に転写する方法等が挙げられるが、前記アクリル系 モノマー及びこれと共重合可能なビニル系モノマーと光重合開始剤などからなる 組成物を熱収縮性基材に直接塗工し、これに紫外線を照射することにより光重合 させ、粘着層を形成させる方法が基材に熱をかけないこと、及び生産性を高くす るという点で好ましい。
【0021】 本考案による粘着テープは、図1に示すように熱収縮性基材1の両面に粘着層 を設けて両面粘着テープとなされてもよく、熱収縮性基材の片面にだけ粘着剤が 設けられてもよい。
【0022】
【作用】
本考案の粘着テープは、表裏に貫通する多数の孔もしくは切れ目が設けられた 熱収縮性基材の両面に粘着層が設けられてなるので、これに使用した熱収縮性基 材が収縮する温度以上に加熱されると熱収縮性基材の孔もしくは切れ目同士の間 で収縮が起こり、基材面全体がまんべんなく収縮を起こすことにより基材面全体 が剥離され易くなる。
【0023】
【実施例】
(実施例1) 図1は本考案粘着テープの実施例を示す断面図であり、70℃で熱収縮性を示 す厚み40μmのポリエステルフィルム(東洋紡(株)製 商品名:スペースクリ ーンE1536)からなる熱収縮性基材1の両面に、2−エチルヘキシルアクリ レートを主成分とする光重合性の粘着剤組成物に紫外線を照射して硬化されてな るアクリル系の粘着剤層3が50μm厚みで積層されたものである。 上記基材1には直径2mmの円形孔2、2、・・・が1cm2 当たり10個設 けられてなる。
【0024】 (実施例2) 実施例1で用いたポリエステルフイルムに円形孔を設ける代わりに、該フイル ムの縦方向、横方向とも1cm間隔で延伸方向に長さ5mmの切れ目が設けられ た基材を使用した以外は実施例1と同様の両面粘着テープを作成した。
【0025】 (比較例) 実施例1で用いたものと同じポリエステルフイルムに孔が設けられていないこ と以外は実施例6と同じ構成の両面粘着テープである。
【0026】 上記実施例および比較例で得られた各両面粘着テープを20×100mm角に 切断し、片面の粘着層に25×200mmの大きさのポリエステルフイルムを貼 付した後、他面の粘着層にABS樹脂板に貼付け2kgローラで圧着した。 その後、常温で30分間放置した後の粘着力、および常温で30分間放置した 後100℃のオーブン中にて2分間加熱した後のABS樹脂板からの180度方 向剥離力(g/20mm)、90度方向剥離力をそれぞれJIS−Z0237に 準じて測定し、初期粘着力と加熱処理後の粘着力評価を行った。 その結果を表1に示す。
【0027】
【表1】
【0028】 表1から明らかなとおり、実施例のものはいずれも加熱後における剥離力は常 温のときに比べて著しく低下し、剥離され易くなっている。一方、比較例のもの は加熱後において剥離力が高くなり、容易に剥離することができないものである ことが判る。
【0029】
【考案の効果】 本考案の粘着テープは以上の構成であり、表裏に貫通する多数の孔もしくは切 れ目が設けられた熱収縮性基材の両面に粘着層が設けられてなるので、常温では 十分な粘着力を有し、且つ、熱収縮性基材が収縮する温度以上に加熱されると熱 収縮性基材の孔もしくは切れ目の間で収縮が起こり、基材面全体で収縮が起こり 、粘着テープが剥離するか、もしくは容易に剥離される。そこで加熱されたまゝ 剥離部分から剥離してもよく、常温に冷えてからでも剥がすことができる。
【0030】
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案粘着テープの実施例を示す断面図。
【符号の説明】
1 :熱収縮性基材 2 :貫通する孔 3 :粘着剤層

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 表裏に貫通する多数の孔もしくは切れ目
    が設けられた熱収縮性基材の両面に粘着層が設けられて
    なることを特徴とする粘着テープ。
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