JPH0724971Y2 - ファームワゴン等の床コンベア変速装置 - Google Patents

ファームワゴン等の床コンベア変速装置

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JPH0724971Y2
JPH0724971Y2 JP1988053597U JP5359788U JPH0724971Y2 JP H0724971 Y2 JPH0724971 Y2 JP H0724971Y2 JP 1988053597 U JP1988053597 U JP 1988053597U JP 5359788 U JP5359788 U JP 5359788U JP H0724971 Y2 JPH0724971 Y2 JP H0724971Y2
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switching lever
transmission
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floor
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明彦 昆
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スター農機株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、堆肥等の散布や牧草の積み下し等、多目的,
多用途に利用されるファームワゴン等の床コンベア変速
装置の改良に関するものである。
[従来の技術] 従来のファームワゴンとして、第7図に示すように、牧
草の積み下しに利用されるものや、第8図に示すよう
に、堆肥の散布に利用されるものなど、荷台後部に作用
体を互換自在に装着することによって、基本となるワゴ
ン本体を多目的,多用途に利用するものがある。
図示するように、この種のファームワゴン95は、床コン
ベア56が設けられた荷台70と、この荷台70の下方に配設
された走行輪96と、この荷台70の機枠97に固定され前方
に延出する牽引杆98と、この荷台70の後部に着脱自在に
取り付けられた作用体99と、トラクタ(図示略)の回転
動力を床コンベア56及び作用体99に伝達する駆動伝達機
構100とで主に構成されている。
この駆動伝達機構100は、第9図に示すように、トラク
タ出力軸(図示略)から伝達される動力を受け入れる入
力軸101を有するミッション71と、このミッション71の
両側に延出した床コンベア56及び作用体99を駆動する一
対の出力軸3,102と、この床コンベア56を駆動する軸3
に連結して設けられた変速装置1とで構成されている。
この変速装置1はトラクタ運転席(図示略)上から遠隔
操作できる構造のものと、作用体99の近傍で操作できる
構造のものとの2種類がある。
第8図に示すように、ファームワゴン95の後方に作用体
99として堆肥散布装置103を取り付けて散布作業をする
場合の床コンベア56の移動量の調節作用は次の通りであ
る。
先ず、荷台70に堆肥を積載する場合、荷台枠104からの
堆肥落下を防ぐため、及び散布装置103に押圧負荷が加
わることを防ぐため、荷台枠104近傍の堆肥積載高さを
低くすると共に、散布装置103近傍は堆肥量を少なく積
載しておく。
このような状態で圃場に堆肥を均一に散布するには、散
布装置103近傍等の少量積載部の堆肥が散布されるとき
は、床コンベア56の送り量を増加するよう調節し、適量
積載部の堆肥が散布されるときは送り量が減少するよう
調整し、このようにして、圃場への散布量が略均一にな
るよう床コンベアの送り量を調整する。
他方、第7図に示すように、ファームワゴン95の後方に
作用体99として牧草の積み下し用エレベータ装置105を
取り付けて荷下し作業をする場合の床コンベア56の移動
量の調節作用は次の通りである。
牧草を貯蔵するために、ファームワゴン95に積載した牧
草を、エレベータ装置105で塔形サイロ(図示略)近傍
に設定されたブロワのコンベア(図示略)上に排出し、
このブロワにより塔形サイロ内に吹き込む作業体系があ
る。
この作業体系では、エレベータ装置105から上記ブロワ
のコンベア上に排出される牧草の量は積載された牧草の
絡み付き、あるいは密度のばらつきなどから安定しない
ため、ブロワに対する供給過多を防ぐべく、エレベータ
装置105からの排出量を監視しながら、床コンベア56の
移動量を調節する。
[考案が解決しようとする課題] しかし、上記従来のファームワゴン95において、作用体
99として、例えば、堆肥散布装置103を取り付けた場合
は、走行しながら床コンベア56の移動量を増減する必要
から変速装置1の遠隔操作は有効である。
しかし、その遠隔操作によれば、作用体99として牧草の
積み下し用エレベータ装置105を取り付けて、牧草の荷
下し作業をする場合には、トラクタの操縦席から調節操
作を行うことになり、エレベータ装置105からの排出量
の監視が不十分になるため、安全を見込み床コンベア56
の移動量を減少し荷下し作業をする。その結果、荷下し
時間が長くなり、作業能率が低下する。
一方、作用体99の近傍で操作できる構造のものは、作用
体99としてエレベータ装置105を取り付けて、牧草の荷
下し作業をする場合には、その排出量の監視が十分で、
床コンベア56の移動量を増大することができ作業能率の
向上を図ることはできる。
しかし、その構造のもので作用体99として散布装置103
を取り付けて散布作業をする場合には、床コンベア56の
移動量の臨機応変な調整ができず、そのため均一な散布
ができない。
本考案は、このような従来技術の問題点を解決するため
に創案されたもので、ファームワゴン等の床コンベアの
送り量の調節操作を、運転席等の遠隔位置と、荷台後部
等に取り付けられた作用体近傍位置との双方に設けた操
作装置のいずれかを選択して行うことができる新規なフ
ァームワゴン等の床コンベア変速装置を提供することを
目的とする。
[課題を解決するための手段] 本考案は、荷台床面に張架される無端床コンベアの荷台
開口側の回動軸の一側端に設けられ、床コンベアの送り
量を変える切換レバーを有するファームワゴン等の床コ
ンベア変速装置において、変速装置の近傍に設けられ、
切換レバーに接続されて床コンベアの送り量を直接調節
するための荷台開口部用操作系と、操縦席近傍に設けら
れ、切換レバーに接続されて、床コンベアの送り量を遠
隔的に調整するための遠隔操作系と、荷台開口部用操作
系に設けられ、切換レバーを所望する変速位置で係止す
るための係止手段とを備えたものである。また本考案
は、上記遠隔操作系に、切換レバーの角度位置を検出す
るセンサ機構から送信される検出信号によって床コンベ
アの送り量の変化を知らせる情報収集手段を設けたもの
である。
[作用] 上記構成により、走行作業中などにおいて操縦席近傍で
遠隔操作系を作動させれば、切換レバーが回動し変速装
置が作動して床コンベアの送り量が遠隔的に調整され、
荷台床面に載置した荷の排出量が適正に調整される。ま
た定置作業中などにおいて荷台開口部の近傍で荷台開口
部用操作系を作動させれば、切換レバーが回動し変速装
置が作動して床コンベアの送り量が直に監視されつつ適
正に調整される。そして係止手段は、荷台開口部用操作
系の作動により回動する切換レバーを所望する変速位置
で係止する。また情報収集手段は、遠隔操作系を操作し
ている操縦者にセンサ機構が送信した検出信号に基づい
て床コンベアの送り量の変化を知らせ、排出量の適正調
整に便宜を図る。
[実施例] 以下、本考案の好適実施例を図面に基づいて詳述する。
なお、従来のものと共通する構成要素については、同一
符号を使用するものとする。
第1図は本考案のファームワゴンの床コンベア変速装置
の破断側面図、第2図は第1図II-II線断面図、第3図
は第2図III-III線断面図である。
図示するように、この変速装置1は、ハウジング2内に
突出する入力軸3と床コンベア軸4とを連動連繋する伝
導系5と、この床コンベア軸4の回動量を制御する操作
系6とで構成されている。
具体的には伝導系5は、上記入力軸3の突出端に固定さ
れるクランクアーム7と、そのクランクアーム7の先端
に遊嵌連結される第1アーム8と、この第1アーム8の
先端及び床コンベア軸4の突出端部を遊嵌連結する第2
アーム9と、この第2アーム9に枢着されるノッチ10
と、このノッチ10の中間部と上記第2アーム9との間に
張設されて、このノッチ10先端を上記床コンベア軸4の
突出端部に固定されるラチェットホイール11外周に圧接
するスプリング12とで構成され、そのラチェットホイー
ル11を反時計廻りに回動するようになっている。
さらに具体的に述べると、上記第2アーム9は、第2図
に示すように上記ラチェットホイール11の内外に対をな
し、上記ノッチ10の枢支軸13はこれら対をなす内外の第
2アーム9間に渡架されている。
また、同第2図に示すように、上記ラチェットホイール
11と外側の第2アーム9との間における床コンベア軸4
にはノッチガイド14が軸支され、このノッチガイド14の
外側上方には上記操作系6が接続されている。
上記ラチェットホイール11の外周の上記ノッチ10先端が
圧接される箇所から離れた部位には、第1図に示すよう
に、ハウジング2内に設けた保持板15に枢着される別の
ノッチ16の先端が、そのノッチ16の中間と上記保持板15
から突出する突出片17との間に張設されるスプリング18
を介して圧接され、そのラチェットホイール11の時計廻
りの回動を阻止するようになっている。
上記ノッチガイド14は、第1図に示すように、ラチェッ
トホイール11よりわずかに大きい直径の円板状をなす
が、二つのノッチ10,16の各先端近傍に対応する外周縁
の二箇所に切欠部19を設け、各ノッチ10,16が作動でき
るようにしている。この切欠部19の終端には逃げ面20が
形成されている。
このノッチガイド14と上記操作系6の連結杆21との連結
軸22には、このノッチガイド14を反時計廻りに回動させ
るように付勢するスプリング23が係止されている。
上記操作系6は、この変速装置1の近傍で制御操作でき
る荷台開口部用操作系24と、この変速装置1から離れた
遠隔位置で、制御操作できる遠隔操作系25とを選択的に
切換え使用できるよう構成されている。
その荷台開口部用操作系24と遠隔操作系25とは、上記ノ
ッチガイド14と上記ハウジング2内に軸支する切換レバ
ー26とを上記連結杆21で連結した構成部分を共通とす
る。
上記連結杆21に連結する切換レバー26は、第2図に示す
ように、ハウジング2内に水平に突出する支軸27に遊嵌
する軸筒28と、この軸筒28の一端に固定されて上方に立
ち上がる上昇アーム29と、この軸筒28の他端に固定され
て水平に延びる水平アーム30と、この軸筒28から下方に
降りる下降アーム31とで構成される。
そして、上記連結杆21は、切換レバー26の上昇アーム29
部上方に連結されている。
而して、この切換レバー26の水平アーム30側に荷台開口
部用操作系24が配設されている。
この水平アーム30は、ハウジング2後方のレバーボック
ス32まで延び、その延長端部に操作レバー33の保持用ブ
ラケット34が形成されている。
この保持用ブラケット34は、側方水平方向に開口するチ
ャンネル溝状に形成され、そこに側方に突出する操作レ
バー33が基端部35が前後回動可能に軸支されている。
第3図はその操作レバー33の基端部35を表わす一部破断
側面図である。
図示するように、この基端部35は、支軸36を貫通させる
ボス37と、このボス37から前方に延びるアーム38の先端
に形成される係止部材収容部39とで構成されている。
この収容部39は、上方に開口する円筒状の収容室40に形
成され、かつその上方開口端面41がブラケット34の天板
42と衝合するよう形成されている。
この収容室40には、下方に圧縮バネ43、その上方に係合
子44が挿入されるようになっている。
この係合子44は、上記収容室40の径と略等しい円柱部45
と、その円柱部45の上端に形成される円錐部46とで構成
されている。
上記ブラケット34の天板42の上記支軸36を中心として上
記円錐部46の尖端までの長さを半径とする回転軌跡に対
応する部位には、その円錐部46を嵌装させる係止穴47が
所定の間隔を隔てて設けられている。
上記レバーボックス32の側方には、第1図に示すよう
に、切換レバー26の支軸27を中心として水平アーム30の
延長端部までの長さを半径とする回転軌跡に対応して、
操作レバー33の通過溝48が開設され、この通過溝48の後
壁縁には所定間隔をもって上記操作レバー33を係止する
係止溝49が櫛歯状に開設されている。
この操作レバー33は、その係止溝49に嵌挿されるときに
は、その基端部35の係合子44の円錐部46が天板42の係止
穴47に嵌着されることで、その嵌挿された係止溝49の位
置に保持されることになり、また上記通過溝48の往復動
するときには、上記係合子44の円錐部46が天板42の他の
係止穴47に嵌着されることで、その往復動を自由に行わ
せるようになっている。
すなわち、操作レバー33を嵌挿させる係止溝49及び、係
合子44を嵌着させる係止穴47などによって、切換レバー
26を所望する変速位置で係止するための係止手段が構成
されているものである。この係止手段を設けることで、
操作レバー33による回動操作を確実に行えるほか、定置
作業時に誤って遠隔操作系25を作動させても切換レバー
26は回動されることがなく、誤動作を防止できる。
他方、上記切換レバー26の下降アーム31側に遠隔操作系
25が配設されている。
この下降アーム31は下部側方に突出して前後方向に板面
が位置する当接板50を設けている。
この当接板50の後面に、ハウジング2に設けたアクチェ
ータ51の出没ロッド52の先端が衝合するようになってい
る。
このアクチェータ51は、遠隔位置である運転席近傍に設
けられたスイッチボックス53に接続され、そこのスイッ
チ54により電源に連通し稼働されるようになっている。
このスイッチボックス53には、複数のパイロットランプ
55が組付けられ、床コンベア56の送り量を感知するセン
サ機構57から送信される信号によってこれらパイロット
ランプ55が選択的に点灯するようになっている。
このセンサ機構57は、第1図,第2図に示すように、ハ
ウジング2内に上記水平アーム30を跨いで取り付けられ
る取付台58と、この取付台58面に配設され対向面に発光
素子59と受光素子60とが設けられた断面コ字状の三個の
センサ部材61と、その対向面間を通過してその発光素子
59から受光素子60へ投光される光を遮えぎる遮光板62と
で構成されている。
この遮光板62は、上記投光される光を実質上遮えぎる櫛
歯状の遮光片63を端縁に突設している扇形板部64と、そ
の扇形板部64の基端から水平アーム30側に折り曲がる折
曲部65と、その折曲部65からその水平アーム30に沿うよ
うに折り曲がる取付部66とからなる。その取付部66はボ
ルト67で水平アーム30に固定されている。
上記各センサ部材61は、上記アクチェータ51とスイッチ
ボックス53を結ぶケーブル68内に挿入した信号ライン69
によって、そのスイッチボックス53に接続されている。
この実施例において、上述した遮光片63とセンサ部材6
1,パイロットランプ55との関係は、第4図,第5図のよ
うに設定されている。
図示するように、5つの遮光片63の位置をa,b,c,d,eと
し、3つのセンサ部材61の位置をA,B,Cとし、パイロッ
トランプ55の表示パターンをI,II,III,IV,Vとする。
遠隔操作において、先ずアクチェータ51のロッド52が最
も長く伸出し切換レバー26が時計廻りに回動していると
きは、1点鎖線に示す如く位置bの遮光片63と位置Aの
センサ部材61とが重なって、その投光を遮えぎり、パタ
ーンVのパイロットランプ55が点灯される。この点灯
は、ラチェットホイール11の回動量が最も多く、したが
って床コンベア56の送り量も最も多いことを知らせてい
る。
次に、上記ロッド52が僅かに引き込んで、2点鎖線に示
す如く、位置aの遮光片63が位置Aのセンサ部材61の投
光を遮えぎり、かつ位置cの遮光片63が位置Bのセンサ
部材61の遮光を遮えぎるようになる角度αだけ切換レバ
ー26が回動するとパターンIVのパイロットランプ55の部
分が表示される。この表示は、ラチェットホイール11の
回動量がやや多く、したがって床コンベア56の送り量も
やや多いことを知らせている。
第3に、上記ロッド52がさらに僅かに引き込んで、実線
に示す如く位置bの遮光片63が位置Bのセンサ部材61の
投光を遮えぎるように角度βだけ切換レバー26が回動す
ると、パターンIIIのパイロットランプ55が点灯され
る。この点灯は、ラチェットホイール11の回動量が普通
で、したがって床コンベア56の送り量も普通の状態であ
ることを知らせている。
第4に、上記ロッド52がさらに僅かに引き込んで、3点
鎖線の如く位置aの遮光片63が位置Bのセンサ部材61の
投光を遮えぎり、かつ位置eの遮光片63が位置Cのセン
サ部材61の投光を遮えぎるようになる角度γだけ切換レ
バー26が回動すると、パターンIIのパイロットランプ55
の部分が表示される。この表示は、ラチェットホイール
11の回動量がやや少なく、したがって床コンベア56の送
り量もやや少ないことを知らせている。
第5に、上記ロッド52が更に引き込んで、4点鎖線に表
す如く位置dの遮光片63が位置Cのセンサ部材61の投光
を遮えぎるようになる角度δだけ切換レバー26が回動す
ると、パターンIのパイロットランプ55が点灯される。
この点灯は、ラチェットホイール11の回動量が最も少な
いことを知らせている。
第6に、上記ロッド52を最も引き込んだ状態にすると、
ノッチ10の移動する全ストロークにわたってノッチ10と
ラチェットホイール11の係合を阻止する位置にノッチガ
イド14が回動すると共に、いずれの位置の遮光片63がい
ずれの位置のセンサ部材61とも重なることがなく、パイ
ロットランプ55は消灯の状態になり、ラチェットホイー
ル11の回動が停止していることを知らせる。
このように、ロッド52が最も引き込んだ状態において
も、切換レバー26の下降アーム31部の当接板50はスプリ
ング23の付勢力により常に、このロッド52の先端に当接
している。
以上述べた床コンベア56の送り量に関する情報はパイロ
ットランプ55の点滅によって視覚的に表示されるけれど
も、ブザーによる聴覚的に知らせるものなど、他の情報
収集手段を採用することもできる。
次に、上述した実施例の作用を説明する。
遠隔位置にて床コンベア変速装置を操作する場合 スイッチボックス53のスイッチ54をFあるいはS方向に
操作する。
なお、その際水平アーム30の先端の操作レバー33は、通
過溝48を往復動できるようにセットしておく。
今、このスイッチ54をS方向に操作するものとすると、
アクチェータ51のロッド52は伸出され、そのロッド52の
先端が当接板50を押圧する。
この当接板50が押圧されると、切換レバー26は支軸27を
中心にスプリング23の付勢に抗して時計廻りに回動す
る。
この切換レバー26の時計廻りの回動に同期して連結杆21
で連結されるノッチガイド14も床コンベア軸4を中心に
時計廻りに回動する。
このノッチガイド14が時計廻りに回動するときには、切
欠部19の戻り側の逃げ面20がノッチ10から遠ざかる方向
に移動し、そのノッチ10の上昇時の作動ストロークを短
くする。このとき、入力軸3が回転し、クランクアーム
7を介して、第1アーム8,第2アーム9が作動するとき
には、ノッチ10はラチェットホイール11より長いストロ
ークで係合した状態で上昇し、これによって、ラチェッ
トホイール11は反時計廻りにより多く間欠的に回動す
る。
よって上記ラチェットホイール11と一体の床コンベア軸
4のワンストロークの回動量は多くなって、荷台70上の
堆肥あるいは牧草の移動量は多い。
他方、このスイッチ54をS方向に操作すると、アクチェ
ータ51のロッド52は引き込められ、上述とは逆にスプリ
ング23の付勢により切換レバー20は反時計廻りに回動す
る。
この切換レバー26の反時計廻りの回動に同期してノッチ
ガイド14も床コンベア軸4を中心に反時計廻りに回動
し、切欠部19の戻り側の逃げ面20がノッチ10に接近する
方向に移動し、そのノッチ10がラチェットホイール11と
係合して回動するストロークが減少する。
したがって、入力軸3が回動し、クランクアーム7を介
して、第1アーム8,第2アーム9に動力が伝達されると
きには、ノッチ10は、ラチェットホイール11により短い
距離係合した状態で上昇してこれを反時計廻りに間欠的
に回動させる。
よって、床コンベア軸4のワンストロークの回動量は少
なくなって、荷台70上の堆肥あるいは牧草の移動量が減
少する。
上記切換レバー26が時計廻りあるいは反時計廻りに回動
する間には、その回動に同期して遮光板62とセンサ部材
61との相対位置が変化し、その都度堆肥等の送り量をス
イッチボックス53のパイロットランプ55の点灯で操縦者
に知らせる。操縦者は、所望する送り量を示すパイロッ
トランプの点灯位置でスイッチ54の操作を停止する。
荷台後部に取り付けられた作用体近傍位置で床コン
ベア変速装置を操作する場合 予じめ、アクチェータ51のロッド52を最も引き込んだ位
置に設定しておく。このような状態で、操作レバー33を
通過溝48に沿って移動させると、切換レバー26は時計廻
り、あるいは反時計廻りに回転させることができ、これ
によって、上述同様ノッチガイド14の逃げ面20とノッチ
10との間隔を調整できる。
そして、ラチェットホイール11に係合したノッチ10上昇
の有効なストローク量と床コンベア56の移動量が選定さ
れ、所望の堆肥等の送り量が得られたときには、それに
対応する係止溝49内にその操作レバー33を倒して嵌挿す
る。
その際、その操作レバー33は、その基端部35の係合子44
が所定の係止穴47に嵌挿することで、所望の係止溝49に
保持される。
第6図は、本考案の変形実施例であるファームワゴン等
の床コンベア変速装置の破断側面図であり、床コンベア
変速装置1が、床コンベア56を連続的に移動させる移動
量増減調節構造の無段変速装置になっている点で上述し
た実施例と相違する。
図示するように、この実施例では、入力軸3には回転動
力の伝達方向を変更するミッション71が設けられ、この
ミッション71の出力軸72に駆動変速プーリ73が配設され
ている。
この変速プーリ73は固定車74と移動車75と、この移動車
75を固定車74側に付勢するばね76で構成されている。
他方、床コンベア軸4はウォーム減速機77が設けられ、
このウォーム減速機77の入力軸78には従動変速プーリ79
が設けられている。
この変速プーリ79も上記同様固定車80と移動車81とばね
82とで構成されている。
上記駆動変速プーリ73の移動車75を移動させる変速レバ
ー83は、ハウジング2内に突設した軸84に一端が係止さ
れると共に中間部には上記移動車75に係合するピン85が
突設され、かつ他端には切換レバー87に係合する軸86が
突設されている。
この切換レバー87は、ハウジング2内に突設した支軸88
に回動自在に支承され、その支軸88に遊嵌する筒89に、
アクチェータ51のロッド52が当接する当接板90が設けら
れた腕片91と、係止体92及び遮光板62が設けられた腕片
93と、軸86に当接する腕片94とが固定されて構成されて
いる。
而して、遠隔位置から床コンベア変速装置を操作する場
合、スイッチ54を操作しアクチェータ51のロッド52をス
プリング23の付勢に抗して伸出させると、当接板90を介
して切換レバー87は時計廻りに回動し、これに伴って軸
86の押圧力も解除され、駆動プーリ73の移動車75はばね
76の付勢によって固定車74側に移動し、その駆動プーリ
73の径は拡径し、その拡径した分だけ従動プーリ79側の
移動車81は固定車80から離れ、その従動プーリ79の径は
縮径することになり、ウォーム減速機77は増速され、床
コンベア軸4の回転も増速され、床コンベア56による堆
肥等の送り量は増加する。
他方、スイッチ54を操作しアクチェータ51のロッド52を
引っ込めると、スプリング23の付勢により、切換レバー
87は反時計廻りに回動し、これに伴って軸86は押圧力を
受け、変速レバー83はばね76の付勢に抗して時計廻りに
回動し、駆動プーリ73の移動車75を固定車74から引き離
し、これによりその駆動プーリ73の径は縮径し、従動プ
ーリ79の径はその分だけ拡径し、したがってウォーム減
速機77は減速となって床コンベア軸4の回転は遅くな
り、床コンベア56による堆肥等の送り量は減少する。
なお、この間の堆肥等の送り量を示すパイロットランプ
55の点灯作用と操縦者の制御操作は上述した実施例のも
のと同様に行われる。
また、荷台後部に取り付けられた作用体近傍位置で床コ
ンベア変速装置を操作する場合も、上述した実施例に準
じて行われる。
なお、センサ機構は、上記実施例で示す構造のものに限
られるものではなく、他の位置検出センサを適宜選定す
ることができる。
[考案の効果] (1) 請求項1記載の構成によれば、一台のファーム
ワゴン等の作業機を肥料散布作業等の走行作業と収穫物
貯蔵のための荷下し等の定置作業とに共通して、適正な
送り量に調整して使用できると共に、定置作業時におい
て遠隔操作系の誤操作があっても変速装置が誤動作する
ことがない。
(2) 請求項2記載の構成によれば、走行作業時にお
いて送り量の変化を把握しながら遠隔操作を行うことが
でき、作業精度の向上が達成される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のファームワゴンの床コンベア変速装置
の破断側面図、第2図は第1図II-II線断面図、第3図
は第2図III-III線断面図、第4図は同上床コンベア変
速装置の要部であるセンサ機構の平面図、第5図は同上
センサ機構とパイロットランプとの関係を示す説明図、
第6図は本考案の変形実施例であるファームワゴンの床
コンベア変速装置の破断側面図、第7図は従来のエレベ
ータ装置を装着したファームワゴンの側面図、第8図は
従来の堆肥散布装置を装着したファームワゴンの側面
図、第9図は第8図の堆肥散布装置の平面図である。 図中、1は変速装置、24は荷台開口部用操作系、25は遠
隔操作系、26は切換レバー、55はパイロットランプ情報
収集手段、56は床コンベア、57はセンサ機構、70は荷
台、95はファームワゴンである。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】荷台床面に張架される無端床コンベアの荷
    台開口側の回動軸の一側端に設けられ、該床コンベアの
    送り量を変える切換レバーを有するファームワゴン等の
    床コンベア変速装置において、上記変速装置の近傍に設
    けられ、上記切換レバーに接続されて上記床コンベアの
    送り量を直接調節するための荷台開口部用操作系と、操
    縦席近傍に設けられ、上記切換レバーに接続されて、上
    記床コンベアの送り量を遠隔的に調整するための遠隔操
    作系と、上記荷台開口部用操作系に設けられ、上記切換
    レバーを所望する変速位置で係止するための係止手段と
    を備えたことを特徴とするファームワゴン等の床コンベ
    ア変速装置。
  2. 【請求項2】遠隔操作系に、切換レバーの角度位置を検
    出するセンサ機構から送信される検出信号によって床コ
    ンベアの送り量の変化を知らせる情報収集手段を設けた
    ことを特徴とする請求項1記載のファームワゴン等の床
    コンベア変速装置。
JP1988053597U 1988-04-22 1988-04-22 ファームワゴン等の床コンベア変速装置 Expired - Lifetime JPH0724971Y2 (ja)

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JPS6174338U (ja) * 1984-10-23 1986-05-20
JPS6323915U (ja) * 1986-07-29 1988-02-17

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