JPH0725720A - 石膏成形型用石膏組成物 - Google Patents
石膏成形型用石膏組成物Info
- Publication number
- JPH0725720A JPH0725720A JP5173305A JP17330593A JPH0725720A JP H0725720 A JPH0725720 A JP H0725720A JP 5173305 A JP5173305 A JP 5173305A JP 17330593 A JP17330593 A JP 17330593A JP H0725720 A JPH0725720 A JP H0725720A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- model
- denture
- weight
- composition
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Dental Preparations (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本発明は、アクリル系樹脂を使用して、適合性
に優れた義歯を効率よく作るための成形型用石膏組成物
に関する。 【構成】本発明は、マイクロ波の照射で発熱する炭素粉
末を石膏中に3〜20重量%含有させてなるアクリル床
義歯製造用の石膏成形型用石膏組成物に関する。
に優れた義歯を効率よく作るための成形型用石膏組成物
に関する。 【構成】本発明は、マイクロ波の照射で発熱する炭素粉
末を石膏中に3〜20重量%含有させてなるアクリル床
義歯製造用の石膏成形型用石膏組成物に関する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、アクリル系樹脂床の義
歯(アクリル床義歯)を作る際の石膏成形型用の石膏組
成物に関する。
歯(アクリル床義歯)を作る際の石膏成形型用の石膏組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】アクリル床義歯は、一般に歯科の通常の
方法で作成した石膏成形型に、アクリル系ポリマ−とモ
ノマ−を混合したドウを充填した後、熱湯中で加熱して
重合させて樹脂を加熱硬化させる湿熱重合法や、ドウを
充填した石膏型を電子レンジ等のマイクロ波の照射で加
熱して樹脂を加熱硬化させるマイクロ波重合法(特開昭
61−76149号公報)などがある。
方法で作成した石膏成形型に、アクリル系ポリマ−とモ
ノマ−を混合したドウを充填した後、熱湯中で加熱して
重合させて樹脂を加熱硬化させる湿熱重合法や、ドウを
充填した石膏型を電子レンジ等のマイクロ波の照射で加
熱して樹脂を加熱硬化させるマイクロ波重合法(特開昭
61−76149号公報)などがある。
【0003】しかしながら、通常の湿熱重合法やマイク
ロ波重合法は適合精度があまりよくないため、アクリル
床義歯の適合精度をあげる方法が種々開発されている。
例えば、湿熱重合法においては熱湯の温度よりも低い6
0〜70°Cの湯中で8時間以上重合させる長時間重合
法が、またマイクロ波重合法においては口腔印象を再現
した模型にアルミニウム粉末を添加してマイクロ波を照
射し、模型の温度を他の石膏成形型の温度より高くし
て、模型面から樹脂を重合させる方法(特開平1−25
6954号公報)が提案されている。
ロ波重合法は適合精度があまりよくないため、アクリル
床義歯の適合精度をあげる方法が種々開発されている。
例えば、湿熱重合法においては熱湯の温度よりも低い6
0〜70°Cの湯中で8時間以上重合させる長時間重合
法が、またマイクロ波重合法においては口腔印象を再現
した模型にアルミニウム粉末を添加してマイクロ波を照
射し、模型の温度を他の石膏成形型の温度より高くし
て、模型面から樹脂を重合させる方法(特開平1−25
6954号公報)が提案されている。
【0004】模型面から樹脂を重合させる方法は、湿熱
重合法のように長時間を必要とせず、適合精度もよく簡
便で効率的ではあるが、模型からの片面加熱を効果的に
行うには、石膏組成物中に高価なアルミニウム粉末を1
0〜30重量%添加含有させなければならず、添加量の
割りには模型面の温度上昇が低く、また模型材の価格が
高くなるだけでなく、さらにはアルミニウム粉末は引火
や爆発を起こす危険性があるため、模型材を製造すると
きに特別の注意を必要とするという難点がある。
重合法のように長時間を必要とせず、適合精度もよく簡
便で効率的ではあるが、模型からの片面加熱を効果的に
行うには、石膏組成物中に高価なアルミニウム粉末を1
0〜30重量%添加含有させなければならず、添加量の
割りには模型面の温度上昇が低く、また模型材の価格が
高くなるだけでなく、さらにはアルミニウム粉末は引火
や爆発を起こす危険性があるため、模型材を製造すると
きに特別の注意を必要とするという難点がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、マイ
クロ波重合法による難点を改良できる石膏組成物を提供
することにある。さらには本発明は、アクリル系樹脂を
使用して、適合性に優れた義歯を効率よく作るための石
膏成形型用の石膏組成物を提供することにある。
クロ波重合法による難点を改良できる石膏組成物を提供
することにある。さらには本発明は、アクリル系樹脂を
使用して、適合性に優れた義歯を効率よく作るための石
膏成形型用の石膏組成物を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、マイクロ波の
照射で発熱する炭素粉末を石膏中に3〜20重量%含有
させてなるアクリル床義歯製造用の石膏成形型用石膏組
成物に関する。
照射で発熱する炭素粉末を石膏中に3〜20重量%含有
させてなるアクリル床義歯製造用の石膏成形型用石膏組
成物に関する。
【0007】本発明において、石膏としては歯科で通常
使用されている石膏が使用できるが、硬化体の表面状態
や材料価格等を考慮すると、模型用では硬石膏(α型半
水石膏)、又は超硬石膏がよく、埋没用では普通石膏
(β型半水石膏)が好ましい。なお歯科用石膏には適宜
必要に応じて硬化調整剤、着色剤等が含まれている。
使用されている石膏が使用できるが、硬化体の表面状態
や材料価格等を考慮すると、模型用では硬石膏(α型半
水石膏)、又は超硬石膏がよく、埋没用では普通石膏
(β型半水石膏)が好ましい。なお歯科用石膏には適宜
必要に応じて硬化調整剤、着色剤等が含まれている。
【0008】本発明において石膏に添加する炭素粉末と
しては、電子レンジ等のマイクロ波の照射で発熱する炭
素粉末を使用する。マイクロ波の照射で発熱する炭素粉
末としては、グラファイト、カ−ボンブラック等が好適
に使用される。石膏中の炭素粉末の量は、3〜20重量
%、好ましくは5〜10重量%である。炭素粉末の含有
量が少なすぎると電子レンジで加熱した場合、炭素粉末
を添加しない場合の温度上昇と大差なく模型面からのア
クリル系樹脂の片面重合ができず、また多すぎると硬化
体の表面から炭素粉末が出易く、黒色物が成形するアク
リル義歯に混入する危険性がある。模型材を効率的に発
熱させることができ、さらには模型に義歯床の設計ライ
ン等を記入し易い灰色の色調を保持するためには、炭素
粉末の含有量は前記範囲が好適である。
しては、電子レンジ等のマイクロ波の照射で発熱する炭
素粉末を使用する。マイクロ波の照射で発熱する炭素粉
末としては、グラファイト、カ−ボンブラック等が好適
に使用される。石膏中の炭素粉末の量は、3〜20重量
%、好ましくは5〜10重量%である。炭素粉末の含有
量が少なすぎると電子レンジで加熱した場合、炭素粉末
を添加しない場合の温度上昇と大差なく模型面からのア
クリル系樹脂の片面重合ができず、また多すぎると硬化
体の表面から炭素粉末が出易く、黒色物が成形するアク
リル義歯に混入する危険性がある。模型材を効率的に発
熱させることができ、さらには模型に義歯床の設計ライ
ン等を記入し易い灰色の色調を保持するためには、炭素
粉末の含有量は前記範囲が好適である。
【0009】炭素粉末の粒径は、特に制限されないが、
良好な物性と操作性をえるためには、20〜600メッ
シュ、好ましくは30〜400メッシュが好適である。
炭素粉末は、あまり細かい微粒子が多くなると、石膏組
成物への混水量が多くなって硬化体の強度が低くなった
り、可塑水の蒸発により模型材の硬化体が収縮する不都
合が生じたり、手への付着等も生じる。また粒径があま
り大きいと、硬化体の表面に凹凸が生じ、模型の表面が
悪くなる。
良好な物性と操作性をえるためには、20〜600メッ
シュ、好ましくは30〜400メッシュが好適である。
炭素粉末は、あまり細かい微粒子が多くなると、石膏組
成物への混水量が多くなって硬化体の強度が低くなった
り、可塑水の蒸発により模型材の硬化体が収縮する不都
合が生じたり、手への付着等も生じる。また粒径があま
り大きいと、硬化体の表面に凹凸が生じ、模型の表面が
悪くなる。
【0010】本発明における石膏組成物は、アクリル系
樹脂を電子レンジ等のマイクロ波を照射して重合させる
ときの成形型用石膏として好適に使用される。炭素粉末
は通常口腔印象を再現した模型及び又は一次埋没石膏に
添加し、ついでマイクロ波を照射して炭素粉末を含有す
る模型及び又は一次埋没石膏の温度を他の石膏成形型の
温度より高くし、模型面から樹脂を重合させると、適合
精度のよいアクリル床義歯を短時間で効率よく作成でき
る。
樹脂を電子レンジ等のマイクロ波を照射して重合させる
ときの成形型用石膏として好適に使用される。炭素粉末
は通常口腔印象を再現した模型及び又は一次埋没石膏に
添加し、ついでマイクロ波を照射して炭素粉末を含有す
る模型及び又は一次埋没石膏の温度を他の石膏成形型の
温度より高くし、模型面から樹脂を重合させると、適合
精度のよいアクリル床義歯を短時間で効率よく作成でき
る。
【0011】
実施例1 歯科用硬石膏に、グラファイト粉末(30〜400メッ
シュ)を5重量%添加して石膏組成物を調製し、石膏組
成物100重量部に対して水28重量部を加えて練和
し、4×4×4mmの硬化体(試料)を作った。硬化体
を500Wの電子レンジに入れて30秒間加熱し、試料
の温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
シュ)を5重量%添加して石膏組成物を調製し、石膏組
成物100重量部に対して水28重量部を加えて練和
し、4×4×4mmの硬化体(試料)を作った。硬化体
を500Wの電子レンジに入れて30秒間加熱し、試料
の温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
【0012】実施例2 実施例1のグラファイト粉末の添加量を10重量%にか
えたほかは、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同
様に温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
えたほかは、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同
様に温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
【0013】実施例3 実施例1のグラファイト粉末の添加量を20重量%にか
えたほかは、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同
様に温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
えたほかは、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同
様に温度上昇を測定した。その結果は表1に示す。
【0014】比較例1 グラファイト粉末を添加しなかったほかは、実施例1と
同様にして硬化体を作成し、同様に温度上昇を測定し
た。その結果は表1に示す。
同様にして硬化体を作成し、同様に温度上昇を測定し
た。その結果は表1に示す。
【0015】比較例2 実施例1のグラファイト粉末の代わりに、アルミニウム
粉末(200メッシュ以下)を20重量%添加したほか
は、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同様に温度
上昇を測定した。その結果は表1に示す。
粉末(200メッシュ以下)を20重量%添加したほか
は、実施例1と同様にして硬化体を作成し、同様に温度
上昇を測定した。その結果は表1に示す。
【0016】比較例3 実施例1のグラファイト粉末の代わりに、酸化鉄粉末
(200メッシュ以下)を10重量%添加したほかは、
実施例1と同様にして硬化体を作成し、同様に温度上昇
を測定した。その結果は表1に示す。
(200メッシュ以下)を10重量%添加したほかは、
実施例1と同様にして硬化体を作成し、同様に温度上昇
を測定した。その結果は表1に示す。
【0017】
【表1】
【0018】実施例4 グラファイト粉末10重量%を添加した実施例2の石膏
組成物100重量部に対して水28重量部を加えて練和
し模型を作り、歯科の通法に従って上顎総義歯の蝋義歯
を製作した。この蝋義歯を、実施例3の石膏組成物を用
いてFRP製フラスコの下輪に埋没した。一次埋没材が
硬化した後、二次埋没、脱蝋を行い、アクリル樹脂のド
ウを石膏型に充填した。
組成物100重量部に対して水28重量部を加えて練和
し模型を作り、歯科の通法に従って上顎総義歯の蝋義歯
を製作した。この蝋義歯を、実施例3の石膏組成物を用
いてFRP製フラスコの下輪に埋没した。一次埋没材が
硬化した後、二次埋没、脱蝋を行い、アクリル樹脂のド
ウを石膏型に充填した。
【0019】次いでアクリル樹脂のドウを充填した石膏
型を、500Wの電子レンジで3分間、模型側のフラス
コ下輪から加熱した後、通法に従って義歯を取り出し、
模型に復した。義歯を模型に復したままで、7−7歯間
で切断して義歯床と模型の隙間を読み取り顕微鏡で計測
して適合性調べた。計測点は床縁2点と口蓋正中1点と
した。その結果、床縁の平均間隙量は0.25mm、口
蓋正中は0.17mmであった。
型を、500Wの電子レンジで3分間、模型側のフラス
コ下輪から加熱した後、通法に従って義歯を取り出し、
模型に復した。義歯を模型に復したままで、7−7歯間
で切断して義歯床と模型の隙間を読み取り顕微鏡で計測
して適合性調べた。計測点は床縁2点と口蓋正中1点と
した。その結果、床縁の平均間隙量は0.25mm、口
蓋正中は0.17mmであった。
【0020】比較例4 模型材として比較例1の硬石膏を使用し、埋没材に普通
石膏を使用したほかは、実施例4と同様にして義歯床を
製作し、適合性を調べた。その結果、床縁の平均間隙量
は0.33mm、口蓋正中は0.28mmであった。
石膏を使用したほかは、実施例4と同様にして義歯床を
製作し、適合性を調べた。その結果、床縁の平均間隙量
は0.33mm、口蓋正中は0.28mmであった。
【0021】
【発明の効果】本発明の石膏成形型用の石膏組成物によ
ると、アクリル系樹脂を使用し、電子レンジ等のマイク
ロ波を照射して重合させるときの成形型用石膏として好
適に使用でき、適合性に優れた義歯を効率よく作ること
ができる。
ると、アクリル系樹脂を使用し、電子レンジ等のマイク
ロ波を照射して重合させるときの成形型用石膏として好
適に使用でき、適合性に優れた義歯を効率よく作ること
ができる。
Claims (1)
- 【請求項1】マイクロ波の照射で発熱する炭素粉末を石
膏中に3〜20重量%含有させてなるアクリル床義歯製
造用の石膏成形型用石膏組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173305A JPH0725720A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 石膏成形型用石膏組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5173305A JPH0725720A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 石膏成形型用石膏組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0725720A true JPH0725720A (ja) | 1995-01-27 |
Family
ID=15957986
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5173305A Pending JPH0725720A (ja) | 1993-07-13 | 1993-07-13 | 石膏成形型用石膏組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0725720A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7625442B2 (en) * | 2000-08-03 | 2009-12-01 | S & C Polymer Silicon- und Composite-Spezialitäten GmbH | Shaped bodies that can be scanned by optical systems |
-
1993
- 1993-07-13 JP JP5173305A patent/JPH0725720A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US7625442B2 (en) * | 2000-08-03 | 2009-12-01 | S & C Polymer Silicon- und Composite-Spezialitäten GmbH | Shaped bodies that can be scanned by optical systems |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20020716 |