JPH08141000A - アクリル床義歯の製作法 - Google Patents
アクリル床義歯の製作法Info
- Publication number
- JPH08141000A JPH08141000A JP28559994A JP28559994A JPH08141000A JP H08141000 A JPH08141000 A JP H08141000A JP 28559994 A JP28559994 A JP 28559994A JP 28559994 A JP28559994 A JP 28559994A JP H08141000 A JPH08141000 A JP H08141000A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- gypsum
- denture
- acrylic
- dental
- microwave
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61C—DENTISTRY; APPARATUS OR METHODS FOR ORAL OR DENTAL HYGIENE
- A61C13/00—Dental prostheses; Making same
- A61C13/20—Methods or devices for soldering, casting, moulding or melting
- A61C13/203—Methods or devices for soldering, casting, moulding or melting using microwave energy
Landscapes
- Dental Prosthetics (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 マイクロウェーブ加熱により、寸法精度に優
れたアクリル床義歯を効率よく製作方法。 【構成】 マイクロウェーブ加熱でアクリル床義歯を得
る際に、発熱しにくい石膏組成物を二次埋没材に使用す
るアクリル床義歯の製作法。
れたアクリル床義歯を効率よく製作方法。 【構成】 マイクロウェーブ加熱でアクリル床義歯を得
る際に、発熱しにくい石膏組成物を二次埋没材に使用す
るアクリル床義歯の製作法。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本願発明は、マイクロウェーブ加
熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯を製作する
方法に関する。
熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯を製作する
方法に関する。
【0002】
【従来の技術】歯科の通法に従って作った石膏成形型
に、アクリル系ポリマーとモノマーを混和したドウを充
填して、マイクロウェーブを成形型に照射して加熱し、
アクリル系モノマーを加熱重合させてアクリル床義歯を
得る方法が公知である。この方法は、短時間でアクリル
系モノマーを重合できる効率的なアクリル床義歯の製作
法として、広く臨床に使用されている。しかし、この方
法を通常の歯科用石膏組成物の成形型で製作した義歯の
粘膜面への適合は、決して優れているとは言えない。そ
のため、特開平1−256954号公報では、口腔内模
型にアルミニウム粉末などの良導電体を添加して、口腔
内模型のマイクロウェーブでの発熱効率を高め、選択的
に口腔内模型側からアクリル系モノマーの重合を進める
方法が、粘膜適合に優れたアクリル床義歯をマイクロウ
ェーブ加熱によって得る方法として記載している。しか
し、歯科用の石膏は硬化時間や硬化時の膨張量を抑制す
る目的でマイクロウェーブで発熱する硫酸カリウムのよ
うな無機塩類が添加されているため、アルミニウム粉末
で選択的に口腔模型の温度を高くするためには、高価な
アルミニウム粉末を多量に石膏に加えなければ効果がな
い。したがって、この方法は、経済的に不利なだけでな
く、製造時の安全性にも問題がある。
に、アクリル系ポリマーとモノマーを混和したドウを充
填して、マイクロウェーブを成形型に照射して加熱し、
アクリル系モノマーを加熱重合させてアクリル床義歯を
得る方法が公知である。この方法は、短時間でアクリル
系モノマーを重合できる効率的なアクリル床義歯の製作
法として、広く臨床に使用されている。しかし、この方
法を通常の歯科用石膏組成物の成形型で製作した義歯の
粘膜面への適合は、決して優れているとは言えない。そ
のため、特開平1−256954号公報では、口腔内模
型にアルミニウム粉末などの良導電体を添加して、口腔
内模型のマイクロウェーブでの発熱効率を高め、選択的
に口腔内模型側からアクリル系モノマーの重合を進める
方法が、粘膜適合に優れたアクリル床義歯をマイクロウ
ェーブ加熱によって得る方法として記載している。しか
し、歯科用の石膏は硬化時間や硬化時の膨張量を抑制す
る目的でマイクロウェーブで発熱する硫酸カリウムのよ
うな無機塩類が添加されているため、アルミニウム粉末
で選択的に口腔模型の温度を高くするためには、高価な
アルミニウム粉末を多量に石膏に加えなければ効果がな
い。したがって、この方法は、経済的に不利なだけでな
く、製造時の安全性にも問題がある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本願発明は、マイクロ
ウェーブ加熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯
を製作する方法に関する。
ウェーブ加熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯
を製作する方法に関する。
【0004】
【課題を解決するための手段】本願発明は、アクリル系
ポリマーとモノマーの混和物を、歯科の通法に従って作
った石膏成形型の中で、マイクロウェーブ加熱によって
加熱重合させて、アクリル床義歯を効率よく製作する方
法に於いて、既存の歯科用石膏組成物よりもマイクロウ
ェーブで発熱しにくい石膏組成物を二次埋没材に使用し
て石膏型を作り、さらに、マイクロウェーブ照射を行っ
て、選択的に模型側からアクリル系モノマーの重合を開
始して、粘膜適合に優れたアクリル床義歯を得る方法に
関する。
ポリマーとモノマーの混和物を、歯科の通法に従って作
った石膏成形型の中で、マイクロウェーブ加熱によって
加熱重合させて、アクリル床義歯を効率よく製作する方
法に於いて、既存の歯科用石膏組成物よりもマイクロウ
ェーブで発熱しにくい石膏組成物を二次埋没材に使用し
て石膏型を作り、さらに、マイクロウェーブ照射を行っ
て、選択的に模型側からアクリル系モノマーの重合を開
始して、粘膜適合に優れたアクリル床義歯を得る方法に
関する。
【0005】本願発明において、マイクロウェーブで発
熱しにくい石膏組成物として使用する二次埋没材は、半
水石膏をそのまま利用してもよいが、硬化膨張を調整す
る目的で半水石膏に酒石酸カリウムなどの可溶性塩類を
0.3重量%以下の範囲で半水石膏粉末または練和水に
添加してもよい。また、半水石膏の混水比はマイクロウ
ェーブ加熱による発熱温度を上げないために、0.4未
満で使用するのが望ましい。本願発明にいう発熱しにく
いとは、口腔内模型として一般に使用される歯科用硬石
膏又は埋没材として一般に使用される歯科用普通石膏に
比べてマイクロウェーブ照射において発熱しにくいとい
うことを意味し、例えば、500Wの電子レンジで30
秒間加熱したときの表面温度が、70℃以下が好まし
く、65℃以下がさらに好ましい。したがって、可溶性
塩類の添加量が0.3重量%以上になったり、混水比が
0.4以上になると発熱温度が上昇するため、二次埋没
石膏の発熱が口腔模型と同様に高くなり、模型側からア
クリル系モノマーの選択的な重合を開始できなくなる。
この時、口腔模型の製作に使用する石膏は、歯科で通常
用いられる硬石膏や超硬石膏が使用でき、その種類は特
に限定されるものではない。また、口腔模型を埋没する
一次埋没材も通常の歯科用石膏のいずれでも構わない
が、安価な普通石膏(β型−半水石膏)が経済的な見地
から最も好ましい。
熱しにくい石膏組成物として使用する二次埋没材は、半
水石膏をそのまま利用してもよいが、硬化膨張を調整す
る目的で半水石膏に酒石酸カリウムなどの可溶性塩類を
0.3重量%以下の範囲で半水石膏粉末または練和水に
添加してもよい。また、半水石膏の混水比はマイクロウ
ェーブ加熱による発熱温度を上げないために、0.4未
満で使用するのが望ましい。本願発明にいう発熱しにく
いとは、口腔内模型として一般に使用される歯科用硬石
膏又は埋没材として一般に使用される歯科用普通石膏に
比べてマイクロウェーブ照射において発熱しにくいとい
うことを意味し、例えば、500Wの電子レンジで30
秒間加熱したときの表面温度が、70℃以下が好まし
く、65℃以下がさらに好ましい。したがって、可溶性
塩類の添加量が0.3重量%以上になったり、混水比が
0.4以上になると発熱温度が上昇するため、二次埋没
石膏の発熱が口腔模型と同様に高くなり、模型側からア
クリル系モノマーの選択的な重合を開始できなくなる。
この時、口腔模型の製作に使用する石膏は、歯科で通常
用いられる硬石膏や超硬石膏が使用でき、その種類は特
に限定されるものではない。また、口腔模型を埋没する
一次埋没材も通常の歯科用石膏のいずれでも構わない
が、安価な普通石膏(β型−半水石膏)が経済的な見地
から最も好ましい。
【0006】また、使用するアクリル樹脂は、短時間の
加熱で効率的かつ選択的に重合を開始する必要があるた
め、通常ヒートショックレジンと呼ばれるモノマーにア
ミンなどの重合促進剤を含んだ歯科用アクリルレジンが
好ましい。
加熱で効率的かつ選択的に重合を開始する必要があるた
め、通常ヒートショックレジンと呼ばれるモノマーにア
ミンなどの重合促進剤を含んだ歯科用アクリルレジンが
好ましい。
【0007】
【実施例】以下に実施例及び比較例で本発明をさらに詳
しく説明する。
しく説明する。
【0008】実施例1〜3、比較例1〜6 本発明で使用した二次埋没石膏と市販歯科用石膏のマイ
クロウェーブ加熱時の温度および硬化特性を調べた。歯
科用石膏は各石膏の指定混水量で練和し、二次埋没材は
日本工業規格T−6605歯科用硬質石膏の試験法で求
めた混水量で練和後、硬化時間を調べた。また、マイク
ロウェーブ加熱による発熱性は、前記した混水量で練和
した石膏泥を4×4×4の硬化体にし、この硬化体を5
00Wの電子レンジで30秒加熱し、表面温度を測定し
た。結果を表1に示した。
クロウェーブ加熱時の温度および硬化特性を調べた。歯
科用石膏は各石膏の指定混水量で練和し、二次埋没材は
日本工業規格T−6605歯科用硬質石膏の試験法で求
めた混水量で練和後、硬化時間を調べた。また、マイク
ロウェーブ加熱による発熱性は、前記した混水量で練和
した石膏泥を4×4×4の硬化体にし、この硬化体を5
00Wの電子レンジで30秒加熱し、表面温度を測定し
た。結果を表1に示した。
【0009】
【表1】
【0010】その結果、α−半水石膏およびα−半水石
膏の硬化特性を酒石酸カリウム0.3重量%以下で調整
した2次埋没材(実施例1〜3)は、市販の歯科用石膏
よりもマイクロウェーブ照射後の試料表面温度が13〜
40℃低かった。
膏の硬化特性を酒石酸カリウム0.3重量%以下で調整
した2次埋没材(実施例1〜3)は、市販の歯科用石膏
よりもマイクロウェーブ照射後の試料表面温度が13〜
40℃低かった。
【0011】実施例4 歯科用硬石膏Aをメーカー指定の混水比で練和した石膏
泥を上顎無歯顎ゴム枠(ニッシン402−U)に注入し
て、上顎無歯顎模型を作製後、歯科の通法に従って蝋義
歯を作った。この蝋義歯を注入タイプのFRPフラスコ
の下輪に歯科用普通石膏Cで一次埋没した。一次埋没材
が硬化後に石膏分離材を塗布して、α−半水石膏に酒石
酸カリウムを0.2重量%添加した二次埋没材を表1の
混水比で練和し、歯科の通法に従って二次埋没した。さ
らに歯科の通法に従い、脱蝋を行い義歯成形用の石膏を
作製した。続いて、ヒートショックレジン(GCクイッ
クアクロン)をメーカー指定の混液比で混和後、適切な
ドウ状態にして、注入圧力50kg/cm2 で石膏型に
注入し、ストッパーを差し込んでその注入圧を維持し
た。樹脂を注入したFRPフラスコを電子レンジ(50
0W)に入れ、150秒間マイクロウェーブを照射し
た。成形石膏型の温度が下がるまで30分間水冷した
後、歯科の通法で開輪と義歯の割り出しを行った。義歯
を上顎無歯類模型に復して、6番中心窩を結んだ線上で
切断し、義歯床と模型の間隙量を計測した。その結果、
平均間隙量は0.12mmであり、義歯の粘膜適合性は優
れていると判断できた。
泥を上顎無歯顎ゴム枠(ニッシン402−U)に注入し
て、上顎無歯顎模型を作製後、歯科の通法に従って蝋義
歯を作った。この蝋義歯を注入タイプのFRPフラスコ
の下輪に歯科用普通石膏Cで一次埋没した。一次埋没材
が硬化後に石膏分離材を塗布して、α−半水石膏に酒石
酸カリウムを0.2重量%添加した二次埋没材を表1の
混水比で練和し、歯科の通法に従って二次埋没した。さ
らに歯科の通法に従い、脱蝋を行い義歯成形用の石膏を
作製した。続いて、ヒートショックレジン(GCクイッ
クアクロン)をメーカー指定の混液比で混和後、適切な
ドウ状態にして、注入圧力50kg/cm2 で石膏型に
注入し、ストッパーを差し込んでその注入圧を維持し
た。樹脂を注入したFRPフラスコを電子レンジ(50
0W)に入れ、150秒間マイクロウェーブを照射し
た。成形石膏型の温度が下がるまで30分間水冷した
後、歯科の通法で開輪と義歯の割り出しを行った。義歯
を上顎無歯類模型に復して、6番中心窩を結んだ線上で
切断し、義歯床と模型の間隙量を計測した。その結果、
平均間隙量は0.12mmであり、義歯の粘膜適合性は優
れていると判断できた。
【0012】比較例7 二次埋没材に歯科用普通石膏Aを使用した他は、実施例
2と同様にして、アクリル床義歯を製作し、義歯床と模
型の間隙を測定した。その結果、平均間隙量は0.24
mmであり、実施例2の約2倍の間隙量であった。
2と同様にして、アクリル床義歯を製作し、義歯床と模
型の間隙を測定した。その結果、平均間隙量は0.24
mmであり、実施例2の約2倍の間隙量であった。
【0013】
【発明の効果】本願発明によれば、マイクロウェーブ加
熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯を製作する
ことができる。
熱により、寸法精度に優れたアクリル床義歯を製作する
ことができる。
Claims (1)
- 【請求項1】 マイクロウェーブ加熱により、アクリル
樹脂を重合させて、アクリル床義歯を得る方法に於い
て、マイクロウェーブで発熱しにくい石膏組成物を二次
埋没材に使用することを特徴とするアクリル床義歯の製
作法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28559994A JPH08141000A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | アクリル床義歯の製作法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28559994A JPH08141000A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | アクリル床義歯の製作法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08141000A true JPH08141000A (ja) | 1996-06-04 |
Family
ID=17693635
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28559994A Pending JPH08141000A (ja) | 1994-11-18 | 1994-11-18 | アクリル床義歯の製作法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08141000A (ja) |
-
1994
- 1994-11-18 JP JP28559994A patent/JPH08141000A/ja active Pending
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20030422 |