JPH072605U - エアシリンダの駆動制御回路 - Google Patents
エアシリンダの駆動制御回路Info
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- JPH072605U JPH072605U JP3271193U JP3271193U JPH072605U JP H072605 U JPH072605 U JP H072605U JP 3271193 U JP3271193 U JP 3271193U JP 3271193 U JP3271193 U JP 3271193U JP H072605 U JPH072605 U JP H072605U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】切換弁が作動されてからピストンが移動を開始
するまでのタイムラグを小さくすることができるエアシ
リンダの駆動制御回路を提供する。 【構成】エアシリンダ30は、シリンダ本体の両端に形
成された給排ポート32,33にエアを給排することに
よりピストン31を移動させるように構成されている。
駆動制御回路には、エア供給源として高圧エア供給源1
と低圧エア供給源4とが備えられているとともに、この
両エア供給源1,4を切換えるための供給エア切換弁3
が設けられている。そして、ピストン31を停止させて
いる状態では、供給エア切換弁3により低圧エア供給源
4からの低圧エアが両給排ポート32,33に供給され
ている。この低圧エアは、ピストン31を作動させる場
合において高圧エア供給源1から供給される高圧エアよ
りも圧力が低いため、ピストン31の駆動開始迄のタイ
ムラグが小さくなる。
するまでのタイムラグを小さくすることができるエアシ
リンダの駆動制御回路を提供する。 【構成】エアシリンダ30は、シリンダ本体の両端に形
成された給排ポート32,33にエアを給排することに
よりピストン31を移動させるように構成されている。
駆動制御回路には、エア供給源として高圧エア供給源1
と低圧エア供給源4とが備えられているとともに、この
両エア供給源1,4を切換えるための供給エア切換弁3
が設けられている。そして、ピストン31を停止させて
いる状態では、供給エア切換弁3により低圧エア供給源
4からの低圧エアが両給排ポート32,33に供給され
ている。この低圧エアは、ピストン31を作動させる場
合において高圧エア供給源1から供給される高圧エアよ
りも圧力が低いため、ピストン31の駆動開始迄のタイ
ムラグが小さくなる。
Description
【0001】
本考案は、エアシリンダの駆動制御回路に関するものである。
【0002】
一般に、エアシリンダは、そのシリンダ本体内にピストンを移動可能に設け、 このピストンにより仕切られた二室にそれぞれエアを給気及び排気する給排ポー トが形成されている。そして、駆動制御回路より前記両給排ポートにエアを給排 することによりピストンを移動させるようにしている。
【0003】 従来、この種のエアシリンダにおいては、作業効率を向上させるため、ピスト ンの移動を高速に行なうように構成された駆動制御回路が接続されているものが ある。即ち、この駆動制御回路は、初期状態においてはピストンの両側の二室に それぞれ同じ圧力の高圧エアを供給しておくことにより、ピストンを所定位置に 停止させておく。そして、ピストンを移動させる場合には、一方の室への高圧エ アの供給を停止するとともに、この室内の高圧エアを給排ポートより排気するこ とにより、ピストンを高速移動させている。
【0004】 又、ピストンの移動速度を高速にするとピストンを所望の位置に停止させるこ とが困難になるため、ピストンを停止させる前に予めピストンの速度を低速に切 換えることができるようになっている。この駆動制御回路は、2つの切換弁を並 列に接続し、これら両切換弁を全て切換えることによりピストンの移動速度を高 速と低速とで可変できるようになっている。
【0005】
ところが、上記エアシリンダの駆動制御回路では、予めピストンの両側の二室 に高圧をかけておくとともに、ピストンを作動させる場合において一方の室の圧 を抜きながらピストンを移動させていたため、この高圧のエアを抜く必要がある 分だけピストンの移動開始時期が遅れていた。
【0006】 即ち、駆動制御回路の切換弁が切換えられてからピストンが移動を開始するま でのタイムラグが大きく、作業の迅速化の弊害となっていた。 又、エアシリンダのピストンの移動速度を高速と低速とで切換えができるよう にするための駆動制御回路は、各切換弁がそれぞれ並列に接続されるものである 。従って、従来の構造ではエア配管が輻輳するとともに、各切換弁を作動させる ための信号数が増えてしまい、コスト高に繋がっていた。しかも、一つの切換弁 が故障して作動しなくなるとシリンダを作動させることすらできなくなっていた ため、信頼性の更なる向上が要望されていた。
【0007】 本考案は上記事情に鑑みてなされたものであり、第1の目的は、ピストンが移 動を開始するまでのタイムラグを小さくすることができるエアシリンダの駆動制 御回路を提供することにある。
【0008】 又、第2の目的は、上記第1の目的に加え、回路の配管数を減らすとともに、 切換弁の切換え数を減らすことができ、コスト低減と信頼性の向上を図ることが できるエアシリンダの駆動制御回路を提供することにある。
【0009】
上記第1の目的を達成するために、第1の考案では、シリンダ本体内にピスト ンを移動可能に設け、該ピストンにより仕切られた二室にそれぞれエアを給気及 び排気する給排ポートを設け、これら給排ポートにエアを給排することによりピ ストンを移動させるようにしたエアシリンダにおいて、少なくとも前記シリンダ の始動時直前には、ピストンを作動させるために各室に供給されるエア圧よりも 低いエア圧をかけておくための切換供給手段を備えたことをその要旨とするもの である。
【0010】 又、上記第2の目的を達成するために、第2の考案では、前記切換供給手段は 比較的高いエア圧を供給する高圧エア供給源と、そのエア圧よりも低いエア圧を 供給する低圧エア供給源とを切換えるための供給エア切換弁であり、この供給エ ア切換弁と前記両給排ポートとの間には、ピストンの移動速度を遅くするための 低速用切換弁と、ピストンの移動速度を速くするための高速用切換弁とが直列に 接続され、さらに、前記低速用切換弁及び高速用切換弁の非作動位置においては 高圧又は低圧エア供給源と前記両給排ポートとが連通されるように構成したこと をその要旨とするものである。
【0011】
従って、第1の考案によれば、少なくともシリンダの始動時直前には切換手段 により、ピストンを動作させるために各室に供給されるエア圧よりも小さいエア 圧が両室にかけられ、ピストンは停止されている。この状態において、ピストン を作動させるべく一方の室の低圧エアを抜くとともに、この低圧エアよりも高い 高圧エアを他方の室に供給すると、ピストンの両側にかかる推力の差が即座に大 きくなるため、ピストンは迅速に作動される。
【0012】 又、第2の考案によれば、低速用切換弁及び高速用切換弁はそれぞれ直列に接 続されているため、回路構成を簡略化することが可能となる。又、ピストンを低 速移動させる場合には低速用切換弁が切換えられ、ピストンを高速移動させる場 合には高速用切換弁が切換えられるものであるため、各切換弁の切換え数を少な くすることが可能となる。更に、低速用切換弁及び高速用切換弁の非作動位置に おいては高圧又は低圧エア供給源と両給排ポートとが連通されるように構成され ているため、低速用又は高速用のうち一方の切換弁が作動しなくなった場合でも シリンダが全く作動されなくなることない。
【0013】
〔第一実施例〕 以下、本考案を具体化した一実施例を図1及び図2に従って説明する。
【0014】 図1に示すように、高圧エア供給源1は高圧エア供給管路2を介して供給エア 切換弁3に接続されており、当該高圧エア供給管路2中のエア圧は圧力SP1に 設定されている。低圧エア供給源4は低圧エア供給管路5を介して前記供給エア 切換弁3に接続されている。前記低圧エア供給管路5中にはリリーフ弁6が介在 されている。そして、低圧エア供給管路5中におけるリリーフ弁6より下流側の のエア圧SP2は前記高圧エア供給管路2中の圧力SP1よりも低い圧力に設定 されている(SP1>SP2)。
【0015】 前記供給エア切換弁3は2位置3ポート型の電磁切換弁であって、電磁ソレノ イド7の消磁状態においてはバネ8の押圧付勢力によりホームポジションである b位置に切換えられるようになっている。又、電磁ソレノイド7の励磁状態にお いてはa位置に切換えられるようになっている。
【0016】 供給エア切換弁3は、a位置では、低圧エア供給管路5と主管路9とを連通さ せるとともに、高圧エア供給管路2と主管路9とを遮断するようになっている。 又、供給エア切換弁3は、b位置では、高圧エア供給管路2と主管路9とを連通 させるとともに、低圧エア供給管路5と主管路9とを遮断させるようになってい る。
【0017】 主管路9には供給エア切換弁3の下流側において低速用切換弁10が接続され ている。即ち、供給エア切換弁3と低速用切換弁10とは直列に接続されている 。
【0018】 低速用切換弁10は3位置5ポート型の電磁切換弁であって、第1電磁ソレノ イド11が励磁状態で且つ第2電磁ソレノイド12が消磁状態である場合にはa 位置に切換えられるようになっている。又、第1電磁ソレノイド11が消磁状態 で且つ第2電磁ソレノイド12が励磁状態である場合にはc位置に切換えられる ようになっている。更に、第1及び第2の両電磁ソレノイド11,12が消磁状 態である場合には両バネ13の押圧付勢力が釣り合ってホームポジションである b位置に切換えられるようになっている。
【0019】 そして、低速用切換弁10は、a位置では、主管路9と第2分岐管路15とが 連通されるとともに、第1分岐管路14と低速用排気管路16とが連通されるよ うになっている。又、低速用切換弁10は、b位置では、主管路9と第1及び第 2の両分岐管路14,15とが連通されるとともに、これら両分岐管路14,1 5と低速用排気管路16とが遮断されるようになっている。更に、低速用切換弁 10は、c位置では、主管路9と第1分岐管路14とが連通されるとともに、第 2分岐管路15と低速用排気管路16とが連通されるようになっている。
【0020】 前記低速用排気管路16の下流側には、低速用リリーフ弁17が接続されると ともに、この低速用リリーフ弁17に対し並列に低速用ニードル弁18が接続さ れている。前記低速用リリーフ弁17はリリーフ圧RP1に、低速用ニードル弁 18は絞り量NP1にそれぞれ設定されている。尚、前記低速用ニードル弁18 の下流側にはサイレンサ19が接続されている。
【0021】 第1及び第2の両分岐管路14,15には低速用切換弁10の下流側において 高速用切換弁20が接続されている。即ち、低速用切換弁10と高速用切換弁2 0とは直列に接続されている。
【0022】 高速用切換弁20は3位置5ポート型の電磁切換弁であって、第1電磁ソレノ イド21が励磁状態で且つ第2電磁ソレノイド22が消磁状態である場合にはa 位置に切換えられるようになっている。又、第1電磁ソレノイド21が消磁状態 で且つ第2電磁ソレノイド22が励磁状態である場合にはc位置に切換えられる ようになっている。更に、第1及び第2の両電磁ソレノイド21,22が共に消 磁状態である場合には両バネ23の押圧付勢力が釣り合ってホームポジションで あるb位置に切換えられるようになっている。
【0023】 高速用切換弁20は、a位置では、第1分岐管路14と第1給排管路24とが 連通されるとともに、第2給排管路25と高速用排気管路26とが連通され、更 に第2分岐管路15が遮断されるようになっている。又、高速用切換弁20は、 b位置では、第1分岐管路14と第1給排管路24とが連通されるとともに、第 2分岐管路15と第2給排管路25とが連通され、更に高速用排気管路26が遮 断されるようになっている。更に、高速用切換弁20は、c位置では、第2分岐 管路15と第2給排管路25とが連通されるとともに、第1給排管路24と高速 用排気管路26とが連通され、更に第1分岐管路14が遮断されるようになって いる。
【0024】 前記高速用排気管路26の下流側には、高速用リリーフ弁27が接続されると ともに、この高速用リリーフ弁27に対し並列に高速用ニードル弁28が接続さ れている。前記高速用リリーフ弁27のリリーフ圧RP2は低速用リリーフ弁1 7のリリーフ圧RP1よりも低く設定される(RP1>RP2)とともに、高速 用ニードル弁28の絞り量NP2は低速用ニードル弁18の絞り量NP1よりも 小さく設定されている(NP1>NP2)。尚、前記高速用ニードル弁28の下 流側にはサイレンサ29が接続されている。
【0025】 前記第1給排管路24及び第2給排管路25には高速用切換弁20の下流側に おいてロッドレスシリンダ(以下、単にシリンダという)30に接続されている 。即ち、シリンダ30本体内には、ピストン31がシリンダ30の内周壁に密接 しながらその長手方向(図1の左右方向)にスライド移動可能に収容されている 。そして、前記ピストン31によりシリンダ30内は第1室R1と第2室R2と に区画形成されている。
【0026】 前記シリンダ30の長手方向両端部には、前記第1室R1に連通する第1給排 ポート32と、第2室R2に連通する第2給排ポート33とがそれぞれ設けられ ている。そして、前記第1給排管路24が第1給排ポート32に、第2給排管路 25が第2給排ポート33に、それぞれ接続されている。従って、前記低速用切 換弁10又は高速用切換弁20を切換えて両給排ポート31,32から選択的に エアを供給することにより、ピストン31がスライド移動されるようになってい る。
【0027】 尚、図示はしないが、シリンダ30には、ピストン31に干渉してそのスライ ド移動を強制的に停止させるためのブレーキ機構が備えられている。 次に、上記のように構成されたシリンダ及びその制御回路の作用を図1及び図 2に基づいて説明する。尚、図2(a)は、ピストン31の両側の室R1,R2 にかかるエアの圧力P1,P2の変化と、ピストン31の移動速度Vの変化を示 すグラフ図である。又、図2(b)は、各電磁ソレノイド21,12,7の動作 を示すタイムチャートである。
【0028】 まず、初期状態においては、供給エア切換弁3の電磁ソレノイド7が励磁され るとともに、低速用切換弁10及び高速用切換弁20のそれぞれの電磁ソレノイ ド11,12,21,22は全て消磁されている。従って、供給エア切換弁3は 予めa位置に保持されるとともに、低速用切換弁10及び高速用切換弁20は、 各バネ13,23の押圧付勢力によりそれぞれb位置に保持されている。
【0029】 この初期状態では、低圧エア供給源4からの低圧エアSP2が主管路9、両分 岐管路14,15、両給排管路24,25、両給排ポート31,32を介して第 1室R1及び第2室R2に供給される。そのため、第1室R1及び第2室R2の 各圧力P1,P2は、全く同じ低圧SP2がかかっている。従って、ピストン3 1の両側にはそれぞれ同一の推力が加わって当該推力が完全に打ち消され、ピス トン31は動作せずその位置に停止している。
【0030】 ここで、上記ピストン31の停止状態からピストン31を高速駆動させ、当該 ピストン31を図1の左側から右側へ移動させるべく、所定時間T1経過後にお いて供給エア切換弁3の電磁ソレノイド7を消磁するとともに、高速用切換弁2 0の第1電磁ソレノイド21を励磁する。又、低速用切換弁10はb位置に保持 されたままである。
【0031】 すると、供給エア切換弁3がb位置に切換えられ、高圧エア供給管路2と主管 路9とが連通される。又、高速用切換弁20がa位置に切換えられ、第1分岐管 路14と第1給排管路24とが連通されるとともに、第2給排管路25と高速用 排気管路26とが連通される。
【0032】 従って、この状態では、高圧エア供給源1からの圧力SP1の高圧エアが第1 室R1に供給される(P1=SP1)とともに、第2室R2内の圧力SP2の低 圧エアが高速用リリーフ弁27及び高速用ニードル弁28を介して即座に排気さ れる(P2<SP2)。
【0033】 そのため、図2(a)に示すように、各切換弁3,20の切換時T1からピス トン31が図1の左側から右側へ向かって移動を開始する時T2迄のタイムラグ t(=T2−T1)が非常に短くなる。又、高速用リリーフ弁27及び高速用ニ ードル弁28が並列に接続されているため、ピストン31の移動速度、即ち一次 速度V1が安定する。
【0034】 そして、ピストン31が所定距離だけ図1の右側へ移動されると、駆動制御回 路はピストン31を高速駆動から低速駆動へと移行させる。即ち、所定時間T3 経過後において高速用切換弁20のそれまで励磁していた第1電磁ソレノイド2 1を消磁するとともに、低速用切換弁10のそれまで消磁していた第2電磁ソレ ノイド12を励磁する。又、供給エア切換弁3はb位置に保持されたままである 。
【0035】 すると、低速用切換弁10がc位置に切換えられ、主管路9と第1分岐管路1 4とが連通されるとともに、第2分岐管路15と低速用排気管路16とが連通さ れる。又、高速用切換弁20がホームポジションであるb位置に切換えら、第1 分岐管路14と第1給排管路24とが連通されるとともに、第2分岐管路15と 第2給排管路25とが連通される。
【0036】 従って、この状態では、高圧エア供給源1からの圧力SP1の高圧エアはその まま第1室R1に供給されるとともに、第2室R2内の低圧エアが低速用リリー フ弁17及び低速用ニードル弁18を介して排気される。ここで、低速用リリー フ弁17のリリーフ圧RP1は高速用リリーフ弁27のリリーフ圧RP2よりも 高く設定される(RP1>RP2)とともに、低速用ニードル弁18の絞り量N P1は低速用ニードル弁28の絞り量NP2よりも大きく設定されている(NP 1>NP2)ため、第2室R2からの低圧エアの排気は緩やかになる。
【0037】 そのため、図2(a)に示すように、ピストン31の移動速度が遅くなり二次 速度V2で移動されることになる。この状態においては、低速用リリーフ弁17 及び低速用ニードル弁18が並列に接続されているため、ピストン31の移動速 度、即ち二次速度V2が安定する。
【0038】 そして、ピストン31が二次速度V2となった状態において、図示しないブレ ーキ機構によりピストン31を所定位置に停止させる。ピストン31は一次速度 V1から比較的速度の遅い二次速度V2に落とされた後にブレーキがかけられる ため、ピストン31の移動速度を速くしながらも精度よく所望の位置に停止させ ることができる。
【0039】 又、逆にピストン31を停止状態から図1の右側から左側へ移動させる場合に は、低速用切換弁10の第2電磁ソレノイド12に代えて第1電磁ソレノイド1 1を駆動させ、高速用切換弁20の第1電磁ソレノイド21に代えて第2電磁ソ レノイド22を駆動させればよい。
【0040】 従って、本第一実施例では、ピストン31の作動前には第1室R1及び第2室 R2のそれぞれの圧力P1,P2が比較的小さいエア圧SP2に保持されている 。そして、この状態から第1室R1には高圧SP1がかけられるとともに、第2 室R2からは低圧SP2が排出されることにより、ピストン31の両側にかかる 推力の差が即座に大きくなるため、ピストン31の動作開始迄のタイムラグtを 極端に小さくすることができる。
【0041】 又、各給排ポート32,33の排気側は、それぞれニードル弁17,27とリ リーフ弁18,28が並列に接続されているため、ピストン31の移動速度、即 ち一次速度V1及び二次速度V2が安定する。
【0042】 更に、各切換弁3,10,20はそれぞれ直列に接続されており、しかもピス トン31の一次速度V1と二次速度V2との切換えが各々別の切換弁10,20 により単独で行なうことができる。そのため、駆動制御回路の配線数を従来より も減らすことができるとともに、ピストン31の速度切換えにおける各切換弁3 ,10,20の切換え数を減らすことができ切換え制御が簡単となり、しかもコ スト低減及び信頼性の向上を図ることができる。
【0043】 しかも、低速用切換弁10及び高速用切換弁20の非作動時におけるホームポ ジション(b位置)では、高圧又は低圧エア供給源1,4が下流側にそのまま連 通されるように構成されている。そのため、低速用又は高速用のうち一方の切換 弁10,20が故障して動作しなくなったとしても、シリンダ30の動作を完全 に行なうことができないという事態を防ぐことができ、更なる信頼性の向上を図 ることができる。 〔第二実施例〕 次に、本考案を具体化した第二実施例を図3に基づいて説明する。尚、前記第 一実施例と同一の構成については同一番号を付し、その説明を省略する。
【0044】 図3に示すように、低速用排気管路16は二又にわかれており、その一方の第 1低速用排気管路16aの下流側には、第1低速用リリーフ弁40及び第1低速 用ニードル弁41が並列に接続されている。又、他方の第2低速用排気管路16 bの下流側には、第2低速用リリーフ弁42及び第2低速用ニードル弁43が並 列に接続されている。
【0045】 又、シリンダ30本体はその長手方向が垂直に向けられ、ピストン31の下面 にはピストンロッド44が突設されている。そして、ピストンロッド44の突出 端に固定されたワークWがピストン31の移動に基づき搬送されるようになって いる。
【0046】 このように構成された駆動制御回路においても、ピストン31を移動させる場 合の各切換弁3,10,20の動作順序は全く同じである。 従って、この第二実施例によれば、前記両リリーフ弁40,42のリリーフ圧 を互いに異なるように設定するとともに、前記両ニードル弁41,43の絞り量 を互いに異なるように設定することができる。そのため、ピストン31を低速移 動させる場合において、ピストン31の下方への移動速度と上方への移動速度を 可変とすることができる。
【0047】 尚、本考案は上記両実施例に限定されるものではなく、例えば、排気側におい てリリーフ弁17等及びニードル弁18等を並列に接続するものに代え、前記リ リーフ弁又はニードル弁のうち一方のみを接続してコスト低減を図ってもよい。 又、低速用切換弁10と高速用切換弁20の接続順序を代えて、高速用切換弁2 0の下流側に低速用切換弁10を直列に接続するようにしてもよい。
【0048】
以上詳述したように、第1の考案によれば、ピストンが移動を開始するまでの タイムラグを小さくすることができるという優れた効果を奏する。
【0049】 又、第2考案によれば、上記効果に加え、回路の配管数を減らすとともに、切 換弁の切換え数を減らすことができ、コスト低減と信頼性の向上を図ることがで きるという優れた効果を奏する。
【図1】本考案の第1実施例を示し、エアシリンダの駆
動制御回路を説明する回路図である。
動制御回路を説明する回路図である。
【図2】(a)は、ピストン31の両側の室R1,R2
にかかるエアの圧力P1,P2の変化と、ピストン31
の移動速度Vの変化を示すグラフ図である。(b)は、
各電磁ソレノイド21,12,7の動作を示すタイムチ
ャートである。
にかかるエアの圧力P1,P2の変化と、ピストン31
の移動速度Vの変化を示すグラフ図である。(b)は、
各電磁ソレノイド21,12,7の動作を示すタイムチ
ャートである。
【図3】本考案の第1実施例を示し、エアシリンダの駆
動制御回路を説明する回路図である。
動制御回路を説明する回路図である。
1,3,4…切換手段を構成する高圧エア供給源,供給
エア切換弁及び低圧エア供給源、10…低速用切換弁、
20…高速用切換弁、30…シリンダとしてのロッドレ
スエアシリンダ、31…ピストン、32,33…給排ポ
ートとしての第1給排ポート,第2給排ポート、R1,
R2…室としての第1室,第2室、SP1,SP2…エ
ア圧
エア切換弁及び低圧エア供給源、10…低速用切換弁、
20…高速用切換弁、30…シリンダとしてのロッドレ
スエアシリンダ、31…ピストン、32,33…給排ポ
ートとしての第1給排ポート,第2給排ポート、R1,
R2…室としての第1室,第2室、SP1,SP2…エ
ア圧
Claims (2)
- 【請求項1】 シリンダ(30)本体内にピストン(3
1)を移動可能に設け、該ピストン(31)により仕切
られた二室(R1,R2)にそれぞれエアを給気及び排
気する給排ポート(32,33)を設け、これら給排ポ
ート(32,33)にエアを給排することによりピスト
ン(31)を移動させるようにしたエアシリンダにおい
て、少なくとも前記シリンダ(30)の始動時直前に
は、ピストン(31)を作動させるために各室(R1,
R2)に供給されるエア圧(SP1)よりも低いエア圧
(SP2)をかけておくための切換供給手段(1,3,
4)を備えたことを特徴とするエアシリンダの駆動制御
回路。 - 【請求項2】 前記切換供給手段(1,3,4)は比較
的高いエア圧(SP1)を供給する高圧エア供給源
(1)と、そのエア圧(SP1)よりも低いエア圧(S
P2)を供給する低圧エア供給源(4)とを切換えるた
めの供給エア切換弁(3)であり、この供給エア切換弁
(3)と前記両給排ポート(32,33)との間には、
ピストン(31)の移動速度を遅くするための低速用切
換弁(10)と、ピストン(31)の移動速度を速くす
るための高速用切換弁(20)とが直列に接続され、さ
らに、前記低速用切換弁(10)及び高速用切換弁(2
0)の非作動位置(b,b)においては高圧又は低圧エ
ア供給源(1,4)と前記両給排ポート(32,33)
とが連通されるように構成したことを特徴とする請求項
1記載のエアシリンダの駆動制御回路。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993032711U JP2576637Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | エアシリンダの駆動制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993032711U JP2576637Y2 (ja) | 1993-06-17 | 1993-06-17 | エアシリンダの駆動制御回路 |
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| JP2576637Y2 JP2576637Y2 (ja) | 1998-07-16 |
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|---|---|---|---|---|
| JP2015209934A (ja) * | 2014-04-28 | 2015-11-24 | 横河電機株式会社 | バルブ遠隔操作装置 |
| JP2017024234A (ja) * | 2015-07-21 | 2017-02-02 | 住友ゴム工業株式会社 | ビードセッターの動作制御機構と動作制御方法およびタイヤ成形装置 |
| JP2020159361A (ja) * | 2019-03-25 | 2020-10-01 | 三浦工業株式会社 | 食品機械 |
| CN118183597A (zh) * | 2024-04-23 | 2024-06-14 | 合肥中辰轻工机械有限公司 | 一种pet瓶灌装膜片阀气缸控制系统及控制方法 |
Citations (1)
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|---|---|---|---|---|
| JPS6353903U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 |
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1993
- 1993-06-17 JP JP1993032711U patent/JP2576637Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
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| JPS6353903U (ja) * | 1986-09-29 | 1988-04-11 |
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