JPH0726152U - 被熱転写記録媒体 - Google Patents
被熱転写記録媒体Info
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- JPH0726152U JPH0726152U JP6039793U JP6039793U JPH0726152U JP H0726152 U JPH0726152 U JP H0726152U JP 6039793 U JP6039793 U JP 6039793U JP 6039793 U JP6039793 U JP 6039793U JP H0726152 U JPH0726152 U JP H0726152U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 樹脂溶融型インキリボンによる印字が可能な
受像層と捺印適性の十分な捺印層を備えた被熱転写記録
媒体を提供すること。 【構成】 基材1の一方の面上に受像層3を設け、該受
像層3上にバリア層4を介して捺印層5を設けた構成と
したことによって、捺印適性の十分な捺印層5を持った
被熱転写記録媒体を容易に得る。
受像層と捺印適性の十分な捺印層を備えた被熱転写記録
媒体を提供すること。 【構成】 基材1の一方の面上に受像層3を設け、該受
像層3上にバリア層4を介して捺印層5を設けた構成と
したことによって、捺印適性の十分な捺印層5を持った
被熱転写記録媒体を容易に得る。
Description
【0001】
本考案は、樹脂溶融型インキリボンにより転写印字が可能な受像層を備え、受 像層上の一部に捺印性を付与するための捺印層を設けた被熱転写記録媒体であっ て、複数の鉄道会社の路線を経由する自動改札用の乗車券あるいは定期券に好適 に用いることができる。
【0002】
近年鉄道等の改札の自動化に伴い、自動改札システムが急速に導入され、現行 使用されている乗車券あるいは定期券も、これらの自動改札システムに対応可能 な被熱転写記録媒体へ移行しつつある。
【0003】 従来、この種の被熱転写記録媒体は、多数回の使用に耐える物理的強度が必要 であることから、基材としてポリエチレンテレフタレート(PET)製のシート もしくはフィルムが用いられ、その基材の一方の面(表面)には、所望の印字が 可能な受像層を備え、他方の面(裏面)には所定の情報を磁気記録するための磁 気記録層が設けられている。
【0004】 このような構成の被熱転写記録媒体では、樹脂溶融型インキリボンを用いて所 望の文字、数字あるいは記号等(以下、「文字等」という。)を被熱転写記録媒 体の受像層に印字する場合、該受像層は、樹脂溶融型インキリボンのインキの転 写性との関係から熱可塑性樹脂を主成分とした材料で構成されている。
【0005】 したがって、該受像層が熱可塑性樹脂を主成分としているので耐摩耗性、耐薬 品性および耐汚れ性等に優れることから自動改札システムに適した被熱転写記録 媒体といえる。
【0006】 しかし、複数の鉄道の路線に乗り入れ(経由)可能な乗車券および定期券等の 被熱転写記録媒体は、その目的や用途によって、印鑑やスタンプを用いた捺印あ るいはボールペン等の筆記具によって、複数の鉄道の路線に乗り入れ可能か否か の表示を行うことがあった。
【0007】 ところが、従来用いられている被熱転写記録媒体の受像層は熱可塑性樹脂を主 成分としていることから、該受像層の表面に直接、朱肉、スタンプインキあるい はボールペン等のインキを吸収する性質、いわゆる捺印適性がなく該受像層表面 に印鑑やスタンプを用いた捺印あるいははボールペン等の筆記具によって、複数 の鉄道の路線に乗り入れ可能か否かの表示を行うことができなかった。
【0008】 この課題を解決する手段として、例えば特開昭62−62793号公報に示さ れているように、被熱転写シートとして、加熱の際に熱転写シートから移行して くる染料が受容される受容層上に部分的に非受容層(捺印適性を持った層)を直 接設けることが知られている。
【0009】 ところが、この種の被熱転写記録媒体の受像層上に捺印適性をもった捺印層を 直接形成する構成とした場合、捺印層の形成時に受像層上が捺印層の溶媒(溶剤 )で侵され、受像層の成分と捺印層の成分が混ざり、印鑑やスタンプあるいはボ ールペン等のインキの吸収性(いわば捺印適性)が十分ではなかった。
【0010】 本考案の目的は、従来の樹脂溶融型インキリボンで文字等の印字可能な受像層 を備えた被熱転写記録媒体であって、文字等の受像性と十分な捺印適性を持った 被熱転写記録媒体を提供することである。
【0011】
この考案による被熱転写記録媒体は、基材の一方の面に熱可塑性樹脂を主成分 とする受像層を備えた被熱転写記録媒体であって、受像層上の一部にバリア層を 介して捺印層を備えていることを特徴とする。
【0012】 すなわち、本考案においては、基材の一方の面に熱可塑性樹脂を主成分とする 受像層が樹脂溶融型インキリボンによる文字等の熱転写記録が可能で、その一部 に捺印可能な捺印層を紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂もしくは熱硬化型樹 脂を主成分とする樹脂をバリア層として介して捺印層を設けるようにしたので、 捺印層の溶媒が受像層を溶かすという不都合がなく、耐摩耗性、耐薬品性および 耐汚れ性が高い受像層と捺印適性が十分な捺印層を備えた被熱転写記録媒体とす ることができる。
【0013】 〔好適な実施態様〕 以下、図面を参照しながら本考案の具体的な実施例について詳細に説明する。 図1〜2はそれぞれ本考案による被熱転写記録媒体の実施態様の要部を示す模式 図である。以下の各図において同一の観念を表すものは同一の符号で表されてい る。図1において、受像層3の一部に捺印層5が設けられている。
【0014】 図2においては、基材1の下側の面に磁気記録層2が存在し、基材1の上側に 受像層3、バリア層5および捺印層5が順次設けられている。
【0015】 また、上記の基材1の下側の磁気記録層2上には、注意書き等の文字、図形が 存在してもよく、さらに、受像層3の上には地紋を設けてもよい。
【0016】 〔各層の材質〕 上記基材1として例えば、ポリエチレンテレフタレート(PET)ポリビニル アセテート、ポリスチレン(PS)エポキシ樹脂、ポリ塩化ビニル(PVC)お よびポリカーボネート(PC)等の耐熱性の高い熱可塑性樹脂の他に紫外線硬化 型樹脂もしくは電子線硬化型樹脂からなるフィルムもしくはシートまたは前記樹 脂からなる合成紙を用いることができる。該基材1の厚さは通常、100〜30 0μm程度であるが用途に応じて任意の厚みが選択可能である。
【0017】 上記磁気記録層2としては、従来、プリペイドカード等の磁気記録媒体に用い られている磁気記録用の材料を用いることができる。
【0018】 磁性材料として例えば、粒径10μm以下で好ましくは0.01〜5μmのB a−フェライト、Sr−フェライト、また、針状鉄粉としてCo被着γ−Fe2 O3、γ−Fe2O3、CrO3を用いることができる。
【0019】 磁性材料を結合するバインダー樹脂として例えば、ポリエステル系樹脂、アル キッド系樹脂、ビニル系樹脂、ポリウレタン系樹脂またはそれらの混合樹脂を用 いることができる。磁性材料とバインダー樹脂との混合比は、基材1との接着性 や塗膜強度および磁気ヘッドによる検出電圧等を考慮して適宜設定される。通常 、重量比でバインダー樹脂:磁性材料=1:1〜1:10の範囲が望ましく、1 :2〜1:8の範囲が特に望ましい。
【0020】 該磁気記録層2の厚みは磁気ヘッドによる検出電圧等を考慮して通常、5〜2 0μm程度である。
【0021】 上記受像層3を構成する熱可塑性樹脂は、ポリエステル系樹脂、ビニル系樹脂 、ポリウレタン系樹脂、エポキシ系樹脂、アクリル系樹脂または、それらの樹脂 を適宜混合した樹脂材料を用いることができる。
【0022】 該受像層3の厚さは例えば、1〜5μm程度が望ましく、特に、2〜3μmの 範囲が望ましい。
【0023】 上記受像層3に添加する添加材として、高級脂肪酸またはその塩類、ポリエチ レンワックス、パラフィンワックス等の滑剤を用いることができる。
【0024】 上記バリア層4を形成する樹脂材料として例えば、硬化性アクリル樹脂、硬化 性ポリエステル樹脂、硬化性ポリアミド樹脂等を挙げることができ、硬化方法と して、熱硬化、紫外線硬化もしくは電子線硬化等を適宜用いることができる。こ れらの樹脂材料には必要に応じてラジカル開始剤、硬化促進剤もしくは架橋剤等 を適宜添加することもできる。該バリア層4の厚さは例えば、1〜3μm程度が 望ましく、特に、1〜2μmの範囲が望ましい。
【0025】 上記捺印層層5を形成する材料として例えば、ポリエステル系樹脂、ポリウレ タン系樹脂、ビニル系樹脂、エポキシ系樹脂等の樹脂材料に微粉末状のシリカ、 アルミナ等の無機顔料を混合したものを用いることができる。
【0026】 基材1として、白色ポリエチレンテレフタレート(PET)シート〔幅410 mm×厚さ188μm×長さ400m;商品名:E−22(東レ(株)製)〕の 片面に、Baフェライト磁性材料からなる下記磁気特性の磁気記録層2をリバー スロールコータで乾燥膜厚が約10μmとなるように形成させた。抗磁力275 0(Oe)、残留磁束密度1.4(Mx/cm)、角型比0.85の磁気記録層 2。
【0027】 次に、下記の組成の塗料を高速プロペラ撹拌機で充分に撹拌した後、基材1の もう一方の上面にグラビアコータで塗工し、120°Cで1分間乾燥させて受像 層3(乾燥膜厚約3μm)を形成させた。
【0028】 〔受像層3の塗料構成〕 ・ポリウレタン樹脂(樹脂分40%) ・・・・・・30 重量部 〔商品名:N−2301(日本ポリウレタン工業(株)製)〕 ・マイクロクリスタンワックス ・・・・・・ 1 重量部 ・メチルエチルケトン ・・・・・・40 重量部 ・トルエン ・・・・・・40 重量部 次に、受像層3の上に下記の組成の塗料を、オフセット印刷により適宜位置に 適宜の大きさ(2cm×2cm)に形成し、紫外線放射により塗布被膜を硬化さ せてバリア層4(乾燥厚約1μm)を形成させた。
【0029】 〔バリア層4の塗料構成〕 ・UV硬化型オフセットインキ ・・・・・・ 100 重量部 〔商品名:No.5Lカートンメジウム((株)T&K TOKA製)〕 次に、下記の組成の塗料を高速プロペラ撹拌機で充分に撹拌した後、バリア層 4の上にバリア層4と同じか、若干大きくシルクスクリーン印刷で印刷し、80 ℃で20分間乾燥させて捺印層5(乾燥膜厚約10μm)を形成させた。
【0030】 〔捺印層5の塗料構成〕 ・塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体 ・・・・・・10 重量部 〔商品名:VAGH(ユニオンカーバイド社製)〕 ・シリカパウダー ・・・・・・ 6 重量部 〔商品名:サイロイド244(富士デヴィソン化学(株)製)〕 ・シルクスクリーンシンナー ・・・・・・84 重量部 尚、必要に応じて、バリア層4もしくは捺印層5に適宜の染料もしくは顔料を 分散含有させ、捺印の可能な部分を目視できるようにしてもよい。
【0031】 このように、捺印層5を着色する材料として、例えば、ダイレクトブルー2B (日本化薬(株)製)を用いることができ、捺印層5を形成する樹脂分に対して 約0.1%添加(上述の捺印層5の塗料構成では、樹脂分が10重量部なので、 着色剤は0.01重量部添加することになる。)することによって薄青い捺印層 を形成することができる。(バリア層4に対しても同様の比率で添加することで 薄青いバリア層4を形成することもできる。) この被熱転写記録媒体について、通常の乗車券発行装置および定期券発行装置 にそれぞれ用いられている熱溶融型インキリボンによって感熱印字テストを行っ たところ、明瞭な文字等の印字が形成された。また、捺印層5には、水性のスタ ンプインキにより捺印適性のテストを行ったところ、明瞭な捺印が得られた。
【0032】 本考案の被熱転写記録媒体では、券種、使用記録及び残高等の履歴情報が磁気 記録層2の情報トラック(図示しない。)に記録されており、該情報トラックの 磁気情報の記録・再生は通常の磁気記録・再生の方法で行われる。
【0033】
以上、説明したように本考案の被転写記録媒体は、基材の一方の面に熱可塑性 樹脂を主成分とする受像層が樹脂溶融型インキリボンによる文字等の熱転写記録 が可能で、その一部に捺印可能な捺印層を紫外線硬化型樹脂、電子線硬化型樹脂 もしくは熱硬化型樹脂を主成分とする樹脂をバリア層として介して捺印層を設け るようにしたので、捺印層の溶媒が受像層を溶かすという不都合がなく、耐摩耗 性、耐薬品性および耐汚れ性が高い受像層と捺印適性が十分な捺印層を備えた被 熱転写記録媒体を提供することができる。
【図1】本考案の一実施例による被熱転写記録媒体の平
面図。
面図。
【図2】図1のA−A線に沿った拡大断面図。
1 基材 2 磁気記録層 3 受像層 4 バリア層 5 捺印層
Claims (4)
- 【請求項1】 基材の一方の面に熱可塑性樹脂を主成分
とする受像層を備えた被熱転写記録媒体であって、前記
受像層上の一部にバリア層を介して捺印層を備えている
ことを特徴とする被熱転写記録媒体。 - 【請求項2】 前記バリア層は紫外線硬化型樹脂、電子
線硬化型樹脂もしくは熱硬化型樹脂を主成分とすること
を特徴とする請求項1に記載の被熱転写記録媒体。 - 【請求項3】 前記捺印層は前記バリア層を溶解しない
溶媒に、樹脂および無機顔料を含有することを特徴とす
る請求項1に記載の被熱転写記録媒体。 - 【請求項4】 前記基材のもう一方の面に磁気記録層を
備えていることを特徴とする請求項1に記載の被熱転写
記録媒体。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060397U JP2593362Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 被熱転写記録媒体 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993060397U JP2593362Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 被熱転写記録媒体 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0726152U true JPH0726152U (ja) | 1995-05-16 |
| JP2593362Y2 JP2593362Y2 (ja) | 1999-04-05 |
Family
ID=13140993
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993060397U Expired - Fee Related JP2593362Y2 (ja) | 1993-10-15 | 1993-10-15 | 被熱転写記録媒体 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2593362Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225412A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Toppan Forms Co Ltd | 捺印層形成用インクおよびそれを用いたシート |
-
1993
- 1993-10-15 JP JP1993060397U patent/JP2593362Y2/ja not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2002225412A (ja) * | 2001-01-31 | 2002-08-14 | Toppan Forms Co Ltd | 捺印層形成用インクおよびそれを用いたシート |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2593362Y2 (ja) | 1999-04-05 |
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Legal Events
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