JPH07262631A - 光磁気記録媒体及びその再生方法 - Google Patents
光磁気記録媒体及びその再生方法Info
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- JPH07262631A JPH07262631A JP5352594A JP5352594A JPH07262631A JP H07262631 A JPH07262631 A JP H07262631A JP 5352594 A JP5352594 A JP 5352594A JP 5352594 A JP5352594 A JP 5352594A JP H07262631 A JPH07262631 A JP H07262631A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、再生磁界を用いることなし
に超解像の効果が得られ、従来の超解像媒体と比べ記録
ビットの長期安定性やドライブの小型化に優れた効果を
得ることができる超解像型の光磁気記録媒体及びその再
生方法を提供することにある。 【構成】 少なくとも希土類金属と遷移金属よりなる再
生層、切断層、記録層の3層よりなる互いに交換結合し
た磁性層が基板上に設けられており、磁性層は再生光に
よる加熱によって記録層と再生層の間の交換結合力が減
少するかあるいは無くなり、その結果、高温部分におい
て再生層の副格子磁化がその部分の低温時の方向に対し
て反転する光磁気記録媒体。
に超解像の効果が得られ、従来の超解像媒体と比べ記録
ビットの長期安定性やドライブの小型化に優れた効果を
得ることができる超解像型の光磁気記録媒体及びその再
生方法を提供することにある。 【構成】 少なくとも希土類金属と遷移金属よりなる再
生層、切断層、記録層の3層よりなる互いに交換結合し
た磁性層が基板上に設けられており、磁性層は再生光に
よる加熱によって記録層と再生層の間の交換結合力が減
少するかあるいは無くなり、その結果、高温部分におい
て再生層の副格子磁化がその部分の低温時の方向に対し
て反転する光磁気記録媒体。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光磁気記録媒体及びその
再生方法に関する。
再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光磁気記録媒体は、高密度、低コストの
書換え可能な情報記録媒体として実用化されている。特
に希土類金属と遷移金属のアモルファス合金の記録層を
用いた媒体は非常に優れた特性を示している。
書換え可能な情報記録媒体として実用化されている。特
に希土類金属と遷移金属のアモルファス合金の記録層を
用いた媒体は非常に優れた特性を示している。
【0003】光磁気ディスクは非常に大容量の記録媒体
であるが、社会の情報量の増大に伴いさらなる大容量化
が望まれている。光ディスクの記録密度は通常の場合、
その再生光のスポットの大きさで決ってしまう。スポッ
トの大きさはレーザーの波長が短いほど小さくすること
ができるため、レーザーの短波長化の検討が進められて
いるが、非常に困難を伴っている。
であるが、社会の情報量の増大に伴いさらなる大容量化
が望まれている。光ディスクの記録密度は通常の場合、
その再生光のスポットの大きさで決ってしまう。スポッ
トの大きさはレーザーの波長が短いほど小さくすること
ができるため、レーザーの短波長化の検討が進められて
いるが、非常に困難を伴っている。
【0004】一方、レーザーの波長によって決定される
以上の分解能を色々な工夫によって得ようとする、いわ
ゆる超解像技術の試みが近年行われている。その一つ
に、光磁気ディスクを用い、多層膜間の交換結合力を用
いた超解像(Magnetically induced super resolution、
以下MSRという)が報告されている。
以上の分解能を色々な工夫によって得ようとする、いわ
ゆる超解像技術の試みが近年行われている。その一つ
に、光磁気ディスクを用い、多層膜間の交換結合力を用
いた超解像(Magnetically induced super resolution、
以下MSRという)が報告されている。
【0005】この方式の一つの形態は、保磁力の小さな
再生層、キュリー温度の低いスイッチング層、キュリー
温度、保磁力が高い記録層の互いに交換結合した3層か
らなる媒体を用いる。再生磁界を印加しながら再生光に
より加熱したとき、媒体の高温部で交換結合が切れる。
再生層、キュリー温度の低いスイッチング層、キュリー
温度、保磁力が高い記録層の互いに交換結合した3層か
らなる媒体を用いる。再生磁界を印加しながら再生光に
より加熱したとき、媒体の高温部で交換結合が切れる。
【0006】再生層は単独での保磁力が小さいので高温
部では磁化が一様に再生磁界の方向を向き記録ビットが
消去される。この結果、低温部のみが再生され、結果的
に再生範囲が狭くなるため、再生光を絞った場合と同じ
効果が得られ、高密度の記録ビットの再生を行うことが
できる。
部では磁化が一様に再生磁界の方向を向き記録ビットが
消去される。この結果、低温部のみが再生され、結果的
に再生範囲が狭くなるため、再生光を絞った場合と同じ
効果が得られ、高密度の記録ビットの再生を行うことが
できる。
【0007】消去された記録ビットは、媒体温度が低く
なり交換結合が回復したときに、記録層から転写される
ことにより復活する。この方式は、信号を再生光スポッ
トの前部で検出するため、Front aperture detection(F
AD)と呼ばれる。FAD方式の欠点として再生時に再生
磁界(Hr)が必要な点が挙げられる。
なり交換結合が回復したときに、記録層から転写される
ことにより復活する。この方式は、信号を再生光スポッ
トの前部で検出するため、Front aperture detection(F
AD)と呼ばれる。FAD方式の欠点として再生時に再生
磁界(Hr)が必要な点が挙げられる。
【0008】再生磁界は、通常24000A/m以上の
磁界が必要であり、再生磁界を印加しつつ再生すること
によって、記録層に記録されたビットが不安定になると
いう欠点があった。また、記録に必要な磁界より大きな
磁界が再生に必要となる可能性もあり、磁気ヘッドを小
型化し、装置を簡略化しようとする際に大きな問題とな
る。
磁界が必要であり、再生磁界を印加しつつ再生すること
によって、記録層に記録されたビットが不安定になると
いう欠点があった。また、記録に必要な磁界より大きな
磁界が再生に必要となる可能性もあり、磁気ヘッドを小
型化し、装置を簡略化しようとする際に大きな問題とな
る。
【0009】特に、磁界変調記録では記録磁界が100
00A/m以下であることも多く、再生磁界の印加が磁
気ヘッドには大きな負担となる。
00A/m以下であることも多く、再生磁界の印加が磁
気ヘッドには大きな負担となる。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】我々はこれに対し、先
の出願で、FADと同様に記録層、切断層、再生層の交
換結合した3層の磁性層を用いながら、再生光で温度が
上がり、交換結合が切れた際に、記録層と再生層の静磁
的な結合により再生層の副格子磁化が交換結合が強い場
合に対して反転し、これによって超解像が可能となる、
言うなれば静磁結合型超解像が可能であることを示し
た。
の出願で、FADと同様に記録層、切断層、再生層の交
換結合した3層の磁性層を用いながら、再生光で温度が
上がり、交換結合が切れた際に、記録層と再生層の静磁
的な結合により再生層の副格子磁化が交換結合が強い場
合に対して反転し、これによって超解像が可能となる、
言うなれば静磁結合型超解像が可能であることを示し
た。
【0011】この方法では、再生磁界が無い状態、ある
いは非常に低い再生磁界において超解像再生が可能であ
る。ところがこういった方法をとる場合、再生層を静磁
界で反転させるために記録層がいわば磁石となり、かな
り大きなな磁化率を有する必要がある。しかし、磁化率
が大きい場合は、記録層の垂直磁気異方性が低下して磁
化の方向が斜めになってしまったり、記録磁区内部に微
小な反転領域が生じたりする。従って、記録層はこの磁
石としての性質と高い垂直磁気異方性という異なった特
性を満たす必要があった。
いは非常に低い再生磁界において超解像再生が可能であ
る。ところがこういった方法をとる場合、再生層を静磁
界で反転させるために記録層がいわば磁石となり、かな
り大きなな磁化率を有する必要がある。しかし、磁化率
が大きい場合は、記録層の垂直磁気異方性が低下して磁
化の方向が斜めになってしまったり、記録磁区内部に微
小な反転領域が生じたりする。従って、記録層はこの磁
石としての性質と高い垂直磁気異方性という異なった特
性を満たす必要があった。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明では再生時に高温
部を磁化反転させることより、マスクを用いる従来の原
理とは異なる方法で超解像効果をえる媒体において、特
定の磁気特性を持った構成を用いることにより優れた再
生特性を得るものである。本発明の要旨は、少なくとも
希土類金属と遷移金属よりなる再生層、切断層、記録層
の3層よりなる互いに交換結合した磁性層が基板上に設
けられており、再生層、切断層、記録層のキュリー温度
を各々Tc1、Tc2、Tc3としたときに、Tc1、Tc2、T
c3は50℃以上であり、且つ
部を磁化反転させることより、マスクを用いる従来の原
理とは異なる方法で超解像効果をえる媒体において、特
定の磁気特性を持った構成を用いることにより優れた再
生特性を得るものである。本発明の要旨は、少なくとも
希土類金属と遷移金属よりなる再生層、切断層、記録層
の3層よりなる互いに交換結合した磁性層が基板上に設
けられており、再生層、切断層、記録層のキュリー温度
を各々Tc1、Tc2、Tc3としたときに、Tc1、Tc2、T
c3は50℃以上であり、且つ
【0013】
【数2】Tc1>Tc2、Tc3>Tc2 という関係を満たし、磁性層は再生光による加熱によっ
てTc2近傍もしくはそれ以上の温度に加熱された際、記
録層と再生層の間の交換結合力が減少するかあるいは無
くなり、その結果、高温部分において再生層の副格子磁
化がその部分の低温時の方向に対して反転する光磁気記
録媒体であって、TC2において再生層が希土類金属の磁
化が優勢である場合は、記録層が遷移金属の磁化が優勢
であり、再生層が遷移金属の磁化が優勢である場合は、
記録層が希土類金属の磁化が優勢であり、Tc2における
記録層の体積磁化率が80emu/cc以上でありかつ室温で
300emu/cc以下であり、Tc2における再生層の体積磁
化率が150emu/cc以上でありかつ室温で500emu/cc
以下であることを特徴とする光磁気記録媒体に存する。
てTc2近傍もしくはそれ以上の温度に加熱された際、記
録層と再生層の間の交換結合力が減少するかあるいは無
くなり、その結果、高温部分において再生層の副格子磁
化がその部分の低温時の方向に対して反転する光磁気記
録媒体であって、TC2において再生層が希土類金属の磁
化が優勢である場合は、記録層が遷移金属の磁化が優勢
であり、再生層が遷移金属の磁化が優勢である場合は、
記録層が希土類金属の磁化が優勢であり、Tc2における
記録層の体積磁化率が80emu/cc以上でありかつ室温で
300emu/cc以下であり、Tc2における再生層の体積磁
化率が150emu/cc以上でありかつ室温で500emu/cc
以下であることを特徴とする光磁気記録媒体に存する。
【0014】Tc1、Tc2、Tc3を50℃以上と設定した
のは、通常、媒体の使用環境温度がほぼ50℃以下であ
るためである。記録を再生するべく再生光を照射した
際、媒体の少なくとも再生に関与する層の副格子磁化が
反転を起せば、超解像効果を得る事ができる。我々は先
の出願によってこういった媒体が、再生層、切断層、記
録層の3層の磁性層の構成で実現できることを示した。
以下、その原理を図1〜図3を用いて説明する。
のは、通常、媒体の使用環境温度がほぼ50℃以下であ
るためである。記録を再生するべく再生光を照射した
際、媒体の少なくとも再生に関与する層の副格子磁化が
反転を起せば、超解像効果を得る事ができる。我々は先
の出願によってこういった媒体が、再生層、切断層、記
録層の3層の磁性層の構成で実現できることを示した。
以下、その原理を図1〜図3を用いて説明する。
【0015】再生層1と記録層3が各々希土類金属と遷
移金属のフェリ磁性合金であり、Tc2以下の交換結合力
4が強い状態で互いに優勢な副格子磁化が異なる場合、
交換結合力4のため互いの磁化は逆方向を向いて安定し
ている。このような媒体を再生光8により加熱した際、
切断層2のキュリー温度Tc2の近傍で記録層3と再生層
1の間の交換結合力4が小さくなるか、あるいは無くな
る。
移金属のフェリ磁性合金であり、Tc2以下の交換結合力
4が強い状態で互いに優勢な副格子磁化が異なる場合、
交換結合力4のため互いの磁化は逆方向を向いて安定し
ている。このような媒体を再生光8により加熱した際、
切断層2のキュリー温度Tc2の近傍で記録層3と再生層
1の間の交換結合力4が小さくなるか、あるいは無くな
る。
【0016】この時、再生層1の磁化に働く力は、記録
層3と再生層1の間の磁化同士の静磁結合5による力が
主である。Tc2において、記録層1と再生層3とで優勢
な副格子磁化が異なる場合は、交換結合力4と静磁結合
力5の方向が逆となるため、静磁結合力5によって、再
生層1の副格子磁化はその低温時の交換結合力4が支配
的な状態に対して反転を起こす。
層3と再生層1の間の磁化同士の静磁結合5による力が
主である。Tc2において、記録層1と再生層3とで優勢
な副格子磁化が異なる場合は、交換結合力4と静磁結合
力5の方向が逆となるため、静磁結合力5によって、再
生層1の副格子磁化はその低温時の交換結合力4が支配
的な状態に対して反転を起こす。
【0017】すなわちTc2において記録層3が希土類金
属優勢ならば再生層1を遷移金属優勢とし、記録層3が
遷移金属優勢ならば再生層1を希土類金属優勢とすれば
こういう状態を実現できる。通常の再生の場合、記録磁
区6の間隔を縮めていくと記録方向と消去方向の信号が
互いに打ち消し合い、信号の区別ができなくなくなり信
号レベルが低下してしまう。
属優勢ならば再生層1を遷移金属優勢とし、記録層3が
遷移金属優勢ならば再生層1を希土類金属優勢とすれば
こういう状態を実現できる。通常の再生の場合、記録磁
区6の間隔を縮めていくと記録方向と消去方向の信号が
互いに打ち消し合い、信号の区別ができなくなくなり信
号レベルが低下してしまう。
【0018】これに対し、本発明の方法では図2に示す
ように再生している高温部7の副格子磁化が反転してし
まうため、その部分から得られるそのカー回転による信
号も極性が逆になる。従って、図3のように記録磁区6
の高温部7が記録方向の場合信号は周囲の消去部からの
信号と同一の極性となり再生スポット8の内部で両者が
足し合わされることにより大きな信号レベルがとれる。
ように再生している高温部7の副格子磁化が反転してし
まうため、その部分から得られるそのカー回転による信
号も極性が逆になる。従って、図3のように記録磁区6
の高温部7が記録方向の場合信号は周囲の消去部からの
信号と同一の極性となり再生スポット8の内部で両者が
足し合わされることにより大きな信号レベルがとれる。
【0019】高温部7が消去方向の場合、信号は周囲の
記録部からの信号と同一の極性となりやはり大きな信号
レベルがとれる。また、本発明の方法では磁化反転が再
生スポット8の高温部7でのみ起こるため、再生スポッ
ト8全体が信号に関与してくる従来の方法と比べ、非常
に幅の狭いシャープな再生信号が得られ、微細な記録で
も容易に再生可能である。
記録部からの信号と同一の極性となりやはり大きな信号
レベルがとれる。また、本発明の方法では磁化反転が再
生スポット8の高温部7でのみ起こるため、再生スポッ
ト8全体が信号に関与してくる従来の方法と比べ、非常
に幅の狭いシャープな再生信号が得られ、微細な記録で
も容易に再生可能である。
【0020】静磁結合による反転を安定に行うためには
記録層3がTc2において十分な大きさの記録ビットに応
じた磁界を発生していなくてはならない。このためには
記録層3がある程度以上の磁化を有している必要があ
る。記録層3の体積磁化率はTc2において80emu/cc以
上が必要である。しかし室温において記録層3の体積磁
化率が大きすぎる場合は、記録層3内部での微小反転磁
区が生じたり、磁気異方性の低下が起こり再生層1の磁
化を完全に垂直に立たせる事ができなくなるため、体積
磁化率は室温において300emu/cc以下であることが必
要である。
記録層3がTc2において十分な大きさの記録ビットに応
じた磁界を発生していなくてはならない。このためには
記録層3がある程度以上の磁化を有している必要があ
る。記録層3の体積磁化率はTc2において80emu/cc以
上が必要である。しかし室温において記録層3の体積磁
化率が大きすぎる場合は、記録層3内部での微小反転磁
区が生じたり、磁気異方性の低下が起こり再生層1の磁
化を完全に垂直に立たせる事ができなくなるため、体積
磁化率は室温において300emu/cc以下であることが必
要である。
【0021】体積磁化率はTc2において好ましくは12
0emu/cc以上であり、さらに好ましくは150emu/cc以
上である。体積磁化率は室温において好ましくは250
emu/cc以下であり、さらに好ましくは200emu/cc以下
である。ここで言う室温とは、使用環境温度であり、代
表的には25℃である。
0emu/cc以上であり、さらに好ましくは150emu/cc以
上である。体積磁化率は室温において好ましくは250
emu/cc以下であり、さらに好ましくは200emu/cc以下
である。ここで言う室温とは、使用環境温度であり、代
表的には25℃である。
【0022】一方、再生層1の受ける力は再生層1の磁
化も影響する。従って再生層1もTc2において有る程度
以上の磁化を持つことが好ましい。Tc2における再生層
1の好ましい体積磁化率は150emu/cc以上であり、さ
らに好ましくは200emu/cc以上、特に好ましいのは2
50emu/cc以上である。一方、室温において磁化が大き
すぎる場合は、記録層3と交換結合を行った場合、垂直
磁気異方性の低い再生層1の影響を受けて記録層3の磁
化が完全に垂直に立たない、あるいは磁化が局所的に反
転を起こすような状況が生じる。
化も影響する。従って再生層1もTc2において有る程度
以上の磁化を持つことが好ましい。Tc2における再生層
1の好ましい体積磁化率は150emu/cc以上であり、さ
らに好ましくは200emu/cc以上、特に好ましいのは2
50emu/cc以上である。一方、室温において磁化が大き
すぎる場合は、記録層3と交換結合を行った場合、垂直
磁気異方性の低い再生層1の影響を受けて記録層3の磁
化が完全に垂直に立たない、あるいは磁化が局所的に反
転を起こすような状況が生じる。
【0023】室温において再生層1の好ましい体積磁化
率は500emu/cc以下であり、さらに好ましくは450
emu/cc以下、特に好ましくは400emu/cc以下である。
記録層3がTc2にいたるまで磁化が希土類金属優勢であ
るような組成では記録磁界依存性等の記録特性が悪化し
てしまう。従って、再生層1を磁化が希土類金属優勢の
組成にしておくことが好ましい組成であり、Tc2におい
て再生層1の磁化が希土類金属優勢であるためには再生
層1の補償温度Tcompが、
率は500emu/cc以下であり、さらに好ましくは450
emu/cc以下、特に好ましくは400emu/cc以下である。
記録層3がTc2にいたるまで磁化が希土類金属優勢であ
るような組成では記録磁界依存性等の記録特性が悪化し
てしまう。従って、再生層1を磁化が希土類金属優勢の
組成にしておくことが好ましい組成であり、Tc2におい
て再生層1の磁化が希土類金属優勢であるためには再生
層1の補償温度Tcompが、
【0024】
【数3】Tcomp>Tc2 であることが好ましい。また、磁化反転を起こすには再
生層1の保磁力Hcがある程度小さい必要がある。しか
し、小さ過ぎる場合は再生信号の劣化が生じるため、T
c2においてHcは2kA/m以上、40kA/m以下で
あることが好ましい。
生層1の保磁力Hcがある程度小さい必要がある。しか
し、小さ過ぎる場合は再生信号の劣化が生じるため、T
c2においてHcは2kA/m以上、40kA/m以下で
あることが好ましい。
【0025】記録層3は安定に記録を蓄えるため、Tc2
において800kA/m以上の保磁力を有するのが望ま
しい。また、再生層1が希土類金属優勢で温度上昇によ
る磁化の減少に伴って垂直磁気異方性が増加していくよ
うな組成は磁化反転による磁壁エネルギーの増加を小さ
くでき、かつ高温部7で垂直磁気異方性が高いため、再
生信号が大きくとれ好ましい。
において800kA/m以上の保磁力を有するのが望ま
しい。また、再生層1が希土類金属優勢で温度上昇によ
る磁化の減少に伴って垂直磁気異方性が増加していくよ
うな組成は磁化反転による磁壁エネルギーの増加を小さ
くでき、かつ高温部7で垂直磁気異方性が高いため、再
生信号が大きくとれ好ましい。
【0026】さらに、こういった組成では図2に示すよ
うに低温部での光磁気信号が小さく再生スポット8周囲
からの信号の漏れ込み(クロストーク)が小さくでき
る。このためには、交換結合が強い室温近傍よりもTC2
近傍における再生層1のカー回転角が大きいことが条件
となる。再生層1に用いられる物質としては、GdFe
Co、GdCo、GdFe、GdDyFe、GdDyC
o、GdDyFeCo、GdTbFe、GdTbCo、
GdTbFeCo、DyFeCo、DyCo、TbC
o、TbFeCo、TbDyFeCo、TbDyCo等
の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。中で
も、Gdを含有する合金を用いるのがキュリー温度や保
磁力の点から好ましい。
うに低温部での光磁気信号が小さく再生スポット8周囲
からの信号の漏れ込み(クロストーク)が小さくでき
る。このためには、交換結合が強い室温近傍よりもTC2
近傍における再生層1のカー回転角が大きいことが条件
となる。再生層1に用いられる物質としては、GdFe
Co、GdCo、GdFe、GdDyFe、GdDyC
o、GdDyFeCo、GdTbFe、GdTbCo、
GdTbFeCo、DyFeCo、DyCo、TbC
o、TbFeCo、TbDyFeCo、TbDyCo等
の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。中で
も、Gdを含有する合金を用いるのがキュリー温度や保
磁力の点から好ましい。
【0027】キュリー温度としては、250℃以上であ
ることが好ましい。PtCoや、PtとCoの超格子等
の磁性体を単独で、あるいは希土類と遷移金属との合金
との積層で再生層1として用いることもできる。中で
も、保磁力を小さくできるGdFeCoを主体とした合
金が好ましく用いられる。
ることが好ましい。PtCoや、PtとCoの超格子等
の磁性体を単独で、あるいは希土類と遷移金属との合金
との積層で再生層1として用いることもできる。中で
も、保磁力を小さくできるGdFeCoを主体とした合
金が好ましく用いられる。
【0028】
【数4】 Gdx(FeyCo100-y)100-x (いずれも原子%) と表した場合、30≦x≦35、0≦y≦100であることが好ま
しい。ただし、Ti、Cr、Pt、Mo等の添加物を5
原子%以下程度添加しても良い。
しい。ただし、Ti、Cr、Pt、Mo等の添加物を5
原子%以下程度添加しても良い。
【0029】再生層1の垂直磁気異方性を大きくするに
は、磁性層にある程度の膜応力をもたせて逆磁歪効果に
よる異方性を発生させるのが好ましい。膜応力は大きす
ぎると膜の耐久性に悪影響を与えるため1×109erg/c
c以上、5×109erg/cc以下であることが好ましい。再
生層1の膜厚は薄い方が磁化が受ける力が大きくて好ま
しい。しかし、薄すぎる場合、再生信号が小さくなるの
で8nm以上、500nm以下が好ましい。
は、磁性層にある程度の膜応力をもたせて逆磁歪効果に
よる異方性を発生させるのが好ましい。膜応力は大きす
ぎると膜の耐久性に悪影響を与えるため1×109erg/c
c以上、5×109erg/cc以下であることが好ましい。再
生層1の膜厚は薄い方が磁化が受ける力が大きくて好ま
しい。しかし、薄すぎる場合、再生信号が小さくなるの
で8nm以上、500nm以下が好ましい。
【0030】さらに好ましくは、12nm以上、350
nm以下である。切断層2は、キュリー温度が再生層や
記録層と比べて小さいものである必要がある。切断層2
のキュリー温度は、100〜180℃程度が好ましい。
切断層2は垂直磁気異方性が高く、再生層の磁化に強い
力を発生させるものが好ましい。
nm以下である。切断層2は、キュリー温度が再生層や
記録層と比べて小さいものである必要がある。切断層2
のキュリー温度は、100〜180℃程度が好ましい。
切断層2は垂直磁気異方性が高く、再生層の磁化に強い
力を発生させるものが好ましい。
【0031】切断層2に用いられる物質としては、Tb
Fe、TbFeCo、DyFeCo、DyFe、TbD
yFeCo等の希土類と遷移金属の合金が好ましい。切
断層2の膜厚は2nm以上、30nm以下であることが
好ましい。記録層3は、安定して記録を蓄えている層で
あるから、再生ビームで劣化しないキュリー温度を有し
ていることが必要である。
Fe、TbFeCo、DyFeCo、DyFe、TbD
yFeCo等の希土類と遷移金属の合金が好ましい。切
断層2の膜厚は2nm以上、30nm以下であることが
好ましい。記録層3は、安定して記録を蓄えている層で
あるから、再生ビームで劣化しないキュリー温度を有し
ていることが必要である。
【0032】キュリー温度は、200〜280℃程度が
好ましい。キュリー温度が高すぎると、記録に要するレ
ーザーのパワーが大きくなりすぎてしまう。記録層3
は、高い垂直磁気異方性を持つことも、再生層の磁化に
強い力を与えるために必要である。記録層3を構成する
物質としては、TbFeCo、TbCo、DyFeC
o、TbDyFeCo、GdTbFe、GdTbFeC
o等の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。
好ましい。キュリー温度が高すぎると、記録に要するレ
ーザーのパワーが大きくなりすぎてしまう。記録層3
は、高い垂直磁気異方性を持つことも、再生層の磁化に
強い力を与えるために必要である。記録層3を構成する
物質としては、TbFeCo、TbCo、DyFeC
o、TbDyFeCo、GdTbFe、GdTbFeC
o等の希土類と遷移金属の合金が好ましく用いられる。
【0033】記録層3としては特に垂直磁気異方性の大
きいTbFeCoを主体とした合金が好ましく用いられ
る。中でも、
きいTbFeCoを主体とした合金が好ましく用いられ
る。中でも、
【0034】
【数5】 Tbx(FeyCo100-y)100-x (いずれも原子%) と表した場合、17≦x≦24、70≦y≦85 であることが好
ましい。ただし、Ti、Cr、Pt、Mo等の添加物を
5原子%以下程度添加しても良い。
ましい。ただし、Ti、Cr、Pt、Mo等の添加物を
5原子%以下程度添加しても良い。
【0035】記録層3の膜厚は10nm以上、50nm
以下であることが好ましい。記録層3の記録を安定に蓄
えておくには記録層3の保磁力は再生層1の保磁力より
も大きいことが好ましい。記録層3の保磁力は240k
A/m以上であることが好ましい。希土類金属と遷移金
属の合金は非常に酸化しやすいため、磁性層の両側に保
護膜を着けた態様をとることが好ましい。
以下であることが好ましい。記録層3の記録を安定に蓄
えておくには記録層3の保磁力は再生層1の保磁力より
も大きいことが好ましい。記録層3の保磁力は240k
A/m以上であることが好ましい。希土類金属と遷移金
属の合金は非常に酸化しやすいため、磁性層の両側に保
護膜を着けた態様をとることが好ましい。
【0036】保護膜としては、酸化Si、酸化Al、酸
化Ta、酸化Ti、窒化Si、窒化Al、炭化Siなど
の単体あるいはそれらの混合物が好ましく用いられる。
保護膜の膜厚は50nm〜150nm程度が好ましい。
基板側の保護膜、即ち基板と磁性層との間となる保護膜
を形成後、保護膜の表面をプラズマエッチングすること
で、次いで設けられる磁性層の磁気異方性を向上させる
ことができる。
化Ta、酸化Ti、窒化Si、窒化Al、炭化Siなど
の単体あるいはそれらの混合物が好ましく用いられる。
保護膜の膜厚は50nm〜150nm程度が好ましい。
基板側の保護膜、即ち基板と磁性層との間となる保護膜
を形成後、保護膜の表面をプラズマエッチングすること
で、次いで設けられる磁性層の磁気異方性を向上させる
ことができる。
【0037】磁性層の記録層側に直接あるいは保護層を
介して、放熱層としてAl、Cu、Au、Ag等の単
体、あるいはそれを主体とした合金よりなる高熱伝導物
質を設けることは、再生時の熱分布を安定させるうえで
望ましい構成である。放熱層の膜厚は10nm〜100
nm程度が好ましい。光変調記録を行う際には、消去の
方向を向いている磁区と記録の方向を向いている磁区と
の形状が異なるため、高温で反転磁区が生じる場合の磁
壁の生成しやすさが記録方向と消去方向で若干異なる。
介して、放熱層としてAl、Cu、Au、Ag等の単
体、あるいはそれを主体とした合金よりなる高熱伝導物
質を設けることは、再生時の熱分布を安定させるうえで
望ましい構成である。放熱層の膜厚は10nm〜100
nm程度が好ましい。光変調記録を行う際には、消去の
方向を向いている磁区と記録の方向を向いている磁区と
の形状が異なるため、高温で反転磁区が生じる場合の磁
壁の生成しやすさが記録方向と消去方向で若干異なる。
【0038】このため、再生時にいずれかの方向に再生
磁界を印加してもよい。特に消去時の磁界印加方向と同
じ方向に印加することが好ましい。ただし再生磁界が記
録層と再生層の間の静磁界と同程度以上の大きさになる
と、再生層の反転に影響を及ぼすため再生磁界は160
00A/m以下であることが好ましい。
磁界を印加してもよい。特に消去時の磁界印加方向と同
じ方向に印加することが好ましい。ただし再生磁界が記
録層と再生層の間の静磁界と同程度以上の大きさになる
と、再生層の反転に影響を及ぼすため再生磁界は160
00A/m以下であることが好ましい。
【0039】
【実施例】以下に実施例をもって本発明をさらに詳細に
説明するが、本発明は その要旨を越えない限り以下の
実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜2 スパッタリング装置に1.4μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
-5Pa以下の真空度まで排気を行った。
説明するが、本発明は その要旨を越えない限り以下の
実施例に限定されるものではない。 実施例1〜5、比較例1〜2 スパッタリング装置に1.4μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
-5Pa以下の真空度まで排気を行った。
【0040】この後、反応性スパッタリングにより、厚
さ80nmの酸化Taを保護層として基板上に形成し
た。酸化Ta上に、Gd33(Fe80Co20)67よりなる
30nmの再生層、Tb20Fe80よりなる15nmの切
断層を設け、Tbx(Fe80Co20)100-xよりなる40
nmの記録層を設けた。
さ80nmの酸化Taを保護層として基板上に形成し
た。酸化Ta上に、Gd33(Fe80Co20)67よりなる
30nmの再生層、Tb20Fe80よりなる15nmの切
断層を設け、Tbx(Fe80Co20)100-xよりなる40
nmの記録層を設けた。
【0041】記録層のTbの組成xは第1表の様に変化
させた。その上にSiNよりなる80nmの保護層を設
けた。再生層、切断層、記録層のキュリー温度を測定し
たところ、再生層が300℃以上、切断層が120℃、
記録層が240℃であった。また、再生層は室温におい
ては希土類金属の磁化が優勢であり補償温度は190℃
であった。その他の層は室温において遷移金属の磁化が
優勢であった。
させた。その上にSiNよりなる80nmの保護層を設
けた。再生層、切断層、記録層のキュリー温度を測定し
たところ、再生層が300℃以上、切断層が120℃、
記録層が240℃であった。また、再生層は室温におい
ては希土類金属の磁化が優勢であり補償温度は190℃
であった。その他の層は室温において遷移金属の磁化が
優勢であった。
【0042】また、再生層の室温における保磁力はほぼ
零でカー回転角θk1は0.24deg.体積磁化率は3
80emu/ccであり、120℃においては保磁力は100
00A/mでありカー回転角θk2は0.34deg.体
積磁化率は250emu/ccであった。このようにして作製
したディスクを波長780nm、開口数0.55の評価
機を用いて光変調記録によりCNR(狭帯域の信号対雑
音比)の評価を行った。
零でカー回転角θk1は0.24deg.体積磁化率は3
80emu/ccであり、120℃においては保磁力は100
00A/mでありカー回転角θk2は0.34deg.体
積磁化率は250emu/ccであった。このようにして作製
したディスクを波長780nm、開口数0.55の評価
機を用いて光変調記録によりCNR(狭帯域の信号対雑
音比)の評価を行った。
【0043】記録条件は線速7m/s、周波数7MH
z、記録パワー9mW、記録duty30%である。再生時
に磁界の印加は行っていない。再生パワーを変えて測定
を行ったところ、再生パワー1.6mW以上で高温部の
磁区の反転が生じ、超解像が起こった。再生信号には通
常のFAD超解像で生じるような磁化方向の揃った「マ
スク」に起因する直流バイアス成分は観測されなかっ
た。
z、記録パワー9mW、記録duty30%である。再生時
に磁界の印加は行っていない。再生パワーを変えて測定
を行ったところ、再生パワー1.6mW以上で高温部の
磁区の反転が生じ、超解像が起こった。再生信号には通
常のFAD超解像で生じるような磁化方向の揃った「マ
スク」に起因する直流バイアス成分は観測されなかっ
た。
【0044】記録層の磁気特性と再生パワー2.4mW
でのCNRの評価結果を第1表にまとめた。(記録層の
Tb組成依存性)実施例1のディスクを再生する際に8
000A/mの再生磁界を消去方向に印加したところ、
再生磁界を印加しない場合と比較して2.4dBCNR
が増加し45.5dBが得られた。
でのCNRの評価結果を第1表にまとめた。(記録層の
Tb組成依存性)実施例1のディスクを再生する際に8
000A/mの再生磁界を消去方向に印加したところ、
再生磁界を印加しない場合と比較して2.4dBCNR
が増加し45.5dBが得られた。
【0045】再生磁界を20000A/mとしたところ
CNRは37dBとなった。実施例3のディスクを用い
てクロストークを測定したところ−34dBであった。 実施例6〜10、比較例3〜4 スパッタリング装置に1.4μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
-5Pa以下の真空度まで排気を行った。
CNRは37dBとなった。実施例3のディスクを用い
てクロストークを測定したところ−34dBであった。 実施例6〜10、比較例3〜4 スパッタリング装置に1.4μmのトラックピッチの案
内溝を持ったポリカーボネート基板を導入し、5×10
-5Pa以下の真空度まで排気を行った。
【0046】この後、反応性スパッタリングにより80
nmの酸化Taを保護層として基板上に形成した。酸化
Ta上に、Gdx(Fe80Co20)1-xよりなる30nm
の再生層、Tb20Fe80よりなる15nmの切断層を設
け、Tb20.8(Fe80Co20)79.2よりなる40nmの
記録層を設けた。
nmの酸化Taを保護層として基板上に形成した。酸化
Ta上に、Gdx(Fe80Co20)1-xよりなる30nm
の再生層、Tb20Fe80よりなる15nmの切断層を設
け、Tb20.8(Fe80Co20)79.2よりなる40nmの
記録層を設けた。
【0047】再生層のGdの組成x は第2表の様に変化
させた。最後にSiNよりなる80nmの保護層を設け
た。再生層、切断層、記録層のキュリー温度を測定した
ところ、再生層が300℃以上、切断層が120℃、記
録層が240℃であった。また、再生層は室温において
は希土類金属の磁化が優勢であり補償温度は190℃で
あった。
させた。最後にSiNよりなる80nmの保護層を設け
た。再生層、切断層、記録層のキュリー温度を測定した
ところ、再生層が300℃以上、切断層が120℃、記
録層が240℃であった。また、再生層は室温において
は希土類金属の磁化が優勢であり補償温度は190℃で
あった。
【0048】その他の層は室温において遷移金属の磁化
が優勢であった。このようにして作製したディスクを波
長780nm、開口数0.55の評価機を用いてCN比
の評価を行った。記録条件は線速7m/s、周波数7M
Hz、記録パワー9mW、記録duty30%。再生パワー
を変化させて測定したところ、再生パワー1.6mW以
上で高温部の磁区の反転が生じ、超解像が起こった。
が優勢であった。このようにして作製したディスクを波
長780nm、開口数0.55の評価機を用いてCN比
の評価を行った。記録条件は線速7m/s、周波数7M
Hz、記録パワー9mW、記録duty30%。再生パワー
を変化させて測定したところ、再生パワー1.6mW以
上で高温部の磁区の反転が生じ、超解像が起こった。
【0049】再生時に磁界の印加は行っていない。記録
層の磁気特性と再生パワー2.4mWでのCNRの評価
結果を第2表にまとめた。(再生層のGd組成依存性)
実施例8のディスクを用いてクロストークを測定したと
ころ−36dBであった。
層の磁気特性と再生パワー2.4mWでのCNRの評価
結果を第2表にまとめた。(再生層のGd組成依存性)
実施例8のディスクを用いてクロストークを測定したと
ころ−36dBであった。
【0050】比較例5 再生層の組成をGd21(Fe80Co20)79とし、記録層
の組成をTb20.5(Fe80Co20)とした以外は実施例
1と同様にしてディスクを作製した。再生層のキュリー
温度300℃以上であった。再生層、記録層共に室温で
遷移金属優勢であり、補償温度は室温以上には存在しな
かった。再生層の室温における保磁力は38000A/
mでカー回転角θk1=0.33、120℃における保磁
力は32000A/mでカー回転角θk2=0.32であ
った。
の組成をTb20.5(Fe80Co20)とした以外は実施例
1と同様にしてディスクを作製した。再生層のキュリー
温度300℃以上であった。再生層、記録層共に室温で
遷移金属優勢であり、補償温度は室温以上には存在しな
かった。再生層の室温における保磁力は38000A/
mでカー回転角θk1=0.33、120℃における保磁
力は32000A/mでカー回転角θk2=0.32であ
った。
【0051】その後、実施例1と同条件で再生磁場を印
加せず再生パワーPr=2.4mWでCN比を測定した
ところ35dBであった。消去方向に再生磁場を400
00A/m印加して再生を行ったところ49dBが得ら
れた。このとき信号には直流バイアス成分が生じてお
り、高温部での磁化方向が一定となる「マスク」の生成
が確認された。さらに実施例3と同様にしてクロストー
クの測定を行ったところ−23dBであった。
加せず再生パワーPr=2.4mWでCN比を測定した
ところ35dBであった。消去方向に再生磁場を400
00A/m印加して再生を行ったところ49dBが得ら
れた。このとき信号には直流バイアス成分が生じてお
り、高温部での磁化方向が一定となる「マスク」の生成
が確認された。さらに実施例3と同様にしてクロストー
クの測定を行ったところ−23dBであった。
【0052】比較例6 実施例1で用いたものと同一の基板を用い、保護層とし
て酸化Taを90nm、記録層としてTb21(Fe93C
o7)79 を28nm、中間層としてSiNを30nm、
反射層としてAlを40nm設けたディスクを作製し
た。その後、実施例1と同条件で再生磁場を印加せず再
生パワーPr=2.0mWでCN比を測定したところ3
2dBであった。信号の位相の反転は観察されなかっ
た。さらに実施例1と同様にしてクロストークの測定を
行ったところ−25dBであった。
て酸化Taを90nm、記録層としてTb21(Fe93C
o7)79 を28nm、中間層としてSiNを30nm、
反射層としてAlを40nm設けたディスクを作製し
た。その後、実施例1と同条件で再生磁場を印加せず再
生パワーPr=2.0mWでCN比を測定したところ3
2dBであった。信号の位相の反転は観察されなかっ
た。さらに実施例1と同様にしてクロストークの測定を
行ったところ−25dBであった。
【0053】
【表1】
【0054】
【表2】
【0055】
【発明の効果】本発明の光磁気記録媒体及び、その記録
再生方法を用いることによって、再生磁界を用いること
なしに超解像の効果が得られ、従来の超解像媒体と比べ
記録ビットの長期安定性やドライブの小型化に優れた効
果を得ることができる。
再生方法を用いることによって、再生磁界を用いること
なしに超解像の効果が得られ、従来の超解像媒体と比べ
記録ビットの長期安定性やドライブの小型化に優れた効
果を得ることができる。
【図1】 本発明の光磁気記録再生方式の説明図
【図2】 本発明の光磁気記録媒体の縦断面説明図
【図3】 本発明の光磁気記録媒体の平面説明図
1 再生層 2 切断層 3 記録層 4 交換結合力 5 静磁結合力 6 記録磁区 7 高温部 8 再生スポット 9 再生ビーム移動方向 10 トラック
Claims (3)
- 【請求項1】 少なくとも希土類金属と遷移金属よりな
る再生層、切断層、記録層の3層よりなる互いに交換結
合した磁性層が基板上に設けられており、再生層、切断
層、記録層のキュリー温度を各々Tc1、Tc2、Tc3とし
たときに、Tc1、Tc2、Tc3は50℃以上であり、且つ 【数1】Tc1>Tc2、Tc3>Tc2 という関係を満たし、磁性層は再生光による加熱によっ
てTc2近傍もしくはそれ以上の温度に加熱された際、記
録層と再生層の間の交換結合力が減少するかあるいは無
くなり、その結果、高温部分において再生層の副格子磁
化がその部分の低温時の方向に対して反転する光磁気記
録媒体であって、 TC2において再生層が希土類金属の磁化が優勢である場
合は、記録層が遷移金属の磁化が優勢であり、再生層が
遷移金属の磁化が優勢である場合は、記録層が希土類金
属の磁化が優勢であり、Tc2における記録層の体積磁化
率が80emu/cc以上であり、かつ室温で300emu/cc以
下であり、Tc2における再生層の体積磁化率が150em
u/cc以上でありかつ室温で500emu/cc以下であること
を特徴とする光磁気記録媒体。 - 【請求項2】 再生層がTc2において希土類金属の磁化
が優勢であり、記録層がTc2において遷移金属の磁化が
優勢である請求項1に記載の光磁気記録媒体。 - 【請求項3】 請求項1に記載の光磁気記録媒体を用
い、少なくとも再生部分の一部の再生層の副格子磁化が
反転する強度の再生光を照射し、16000A/m以下
の再生磁界を印加するか、あるいは再生磁界を印加しな
い状態で再生を行うことを特徴とする光磁気記録媒体の
再生方法。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352594A JPH07262631A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
| DE69430099T DE69430099T2 (de) | 1993-11-24 | 1994-11-18 | Magnetooptisches Aufzeichnungsmedium und Verfahren zum Auslesen desselben |
| EP94118208A EP0654786B1 (en) | 1993-11-24 | 1994-11-18 | Magneto-optical recording medium and a method of reading-out the same |
| US08/343,007 US5621706A (en) | 1993-11-24 | 1994-11-21 | Method and apparatus for magnetic super-resolution recording |
| TW083110880A TW300303B (ja) | 1993-11-24 | 1994-11-22 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP5352594A JPH07262631A (ja) | 1994-03-24 | 1994-03-24 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07262631A true JPH07262631A (ja) | 1995-10-13 |
Family
ID=12945237
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP5352594A Pending JPH07262631A (ja) | 1993-11-24 | 1994-03-24 | 光磁気記録媒体及びその再生方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07262631A (ja) |
-
1994
- 1994-03-24 JP JP5352594A patent/JPH07262631A/ja active Pending
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