JPH07267105A - 電動パワーステアリング装置のロック検出装置 - Google Patents

電動パワーステアリング装置のロック検出装置

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JPH07267105A
JPH07267105A JP8400494A JP8400494A JPH07267105A JP H07267105 A JPH07267105 A JP H07267105A JP 8400494 A JP8400494 A JP 8400494A JP 8400494 A JP8400494 A JP 8400494A JP H07267105 A JPH07267105 A JP H07267105A
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JP
Japan
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electric motor
torque value
output shaft
lock
lock determination
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JP8400494A
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English (en)
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Yutaka Yamashita
豊 山下
Yasushi Sasaki
康 佐々木
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Suzuki Motor Corp
Original Assignee
Suzuki Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明の目的は、電動パワーステアリング
装置の通常の制御中にロック判定を実施し得て、ロック
判定に特別のアクチュエータ動作を必要とせず、異常が
検出された際の警告を迅速になし得て、ロック判定をゆ
るやかし得て、ハード的にもソフト的にも構造の簡素化
を果たし得て、構成を簡略化し得て、コストの低減を果
たすことにある。 【構成】 このため、この発明は、ステアリングセンサ
の検出信号に基づいて電動機の駆動力をクラッチ機構を
介して出力軸に伝達することによりステアリングホイー
ルの操作力をアシストする電動パワーステアリング装置
のロック検出装置において、ステアリングセンサの検出
する入力軸と出力軸との相対回転による変位量より入力
軸と出力軸との間に加わるトルク値を算出し、このトル
ク値がクラッチ機構が離脱され且つ電動機が駆動されて
いる所定のロック判定用トルク範囲内にある場合は電動
機の駆動系のロック判定を実施すべく処理する制御手段
を設けている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は電動パワーステアリン
グ装置のロック検出装置に係り、特に電動パワーステア
リング装置の通常の制御中にロック判定を実施し得て、
電動機の駆動系のロック判定に特別のアクチュエータ動
作を必要とせず、異常が検出された際の警告を迅速にな
し得て、電動機の駆動系がロック状態となっても手動に
よる操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式のクラッチ機構
を設けていることにより、ロック判定をゆるやかにし得
て、ハード的にもソフト的にも構造の簡素化を果たし得
て、構成を簡略化し得て、コストの低減を果たし得る電
動パワーステアリング装置のロック検出装置に関する。
【0002】
【従来の技術】車両には、ステアリングホイールの操作
力をアシストして運転者への負担を軽減するために、操
作力をアシストするパワーステアリング装置を設けたも
のがある。パワーステアリング装置には、動力源として
油圧や圧搾空気、電気等を利用しており、それらの動力
源に対応して適切な制御手段を設けている。
【0003】パワーステアリング装置には、例えば、電
動機(モータ)を利用した電動パワーステアリング装置
がある。電動パワーステアリング装置は、運転者が必要
とする操作力に対するアシストを自由に調整できるもで
ある。
【0004】このような電動パワーステアリング装置の
ロック検出装置としては、特開昭63−215461号
公報に開示されるものがある。この公報に開示されるも
のは、電動機によるアシストを電磁クラッチにより断続
するものであり、この電磁クラッチを結合する前に電動
機を駆動してその特性値を測定し、測定値と設定値とを
比較して駆動系のロック判定を実施し、その結果により
電磁クラッチを結合するかフェイルセーフ動作するもの
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところで、従来の電動
パワーステアリング装置には、車両のステアリングホイ
ールに接続される入力軸とステアリングギヤに接続され
る出力軸とを弾性体を介して相対回転可能に軸支して設
け、入力軸と出力軸との相対回転による変位量が設定値
以下であると出力軸に対して離脱されるとともに入力軸
と出力軸との相対回転による変位量が設定値を越えると
出力軸に係合されるクラッチ機構を設け、このクラッチ
機構により出力軸への駆動力の伝達を断続される電動機
を設け、入力軸と出力軸との相対回転による変位量及び
変位方向を検出するステアリングセンサを設け、このス
テアリングセンサの検出信号に基づいて電動機の駆動力
をクラッチ機構を介して出力軸に伝達することによりス
テアリングホイールの操作力をアシストするものがあ
る。
【0006】この電動パワーステアリング装置は、クラ
ッチ機構の係合に対して、入力軸と出力軸との変位量が
大きくなってから、電動機の駆動力が作用されてステア
リングホイールの操作力をアシストする。従来は、図1
4に示す如く、クラッチ機構が係合・離脱する変位量を
ステアリングセンサにより検出し、この変位量より入力
軸と出力軸との間に加わるトルク値Tを算出している。
【0007】電動パワーステアリング装置は、クラッチ
機構が係合・離脱する際の変位量より算出したクラッチ
係脱トルク値T1 (T’1 )よりも大きな値のアシスト
開始トルク値TSA(T’SA)を設定し、ステアリングセ
ンサの検出する変位量から算出されるトルク値Tが前記
アシスト開始トルク値TSA(T’SA)を越えると、電動
機の駆動を開始してアシストを開始する。
【0008】また、電動パワーステアリング装置は、前
記クラッチ係脱トルク値T1 (T’1 )及びアシスト開
始トルク値TSA(T’SA)よりも大きな値のアシスト停
止トルク値TSP(T’SP)を設定し、ステアリングセン
サの検出する変位量から算出されるトルク値Tが前記ア
シスト停止トルク値TSP(T’SP)以下になると、電動
機の駆動を停止してアシストを停止する。
【0009】これは、電動機の駆動を開始してからクラ
ッチ機構を係合させると、ステアリングホイールが急に
アシストされることにより、異音を発生するとともに操
作上において違和感を生じさせる不都合を防止するため
である。このため、従来は、クラッチ機構が係合した後
に入力軸と出力軸との変位量(トルク値)が十分に大き
くなってから、電動機の駆動力を作用させている。
【0010】ところが、前記入力軸と出力軸との相対回
転による変位量が設定値以下であると出力軸に対して離
脱されるとともに前記入力軸と出力軸との相対回転によ
る変位量が設定値を越えると出力軸に係合されるクラッ
チ機構は、いわゆる3ウェイ方式のクラッチ機構であ
り、電動機の駆動系がロック状態となっても手動による
操舵が可能である。
【0011】このため、いわゆる3ウェイ方式のクラッ
チ機構を設けている電動パワーステアリング装置のロッ
ク検出装置においては、通常制御とは別途の制御におい
て電動機の駆動系をアクチュエータ動作させてロック判
定を実施しなければならず、電動機の駆動系のロック判
定に特別のアクチュエータ動作を必要とする不都合があ
るとともに、電動パワーステアリング装置の制御中にロ
ック判定を実施し得ない不都合がある。
【0012】一方、従来の一般的な電動パワーステアリ
ング装置のロック検出装置は、電磁クラッチ等により出
力軸への駆動力の伝達を断続される電動機を設けている
ことにより、電動機の駆動系がロック状態になると、手
動による操舵が不可能になることから、通常制御中に常
時ロック判定を実施しなければならない。このため、従
来は、ロック判定を厳しく実施しなければならず、この
結果、ハード的にもソフト的にも構造が複雑になり、コ
ストの上昇を招く不都合がある。
【0013】
【課題を解決するための手段】このような不都合を解消
すべく、この発明は、車両のステアリングホイールに接
続される入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸
とを弾性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記
入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値
以下であると前記出力軸に対して離脱されるとともに前
記入力軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定
値を越えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設
け、このクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝
達を断続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸
との相対回転による変位量及び変位方向を検出するステ
アリングセンサを設け、このステアリングセンサの検出
信号に基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構
を介して前記出力軸に伝達することにより前記ステアリ
ングホイールの操作力をアシストする電動パワーステア
リング装置のロック検出装置において、前記ステアリン
グセンサの検出する前記入力軸と前記出力軸との相対回
転による変位量より前記入力軸と前記出力軸との間に加
わるトルク値を算出し、このトルク値が前記クラッチ機
構が離脱され且つ前記電動機が駆動されている所定のロ
ック判定用トルク範囲内にある場合は前記電動機の駆動
系のロック判定を実施すべく処理する制御手段を設けた
ことを特徴とする。
【0014】
【作用】この発明の構成によれば、電動パワーステアリ
ング装置のロック検出装置は、制御手段によって、ステ
アリングセンサの検出する入力軸と出力軸との相対回転
による変位量より前記入力軸と出力軸との間に加わるト
ルク値を算出し、このトルク値がクラッチ機構が離脱さ
れ且つ電動機が駆動されている所定のロック判定用トル
ク範囲内にある場合は電動機の駆動系のロック判定を実
施すべく処理している。これにより、ロック検出装置
は、ステアリングホイールを操作すると、ステアリング
センサの検出する変位量より算出されるトルク値が、ク
ラッチ機構が離脱され且つ電動機が駆動されている所定
のロック判定トルク範囲内に入ることにより、ステアリ
ングホイールを操作する毎にロック判定を実施すること
になる。
【0015】
【実施例】以下図面に基づいてこの発明の実施例を説明
する。図1〜図13は、この発明の実施例を示すもので
ある。図5において、2は車両、4は前輪、6は後輪で
ある。この車両2は、搭載した駆動システムである内燃
機関や電動機により前輪4および/または後輪6を駆動
して走行する。操舵輪である前輪4は、ステアリングホ
イール8により操向される。
【0016】ステアリングホイール8は、ステアリング
コラム10によりステアリングギヤ12に連絡して設け
ている。ステアリングコラム10は、ステアリングホイ
ール8に連絡されるステアリング軸14とステアリング
ギヤ12に連絡されるジョイント軸16とからなる。ス
テアリングギヤ12は、ジョイント軸16の回転運動を
直線運動に変換してタイロッド18を往復動させ、図示
しないナックルアームを介して操舵輪である前輪4を操
舵する。
【0017】前記車両2には、電動パワーステアリング
装置20を備えている。電動パワーステアリング装置2
0は、図9〜図13に示す如く、ステアリングホイール
8にステアリング軸14を介して接続される入力軸22
と、ステアリングギヤ12にジョイント軸16を介して
接続される出力軸24と、を設けている。
【0018】入力軸22及び出力軸24は、図9に示す
如く、アッパハウジング26とロアハウジング28とに
より包囲されている。出力軸24は、軸受30によって
ロアハウジング28に軸支されている。入力軸22は、
先端側に形成した小径部32を出力軸24の後端側の大
径部34に形成した嵌合孔36に相対回転可能に嵌合し
ている。入力軸22及び出力軸24は、軸方向に形成し
た入力側挿入孔36・出力側挿入孔38にトーションバ
ー等の弾性体40を内装し、この弾性体40の各側端部
を入力側固定ピン42・出力側固定ピン44により夫々
固定し、相対回転可能に軸支している。
【0019】前記入力軸22の小径部32には、図10
に示す如く、連結ピン46の一端側が固設されている。
連結ピン46の他端側は、出力軸24の大径部34に形
成した連結穴47に挿通され、嵌合孔36側から外方に
突出させている。連結穴47は、入力軸22及び出力軸
24の相対回転による連結ピン46の所定の回動変位を
許容するように、連結ピン46の径よりも大きく形成さ
れている。
【0020】前記出力軸24には、クラッチ機構48が
設けられている。この実施例のクラッチ機構48は、3
ウェイ方式のクラッチ機構であり、図12・図13に示
す如く、出力軸24に設けた前記大径部34及び入力軸
22に設けられた前記連結ピン46と内側保持器50と
外側保持器52とウォームホイール54と転動体56と
バネ58とにより構成される。クラッチ機構48は、出
力軸24の大径部34に内側保持器50を嵌装し、内側
保持器50に外側保持器52を嵌装し、外側保持器52
にウォームホイール54を嵌装している。
【0021】内側保持器50は、前記出力側固定ピン4
4により固設されている。内側保持器50には、挿通穴
60が形成されている。挿通孔60には、前記連結ピン
46が回動可能に挿通されている。外側保持器52に
は、前記内側保持器50の挿通穴60を挿通された前記
連結ピン46の他端側が固設されている。外側保持器5
2とウォームホイール54とは、支持具62により内側
保持器50に支持されている。
【0022】内側保持器50及び外側保持器52は、内
側保持孔64及び外側保持孔66内に転動体56を配設
し、転動体56をバネ58により弾性付勢している。転
動体56は、略瓢箪形状に形成され、長手方向の長さが
大径部34及びウォームホイール54間の長さよりも少
許短く形成されている。
【0023】クラッチ機構48は、入力軸22及び出力
軸24の相対回転による変位量が設定値以下であると、
図12に示す如く、大径部34及びウォームホイール5
4間に転動体56が直径方向に略平行な状態に配設位置
されている。これにより、クラッチ機構48は、転動体
56が大径部34及びウォームホイール54に係合され
ず、離脱状態になっている。
【0024】クラッチ機構48は、入力軸22及び出力
軸24の相対回転による変位量が設定値を越えると、図
13に示す如く、転動体56がバネ58により押されて
大径部34及びウォームホイール54間に直径方向に対
して傾斜した状態に配設位置される。これにより、クラ
ッチ機構48は、転動体56が大径部34及びウォーム
ホイール54に係合され、係合状態になる。
【0025】このように、クラッチ機構48は、入力軸
22と出力軸24との相対回転による変位量が設定値以
下であると出力軸24に対して離脱されるとともに、入
力軸22と出力軸24との相対回転による変位量が設定
値を越えると出力軸24に係合される。
【0026】前記クラッチ機構48は、出力軸24への
電動機68の駆動力の伝達を断続する。電動機68は、
図10に示す如く、電動機軸70を軸受72によりアッ
パハウジング26に軸支している。電動機軸72には、
前記ウォームホイール54に噛合するウォームギヤ74
が設けられている。電動機68の駆動力は、減速機構を
構成するウォームホイール54及びウォームギヤ74に
より減速され、クラッチ機構48を介して出力軸24に
伝達され、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
する。
【0027】この電動パワーステアリング装置20は、
ステアリングセンサ76を設けている。ステアリングセ
ンサ76は、図11に示す如く、センサ本体78と、セ
ンサ本体78から突出されたセンサ軸部80と、このセ
ンサ軸部80に一端側を固設された板部材82と、この
板部材82の他端側に保持されたセンシング部84と、
を設けている。
【0028】また、ステアリングセンサ76は、図9に
示す如く、入力軸22に軸方向移動可能に外嵌された第
1スライダ86を設け、この第1スライダ86の周方向
に形成した周溝88に前記センシング部84を摺動可能
に係合している。第1スライダ86には、第2スライダ
90が第1Cリング92により固定されている。
【0029】第2スライダ90は、軸方向の案内溝94
を設け、この案内溝94に案内軸96を摺動可能に係合
している。案内軸96は、出力軸24の大径部34に設
けた突縁部98に固設されている。また、第2スライダ
90は、ボール穴100を設け、ボール102を収納し
ている。ボール102は、入力軸22に設けたセンシン
グ溝104に移動可能に係合されている。センシング溝
104は、入力軸22の軸心方向に対して傾斜させた略
螺旋形状に形成されている。
【0030】前記第2スライダ90には、案内軸96及
びボール100を覆うようにカバー106が装着されて
いる。カバー106は、第2Cリング108によりリテ
ーナ110とともに第2スライダ90に固定されてい
る。リテーナ110と前記ウォームホイール54との間
には、センシングバネ112が設けられている。
【0031】ステアリングセンサ76は、図6に示す如
く、ステアリングホイール8が操作されていないと、入
力軸22と出力軸24とがねじれず、変位が発生しな
い。このため、ステアリングセンサ76は、ボール10
2が中立位置からセンシング溝104に沿って移動しな
いことにより、第1・第2スライダ86・90も入力軸
22の軸方向に移動しない。したがって、センサ本体7
8は、入力軸22と出力軸24との変位量を零として検
出する。
【0032】ステアリングセンサ76は、図7・図8に
示す如く、ステアリングホイール8の操作により入力軸
22と出力軸24とがねじれて変位が発生すると、ボー
ル102が中立位置からセンシング溝104に沿って移
動することにより、このボール102の移動に伴い第2
スライダ90が入力軸22の軸方向に移動され、第1ス
ライダ86も入力軸22の軸方向に移動される。第1ス
ライダ86の軸方向の移動は、周溝88に係合されるセ
ンシング部84を軸方向に移動させ、板部材82を介し
てセンサ軸部80を回転させる。センサ本体78は、こ
のセンサ軸部80の回転量及び回転方向を入力軸22と
出力軸24との変位量及び変位方向として検出する。
【0033】前記ステアリングセンサ76の検出信号
は、制御部114に入力される。制御部114には、図
4に示す如く、前記電動機68及びステアリングセンサ
76を接続している。この制御部114には、車両2に
搭載した駆動システムである内燃機関(図示せず)のエ
ンジン回転数を検出すべくイグニションコイル116
と、車速を検出すべくスピードメータ部に設けたロータ
118a・リードスイッチ118bからなる車速センサ
118と、発電電圧を検出すべくジェネレータ120
と、イグニションスイッチ122を介してバッテリ12
4と、が接続さている。なお、符号126は、ヒューズ
である。
【0034】制御部114は、ステアリングホイール8
が操作された際に、ステアリングセンサ76の検出する
入力軸22と出力軸24との変位量及び変位方向に基づ
いてアシスト量及びアシスト方向を決定し、入力軸22
と出力軸24との変位量が設定値を越えることにより係
合されたクラッチ機構48を介して電動機68の駆動力
を出力軸24に伝達させ、ステアリングホイール8の操
作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御する。
【0035】なお、電動パワーステアリング装置20
は、電動機68等の駆動系に異常が発生し、例えばウォ
ームホイール54が作動しない状態、いわゆるロック状
態になることがある。この場合には、連結ピン46が出
力軸24の大径部34に形成した連結穴47の内壁に当
接されることにより、入力軸22が出力軸24を直接的
に回転させることになる。この入力軸22による出力軸
24の直接的な回転は、クラッチ機構48の転動体54
を出力軸24の大径部34とウォームホイール54とか
ら解放させるように作用する。これにより、電動パワー
ステアリング装置20は、駆動系がロックした場合に
も、手動による操作が可能となっている。
【0036】この電動パワーステアリング装置20は、
ロック検出装置128を設けている。ロック検出装置1
28は、前記制御部114によって、ステアリングセン
サ76の検出する入力軸22と出力軸24との相対回転
による変位量より入力軸22と出力軸24との間に加わ
るトルク値Tを算出し、このトルク値T(T’)が前記
クラッチ機構48が離脱され且つ前記電動機68が駆動
されている所定のロック判定用トルク範囲T
W (T’W )内にある場合は、電動機68の駆動系のロ
ック判定を実施すべく処理するものである。
【0037】第1実施例においては、電動機68のアシ
スト特性を図2に示す如く設定している。電動機68の
アシスト特性は、アシスト開始トルク値TSA(T’SA
が前記クラッチ機構48の係合・離脱される際のクラッ
チ係脱トルク値T1 (T’1)よりも小であるとともに
アシスト停止トルク値TSP(T’SP)が前記クラッチ係
脱トルク値T1 (T’1 )よりも大であるヒステリシス
を持たせた特性に設定している。
【0038】制御部114は、アシスト開始トルク値T
SA(T’SA)からクラッチ係脱トルク値T1 (T’1
までの間を、前記ロック判定用トルク範囲T
W (T’W )に設定して設けている。制御部114は、
ステアリングセンサ76から入力する変位量より算出さ
れるトルク値T(T’)がロック判定用トルク範囲TW
(T’W)内にある場合は、電動機68の駆動系のロッ
ク判定を実施すべく処理する。
【0039】次に、この実施例の作用を説明する。
【0040】電動パワーステアリング装置20は、制御
部114によつて、ステアリングホイール8が操作され
た際に、ステアリングセンサ76の検出する入力軸22
と出力軸24との変位量及び変位方向に基づいてアシス
ト量及びアシスト方向を決定し、入力軸22と出力軸2
4との変位量が設定値を越えることにより係合されたク
ラッチ機構48を介して電動機68の駆動力を出力軸2
4に伝達させ、ステアリングホイール8の操作力をアシ
ストすべく電動機68の駆動力を制御する。
【0041】なお、アシスト量及びアシスト方向は、ス
テアリングセンサ76の検出信号のみならず、車速セン
サ118の検出信号や、さらにはイグニションコイル1
16からの点火信号によるエンジン回転数を加味して決
定される。
【0042】この電動パワーステアリング装置20のロ
ック検出装置128は、制御部114によって、図1に
示す如く、電動機68の駆動系のロック判定を実施すべ
く処理する。制御部114は、前記ステアリングホイー
ル8の操作力をアシストすべく電動機68の駆動力を制
御する通常の制御のメインルーチン(ステップ200)
が開始されると、ステアリングセンサ76の検出する入
力軸22と出力軸24との相対回転による変位量より、
入力軸22と出力軸24との間に加わるトルク値T
(T’)を算出する。
【0043】このトルク値T(T’)は、クラッチ機構
48が離脱され且つ電動機68が駆動されている所定の
ロック判定用トルク範囲TW (T’W )内にあるか否か
を判断(ステップ202)される。このロック判定用ト
ルク範囲TW (T’W )は、図2に示す如く、アシスト
開始トルク値TSA(T’SA)からクラッチ係脱トルク値
1 (T’1 )までの間に設定してある。
【0044】電動パワーステアリング装置20は、トル
ク値Tがロック判定用トルク範囲TW (T’W )内にあ
る場合に、クラッチ機構48が離脱され且つ電動機68
が駆動されている。このとき、電動機68等の駆動系を
構成するウォームホイール54は、クラッチ機構48が
離脱され且つ電動機68が駆動されていることにより、
回転されている。
【0045】前記トルク値T(T’)がロック判定用ト
ルク範囲TW (T’W )内にある場合(ステップ20
2:YES)は、ロック判定を処理(ステップ204)
する。トルク値T(T’)がロック判定用トルク範囲T
W (T’W )内にある場合には、クラッチ機構48が離
脱され且つ電動機68が駆動されていることにより、前
記の如くウォームホイール54が回転されている。
【0046】そこで、ロック検出装置128は、ロック
判定の処理(ステップ204)においては、クラッチ機
構48が係合される前(TSA〜T1 :T’SA〜T’1
のウォームホイール54の回転を回転検知手段(図示せ
ず)により検知し、ウォームホイール54が回転してい
る場合は正常のロック判定を処理し、ウォームホイール
54が回転していない場合は異常のロック判定を処理す
る。このロック判定の処理(ステップ204)は、正常
であるか否かを判断(ステップ206)される。
【0047】ロック判定が正常(ステップ206:YE
S)の場合は、電動パワーステアリング装置20により
ステアリングホイール8の操作力をアシストすべく電動
機68の駆動力を制御する通常の制御の処理(ステップ
208)をし、メインルーチン(ステップ200)にリ
ターン(ステップ210)する。
【0048】ロック判定が異常(ステップ206:N
O)の場合は、運転者に警告を発すべく、電動パワース
テアリング装置20の異常ランプ(図示せず)を点灯
し、メインルーチン(ステップ200)にリターン(ス
テップ210)する。
【0049】また、前記トルク値T(T’)が所定のロ
ック判定用トルク範囲TW (T’W)内にあるか否かの
判断(ステップ202)において、前記トルク値T
(T’)がロック判定用トルク範囲TW (T’W )外に
ある場合(ステップ202:NO)は、電動パワーステ
アリング装置20によりステアリングホイール8の操作
力をアシストすべく電動機68の駆動力を制御する通常
の制御の処理(ステップ208)をし、メインルーチン
(ステップ200)にリターン(ステップ210)す
る。
【0050】このように、この電動パワーステアリング
装置20のロック検出装置128は、制御部114によ
って、ステアリングセンサ76の検出する入力軸22と
出力軸24との相対回転による変位量より入力軸22と
出力軸24との間に加わるトルク値T(T’)を算出
し、このトルク値T(T’)がクラッチ機構48が離脱
され且つ電動機68が駆動されている所定のロック判定
用トルク範囲TW (T’W )内にある場合は電動機68
の駆動系のロック判定を実施すべく処理している。
【0051】これにより、このロック検出装置128
は、ステアリングホイール8を操作すると、ステアリン
グセンサ76の検出する変位量より算出されるトルク値
T(T’)が、クラッチ機構48が離脱され且つ電動機
68が駆動されている所定のロック判定トルク範囲TW
(T’W )内に入ることにより、ステアリングホイール
8を操作する毎にクラッチ機構48が係合される前の電
動機68の駆動開始時にロック判定を実施することにな
る。
【0052】このため、このロック検出装置128は、
通常の制御中にロック判定を実施することができ、電動
機68の駆動系のロック判定に特別のアクチュエータ動
作を必要としない。また、この電動パワーステアリング
装置20は、通常の制御中にロック判定を実施している
ことにより、異常が検出された際の警告を迅速になすこ
とができる。
【0053】しかも、このロック検出装置128は、電
動機68の駆動系がロック状態となっても、手動による
操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式のクラッチ機構48
を設けていることにより、ロック判定をゆるやかにし得
て、ロック判定が異常の場合に点灯される異常ランプを
設けるだけでよく、また、電動機68の駆動開始時の短
時間(アシスト開始トルク値TSA(T’SA)からクラッ
チ係脱トルク値T1 (T’1 )までの間)にロック判定
を行い得て、これを繰り返して総合判断してもよく、ハ
ード的にもソフト的にも構造の簡素化を果たし得て、構
成を簡略化し得て、コストの低減を果たすことができ
る。
【0054】なお、前述ロック判定の処理(ステップ2
04)においては、クラッチ機構48が係合される前
(TSA〜T1 :T’SA〜T’1 )のウォームホイール5
4の回転を回転検知手段により検知してロック判定を処
理しているが、電動機68の電流値を電流検知手段(図
示せず)により検知してロック判定を処理することもで
きる。
【0055】即ち、電動パワーステアリング装置20
は、トルク値T(T’)がロック判定用トルク範囲TW
(T’W )内にある場合に、クラッチ機構48が離脱さ
れ且つ電動機68が駆動されている。このとき、電動機
68は、駆動されていることにより、電流が流れてい
る。
【0056】そこで、前記ロック判定の処理(ステップ
204)においては、クラッチ機構48が係合される前
(TSA〜T1 :T’SA〜T’1 )の電動機68の電流値
を電流検知手段により検知し、電動機68の電流値が設
定値以下の場合は正常のロック判定を処理し、電動機6
8の電流値が設定値を越えている場合は異常のロック判
定を処理することもできる。
【0057】また、このロック検出装置128は、前記
の如く、電動機68の駆動系がロック状態となっても、
手動による操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式のクラッ
チ機構48を設けていることにより、ロック判定をゆる
やかにし得るものである。
【0058】そこで、前述実施例においては、制御部1
14によって、ステアリングホイール8を操作する毎に
電動機68の駆動系のロック判定を実施すべく処理して
いるが、電動機68の駆動系のロック判定を所定時間t
毎に実施すべく処理することもできる。このように、電
動機68の駆動系のロック判定を所定時間t毎に実施す
ることにより、ステアリングホイール8を操作する回数
に対してロック判定の処理の回数を減少し得て、電気的
・機械的な非作動状態を現出させ得て、耐久的・コスト
的に有利となすことができる。
【0059】さらに、電動機68の駆動系のロック判定
は、ステアリングホイール8を操作する毎の実施でな
く、ステアリングホイール8を操作する回数に対して実
施の処理の回数が少なくなるように間引いて処理するこ
ともできる。これにより、前記電動機68の駆動系のロ
ック判定を所定時間t毎に実施する場合と同様に、ロッ
ク判定の処理の回数を減少し得て、電気的・機械的な非
作動状態を現出させ得て、耐久的・コスト的に有利とな
すことができる。
【0060】図3は、この発明の第2実施例を示すもの
である。第2実施例のロック検出装置128の電動機6
8のアシスト特性は、アシスト開始トルク値TSA(T’
SA)が前記クラッチ機構48の係合・離脱される際のク
ラッチ係脱トルク値T1 (T’1 )よりも大であるとと
もにアシスト停止トルク値TSP(T’SP)が前記クラッ
チ係脱トルク値T1 (T’1 )よりも小であるヒステリ
シスを持たせた特性に設定している。
【0061】制御部114は、アシスト停止トルク値T
SP(T’SP)からクラッチ係脱トルク値T1 (T’1
までの間を、前記ロック判定用トルク範囲T
W (T’W )に設定して設けている。制御部114は、
ステアリングセンサ76から入力する変位量より算出さ
れるトルク値T(T’)が前記ロック判定用トルク範囲
W (T’W )内にある場合は、電動機68の駆動系の
ロック判定を実施すべく処理する。
【0062】次に作用を説明する。なお、第2実施例に
おいては、前述第1実施例と同様に、図1にフローチャ
ートにしたがって説明する。
【0063】電動パワーステアリング装置20は、制御
部114によつて、ステアリング8が操作された際に、
ステアリングセンサ76の検出信号に基づいてアシスト
量及びアシスト方向を決定し、変位量が設定値を越える
ことにより係合されたクラッチ機構48を介して電動機
68の駆動力を出力軸24に伝達させ、ステアリングホ
イール8の操作力をアシストすべく電動機68の駆動力
を制御する。
【0064】この電動パワーステアリング装置20のロ
ック検出装置128は、制御部114によって、図1に
示す如く、ステアリングホイール8の操作力をアシスト
すべく電動機68の駆動力を制御する通常の制御のメイ
ンルーチン(ステップ200)が開始されると、ステア
リングセンサ76の検出する変位量よりトルク値T
(T’)を算出する。
【0065】このトルク値T(T’)は、クラッチ機構
48が離脱され且つ電動機68が駆動されている所定の
ロック判定用トルク範囲TW (T’W )内にあるか否か
を判断(ステップ202)される。このロック判定用ト
ルク範囲TW (T’W )は、図3に示す如く、アシスト
停止トルク値TSP(T’SP)からクラッチ係脱トルク値
1 (T’1 )までの間に設定してある。
【0066】電動パワーステアリング装置20は、トル
ク値T(T’)がロック判定用トルク範囲T
W (T’W )内にある場合に、クラッチ機構48が離脱
され且つ電動機68が駆動されている。このとき、電動
機68等の駆動系を構成するウォームホイール54は、
クラッチ機構48が離脱され且つ電動機68が駆動され
ていることにより、回転されている。
【0067】前記トルク値T(T’)がロック判定用ト
ルク範囲TW (T’W )内にある場合(ステップ20
2:YES)は、ロック判定を処理(ステップ204)
する。トルク値T(T’)がロック判定用トルク範囲T
W (T’W )内にある場合には、クラッチ機構48が離
脱され且つ電動機68が駆動されていることにより、前
記の如くウォームホイール54が回転されている。
【0068】そこで、ロック検出装置128は、ロック
判定の処理(ステップ204)においては、クラッチ機
構48が離脱された後(TSP〜T1 :T’SP〜T’1
のウォームホイール54の回転を回転検知手段(図示せ
ず)により検知し、ウォームホイール54が回転してい
る場合は正常のロック判定を処理し、ウォームホイール
54が回転していない場合は異常のロック判定を処理す
る。このロック判定の処理(ステップ204)は、正常
であるか否かを判断(ステップ206)される。
【0069】もちろん、ロック判定の処理(ステップ2
04)においては、前記の如く、クラッチ機構48が離
脱された後(TSP〜T1 :T’SP〜T’1 )の電動機6
8の電流値を電流検知手段(図示せず)により検知し、
電動機68の電流値が設定値以下の場合は正常のロック
判定を処理し、電動機68の電流値が設定値を越えてい
る場合は異常のロック判定を処理することもできる。
【0070】このロック判定の処理(ステップ204)
は、正常であるか否かを判断(ステップ206)され
る。ロック判定が正常(ステップ206:YES)の場
合は、電動パワーステアリング装置20によりステアリ
ングホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の
駆動力を制御する通常の制御の処理(ステップ208)
をし、メインルーチン(ステップ200)にリターン
(ステップ210)する。
【0071】ロック判定が異常(ステップ206:N
O)の場合は、運転者に警告を発すべく、電動パワース
テアリング装置20の異常ランプ(図示せず)を点灯
し、メインルーチン(ステップ200)にリターン(ス
テップ210)する。
【0072】また、前記(ステップ202)において、
トルク値T(T’)がロック判定用トルク範囲T
W (T’W )外にある場合(ステップ202:NO)
は、電動パワーステアリング装置20によりステアリン
グホイール8の操作力をアシストすべく電動機68の駆
動力を制御する通常の制御の処理(ステップ208)を
し、メインルーチン(ステップ200)にリターン(ス
テップ210)する。
【0073】このように、この電動パワーステアリング
装置20のロック検出装置128は、制御部114によ
って、ステアリングセンサ76の検出する変位量よりト
ルク値T(T’)を算出し、このトルク値T(T’)が
クラッチ機構48が離脱され且つ電動機68が駆動され
ている所定のロック判定用トルク範囲TW (T’W )内
にある場合は電動機68の駆動系のロック判定を実施す
べく処理している。
【0074】これにより、このロック検出装置128
は、ステアリングホイール8を操作すると、ステアリン
グセンサ76の検出する変位量より算出されるトルク値
T(T’)が、クラッチ機構48が離脱され且つ電動機
68が駆動されている所定のロック判定トルク範囲TW
(T’W )内に入ることにより、ステアリングホイール
8を操作する毎にクラッチ機構48が離脱された後の電
動機68の駆動停止前にロック判定を実施することにな
る。
【0075】このため、このロック検出装置128は、
通常の制御中にロック判定を実施することができ、電動
機68の駆動系のロック判定に特別のアクチュエータ動
作を必要としない。また、このロック検出装置128
は、通常の制御中にロック判定を実施していることによ
り、異常が検出された際の警告を迅速になすことができ
る。
【0076】しかも、このロック検出装置128は、電
動機68の駆動系がロック状態となっても、手動による
操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式のクラッチ機構48
を設けていることにより、ロック判定をゆるやかにし得
て、ロック判定が異常の場合に点灯される異常ランプを
設けるだけでよく、また、電動機68の駆動開始時の短
時間(アシスト低トルク値TSP(T’SP)からクラッチ
係脱トルク値T1 (T’1 )までの間)にロック判定を
行い得て、これを繰り返して総合判断してもよく、ハー
ド的にもソフト的にも構造の簡素化を果たし得て、構成
を簡略化し得て、コストの低減を果たすことができる。
【0077】また、このロック検出装置128は、前記
の如く、電動機68の駆動系がロック状態となっても、
手動による操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式のクラッ
チ機構48を設けていることにより、ロック判定をゆる
やかにし得るものである。そこで、前述の如く、電動機
68の駆動系のロック判定を所定時間t毎に実施すべく
処理することもでき、また、ステアリングホイール8を
操作する回数に対して実施の処理の回数が少なくなるよ
うに間引いて処理することもできる。これにより、ステ
アリングホイール8を操作する回数に対してロック判定
の処理の回数を減少し得て、電気的・機械的な非作動状
態を現出させ得て、耐久的・コスト的に有利となすこと
ができる。
【0078】なお、第1実施例においては、ステアリン
グホイール8を操作する毎にクラッチ機構48が係合さ
れる前の電動機68の駆動開始後にロック判定を実施
し、また、第2実施例においては、ステアリングホイー
ル8を操作する毎にクラッチ機構48が離脱された後の
電動機68の駆動停止前にロック判定を実施している
が、これら第1・第2実施例を併せることもできる。
【0079】即ち、ステアリングホイール8を操作する
毎にクラッチ機構48が係合される前の電動機68の駆
動開始後にロック判定を実施するとともに、ステアリン
グホイール8を操作する毎にクラッチ機構48が離脱さ
れた後の電動機68の駆動停止前にロック判定を実施す
ることもできる。このように、ステアリングホイールの
8の操作開始時及び操作終了時にロック判定を実施する
ことにより、より適切な判断をなし得て、ロック判定の
精度の向上に寄与し得るものである。
【0080】
【発明の効果】このように、この発明によれば、この電
動パワーステアリング装置のロック検出装置は、ステア
リングホイールを操作すると、ステアリングセンサの検
出する変位量より算出されるトルク値が、クラッチ機構
が離脱され且つ電動機が駆動されている所定のロック判
定トルク範囲内に入ることにより、ステアリングホイー
ルを操作する毎にクラッチ機構が離脱され且つ電動機が
駆動されている状態でロック判定を実施することにな
る。
【0081】このため、この電動パワーステアリング装
置のロック検出装置は、通常の制御中にロック判定を実
施することができ、電動機の駆動系のロック判定に特別
のアクチュエータ動作を必要としない。また、この電動
パワーステアリング装置は、通常の制御中にロック判定
を実施していることにより、異常が検出された際の警告
を迅速になすことができる。
【0082】しかも、この電動パワーステアリング装置
のロック検出装置は、電動機の駆動系がロック状態とな
っても、手動による操舵が可能ないわゆる3ウェイ方式
のクラッチ機構を設けていることにより、ロック判定を
ゆるやかにし得て、ロック判定が異常の場合に点灯され
る異常ランプ等を設けるだけでよく、また、電動機の駆
動開始時あるいは停止時の短時間にロック判定を行い得
て、これを繰り返して総合判断してもよく、ハード的に
もソフト的にも構造の簡素化を果たし得て、構成を簡略
化し得て、コストの低減を果たすことができるものであ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】電動パワーステアリング装置のロック検出装置
の実施例を示す制御部による制御のフローチャートであ
る。
【図2】第1実施例の入力軸と出力軸との変位量(トル
ク値)と電動機のアシスト量とによる電動機のアシスト
特性を示す図である。
【図3】第2実施例の入力軸と出力軸との変位量(トル
ク値)と電動機のアシスト量とによる電動機のアシスト
特性を示す図である。
【図4】制御部の回路構成図である。
【図5】車両に搭載された電動パワーステアリング装置
の概略構成図である。
【図6】ステアリングホイール中立位置におけるステア
リングセンサの動作を説明する概略構成図である。
【図7】ステアリングホイール左回転操作時におけるス
テアリングセンサの動作を説明する概略構成図である。
【図8】ステアリングホイール右回転操作時におけるス
テアリングセンサの動作を説明する概略構成図である。
【図9】電動パワーステアリング装置の要部拡大断面図
である。
【図10】図9のX−X線による断面図である。
【図11】図9のXI−XI線による断面図である。
【図12】図10の矢印A部位におけるクラッチ機構が
離脱されている状態の拡大断面図である。
【図13】図10の矢印A部位におけるクラッチ機構が
係合されている状態の拡大断面図である。
【図14】従来技術を説明する入力軸と出力軸との変位
量と電動機のアシスト量との関係を示す図である。
【符号の説明】
2 車両 4 前輪 6 後輪 8 ステアリングホイール 10 ステアリングコラム 12 ステアリングギヤ 18 タイロッド 20 電動パワーステアリング装置 22 入力軸 24 出力軸 34 大径部 40 弾性体 46 連結ピン 48 クラッチ機構 50 内側保持器 52 外側保持器 54 ウォームホイール 56 転動体 58 バネ 68 電動機 70 電動機軸 74 ウォームギヤ 76 ステアリングセンサ 78 センサ本体 80 センサ軸部 82 板部材 84 センシング部 86 第1スライダ 88 周溝 90 第2スライダ 94 案内溝 96 案内軸 98 突縁部 100 ボール穴 102 ボール 104 センシング溝 106 カバー 110 リテーナ 112 センシングバネ 114 制御部 116 イグニションコイル 118 車速センサ 120 ジェネレータ 122 イグニションスイッチ 124 バッテリ 126 ヒューズ 128 ロック検出装置
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成6年5月20日
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図3】
【図4】
【図5】
【図6】
【図7】
【図8】
【図9】
【図10】
【図11】
【図12】
【図13】
【図14】

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 車両のステアリングホイールに接続され
    る入力軸とステアリングギヤに接続される出力軸とを弾
    性体を介して相対回転可能に軸支して設け、前記入力軸
    と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値以下で
    あると前記出力軸に対して離脱されるとともに前記入力
    軸と前記出力軸との相対回転による変位量が設定値を越
    えると前記出力軸に係合されるクラッチ機構を設け、こ
    のクラッチ機構により前記出力軸への駆動力の伝達を断
    続される電動機を設け、前記入力軸と前記出力軸との相
    対回転による変位量及び変位方向を検出するステアリン
    グセンサを設け、このステアリングセンサの検出信号に
    基づいて前記電動機の駆動力を前記クラッチ機構を介し
    て前記出力軸に伝達することにより前記ステアリングホ
    イールの操作力をアシストする電動パワーステアリング
    装置のロック検出装置において、前記ステアリングセン
    サの検出する前記入力軸と前記出力軸との相対回転によ
    る変位量より前記入力軸と前記出力軸との間に加わるト
    ルク値を算出し、このトルク値が前記クラッチ機構が離
    脱され且つ前記電動機が駆動されている所定のロック判
    定用トルク範囲内にある場合は前記電動機の駆動系のロ
    ック判定を実施すべく処理する制御手段を設けたことを
    特徴とする電動パワーステアリング装置のロック検出装
    置。
  2. 【請求項2】 前記制御手段は、前記電動機のアシスト
    特性をアシスト開始トルク値が前記クラッチ機構の係合
    ・離脱される際のクラッチ係脱トルク値よりも小である
    とともにアシスト停止トルク値が前記クラッチ係脱トル
    ク値よりも大である特性に設定し、前記アシスト開始ト
    ルク値から前記クラッチ係脱トルク値までの間を前記ロ
    ック判定用トルク範囲に設定し、前記ステアリングセン
    サから入力する変位量より算出されるトルク値が前記ロ
    ック判定用トルク範囲内にある場合は前記電動機の駆動
    系のロック判定を実施すべく処理する制御手段である請
    求項1に記載の電動パワーステアリング装置のロック検
    出装置。
  3. 【請求項3】 前記制御手段は、前記電動機のアシスト
    特性をアシスト開始トルク値が前記クラッチ機構の係合
    ・離脱される際のクラッチ係脱トルク値よりも大である
    とともにアシスト停止トルク値が前記クラッチ係脱トル
    ク値よりも小である特性に設定し、前記アシスト停止ト
    ルク値から前記クラッチ係脱トルク値までの間を前記ロ
    ック判定用トルク範囲に設定し、前記ステアリングセン
    サから入力する変位量より算出されるトルク値が前記ロ
    ック判定用トルク範囲内にある場合は前記電動機の駆動
    系のロック判定を実施すべく処理する制御手段である請
    求項1に記載の電動パワーステアリング装置のロック検
    出装置。
  4. 【請求項4】 前記制御手段は、前記電動機の駆動系の
    ロック判定を所定時間毎に実施すべく処理する制御手段
    である請求項1〜請求項3のいずれかに記載の電動パワ
    ーステアリング装置のロック検出装置。
JP8400494A 1994-03-30 1994-03-30 電動パワーステアリング装置のロック検出装置 Pending JPH07267105A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108945092A (zh) * 2018-08-02 2018-12-07 安徽江淮汽车集团股份有限公司 基于高速公路的自动驾驶车辆人机转向交互方法及系统

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CN108945092A (zh) * 2018-08-02 2018-12-07 安徽江淮汽车集团股份有限公司 基于高速公路的自动驾驶车辆人机转向交互方法及系统

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