JPH07268136A - 感圧紙用ラテックス - Google Patents

感圧紙用ラテックス

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JPH07268136A
JPH07268136A JP6087509A JP8750994A JPH07268136A JP H07268136 A JPH07268136 A JP H07268136A JP 6087509 A JP6087509 A JP 6087509A JP 8750994 A JP8750994 A JP 8750994A JP H07268136 A JPH07268136 A JP H07268136A
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weight
latex
sensitive paper
pressure
monomer
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JP6087509A
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Takeshi Okuyama
剛 奥山
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Zeon Corp
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Nippon Zeon Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 表面強度が高く且つ発色性と耐水性とのバラ
ンスがよい感圧紙を得るためのラテックスを提供する。 【構成】 1,3−ブタジエン55重量部、スチレン2
1重量部、メタクリル酸メチル7重量部、アクリロニト
リル7重量部、メタクリル酸8.5重量部及びイタコン
酸1.5重量部をスルホコハク酸ジオクチルナトリウム
0.4重量部の存在下で乳化重合して本発明の感圧紙用
ラテックスを得る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は感圧紙用ラテックスに関
し、さらに詳しくは、表面強度が高く且つ発色性と耐水
性とのバランスがよい感圧紙を得るための感圧紙用ラテ
ックスに関する。
【0002】
【従来の技術】感圧紙は、電子供与性無色有機化合物を
含むマイクロカプセルからなる発色剤、カプセル保護剤
及びバインダーを必須成分とする発色剤組成物を紙の裏
面に塗布してなる上用紙、電子供与性無色有機化合物を
発色させる電子受容性の酸性物質からなる顕色剤、顔料
及びバインダーを必須成分とする顕色剤組成物を別の紙
の表面に塗布してなる下用紙とを組み合わせたものであ
る。前記の発色剤組成物又は顕色剤組成物に使用するバ
インダーとして、通常、共重合体のラテックスが使用さ
れている。従来、感圧紙の製造に用いるラテックスに含
有する乳化剤としては、高級アルコールの硫酸エステ
ル、アルキルベンゼンスルホン酸塩、脂肪族スルホン酸
塩が使用される。例えば、この乳化剤を重合体100重
量部に対して3.2〜15重量部を含有するラテックス
が提案されている(特開平2−162089号)。しか
し、このラテックスを用いて得られる感圧紙は、耐水性
及びウェットピック強度が不十分であった。この乳化剤
の使用量を少なくすることによって、感圧紙の耐水性を
改善することができることは知られている。しかし、乳
化剤量を単に減らしただけのラテックスを使用して得ら
れる感圧紙は、発色性が不十分であり、発色性と耐水性
とのバランスが悪かった。このため、発色性と耐水性と
のバランスが良く且つ表面強度が高い感圧紙を製造する
ためのラテックスが要望されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、表面
強度が高く且つ発色性と耐水性とのバランスがよい感圧
紙を得るためのラテックスを提供することにある。本発
明者らは、この目的を達成すべく鋭意研究を行った結
果、重合用の乳化剤として多量の使用を要するアルキル
スルホコハク酸の塩を、少量使用し、その存在下に、エ
チレン性不飽和カルボン酸単量体を5〜20重量%含有
する単量体混合物を重合してなるラテックスを用いれ
ば、本発明の目的を達成できることを見いだし、この知
見に基いて本発明を完成するに到った。
【0004】
【課題を解決するための手段】かくして本発明によれ
ば、アルキルスルホコハク酸の塩0.1〜3.0重量部
の存在下に、共役ジエン単量体30〜65重量%、エチ
レン性不飽和カルボン酸単量体5〜20重量%、エチレ
ン性不飽和ニトリル単量体2〜20重量%、エチレン性
不飽和カルボン酸エステル単量体2〜20重量%及びこ
れらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体0〜61重
量%からなる単量体混合物100重量部を重合して成る
感圧紙用ラテックスが提供される。
【0005】本発明の感圧紙用ラテックスは、アルキル
スルホコハク酸の塩の存在下に重合して得られるもので
ある。
【0006】アルキルスルホコハク酸の塩は、カリウム
塩、ナトリウム塩のごときアルカリ金属塩、アンモニウ
ム塩などのいずれでもよい。アルキルスルホコハク酸の
塩の具体例としては、スルホコハク酸ジオクチルナトリ
ウム、スルホコハク酸ジ2−エチルヘキシルナトリウ
ム、スルホコハク酸ジヘキシルナトリウム、スルホコハ
ク酸ジラウリルナトリウム、スルホコハク酸ジアミルナ
トリウム、スルホコハク酸ジヘキシルアンモニウム、ス
ルホコハク酸ジオクチルアンモニウム、スルホコハク酸
ジラウリルアンモニウム、スルホコハク酸ジオクチルカ
リウムのごときジアルキルスルホコハク酸の塩;スルホ
コハク酸モノオクチルナトリウム、スルホコハク酸モノ
ヘキシルナトリウム、スルホコハク酸モノオクチルアン
モニウム、スルホコハク酸モノヘキシルアンモニウムの
ごときモノアルキルスルホコハク酸の塩が挙げられる。
感圧紙の表面強度を一段と高く且つ発色性と耐水性との
バランスを一段とよくするためにはジアルキルスルホコ
ハク酸の塩、特にスルホコハク酸ジオクチルの塩が好適
である。
【0007】アルキルスルホコハク酸の塩の量の下限
は、単量体混合物の0.1重量%、好ましくは0.3重
量%であり、上限は3.0重量%、好ましくは1.0重
量%である。0.1重量%未満では、ラテックスを重合
して得る際の安定性が低くなる、逆に3.0重量%を超
えると感圧紙の耐水性及びウェットピック強度が低下す
る。
【0008】本発明の感圧紙用ラテックスにおいては、
アルキルスルホコハク酸の塩とこれ以外の乳化剤とを併
用して用いることができる。アルキルスルホコハク酸の
塩とこれ以外の乳化剤との合計量は、単量体混合物の、
通常、3.0重量%以下、好ましくは1.5重量%以下
である。アルキルスルホコハク酸の塩とこれ以外の乳化
剤との合計量が多くなると感圧紙の耐水性及びウェット
ピック強度が低下する。また、アルキルスルホコハク酸
の塩とこれ以外の乳化剤との比率は、アルキルスルホコ
ハク酸の塩が、アルキルスルホコハク酸の塩とこれ以外
の乳化剤との合計量の、通常、40重量%以上、好まし
くは50重量%以上になるものである。アルキルスルホ
コハク酸の塩が占める割合が低くなると感圧紙の発色性
が低下する。
【0009】本発明の感圧紙用ラテックスは、共役ジエ
ン単量体、エチレン性不飽和カルボン酸単量体、エチレ
ン性不飽和ニトリル単量体、エチレン性不飽和カルボン
酸エステル単量体及び必要に応じてこれらと共重合可能
なエチレン性不飽和単量体からなる単量体混合物を重合
してなるものである。
【0010】共役ジエン単量体の例としては、1,3−
ブタジエン、イソプレン、2,3−ジメチル−1,3−
ブタジエン、2−エチル−1,3−ブタジエン、1,3
−ペンタジエン及びクロロプレン等を挙げることができ
る。これらの共役ジエン単量体のうち1,3−ブタジエ
ンが好適である。共役ジエン単量体の量の下限は単量体
混合物の30重量%、好ましくは45重量%であり、上
限は単量体混合物の65重量%、好ましくは60重量%
である。30重量%未満では感圧紙のドライピック強度
及びウェットピック強度が低下する。逆に65重量%を
超えると感圧紙の発色性が悪くなる。
【0011】エチレン性不飽和カルボン酸単量体の例と
しては、アクリル酸、メタクリル酸、クロトン酸等のエ
チレン性不飽和モノカルボン酸;マレイン酸、イタコン
酸等のエチレン性不飽和多価カルボン酸、マレイン酸モ
ノメチル等のエチレン性不飽和多価カルボン酸部分エス
テル;などが挙げられる。エチレン性不飽和カルボン酸
単量体の量の下限は単量体混合物の5重量%、好ましく
は8重量%であり、上限は単量体混合物の20重量%、
好ましくは15重量%である。5重量%未満では、重合
時の安定性が低下する他に、感圧紙の発色性が低下す
る。逆に20重量%を超えると感圧紙の耐水性が低下す
る。
【0012】エチレン性不飽和ニトリル単量体の例とし
ては、アクリロニトリル、メタクリロニトリル、2−エ
チルプロペンニトリル、2−プロピルプロペンニトリ
ル、2−クロロプロペンニトリル、2−ブテンニトリル
などが挙げられる。これらのうちアクリロニトリルが好
適に用いられる。エチレン性不飽和ニトリル単量体の量
の下限は、単量体混合物の2重量%、好ましくは4重量
%であり、上限は20重量%、好ましくは15重量%で
ある。20重量%を超えると感圧紙の発色性が低下す
る。2重量%未満では、感圧紙のドライピック強度及び
ウェットピック強度が低下する。
【0013】エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量
体の例としては、メタクリル酸メチル、アクリル酸メチ
ル、メタクリル酸エチル、アクリル酸エチル、メタクリ
ル酸ブチル、アクリル酸ブチル、メタクリル酸2−ヒド
ロキシエチル、アクリル酸2−ヒドロキシエチル、メタ
クリル酸グリシジル、アクリル酸グリシジル等が挙げら
れる。エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体の量
の下限は、単量体混合物の2重量%、好ましくは4重量
%であり、上限は20重量%、好ましくは15重量%で
ある。2重量%未満では、感圧紙のドライピック強度及
びウェットピック強度が低下する。20重量%を超える
と感圧紙の発色性が低下する。
【0014】上記単量体と共重合可能なエチレン性不飽
和単量体の例としては、スチレン、α−メチルスチレ
ン、ビニルトルエン、モノクロルスチレン、p−メチル
スチレン、ヒドロキシメチルスチレンなどの芳香族ビニ
ル単量体;メタクリルアミド、アクリルアミド、N−メ
チロールメタクリルアミド、N−メチロールアクリルア
ミドなどのエチレン性不飽和カルボン酸アミド単量体及
びその誘導体;酢酸ビニル等のカルボン酸ビニルエステ
ル単量体;塩化ビニル等のハロゲン化ビニル単量体;な
どが挙げられる。
【0015】感圧紙のウェットピック強度とドライピッ
ク強度とのバランスを良好にするためには、芳香族ビニ
ル単量体、特にスチレンを用いるのが好適である。芳香
族ビニル単量体の量は、単量体混合物の、通常、10〜
40重量%、好ましくは20〜30重量%である。芳香
族ビニル単量体の量が少なくなるとウェットピック強度
が低下し、多くなるとドライピック強度が低下する。ラ
テックスの機械的及び化学的安定性を高くして、感圧紙
用の顕色剤組成物又は発色剤組成物の調製を容易にする
ためには、エチレン性不飽和カルボン酸アミド単量体を
用いるのが好適である。エチレン性不飽和カルボン酸ア
ミド単量体の量は、単量体混合物の、通常、0.1〜5
重量%、好ましくは0.5〜4量%である。エチレン性
不飽和カルボン酸アミド単量体の量が多くなるとラテッ
クスの粘度が高くなって、顕色剤組成物又は発色剤組成
物の調製が困難になる。
【0016】本発明の感圧紙用ラテックスを構成する共
重合体粒子の平均粒子径は、通常、0.06〜0.2μ
m、好ましくは0.08〜0.15μmである。平均粒
子径が小さくなるとラテックスの粘度が高くなる。逆に
大きくなるとドライピック強度及びウェットピック強度
が低下する。なお、平均粒子径はラテックスを電子顕微
鏡で撮影したラテックス粒子を無作為に500個選びそ
の数平均値で示した値である。
【0017】本発明の感圧紙用ラテックスは、それを構
成する共重合体のテトラヒドロフラン不溶解分(以下、
「THF不溶解分」ということがある。)の量が、通
常、50〜85重量%、好ましくは65〜80重量%の
ものである。THF不溶解分の量が少なくなると感圧紙
の発色性が低下する。逆に多くなるとドライピック強
度、ウェットピック強度及び耐水性が低下する。THF
不溶解分の量は、ラテックスのpHを8に調整した後、
枠付きガラス板に流延し、温度20℃、相対湿度65%
の恒温恒湿室に48時間放置して乾燥してフィルムを
得、このフィルム0.3gを80メッシュの金網のかご
に入れて、それを20℃のテトラヒドロフラン100m
lに48時間浸漬した後、金網のかごに残るフィルムを
100℃で減圧乾燥し、残存率を計算して求められる値
である。
【0018】本発明の感圧紙用ラテックスは、顕色剤組
成物又は発色剤組成物に配合するバインダーとして用い
られ、特に感圧紙用の顕色剤組成物に配合するバインダ
ーとして好適に用いられるものである。
【0019】顕色剤組成物は、感圧紙用ラテックス、顕
色剤及び顔料を必須成分とするものである。顕色剤組成
物における、本発明の感圧紙用ラテックスの量は、顔料
100重量部に対して、固形分換算で、通常、8〜20
重量部、好ましくは9〜15重量部である。
【0020】発色剤組成物は、感圧紙用ラテックス及び
発色剤を必須成分とするものである。 発色剤組成物に
おける、本発明の感圧紙用ラテックスの量は、発色剤1
00重量部に対して、固形分換算で、通常、5〜40重
量部、好ましくは9〜20重量部である。
【0021】なお、発色剤組成物又は顕色剤組成物に
は、必要に応じて、水溶性高分子、pH調整剤、顔料分
散剤、耐水化剤、消泡剤、染料、滑剤、有機溶剤などを
配合することができる。
【0022】本発明の感圧紙用ラテックスの好適な態様
を以下に示す。 (1) アルキルスルホコハク酸の塩0.3〜1.0重
量部の存在下に、共役ジエン単量体45〜60重量%、
エチレン性不飽和カルボン酸単量体8〜15重量%、エ
チレン性不飽和ニトリル単量体4〜15重量%、エチレ
ン性不飽和カルボン酸エステル単量体4〜15重量%及
びこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単量体0〜3
9重量%からなる単量体混合物100重量部を重合して
成る本発明の感圧紙用ラテックス。 (2)アルキルスルホコハク酸の塩がジアルキルスルホ
コハク酸の塩であることを特徴とする本発明の感圧紙用
ラテックス。 (3)アルキルスルホコハク酸の塩がスルホコハク酸ジ
オクチルの塩であることを特徴とする本発明の感圧紙用
ラテックス。 (4)共役ジエン単量体が1,3−ブタジエンであるこ
とを特徴とする本発明の感圧紙用ラテックス。 (5)エチレン性不飽和ニトリルがアクリロニトリルで
あることを特徴とする本発明の感圧紙用ラテックス。 (6)アルキルスルホコハク酸の塩がジアルキルスルホ
コハク酸の塩であり、共役ジエン単量体が1,3−ブタ
ジエンであり、エチレン性不飽和ニトリルがアクリロニ
トリルであることを特徴とする本発明の感圧紙用ラテッ
クス。 (7)共役ジエン単量体30〜65重量%、エチレン性
不飽和カルボン酸単量体5〜20重量%、エチレン性不
飽和ニトリル単量体2〜20重量%、エチレン性不飽和
カルボン酸エステル単量体2〜20重量%及び芳香族ビ
ニル単量体10〜40重量%からなる単量体混合物を重
合して成る本発明の感圧紙用ラテックス。 (8)共重合体粒子の平均粒子径が0.06〜0.2μ
mであることを特徴とする前記(1)、(2)、
(3)、(4)、(5)、(6)または(7)の感圧紙
用ラテックス。 (9)共重合体のテトラヒドロフラン不溶解分の量が5
0〜85重量%であることを特徴とする前記前記
(1)、(2)、(3)、(4)、(5)、(6)、
(7)または(8)の感圧紙用ラテックス。
【0023】
【発明の効果】本発明の感圧紙用ラテックスを発色剤組
成物又は顕色剤組成物に配合するバインダーとして用い
ることによって、接着強度が高く且つ発色性及び耐水性
のバランスに優れる感圧紙を得ることができる。
【0024】
【実施例】以下に実施例を挙げて本発明をさらに具体的
に説明するが、本発明は、実施例に限定されるものでな
い。なお、実施例中の部及び%は重量基準である。
【0025】本実施例において行った評価方法を以下に
説明する。
【0026】(ドライピック強度)RIテスター(明石
製作所製)を用いて、印刷インク(タック値20)0.
4cm3をゴムロールに付着させた後、感圧紙の下用紙
に4回重ね刷りした。紙面の剥がれ(ピッキング)状態
を観察し5点法で評価した。点数の高いほうがドライピ
ック強度が高い。
【0027】(ウェットピック強度)感圧紙の下用紙に
モルトンロールで、水を塗布し、次にRIテスターを用
いて、印刷インク(タック値14)0.4cm3をゴム
ロールに付着させた後、べた刷りした。紙面の剥がれ
(ピッキング)状態をドライピック強度の評価方法と同
様にして5点法で評価した。点数の高いものほどウェッ
トピック強度が高い。
【0028】(耐水性)感圧紙の下用紙を1cm×9c
mに切断し、これを5cm3の水とともに容器に入れ、
振とう機で、5分間、振とうした後、容器内の水を、吸
光光度計(日立製作所製、U−1100)を用いて、5
00nmの可視光の条件における、光透過率を求めた。
光透過率が高い方が耐水性がよいことを表す。
【0029】(青発色性)感圧紙の下用紙を4cm×6
cmの切断し、これに5cm×7cmに切断したクリス
タルバイオレットラクトンが塗布された市販上用紙を重
ねて貼合わせ、シリアルプリンターを用いて、ベタ印刷
した。次に上用紙と下用紙とを剥し、下用紙の白色度を
反射率計(村上光彩技術研究所製RM−53D)を用い
て印刷後1分経過した時と、2時間経過した時につい
て、各々反射率を測定した。反射率が小さい方が発色性
が優れていることを表す。
【0030】(黒発色性)上記青発色性の試験において
用いた上用紙に代えて、ワンデイブラックが塗布された
市販上用紙を用いた他は、青発色性の試験と同様にして
黒発色性を求めた。反射率が小さい方が発色性が優れて
いることを表す。
【0031】実施例1 攪拌機付タンクに1,3−ブタジエン55部、スチレン
21部、メタクリル酸メチル7部、アクリロニトリル7
部、メタクリル酸8.5部、イタコン酸1.5部、t−
ドデシルメルカプタン0.6部、α−メチルスチレンダ
イマー1部、スルホコハク酸ジオクチルナトリウム0.
2部及び軟水60部を仕込み、攪拌して単量体のエマル
ジョンを得た。攪拌機付オートクレーブに軟水60部、
スルホコハク酸ジオクチルナトリウム0.2部、過硫酸
カリウム1部を仕込んだ後、単量体のエマルジョン1
6.18部を添加し攪拌しながら60℃に加熱し、60
℃を維持して1時間重合した。次にオートクレーブを7
0℃に加熱し、残りの単量体のエマルジョンを、29部
/時間の速度で添加した。その後、オートクレーブを8
0℃に加熱して、さらに5時間反応させ、室温に冷却し
て本発明の感圧紙用ラテックスを得た。重合転化率は9
8%以上であった。
【0032】次に、感圧紙用ラテックス10部(固形分
換算)、沈降性炭酸カルシウム100部、ポリアクリル
酸ナトリウム0.4部、酸化デンプン8部、p−フェニ
ルフェノール16部を混合攪拌して固形分濃度50%の
顕色剤組成物を得た。この組成物を、ワイヤーバーを用
いて、塗工量が5.5g/cm2となるように、坪量4
0g/m2の紙に片面塗布し、室温で乾燥した後、温度
20℃、相対湿度65%の恒温恒湿室内に12時間放置
して、感圧紙の下用紙を得た。この感圧紙用ラテックス
及びこれを用いて得られる下用紙の評価結果を表1に示
した。
【0033】実施例2〜5及び比較例1〜4 表1又は表2に示す単量体処方に変えた他は実施例1と
同様にして感圧紙用ラテックス、顕色剤組成物及び感圧
紙の下用紙を得た。評価結果を表1及び表2に示した。
【0034】
【表1】
【0035】
【表2】
【0036】以上から、アルキルスルホコハク酸の塩を
用いなかったラテックス(比較例1)では、発色性が低
いことがわかる。エチレン性不飽和ニトリル単量体を共
重合しなかったラテックス(比較例2)及びエチレン性
不飽和カルボン酸エステル単量体を共重合しなかったラ
テックス(比較例3)では、ドライピック強度及びウェ
ットピック強度が低いことがわかる。アルキルスルホコ
ハク酸の塩が3.0重量%を超えて使用したラテックス
(比較例4)では、耐水性が著しく悪いことがわかる。
また、エチレン性不飽和カルボン酸単量体を5重量%未
満の量で共重合したラテックス(比較例5)では、発色
性が低いことがわかる。一方、本発明のラテックスを用
いた感圧紙は、ドライピック強度及びウェットピック強
度が高く且つ発色性及び耐水性のバランスに優れている
ことがわかる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C08F 236/04 MPF 8416−4J D21H 19/56

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アルキルスルホコハク酸の塩0.1〜
    3.0重量部の存在下に、共役ジエン単量体30〜65
    重量%、エチレン性不飽和カルボン酸単量体5〜20重
    量%、エチレン性不飽和ニトリル単量体2〜20重量
    %、エチレン性不飽和カルボン酸エステル単量体2〜2
    0重量%及びこれらと共重合可能なエチレン性不飽和単
    量体0〜61重量%からなる単量体混合物100重量部
    を重合して成る感圧紙用ラテックス。
JP6087509A 1994-03-31 1994-03-31 感圧紙用ラテックス Pending JPH07268136A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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WO2005047342A1 (de) 2003-11-13 2005-05-26 Basf Aktiengesellschaft Polymerdispersionen, enthaltend sulfobernsteinsäureester
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