JPH07275965A - 有孔パネル材の製造方法 - Google Patents
有孔パネル材の製造方法Info
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- JPH07275965A JPH07275965A JP6495094A JP6495094A JPH07275965A JP H07275965 A JPH07275965 A JP H07275965A JP 6495094 A JP6495094 A JP 6495094A JP 6495094 A JP6495094 A JP 6495094A JP H07275965 A JPH07275965 A JP H07275965A
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- Japan
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- panel material
- hole
- wiring harness
- apron
- portions
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 有孔パネル材の製造工程を減らし、生産性を
向上させる。 【構成】 絞り加工によりフロントフェンダエプロン1
4に互いにエプロン面に対し反対側へ突出し、突出根元
部分が丸みを帯びた一対のフランジ部18、20を形成
する第1工程と、打抜き加工によりフランジ部18、2
0の形成部位を残して両者の間の部分を打ち抜く第2工
程と、を実施すると、従来よりも1工程少ない2工程
で、さらに途中でエプロン14を反転させることもな
く、孔16をエプロン14に形成することができる。
向上させる。 【構成】 絞り加工によりフロントフェンダエプロン1
4に互いにエプロン面に対し反対側へ突出し、突出根元
部分が丸みを帯びた一対のフランジ部18、20を形成
する第1工程と、打抜き加工によりフランジ部18、2
0の形成部位を残して両者の間の部分を打ち抜く第2工
程と、を実施すると、従来よりも1工程少ない2工程
で、さらに途中でエプロン14を反転させることもな
く、孔16をエプロン14に形成することができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、例えば自動車において
用いられるワイヤリングハーネス等の長尺体を挿通さ
せ、かつ挿通させた長尺体を孔縁部との接触による損傷
から保護しうる孔を有する有孔パネル材の製造方法に関
する。
用いられるワイヤリングハーネス等の長尺体を挿通さ
せ、かつ挿通させた長尺体を孔縁部との接触による損傷
から保護しうる孔を有する有孔パネル材の製造方法に関
する。
【0002】
【従来の技術】ワイヤリングハーネス等の長尺体を取り
回し配置する際に、パネル材を挿通させる必要が生じる
ことは多々ある。例えば、自動車において用いられるワ
イヤリングハーネスを所定経路に沿って取り回し配置す
る場合にボディーパネルに孔を設け、この孔にワイヤリ
ングハーネスを挿通させることがある。この場合、ワイ
ヤリングハーネスがボディーパネルに形成された孔の周
縁のバリ若しくはエッジ等から損傷を受けることを防止
するべく、種々の保護対策を講じている。その一例が実
開昭59−50523号公報に開示されており、以下こ
の公報に開示された構造について説明する。
回し配置する際に、パネル材を挿通させる必要が生じる
ことは多々ある。例えば、自動車において用いられるワ
イヤリングハーネスを所定経路に沿って取り回し配置す
る場合にボディーパネルに孔を設け、この孔にワイヤリ
ングハーネスを挿通させることがある。この場合、ワイ
ヤリングハーネスがボディーパネルに形成された孔の周
縁のバリ若しくはエッジ等から損傷を受けることを防止
するべく、種々の保護対策を講じている。その一例が実
開昭59−50523号公報に開示されており、以下こ
の公報に開示された構造について説明する。
【0003】図8に示されるように、パネル材としての
薄板状のエプロン70には車両前後方向に長径とされた
略楕円形の孔72が設けられており、この孔72にワイ
ヤリングハーネス75が斜めに挿通されている。また、
この構造では、孔72にワイヤリングハーネス75を挿
通させた場合にワイヤリングハーネス75とエプロン7
0とが接触する部分(孔72の前後縁部)にフランジ部
70A、70Bが形成されている。なお、フランジ部7
0A及びフランジ部70Bの曲折方向は、互いに反対方
向かつワイヤリングハーネス75が配設されない方向で
ある。さらに、ワイヤリングハーネス75が擦れて損傷
を受けるのを防止すべく、各フランジ部70A、70B
の根元部分は丸みを帯びるように形成されている(以
下、この部位を「曲折部70C、70D」と称す)。
薄板状のエプロン70には車両前後方向に長径とされた
略楕円形の孔72が設けられており、この孔72にワイ
ヤリングハーネス75が斜めに挿通されている。また、
この構造では、孔72にワイヤリングハーネス75を挿
通させた場合にワイヤリングハーネス75とエプロン7
0とが接触する部分(孔72の前後縁部)にフランジ部
70A、70Bが形成されている。なお、フランジ部7
0A及びフランジ部70Bの曲折方向は、互いに反対方
向かつワイヤリングハーネス75が配設されない方向で
ある。さらに、ワイヤリングハーネス75が擦れて損傷
を受けるのを防止すべく、各フランジ部70A、70B
の根元部分は丸みを帯びるように形成されている(以
下、この部位を「曲折部70C、70D」と称す)。
【0004】ここで、上述したフランジ部70A、70
Bは、以下の3工程を経て製作されている。
Bは、以下の3工程を経て製作されている。
【0005】まず、図9(A)に示す第1工程で、打抜
き加工によりエプロン70に略楕円形の孔72を形成す
る。
き加工によりエプロン70に略楕円形の孔72を形成す
る。
【0006】次に、図9(B)に示す第2工程で、フラ
ンジ加工により略楕円形の孔72の長径方向の一方の孔
縁部を、曲折部70Cのワイヤリングハーネス75の配
設される側の面が丸みを帯びるように板厚方向へ曲折し
て、フランジ部70Aを形成する。
ンジ加工により略楕円形の孔72の長径方向の一方の孔
縁部を、曲折部70Cのワイヤリングハーネス75の配
設される側の面が丸みを帯びるように板厚方向へ曲折し
て、フランジ部70Aを形成する。
【0007】そして、エプロン70を表裏反対になるよ
うに反転させた後、図9(C)に示す第3工程で、第2
工程と同様のフランジ加工により略楕円形の孔の長径方
向の他方の孔縁部を、曲折部70Dのワイヤリングハー
ネス75の配設される側の面が丸みを帯びるようにフラ
ンジ部70Aが形成されていない側に板厚方向へ曲折し
て、フランジ部70Bを形成する。
うに反転させた後、図9(C)に示す第3工程で、第2
工程と同様のフランジ加工により略楕円形の孔の長径方
向の他方の孔縁部を、曲折部70Dのワイヤリングハー
ネス75の配設される側の面が丸みを帯びるようにフラ
ンジ部70Aが形成されていない側に板厚方向へ曲折し
て、フランジ部70Bを形成する。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記公
報に開示された有孔パネル材の製造方法による場合、3
工程を必要とし、さらに第3工程の直前にエプロン70
を反転させる必要があった。これらにより、有孔パネル
材の生産性が低下していた。
報に開示された有孔パネル材の製造方法による場合、3
工程を必要とし、さらに第3工程の直前にエプロン70
を反転させる必要があった。これらにより、有孔パネル
材の生産性が低下していた。
【0009】特に、有孔パネル材が自動車のボディーパ
ネルである場合、第3工程の直前にエプロン70を反転
させる必要があることから、ボディーパネルを製造する
一連の過程の中に3工程の全てを含めることはできなか
った。即ち、最後の1工程が残ってしまい、専用の工程
及び型を必要としていた。これにより、余分な工数及び
型費を必要とすることも含め、ボディーパネルの生産性
が低下していた。
ネルである場合、第3工程の直前にエプロン70を反転
させる必要があることから、ボディーパネルを製造する
一連の過程の中に3工程の全てを含めることはできなか
った。即ち、最後の1工程が残ってしまい、専用の工程
及び型を必要としていた。これにより、余分な工数及び
型費を必要とすることも含め、ボディーパネルの生産性
が低下していた。
【0010】本発明は上記事実を考慮し、有孔パネル材
の生産性を向上させることができる有孔パネル材の製造
方法を得ることが目的である。
の生産性を向上させることができる有孔パネル材の製造
方法を得ることが目的である。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明に係る有孔パネル
材の製造方法は、絞り加工によりパネル材に互いにパネ
ル材面に対し反対側へ突出し、突出根元部分が丸みを帯
びた一対の突出壁を形成する第1工程と、打抜き加工に
より前記一対の突出壁の形成部位を残して両者の間の部
分を打ち抜く第2工程と、を有することを特徴としてい
る。
材の製造方法は、絞り加工によりパネル材に互いにパネ
ル材面に対し反対側へ突出し、突出根元部分が丸みを帯
びた一対の突出壁を形成する第1工程と、打抜き加工に
より前記一対の突出壁の形成部位を残して両者の間の部
分を打ち抜く第2工程と、を有することを特徴としてい
る。
【0012】
【作用】本発明に係る有孔パネル材の製造方法は、絞り
加工によりパネル材に互いにパネル材面に対し反対側へ
突出し、突出根元部分が丸みを帯びた一対の突出壁を形
成する第1工程と、打抜き加工により前記一対の突出壁
の形成部位を残して両者の間の部分を打ち抜く第2工程
と、を有するので、例えば従来の技術で記載したワイヤ
リングハーネス等の長尺体を挿通させ、さらにこの挿通
させた長尺体を突出根元部分との接触による損傷から保
護しうる孔がパネル材に形成される。従って、本発明に
よれば、2工程でパネル材に前記孔を形成することがで
き、従来の技術に比し、1工程削減することができる。
これにより、有孔パネル材の生産性が向上される。
加工によりパネル材に互いにパネル材面に対し反対側へ
突出し、突出根元部分が丸みを帯びた一対の突出壁を形
成する第1工程と、打抜き加工により前記一対の突出壁
の形成部位を残して両者の間の部分を打ち抜く第2工程
と、を有するので、例えば従来の技術で記載したワイヤ
リングハーネス等の長尺体を挿通させ、さらにこの挿通
させた長尺体を突出根元部分との接触による損傷から保
護しうる孔がパネル材に形成される。従って、本発明に
よれば、2工程でパネル材に前記孔を形成することがで
き、従来の技術に比し、1工程削減することができる。
これにより、有孔パネル材の生産性が向上される。
【0013】また、パネル材が自動車のボディーパネル
である場合には、絞り加工と打抜き加工による本発明に
よれば孔を形成するためにボディーパネルを反転させる
必要がないことから、ボディーパネルを製造する一連の
過程の中で前記孔を形成することができる。この点にお
いても、ボディーパネルの生産性が向上される。
である場合には、絞り加工と打抜き加工による本発明に
よれば孔を形成するためにボディーパネルを反転させる
必要がないことから、ボディーパネルを製造する一連の
過程の中で前記孔を形成することができる。この点にお
いても、ボディーパネルの生産性が向上される。
【0014】
【実施例】本発明の有孔パネル材の製造方法の一実施例
を図1〜図7にしたがって説明する。なお、これらの図
において、矢印FRは車両前方側、矢印INは車幅方向
内側、矢印UPは車両上方側をそれぞれ示している。
を図1〜図7にしたがって説明する。なお、これらの図
において、矢印FRは車両前方側、矢印INは車幅方向
内側、矢印UPは車両上方側をそれぞれ示している。
【0015】図2には、エンジンルームの一部を構成す
る車体前方側部が示されている。この図に示されるよう
に、パネル材としてのフロントフェンダエプロン14に
は、車両前後方向に長径とされた略楕円形の孔16が形
成されている。
る車体前方側部が示されている。この図に示されるよう
に、パネル材としてのフロントフェンダエプロン14に
は、車両前後方向に長径とされた略楕円形の孔16が形
成されている。
【0016】図1には孔16を含む周囲が拡大して示さ
れており、また図3には図1の3−3線に沿った断面構
造が示されている。これらの図に示されるように、孔1
6周縁部の車両後方部分は、長尺体としてのワイヤリン
グハーネスの配設されない車幅方向内側へ板厚方向に曲
折し、突出壁としてのフランジ部18を形成している。
ここで、突出根元部分としての曲折部52は、ワイヤリ
ングハーネス30の配設される側の面が丸みを帯びてい
る(図3参照)。また、フランジ部18の先端部は孔1
6内側へ向けて小寸法だけ曲折し、後述の打抜き工程で
残った小フランジ部22が残存している。
れており、また図3には図1の3−3線に沿った断面構
造が示されている。これらの図に示されるように、孔1
6周縁部の車両後方部分は、長尺体としてのワイヤリン
グハーネスの配設されない車幅方向内側へ板厚方向に曲
折し、突出壁としてのフランジ部18を形成している。
ここで、突出根元部分としての曲折部52は、ワイヤリ
ングハーネス30の配設される側の面が丸みを帯びてい
る(図3参照)。また、フランジ部18の先端部は孔1
6内側へ向けて小寸法だけ曲折し、後述の打抜き工程で
残った小フランジ部22が残存している。
【0017】一方、孔16周縁部の車両前方部分は、ワ
イヤリングハーネスの配設されない車幅方向外側へ板厚
方向に曲折し、突出壁としてのフランジ部20を形成し
ている。ここで、突出根元部分としての曲折部54は、
曲折部52と同様に、ワイヤリングハーネス30の配設
される側の面が丸みを帯びている(図3参照)。また、
フランジ部20の先端部も孔16内側へ向けて小寸法だ
け曲折し、後述の打抜き工程で残った小フランジ部24
が残存している。
イヤリングハーネスの配設されない車幅方向外側へ板厚
方向に曲折し、突出壁としてのフランジ部20を形成し
ている。ここで、突出根元部分としての曲折部54は、
曲折部52と同様に、ワイヤリングハーネス30の配設
される側の面が丸みを帯びている(図3参照)。また、
フランジ部20の先端部も孔16内側へ向けて小寸法だ
け曲折し、後述の打抜き工程で残った小フランジ部24
が残存している。
【0018】なお、上述した孔16の上下周縁部である
縁部26と縁部28にはフランジは形成されていない。
縁部26と縁部28にはフランジは形成されていない。
【0019】以下、上述したフロントフェンダエプロン
14の製造方法の説明を通して、本実施例の作用を説明
する。なお、説明の便宜上、フロントフェンダエプロン
14全体の製造方法ではなく、専ら孔16を含む周囲の
部分のみを対象として説明する。
14の製造方法の説明を通して、本実施例の作用を説明
する。なお、説明の便宜上、フロントフェンダエプロン
14全体の製造方法ではなく、専ら孔16を含む周囲の
部分のみを対象として説明する。
【0020】まず図4(A)に示す第1工程で、絞り加
工によりフロントフェンダエプロン14に所定の凹凸形
状を形成する。
工によりフロントフェンダエプロン14に所定の凹凸形
状を形成する。
【0021】なおここで、第1工程の絞り加工で用いら
れる上型32及び下型34について簡単に説明してお
く。
れる上型32及び下型34について簡単に説明してお
く。
【0022】上型32は、鋳鉄等の金属で製作されてお
り、図4(A)に示されるように、下面に凹部32Dと
凸部32Cを有する。図4(A)のP線矢視図である図
5を用いて各部の対応関係を説明すると、凹部32Dの
底面が後に孔16となる略楕円孔の車両前方部分に対応
し、また、凸部32Cの底面が同略楕円孔の車両後方部
分に対応する。なお、孔縁部32B、32Aには丸みを
付与してある。
り、図4(A)に示されるように、下面に凹部32Dと
凸部32Cを有する。図4(A)のP線矢視図である図
5を用いて各部の対応関係を説明すると、凹部32Dの
底面が後に孔16となる略楕円孔の車両前方部分に対応
し、また、凸部32Cの底面が同略楕円孔の車両後方部
分に対応する。なお、孔縁部32B、32Aには丸みを
付与してある。
【0023】また、前記上型32と対応する下型34
は、鋳鉄等の金属で製作されており、図4(A)のよう
に、フロントフェンダエプロン14の厚み分の隙間を間
に挟んで上型32と下型34とが噛み合うように、凹部
34Cと凸部34Dとが上面に形成されている。またこ
こでも孔縁部34B、34Aには丸みを付与してある。
は、鋳鉄等の金属で製作されており、図4(A)のよう
に、フロントフェンダエプロン14の厚み分の隙間を間
に挟んで上型32と下型34とが噛み合うように、凹部
34Cと凸部34Dとが上面に形成されている。またこ
こでも孔縁部34B、34Aには丸みを付与してある。
【0024】そして、上記の上型32と下型34の間に
フロントフェンダエプロン14を配置し上下から圧着す
る。これにより、フロントフェンダエプロン14に凹部
14Aと凸部14Bが形成され、さらにそれらの最外側
の突出壁の突出根元部分に相当する曲折部52、54は
ワイヤリングハーネス30の配設される側の面が丸みを
帯びるように形成される。
フロントフェンダエプロン14を配置し上下から圧着す
る。これにより、フロントフェンダエプロン14に凹部
14Aと凸部14Bが形成され、さらにそれらの最外側
の突出壁の突出根元部分に相当する曲折部52、54は
ワイヤリングハーネス30の配設される側の面が丸みを
帯びるように形成される。
【0025】次に図4(B)に示す第2工程で、打抜き
加工によりフロントフェンダエプロン14に所定の形状
の打抜き部としての孔16を形成する。
加工によりフロントフェンダエプロン14に所定の形状
の打抜き部としての孔16を形成する。
【0026】なおここで、第2工程の打抜き加工で用い
られる上型36及び下型38について簡単に説明してお
く。
られる上型36及び下型38について簡単に説明してお
く。
【0027】下型38は、鋳鉄等の金属で製作されてお
り、図4(B)に示されるように上面に凹部38Aを有
する。この凹部38Aの開口部は、フロントフェンダエ
プロン14の凹部14A、凸部14Bの最外側の各々の
突出壁の形成部位を残して前記突出壁の間の部分に対応
する。ここでの、請求項2の記述にも用いた「凹部14
A、凸部14Bの最外側の各々の突出壁の形成部位を残
して前記突出壁の間の部分」とは、図4(B)のQ線矢
視図である図6において、突出壁の形成された車両前方
部分及び車両後方部分においては突出壁の外側の輪郭線
42、44よりもフロントフェンダエプロン14の厚さ
以上内側へ寄った輪郭線46、48の内側部分56、5
8を、また突出壁の形成されていない車両前後方向中央
部分においては形成される孔の開口部形状である楕円形
の輪郭線40、50の内側部分60を、指している。ま
た、前記凹部14Aの最外側の突出壁を支持する段部3
8Bと前記凸部14Bの最外側の突出壁を支持する段部
38Cとが、凹部38Aの開口部の長径方向の両端部に
形成されている。
り、図4(B)に示されるように上面に凹部38Aを有
する。この凹部38Aの開口部は、フロントフェンダエ
プロン14の凹部14A、凸部14Bの最外側の各々の
突出壁の形成部位を残して前記突出壁の間の部分に対応
する。ここでの、請求項2の記述にも用いた「凹部14
A、凸部14Bの最外側の各々の突出壁の形成部位を残
して前記突出壁の間の部分」とは、図4(B)のQ線矢
視図である図6において、突出壁の形成された車両前方
部分及び車両後方部分においては突出壁の外側の輪郭線
42、44よりもフロントフェンダエプロン14の厚さ
以上内側へ寄った輪郭線46、48の内側部分56、5
8を、また突出壁の形成されていない車両前後方向中央
部分においては形成される孔の開口部形状である楕円形
の輪郭線40、50の内側部分60を、指している。ま
た、前記凹部14Aの最外側の突出壁を支持する段部3
8Bと前記凸部14Bの最外側の突出壁を支持する段部
38Cとが、凹部38Aの開口部の長径方向の両端部に
形成されている。
【0028】また、前記下型38と対応する上型36
は、鋳鉄等の金属で製作されており、図4(B)のよう
に下面に凸部36A、及び凹部36Bを有する。図4
(B)及び図4(B)のR線矢視図である図7におい
て、この凸部36Aは、R線矢視形状が前記凹部38A
のQ線矢視形状と同一の略楕円形をしており、長径方向
の一端から他端へ向けて上下方向に傾斜を設け一端を鋭
利な刃状とされている。また、凹部36Bは後述する圧
着時に突出壁頂上部(小フランジ部となる)24と上型
36とが当接しないように、突出壁頂上部24の高さS
よりも凹部36Bの深さTの方が大きくなるよう設定さ
れており、突出壁頂上部24の直上に位置する36C、
及び36Cより若干外側へ張り出した周辺部36Dとか
ら成る。
は、鋳鉄等の金属で製作されており、図4(B)のよう
に下面に凸部36A、及び凹部36Bを有する。図4
(B)及び図4(B)のR線矢視図である図7におい
て、この凸部36Aは、R線矢視形状が前記凹部38A
のQ線矢視形状と同一の略楕円形をしており、長径方向
の一端から他端へ向けて上下方向に傾斜を設け一端を鋭
利な刃状とされている。また、凹部36Bは後述する圧
着時に突出壁頂上部(小フランジ部となる)24と上型
36とが当接しないように、突出壁頂上部24の高さS
よりも凹部36Bの深さTの方が大きくなるよう設定さ
れており、突出壁頂上部24の直上に位置する36C、
及び36Cより若干外側へ張り出した周辺部36Dとか
ら成る。
【0029】そして、上記の上型36と下型38の間に
フロントフェンダエプロン14を配置し上下から圧着す
る。これにより、図6に示す略楕円形の凹部38Aの輪
郭線46、50、48、40に対応するフロントフェン
ダエプロン14の中央部が打ち抜かれ、フロントフェン
ダエプロン14に略楕円形の孔16が形成される。
フロントフェンダエプロン14を配置し上下から圧着す
る。これにより、図6に示す略楕円形の凹部38Aの輪
郭線46、50、48、40に対応するフロントフェン
ダエプロン14の中央部が打ち抜かれ、フロントフェン
ダエプロン14に略楕円形の孔16が形成される。
【0030】さらに、孔16周縁部の車両後方部分及び
車両前方部分には、互いに板厚方向反対側へ曲折した突
出壁としてのフランジ部18、20が形成され、前記フ
ランジ部18、20の先端に小フランジ部22、24が
形成される。
車両前方部分には、互いに板厚方向反対側へ曲折した突
出壁としてのフランジ部18、20が形成され、前記フ
ランジ部18、20の先端に小フランジ部22、24が
形成される。
【0031】上記の工程で形成された孔16に図3のよ
うにワイヤリングハーネス30をフランジ部18、20
の形成されていない側へ斜めに挿通させた場合、車体振
動等によりワイヤリングハーネス30の位置がずれるこ
とがあるが、ワイヤリングハーネス30が孔16の曲折
部52、54に接触しても、曲折部52、54はワイヤ
リングハーネス30の配設される側の面が十分に丸みを
帯びているため、ワイヤリングハーネス30が擦れて損
傷することを防止できる。即ち、本実施例の製造方法に
よると、中に挿通させたワイヤリングハーネス30を曲
折部52、54との接触による損傷から保護しうる孔
を、従来よりも1工程少ない2工程で設けることができ
る。
うにワイヤリングハーネス30をフランジ部18、20
の形成されていない側へ斜めに挿通させた場合、車体振
動等によりワイヤリングハーネス30の位置がずれるこ
とがあるが、ワイヤリングハーネス30が孔16の曲折
部52、54に接触しても、曲折部52、54はワイヤ
リングハーネス30の配設される側の面が十分に丸みを
帯びているため、ワイヤリングハーネス30が擦れて損
傷することを防止できる。即ち、本実施例の製造方法に
よると、中に挿通させたワイヤリングハーネス30を曲
折部52、54との接触による損傷から保護しうる孔
を、従来よりも1工程少ない2工程で設けることができ
る。
【0032】また、工程の途中にフロントフェンダエプ
ロン14を反転させる必要がないことから、フロントフ
ェンダエプロン14を製造する一連の過程の中に3工程
の全てを含めることができる。従って、余分な工数及び
型費を削減することができ、フロントフェンダエプロン
14の生産性を向上させることができる。
ロン14を反転させる必要がないことから、フロントフ
ェンダエプロン14を製造する一連の過程の中に3工程
の全てを含めることができる。従って、余分な工数及び
型費を削減することができ、フロントフェンダエプロン
14の生産性を向上させることができる。
【0033】なお、本実施例においては、第2工程の打
抜き加工で小フランジ部22、24が残る場合を示した
が、これらの小フランジ部22、24は必要な構成要素
ではなく、将来小フランジ部22、24を残さずに打抜
き可能になった場合も、本発明は適用できる。
抜き加工で小フランジ部22、24が残る場合を示した
が、これらの小フランジ部22、24は必要な構成要素
ではなく、将来小フランジ部22、24を残さずに打抜
き可能になった場合も、本発明は適用できる。
【0034】また、本実施例においては、第1工程の絞
り加工でフロントフェンダエプロン14に互いに板厚方
向反対側へ突出する突出壁(フランジ部18、20)を
形成する場合を示したが、前記突出壁はフロントフェン
ダエプロン14の板厚方向に突出する必要はなく、中を
挿通させたワイヤリングハーネス等の長尺体の位置がず
れた際に、前記長尺体が小フランジ部22、24に接触
しない程度に、前記突出壁のフロントフェンダエプロン
14に対する曲折角度が設定されていれば、本発明は適
用できる。
り加工でフロントフェンダエプロン14に互いに板厚方
向反対側へ突出する突出壁(フランジ部18、20)を
形成する場合を示したが、前記突出壁はフロントフェン
ダエプロン14の板厚方向に突出する必要はなく、中を
挿通させたワイヤリングハーネス等の長尺体の位置がず
れた際に、前記長尺体が小フランジ部22、24に接触
しない程度に、前記突出壁のフロントフェンダエプロン
14に対する曲折角度が設定されていれば、本発明は適
用できる。
【0035】また、本実施例においては、パネル材に形
成する孔は、その開口部が略楕円形である場合に関して
示したが、孔の開口部形状は略楕円形以外の例えば略円
形や略長方形であっても、本発明は適用できる。
成する孔は、その開口部が略楕円形である場合に関して
示したが、孔の開口部形状は略楕円形以外の例えば略円
形や略長方形であっても、本発明は適用できる。
【0036】また、本実施例においては、ワイヤリング
ハーネスを車体パネル材(フロントフェンダエプロン1
4)に車両前方内側から車両後方外側へ向けて挿通させ
る場合を示したが、これ以外の方向に、例えば、車両前
方外側から車両後方内側への方向、または車両上下方向
に、ワイヤリングハーネスをパネル材に挿通させる場合
も、本発明は適用できる。
ハーネスを車体パネル材(フロントフェンダエプロン1
4)に車両前方内側から車両後方外側へ向けて挿通させ
る場合を示したが、これ以外の方向に、例えば、車両前
方外側から車両後方内側への方向、または車両上下方向
に、ワイヤリングハーネスをパネル材に挿通させる場合
も、本発明は適用できる。
【0037】また、本実施例においては、図4(A)に
示す第1工程の絞り加工において形成する凸部14Bと
凹部14Aとの間に平坦部14Cを設けたが、この平坦
部14Cを設けること、また平坦部14Cの形状は任意
で良い。
示す第1工程の絞り加工において形成する凸部14Bと
凹部14Aとの間に平坦部14Cを設けたが、この平坦
部14Cを設けること、また平坦部14Cの形状は任意
で良い。
【0038】
【発明の効果】本発明に係る有孔パネル材の製造方法に
あっては、絞り加工によりパネル材に互いにパネル材面
に対し反対側へ突出し、突出根元部分が丸みを帯びた一
対の突出壁を形成する第1工程と、打抜き加工により前
記一対の突出壁の形成部位を残して両者の間の部分を打
ち抜く第2工程と、を有するので、前記実施例中で記載
したワイヤリングハーネス等の長尺体を挿通させ、さら
に挿通させた長尺体を突出根元部分との接触による損傷
から保護しうる孔を、2工程で形成することができ、従
来の技術に比し、1工程削減することができる。
あっては、絞り加工によりパネル材に互いにパネル材面
に対し反対側へ突出し、突出根元部分が丸みを帯びた一
対の突出壁を形成する第1工程と、打抜き加工により前
記一対の突出壁の形成部位を残して両者の間の部分を打
ち抜く第2工程と、を有するので、前記実施例中で記載
したワイヤリングハーネス等の長尺体を挿通させ、さら
に挿通させた長尺体を突出根元部分との接触による損傷
から保護しうる孔を、2工程で形成することができ、従
来の技術に比し、1工程削減することができる。
【0039】これにより、有孔パネル材の生産性を向上
させることができるという優れた効果を有する。
させることができるという優れた効果を有する。
【図1】本実施例の有孔パネル材を示す斜視図である。
【図2】図1の有孔パネル材の車体における配置を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図3】図1の有孔パネル材にワイヤリングハーネスを
挿通させた時の3−3線断面図である。
挿通させた時の3−3線断面図である。
【図4】本実施例の有孔パネル材の製造方法を示す図で
ある。
ある。
【図5】図4(A)におけるP線矢視図である。
【図6】図4(B)におけるQ線矢視図である。
【図7】図4(B)におけるR線矢視図である。
【図8】従来の有孔パネル材を示す斜視図である。
【図9】従来の有孔パネル材の製造方法を示す図であ
る。
る。
14 フロントフェンダエプロン(パネル材) 16 孔(打抜き部) 18 フランジ部(突出壁) 20 フランジ部(突出壁)
Claims (1)
- 【請求項1】 絞り加工によりパネル材に互いにパネル
材面に対し反対側へ突出し、突出根元部分が丸みを帯び
た一対の突出壁を形成する第1工程と、 打抜き加工により前記一対の突出壁の形成部位を残して
両者の間の部分を打ち抜く第2工程と、 を有する有孔パネル材の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6495094A JPH07275965A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 有孔パネル材の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6495094A JPH07275965A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 有孔パネル材の製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07275965A true JPH07275965A (ja) | 1995-10-24 |
Family
ID=13272831
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6495094A Pending JPH07275965A (ja) | 1994-04-01 | 1994-04-01 | 有孔パネル材の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07275965A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007176464A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 移動体用の動力ユニット |
| CN114433743A (zh) * | 2020-11-06 | 2022-05-06 | 河南森源重工有限公司 | 轮罩凸起部位冲压模具及轮罩凸起部位冲压方法 |
-
1994
- 1994-04-01 JP JP6495094A patent/JPH07275965A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2007176464A (ja) * | 2005-12-28 | 2007-07-12 | Mitsui Mining & Smelting Co Ltd | 移動体用の動力ユニット |
| CN114433743A (zh) * | 2020-11-06 | 2022-05-06 | 河南森源重工有限公司 | 轮罩凸起部位冲压模具及轮罩凸起部位冲压方法 |
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