JPH07276776A - 熱転写方法 - Google Patents

熱転写方法

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JPH07276776A
JPH07276776A JP6070650A JP7065094A JPH07276776A JP H07276776 A JPH07276776 A JP H07276776A JP 6070650 A JP6070650 A JP 6070650A JP 7065094 A JP7065094 A JP 7065094A JP H07276776 A JPH07276776 A JP H07276776A
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JP
Japan
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thermal transfer
perforated plate
transfer method
diaphragm
medium
Prior art date
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Pending
Application number
JP6070650A
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English (en)
Inventor
Kosaku Nagashima
孝作 永島
Sei Sakai
聖 酒井
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Lintec Corp
Original Assignee
Lintec Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写作業に熱転写紙に被せるモスリン等の
多孔質体を用いずに、良好な脱気状態が得られ、テント
地に鮮明な図柄を転写できる熱転写方法の提供を目的と
する。 【構成】 テント地Tの周縁部の外側に露出した多孔板
1aの周縁部にダイアフラムの脱気経路保持手段として
の設置フレームNを配置する。この上にダイアフラム2
を被せる。設置フレームNが配置された部分以外の露出
周縁部の小孔を利用して脱気を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、真空式熱転写装置を用
いた熱転写方法に関する。
【0002】
【従来の技術】広告や看板などを作製する目的で、可撓
性を有する基材(テント地)に熱転写方式により文字や
図柄を形成するために、真空を利用した真空式熱転写装
置であるH.V.A.(Heat Vacuum Ap
plicator)が従来より用いられている。
【0003】図1は、このようなH.V.A.の一例を
示す概略斜視図である。図1において符号1は転写台で
ある。転写台1は、その上部に配置され多数の小孔を有
する多孔板1aと、この多孔板1aの下側に設置され多
孔板1aの小孔を通して真空引きを行う真空ポンプ1b
とから概略構成されている。また、転写台1の上端部に
は、多孔板1aを覆うラバーダイアフラム2を保持する
フレーム3が開閉自在に取り付けられている。さらに、
転写台1の上端部には、多孔板1aを覆っている閉状態
のラバーダイアフラム2を覆って加熱するランプハウス
としての加熱装置4がやはり開閉自在に取り付けられて
いる。この加熱装置4は、その内部にヒートランプ5を
具備したものである。
【0004】このような構成のH.V.A.を用いて可
撓性を有する基材(テント地)に文字や図柄を形成する
には、次のような手順で熱転写を行う必要がある。
【0005】(1)テント地を転写台1の多孔板1a上
に配置し、このテント地の上に所定の文字や図柄にカッ
トした熱転写紙をそのインク面がテント地に接するよう
に配置する。
【0006】(2)このように配置したテント地と熱転
写紙を含む転写台1の上面にラバーダイアフラム2を被
せる。
【0007】(3)次に、真空ポンプ1bを作動させて
転写台1の多孔板1aとラバーダイアフラム2との間の
空間を脱気し、ラバーダイアフラム2をテント地に押し
付けることにより、熱転写紙をテント地に密着させる。
【0008】(4)所定の真空度(例えば710mmH
g)に達したら、加熱装置4を上記ラバーダイアフラム
2上に被せ、ヒートランプ5を点灯して加熱し、熱転写
紙からテント地へ文字や図柄の熱転写を行う。
【0009】(5)所定の時間、上記熱転写を行った
後、ヒートランプ5を消灯し、転写台1およびラバーダ
イアフラム2を冷却し、これにより熱転写インキをテン
ト地表面に固着させる。
【0010】(6)次に、転写台1とラバーダイアフラ
ム2との間の空間を徐々に大気圧に戻した後、ラバーダ
イアフラム2を持ち上げ、熱転写紙をテント地から剥が
してインキの転写を終了する。
【0011】このような転写作業においては、従来よ
り、転写台1上の熱転写紙とラバーダイアフラム2との
間に多孔質体であるモスリン(図示略)を配するように
している。具体的には、ラバーダイアフラム2の下面に
モスリンを貼着している。このモスリンを介在させるこ
とにより、転写台1とラバーダイアフラム2との間の脱
気を効率的に行うことができるという利点がある。
【0012】しかしながら、上記のような転写作業中に
モスリンが汚染するか、あるいは破損した場合には、モ
スリンを貼替えなければならないが、ラバーダイアフラ
ム2にモスリンを貼着するのに特殊な技術が必要である
ため、メンテナンスに問題があった。
【0013】また、大型の広告板や看板を作製するため
の大型のH.V.A.に使用される寸法のモスリンは国
内では製造されておらず、輸入するしかないため、予備
品がなければ、作製を中止せざるを得ないという問題も
あった。
【0014】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、熱転
写作業に熱転写紙に被せるモスリン等の多孔質体を用い
ることなく、良好な脱気状態が得られ、テント地に鮮明
な図柄を転写できる熱転写方法を提供することにある。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、一般的に
用いられているモスリン自体を使わない熱転写方法を創
作すべく、従来の熱転写方法であって、しかもモスリン
を用いない場合における熱転写を実験してみた。
【0016】図2は、モスリン無しでの脱気状態にある
図1に示したH.V.A.の要部を示す概略断面図であ
る。転写台1の多孔板1aの中央部分の上に、被転写媒
体であるテント地Tを配置し、その上に所定の文字や図
柄を有する熱転写紙Pを配置する。この上にラバーダイ
アフラム2を被せ、多孔板1aの小孔を通して真空ポン
プ1bにより転写台1とラバーダイアフラム2との間の
空間を脱気する。しかしながら、ラバーダイアフラム2
のフレーム3とテント地Tとの間の多孔板1aの小孔か
らのみ脱気されるため、ラバーダイアフラム2の端部が
その小孔に吸着されてしまう。このため、熱転写紙P上
の空気は脱気されずに残り、エアバンクABが形成され
る。このエアバンクABにより、熱転写紙Pがテント地
Tに密着できないため、加熱装置4からの熱が熱転写紙
Pに十分に伝わらず、かつ、熱転写紙Pとテント地Tと
が十分に密着せず、その結果、鮮明な熱転写画像を形成
することができない。
【0017】そこで、本発明者らは、ラバーダイアフラ
ム2のフレーム3の内側の多孔板1a上の一部に新たな
フレームを配置することにより、ラバーダイアフラム端
部のテント地端部への早期密着を防止し、脱気を円滑に
行えることを見出した。
【0018】また、本発明者らは、熱転写紙Pまたはテ
ント地Tの端部からラバーダイアフラム2のフレーム3
の内側の多孔板1aにかけて傾斜した状態で剛性を有す
る耐熱体を配置することにより、同様に、ラバーダイア
フラム端部のテント地端部への早期密着を防止し、脱気
を円滑に行えることを見出した。
【0019】以下、各請求項に記載された発明を列挙す
る。
【0020】請求項1記載の発明は、真空引きを行うた
めの多数の小孔を有する多孔板上に該多孔板の全小孔の
閉塞を避けるように被転写媒体を配置し、該被転写媒体
上に熱転写紙を配置し、前記多孔板上にダイアフラムを
被せ、前記多孔板の前記小孔を通して該ダイアフラムと
前記多孔板との間の空間を脱気して前記ダイアフラムを
前記多孔板に密着させた後に、前記ダイアフラム上から
加熱して熱転写を行う熱転写方法において、前記被転写
媒体による被覆から外れた前記多孔板の端部に存在する
脱気経路保持手段により前記ダイアフラムの端部と前記
多孔板の端部との間隙を保持しながら前記脱気を行うこ
とを特徴とする。
【0021】請求項2記載の発明は、請求項1記載の熱
転写方法において、前記脱気経路保持手段を、前記被転
写媒体による被覆から外れた前記多孔板の端部の一部に
配置してもよい。
【0022】請求項3記載の発明は、請求項1記載の熱
転写方法において、前記脱気経路保持手段を、前記被転
写媒体による被覆から外れた前記多孔板の端部の全部に
配置し、かつ、通気性を有するものとしてもよい。
【0023】請求項4記載の発明は、請求項1ないし3
のいずれかに記載の熱転写方法において、前記脱気経路
保持手段を、前記被転写媒体による被覆から外れた前記
多孔板の周端部全体に配置してもよい。
【0024】請求項5記載の発明は、請求項1ないし4
のいずれかに記載の熱転写方法において、前記脱気経路
保持手段を、前記被転写媒体による被覆から外れた前記
多孔板の周端部全体に配置された複数の部材から構成し
てもよい。
【0025】請求項6記載の発明は、請求項5記載の熱
転写方法において、前記脱気経路保持手段を構成する複
数の部材を、互いに離れたものとしてもよい。
【0026】請求項7記載の発明は、請求項1ないし6
のいずれかに記載の熱転写方法において、前記脱気経路
保持手段を、前記被転写媒体による被覆から外れた前記
多孔板の端部に磁力により固定してもよい。
【0027】請求項8記載の発明は、請求項1記載の熱
転写方法において、前記脱気経路保持手段を、前記前記
多孔板の端部から押し上げ自在としてもよい。
【0028】請求項9記載の発明は、真空引きを行うた
めの多数の小孔を有する多孔板上に該多孔板の全小孔の
閉塞を避けるように被転写媒体を配置し、該被転写媒体
上に熱転写紙を配置し、前記多孔板上にダイアフラムを
被せ、前記多孔板の前記小孔を通して該ダイアフラムと
前記多孔板との間の空間を脱気して前記ダイアフラムを
前記多孔板に密着させた後に、前記ダイアフラム上から
加熱して熱転写を行う熱転写方法において、前記被転写
媒体の端部から該被転写媒体による被覆から外れた前記
多孔板の端部にかけて傾斜させた状態で剛性を有する耐
熱体を配置した後に、前記脱気を行うことを特徴とす
る。
【0029】請求項10記載の発明は、請求項9記載の
熱転写方法において、前記耐熱体を、前記脱気時に前記
ダイアフラムが前記被転写媒体および前記熱転写紙の端
部における断面段差構造に追従して変形するのを少なく
とも脱気初期に妨げるのに十分な剛性を有するものとし
てもよい。
【0030】請求項11記載の発明は、請求項9または
10に記載の熱転写方法において、前記耐熱体を、前記
ダイアフラムの下側に貼着してもよい。
【0031】請求項12記載の発明は、請求項9ないし
11のいずれかに記載の熱転写方法において、前記耐熱
体を、前記被転写媒体全体を覆うものとしてもよい。
【0032】請求項13記載の発明は、請求項9ないし
12のいずれかに記載の熱転写方法において、前記被転
写媒体の端部に通気性を有する脱気経路保持部材を配置
し、該脱気経路保持部材の上に前記剛性を有する耐熱体
を被せた後、前記脱気を行ってもよい。
【0033】請求項14記載の発明は、請求項1ないし
13のいずれかに記載の熱転写方法において、前記被転
写媒体を、第1支持体と、該第1支持体と剥離可能に一
体化されその上に転写層が形成された第2支持体とを具
えたものとし、少なくとも前記第1支持体を通気性材料
からなるものとしてもよい。
【0034】請求項15記載の発明は、請求項1ないし
13のいずれかに記載の熱転写方法において、前記被転
写媒体を、第1支持体と、該第1支持体と剥離可能に一
体化されその上に転写層が形成された第2支持体とを具
えたものとし、少なくとも前記第1支持体をその表面に
粗面を有するものとしてもよい。
【0035】請求項16記載の発明は、請求項1ないし
13のいずれかに記載の熱転写方法において、前記被転
写媒体を、第1支持体と、該第1支持体と剥離可能に一
体化されその上に転写層が形成された第2支持体とを具
えたものとし、少なくとも前記第1支持体をその表面に
粗面を有し、かつ、通気性材料からなるものとしてもよ
い。
【0036】請求項17記載の発明は、請求項14ない
し16のいずれかに記載の熱転写方法において、前記第
2支持体をその表面に離型層を有するものとしてもよ
い。
【0037】
【作用】請求項1記載の発明によれば、脱気経路保持手
段によりダイアフラムの端部と多孔板の端部との間隙を
保持しながら脱気を行うことができるので、脱気中にお
ける脱気経路を確保でき、エアバンクの発生を防止でき
る。
【0038】請求項9記載の発明によれば、耐熱体によ
り被転写媒体の端部近傍に常に空隙を形成しておけるの
で、この空隙を利用した脱気中における脱気経路を確保
でき、エアバンクの発生を防止できる。
【0039】請求項13記載の発明によれば、被転写媒
体の端部に配置した通気性を有する脱気経路保持部材
と、この脱気経路保持部材上に被せた剛性を有する耐熱
体とにより、脱気中における脱気経路を有効に確保で
き、エアバンクの発生を確実に防止できる。
【0040】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を詳し
く説明する。
【0041】図3は、本発明の熱転写方法の第1の実施
例を説明するためのH.V.A.の要部を示す概略断面
図であり、(a)は脱気前、(b)は脱気後の状態を示
すものである。図3において、図2に示したH.V.
A.の各構成要素と同一の構成要素には、同一の符号を
符し、その説明を省略する。図3における符号Nは、本
実施例における脱気経路保持手段としての設置フレーム
である。
【0042】転写台1の多孔板1a上に、この多孔板1
aの面積よりも小さい面積を有する被転写媒体としての
テント地Tを配置する。即ち、このテント地Tの周縁部
の外側には、多孔板1aの周縁部を露出させておく。こ
れにより、テント地Tにより塞がれない多孔板1aの小
孔を十分に確保することができる。次に、テント地Tの
上に所定の文字や図柄にカットされた熱転写紙Pを配置
する。なお、この熱転写紙Pの構成については、後述す
る。
【0043】次に、多孔板1aの露出周縁部の一部にダ
イアフラムの脱気経路保持手段としての設置フレームN
を配置する。本実施例では、多孔板1aの露出周縁部の
全部に設置フレームNを配置しないため、その配置部分
以外の露出周縁部の小孔を後述の脱気に有効利用するこ
とができる。
【0044】次に、上記テント地Tおよび熱転写紙P、
さらにテント地Tの周縁部外側の多孔板1aの露出周縁
部の一部に配置された設置フレームNまでも覆う大きさ
のダイアフラム2を被せる。このダイアフラム2は、そ
の四方をフレーム3により支持されたものである。この
フレーム3によりダイアフラム2にかけられる張力とし
ては、ダイアフラム2の自重を考慮する一方、ダイアフ
ラム2の中央部がその周縁部よりも若干垂れ下がるよう
に決められる。
【0045】ここで、本実施例では、上記設置フレーム
Nにより、図3の(a)に示すようにダイアフラム2の
周縁部を高い位置に保持してダイアフラム2の端部とテ
ント地Tおよび熱転写紙Pの各端部との小さな空隙を形
成する。本実施例においては、設置フレームNに肉薄の
板体を用いており、この設置フレームNを、ダイアフラ
ム2を介してフレーム3に接するように配置しているの
で、上述したように多孔板1aの露出周縁部に設けられ
た小孔を塞がない。
【0046】次に、図3には図示しない真空ポンプ1b
を作動させると、上記小孔を通して脱気される。このと
き、上記空隙が設置フレームNにより維持されているた
め、ダイアフラム2と転写台1側(テント地Tおよび熱
転写紙P)との間の空間において、全体としてほぼ均等
に脱気されるから、エアバンクの発生もない。そして、
上記空間の真空度が上がると、ダイアフラム2の中央部
が転写台1側(熱転写紙P)に接するように一層垂れ下
がり、その接触がダイアフラム2全体にわたり、最終的
には、図3の(b)に示すようにダイアフラム2の周縁
部が多孔板1aの露出周縁部および設置フレームNに密
着する。このようにダイアフラム2全体が密着したら、
従来法と同様に図3には図示しない加熱装置により所定
温度での加熱を行い、冷却、真空解除の各工程を経て一
連の熱転写方法を終了する。
【0047】本実施例では、設置フレームNによりダイ
アフラム2の周縁部と多孔板1aの露出周縁部との間に
脱気用の経路としての空隙を形成できるので、ダイアフ
ラム2の中央部とその周縁部との空気の流れが阻害され
ず、エアバンクの発生を防止することが可能である。従
って、熱転写紙Pとテント地Tとを完全に密着すること
ができるので、その後の加熱によりテント地T上に鮮明
な熱転写画像を形成することが可能となる。
【0048】なお、上記実施例では、設置フレームNと
して肉薄の板体を用いたが、その材料としては、金属、
プラスチックス、ゴム、木材、セラミック、ガラスなど
を挙げることができるが、脱気中に徐々にかかるダイア
フラム2からの押圧力に十分に抗する程度の強度を有
し、かつ、加熱時の熱に耐え得るものであれば、特に限
定されない。また、本実施例では、設置フレームNの設
置により多孔板1aの露出周縁部の小孔を塞がない構成
をとるので、設置フレームNには通気性は要求されな
い。しかし、設置フレームNを肉薄でなく、肉厚の部材
とした場合には、多孔板1aの露出周縁部の小孔を完全
に塞ぐか、あるいはほぼ完全に塞いでしまうことにな
り、脱気に支障を来すことになるので、設置フレームN
を介して脱気を行える程度の通気性が要求される。通気
性を有する材料としては、例えば木材、セラミックなど
を挙げることができるが、これらに限定されるものでは
ない。
【0049】また、上記実施例では、設置フレームNを
多孔板1a上に配置したが、多孔板1a上に磁力により
吸引固定してもよい。この磁力を用いた構成によれば、
着脱が比較的容易に行うことができることから、設置フ
レームNの設置位置の調整を容易に行うことができる。
【0050】また、多孔板1aの内部に昇降手段を配設
しておき、この昇降手段により必要なときに上記設置フ
レームNを多孔板1aの表面から押し上げ、不要となっ
た場合には設置フレームNを下げるという構成もとるこ
とができる。この押し上げ自在の構成によれば、脱気前
に、設置フレームNの突出量を調整することによりダイ
アフラム2の中央部の垂れ具合等を調整することができ
る利点がある。
【0051】さらに、設置フレームNを多孔板1aの露
出周縁部に、その全周にわたって配置してもよく、ある
いは部分的に配置してもよい。部分的に配置する構成と
しては、設置フレームNを複数の部材から構成し、これ
らの部材を互いに離し、多孔板1aの露出周縁部に点在
させる。この場合には、各部材間のダイアフラム2の周
縁部が多孔板1aの露出周縁部に接触させないようにす
ることが重要である。少なくとも、その接触部分の近傍
では、脱気の経路が十分に確保されないからである。
【0052】図4の(a)は、本発明の熱転写方法の第
2の実施例を説明するためのH.V.A.の要部を示す
概略断面図であり、(b)は(a)における要部の拡大
断面図である。本実施例の特徴は、第1の実施例におけ
る設置フレームNに代えてテント地Tおよび熱転写紙P
の全体を覆う剛性を有する耐熱体としての耐熱フィルム
Fを用いている点にある。即ち、この耐熱フィルムF
は、ダイアフラム2をテント地Tおよび熱転写紙P上に
被せる前に被せておく。この被覆は、少なくともテント
地Tの周縁部から当該テント地Tによる被覆から外れた
多孔板1aの周縁部にかけて傾斜した状態となるように
行われる。これにより、後工程の真空引きに際して、少
なくとも、その真空引きの初期段階においては、テント
地Tの周縁部および熱転写紙Pの周縁部による階段形状
に追従してダイアフラム2が変形するのを確実に防止す
ることができるので、ダイアフラム2の周縁部がテント
地Tによる被覆から外れた多孔板1aの周縁部の小孔を
塞ぐことがなく、脱気経路を確保することが可能とな
る。なお、テント地Tの周縁部と熱転写紙Pの周縁部と
の間の間隔が比較的長い場合には、脱気の際に、テント
地Tの周縁部と熱転写紙Pの周縁部との間のテント地T
上にダイアフラム2が接してしまい、脱気経路を阻害ま
たは遮断するおそれが生じる。この場合、少なくとも熱
転写紙Pの周縁部からテント地Tの周縁部にかけて傾斜
した状態で耐熱フィルムFをかけ渡す構成とすることに
より、上記脱気経路の阻害等を防止することができる。
但し、この場合には、熱転写紙Pが後述の通気性を有す
るものを用い、かつ、上記小孔への脱気経路を熱転写紙
Pの通気性部を経由したものとする必要がある。
【0053】また、上記耐熱フィルムFとしては、例え
ばポリエステル、ポリアミド、ポリイミド等の耐熱性樹
脂フィルムまたはシートが用いられる。また、その耐熱
フィルムFの厚さは、上記耐熱性樹脂フィルム等を用い
た場合に必要な剛性を発揮できるか否かを判断基準に決
められるが、具体的には75〜200μmの範囲、好ま
しくは100〜175μmの範囲である。また、その必
要な剛度は1.0gf/cm以上であり、好ましくは
2.5gf/cm〜20.0gf/cmの範囲である。
さらに、この耐熱フィルムFは、ラバーダイアフラム2
の下側に予め貼着しておいてもよく、また作業時に手作
業で熱転写紙P等の上に重ねてもよい。
【0054】このような耐熱フィルムFは、剛性を有す
るので、図4の(b)に拡大して示すように、ダイアフ
ラム2と多孔板1aとの間の空間の真空度が上がるに従
って、ダイアフラム2により多孔板1a側へ押し付けら
れても、テント地Tの周縁部の外側の多孔板1a上、お
よび熱転写紙Pの周縁部の外側のテント地T上にそれぞ
れ空隙を少なくとも脱気初期において残すことができ
る。このため、上記空隙を脱気用の経路として利用する
ことができるので、ダイアフラム2全体にわたってテン
ト地Tと熱転写紙Pとをエアバンクなしに密着させるこ
とができ、その後の加熱により鮮明な画像を転写する熱
転写を確実に行うことができる。また、上記耐熱フィル
ムFにより、脱気の中盤以降も上記空隙を維持する必要
はない。即ち、この耐熱フィルムFは、ダイアフラム2
の中央部が脱気により熱転写紙Pに接触させ、その接触
を順次、ダイアフラム2の周縁部にまで拡大させるため
の時間を保証するための部材だからである。
【0055】なお、参考として従来の熱転写方法により
行った熱転写における脱気後のダイアフラムの周縁部の
状態を図5の(a)および(b)に示す。図5の(a)
は、ダイアフラムの下側に通気性を有するモスリンを用
いた熱転写方法の場合を示し、同(b)は、そのモスリ
ンを用いなかった熱転写方法の場合を示す。なお、図5
の(a)において符号Mはモスリンである。この場合、
モスリンMの厚さ分だけ脱気経路が確保されているの
で、テント地Tと熱転写紙Pとをある程度密着させるこ
とが可能である。しかし、このモスリンMには、前述し
たような問題がある。また、図5の(b)においては、
上記モスリンMを用いていないので、脱気経路を確保で
きず、エアバンクの発生を完全に防止し得ない。
【0056】図6は、本発明の熱転写方法の第3の実施
例を説明するためのH.V.A.の要部を示す概略断面
図であり、(a)は脱気前、(b)は脱気後の状態を示
し、(c)は(b)における要部の拡大断面図である。
本実施例の特徴は、テント地Tの周縁部に通気性を有す
る脱気経路保持部材としての断面矩形の設置フレームI
を配置し、この設置フレームIを含めてテント地Tおよ
び熱転写紙Pの上にこれらの全体を覆い、かつ、実施例
2と同様に少なくともテント地Tの周縁部から当該テン
ト地Tによる被覆から外れた多孔板1aの周縁部にかけ
て傾斜した状態で剛性を有する耐熱フィルムFを配置し
た点にある。即ち、上記設置フレームIおよび耐熱フィ
ルムFの存在により、テント地Tによる被覆から外れた
多孔板1aの露出周縁部に設けられた脱気用の小孔が閉
塞されず、確実に脱気経路が確保されることから、エア
バンクの発生を完全に防止することができる。従って、
本実施例においても、熱転写紙Pとテント地Tとの密着
性を向上させることができることから、その熱処理によ
り熱転写紙Pからテント地Tへ鮮明な文字や図柄を転写
することが可能である。
【0057】また、上記設置フレームIとしては、通気
性を有するものであれば、いかなる材料のものも使用可
能であるが、具体的には金属、プラスチックス、ゴム、
木材、セラミック、ガラス等の材料からなる部材を好適
に使用できる。また、図7の(a)に示すように、断面
矩形の部材mの周囲に布等の多孔質体を巻き付けて通気
性層lを形成したものを設置フレームIとして用いても
よい。この場合における部材mは多孔質体であっても、
非多孔質体であってもよい。さらに、図7の(b)に示
すように多孔質の部材m1と非多孔質の部材m2とを接
着して一体化したものを設置フレームIとして用いても
よい。多孔質の部材と非多孔質の部材との構造上の組み
合わせは任意である。要は、一体化された部材の多孔質
の部分を利用して脱気経路を構成することができればよ
い。
【0058】次に、図面を参照して上記各実施例におけ
る熱転写紙Pの構成を説明する。
【0059】図8は、本発明の熱転写方法に好適に用い
られる熱転写紙Pの一例を示す概略斜視図である。図8
において符号11は原紙である。この原紙11は第1の
支持体12とこの第1の支持体12の一面に剥離可能に
重ね合わされた第2の支持体13とから構成されてい
る。両支持体12および13は、共に抄合わせにより剥
離可能に一体化された紙であり、通気性があり、両支持
体は互いに相手から剥離可能である。第2の支持体13
の他方の面には、離型層14を介して熱転写層15が設
けられている。この熱転写層15側から転写されるべき
文字や図柄の輪郭に沿って切込み16が入れられてい
る。この切込み16は、第2の支持体13の第1の支持
体12との界面にまで達している。その切込み16によ
り分けられた図柄部分を残し、不要部分の熱転写層15
と離型層14と第2の支持体13とを剥離除去する。従
って、上記各実施例では、熱転写紙Pをその残った図柄
部分の熱転写層15を下方に向けてテント地T上に配置
することになる。
【0060】図9は、本発明の熱転写方法に好適に用い
られる熱転写紙Pの他の例を示す概略斜視図である。図
9において、図8に示した熱転写紙の構成要素と同一の
構成要素には、同一符号を符し、その説明を省略する。
この例では、第1の支持体12の一面に剥離層17を設
け、離型層14を介して熱転写層15を有する第2の支
持体13の一方の面と、第1の支持体12の剥離層17
とを粘着層18により貼り合わせた構成に特徴がある。
従って、この例の熱転写紙Pは、第1の支持体12と第
2の支持体13とは剥離層17をもって剥離可能であ
る。なお、両支持体は、共に上質紙であり、通気性を有
するものである。
【0061】上述したような構成の熱転写紙Pは、いず
れもその熱転写紙自体が通気性を有しており、脱気経路
を容易にかつ確実に形成できる点で、本発明の熱転写方
法に好適に用いられる。また、熱転写紙自体に通気性が
なくても、この熱転写紙の上に被せられるダイアフラム
との間に有効な脱気経路を形成できる構成を有する熱転
写紙も本発明の熱転写方法に好適に用いられる。例え
ば、図10に示すように第1の支持体の上面が粗面であ
る熱転写紙は、この例に該当する。さらに、この粗面を
有する第1の支持体および/または第2の支持体が上述
のように通気性を有するものであれば、本発明の熱転写
方法に一層好適に用いられることは言うまでもない。
【0062】次に、本発明の熱転写方法の具体的な実施
例を説明する。
【0063】(実施例1)図1に示したような真空式転
写装置として、米国GRECO社のH.V.A.を用い
た。このH.V.A.は、その転写台の有効寸法が20
00mmx5000mmであり、その転写台の上には布
地が貼着されている。ラバーダイアフラムはシリコーン
ゴム製である。
【0064】このような転写台の上に可撓性を有する基
材であるテント地(ルナシャイン#100:帝人)を載
置し、そのテント地の上にインキ面(熱転写層)がテン
ト地に接するように熱転写紙(HPカラー:リンテック
株式会社)を載置した。テント地の寸法は、1500m
mx5000mmであり、熱転写紙の外形寸法は、10
10mmx4900mmである。上記テント地の周縁部
の外側の転写台の長手方向(図1においては図面に向か
って左右方向)の縁部(図1において手前と奥)上にそ
れぞれ幅20mm、高さ40mm、長さ4800mmの
木材製の設置フレームを配置した。また、テント地の周
縁部の外側の転写台の横手方向(図1においては図面に
直角方向)の縁部(図1において左右)上にそれぞれ幅
20mm、高さ40mm、長さ1800mmの木材製の
設置フレームを配置した。
【0065】次に、ラバーダイアフラムを被せた後、真
空ポンプを作動させてダイアフラムと転写台との空間の
真空度を上げていった。この脱気開始後、約2分でラバ
ーダイアフラムはほぼ完全に転写台側に密着した。ここ
で、加熱装置としてのランプハウスを降ろし、この状態
でも脱気を10分間続け、到達真空度が710mmHg
となるまで続けた。この脱気の際に、上記設置フレーム
により、テント地の周縁部の外側の多孔板1aの小孔の
閉塞を防止できることから、エアバンクは発生しなかっ
た。
【0066】次に、ランプハウスを作動させて熱転写の
段階に入った。熱転写条件は、125℃で3分間であ
る。加熱終了後、ランプハウスを上昇させ、ラバーダイ
アフラムの温度が60℃になるまで冷却した。この冷却
により、テント地の表面に転写された熱転写紙の転写イ
ンキが固着される。
【0067】次に、ラバーダイアフラムの温度が下がっ
たら、転写台とラバーダイアフラムとの間の空間を徐々
に大気圧に戻し、転写台上から、熱転写紙が付いたまま
のテント地を取りだし、熱転写紙の基紙(第1の支持体
および第2の支持体)を剥がし、転写図柄をテント地に
残して一連の熱転写の作業を終えた。従来のモスリンを
用いなくても、本実施例で得られた図柄は、良好なもの
であった。
【0068】(実施例2)設置フレームに代えて剛性を
有する耐熱フィルムとして125μm厚のPET(ポリ
エチレングリコールテレフタレート)フィルムを用いた
以外は、実施例1と同様の方法で熱転写を試みた。この
ような剛性を有するPETフィルムを用いた場合でも、
実施例1とほぼ同様に、良好な転写図柄を得ることがで
きた。
【0069】上記実施例では、剛性を有する耐熱フィル
ムとして125μm厚のPETフィルムを用いたが、そ
のフィルム厚によっては目的の剛性を得られない場合も
ある。このフィルム厚と剛性との関係を表1に示す。試
験対象のフィルムとしてのポリエステルフィルムを、厚
さ50μm、75μm、100μm、125μm、18
8μmの5種類用意した。剛度測定方法として、JIS
P−8125(荷重曲げ方法による板紙のこわさ試験
方法)を用いた。
【0070】
【表1】 厚さ(μm) 剛度(流れ方向/巾方向)(gf・cm) 50 0.4/0.7 75 1.3/1.8 100 2.7/3.0 125 5.7/5.8 188 17.3/19.5 本発明の熱転写方法に好適に用いられる耐熱フィルム
は、少なくとも剛度1.0gf・cmを有するものであ
るとすると、上記表1から、それを満足するフィルム厚
は75μm以上であるということがわかる。
【0071】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
脱気経路保持手段および/または耐熱体により被転写媒
体の周縁部の外側に空隙を形成できるので、この空隙を
利用した脱気中における脱気経路を確保でき、エアバン
クの発生を防止できる。従って、従来のモスリンを一切
使用することなく、被転写媒体と熱転写紙とを密着させ
ることができ、その後の加熱処理により被転写媒体上に
鮮明な転写図柄を形成することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】真空式熱転写装置であるH.V.A.の一例を
示す概略斜視図である。
【図2】モスリン無しで用いた図1に示したH.V.
A.の要部を示す概略断面図である。
【図3】本発明の熱転写方法の第1の実施例を説明する
ためのH.V.A.の要部を示す概略断面図であり、
(a)は脱気前、(b)は脱気後の状態を示すものであ
る。
【図4】(a)は、本発明の熱転写方法の第2の実施例
を説明するためのH.V.A.の要部を示す概略断面図
であり、(b)は(a)における要部の拡大断面図であ
る。
【図5】(a)は、ダイアフラムの下側に通気性を有す
るモスリンを用いた従来の熱転写方法により行った熱転
写における脱気後のダイアフラムの周縁部の状態を示す
概略断面図であり、(b)は、そのモスリンを用いなか
った熱転写方法の場合における脱気後のダイアフラムの
周縁部の状態を示す概略断面図である。
【図6】本発明の熱転写方法の第3の実施例を説明する
ためのH.V.A.の要部を示す概略断面図であり、
(a)は脱気前、(b)は脱気後の状態を示し、(c)
は(b)における要部の拡大断面図である。
【図7】(a)および(b)は、それぞれ本発明の熱転
写方法に好適に用いられる設置フレームの構成例を示す
概略断面図である。
【図8】本発明の熱転写方法に好適に用いられる熱転写
紙Pの一例を示す概略斜視図である。
【図9】本発明の熱転写方法に好適に用いられる熱転写
紙Pの他の例を示す概略斜視図である。
【図10】本発明の熱転写方法に好適に用いられる熱転
写紙Pの別の例を示す概略斜視図である。
【符号の説明】
1 転写台 1a 多孔板 1b 真空ポンプ 2 ラバーダイアフラム 3 フレーム 4 加熱装置 5 ヒートランプ T テント地(被転写媒体) P 熱転写紙 AB エアバンク N,I 設置フレーム M モスリン m 多孔質部材 m1 多孔質部材 m2 非多孔質部材 l 通気性層 11 原紙 12 第1の支持体 13 第2の支持体 14 離型層 15 熱転写層 16 切込み 17 剥離層 18 粘着層

Claims (17)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 真空引きを行うための多数の小孔を有す
    る多孔板上に該多孔板の全小孔の閉塞を避けるように被
    転写媒体を配置し、該被転写媒体上に熱転写紙を配置
    し、前記多孔板上にダイアフラムを被せ、前記多孔板の
    前記小孔を通して該ダイアフラムと前記多孔板との間の
    空間を脱気して前記ダイアフラムを前記多孔板に密着さ
    せた後に、前記ダイアフラム上から加熱して熱転写を行
    う熱転写方法において、 前記被転写媒体による被覆から外れた前記多孔板の端部
    に存在する脱気経路保持手段により前記ダイアフラムの
    端部と前記多孔板の端部との間隙を保持しながら前記脱
    気を行うことを特徴とする熱転写方法。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の熱転写方法において、前
    記脱気経路保持手段は、前記被転写媒体による被覆から
    外れた前記多孔板の端部の一部に配置されたことを特徴
    とする熱転写方法。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の熱転写方法において、前
    記脱気経路保持手段は、前記被転写媒体による被覆から
    外れた前記多孔板の端部の全部に配置され、かつ、通気
    性を有するものであることを特徴とする熱転写方法。
  4. 【請求項4】 請求項1ないし3のいずれかに記載の熱
    転写方法において、前記脱気経路保持手段は、前記被転
    写媒体による被覆から外れた前記多孔板の周端部全体に
    配置されたことを特徴とする熱転写方法。
  5. 【請求項5】 請求項1ないし4のいずれかに記載の熱
    転写方法において、前記脱気経路保持手段は、前記被転
    写媒体による被覆から外れた前記多孔板の周端部全体に
    配置された複数の部材から構成されたことを特徴とする
    熱転写方法。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の熱転写方法において、前
    記脱気経路保持手段を構成する複数の部材は、互いに離
    れたものであることを特徴とする熱転写方法。
  7. 【請求項7】 請求項1ないし6のいずれかに記載の熱
    転写方法において、前記脱気経路保持手段は、前記被転
    写媒体による被覆から外れた前記多孔板の端部に磁力に
    より固定されたことを特徴とする熱転写方法。
  8. 【請求項8】 請求項1記載の熱転写方法において、前
    記脱気経路保持手段は、前記前記多孔板の端部から押し
    上げ自在であることを特徴とする熱転写方法。
  9. 【請求項9】 真空引きを行うための多数の小孔を有す
    る多孔板上に該多孔板の全小孔の閉塞を避けるように被
    転写媒体を配置し、該被転写媒体上に熱転写紙を配置
    し、前記多孔板上にダイアフラムを被せ、前記多孔板の
    前記小孔を通して該ダイアフラムと前記多孔板との間の
    空間を脱気して前記ダイアフラムを前記多孔板に密着さ
    せた後に、前記ダイアフラム上から加熱して熱転写を行
    う熱転写方法において、 前記被転写媒体の端部から該被転写媒体による被覆から
    外れた前記多孔板の端部にかけて傾斜させた状態で剛性
    を有する耐熱体を配置した後に、前記脱気を行うことを
    特徴とする熱転写方法。
  10. 【請求項10】 請求項9記載の熱転写方法において、
    前記耐熱体は、前記脱気時に前記ダイアフラムが前記被
    転写媒体および前記熱転写紙の端部における断面段差構
    造に追従して変形するのを少なくとも脱気初期に妨げる
    のに十分な剛性を有するものであることを特徴とする熱
    転写方法。
  11. 【請求項11】 請求項9または10に記載の熱転写方
    法において、前記耐熱体は、前記ダイアフラムの下側に
    貼着されたものであることを特徴とする熱転写方法。
  12. 【請求項12】 請求項9ないし11のいずれかに記載
    の熱転写方法において、前記耐熱体は、前記被転写媒体
    全体を覆うものであることを特徴とする熱転写方法。
  13. 【請求項13】 請求項9ないし12のいずれかに記載
    の熱転写方法において、前記被転写媒体の端部に通気性
    を有する脱気経路保持部材を配置し、該脱気経路保持部
    材の上に前記剛性を有する耐熱体を被せた後、前記脱気
    を行うことを特徴とする熱転写方法。
  14. 【請求項14】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の熱転写方法において、前記被転写媒体は、第1支持体
    と、該第1支持体と剥離可能に一体化されその上に転写
    層が形成された第2支持体とを具え、少なくとも前記第
    1支持体は通気性材料からなるものであることを特徴と
    する熱転写方法。
  15. 【請求項15】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の熱転写方法において、前記被転写媒体は、第1支持体
    と、該第1支持体と剥離可能に一体化されその上に転写
    層が形成された第2支持体とを具え、少なくとも前記第
    1支持体はその表面に粗面を有するものであることを特
    徴とする熱転写方法。
  16. 【請求項16】 請求項1ないし13のいずれかに記載
    の熱転写方法において、前記被転写媒体は、第1支持体
    と、該第1支持体と剥離可能に一体化されその上に転写
    層が形成された第2支持体とを具え、少なくとも前記第
    1支持体はその表面に粗面を有し、かつ、通気性材料か
    らなるものであることを特徴とする熱転写方法。
  17. 【請求項17】 請求項14ないし16のいずれかに記
    載の熱転写方法において、前記第2支持体がその表面に
    離型層を有することを特徴とする熱転写方法。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007261602A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nisshin Steel Co Ltd 転写印刷用トレー
CN105216471A (zh) * 2015-10-19 2016-01-06 牧高笛户外用品股份有限公司 一种将油墨印刷在具有硅油层的帐篷幕布上的方法

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JP2007261602A (ja) * 2006-03-27 2007-10-11 Nisshin Steel Co Ltd 転写印刷用トレー
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