JPH07279416A - コンクリート型枠内張材 - Google Patents
コンクリート型枠内張材Info
- Publication number
- JPH07279416A JPH07279416A JP10348094A JP10348094A JPH07279416A JP H07279416 A JPH07279416 A JP H07279416A JP 10348094 A JP10348094 A JP 10348094A JP 10348094 A JP10348094 A JP 10348094A JP H07279416 A JPH07279416 A JP H07279416A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- concrete
- lining material
- water
- thickness
- present
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は型枠にコンクリート等を打設するに
あたり、生じる気泡や水泡、いわゆる「あばた」を除去
するとともに水/コンクリート比率を低下させコンクリ
ート表面強度を向上させるコンクリート型枠用内張材を
目的とする。 【構成】 ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル並びにポリアシドからなるカットファイバー、あるい
は前述の合成樹脂のパルプとの併用からなる通気性紙で
あって繊維太さ、並びに長さを限定させ、しかも通気
度、厚さ並びに硬ささを限定した湿式抄紙法で製造され
た通気紙を使用する。
あたり、生じる気泡や水泡、いわゆる「あばた」を除去
するとともに水/コンクリート比率を低下させコンクリ
ート表面強度を向上させるコンクリート型枠用内張材を
目的とする。 【構成】 ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステ
ル並びにポリアシドからなるカットファイバー、あるい
は前述の合成樹脂のパルプとの併用からなる通気性紙で
あって繊維太さ、並びに長さを限定させ、しかも通気
度、厚さ並びに硬ささを限定した湿式抄紙法で製造され
た通気紙を使用する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は型枠にコンクリート等を
打設するにあたり、気泡や水泡を除去すると共に水/コ
ンクリート比率を低下させ、コンクリート表面強度を向
上させる内張材に関するものである。
打設するにあたり、気泡や水泡を除去すると共に水/コ
ンクリート比率を低下させ、コンクリート表面強度を向
上させる内張材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】コンクリート構造物の表面気泡、いわゆ
る「あばた」ができる原因としては、主にセメント、
砂、および水、等を混合する時、並びに注入する時に生
ずる空気や水泡が型枠構造物の外に放出されずに、残っ
てしまうことがあげられる。これらの気泡や、水泡を除
去すると同時に余分の水を型枠外に放出し、しかも水/
コンクリート比率を低下させ、硬化後のコンクリート構
造物の表面を緻密化させる方法が望まれていた。
る「あばた」ができる原因としては、主にセメント、
砂、および水、等を混合する時、並びに注入する時に生
ずる空気や水泡が型枠構造物の外に放出されずに、残っ
てしまうことがあげられる。これらの気泡や、水泡を除
去すると同時に余分の水を型枠外に放出し、しかも水/
コンクリート比率を低下させ、硬化後のコンクリート構
造物の表面を緻密化させる方法が望まれていた。
【0003】これらの方法として、古くは織布をコンク
リートパネルに張る方法がとられてきたが、この方法で
は織布の繊維の隙間より気泡や余分の水を型枠外部に放
出することはできたがセメント粒子が繊維の隙間より流
出し、表面が「ザラザラ」の表面強度の小さい製品にな
ってしまうと、同時にコンクリートが繊維の隙間に入り
込み脱型し難く、時には脱型できない欠点があった。
リートパネルに張る方法がとられてきたが、この方法で
は織布の繊維の隙間より気泡や余分の水を型枠外部に放
出することはできたがセメント粒子が繊維の隙間より流
出し、表面が「ザラザラ」の表面強度の小さい製品にな
ってしまうと、同時にコンクリートが繊維の隙間に入り
込み脱型し難く、時には脱型できない欠点があった。
【0004】その後、改良方法として特開昭61−15
1366が提案された。これは布、又は孔開きフイルム
に吸水性樹脂が一体化されたコンクリート型枠用内張材
であるが、この方法では吸水性樹脂が余分の水分を吸収
する点では良いが、水を吸収するにつれ、吸水性樹脂が
膨潤し、内張材の通気性がなくなり、気泡や水泡が十分
に抜けず「あばた」が、残る欠点があった。更に吸水性
樹脂は電解質であるためにコンクリートの硬化を妨害す
る作用があり、コンクリート表面がきれいに仕上がらな
い欠点があると、同時に非常に高価でコンクリートパネ
ルの数倍する欠点も有していた。
1366が提案された。これは布、又は孔開きフイルム
に吸水性樹脂が一体化されたコンクリート型枠用内張材
であるが、この方法では吸水性樹脂が余分の水分を吸収
する点では良いが、水を吸収するにつれ、吸水性樹脂が
膨潤し、内張材の通気性がなくなり、気泡や水泡が十分
に抜けず「あばた」が、残る欠点があった。更に吸水性
樹脂は電解質であるためにコンクリートの硬化を妨害す
る作用があり、コンクリート表面がきれいに仕上がらな
い欠点があると、同時に非常に高価でコンクリートパネ
ルの数倍する欠点も有していた。
【0005】次に、特開昭63−11766が提案され
たが、これは水通過性フイルムの片面に多数の突起が突
設され、コンクリートから生ずる水を前述の水通過性フ
イルムを通って、前述の突起間に流入させる方法である
が、水通過性フイルムは、多数の通水孔を機械的に設け
たものであるが、セメント粒子を通過させない小さな孔
を均一に開孔させることができず、開孔した針孔よりセ
メント粒子が流出する結果、コンクリート表面が「ザラ
ザラ」の孔跡を生じ、美観も悪い欠点があった。これら
の内張材は開孔したフイルムの片面に別に水を通す突起
や、不織布等の透水シート、との二層構造がとられてい
た。
たが、これは水通過性フイルムの片面に多数の突起が突
設され、コンクリートから生ずる水を前述の水通過性フ
イルムを通って、前述の突起間に流入させる方法である
が、水通過性フイルムは、多数の通水孔を機械的に設け
たものであるが、セメント粒子を通過させない小さな孔
を均一に開孔させることができず、開孔した針孔よりセ
メント粒子が流出する結果、コンクリート表面が「ザラ
ザラ」の孔跡を生じ、美観も悪い欠点があった。これら
の内張材は開孔したフイルムの片面に別に水を通す突起
や、不織布等の透水シート、との二層構造がとられてい
た。
【0006】また、別には、高密度織布の表面層と低密
度不織布との一体品が提案され、高密度織布でセメント
粒子をフイルター濾過し、気泡と余分な水のみを通過さ
せて、低密度の不織布内部を通って気泡と水を逃がすよ
うに設計されたものであるが、これらの目的には良いが
コンクリートパネルの2倍もする高価な製品であるため
使い捨て出来る物ではなかった。
度不織布との一体品が提案され、高密度織布でセメント
粒子をフイルター濾過し、気泡と余分な水のみを通過さ
せて、低密度の不織布内部を通って気泡と水を逃がすよ
うに設計されたものであるが、これらの目的には良いが
コンクリートパネルの2倍もする高価な製品であるため
使い捨て出来る物ではなかった。
【0007】また、特開平5−111909では疎水性
合成繊維よりなる繊維層で合成樹脂基布を両側より挟む
ような形にニードルパンチにより一体化した後、該繊維
層の表層部を熱加工処理によって平滑化した不織布が提
案されている。しかしながら、密度の低い不織布をニー
ドルパンチにより高密度、並びに、高強度化し、更に表
面加工により通気度を小さくしているが、セメント粒子
が逃げない孔に安定生産することが困難であると同時
に、例え、短繊維を使ったとしても不織布は紙用カット
ファイバーに比較して繊維が太く、細かな孔を数多く作
ることが困難であると同時に、不織布用短繊維は一般に
繊維長さが5cm以上と長いため、多くの繊維が重なり
あい、不織布の厚さが厚くなるため粗となり緻密なセメ
ント粒子を通さない製品とすることが困難であった。
合成繊維よりなる繊維層で合成樹脂基布を両側より挟む
ような形にニードルパンチにより一体化した後、該繊維
層の表層部を熱加工処理によって平滑化した不織布が提
案されている。しかしながら、密度の低い不織布をニー
ドルパンチにより高密度、並びに、高強度化し、更に表
面加工により通気度を小さくしているが、セメント粒子
が逃げない孔に安定生産することが困難であると同時
に、例え、短繊維を使ったとしても不織布は紙用カット
ファイバーに比較して繊維が太く、細かな孔を数多く作
ることが困難であると同時に、不織布用短繊維は一般に
繊維長さが5cm以上と長いため、多くの繊維が重なり
あい、不織布の厚さが厚くなるため粗となり緻密なセメ
ント粒子を通さない製品とすることが困難であった。
【0008】以上の様に、これまでの実用に供するコン
クリート内張材は高密度織布を基材とする製品並びに、
開孔したフイルムの下層に低密度不織布のような透水し
易い高隙間材を設置する製品、並びに下層に吸水性樹脂
を一体化させた孔開きフイルム製品並びに不織布をニー
ドルパンチして高密度化させ表面熱加工する製品であ
る。しかしながら高密度織布は非常に高価であり、又孔
開きフイルムは開孔する為の針を固定する固定面積が絶
対に必要であり、一定面積に開孔する数には限度があ
る。孔を大きくすると、気泡やセメント粒子が孔を通っ
て逃げてしまい、孔を小さくすると孔開け設備から孔の
数に限度があるため、気泡や水を逃がすのに十分な通気
量とならず、又、小さなセメント粒子を留めるほどの微
細な孔を均一サイズに開ける方法も無いなどの欠点があ
った。これらの製品は全て高価であり、従って使用が普
及しない問題があった。また不織布をニードルパンチし
て高密度化させ、表面熱加工する製品は長繊維を用いな
くて短繊維を使用したとしても繊維が太く、またカット
ファイバーに比べ繊維が長いため微細な孔を作ることが
できなかった。また不織布は針にて機械的に繊維を布状
にするため、特に各部位の均一性が劣り広い面積での緻
密性に欠けるため、部分的にセメント粒子が流出しコン
クリート表面が「ザラザラ」の美観のない製品となる。
クリート内張材は高密度織布を基材とする製品並びに、
開孔したフイルムの下層に低密度不織布のような透水し
易い高隙間材を設置する製品、並びに下層に吸水性樹脂
を一体化させた孔開きフイルム製品並びに不織布をニー
ドルパンチして高密度化させ表面熱加工する製品であ
る。しかしながら高密度織布は非常に高価であり、又孔
開きフイルムは開孔する為の針を固定する固定面積が絶
対に必要であり、一定面積に開孔する数には限度があ
る。孔を大きくすると、気泡やセメント粒子が孔を通っ
て逃げてしまい、孔を小さくすると孔開け設備から孔の
数に限度があるため、気泡や水を逃がすのに十分な通気
量とならず、又、小さなセメント粒子を留めるほどの微
細な孔を均一サイズに開ける方法も無いなどの欠点があ
った。これらの製品は全て高価であり、従って使用が普
及しない問題があった。また不織布をニードルパンチし
て高密度化させ、表面熱加工する製品は長繊維を用いな
くて短繊維を使用したとしても繊維が太く、またカット
ファイバーに比べ繊維が長いため微細な孔を作ることが
できなかった。また不織布は針にて機械的に繊維を布状
にするため、特に各部位の均一性が劣り広い面積での緻
密性に欠けるため、部分的にセメント粒子が流出しコン
クリート表面が「ザラザラ」の美観のない製品となる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明者等は先に特願
平−第232540号で、コンクリート内張材を提案し
たが、更に鋭意検討した結果良好な内張材を得たのでこ
こに提案する。本発明はコンクリート等を打設する時に
生ずる気泡や水泡、コンクリートの表面強度を向上させ
る、内張材を提供することにある。また、他の課題は従
来のようなコンクリートパネルに比較して高価な内張材
でなく、原料が少なく、製造工程も簡単で非常に安値な
内張材を提供することにある。土木一般では、コンパネ
をボルトを使用して固定するためコンパネ、並びに内張
材に穴を開けるが、再使用時に同一個所に穴がくること
は難しく再使用が限定されるが、使い捨て可能な安価な
内張材を提供することができる。また、コンクリート粒
子の目詰りも少なく剥離が容易のため、繰り返し使用が
可能な内張材を提供することにある。また、内張材の部
位により性能が異なわな安定した性能を有する内張材を
提供することにある。
平−第232540号で、コンクリート内張材を提案し
たが、更に鋭意検討した結果良好な内張材を得たのでこ
こに提案する。本発明はコンクリート等を打設する時に
生ずる気泡や水泡、コンクリートの表面強度を向上させ
る、内張材を提供することにある。また、他の課題は従
来のようなコンクリートパネルに比較して高価な内張材
でなく、原料が少なく、製造工程も簡単で非常に安値な
内張材を提供することにある。土木一般では、コンパネ
をボルトを使用して固定するためコンパネ、並びに内張
材に穴を開けるが、再使用時に同一個所に穴がくること
は難しく再使用が限定されるが、使い捨て可能な安価な
内張材を提供することができる。また、コンクリート粒
子の目詰りも少なく剥離が容易のため、繰り返し使用が
可能な内張材を提供することにある。また、内張材の部
位により性能が異なわな安定した性能を有する内張材を
提供することにある。
【0010】
【課題を解決する手段】本発明は従来の織布又は、孔開
きフイルムと他材料の一体品又は、不織布でなくカット
ファイバーを使った通気性紙を用いての内張材である。
即ち、本発明は平均2デニール以上、8デニール以下
の太さを有し、繊維長さも10mm以下からなる、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、並びに、ポ
リアミドのカットファイバーを主原料とする通気性紙で
あって、その通気度がJISL−1096、ラジール型
験機にて0.03〜9cc/cm2/secの範囲にあ
り、また製品の厚さがJISP−8118にによる測定
で0.05〜0.30mm以下の範囲にあり、しかも製
品硬さがゴム硬度計で50〜95度の範囲にあることを
特徴とする湿式抄法で製造された内張材である。本発明
者らは高密度織物、孔開きフイルム、表面溶解不織布等
を用いることなくセメント粒子を通さず余分な水や気泡
を容易に、しかも安定して除去できる内張材を鋭意検討
した結果、原料樹脂を限定させ、繊維の太さ、長さを限
定し、しかも通気度、厚さ、硬さを限定することによ
り、内張材としてバラツキの無い安定した性能を有する
製品が得られることを見い出し本発明を完成した。
きフイルムと他材料の一体品又は、不織布でなくカット
ファイバーを使った通気性紙を用いての内張材である。
即ち、本発明は平均2デニール以上、8デニール以下
の太さを有し、繊維長さも10mm以下からなる、ポリ
エチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、並びに、ポ
リアミドのカットファイバーを主原料とする通気性紙で
あって、その通気度がJISL−1096、ラジール型
験機にて0.03〜9cc/cm2/secの範囲にあ
り、また製品の厚さがJISP−8118にによる測定
で0.05〜0.30mm以下の範囲にあり、しかも製
品硬さがゴム硬度計で50〜95度の範囲にあることを
特徴とする湿式抄法で製造された内張材である。本発明
者らは高密度織物、孔開きフイルム、表面溶解不織布等
を用いることなくセメント粒子を通さず余分な水や気泡
を容易に、しかも安定して除去できる内張材を鋭意検討
した結果、原料樹脂を限定させ、繊維の太さ、長さを限
定し、しかも通気度、厚さ、硬さを限定することによ
り、内張材としてバラツキの無い安定した性能を有する
製品が得られることを見い出し本発明を完成した。
【0011】ここで通気性紙とは、ポリエチレン又はポ
リプロピレン、ポリエステル、ポリアミドの通気性紙で
あり、また中央部がポリプロピレン、周囲がポリエチレ
ンでできている芯鞘形状のカットファイバーも使用でき
る。これら通気性紙は全述原料から製造されるがカット
ファイバーの長さは主に1.5mm〜10mm、好まし
くは3mm〜7mmであり、また太さは主に2以上、8
デニール以下で特に好ましくは2以上6デニール以下で
ある。これらカットファイバーの太さ、長さが大きくな
ると樹脂空間が大きくなり、セメント粒子が流出する。
また加熱圧縮を強くして空間を小さくすると、セメント
粒子流出しなくなるが一定面積当たりの空間(孔)の数
は少なくなって通気度が低下し、十分に気泡や余分の水
を除去することができない。即ち、できる限り小さな孔
を沢山つくることが必要であり、その為には繊維の太
さ、長さを小さくする必要がある。特に本内張材に於い
ては繊維長さが重要であり、繊維長さが長くなると繊維
同士の重なり合いが非常に多くなり、紙の緻密が粗とな
りセメント粒子が流出することがわかった。即ち繊維長
さを10mm以下にすることにより2デニール以上、8
デニール以下でも良好な内張材となる。これらの原料は
単独、または混合して使用することができ、また多層紙
として各層を異種の原料からつくることもできる。例え
ばコンクリート表面に接する面を本発明である範囲の材
料を使用させ、裏面を本発明の範囲外の繊維を使用して
一体化させる製品も本発明の範囲に含まれる。本発明の
通気性紙の下層に低密度の通気性の大きい高通気性材料
を一体化させるのも良く、これらの材料としては紙、不
織布、又は布等を一体化させ、コンクリートから出る余
分な水、気泡を通気性の大きい通気性紙を経て外部に逃
し、水を容易に流出させることもでき、これらも本発明
に含まれる。この場合、全通気性並びに硬さは本特許請
求の範囲を満足する必要があるが全内張材の厚さは特許
請求の範囲を満足しなくても良い。これらの材料は好ま
しくは通気度が20cc/cm2/sec以上であり厚
さは0.02〜1.0mm、目付量が10〜100g/
cm2がに好ましい。特に内張材の裏面に粘着層を設け
た内張材については、高通気性材料との積層体が好まし
い。
リプロピレン、ポリエステル、ポリアミドの通気性紙で
あり、また中央部がポリプロピレン、周囲がポリエチレ
ンでできている芯鞘形状のカットファイバーも使用でき
る。これら通気性紙は全述原料から製造されるがカット
ファイバーの長さは主に1.5mm〜10mm、好まし
くは3mm〜7mmであり、また太さは主に2以上、8
デニール以下で特に好ましくは2以上6デニール以下で
ある。これらカットファイバーの太さ、長さが大きくな
ると樹脂空間が大きくなり、セメント粒子が流出する。
また加熱圧縮を強くして空間を小さくすると、セメント
粒子流出しなくなるが一定面積当たりの空間(孔)の数
は少なくなって通気度が低下し、十分に気泡や余分の水
を除去することができない。即ち、できる限り小さな孔
を沢山つくることが必要であり、その為には繊維の太
さ、長さを小さくする必要がある。特に本内張材に於い
ては繊維長さが重要であり、繊維長さが長くなると繊維
同士の重なり合いが非常に多くなり、紙の緻密が粗とな
りセメント粒子が流出することがわかった。即ち繊維長
さを10mm以下にすることにより2デニール以上、8
デニール以下でも良好な内張材となる。これらの原料は
単独、または混合して使用することができ、また多層紙
として各層を異種の原料からつくることもできる。例え
ばコンクリート表面に接する面を本発明である範囲の材
料を使用させ、裏面を本発明の範囲外の繊維を使用して
一体化させる製品も本発明の範囲に含まれる。本発明の
通気性紙の下層に低密度の通気性の大きい高通気性材料
を一体化させるのも良く、これらの材料としては紙、不
織布、又は布等を一体化させ、コンクリートから出る余
分な水、気泡を通気性の大きい通気性紙を経て外部に逃
し、水を容易に流出させることもでき、これらも本発明
に含まれる。この場合、全通気性並びに硬さは本特許請
求の範囲を満足する必要があるが全内張材の厚さは特許
請求の範囲を満足しなくても良い。これらの材料は好ま
しくは通気度が20cc/cm2/sec以上であり厚
さは0.02〜1.0mm、目付量が10〜100g/
cm2がに好ましい。特に内張材の裏面に粘着層を設け
た内張材については、高通気性材料との積層体が好まし
い。
【0012】本発明の内張材は通気度JISL−109
6フラジール試験機にて0.03〜9cc/cm2/s
ecの範囲、厚さ0.05〜0.30mmの範囲に限定
することにより本課題を達成できる。更に好ましくは通
気度を0.03〜7cc/cm2/sec,厚さを0.
07〜0.25mmの範囲に設定するのが良い。内張材
の厚さは本範囲より厚くして本通気度の範囲にすると通
気性紙は粗となりセメント粒子は流出し表面「ザラザ
ラ」の強度の小さいまた外観の悪いコンクリートとな
る。また、内張材の厚さを一定にして通気度を本範囲よ
りも大きくするとセメント粒子が流出し、しかもあばた
を生じる。また通気度を本範囲よりも小さくすると十分
に水、気泡が流出できず、あばたの多いコンクリート表
面強度の小さい製品となる。即ちカットファイバーの太
さ、並びに長さと同時に通気度と厚さを相乗りさせるこ
とにより、本課題を達成できる。本発明に使用する内張
材の硬さが、ゴム硬度計(日本ゴム協会、SRIS−0
10IASKER、C型、高分子計器社製)で測定され
た値で50〜95度とする必要がある。この硬さより低
いと注入されたコンクリートの荷重で圧縮され、目標の
通気度が小さくなって、余分な水、気泡がでなくなり
「あばた」を発生する。特にカットファイバーと合成パ
ルプの併用より製造されるポリエチレン内張材の場合、
目どめ効果の大きいパルプの使い方で硬さの小さい製品
も可能であるが好ましくはない。また、製造工程で各フ
ァイバーや合成パルプを熱で融着させるが、表面のみ高
温で加熱処理し通気性を本範囲に押さえたとしても、硬
さが本範囲を満足しないものは好ましくない。なお本硬
さの測定は5cm角、厚さ15mm以上に重ねて測定
し、硬さが95度以上になると長尺品として巻物にでき
ず板状としてのみ使用となると同時に作業性が悪く、作
業上好ましくない。また合成樹脂を原料とする本発明の
内張材に天然パルプ等の親水性原料を加えるのも良い。
型枠が垂直方向の使用ではなく、水平に近い使い方の場
合に好ましい。型枠が水平に近い使用の場合、高さがな
いことから内張材に圧力が十分にかからないことから余
分な水分や気泡が抜け難く、親水性原料による毛細管現
象を活用して水を除去する効果がある。しかしながら寸
法安定性が低下するため、内張材が伸びてコンクリート
にシワが入るため室温24時間の水浸漬での線膨張率が
好ましくは1%以下が良い。但し、線膨張率は下式によ
り算出されたものであり、また、試験材料の大きさはタ
テ、ヨコ30cm角とする。
6フラジール試験機にて0.03〜9cc/cm2/s
ecの範囲、厚さ0.05〜0.30mmの範囲に限定
することにより本課題を達成できる。更に好ましくは通
気度を0.03〜7cc/cm2/sec,厚さを0.
07〜0.25mmの範囲に設定するのが良い。内張材
の厚さは本範囲より厚くして本通気度の範囲にすると通
気性紙は粗となりセメント粒子は流出し表面「ザラザ
ラ」の強度の小さいまた外観の悪いコンクリートとな
る。また、内張材の厚さを一定にして通気度を本範囲よ
りも大きくするとセメント粒子が流出し、しかもあばた
を生じる。また通気度を本範囲よりも小さくすると十分
に水、気泡が流出できず、あばたの多いコンクリート表
面強度の小さい製品となる。即ちカットファイバーの太
さ、並びに長さと同時に通気度と厚さを相乗りさせるこ
とにより、本課題を達成できる。本発明に使用する内張
材の硬さが、ゴム硬度計(日本ゴム協会、SRIS−0
10IASKER、C型、高分子計器社製)で測定され
た値で50〜95度とする必要がある。この硬さより低
いと注入されたコンクリートの荷重で圧縮され、目標の
通気度が小さくなって、余分な水、気泡がでなくなり
「あばた」を発生する。特にカットファイバーと合成パ
ルプの併用より製造されるポリエチレン内張材の場合、
目どめ効果の大きいパルプの使い方で硬さの小さい製品
も可能であるが好ましくはない。また、製造工程で各フ
ァイバーや合成パルプを熱で融着させるが、表面のみ高
温で加熱処理し通気性を本範囲に押さえたとしても、硬
さが本範囲を満足しないものは好ましくない。なお本硬
さの測定は5cm角、厚さ15mm以上に重ねて測定
し、硬さが95度以上になると長尺品として巻物にでき
ず板状としてのみ使用となると同時に作業性が悪く、作
業上好ましくない。また合成樹脂を原料とする本発明の
内張材に天然パルプ等の親水性原料を加えるのも良い。
型枠が垂直方向の使用ではなく、水平に近い使い方の場
合に好ましい。型枠が水平に近い使用の場合、高さがな
いことから内張材に圧力が十分にかからないことから余
分な水分や気泡が抜け難く、親水性原料による毛細管現
象を活用して水を除去する効果がある。しかしながら寸
法安定性が低下するため、内張材が伸びてコンクリート
にシワが入るため室温24時間の水浸漬での線膨張率が
好ましくは1%以下が良い。但し、線膨張率は下式によ
り算出されたものであり、また、試験材料の大きさはタ
テ、ヨコ30cm角とする。
【0014】本発明の内張材は2デニール以上8デニー
ル以下の太さを有し、繊維長さが10mm以下からなる
合成樹脂原料を使用するが、合成パルプを添加するもの
も可能であり本発明に含まれる。合成パルプは一般に1
mm〜3mm長さの大きさであり、短繊維の間に入って
目詰めの効果があり、通気度を調整することができる。
ル以下の太さを有し、繊維長さが10mm以下からなる
合成樹脂原料を使用するが、合成パルプを添加するもの
も可能であり本発明に含まれる。合成パルプは一般に1
mm〜3mm長さの大きさであり、短繊維の間に入って
目詰めの効果があり、通気度を調整することができる。
【0015】本発明の内張材の密度はJISP−811
8で測定され、0.35〜1.15g/cm3が好まし
い。特に、ポリエステル、ポリアミド紙に於いては0.
5〜1.15g/cm3オレフイン紙に於いては0.3
5〜0.8g/cm3が特によい。これらの密度は繊維
の太さ、長さ、製造時の湿度、並びに圧力、バインダー
の量、及び合成パルプの量等で容易に変えることがで
き、このことにより密度と通気度を自由に変えるこがで
きる。また、通気性を本発明の範囲として上層と下層の
密度を異なる設定も可能であり、この場合、密度の高い
面をコンクリートの型枠側に設置して使用するのが特に
好ましい。これら、密度の異なる製品を製造するには原
料の種類を変え多層構造にする方法並びに製造時の加熱
温度、時間を変えて製造する方法等があり単独、または
併用して本目的を達成することができる。
8で測定され、0.35〜1.15g/cm3が好まし
い。特に、ポリエステル、ポリアミド紙に於いては0.
5〜1.15g/cm3オレフイン紙に於いては0.3
5〜0.8g/cm3が特によい。これらの密度は繊維
の太さ、長さ、製造時の湿度、並びに圧力、バインダー
の量、及び合成パルプの量等で容易に変えることがで
き、このことにより密度と通気度を自由に変えるこがで
きる。また、通気性を本発明の範囲として上層と下層の
密度を異なる設定も可能であり、この場合、密度の高い
面をコンクリートの型枠側に設置して使用するのが特に
好ましい。これら、密度の異なる製品を製造するには原
料の種類を変え多層構造にする方法並びに製造時の加熱
温度、時間を変えて製造する方法等があり単独、または
併用して本目的を達成することができる。
【0016】本発明の内張材は平面のもので良いが、特
に好ましくは少なくとも片面が凹凸形状を有するものが
良い。コンクリート中の水はそれほど多くはないので、
内張材の内部、並びに内張材と型枠壁面との界面を流れ
出るが、大型のコンクリート型枠に於いては凹凸を有す
る本発明の内張材が大量の水を除去することから好まし
い。これら、凹凸を有する本発明の内張材は製造時にエ
ンボシングロール等をかけることによって達成される。
に好ましくは少なくとも片面が凹凸形状を有するものが
良い。コンクリート中の水はそれほど多くはないので、
内張材の内部、並びに内張材と型枠壁面との界面を流れ
出るが、大型のコンクリート型枠に於いては凹凸を有す
る本発明の内張材が大量の水を除去することから好まし
い。これら、凹凸を有する本発明の内張材は製造時にエ
ンボシングロール等をかけることによって達成される。
【0017】本発明の内張材は湿式抄紙法で製造された
湿式抄紙である。湿式抄紙法は乾式法のように針により
繊維をひっかけて平面とするのではなく、水に分散して
おこなう為に部位による差がなく、従って通気度が安定
している。これにより乾式法で作られる不織布のように
緻密に差がなく不織布に起こるセメント粒子の流出によ
る、コンクリート表面の「ザラザラ」面がなく均一美観
を呈する。乾式法でおこなうためには繊維を一般の乾式
不織布より細かくして行う必要がるが、製品の部位によ
り通気性が異なり製品に安定性がない。
湿式抄紙である。湿式抄紙法は乾式法のように針により
繊維をひっかけて平面とするのではなく、水に分散して
おこなう為に部位による差がなく、従って通気度が安定
している。これにより乾式法で作られる不織布のように
緻密に差がなく不織布に起こるセメント粒子の流出によ
る、コンクリート表面の「ザラザラ」面がなく均一美観
を呈する。乾式法でおこなうためには繊維を一般の乾式
不織布より細かくして行う必要がるが、製品の部位によ
り通気性が異なり製品に安定性がない。
【0018】また、通気性の大きい通気性紙を目標の通
気度に押さえ込むためにアクリル樹脂、ポリオレフイン
樹脂、並びにシリコン樹脂等で後処理をすることも可能
であり、これも本発明に含まれる。
気度に押さえ込むためにアクリル樹脂、ポリオレフイン
樹脂、並びにシリコン樹脂等で後処理をすることも可能
であり、これも本発明に含まれる。
【0019】また、本発明の内張材の内面または外面に
補強材を一体化することも可能であり、本発明に含まれ
る。補強材としては平織布またはワリフ等がある。尚、
外面に補強材を一体化させる場合には全製品厚さは、本
発明の範囲を満足させないこともあるが、本発明の範囲
に含まれる。
補強材を一体化することも可能であり、本発明に含まれ
る。補強材としては平織布またはワリフ等がある。尚、
外面に補強材を一体化させる場合には全製品厚さは、本
発明の範囲を満足させないこともあるが、本発明の範囲
に含まれる。
【0020】
【作用】本発明の内張材は繊維の太さが主に2デニール
以上、8デニール以下、繊維長さが、主に10mm以下
のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、また
はポリアミドからなるカットファイバーからなり通気度
が0.03〜9.cc/cm2/secの範囲にあり、
しかも内張材の厚さが0.05〜0.30mmの範囲、
硬さが50〜95度の範囲に設定することにより、生コ
ンクリート中のセメント粒子は無数の繊維空間を有する
内張材の表面で濾過され目詰りすることもなく生コンク
リート中の気泡や余分の水を除去することができ、しか
も離型剤を塗布することなく容易に脱型することができ
ると同時に、内張材中にコンクリートが含浸することが
ないため繰り返し使用することができる。従来の不織布
は繊維太さが大きく、また繊維長さが大きかったため繊
維間の空間が大きくなり、しかも繊維の緻密性、並びに
均一性がなかったためコンクリート粒子が流れだし、ま
た生コンクリートが繊維中に含浸するため離型処理をお
こなわなければならなかった。例え高圧縮、並びに表面
熱加工により隙間を小さくしても、繊維間の隙間の数が
少なく十分に余分の水や気泡を除去することができなか
った。また、本発明の内張材は従来品に比較して厚さが
非常に薄いため、コンクリートの設計時に内張材の厚さ
を考慮しなくてもすむ、利点も合わせ持っている。
以上、8デニール以下、繊維長さが、主に10mm以下
のポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、また
はポリアミドからなるカットファイバーからなり通気度
が0.03〜9.cc/cm2/secの範囲にあり、
しかも内張材の厚さが0.05〜0.30mmの範囲、
硬さが50〜95度の範囲に設定することにより、生コ
ンクリート中のセメント粒子は無数の繊維空間を有する
内張材の表面で濾過され目詰りすることもなく生コンク
リート中の気泡や余分の水を除去することができ、しか
も離型剤を塗布することなく容易に脱型することができ
ると同時に、内張材中にコンクリートが含浸することが
ないため繰り返し使用することができる。従来の不織布
は繊維太さが大きく、また繊維長さが大きかったため繊
維間の空間が大きくなり、しかも繊維の緻密性、並びに
均一性がなかったためコンクリート粒子が流れだし、ま
た生コンクリートが繊維中に含浸するため離型処理をお
こなわなければならなかった。例え高圧縮、並びに表面
熱加工により隙間を小さくしても、繊維間の隙間の数が
少なく十分に余分の水や気泡を除去することができなか
った。また、本発明の内張材は従来品に比較して厚さが
非常に薄いため、コンクリートの設計時に内張材の厚さ
を考慮しなくてもすむ、利点も合わせ持っている。
【0021】通気性が本範囲より小さいと、セメント粒
子は紙の表面で濾過することができるが、通気性が小さ
いため、十分に気泡や余分の水を除去することができず
〔あばた〕を発生させる。また通気度が本範囲より大き
いと、生コンクリート中のセメント粒子が紙を通して含
浸、並びに流出するため、コンクリート表面のセメント
分が少なくなり表面「ザラザラ」のコンクリートとなる
と同時に「あばた」も発生する。本来、通気性紙の通気
度が大きくなると生コンクリート中の気泡や余分の水分
が除去され「あばた」の無い製品となると思われるが、
逆に「あばた」が発生する。これは通気性の大きい通気
性紙に於いては生コンクリートを型枠に注入すると同時
に通気性紙の表面で水が急激に流出し表面が硬化するた
め、逆に余分の水や気泡がコンクリート中に閉じ込めら
れるためと考えられる。
子は紙の表面で濾過することができるが、通気性が小さ
いため、十分に気泡や余分の水を除去することができず
〔あばた〕を発生させる。また通気度が本範囲より大き
いと、生コンクリート中のセメント粒子が紙を通して含
浸、並びに流出するため、コンクリート表面のセメント
分が少なくなり表面「ザラザラ」のコンクリートとなる
と同時に「あばた」も発生する。本来、通気性紙の通気
度が大きくなると生コンクリート中の気泡や余分の水分
が除去され「あばた」の無い製品となると思われるが、
逆に「あばた」が発生する。これは通気性の大きい通気
性紙に於いては生コンクリートを型枠に注入すると同時
に通気性紙の表面で水が急激に流出し表面が硬化するた
め、逆に余分の水や気泡がコンクリート中に閉じ込めら
れるためと考えられる。
【0022】また内張材の厚さが0.05mmより薄く
なると紙の表面より入った気泡や、余分の水が紙の内部
を通って流れ難く、また型枠に密着するため型枠と通気
性紙との界面を流れ難く「あばた」を発生させると同時
に通気性紙が「シワ」を発生し、その「シワ」がコンク
リートに転写される結果となる。通気性を本発明の範囲
に固定して紙の厚さを0.30mm以上にすると、単位
厚さ当たりの通気度が大きくなりセメント粒子が流出す
る。即ち、生コンクリート中の「あばた」を除去し、し
かも余分の水分を除去するためには本発明の範囲の通気
度と厚さが絶対に必要である。
なると紙の表面より入った気泡や、余分の水が紙の内部
を通って流れ難く、また型枠に密着するため型枠と通気
性紙との界面を流れ難く「あばた」を発生させると同時
に通気性紙が「シワ」を発生し、その「シワ」がコンク
リートに転写される結果となる。通気性を本発明の範囲
に固定して紙の厚さを0.30mm以上にすると、単位
厚さ当たりの通気度が大きくなりセメント粒子が流出す
る。即ち、生コンクリート中の「あばた」を除去し、し
かも余分の水分を除去するためには本発明の範囲の通気
度と厚さが絶対に必要である。
【0023】また、本発明に使用する内張材の硬度は5
0〜95度が好ましい。50度以下になると生コンクリ
ートを型枠に注入された場合、内張材が圧縮され、結果
として密度が大きくなり、通気度が低下するので好まし
くない。また95度以上になると長尺材として使用する
ための巻物のとならず短尺となるので好ましくない。
0〜95度が好ましい。50度以下になると生コンクリ
ートを型枠に注入された場合、内張材が圧縮され、結果
として密度が大きくなり、通気度が低下するので好まし
くない。また95度以上になると長尺材として使用する
ための巻物のとならず短尺となるので好ましくない。
【0024】本発明の内張材は両面平坦であっても良い
が、片面または両面に凹凸形状をつけるのが特に好まし
い。凹凸面をコンクリート型枠面に配置することにより
内張材が型枠に密着せず内張材の表面から入った気泡並
びに、余分の水が型枠と内張材の凹凸の空間を流れ下る
ため「あばた」に対して特に好ましい。
が、片面または両面に凹凸形状をつけるのが特に好まし
い。凹凸面をコンクリート型枠面に配置することにより
内張材が型枠に密着せず内張材の表面から入った気泡並
びに、余分の水が型枠と内張材の凹凸の空間を流れ下る
ため「あばた」に対して特に好ましい。
【0025】また、本発明の内張材は湿式抄紙法で製造
され、細く短い繊維に適しているため本発明の内張材を
造ることができる。このためコンクリート粒子を均一に
濾過し、気泡や余分の水を除去することができる。乾式
法で製造された、いわゆる不織布は各部位の密度が異な
り、通気度が不均一になると同時に繊維の太さも湿式法
と異なり一般に3デニール以上、繊維長さも5cm以上
となるため隙間が大きくなりコンクリート粒子が内張材
の表面で濾過されず含浸しコンクリート表面が「ザラザ
ラ」になると同時に「あばた」が発生する。
され、細く短い繊維に適しているため本発明の内張材を
造ることができる。このためコンクリート粒子を均一に
濾過し、気泡や余分の水を除去することができる。乾式
法で製造された、いわゆる不織布は各部位の密度が異な
り、通気度が不均一になると同時に繊維の太さも湿式法
と異なり一般に3デニール以上、繊維長さも5cm以上
となるため隙間が大きくなりコンクリート粒子が内張材
の表面で濾過されず含浸しコンクリート表面が「ザラザ
ラ」になると同時に「あばた」が発生する。
【0026】また、本発明の内張材の片面に本発明の通
気性範囲より大きい通気性紙を一体化させたものも生コ
ンクリートから流出した水や気泡を本内張材を通して裏
面に導き、通気性の大きい、即ち空間の大きい隙間を通
して外部に流出させる作用がある。特に大型の型枠に適
する。
気性範囲より大きい通気性紙を一体化させたものも生コ
ンクリートから流出した水や気泡を本内張材を通して裏
面に導き、通気性の大きい、即ち空間の大きい隙間を通
して外部に流出させる作用がある。特に大型の型枠に適
する。
【0027】また、本発明は内張材の内部または、外面
に補強材を一体化することにより脱型時に破損を防止す
ることができる。
に補強材を一体化することにより脱型時に破損を防止す
ることができる。
【0028】
【実施例1〜3】第1図は本発明の内張材および、比較
内張材の試験用型枠の断面図であり、型枠サイズ厚さ4
0mm、高さ600mm、幅400mm、型枠底部に水
抜きのための穴(10mm直径)1を170mm間隔で
設けた。次に型枠の内側面2に各種本発明の内張材3を
両面粘着テープ4にて間隔をおいて固定した。この型枠
にポルトランドセメント3.9kg、砂10.8kg、
水2.95kgの割合で十分に混練した生コンクリート
5を流し込み、直ちに金槌ちにて両側型枠を各40回軽
く打った。生コンクリートを流し込んだ後3日間養生し
て脱型し、コンクリートの表面状態、並びにあばた率、
気泡サイズ、型枠の脱型性、並びに内張材の汚染性等を
観察測定した。あばた率は透明な用紙を用いて脱型後
の、コンクリート表面のあばた率を写し取り下式を用い
て算出した。但し0.9mm直径以下のあばたについて
は、あばた率の算出から除外した。以上の各種本発明の
内張材とコンクリート状態を表1に示す。表1より分か
るように本発明の内張材は「あばた」に対して効果的で
あり、しかも水抜き穴より生コンクリート中の水が流出
し、目的の「あばた」がほとんどないコンクリートが得
られた。
内張材の試験用型枠の断面図であり、型枠サイズ厚さ4
0mm、高さ600mm、幅400mm、型枠底部に水
抜きのための穴(10mm直径)1を170mm間隔で
設けた。次に型枠の内側面2に各種本発明の内張材3を
両面粘着テープ4にて間隔をおいて固定した。この型枠
にポルトランドセメント3.9kg、砂10.8kg、
水2.95kgの割合で十分に混練した生コンクリート
5を流し込み、直ちに金槌ちにて両側型枠を各40回軽
く打った。生コンクリートを流し込んだ後3日間養生し
て脱型し、コンクリートの表面状態、並びにあばた率、
気泡サイズ、型枠の脱型性、並びに内張材の汚染性等を
観察測定した。あばた率は透明な用紙を用いて脱型後
の、コンクリート表面のあばた率を写し取り下式を用い
て算出した。但し0.9mm直径以下のあばたについて
は、あばた率の算出から除外した。以上の各種本発明の
内張材とコンクリート状態を表1に示す。表1より分か
るように本発明の内張材は「あばた」に対して効果的で
あり、しかも水抜き穴より生コンクリート中の水が流出
し、目的の「あばた」がほとんどないコンクリートが得
られた。
【0029】
【比較例1】実施例1〜3と同一条件にて比較試験を行
い、表1の結果を得た。表1より分かるように全く通気
性を有さない内張材は「あばた」が多く発生し、実用に
供せられるものでなっかた。
い、表1の結果を得た。表1より分かるように全く通気
性を有さない内張材は「あばた」が多く発生し、実用に
供せられるものでなっかた。
【0030】
【発明の効果】以上説明したように、ポリエチレン、ポ
リプロピレン、ポリエステル、またはポリアシドの、カ
ットファイバー並びに、これらの合成パルプの併用から
得られた湿式抄紙内張材は、湿式抄紙法で緻密化してい
るため、従来よりも微細な孔を多数均一につくることが
でき、従ってセメント粒子を外部に流出することなく、
余分の水や気泡を外部に放出することができる。しかも
セメント粒子は内張材の表面で濾過されるため、内部に
含浸することなく容易に脱型が可能であり、従って繰り
返し使用することも可能である。しかも紙であることか
ら非常に安価に製造可能であり、繰り返し使用できない
場合も、従来製品よりも低価格で「あばた」の無い平
滑、緻密なしかも外観仕上げの良好なコンクリートを提
供することができる。
リプロピレン、ポリエステル、またはポリアシドの、カ
ットファイバー並びに、これらの合成パルプの併用から
得られた湿式抄紙内張材は、湿式抄紙法で緻密化してい
るため、従来よりも微細な孔を多数均一につくることが
でき、従ってセメント粒子を外部に流出することなく、
余分の水や気泡を外部に放出することができる。しかも
セメント粒子は内張材の表面で濾過されるため、内部に
含浸することなく容易に脱型が可能であり、従って繰り
返し使用することも可能である。しかも紙であることか
ら非常に安価に製造可能であり、繰り返し使用できない
場合も、従来製品よりも低価格で「あばた」の無い平
滑、緻密なしかも外観仕上げの良好なコンクリートを提
供することができる。
【0031】
【図面の簡単な説明】
【図1】型枠に生コンクリートを注入した状態を示す型
枠断面図
枠断面図
1、 水抜きのための穴 2、 型枠の内側面 3、 内張材 4、 両面粘着テープ 5、 生コンクリート
【表1】
Claims (2)
- 【請求項1】 主に繊維太さ2デニール以上8デニール
以下、並び主に繊維長さ10mm以下のポリエチレン、
ポリプロピレン、ポリエステル、ポリアミドのカットフ
ァイバー、あるいはポリエチレン、ポリプロピレン、ポ
リエステル、並びにポリアミドの合成パルプとの併用か
らなる通気性紙であって、しかもその通気度がJIS,
L−1096、フラジール試験機で0.03cc/cm
2/secから9cc/cm2/cecの範囲にあり、
またその厚さがJIS,P8118にて0.05mmか
ら0.30mm、硬さがゴム硬度計で50〜95度の範
囲にある湿式抄紙法で製造されたコンクリート型枠内張
材。 - 【請求項2】 通気性紙の片側に高通気性材料を一体化
させた請求項1記載の内張材。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10348094A JPH07279416A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート型枠内張材 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10348094A JPH07279416A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート型枠内張材 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07279416A true JPH07279416A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=14355180
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10348094A Pending JPH07279416A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | コンクリート型枠内張材 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07279416A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017203251A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 武智 耕三 | コンクリート型枠用内張シート |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP10348094A patent/JPH07279416A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2017203251A (ja) * | 2016-05-09 | 2017-11-16 | 武智 耕三 | コンクリート型枠用内張シート |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| CA2098119C (en) | Fabric useful as a concrete form liner | |
| DE69730140T2 (de) | Formauskleidung für beton | |
| EP0429730B1 (en) | A composite material for attachment to a concrete panel | |
| CN102791474B (zh) | 粘合垫和制造方法 | |
| EP3328642A1 (en) | Gypsum wallboard with reinforcing mesh | |
| EP1757728B1 (en) | Polymer particles mixed with fibers, method of making, and products such as press fabrics made therefrom | |
| JPH0835281A (ja) | デッキプレート及びそれを用いた床施工法 | |
| JP2004074438A (ja) | 不燃板及び不燃板の製造方法 | |
| JPH07139158A (ja) | コンクリート型枠用内張材 | |
| JPS63306003A (ja) | コンクリ−トの表面処理法 | |
| JPH05111909A (ja) | 吸水・透水用不織布 | |
| US5820775A (en) | Textile sheet for use as a concrete mold liner | |
| JPH03130109A (ja) | コンクリート型枠用内張り材とコンクリート型枠およびコンクリートの打設方法 | |
| JPH0317351A (ja) | 型枠貼付用シート | |
| JP2513946B2 (ja) | コンクリ―ト型枠用内張り材とコンクリ―ト型枠およびコンクリ―トの打設方法 | |
| JPH06143236A (ja) | 型枠用透水性シート及び透水性型枠 | |
| JPH0358889B2 (ja) | ||
| JP2708662B2 (ja) | コンクリートパネル用内張材 | |
| JPH02277859A (ja) | コンクリート用型枠の内張シート | |
| JPH0627369Y2 (ja) | コンクリート型枠用養生シート | |
| JPH07305510A (ja) | 真空コンクリート工法 | |
| JPH03219919A (ja) | 複合型透水シート | |
| JPH0230685A (ja) | 養生シート | |
| JPH04309663A (ja) | コンクリート打設方法 | |
| JPH02153163A (ja) | コンクリート型枠用せき板 |