JPH07281004A - 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、及びその製造方法 - Google Patents
着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、及びその製造方法Info
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- JPH07281004A JPH07281004A JP6069709A JP6970994A JPH07281004A JP H07281004 A JPH07281004 A JP H07281004A JP 6069709 A JP6069709 A JP 6069709A JP 6970994 A JP6970994 A JP 6970994A JP H07281004 A JPH07281004 A JP H07281004A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】1次粒径10〜100nmのカーボンブラック
を含み、さらにはSn、In、Sb、Zn、Al、T
i、Si及びGaの群から選ばれる少なくとも1種の元
素の化合物を含む、着色低抵抗膜形成用塗布液。 【効果】従来技術ではなし得なかった高品位の着色及び
帯電防止のみならず電磁波シールド領域もカバーし得る
低抵抗性を膜に付与し得る。
を含み、さらにはSn、In、Sb、Zn、Al、T
i、Si及びGaの群から選ばれる少なくとも1種の元
素の化合物を含む、着色低抵抗膜形成用塗布液。 【効果】従来技術ではなし得なかった高品位の着色及び
帯電防止のみならず電磁波シールド領域もカバーし得る
低抵抗性を膜に付与し得る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として陰極線管用パネ
ル等に適用される着色低抵抗膜形成用塗布液、それを塗
布して得られる着色低抵抗膜及びその製造方法に関す
る。
ル等に適用される着色低抵抗膜形成用塗布液、それを塗
布して得られる着色低抵抗膜及びその製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】低抵抗膜、着色膜、着色帯電防止膜、低
反射帯電防止膜、着色低反射帯電防止膜のコーティング
方法は従来より光学機器においてはいうまでもなく、民
生用機器特にTV、コンピュータ端末の陰極線管(CR
T)に関し多く検討がなされてきた。
反射帯電防止膜、着色低反射帯電防止膜のコーティング
方法は従来より光学機器においてはいうまでもなく、民
生用機器特にTV、コンピュータ端末の陰極線管(CR
T)に関し多く検討がなされてきた。
【0003】帯電防止に関しては、ブラウン管パネル表
面を350℃程度に加熱してCVD法により酸化スズ及
び酸化インジウム等の導電性酸化物層を設ける方法が提
案されている(特開昭63−76247)。しかしCV
D法により帯電防止膜を付与させる手法は装置コストが
かかることに加えてブラウン管表面を高温に加熱するた
めブラウン管内の蛍光体の脱落を生じたり、寸法精度が
低下する等の問題があった。またこの場合通常400℃
程度の高温を必要とし、低温で焼成した場合充分低抵抗
である膜が得られない欠点があり、また電磁波シールド
効果を発現し得る低抵抗膜を得にくい欠点があった。
面を350℃程度に加熱してCVD法により酸化スズ及
び酸化インジウム等の導電性酸化物層を設ける方法が提
案されている(特開昭63−76247)。しかしCV
D法により帯電防止膜を付与させる手法は装置コストが
かかることに加えてブラウン管表面を高温に加熱するた
めブラウン管内の蛍光体の脱落を生じたり、寸法精度が
低下する等の問題があった。またこの場合通常400℃
程度の高温を必要とし、低温で焼成した場合充分低抵抗
である膜が得られない欠点があり、また電磁波シールド
効果を発現し得る低抵抗膜を得にくい欠点があった。
【0004】膜の着色に関しては、水溶性フタロシアニ
ン化合物を用いる方法が提案されている(特開平1−2
75664)。また、帯電防止能を持つ着色膜について
は、メチルバイオレットを用いた帯電防止膜の記述があ
る(特開平1−251545)。しかしこれらの着色剤
は本質的に絶縁体であり、膜を低抵抗化する際には補助
成分として導電物質を添加する必要があった。
ン化合物を用いる方法が提案されている(特開平1−2
75664)。また、帯電防止能を持つ着色膜について
は、メチルバイオレットを用いた帯電防止膜の記述があ
る(特開平1−251545)。しかしこれらの着色剤
は本質的に絶縁体であり、膜を低抵抗化する際には補助
成分として導電物質を添加する必要があった。
【0005】低反射性に関しては、たとえばブラウン管
表面に防眩効果をもたせるために表面に微細な凹凸を有
するSiO2 層を付着させたり、フッ酸により表面をエ
ッチングして凹凸を設ける等の方法が採られてきた(特
開昭61−118931)。しかし、これらの方法は、
外部光を散乱させるノングレア処理と呼ばれ、本質的に
低反射層を設ける方法ではないため、反射率の低減には
限界があり、またブラウン管等においては解像度を低下
させる原因ともなっていた。
表面に防眩効果をもたせるために表面に微細な凹凸を有
するSiO2 層を付着させたり、フッ酸により表面をエ
ッチングして凹凸を設ける等の方法が採られてきた(特
開昭61−118931)。しかし、これらの方法は、
外部光を散乱させるノングレア処理と呼ばれ、本質的に
低反射層を設ける方法ではないため、反射率の低減には
限界があり、またブラウン管等においては解像度を低下
させる原因ともなっていた。
【0006】低反射低抵抗膜については、イオンプレー
ティング法による光学多層膜を設ける方法が記載されて
いる(特開平3−93136)。しかし、イオンプレー
ティングによる方法は工業的に安価とはいえない。
ティング法による光学多層膜を設ける方法が記載されて
いる(特開平3−93136)。しかし、イオンプレー
ティングによる方法は工業的に安価とはいえない。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上述の問題点
を解決すべくなされたものであり、高性能を有する新規
な着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、着色低反
射低抵抗膜及びこれらの製造方法を提供する。
を解決すべくなされたものであり、高性能を有する新規
な着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、着色低反
射低抵抗膜及びこれらの製造方法を提供する。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、1次粒径10
〜100nmのカーボンブラックを含むことを特徴とす
る着色低抵抗膜形成用塗布液である。
〜100nmのカーボンブラックを含むことを特徴とす
る着色低抵抗膜形成用塗布液である。
【0009】本発明の着色膜、着色低抵抗膜及び着色低
反射低抵抗膜はディスプレイ用途に供されるガラス物品
に好ましく用いられる。ガラス物品としての陰極線管は
近年コンピュータ端末表示等に使用される場合高解像度
の要求とともにハイコントラストの要求も高まりつつあ
る。
反射低抵抗膜はディスプレイ用途に供されるガラス物品
に好ましく用いられる。ガラス物品としての陰極線管は
近年コンピュータ端末表示等に使用される場合高解像度
の要求とともにハイコントラストの要求も高まりつつあ
る。
【0010】しかしコントラストの向上を期してガラス
自体の透過率を低下させた場合、ディスプレイの大型化
に伴ってフェイスプレートの肉厚も厚くなっていること
から、特に大型ディスプレイでは透過率の著しい低下が
問題となる。
自体の透過率を低下させた場合、ディスプレイの大型化
に伴ってフェイスプレートの肉厚も厚くなっていること
から、特に大型ディスプレイでは透過率の著しい低下が
問題となる。
【0011】本発明ではガラス自体の透過率を下げるこ
となくその表面に膜を形成しこの膜で光吸収を生じさせ
ることによりコントラストの向上を図る。したがって、
種々の肉厚を持つディスプレイ用ガラスパネルへの適用
がきわめて容易となる。
となくその表面に膜を形成しこの膜で光吸収を生じさせ
ることによりコントラストの向上を図る。したがって、
種々の肉厚を持つディスプレイ用ガラスパネルへの適用
がきわめて容易となる。
【0012】陰極線管の発光スペクトルは複数のスペク
トルで構成されるが、発光スペクトルのバランスを崩さ
ずにコントラストの向上を図るには特定の光吸収を持つ
着色膜よりも可視光の波長領域、特に380〜700n
mにわたって均一の光吸収をもつ着色膜が好ましい。
トルで構成されるが、発光スペクトルのバランスを崩さ
ずにコントラストの向上を図るには特定の光吸収を持つ
着色膜よりも可視光の波長領域、特に380〜700n
mにわたって均一の光吸収をもつ着色膜が好ましい。
【0013】また近年はコンピュータの普及にともない
CDTから放射される電磁波の人体への有害性が問題視
されており、この対策としてCDTパネル表面を低抵抗
化することにより電磁波漏洩を遮断する試みが行われて
いる。
CDTから放射される電磁波の人体への有害性が問題視
されており、この対策としてCDTパネル表面を低抵抗
化することにより電磁波漏洩を遮断する試みが行われて
いる。
【0014】真空装置を用いない湿式コートによる塗膜
形成法は安価な手法ではあるが公知の導電物質では着色
力をほとんど有しておらず、前述の着色に対するニーズ
をも満足させるためには着色かつ低抵抗を有する物質を
含む塗布液を用いることが好ましい。
形成法は安価な手法ではあるが公知の導電物質では着色
力をほとんど有しておらず、前述の着色に対するニーズ
をも満足させるためには着色かつ低抵抗を有する物質を
含む塗布液を用いることが好ましい。
【0015】本発明は、カーボンブラックを均一に分散
させた液を含む塗布液を用いることにより、低抵抗を有
しかつ充分な着色力を有する着色低抵抗膜を製造できる
ことが明らかとなったという新規知見に基づく。
させた液を含む塗布液を用いることにより、低抵抗を有
しかつ充分な着色力を有する着色低抵抗膜を製造できる
ことが明らかとなったという新規知見に基づく。
【0016】本発明において用いられるカーボンブラッ
クは特に限定されず、種々の物質が使用できる。カーボ
ンブラックには製法によって多様な種類があり、たとえ
ば不完全燃焼法によるファーネスブラック、チャンネル
ブラック、ランプブラック及び熱分解法によるサーマル
ブラック、アセチレンブラック等が知られている。本発
明においてはこれらのいずれも好適に使用できる。
クは特に限定されず、種々の物質が使用できる。カーボ
ンブラックには製法によって多様な種類があり、たとえ
ば不完全燃焼法によるファーネスブラック、チャンネル
ブラック、ランプブラック及び熱分解法によるサーマル
ブラック、アセチレンブラック等が知られている。本発
明においてはこれらのいずれも好適に使用できる。
【0017】用いるカーボンブラックの1次粒径は10
nm〜100nmの範囲とされる。10nm未満の1次
粒径では液中での分散安定性に乏しく、100nm超の
1次粒径では塗膜外観が悪化するため好ましくない。カ
ーボンブラックの塗布液中での含有量は全固形分量に対
し1〜90重量%の範囲であることが好ましく、これ以
下の場合着色性能が充分でなく、またこれ以上の場合膜
の強度が低下するため好ましくない。
nm〜100nmの範囲とされる。10nm未満の1次
粒径では液中での分散安定性に乏しく、100nm超の
1次粒径では塗膜外観が悪化するため好ましくない。カ
ーボンブラックの塗布液中での含有量は全固形分量に対
し1〜90重量%の範囲であることが好ましく、これ以
下の場合着色性能が充分でなく、またこれ以上の場合膜
の強度が低下するため好ましくない。
【0018】カーボンブラックを含む液を合成する際に
は粒子が均一に分散していることが必要であるが、粒子
の均一分散が可能な手法であれば分散媒、分散法等には
特に限定されず、公知の種々の分散媒、分散法が使用で
きる。特に好ましくは水あるいはアルコール等の有機溶
媒中に粒子を添加し界面活性剤、酸、アルカリ等の分散
助剤を添加し、コロイドミル、サンドミル、ホモジナイ
ザー等の市販の粉砕器で分散させて得ることができる。
特に分散助剤としては界面活性剤が分散効率の点から有
効であり、特に陰イオン系及び非イオン系界面活性剤は
好ましい。
は粒子が均一に分散していることが必要であるが、粒子
の均一分散が可能な手法であれば分散媒、分散法等には
特に限定されず、公知の種々の分散媒、分散法が使用で
きる。特に好ましくは水あるいはアルコール等の有機溶
媒中に粒子を添加し界面活性剤、酸、アルカリ等の分散
助剤を添加し、コロイドミル、サンドミル、ホモジナイ
ザー等の市販の粉砕器で分散させて得ることができる。
特に分散助剤としては界面活性剤が分散効率の点から有
効であり、特に陰イオン系及び非イオン系界面活性剤は
好ましい。
【0019】本発明においては塗布液中にカーボンブラ
ックを含むことで所期の目標を達成できるが、塗布液中
にSn、In、Sb、Zn、Al、Ti、Si及びGa
の群から選ばれる少なくとも1種の元素の化合物を含有
させることにより透過率、表面抵抗の制御ができ、さら
に成膜性を向上させることができる。
ックを含むことで所期の目標を達成できるが、塗布液中
にSn、In、Sb、Zn、Al、Ti、Si及びGa
の群から選ばれる少なくとも1種の元素の化合物を含有
させることにより透過率、表面抵抗の制御ができ、さら
に成膜性を向上させることができる。
【0020】特にSbをドープした酸化スズあるいはS
nをドープした酸化インジウムを塗布液中に添加した場
合、前記酸化物は可視光に対しほぼ透明でかつ導電性を
有しているため塗膜の表面抵抗の上昇を抑制しつつ、透
過率の上昇が可能となる。
nをドープした酸化インジウムを塗布液中に添加した場
合、前記酸化物は可視光に対しほぼ透明でかつ導電性を
有しているため塗膜の表面抵抗の上昇を抑制しつつ、透
過率の上昇が可能となる。
【0021】本発明においては、塗布液中に公知の染料
あるいは顔料を添加することにより、得られる着色低抵
抗膜の色調を変化させることもできる。染料としては公
知のアゾ染料、アントラキノン染料等が使用でき、また
顔料としてはスピネル系顔料等種々使用できる。
あるいは顔料を添加することにより、得られる着色低抵
抗膜の色調を変化させることもできる。染料としては公
知のアゾ染料、アントラキノン染料等が使用でき、また
顔料としてはスピネル系顔料等種々使用できる。
【0022】顔料のうち窒素を0.1〜30重量%含有
するTiOx (1.0≦x<2.0)は着色力に優れ、
またある程度の電導性も有しており、かつ分散性、安定
性に優れるため特に好ましい。
するTiOx (1.0≦x<2.0)は着色力に優れ、
またある程度の電導性も有しており、かつ分散性、安定
性に優れるため特に好ましい。
【0023】これら酸化物は塗布液中に粒子として分散
させることもでき、また別の化合物溶液として用いて基
体上で酸化物化させることもできる。これら酸化物の粒
子を分散させる手法には特に制限はないが、水あるいは
アルコール等の有機溶媒中に粒子を添加し界面活性剤、
酸、アルカリ等の分散助剤を添加し、コロイドミル、サ
ンドミル、ホモジナイザー等の市販の粉砕器で分散させ
る手法が好ましい。またこの場合、金属酸化物粒子を単
独で分散して用いることもできるし、前述のカーボンブ
ラックと混合して分散させることもできる。
させることもでき、また別の化合物溶液として用いて基
体上で酸化物化させることもできる。これら酸化物の粒
子を分散させる手法には特に制限はないが、水あるいは
アルコール等の有機溶媒中に粒子を添加し界面活性剤、
酸、アルカリ等の分散助剤を添加し、コロイドミル、サ
ンドミル、ホモジナイザー等の市販の粉砕器で分散させ
る手法が好ましい。またこの場合、金属酸化物粒子を単
独で分散して用いることもできるし、前述のカーボンブ
ラックと混合して分散させることもできる。
【0024】またSi化合物を添加した場合、膜外観が
向上するため好ましい。Si化合物としては特に制限さ
れないが、Si(OR)m Rn (m+n=4、m=1〜
4、R=C1 〜C4 のアルキル基)で示される化合物あ
るいはその加水分解物を用いることが好ましい。またケ
イ酸ソーダのイオン交換法等公知手法によって得られる
重合ケイ酸よりなるシリカゾルを用いることも好まし
い。
向上するため好ましい。Si化合物としては特に制限さ
れないが、Si(OR)m Rn (m+n=4、m=1〜
4、R=C1 〜C4 のアルキル基)で示される化合物あ
るいはその加水分解物を用いることが好ましい。またケ
イ酸ソーダのイオン交換法等公知手法によって得られる
重合ケイ酸よりなるシリカゾルを用いることも好まし
い。
【0025】本発明においては、着色低抵抗膜塗布液と
してカーボンブラックを分散させた液をそのまま用いる
こともできるし、また種々の溶媒で希釈して用いること
もできる。使用できる溶媒としては特に限定はなく、
水、アルコールあるいはケトン、エーテル、エステル類
等種々の有機溶媒が使用できる。
してカーボンブラックを分散させた液をそのまま用いる
こともできるし、また種々の溶媒で希釈して用いること
もできる。使用できる溶媒としては特に限定はなく、
水、アルコールあるいはケトン、エーテル、エステル類
等種々の有機溶媒が使用できる。
【0026】さらに上記着色低抵抗膜形成用塗布液を用
いて得られる着色低抵抗膜上に当該被膜よりも低屈折率
を有する膜を形成し、解像度を損なうことなく蛍光灯の
写り込み等を制御する低反射性能をも付与することを可
能とした。
いて得られる着色低抵抗膜上に当該被膜よりも低屈折率
を有する膜を形成し、解像度を損なうことなく蛍光灯の
写り込み等を制御する低反射性能をも付与することを可
能とした。
【0027】一般に、薄膜の光学的性能はその膜を構成
する屈折率と膜厚で決定される。ここで一定の屈折率n
S を有する基体上に屈折率nを有する薄膜を付着させ、
屈折率n0 の溶質中より波長λの光が入射した場合のエ
ネルギー反射率Rは光が膜中を通過する際の位相差をΔ
とするとΔ=4πnd/λ(d:膜厚)であり、Δ=
(2m+1)π、すなわち位相差Δが半波長の奇数倍の
とき、極小値をとり、このとき、数1のようになる。
する屈折率と膜厚で決定される。ここで一定の屈折率n
S を有する基体上に屈折率nを有する薄膜を付着させ、
屈折率n0 の溶質中より波長λの光が入射した場合のエ
ネルギー反射率Rは光が膜中を通過する際の位相差をΔ
とするとΔ=4πnd/λ(d:膜厚)であり、Δ=
(2m+1)π、すなわち位相差Δが半波長の奇数倍の
とき、極小値をとり、このとき、数1のようになる。
【0028】
【数1】
【0029】無反射条件を満たすには、数1において、
R=0とおき、数2を満たすことが必要とされる。
R=0とおき、数2を満たすことが必要とされる。
【0030】
【数2】
【0031】数2を2層構成に拡張した場合、数3のよ
うになる。ただし、n1 は媒質側層、n2 は基体側層の
屈折率である。
うになる。ただし、n1 は媒質側層、n2 は基体側層の
屈折率である。
【0032】
【数3】
【0033】ここでn0 =1(空気)、nS =1.52
(ガラス)を数3に適用した場合、n2 /n1 =1.2
3となり、この場合、2層構成膜の最大の低反射性が得
られる。勿論n2 /n1 =1.23を満たさなくても、
2層膜の屈折率がこれに近い値をとれる場合、低反射性
が得られる。したがって、基体側に設ける高屈折率層と
媒質側に設ける低屈折率層は両者の屈折率比ができるだ
け1.23に近い値を選択するのが望ましい。本発明に
おいて、所望の低反射膜を得るには、多層膜間の屈折率
差と合わせて膜厚も重要な要素である。
(ガラス)を数3に適用した場合、n2 /n1 =1.2
3となり、この場合、2層構成膜の最大の低反射性が得
られる。勿論n2 /n1 =1.23を満たさなくても、
2層膜の屈折率がこれに近い値をとれる場合、低反射性
が得られる。したがって、基体側に設ける高屈折率層と
媒質側に設ける低屈折率層は両者の屈折率比ができるだ
け1.23に近い値を選択するのが望ましい。本発明に
おいて、所望の低反射膜を得るには、多層膜間の屈折率
差と合わせて膜厚も重要な要素である。
【0034】反射防止性能を有する多層の低反射膜の構
成としては、反射防止をしたい波長をλとして、基体側
より高屈折率層及び低屈折率層を光学厚みλ/2及びλ
/4で構成した低反射膜や、基体側より中屈折率層、高
屈折率層及び低屈折率層を光学厚みλ/4、λ/2及び
λ/4で順次形成した3層の低反射膜や、基体側より低
屈折率層、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層を光
学厚みλ/4、λ/4、λ/2及びλ/4で順次形成し
た4層の低反射膜等が典型的な例として知られている。
成としては、反射防止をしたい波長をλとして、基体側
より高屈折率層及び低屈折率層を光学厚みλ/2及びλ
/4で構成した低反射膜や、基体側より中屈折率層、高
屈折率層及び低屈折率層を光学厚みλ/4、λ/2及び
λ/4で順次形成した3層の低反射膜や、基体側より低
屈折率層、中屈折率層、高屈折率層及び低屈折率層を光
学厚みλ/4、λ/4、λ/2及びλ/4で順次形成し
た4層の低反射膜等が典型的な例として知られている。
【0035】また、着色低反射低抵抗膜において低屈折
率膜を構成する物質としてはケイ素化合物が屈折率、膜
強度の点より好ましく用いられる。
率膜を構成する物質としてはケイ素化合物が屈折率、膜
強度の点より好ましく用いられる。
【0036】ケイ素化合物としてはSi(OR)m Rn
(m+n=4、m=1〜4、R=C1〜C4のアルキル
基)で示される化合物あるいは部分加水分解物を用いる
ことが好ましいが、ケイフッ化水素酸、ホウ酸を含む水
溶液に二酸化ケイ素粉末を飽和させてなる溶液より析出
させてできるケイ素化合物も使用できる。
(m+n=4、m=1〜4、R=C1〜C4のアルキル
基)で示される化合物あるいは部分加水分解物を用いる
ことが好ましいが、ケイフッ化水素酸、ホウ酸を含む水
溶液に二酸化ケイ素粉末を飽和させてなる溶液より析出
させてできるケイ素化合物も使用できる。
【0037】Si(OR)m Rn で示される化合物ある
いは部分加水分解物の着色低抵抗膜上への塗布方法とし
ては、スピンコート法、ディップコート法、スプレー
法、ロールコーター法、メニスカスコーター法等、種々
考えられる。特にスピンコート法は量産性、再現性に優
れ、好ましくい。かかる方法によって10nm〜1μm
程度の膜が形成できる。
いは部分加水分解物の着色低抵抗膜上への塗布方法とし
ては、スピンコート法、ディップコート法、スプレー
法、ロールコーター法、メニスカスコーター法等、種々
考えられる。特にスピンコート法は量産性、再現性に優
れ、好ましくい。かかる方法によって10nm〜1μm
程度の膜が形成できる。
【0038】本発明における着色低抵抗膜は基体上に着
色低抵抗膜形成用塗布液を前述の方法で塗布し、必要に
応じて乾燥し、その後続けて低屈折率を有する膜を形成
することもできるし、また、着色低抵抗膜形成用塗布液
を塗布した後に加熱及び/又は紫外線照射をした後低屈
折率を有する膜を形成することもできる。また、本発明
では低屈折率を有する膜を形成した後に加熱及び/又は
紫外線照射をすることにより、実用的な強度が得られる
ため好ましい。
色低抵抗膜形成用塗布液を前述の方法で塗布し、必要に
応じて乾燥し、その後続けて低屈折率を有する膜を形成
することもできるし、また、着色低抵抗膜形成用塗布液
を塗布した後に加熱及び/又は紫外線照射をした後低屈
折率を有する膜を形成することもできる。また、本発明
では低屈折率を有する膜を形成した後に加熱及び/又は
紫外線照射をすることにより、実用的な強度が得られる
ため好ましい。
【0039】本発明の着色膜では、高屈折率のカーボン
ブラックを用いるので、上記低屈折率膜との2層で構成
することにより、前述の低反射性能が容易に発現され
る。
ブラックを用いるので、上記低屈折率膜との2層で構成
することにより、前述の低反射性能が容易に発現され
る。
【0040】本発明において、着色膜、着色帯電防止膜
及び着色低反射帯電防止膜を形成する基体としては特に
限定されず、目的に応じてソーダライムシリケートガラ
ス、アルミノシリケートガラス、ホウケイ酸塩ガラス、
リチウムアルミノシリケートガラス、石英ガラス等のガ
ラス、鋼玉等の単結晶、マグネシア、サイアロン等の透
光性セラミックス、ポリカーボネート等のプラスチック
も使用できる。
及び着色低反射帯電防止膜を形成する基体としては特に
限定されず、目的に応じてソーダライムシリケートガラ
ス、アルミノシリケートガラス、ホウケイ酸塩ガラス、
リチウムアルミノシリケートガラス、石英ガラス等のガ
ラス、鋼玉等の単結晶、マグネシア、サイアロン等の透
光性セラミックス、ポリカーボネート等のプラスチック
も使用できる。
【0041】
【作用】本発明の着色低抵抗膜においては着色低抵抗成
分として着色力、導電性に優れたカーボンブラックが均
一分散された塗布液を用いて成膜されるため容易に高性
能を有する膜が得られる。
分として着色力、導電性に優れたカーボンブラックが均
一分散された塗布液を用いて成膜されるため容易に高性
能を有する膜が得られる。
【0042】
【実施例】以下に実施例により本発明を具体的に説明す
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。
るが、本発明はこれらの実施例によって限定されるもの
ではない。
【0043】1)透過率評価:日立製作所製スペクトロ
フォトメータU−3500により視感透過率を測定し
た。
フォトメータU−3500により視感透過率を測定し
た。
【0044】2)導電性評価:三菱油化製ハイレスタ抵
抗測定器により相対湿度30%以下の雰囲気中で膜表面
の表面抵抗を測定した。
抗測定器により相対湿度30%以下の雰囲気中で膜表面
の表面抵抗を測定した。
【0045】3)耐擦傷性:1kg重の荷重下、消しゴ
ムで膜表面を50回往復後、その表面の傷のつき方を目
視で判断した。評価基準は、○:傷が全くつかない、
△:傷が多少つく、×:多く傷がつくか剥離、とした。
ムで膜表面を50回往復後、その表面の傷のつき方を目
視で判断した。評価基準は、○:傷が全くつかない、
△:傷が多少つく、×:多く傷がつくか剥離、とした。
【0046】4)視感反射率:GAMMA分光反射スペ
クトル測定器により膜の380〜700nmの視感反射
率を測定した。なお、視感反射率は2層コートの膜につ
いてのみ測定した。
クトル測定器により膜の380〜700nmの視感反射
率を測定した。なお、視感反射率は2層コートの膜につ
いてのみ測定した。
【0047】[実施例1]カーボンブラック(1次粒径
35nm)10gをあらかじめ界面活性剤(ノニルフェ
ノールエトキシレート)3.0gを添加した水溶液50
g中に添加してサンドミルで2時間粉砕処理した後、水
で濃度10重量%に調整し、平均粒径130nmのゾル
を得た(A液)。
35nm)10gをあらかじめ界面活性剤(ノニルフェ
ノールエトキシレート)3.0gを添加した水溶液50
g中に添加してサンドミルで2時間粉砕処理した後、水
で濃度10重量%に調整し、平均粒径130nmのゾル
を得た(A液)。
【0048】A液を水:エタノール=80:20の重量
比の液で炭素換算で固形分濃度1.2重量%となるよう
になるように希釈した後、ブラウン管パネル表面に10
0rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後160℃
で30分間加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を
得た。
比の液で炭素換算で固形分濃度1.2重量%となるよう
になるように希釈した後、ブラウン管パネル表面に10
0rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後160℃
で30分間加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を
得た。
【0049】[実施例2]Sbが15mol%ドープさ
れたSnO2 粉末(1次粒径10nm)15gを水85
g中に添加してサンドミルで16時間粉砕して90℃で
1時間加熱した後、水で酸化物換算固形分濃度10重量
%に調整し、平均粒径50nmのゾルを得た(B液)。
れたSnO2 粉末(1次粒径10nm)15gを水85
g中に添加してサンドミルで16時間粉砕して90℃で
1時間加熱した後、水で酸化物換算固形分濃度10重量
%に調整し、平均粒径50nmのゾルを得た(B液)。
【0050】A液とB液を3:7の重量比となるように
混合し、さらに水:エタノール=80:20重量比の液
で固形分濃度1.2重量%となるようになるように希釈
した後ブラウン管パネル表面に100rpmの回転速度
で60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約
100nmの厚さの着色低抵抗膜膜を得た。
混合し、さらに水:エタノール=80:20重量比の液
で固形分濃度1.2重量%となるようになるように希釈
した後ブラウン管パネル表面に100rpmの回転速度
で60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約
100nmの厚さの着色低抵抗膜膜を得た。
【0051】[実施例3]酸性シリカゾル(溶媒:水、
1次粒径:15nm、pH:3.0、酸化物換算固形分
濃度:20重量%)を水で酸化物換算固形分濃度10重
量%に希釈した(C液)。
1次粒径:15nm、pH:3.0、酸化物換算固形分
濃度:20重量%)を水で酸化物換算固形分濃度10重
量%に希釈した(C液)。
【0052】A液とC液を3:7の重量比となるように
混合し、さらに水:エタノール=80:20の重量比の
液で固形分濃度1.2重量%となるように希釈した後ブ
ラウン管パネル表面に100rpmの回転速度で60秒
間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100n
mの厚さの着色低抵抗膜を得た。
混合し、さらに水:エタノール=80:20の重量比の
液で固形分濃度1.2重量%となるように希釈した後ブ
ラウン管パネル表面に100rpmの回転速度で60秒
間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100n
mの厚さの着色低抵抗膜を得た。
【0053】[実施例4]窒素を0.1〜30重量%含
有するTiOx (1.0≦x<2.0)15gをあらか
じめpH3.0に調整した水溶液85g中に添加してサ
ンドミルで4時間粉砕して90℃で1時間加熱した後、
水で濃度10重量%に調整し、平均粒径90nmのゾル
を得た(D液)。
有するTiOx (1.0≦x<2.0)15gをあらか
じめpH3.0に調整した水溶液85g中に添加してサ
ンドミルで4時間粉砕して90℃で1時間加熱した後、
水で濃度10重量%に調整し、平均粒径90nmのゾル
を得た(D液)。
【0054】A液とD液を3:7の重量比となるように
混合し、さらに水:エタノール=80:20の重量比の
液で固形分濃度1.2重量%となるように希釈した後ブ
ラウン管パネル表面にスピンコーターで100rpmの
回転速度で60秒間塗布し、その後160℃で30分間
加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
混合し、さらに水:エタノール=80:20の重量比の
液で固形分濃度1.2重量%となるように希釈した後ブ
ラウン管パネル表面にスピンコーターで100rpmの
回転速度で60秒間塗布し、その後160℃で30分間
加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
【0055】[実施例5]A液とC液を9:1の重量比
となるように混合し、さらに水で固形分濃度2重量%と
なるように希釈した。この液を60℃で1時間加熱処理
した(E液)。
となるように混合し、さらに水で固形分濃度2重量%と
なるように希釈した。この液を60℃で1時間加熱処理
した(E液)。
【0056】E液中の固形分濃度:B液中の固形分濃度
=3:7となるように、E液にB液を添加した。さらに
水:エタノール=80:20の重量比の液で総固形分濃
度1.2重量%となるように希釈した後、ブラウン管パ
ネル表面にスピンコーターで100rpmの回転速度で
60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約1
00nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
=3:7となるように、E液にB液を添加した。さらに
水:エタノール=80:20の重量比の液で総固形分濃
度1.2重量%となるように希釈した後、ブラウン管パ
ネル表面にスピンコーターで100rpmの回転速度で
60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約1
00nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
【0057】[実施例6]カーボンブラック(1次粒径
35nm)10gをあらかじめ界面活性剤(ドデシルベ
ンゼンスルホン酸アンモニウム)3.0gを添加した水
溶液50g中に添加してサンドミルで2時間粉砕処理し
た後、水で濃度10重量%に調整し、平均粒径130n
mのゾルを得た(F液)。
35nm)10gをあらかじめ界面活性剤(ドデシルベ
ンゼンスルホン酸アンモニウム)3.0gを添加した水
溶液50g中に添加してサンドミルで2時間粉砕処理し
た後、水で濃度10重量%に調整し、平均粒径130n
mのゾルを得た(F液)。
【0058】F液を水:エタノール=80:20の重量
比の液で炭素換算で固形分濃度1.2重量%となるよう
になるように希釈した後、ブラウン管パネル表面にスピ
ンコーターで100rpmの回転速度で60秒間塗布
し、その後160℃で30分間加熱し約100nmの厚
さの着色低抵抗膜を得た。
比の液で炭素換算で固形分濃度1.2重量%となるよう
になるように希釈した後、ブラウン管パネル表面にスピ
ンコーターで100rpmの回転速度で60秒間塗布
し、その後160℃で30分間加熱し約100nmの厚
さの着色低抵抗膜を得た。
【0059】[実施例7]Si(OC2 H5 )4 のエタ
ノール溶液(酸化物換算固形分5重量%)にSi(OC
2 H5 )4 :水のモル比が1:8となるように、水をp
H2.8に調整した硝酸酸性水溶液として添加し、80
℃で2時間加熱還流した(G液)。
ノール溶液(酸化物換算固形分5重量%)にSi(OC
2 H5 )4 :水のモル比が1:8となるように、水をp
H2.8に調整した硝酸酸性水溶液として添加し、80
℃で2時間加熱還流した(G液)。
【0060】A液中の固形分濃度:G液中の固形分濃度
=3:7の重量比となるように、A液にG液を添加し
た。さらにプロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート:イソプロピルアルコール:ジアセトンアルコ
ール=5:4:1の重量比に調整された混合有機溶媒で
固形分濃度1.2重量%となるように希釈した。その後
ブラウン管パネル表面にスピンコーターで100rpm
の回転速度で60秒間塗布し、その後160℃で30分
間加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
=3:7の重量比となるように、A液にG液を添加し
た。さらにプロピレングリコールモノメチルエーテルア
セテート:イソプロピルアルコール:ジアセトンアルコ
ール=5:4:1の重量比に調整された混合有機溶媒で
固形分濃度1.2重量%となるように希釈した。その後
ブラウン管パネル表面にスピンコーターで100rpm
の回転速度で60秒間塗布し、その後160℃で30分
間加熱し約100nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
【0061】[実施例8]実施例2におけるSbが15
mol%ドープされたSnO2 粉末(1次粒径10n
m)をITO粉末(Sn/In=10/90mol比、
1次粒径30nm)に変更した以外は実施例2と同様に
行い、約90nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
mol%ドープされたSnO2 粉末(1次粒径10n
m)をITO粉末(Sn/In=10/90mol比、
1次粒径30nm)に変更した以外は実施例2と同様に
行い、約90nmの厚さの着色低抵抗膜を得た。
【0062】[実施例9]Si(OC2 H5 )4 のエタ
ノール溶液(酸化物換算固形分5重量%)にSi(OC
2 H5 )4 :水のモル比が1:8となるように、水をp
H2.8に調整した硝酸酸性水溶液として添加し、1時
間撹拌した後、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート:イソプロピルアルコール:ジアセトンア
ルコール=5:4:1の重量比に調整された混合有機溶
媒で固形分濃度1.0重量%となるように希釈した(H
液)。
ノール溶液(酸化物換算固形分5重量%)にSi(OC
2 H5 )4 :水のモル比が1:8となるように、水をp
H2.8に調整した硝酸酸性水溶液として添加し、1時
間撹拌した後、プロピレングリコールモノメチルエーテ
ルアセテート:イソプロピルアルコール:ジアセトンア
ルコール=5:4:1の重量比に調整された混合有機溶
媒で固形分濃度1.0重量%となるように希釈した(H
液)。
【0063】実施例1における160℃、30分の加熱
処理を60℃、10分の加熱処理に変更し約110nm
の厚さの膜を得た。この膜の上にH液をスピンコーター
で100rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後1
60℃で30分間加熱し約100nmの厚さの着色低反
射低抵抗膜を得た。
処理を60℃、10分の加熱処理に変更し約110nm
の厚さの膜を得た。この膜の上にH液をスピンコーター
で100rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後1
60℃で30分間加熱し約100nmの厚さの着色低反
射低抵抗膜を得た。
【0064】[実施例10]実施例2における160
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
【0065】[実施例11]実施例4における160
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
【0066】[実施例12]実施例5における160
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約105nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約105nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
【0067】[実施例13]実施例7における160
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約105nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
℃、30分の加熱処理を60℃、10分の加熱処理に変
更し約105nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液
をスピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間
塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100nm
の厚さの着色低反射低抵抗膜を得た。
【0068】[比較例1]銅フタロシアニンブルーをエ
タノール中に固形分濃度1重量%となるように分散した
(I液)。
タノール中に固形分濃度1重量%となるように分散した
(I液)。
【0069】I液とH液を重量比3:7となるように混
合し、スピンコーターで100rpmの回転速度で60
秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100
nmの厚さの膜を得た。
合し、スピンコーターで100rpmの回転速度で60
秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し約100
nmの厚さの膜を得た。
【0070】[比較例2]B液をエタノールで固形分濃
度1.2重量%となるように希釈した後、スピンコータ
ーで100rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後
160℃で30分間加熱し約100nmの厚さの膜を得
た。
度1.2重量%となるように希釈した後、スピンコータ
ーで100rpmの回転速度で60秒間塗布し、その後
160℃で30分間加熱し約100nmの厚さの膜を得
た。
【0071】[比較例3]ITO粉末(Sn/In=1
0/90のmol比、1次粒径30nm)15gを水8
5g中に添加してサンドミルで16時間粉砕して、90
℃で1時間加熱した後、水で酸化物換算固形分濃度10
重量%に調整し、平均粒径50nmのゾルを得た。この
ゾルをエタノールで固形分濃度1.2重量%となるよう
に希釈した後、スピンコーターで100rpmの回転速
度で60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し
約100nmの厚さの膜を得た。
0/90のmol比、1次粒径30nm)15gを水8
5g中に添加してサンドミルで16時間粉砕して、90
℃で1時間加熱した後、水で酸化物換算固形分濃度10
重量%に調整し、平均粒径50nmのゾルを得た。この
ゾルをエタノールで固形分濃度1.2重量%となるよう
に希釈した後、スピンコーターで100rpmの回転速
度で60秒間塗布し、その後160℃で30分間加熱し
約100nmの厚さの膜を得た。
【0072】[比較例4]比較例2における160℃、
30分間の加熱を、60℃、10分間の加熱に変更し、
約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液をス
ピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間塗布
し、その後160℃で30分間加熱し約100nmの厚
さの膜を得た。
30分間の加熱を、60℃、10分間の加熱に変更し、
約110nmの厚さの膜を得た。この膜の上にH液をス
ピンコーターで100rpmの回転速度で60秒間塗布
し、その後160℃で30分間加熱し約100nmの厚
さの膜を得た。
【0073】
【表1】
【0074】
【発明の効果】本発明におけるカーボンブラック分散液
を含む着色低抵抗膜形成用塗布液により従来技術ではな
し得なかった高品位の着色及び帯電防止のみならず電磁
波シールド領域もカバーし得る低抵抗性を膜に付与し得
る。
を含む着色低抵抗膜形成用塗布液により従来技術ではな
し得なかった高品位の着色及び帯電防止のみならず電磁
波シールド領域もカバーし得る低抵抗性を膜に付与し得
る。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 森本 剛 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内 (72)発明者 大橋 恵子 神奈川県横浜市神奈川区羽沢町1150番地 旭硝子株式会社中央研究所内
Claims (10)
- 【請求項1】1次粒径10〜100nmのカーボンブラ
ックを含むことを特徴とする着色低抵抗膜形成用塗布
液。 - 【請求項2】Sn、In、Sb、Zn、Al、Ti、S
i及びGaの群から選ばれる少なくとも1種の元素の化
合物を含むことを特徴とする請求項1の着色低抵抗膜形
成用塗布液。 - 【請求項3】窒素を0.1〜30重量%含有するTiO
x (1.0≦x<2.0)を含むことを特徴とする請求
項1又は2の着色低抵抗膜形成用塗布液。 - 【請求項4】基体表面に形成される着色低抵抗膜の製造
方法において、請求項1〜3のいずれかの着色低抵抗膜
形成用塗布液を塗布した後、加熱及び/又は紫外線照射
をすることを特徴とする着色低抵抗膜の製造方法。 - 【請求項5】基体表面に形成される着色低抵抗膜の製造
方法において、請求項1〜3のいずれかの着色低抵抗膜
形成用塗布液を塗布し、さらに低屈折率を有する膜を形
成し得る塗布液を塗布した後、加熱及び/又は紫外線照
射をすることを特徴とする着色低抵抗膜の製造方法。 - 【請求項6】請求項1〜3のいずれかの着色低抵抗膜形
成用塗布液を塗布し、加熱及び/又は紫外線照射をする
ことにより得られる、可視光の波長領域において透過率
が低下されることを特徴とする着色低抵抗膜。 - 【請求項7】基体上に形成される多層膜において、該多
層膜のうちの少なくとも1層が請求項6の着色低抵抗膜
であることを特徴とする多層着色低抵抗膜。 - 【請求項8】基体上に形成される多層膜において、基体
側から請求項6の着色低抵抗膜、その上に該着色低抵抗
膜より低屈折率を有する膜が順次形成されることを特徴
とする多層着色低抵抗膜。 - 【請求項9】請求項6〜8のいずれかの着色低抵抗膜が
基体表面に形成されることを特徴とするガラス物品。 - 【請求項10】請求項6〜8のいずれかの着色低抵抗膜
がパネル表面に形成されることを特徴とする陰極線管。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069709A JPH07281004A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6069709A JPH07281004A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、及びその製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07281004A true JPH07281004A (ja) | 1995-10-27 |
Family
ID=13410641
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6069709A Pending JPH07281004A (ja) | 1994-04-07 | 1994-04-07 | 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜、及びその製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07281004A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0854502A (ja) * | 1994-08-11 | 1996-02-27 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜及び着色低抵抗膜を形成したガラス物品 |
| WO2008018339A1 (en) * | 2006-08-09 | 2008-02-14 | Kimoto Co., Ltd. | Anti-dazzling member, and display device and screen using the same |
| JP2008247739A (ja) * | 1996-05-14 | 2008-10-16 | Saint-Gobain Glass France | 反射防止コーティングを有するグレージング |
-
1994
- 1994-04-07 JP JP6069709A patent/JPH07281004A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0854502A (ja) * | 1994-08-11 | 1996-02-27 | Catalysts & Chem Ind Co Ltd | 着色低抵抗膜形成用塗布液、着色低抵抗膜及び着色低抵抗膜を形成したガラス物品 |
| JP2008247739A (ja) * | 1996-05-14 | 2008-10-16 | Saint-Gobain Glass France | 反射防止コーティングを有するグレージング |
| WO2008018339A1 (en) * | 2006-08-09 | 2008-02-14 | Kimoto Co., Ltd. | Anti-dazzling member, and display device and screen using the same |
| JPWO2008018339A1 (ja) * | 2006-08-09 | 2009-12-24 | 株式会社きもと | 防眩性部材、及びそれを用いた表示装置並びにスクリーン |
| JP4571691B2 (ja) * | 2006-08-09 | 2010-10-27 | 株式会社きもと | 防眩性部材、及びそれを用いた表示装置並びにスクリーン |
| US8372505B2 (en) | 2006-08-09 | 2013-02-12 | Kimoto Co., Ltd. | Anti-glare member, display and screen using the same |
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