JPH07283U - 上ル−パ−支持台油逃がし装置 - Google Patents
上ル−パ−支持台油逃がし装置Info
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Abstract
(57)【要約】
【目的】オ−バ−ロックミシンの上ル−パ−8の揺動に
伴って、上ル−パ−軸7の表面に付着させている潤滑油
が飛散し、上ル−パ−支持台3Aの上面に落下して溜
り、その溜まった潤滑油が次第にミシンフレ−ムの表面
に拡がる。この油の拡散による糸や生地の汚損を防ぐ。 【構成】上ル−パ−支持台3Aの上面22に凹部24を
設けるとともに、その凹部から上ル−パ−支持台の下方
の給油室に通じる潤滑油の逃がし孔25を設け、また、
上ル−パ−支持台の上面を遮蔽板27で覆って飛散した
油が上ル−パ−支持台の上面に溜まるのを防ぐ。
伴って、上ル−パ−軸7の表面に付着させている潤滑油
が飛散し、上ル−パ−支持台3Aの上面に落下して溜
り、その溜まった潤滑油が次第にミシンフレ−ムの表面
に拡がる。この油の拡散による糸や生地の汚損を防ぐ。 【構成】上ル−パ−支持台3Aの上面22に凹部24を
設けるとともに、その凹部から上ル−パ−支持台の下方
の給油室に通じる潤滑油の逃がし孔25を設け、また、
上ル−パ−支持台の上面を遮蔽板27で覆って飛散した
油が上ル−パ−支持台の上面に溜まるのを防ぐ。
Description
【0001】
この考案は、オ−バ−ロックミシンの上ル−パ−軸に付与された余剰の潤滑油 が、上ル−パ−支持台の上面に溜まることを防ぐための油逃がし装置に関するも のである。
【0002】
工業用のオ−バ−ロックミシンにおいて、上ル−パ−軸の機構として、たとえ ば図4に示すものが広く用いられている。すなわち、ミシンフレ−ム1の前面に ボルト2で固定した上ル−パ−支持台3に、ミシンの布送り方向と平行で且つ水 平に円孔4を設けてこの円孔4で円柱状の上ル−パ−軸案内5を回動自在に支持 するとともに、その円柱軸と直交して上ル−パ−軸案内5に設けた支持孔6に、 上ル−パ−軸7を貫通させるようにしている。また、上ル−パ−軸7の上端に上 ル−パ−8を固定するとともに、下端側をピン9でレバ−10に連結している。 このレバ−10は、図示を省略したミシン主軸に連動して揺動軸11を中心に揺 動し、ミシン主軸の回転に伴ってレバ−10が揺動すると、上ル−パ−軸7は支 持孔6内を摺動して昇降するとともに、上ル−パ−軸案内5を円孔4内で回動さ せて上ル−パ−8が放物線状の軌跡を描くように運動し、図示しない針および下 ル−パ−と協動してオ−バ−ロック縫い目を形成するようにしている。
【0003】 また、このような上ル−パ−軸7の支持機構において、高速運転性能を高める ために、上ル−パ−軸7と上ル−パ−軸案内5との摺動部および上ル−パ−軸案 内5の外周面と上ル−パ−支持台3との回動接触部に各種の方法で潤滑油が付与 されるが、その潤滑油による糸や生地の汚損を防ぐため、一般に、上ル−パ−軸 案内5の下方を密閉してその密閉室内において上ル−パ−軸7の下部の表面に給 油するようにしている。
【0004】 しかしこの上ル−パ−軸7の表面に付着した潤滑油が上ル−パ−軸案内5より も上側にまで持ちあげられると、上ル−パ−軸7の昇降運動中の折り返し点にお いてその余剰の潤滑油が周囲に飛散して、ル−パ−糸や生地を汚損することがあ るために、実公昭60−31667号や、実公平3−37590号公報において は、油掻き落とし部材を上ル−パ−軸7に接触させて潤滑油の過度の上昇を防ぐ ようにしている。
【0005】
ところが、このような余剰油の掻き落とし部材を設けても、長時間の縫製に伴 って僅かずつ上昇して飛散する油が次第に上ル−パ−支持台3の上面に溜まり、 上ル−パ−軸案内5を経て上ル−パ−軸7の上側表面に付着して再び油を飛散さ せたり、溜まった油が上ル−パ−支持台3やそのカバ−(図示省略)の表面を伝 ってミシンフレ−ム1の前面から外部に拡がり、生地や糸を汚すという問題が生 じることがあった。したがってこの考案の課題は、上ル−パ−の昇降運動に伴っ て飛散した油が、上ル−パ−支持台3の上面に溜まって次第に拡がってゆき生地 や糸を汚損することを防ぐことにある。
【0006】
この考案は、ミシンフレ−ムの前面に固定した上ル−パ−支持台に、ミシンの 布送り方向の円孔を設けて上ル−パ−軸案内を回動自在に支持するとともにその 上ル−パ−軸案内に設けた支持孔に、上ル−パ−軸を貫通して上下に摺動させる ようにし、その上ル−パ−軸案内の下方で上ル−パ−軸の表面に潤滑油を付与す るようにしたオ−バ−ロックミシンに於いて、上ル−パ−支持台の上面に凹部を 設けるとともに、その凹部から上ル−パ−支持台の下方に通じる逃がし孔を設け たことを特徴とするものである。なお、この逃がし孔の下端をミシンの給油室に 連通させたり、必要に応じて上ル−パ−支持台の上方で且つ前記凹部近傍にその 支持台上面の平坦部を覆う遮蔽板を付設することもできる。
【0007】
上ル−パ−の昇降往復運動に伴って上ル−パ−軸の表面から飛散して上ル−パ −支持台上に落下する余剰の潤滑油は、支持台上面の凹部から逃がし孔を経て支 持台下方の給油室等に戻すことができる。また、遮蔽板を設けると、上ル−パ− 軸支持台の平坦部上面への油の落下を少なくして油の拡がり防止効果を高めるこ とができる。
【0008】
この考案の一実施例を図1ないし図3に基づいて説明するが、図4について述 べた従来装置と共通する部分については同じ符号を付して述べる。図1に示すよ うに、ミシンフレ−ム1の前面に2本のボルト2で固定した上ル−パ−支持台3 Aには、ミシンの布送り方向と平行で且つ水平に円孔4を設け、円柱部材からな る上ル−パ−軸案内5をその円孔4に嵌合して回動自在に支持させている。上ル −パ−支持台3Aの円孔4の上下には開口部12、13(図3)を設けるととも に、上ル−パ−軸案内5には上ル−パ−軸7を上下方向に嵌合して支持させる支 持孔6を設け、上ル−パ−軸7が開口部12、13および支持孔6を貫通するよ うにしている。そして図4について述べたと同様に、上ル−パ−軸7の上端に上 ル−パ−8を固定するとともに揺動レバ−10に下端をピン9で連結して、ミシ ン主軸の回転に伴って上ル−パ−8が放物線状の軌跡を描いて揺動するようにし ている。なお、上ル−パ−軸案内5には支持孔6と同じ大きさの孔を設けた給油 用のフェルト14が支持孔6を横切って挿入されている。
【0009】 上ル−パ−軸7への潤滑油の給油機構を図2により説明すると、密閉構造とし て噴霧状の潤滑油が給油されるミシンフレ−ム1の内部下方には、一端を閉塞し 側面の一部に切り欠き部15を設けた給油筒16を、切り欠き部15を上にして 水平に配置し、その給油筒16内に油芯紐17を充填するとともに、他端18を ミシンフレ−ム1を貫通して上ル−パ−軸7の駆動部側へ少し突出させ、その突 出端18から滲みだす油をわずかに間隔を隔てて上下に揺動するピン9に挿入し た油芯紐19に接触させている。ピン9に付着した潤滑油はピン9の揺動によっ て飛散して噴霧状となり、上下に揺動する上ル−パ−軸7の下部の表面に付着す るようにしている。なお、上ル−パ−支持台3Aの前面およびその下方のル−パ −駆動部をカバ−20で覆って給油用の密閉室21として、ミシンフレ−ム1の 手前側のル−パ−糸通し部分に油が洩れ出ないようにしている。
【0010】 また、上ル−パ−支持台3Aは図1、図3で示すように上面22の開口部12 の近傍には緩い傾斜面23を備えた凹部24を設けるとともに、その凹部24か ら上ル−パ−支持台3Aの下方に通じる細い逃がし孔25を設け、その凹部24 にはフィルタ−26を設置している。さらに上ル−パ−支持台3Aの上方で且つ 前記凹部24の近傍にその支持台上面22の平坦部を上ル−パ−8の揺動空間か ら隔絶して覆う遮蔽板27を付設している。
【0011】 この実施例において、ミシンを駆動すると、給油筒16から少しずつ供給され る潤滑油はピン9の揺動により飛散して上ル−パ−軸7の下方に付着し、その上 ル−パ−軸7の昇降運動によって支持孔6との摺動面に給油され、また、上ル− パ−軸案内5の外周面を経てその外周面と円孔4との摺動面に給油される。そし て、上ル−パ−軸案内5よりも上方にもたらされる余剰の油は上ル−パ−軸7の 昇降運動によって飛散しても、遮蔽板27により遮られるので、上ル−パ−支持 台3Aの上面に落下することが殆どなくなる。また、たとえ上ル−パ−支持台3 Aの上面22にその飛散した油が落下しても、凹部24に集められて逃がし孔2 5を経てカバ−20の内側の密閉室21内に排出されるので、油が上ル−パ−支 持台3Aやミシンフレ−ム1等の表面を伝って外部に拡がることがない。
【0012】
以上のように、この考案は、上ル−パ−の昇降往復運動に伴って上ル−パ−軸 の表面から飛散した油が、上ル−パ−支持台の上面に落下して溜まったり、その 溜まった油が次第に拡がってゆくことを防ぎ、生地や糸の汚損を防止できるとい う効果がある。また、その飛散した潤滑油は、凹部から逃がし孔を経て支持台下 方の給油室に戻すようにすると潤滑油を再利用できる。さらに遮蔽板を設けると 、上ル−パ−軸支持台の平坦部上面への油の落下を少なくして油の拡がり防止効 果を高めることができる。
【図1】この考案の一実施例を示す斜視図。
【図2】この考案の一実施例の給油機構の要部断面図。
【図3】この考案の一実施例の上ル−パ−支持台の一部
断面図。
断面図。
【図4】従来の上ル−パ−支持台の斜視図。
1・・・ミシンフレ−ム、 3、3A・・・上ル−パ−支持台、 5・・・上ル−パ−軸案内、 6・・・支持孔、 7・・・上ル−パ−軸、 8・・・上ル−パ−、 16・・・給油筒、 21・・・密閉室、 24・・・凹部、 25・・・逃がし孔、 27・・・遮蔽板。
Claims (3)
- 【請求項1】 ミシンフレ−ムの前面に固定した上ル−
パ−支持台に、ミシンの布送り方向の円孔を設けて上ル
−パ−軸案内を回動自在に支持するとともに、上ル−パ
−軸案内に設けた支持孔に、上ル−パ−軸を貫通させて
上下に摺動させるようにし、その上ル−パ−軸案内の下
方で上ル−パ−軸の表面に潤滑油を付与するようにした
ミシンに於いて、上ル−パ−支持台の上面に凹部を設け
るとともに、その凹部から上ル−パ−支持台の下方に通
じる逃がし孔を設けたことを特徴とする上ル−パ−支持
台油逃がし装置。 - 【請求項2】前記逃がし孔の下端側がミシンの給油室に
連通していることを特徴とする請求項1の上ル−パ−支
持台油逃がし装置。 - 【請求項3】前記上ル−パ−支持台の上方で且つ前記凹
部近傍にその支持台上面の平坦部を覆う遮蔽板を付設し
たことを特徴とする請求項1の上ル−パ−支持台油逃が
し装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043420U JP2603940Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 上ル−パ−支持台油逃がし装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993043420U JP2603940Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 上ル−パ−支持台油逃がし装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07283U true JPH07283U (ja) | 1995-01-06 |
| JP2603940Y2 JP2603940Y2 (ja) | 2000-04-04 |
Family
ID=12663218
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993043420U Expired - Lifetime JP2603940Y2 (ja) | 1993-06-03 | 1993-06-03 | 上ル−パ−支持台油逃がし装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2603940Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-06-03 JP JP1993043420U patent/JP2603940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2603940Y2 (ja) | 2000-04-04 |
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