JPH07287356A - レンズ付きフイルムユニット及び製造方法 - Google Patents
レンズ付きフイルムユニット及び製造方法Info
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- JPH07287356A JPH07287356A JP7621294A JP7621294A JPH07287356A JP H07287356 A JPH07287356 A JP H07287356A JP 7621294 A JP7621294 A JP 7621294A JP 7621294 A JP7621294 A JP 7621294A JP H07287356 A JPH07287356 A JP H07287356A
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- lens
- photographic film
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- 238000003466 welding Methods 0.000 claims abstract description 28
- 238000000034 method Methods 0.000 claims description 8
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- 230000008018 melting Effects 0.000 claims description 4
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- 229920005989 resin Polymers 0.000 description 4
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Landscapes
- Structure And Mechanism Of Cameras (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【構成】 本体部2の写真フイルムパトローネ16に対
向する面に、エネルギーダイレクタ25を形成する。エ
ネルギーダイレクタ25の基部25aの周囲を肉薄にし
て肉薄部27を形成する。エネルギーダイレクタ25を
超音波ユニット30により超音波溶着させ、写真フイル
ムパトローネ16と本体部2とを固着する。 【効果】 本体部2に写真フイルムパトローネ16が固
着されるため、フイルム走行時のフイルムのばたつきが
少なくなり、擦り傷の発生が抑えられる。撮影済みの写
真フイルムパトローネ16を取り出すと、肉薄部27に
より本体部2が破損され本体部2の遮光性が無くなる。
これにより、安易なフイルムの詰め替えが困難になり、
これに起因する撮影不良や擦り傷の発生等のトラブルを
無くすことができる。
向する面に、エネルギーダイレクタ25を形成する。エ
ネルギーダイレクタ25の基部25aの周囲を肉薄にし
て肉薄部27を形成する。エネルギーダイレクタ25を
超音波ユニット30により超音波溶着させ、写真フイル
ムパトローネ16と本体部2とを固着する。 【効果】 本体部2に写真フイルムパトローネ16が固
着されるため、フイルム走行時のフイルムのばたつきが
少なくなり、擦り傷の発生が抑えられる。撮影済みの写
真フイルムパトローネ16を取り出すと、肉薄部27に
より本体部2が破損され本体部2の遮光性が無くなる。
これにより、安易なフイルムの詰め替えが困難になり、
これに起因する撮影不良や擦り傷の発生等のトラブルを
無くすことができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はレンズ付きフイルムユニ
ット及び製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、写真フイルムパトローネの後カバーや本体部への固
着に関するものである。
ット及び製造方法に関するものであり、さらに詳しく
は、写真フイルムパトローネの後カバーや本体部への固
着に関するものである。
【0002】
【従来の技術】レンズ付きフイルムユニットは、簡単な
撮影機構を備えたユニット本体に予め未露光のパトロー
ネ付き写真フイルムを内蔵させたもので、カメラを携帯
していなくても手軽に写真撮影を行うことができ、本出
願人からも「写ルンですSuper800」(商品名)
などが広く一般に廉価で提供されている。
撮影機構を備えたユニット本体に予め未露光のパトロー
ネ付き写真フイルムを内蔵させたもので、カメラを携帯
していなくても手軽に写真撮影を行うことができ、本出
願人からも「写ルンですSuper800」(商品名)
などが広く一般に廉価で提供されている。
【0003】このようなレンズ付きフイルムユニット
は、大きく分けて、撮影レンズ、シャッター等の撮影機
構やストロボ等が設けられた本体部と、この本体部の前
面を覆う前カバー、及び本体部の背面を覆う後カバーか
ら構成されている。本体部には、ロール状にした未露光
の写真フイルムを収納するフイルム室及び写真フイルム
パトローネを収納するパトローネ室がアパーチャを挟む
ようにして設けられている。
は、大きく分けて、撮影レンズ、シャッター等の撮影機
構やストロボ等が設けられた本体部と、この本体部の前
面を覆う前カバー、及び本体部の背面を覆う後カバーか
ら構成されている。本体部には、ロール状にした未露光
の写真フイルムを収納するフイルム室及び写真フイルム
パトローネを収納するパトローネ室がアパーチャを挟む
ようにして設けられている。
【0004】これらの内、本体部と後カバーとは、フイ
ルムが装填される関係上、相互に光密に係合されて暗箱
部が構成されており、不用意に分離できないようにする
ことが必要である。このため、本体部と後カバーとの一
部分を超音波溶着することにより、本体部と後カバーと
を分離困難に結合させることが行われている。
ルムが装填される関係上、相互に光密に係合されて暗箱
部が構成されており、不用意に分離できないようにする
ことが必要である。このため、本体部と後カバーとの一
部分を超音波溶着することにより、本体部と後カバーと
を分離困難に結合させることが行われている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この超
音波による溶着部は、レンズ付きフイルムユニットにお
ける暗箱部にないため、本体部から後カバーが外力で外
れやすい。また、溶着部分を外力により剥がしても、暗
箱部には損傷が及ぶことがなく、後カバーを外してフイ
ルムを詰め替えることにより、漏光せずに再使用が可能
になる。このような安易な詰め替えは、フイルムユニッ
トメーカーにおける使用済みフイルムユニットの再利用
の場合と異なり、各部品の充分な検査が行われておら
ず、動作不良の発生や写真フイルムに擦り傷を与える原
因になり好ましいことではない。
音波による溶着部は、レンズ付きフイルムユニットにお
ける暗箱部にないため、本体部から後カバーが外力で外
れやすい。また、溶着部分を外力により剥がしても、暗
箱部には損傷が及ぶことがなく、後カバーを外してフイ
ルムを詰め替えることにより、漏光せずに再使用が可能
になる。このような安易な詰め替えは、フイルムユニッ
トメーカーにおける使用済みフイルムユニットの再利用
の場合と異なり、各部品の充分な検査が行われておら
ず、動作不良の発生や写真フイルムに擦り傷を与える原
因になり好ましいことではない。
【0006】また、従来は、写真フイルムパトローネを
単にパトローネ室に収納しただけであり、更にパトロー
ネ室と写真フイルムパトローネとの間に組み付けを容易
に行うために少しのガタがあり、このガタによりフイル
ム走行中にフイルムがばたつくことがある。したがっ
て、このばたつきによりフイルムに擦り傷が発生するこ
ともある。また、アパーチャにおけるフイルムのばたつ
きは解像度に悪影響を与える。
単にパトローネ室に収納しただけであり、更にパトロー
ネ室と写真フイルムパトローネとの間に組み付けを容易
に行うために少しのガタがあり、このガタによりフイル
ム走行中にフイルムがばたつくことがある。したがっ
て、このばたつきによりフイルムに擦り傷が発生するこ
ともある。また、アパーチャにおけるフイルムのばたつ
きは解像度に悪影響を与える。
【0007】本発明は上記問題点を解決するためになさ
れたもので、安易なフイルムの詰め替えによる撮影不良
等のトラブルを無くすとともに、フイルム走行時のばた
つきも抑えるようにしたレンズ付きフイルムユニット及
び製造方法を提供することを目的とする。
れたもので、安易なフイルムの詰め替えによる撮影不良
等のトラブルを無くすとともに、フイルム走行時のばた
つきも抑えるようにしたレンズ付きフイルムユニット及
び製造方法を提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、写真フイルムパトロー
ネとパトローネ室との一方又は双方の対向する面に、溶
着用の突起を形成し、この突起を溶解することにより写
真フイルムパトローネと本体部とを固着したものであ
る。
に、請求項1に記載した発明は、写真フイルムパトロー
ネとパトローネ室との一方又は双方の対向する面に、溶
着用の突起を形成し、この突起を溶解することにより写
真フイルムパトローネと本体部とを固着したものであ
る。
【0009】また、請求項2に記載した発明は、パトロ
ーネ室を覆う後カバー部分と、写真フイルムパトローネ
との一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起を形成
し、この突起を溶解することにより写真フイルムパトロ
ーネと後カバーとを固着したものである。また、請求項
3に記載した発明は、溶着用突起で溶着される部分の本
体部側又は後カバー側の周囲を肉薄に形成して、写真フ
イルムパトローネの取り出しを容易に行えるようにする
とともに、この取り出し時に本体部側又は後カバーの一
部が容易に破損されるようにしたものである。
ーネ室を覆う後カバー部分と、写真フイルムパトローネ
との一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起を形成
し、この突起を溶解することにより写真フイルムパトロ
ーネと後カバーとを固着したものである。また、請求項
3に記載した発明は、溶着用突起で溶着される部分の本
体部側又は後カバー側の周囲を肉薄に形成して、写真フ
イルムパトローネの取り出しを容易に行えるようにする
とともに、この取り出し時に本体部側又は後カバーの一
部が容易に破損されるようにしたものである。
【0010】また、請求項4に記載した発明は、写真フ
イルムパトローネと、パトローネ室との一方又は双方の
対向する面に、溶着用の突起を形成し、この突起を超音
波で溶解することにより本体部に写真フイルムパトロー
ネを固着し、本体部に撮影機構と前カバーとを組み付
け、写真フイルムパトローネにフイルムをセットした後
に後カバーを組み付けるようにしたものである。
イルムパトローネと、パトローネ室との一方又は双方の
対向する面に、溶着用の突起を形成し、この突起を超音
波で溶解することにより本体部に写真フイルムパトロー
ネを固着し、本体部に撮影機構と前カバーとを組み付
け、写真フイルムパトローネにフイルムをセットした後
に後カバーを組み付けるようにしたものである。
【0011】
【作用】樹脂成型品からなる写真フイルムパトローネ
と、同じく樹脂成型品からなる本体部のパトローネ室と
の一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起が形成さ
れる。この突起が例えば超音波で溶解されることによ
り、本体部に写真フイルムパトローネが固着される。次
に、本体部に撮影機構と前カバーとが組み付けられる。
次に、写真フイルムパトローネにフイルムが巻き込まれ
る。次に、巻き込まれたフイルムがフイルム室に巻き取
られてフイルムが本体部にセットされ、この後、本体部
に後カバーが取り付けられる。このように、パトローネ
と本体部とが固着されているため、本体部に対するフイ
ルムの位置が固定化され、アパーチャにおけるフイルム
位置を常に一定に保つことができ、フイルムのばたつき
による解像度の低下が抑えられるとともに、フイルム走
行中のばたつきもなくなり擦り傷の発生が少なくなる。
また、撮影終了後にパトローネを取り出すと、この溶着
部により本体部のパトローネ室が破損されて遮光性が失
われるため、フイルムの詰め替え等が困難になる。した
がって、安易なフイルム詰め替えに起因する撮影不良等
のトラブルを無くすことができる。
と、同じく樹脂成型品からなる本体部のパトローネ室と
の一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起が形成さ
れる。この突起が例えば超音波で溶解されることによ
り、本体部に写真フイルムパトローネが固着される。次
に、本体部に撮影機構と前カバーとが組み付けられる。
次に、写真フイルムパトローネにフイルムが巻き込まれ
る。次に、巻き込まれたフイルムがフイルム室に巻き取
られてフイルムが本体部にセットされ、この後、本体部
に後カバーが取り付けられる。このように、パトローネ
と本体部とが固着されているため、本体部に対するフイ
ルムの位置が固定化され、アパーチャにおけるフイルム
位置を常に一定に保つことができ、フイルムのばたつき
による解像度の低下が抑えられるとともに、フイルム走
行中のばたつきもなくなり擦り傷の発生が少なくなる。
また、撮影終了後にパトローネを取り出すと、この溶着
部により本体部のパトローネ室が破損されて遮光性が失
われるため、フイルムの詰め替え等が困難になる。した
がって、安易なフイルム詰め替えに起因する撮影不良等
のトラブルを無くすことができる。
【0012】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図2は本発明を実施したレンズ付きフイルムユニ
ットの分解斜視図である。ユニット本体1は本体部2及
びこれに前後から爪止めされる前カバー3、後カバー4
とからなり、これら本体部2,前カバー3,及び後カバ
ー4は樹脂成型品から構成されている。前カバー3には
撮影レンズ6、撮影枚数表示板7などを露出させるため
の開口が形成されており、また、上面にレリーズボタン
9が一体に設けられている。さらに、前カバー3及び後
カバー4の上部には、撮影範囲を確認するためのファイ
ンダー開口11a,11bが形成されている。
する。図2は本発明を実施したレンズ付きフイルムユニ
ットの分解斜視図である。ユニット本体1は本体部2及
びこれに前後から爪止めされる前カバー3、後カバー4
とからなり、これら本体部2,前カバー3,及び後カバ
ー4は樹脂成型品から構成されている。前カバー3には
撮影レンズ6、撮影枚数表示板7などを露出させるため
の開口が形成されており、また、上面にレリーズボタン
9が一体に設けられている。さらに、前カバー3及び後
カバー4の上部には、撮影範囲を確認するためのファイ
ンダー開口11a,11bが形成されている。
【0013】シャッタ及びフイルム巻止め機構を備えた
撮影機構12が取り付けられる本体部2には、図1に示
すように、アパーチャ15を挟むようにしてパトローネ
室13、フイルム室14が形成されている。そして、パ
トローネ室13内部には写真フイルムパトローネ16
が、また、フイルム室14には写真フイルムパトローネ
から引き出されたフイルム17が各々収納される。写真
フイルムパトローネ16は、従来の135タイプの写真
フイルムパトローネよりもやや小径な樹脂成型品から構
成されており、写真フイルムパトローネ16のコンパク
ト化が図られている。なお、写真フイルムパトローネ1
6は図1に示す円柱体状の他に、図7,図8に示すよう
に、角部が丸くされた直方体状に形成してもよい。
撮影機構12が取り付けられる本体部2には、図1に示
すように、アパーチャ15を挟むようにしてパトローネ
室13、フイルム室14が形成されている。そして、パ
トローネ室13内部には写真フイルムパトローネ16
が、また、フイルム室14には写真フイルムパトローネ
から引き出されたフイルム17が各々収納される。写真
フイルムパトローネ16は、従来の135タイプの写真
フイルムパトローネよりもやや小径な樹脂成型品から構
成されており、写真フイルムパトローネ16のコンパク
ト化が図られている。なお、写真フイルムパトローネ1
6は図1に示す円柱体状の他に、図7,図8に示すよう
に、角部が丸くされた直方体状に形成してもよい。
【0014】図2に示すように、後カバー4にはパトロ
ーネ室底蓋20、フイルム室底蓋21がそれぞれ一体に
形成されている。そして、本体部2の背面に後カバー4
を被せた後、パトローネ室底蓋20はパトローネ室13
の底面を、また、フイルム室底蓋21はフイルム室14
の底面を、それぞれ光密に覆うようになっている。これ
により、本体部2と後カバー4とにより暗箱部が形成さ
れる。
ーネ室底蓋20、フイルム室底蓋21がそれぞれ一体に
形成されている。そして、本体部2の背面に後カバー4
を被せた後、パトローネ室底蓋20はパトローネ室13
の底面を、また、フイルム室底蓋21はフイルム室14
の底面を、それぞれ光密に覆うようになっている。これ
により、本体部2と後カバー4とにより暗箱部が形成さ
れる。
【0015】図1は本発明を実施したレンズ付きフイル
ムユニットにおける、本体部2のパトローネ室13を拡
大して示す斜視図である。パトローネ室13の内面に
は、写真フイルムパトローネ16をパトローネ室13に
固着するためのエネルギーダイレクタ(溶着材部分)2
5が突出して形成されている。このエネルギーダイレク
タ25は、図3(A)に示すように断面が三角形になっ
ており、図1に示すように本体部2の上下方向に長く形
成された突条から構成されている。
ムユニットにおける、本体部2のパトローネ室13を拡
大して示す斜視図である。パトローネ室13の内面に
は、写真フイルムパトローネ16をパトローネ室13に
固着するためのエネルギーダイレクタ(溶着材部分)2
5が突出して形成されている。このエネルギーダイレク
タ25は、図3(A)に示すように断面が三角形になっ
ており、図1に示すように本体部2の上下方向に長く形
成された突条から構成されている。
【0016】また、図3に示すように、エネルギダイレ
クタ25が形成されている本体部2の外面部分は、エネ
ルギダイレクタ25の基部25aを囲むように凹部26
が形成されており、これにより基部25aの周りが薄肉
部27とされている。
クタ25が形成されている本体部2の外面部分は、エネ
ルギダイレクタ25の基部25aを囲むように凹部26
が形成されており、これにより基部25aの周りが薄肉
部27とされている。
【0017】パトローネ室13に写真フイルムパトロー
ネ16を固着する際には、図3(A)に示すように、本
体部2の外側面のエネルギーダイレクタ25の基部25
aに、超音波ユニット30が押しつけられ、また写真フ
イルムパトローネ16側にはアンビル(図示せず)がセ
ットされる。アンビルは、エネルギーダイレクタ25に
写真フイルムパトローネ16を押さえつける。この後、
超音波ユニット30を駆動して、エネルギダイレクタ2
5に超音波エネルギを印加する。これにより、図3
(B)に示すように、エネルギダイレクタ25とこれに
接触する写真フイルムパトローネ16とが溶着され、こ
の溶着部29により本体部2と写真フイルムパトローネ
16とが固着される。
ネ16を固着する際には、図3(A)に示すように、本
体部2の外側面のエネルギーダイレクタ25の基部25
aに、超音波ユニット30が押しつけられ、また写真フ
イルムパトローネ16側にはアンビル(図示せず)がセ
ットされる。アンビルは、エネルギーダイレクタ25に
写真フイルムパトローネ16を押さえつける。この後、
超音波ユニット30を駆動して、エネルギダイレクタ2
5に超音波エネルギを印加する。これにより、図3
(B)に示すように、エネルギダイレクタ25とこれに
接触する写真フイルムパトローネ16とが溶着され、こ
の溶着部29により本体部2と写真フイルムパトローネ
16とが固着される。
【0018】図4は、本発明を実施した写真フイルムパ
トローネの製造方法の要旨を示すフローチャートであ
る。従来は、本体部2と後カバー4とを超音波溶着する
ために、この溶着工程は最後の工程になっていたが、本
実施例では、本体部2へ写真フイルムパトローネ16を
溶着する工程を最初に行い、超音波ユニット30をでき
るだけエネルギーダイレクタ25に近づけた状態で溶着
を行う。これにより、超音波エネルギを効率良くエネル
ギーダイレクタ25に印加することができ、確実な溶着
を行うことができるとともに、溶着の必要ない部分が溶
着されることが防止される。
トローネの製造方法の要旨を示すフローチャートであ
る。従来は、本体部2と後カバー4とを超音波溶着する
ために、この溶着工程は最後の工程になっていたが、本
実施例では、本体部2へ写真フイルムパトローネ16を
溶着する工程を最初に行い、超音波ユニット30をでき
るだけエネルギーダイレクタ25に近づけた状態で溶着
を行う。これにより、超音波エネルギを効率良くエネル
ギーダイレクタ25に印加することができ、確実な溶着
を行うことができるとともに、溶着の必要ない部分が溶
着されることが防止される。
【0019】本体部2に写真フイルムパトローネ16を
溶着した後に、本体部2に撮影機構12を組み付ける。
また、「写ルンですフラッシュ」(商品名)のように、
ストロボ内蔵タイプの場合には、ストロボ機構を組み付
ける。次に、前カバー3を組み付ける。次に、写真フイ
ルムパトローネ16のフイルム出入り口16aから写真
フイルムの後端部を挿入ガイドを用いて差し込み、スプ
ールのスリット内の爪にフイルム後端部の孔を係止させ
て、フイルムをスプールに係止させた後、1本分の長さ
のフイルムをスプールに巻き取る。このフイルム後端部
の取り付け方法については、特開平6−35123号公
報に詳しく説明されている。この後、巻き取ったフイル
ムを巻取軸によりフイルム室14内に巻き取り収納する
とともに、後カバー4を組み付ける。その後、後カバー
4と本体部2とを超音波溶着し、後カバー4が本体部2
から容易に外れることのないようにする。なお、フイル
ム後端部の取り付け方法は、フイルム出入り口からフイ
ルム後端部を差し込む方法に代えて、特開平6−351
28号公報に示されるように、予めスプールにリーダー
テープを取り付けておき、このリーダーテープの先端を
パトローネから出しておき、これにフイルムを超音波溶
着により取り付けるようにしてもよい。また、予めフイ
ルムが巻き取られた写真フイルムパトローネを本体部に
超音波溶着するようにしてもよい。
溶着した後に、本体部2に撮影機構12を組み付ける。
また、「写ルンですフラッシュ」(商品名)のように、
ストロボ内蔵タイプの場合には、ストロボ機構を組み付
ける。次に、前カバー3を組み付ける。次に、写真フイ
ルムパトローネ16のフイルム出入り口16aから写真
フイルムの後端部を挿入ガイドを用いて差し込み、スプ
ールのスリット内の爪にフイルム後端部の孔を係止させ
て、フイルムをスプールに係止させた後、1本分の長さ
のフイルムをスプールに巻き取る。このフイルム後端部
の取り付け方法については、特開平6−35123号公
報に詳しく説明されている。この後、巻き取ったフイル
ムを巻取軸によりフイルム室14内に巻き取り収納する
とともに、後カバー4を組み付ける。その後、後カバー
4と本体部2とを超音波溶着し、後カバー4が本体部2
から容易に外れることのないようにする。なお、フイル
ム後端部の取り付け方法は、フイルム出入り口からフイ
ルム後端部を差し込む方法に代えて、特開平6−351
28号公報に示されるように、予めスプールにリーダー
テープを取り付けておき、このリーダーテープの先端を
パトローネから出しておき、これにフイルムを超音波溶
着により取り付けるようにしてもよい。また、予めフイ
ルムが巻き取られた写真フイルムパトローネを本体部に
超音波溶着するようにしてもよい。
【0020】撮影終了後に、撮影済みの写真フイルムパ
トローネ16を取り出す場合には、パトローネ室底蓋2
0(図2参照)を開けた後に、写真フイルムパトローネ
16をパトローネ室13内で溶着部分を中心として揺動
することにより、図3(C)に示すように薄肉部27を
破損させて、写真フイルムパトローネ16を本体部2か
ら取り出す。なお、パトローネ16をパトローネ室13
から容易に取り出すことができるように、パトローネ1
6とパトローネ室13の内面との間には、薄肉部27を
破損させるための揺動スペースと、エネルギダイレクタ
25で溶着された状態の写真フイルムパトローネ16を
パトローネ室13から取り出すための取出しスペースを
設けておく。
トローネ16を取り出す場合には、パトローネ室底蓋2
0(図2参照)を開けた後に、写真フイルムパトローネ
16をパトローネ室13内で溶着部分を中心として揺動
することにより、図3(C)に示すように薄肉部27を
破損させて、写真フイルムパトローネ16を本体部2か
ら取り出す。なお、パトローネ16をパトローネ室13
から容易に取り出すことができるように、パトローネ1
6とパトローネ室13の内面との間には、薄肉部27を
破損させるための揺動スペースと、エネルギダイレクタ
25で溶着された状態の写真フイルムパトローネ16を
パトローネ室13から取り出すための取出しスペースを
設けておく。
【0021】図5は、他の実施例におけるエネルギダイ
レクタを示しており、後カバー40のパトローネ室を覆
う部分41に上下方向で、図1と同じようなエネルギー
ダイレクタ42を形成したものである。また、図6は、
後カバー45のパトローネ室底蓋46に設けたエネルギ
ーダイレクタ47を示す。この場合には、円弧状に突条
を形成する。また、これらエネルギーダイレクタ42,
47の基部の周りには、パトローネの取り出しが容易に
行えるように、薄肉部を形成しておく。
レクタを示しており、後カバー40のパトローネ室を覆
う部分41に上下方向で、図1と同じようなエネルギー
ダイレクタ42を形成したものである。また、図6は、
後カバー45のパトローネ室底蓋46に設けたエネルギ
ーダイレクタ47を示す。この場合には、円弧状に突条
を形成する。また、これらエネルギーダイレクタ42,
47の基部の周りには、パトローネの取り出しが容易に
行えるように、薄肉部を形成しておく。
【0022】図7及び図8は、写真フイルムパトローネ
50,51側に設けたエネルギーダイレクタ52,53
を示している。図7は、パトローネ50の周面54に上
下方向で直線状の突条を形成してエネルギーダイレクタ
52を設けたものであり、図8は、パトローネ51の端
面55にスプール回動軸56を挟むように2本の直線状
のエネルギーダイレクタ53を設けたものである。
50,51側に設けたエネルギーダイレクタ52,53
を示している。図7は、パトローネ50の周面54に上
下方向で直線状の突条を形成してエネルギーダイレクタ
52を設けたものであり、図8は、パトローネ51の端
面55にスプール回動軸56を挟むように2本の直線状
のエネルギーダイレクタ53を設けたものである。
【0023】なお、エネルギーダイレクタは直線状や円
弧状の突条から構成する他に、円弧状突起や円錐状突
起、角錐状突起から構成してもよい。また、1個の突起
や突条からエネルギーダイレクタを構成する他に、これ
らを適宜組み合わせた複数個の突起や突条からエネルギ
ーダイレクタを構成してもよい。また、薄肉部を断面V
字状に形成してもよく、この場合には、このV字の鋭角
部分によってエネルギーダイレクタの基部を本体部から
容易に分離することができる。また、薄肉部に更に断面
V字状の溝を形成してもよく、この場合にはより一層パ
トローネの取り出しが容易になる。また、溶着用突起を
超音波で溶解してパトローネと本体部又は後カバーとを
固着したが、これは他の固着手段、例えば接着剤や加熱
等により固着してもよい。
弧状の突条から構成する他に、円弧状突起や円錐状突
起、角錐状突起から構成してもよい。また、1個の突起
や突条からエネルギーダイレクタを構成する他に、これ
らを適宜組み合わせた複数個の突起や突条からエネルギ
ーダイレクタを構成してもよい。また、薄肉部を断面V
字状に形成してもよく、この場合には、このV字の鋭角
部分によってエネルギーダイレクタの基部を本体部から
容易に分離することができる。また、薄肉部に更に断面
V字状の溝を形成してもよく、この場合にはより一層パ
トローネの取り出しが容易になる。また、溶着用突起を
超音波で溶解してパトローネと本体部又は後カバーとを
固着したが、これは他の固着手段、例えば接着剤や加熱
等により固着してもよい。
【0024】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
写真フイルムパトローネとパトローネ室との一方又は双
方の対向する面に、溶着用の突起を形成し、この突起を
溶解することにより写真フイルムパトローネと本体部と
を固着したから、パトローネ室内にパトローネが固定さ
れるため、フイルム走行中にフイルムがばたつくことが
なくなり、このばたつきに起因するフイルムの擦り傷の
発生を抑えることができる。また、フイルムのアパーチ
ャにおけるばたつきがなくなり固定化されるため、ピン
ボケにより解像度低下が抑えられる。更に、撮影済みの
パトローネを取り出す場合には、溶着部分が破損され、
この溶着部分は暗箱部内に位置するため、暗箱部の遮光
性が無くなる。このため、安易にフイルムの詰め替えを
行うことができなくなり、このようなフイルム詰め替え
に起因するフイルムの擦り傷発生や動作不良等のトラブ
ルを無くすことができる。
写真フイルムパトローネとパトローネ室との一方又は双
方の対向する面に、溶着用の突起を形成し、この突起を
溶解することにより写真フイルムパトローネと本体部と
を固着したから、パトローネ室内にパトローネが固定さ
れるため、フイルム走行中にフイルムがばたつくことが
なくなり、このばたつきに起因するフイルムの擦り傷の
発生を抑えることができる。また、フイルムのアパーチ
ャにおけるばたつきがなくなり固定化されるため、ピン
ボケにより解像度低下が抑えられる。更に、撮影済みの
パトローネを取り出す場合には、溶着部分が破損され、
この溶着部分は暗箱部内に位置するため、暗箱部の遮光
性が無くなる。このため、安易にフイルムの詰め替えを
行うことができなくなり、このようなフイルム詰め替え
に起因するフイルムの擦り傷発生や動作不良等のトラブ
ルを無くすことができる。
【0025】また、パトローネ室を覆う後カバー部分
と、写真フイルムパトローネとの一方又は双方の対向す
る面に、溶着用の突起を形成し、この突起を超音波で溶
解することにより写真フイルムパトローネと後カバーと
を固着したから、写真フイルムパトローネと本体部とを
固着した場合と同じように、安易なフイルムの詰め替え
を不可能にするとともに、フイルムのバタツキを抑える
ことができる。
と、写真フイルムパトローネとの一方又は双方の対向す
る面に、溶着用の突起を形成し、この突起を超音波で溶
解することにより写真フイルムパトローネと後カバーと
を固着したから、写真フイルムパトローネと本体部とを
固着した場合と同じように、安易なフイルムの詰め替え
を不可能にするとともに、フイルムのバタツキを抑える
ことができる。
【0026】また、溶着用突起で溶着される部分の本体
部側又は後カバー側の周囲を肉薄に形成したから、写真
フイルムパトローネを取り出す場合に、簡単に本体部又
は後カバーを破損させることができる。これにより、暗
箱部の遮光性が維持できなくなり安易なフイルムの詰め
替えを困難にすることができる。
部側又は後カバー側の周囲を肉薄に形成したから、写真
フイルムパトローネを取り出す場合に、簡単に本体部又
は後カバーを破損させることができる。これにより、暗
箱部の遮光性が維持できなくなり安易なフイルムの詰め
替えを困難にすることができる。
【0027】また、レンズ付きフイルムユニットの製造
方法において、写真フイルムパトローネと、パトローネ
室との一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起を形
成し、この突起を超音波で溶解することにより本体部に
写真フイルムパトローネを固着し、次に、本体部に撮影
機構と前カバーとを組み付け、次に、写真フイルムパト
ローネにフイルムを巻き込むとともに後カバーを組み付
けたから、写真フイルムパトローネを本体部に溶着する
際に、他の構成部品等が超音波ユニットによる溶着の障
害となることがなく、超音波ユニットを確実に溶着用突
起に近づけることができる。したがって、溶着を効率良
く行うことができる他に、他の構成部品等を誤って溶着
させてしまうこともなくなる。
方法において、写真フイルムパトローネと、パトローネ
室との一方又は双方の対向する面に、溶着用の突起を形
成し、この突起を超音波で溶解することにより本体部に
写真フイルムパトローネを固着し、次に、本体部に撮影
機構と前カバーとを組み付け、次に、写真フイルムパト
ローネにフイルムを巻き込むとともに後カバーを組み付
けたから、写真フイルムパトローネを本体部に溶着する
際に、他の構成部品等が超音波ユニットによる溶着の障
害となることがなく、超音波ユニットを確実に溶着用突
起に近づけることができる。したがって、溶着を効率良
く行うことができる他に、他の構成部品等を誤って溶着
させてしまうこともなくなる。
【図1】本発明を実施したレンズ付きフイルムユニット
における、本体部のパトローネ室を拡大して示す斜視図
である。
における、本体部のパトローネ室を拡大して示す斜視図
である。
【図2】同レンズ付きフイルムユニットの分解斜視図で
ある。
ある。
【図3】エネルギーダイレクタにより写真フイルムパト
ローネとパトローネ室との固着を説明するための断面図
であり、(A)は固着前の状態を、(B)は固着後の状
態を、(C)はパトローネの取り出し時の状態を示すも
のである。
ローネとパトローネ室との固着を説明するための断面図
であり、(A)は固着前の状態を、(B)は固着後の状
態を、(C)はパトローネの取り出し時の状態を示すも
のである。
【図4】本発明のレンズ付きフイルムユニットの製造方
法の要部を示すフローチャートである。
法の要部を示すフローチャートである。
【図5】後カバーに形成した他のエネルギーダイレクタ
の一例を示す斜視図である。
の一例を示す斜視図である。
【図6】後カバーの底蓋に形成した他のエネルギーダイ
レクタの一例を示す斜視図である。
レクタの一例を示す斜視図である。
【図7】写真フイルムパトローネに形成した他のエネル
ギーダイレクタの一例を示す斜視図である。
ギーダイレクタの一例を示す斜視図である。
【図8】写真フイルムパトローネに形成した他のエネル
ギーダイレクタの一例を示す斜視図である。
ギーダイレクタの一例を示す斜視図である。
2 本体部 4 後カバー 13 パトローネ室 16 写真フイルムパトローネ 25,42,47,52,53 エネルギーダイレクタ 27 薄肉部 29 溶着部 30 超音波ユニット
Claims (4)
- 【請求項1】 未露光の写真フイルムを収納する写真フ
イルムパトローネと、この写真フイルムパトローネを収
納するパトローネ室を備え、撮影レンズやシャッター等
の撮影機構が設けられた本体部と、この本体部の背面を
覆う後カバーとを有するレンズ付きフイルムユニットに
おいて、 前記写真フイルムパトローネとパトローネ室との一方又
は双方の対向する面に、溶着用の突起を形成し、この突
起を溶解することにより写真フイルムパトローネと本体
部とを固着したことを特徴とするレンズ付きフイルムユ
ニット。 - 【請求項2】 未露光の写真フイルムを収納する写真フ
イルムパトローネと、この写真フイルムパトローネを収
納するパトローネ室を備え、撮影レンズやシャッター等
の撮影機構が設けられた本体部と、この本体部の背面を
覆う後カバーとを有するレンズ付きフイルムユニットに
おいて、 前記パトローネ室を覆う後カバー部分と、写真フイルム
パトローネとの一方又は双方の対向する面に、溶着用の
突起を形成し、この突起を溶解することにより写真フイ
ルムパトローネと後カバーとを固着したことを特徴とす
るレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項3】 請求項1又は2記載のレンズ付きフイル
ムユニットにおいて、前記溶着用突起で溶着される部分
の本体部側又は後カバー側の周囲を肉薄に形成したこと
を特徴とするレンズ付きフイルムユニット。 - 【請求項4】 未露光の写真フイルムを収納する写真フ
イルムパトローネと、この写真フイルムパトローネを収
納するパトローネ室を備え、撮影レンズやシャッター等
の撮影機構が設けられた本体部と、この本体部の背面を
覆う後カバーとを有するレンズ付きフイルムユニットの
製造方法において、 前記写真フイルムパトローネと、パトローネ室との一方
又は双方の対向する面に、溶着用の突起を形成し、この
突起を超音波で溶解することにより本体部に写真フイル
ムパトローネを固着し、本体部に撮影機構と前カバーと
を組み付け、写真フイルムパトローネにフイルムを巻き
込むとともに後カバーを組み付けることを特徴とするレ
ンズ付きフイルムユニットの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7621294A JPH07287356A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | レンズ付きフイルムユニット及び製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7621294A JPH07287356A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | レンズ付きフイルムユニット及び製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07287356A true JPH07287356A (ja) | 1995-10-31 |
Family
ID=13598877
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7621294A Pending JPH07287356A (ja) | 1994-04-14 | 1994-04-14 | レンズ付きフイルムユニット及び製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07287356A (ja) |
-
1994
- 1994-04-14 JP JP7621294A patent/JPH07287356A/ja active Pending
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