JPH07290200A - 幅可変の双ロール式連続鋳造装置および双ロール式連続鋳造における幅変更方法 - Google Patents

幅可変の双ロール式連続鋳造装置および双ロール式連続鋳造における幅変更方法

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JPH07290200A
JPH07290200A JP8313994A JP8313994A JPH07290200A JP H07290200 A JPH07290200 A JP H07290200A JP 8313994 A JP8313994 A JP 8313994A JP 8313994 A JP8313994 A JP 8313994A JP H07290200 A JPH07290200 A JP H07290200A
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roll
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weirs
cooling
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Kazuhiko Takihara
和彦 瀧原
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Nippon Steel Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明は幅可変可能な双ロール式連続鋳造装
置を提供する。 【構成】 一対の冷却ロール1a,1bの両外側にロー
ル周面に摺接する一対の端面堰6a,6bを有し、ロー
ル周面と端面堰内面とに摺接し、ロール軸方向に移動手
段を有するサイド堰7a−1,7a−2,7b−1,7
b−2で仕切り、端面堰をロール軸に軸受けを介して固
定し、ロール両外側に第1、第2の湯溜まり部2a,2
bを形成した幅可変可能な双ロール式連続鋳造装置であ
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、鉄、非金属あるいはそ
れらの合金等の溶融金属を急冷凝固させて、微細な結晶
をもち、加工性および表面性状に優れた金属薄板を形成
する双ロール式連続鋳造における幅変更方法および装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】内側に向かって回転する一対の冷却ロー
ル間に溶融金属を注入し、これを急冷凝固して金属薄板
を製造する双ロール式連続鋳造機はベッセマー法(米国
特許第49053号、1865年7月25日)として知
られており、この方法によるときは、従来のように多段
階にわたる熱延工程を必要とすることなく、また最終形
状にする圧延が軽度なもので済むために、工程および設
備の簡略化が可能となる。
【0003】この鋳造機は、互いに逆方向に回転する一
対の冷却ロールを製造する板厚相当のロールギャップで
配置し、ロール軸方向両端をサイド堰で仕切って湯溜ま
り部を形成する。
【0004】そして上方から湯溜まり部に注湯ノズルに
よって溶融金属を注入しながら互いに内側に回転させる
と、注入された溶融金属は冷却ロールと接触し、抜熱さ
れ各々の冷却ロール表面に凝固シェルが形成され、該凝
固シェルは成長しながら冷却ロールの回転に伴って接合
され、さらにロールギャップにて圧下されて所定の厚さ
の薄肉鋳片となり、冷却ロールの下方に送出されて薄肉
鋳片を製造する。
【0005】しかしながら、従来の双ロール式連続鋳造
方法および装置では、冷却ロールの幅がそのまま薄肉鋳
片の幅となるために、生産する板幅の種類だけ高価な冷
却ロールが必要となり、生産コストが非常に高くなると
ともにロール交換の必要性から生産性も低下することに
なる。
【0006】このように、双ロール式連続鋳造における
幅可変技術に対する要求は高く、これまでいくつかの方
法が知られている。
【0007】例えば、特開昭60−127049号公報
では、図2(a),(b)および(c)に示すような一
対の冷却ロール1a,1bとサイド堰18a,18bを
ロール軸方向Xに移動させることによって幅変更を行う
技術を開示しているが、この方法では鋳片板厚の変更に
伴い半径方向に移動する冷却ロール1a,1b自体を、
さらにロール軸方向Xにも移動させる機構が必要であ
り、またサイド堰18a,18bを一方の冷却ロールの
端面と、もう一方の冷却ロールの周面の両方に一定押力
で摺接するように支持する力制御機構が必要であり非常
に複雑な装置となり、したがって装置の信頼性およびコ
スト的な問題がある。
【0008】また、特開平4−224051号公報で
は、図3に示すような一対の冷却ロール1a,1bの両
端部近傍の外周部に、その全周に亘って溝を有するスプ
リング19a−1,19a−2,19b−1,19b−
2を冷却ロール1a,1bのロール軸方向に移動可能に
設け、スプリング溝に嵌合する突起を有するサイド堰1
8a,18bをスプリング19a−1,19a−2,1
9b−1,19b−2に密接嵌合して配設することによ
って幅変更を行う技術を開示しているが、冷却ロール1
a,1bは、湯溜まり部21において局部的な熱負荷を
受けるために、サーマルクラウンと呼ばれる鼓形の熱変
形を生じることが知られており、スプリング19a−
1,19a−2,19b−1,19b−2を冷却ロール
1a,1bの軸方向にスムーズに冷却ロール外周面に疵
をつけることなく移動可能に設けることやサイド堰18
a,18bをスプリング19a−1,19a−2,19
b−1,19b−2に密接嵌合することが非常に困難で
あり、さらに局部的な熱負荷を受けることからスプリン
グ19a−1,19a−2,19b−1,19b−2の
耐久性についても課題がある。
【0009】さらに、特開昭62−77153号公報で
提供されている双ロール式連続鋳造における幅可変装置
を図4に示す。(a)図は平面図、(b)図は縦断面図
であり、以下、この装置について図面を参照して説明す
る。金属複合板の厚みに相当するロールギャップ部4を
もって、互いに逆方向に回転する一対の冷却ロール1
a,1bを水平に並設し、その冷却ロール1a,1b対
の両外側にそれぞれ設けた第1および第2の湯溜まり部
2a,2bから異種または同種の溶融金属をロール表面
に沿って送り出し、それらの溶融金属が凝固シェル3
a,3bを形成した後に、一対の冷却ロール1a,1b
間で圧着、圧延する双ロール式連続鋳造において、クラ
ンプ装置17a,17bによってそれぞれの冷却ロール
1a,1bに押圧されている端面堰6a,6b内におけ
る湯溜まり部2a,2bのロール軸方向に沿った長さ
を、油圧シリンダー10a−1,10a−2,10b−
1,10b−2を有したサイド堰7a−1,7a−2,
7b−1,7b−2を移動させることで、薄肉鋳片5の
幅を自由に変える技術を開示している。
【0010】本発明者は、比較的に装置が簡単な特開昭
62−77153号公報で開示されてる幅可変技術に注
目して検討を行った結果、鋳造中に薄肉鋳片5の板厚を
変更する際に、端面堰6a,6bをクランプ装置17
a,17bによって冷却ロール1a,1bに押圧する装
置構成では、ロールギャップ間距離の変更時に、一対の
冷却ロール1a,1bの移動に追随しながら同時に端面
堰6a,6bを一定の押圧で冷却ロール1a,1bに摺
接させる力制御が非常に困難であり、例えば冷却ロール
1a,1bと端面堰6a,6bとの間から湯漏れが発生
したり、端面堰6a,6bによって冷却ロール1a,1
b周面に疵を発生させる場合がある。
【0011】また第1および2の湯溜まり部で形成され
た凝固シェルが、一対の冷却ロール間のロールギャップ
に移行する間で直接空気に触れることから、湯溜まり部
や凝固シェルの表面に酸化膜が発生して薄肉鋳片に挿入
されて内部欠陥が発生する。さらに、幅変更時のサイド
堰の移動方法に関して具体的に何も言及していない。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、上記課題に
鑑みなされたもので、双ロール式連続鋳造における幅変
更方法および装置を提供することを目的として、双ロー
ル式連続鋳造装置の信頼性、汎用性、稼動率およびコス
トパフォーマンスを大幅に向上させるものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】第1発明は、平行に配置
した一対の冷却ロールのロールギャプ部と対峙する前記
ロールの両外側位置に、前記ロールの軸方向と平行なロ
ール周面に接する堰底面部、前記ロールの軸受けを固定
する一対の堰側面部、および堰背面部とで形成される一
対の端面堰を設け、前記一対の端面堰内に、前記ロール
の周面、前記堰底面部、および前記堰背側部とに接して
摺動する一対のサイド堰とで形成される第1および第2
の湯溜まり部を設け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機
構を前記一対の堰側面部に設けて前記一対のサイド堰を
前記冷却ロールの軸方向に平行に移動可能にしたことを
特徴とする幅可変の双ロール式連続鋳造装置である。
【0014】第2発明は、前記端面堰の上部に接して天
蓋部を設け、前記第1と第2の湯溜まり部、前記一対の
冷却ロール、およびロールギャップ部を覆う前記端面堰
と前記天蓋部とで形成された空間に非酸化ガスを供給す
る手段を有することを特徴とする請求項1記載の幅可変
の双ロール式連続鋳造装置である。
【0015】第3発明は、平行に配置した一対の冷却ロ
ールのロールギャプ部と対峙する前記ロールの両外側位
置に、前記ロールの軸方向と平行なロール周面に接する
堰底面部、前記ロールの軸受けを固定する一対の堰側面
部、および堰背面部とで形成される一対の端面堰を設
け、前記一対の端面堰内に、前記ロールの周面、前記堰
底面部、および前記堰背側部とに接して摺動する一対の
サイド堰とで形成される第1および第2の湯溜まり部を
設け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機構を前記一対の
堰側面部に設けて前記一対のサイド堰を前記冷却ロール
の軸方向に平行に移動可能にし、前記第1と第2の湯溜
まり部に同種または異種の溶融金属を注入して前記一対
の冷却ロールを互いに内側に回転し、前記各湯溜まり部
にて凝固シェルを形成し、続いて前記冷却ロールのロー
ルギャップ部で圧下接合する双ロール式連続鋳造方法に
おいて、鋳造前または鋳造中に前記一対のサイド堰を前
冷却ロール軸方向に平行に移動させる際に、前記冷却ロ
ールの両外側位置に配置した前記一対のサイド堰の間隔
を同一になるように移動させ、且つ前記冷却ロールの両
外側位置の前記一対のサイド堰の間隔の中央点を結んだ
線が前記冷却ロール軸方向と直行するように前記一対の
サイド堰を移動させることを特徴とする双ロール式連続
鋳造における幅変更方法である。
【0016】第4発明は、平行に配置した一対の冷却ロ
ールのロールギャプ部と対峙する前記ロールの両外側位
置に、前記ロールの軸方向と平行なロール周面に接する
堰底面部、前記ロールの軸受けを固定する一対の堰側面
部、および堰背面部とで形成される一対の端面堰を設
け、前記一対の端面堰内に、前記ロールの周面、前記堰
底面部、および前記堰背側部とに接して摺動する一対の
サイド堰とで形成される第1および第2の湯溜まり部を
設け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機構を前記一対の
堰側面部に設けて前記一対のサイド堰を前記冷却ロール
の軸方向に平行に移動可能にし、前記第1と第2の湯溜
まり部に同種または異種の溶融金属を注入して前記一対
の冷却ロールを互いに内側に回転し、前記各湯溜まり部
にて凝固シェルを形成し、続いて前記冷却ロールのロー
ルギャップ部で圧下接合する双ロール式連続鋳造方法に
おいて、鋳造前または鋳造中に前記ロールの両外側位置
に配置した前記一対のサイド堰を前冷却ロール軸方向に
平行に移動させる際に、前記一対のサイド堰の間隔を大
きくする方向に前記一対のサイド堰を移動させることを
特徴とする双ロール式連続鋳造における幅変更方法であ
る。
【0017】
【作用】本発明の方法によるときは、サイド堰は摺動機
構を介して端面堰に固定して、ロール軸の軸受けを有す
る端面堰は常に冷却ロール周面と摺接するようにして各
々の冷却ロール軸に軸受けを介して固定して、冷却ロー
ルと端面堰およびサイド堰を一体化しているので、冷却
ロールが移動しても端面堰およびサイド堰を確実に冷却
ロールの移動に追随して移動するため、冷却ロールと端
面堰との間から湯漏れが発生したり、端面堰によって冷
却ロール周面に疵を発生させることはない。すなわち、
従来技術(特開昭62−77153号公報)のような力
制御が不要であり、冷却ロールの移動による薄肉鋳片の
厚み変更を伴う幅変更を安定的に行うことができる。
【0018】第1および第2の湯溜まり部、冷却ロール
およびロールギャップを囲む端面堰の上部を天蓋部で覆
い、天蓋部と端面堰との内部空間を一定の非酸化雰囲気
とすることで、注入された溶湯表面や、また第1および
2の湯溜まり部で形成された凝固シェルが、一対の冷却
ロール間のロールギャップ部に移行する間で直接空気に
触れることがなくなり、湯溜まり部や凝固シェルの表面
の酸化を防ぐことにより内部欠陥のない薄肉鋳片を製造
することができる。
【0019】また、ロールギャップ部と対峙する冷却ロ
ールの両外側位置に配置された両側のサイド堰間隔を同
一になるように移動させ、かつ冷却ロールの両外側位置
の両サイド堰間隔の両中央点を結んだ線が冷却ロールの
軸方向と直行するようにサイド堰を移動させるので、冷
却ロールの両外側の湯溜まり部に形成される凝固シェル
の幅が同一となり、かつロールギャップ部において双方
の凝固シェルの端部が揃って圧下接合着されるので、端
部の形状が優れた薄肉鋳片を製造できる。
【0020】また、鋳造中にサイド堰をロール軸方向に
平行方向移動させて薄肉鋳片の幅変更を行う場合、冷却
ロール周面特に湯面近傍には既にサイド堰間隔に相当す
る幅の剛性を有する凝固シェルが形成されており、凝固
シェルが抵抗するためにサイド堰間隔を小さくする方向
に移動させることが非常に困難であるが、サイド堰間隔
を大きくする方向には抵抗するものもなく問題なく移動
させることができる。
【0021】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例を説明
する。
【0022】図1は、本発明の鋳造幅変更方法を実施す
るのに好適な双ロール式連続鋳造装置の一例を示す、
(a)図は概略平面図、(b)図は(a)図のA−A断
面の概略断面図、(c)図は斜視図で注湯ノズルと雰囲
気ガスノズルは図示を省略している。
【0023】平行に配置した一対の冷却ロール1a,1
bの両外側に冷却ロール周面と常に摺接するように冷却
ロールの軸に軸受け11a−1,11a−2,11b−
1,11b−2を介して固定した端面堰6a,6bを車
輪13a−1,13a−2,13b−1,13b−2を
介して基台16a,16b上に配置する。端面堰6a,
6bには冷却ロールの両側面を雰囲気を一定にしてかつ
冷却ロール間隔が変更できるように端面堰6a,6bの
ロール側の堰側面部に凹凸嵌合部14a,14bを設
け、ロール軸方向両端を端面堰内面の堰底面部6a−
4,6b−4と堰背面部6a−1,6b−1と冷却ロー
ル周面に常に摺接し、かつ端面堰6a,6bの一対の堰
測面部6a−2,6a−3,6b−2,6b−3に固定
した摺動機構、すなわち油圧シリンダー10a−1,1
0a−2,10b−1,10b−2により保持し、冷却
ロール軸方向に移動可能としたサイド堰7a−1,7a
−2,7b−1,7b−2で仕切って、一対の冷却ロー
ルの両外側位置に第1および第2の湯溜まり部2a,2
bを形成する。
【0024】第1および第2の湯溜まり部2a,2bお
よびロールギャップ部4の上部を凹凸嵌合部15a,1
5bを設けた天蓋部12a,12bで覆い、該天蓋部1
2a,12bは端面堰6a,6b上部に固定され、天蓋
部12a,12bと端面堰6a,6b間の雰囲気空間に
雰囲気ガスノズル9a−1,9a−2,9b−1,9b
−2によってアルゴンガス、窒素およびヘリウムガス等
の単一または混合した非酸化ガスを注入して非酸化雰囲
気とし、第1および第2の湯溜まり部2a,2bの溶融
金属および凝固シェル3a,3bの酸化を防止する。
【0025】ここで、雰囲気ガスノズル9a−1,9a
−2,9b−1,9b−2から凝固シェルの幅方向の外
表面全体に亘って非酸化ガスを噴出することによって、
効果的に酸化を防ぐことができる。
【0026】本装置の各湯溜まり部にタンディシュ(図
示省略)より注湯ノズル8a,8bを介し溶融金属を注
入して一対の冷却ロール1a,1bを互いに内側に回転
し、第1および第2の湯溜まり部2a,2bにて凝固シ
ェル3a,3bを形成して、引続き一対の冷却ロール1
a,1bのロールギャップ部4でそれぞれの凝固シェル
3a,3bを圧下接合する際に、鋳造開始前または鋳造
中に前記サイド堰7a−1,7a−2,7b−1,7b
−2を油圧シリンダー10a−1,10a−2,10b
−1,10b−2によって両側のサイド堰間隔を同一に
なるように移動させ、かつ両側サイド堰間隔の各中央点
を結んだ線が冷却ロールの軸方向と直行するようにロー
ル軸方向に移動させ、さらに鋳造中においては、サイド
堰間隔を常に大きくする方向にサイド堰を移動させるこ
とによって、溶融金属と冷却ロール1a,1bの周面の
接触面積が変更され、生成する凝固シェル3a,3bの
幅が変わり薄肉鋳片5の幅変更が行われる。尚、鋳造中
にサイド堰を移動させて幅変更する場合、サイド堰が移
動している間に鋳造される板幅が鋳造方向に変化してい
る非定常部は製品とならないために、サイド堰はできる
だけ早く所定の間隔になるように移動させる必要があ
る。
【0027】端面堰6a,6bとサイド堰7a−1,7
a−2,7b−1,7b−2において、溶融金属と接触
する部分の内部には加熱ヒーターを備えており、端面堰
6a,6bおよびサイド堰7a−1,7a−2,7b−
1,7b−2の内面に凝固シェルが生成することや溶融
金属の温度低下を防止している。
【0028】また、注湯ノズル8a,8bおよび雰囲気
ガスノズル9a−1,9a−2,9b−1,9b−2が
端面堰6a,6bと接する部分には例えば断熱ウール等
のシール材を備えている。
【0029】本実施例では、両方の冷却ロール1a,1
bおよび端面堰6a,6bを移動可能としたが、一方を
固定してもよい。また、図1に示した、端面堰6a,6
bと天蓋部12a,12bを一体とする以外に、端面堰
で囲まれる面積よりも大きな天蓋部を固定して配置し
て、天蓋部と端面堰を摺接させて一定雰囲気としてもよ
い。また、一対の冷却ロール1a,1b、端面堰6a,
6bおよびサイド堰7a−1,7a−2,7b−1,7
b−2の装置全体を一括して雰囲気で囲んでもよい。
【0030】第1および第2の湯溜まり部2a,2bの
湯面レベルを検出しておき、常に湯面レベルを一定に保
持するように湯溜まり部2a,2bに注入する溶融金属
の流量を調整する。さらに、冷却ロール1a,1b両外
側のサイド堰7a−1,7a−2,7b−1,7b−2
をロール軸方向に移動させる際に湯面レベルが低下しな
いように、冷却ロール軸方向に対して直角方向の湯溜ま
り部2a,2bの断面積に、サイド堰の移動速度を乗算
した体積変化の2倍をさらに溶湯流量に加えて調節す
る。尚、ロールギャップ部4における凝固シェル3a,
3bの温度をできるだけ高温に保持する必要があること
から、湯面は冷却ロール1a,1bの頂上近くなるよう
に調節する。
【0031】さらに、凝固シェル3a,3bの圧着を確
実に行うために、薄肉鋳片5の冷却ロール1a,1b間
の押し圧は、一定または押し圧と薄肉鋳片幅との比が一
定になるように調節する。
【0032】実施例として、図1に示す双ロール式連続
鋳造装置(冷却ロール直径800mm、幅850mm)で、
端面堰と天蓋部とで形成された内部空間をアルゴンガス
雰囲気として鋳造を行った。
【0033】初期溶鋼温度1492℃のSUS304ス
テンレス鋼を溶湯材料として、鋳造速度82m/分、薄
肉鋳片の厚さ2.2mmの条件下で鋳造中にサイド堰7a
−1,7a−2,7b−1,7b−2間隔を200,4
00,600,800mmに変更した結果、薄肉鋳片幅2
00,400,600,800mmの端部形状が優れ内部
欠陥のない薄肉鋳片が安定的に製造でき、本発明の効果
が確認された。
【0034】
【発明の効果】以上説明した如く本発明によれば、双ロ
ール式連続鋳造装置における幅可変技術を確立し得て、
鋳造装置の稼動率および生産コストを大幅に向上させ得
る、という優れた効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示し、(a)図は概略平面
図、(b)図は(a)図のA−A矢視断面の概略断面
図、(c)図は、部分断面斜視図である。
【図2】従来の双ロール式連続鋳造装置(特開昭60−
127049号公報)を示し、(a)図は概略平面図、
(b)図は(a)図のB−B矢視断面図、(c)図はサ
イド堰の概略斜視図である。
【図3】従来の双ロール式連続鋳造装置(特開平4−2
24051号公報)を示し、全体概略斜視図である。
【図4】従来の双ロール式連続鋳造装置(特開昭62−
77153号公報)の一例を示し、(a)図は概略平面
図、(b)図は縦断面図である。
【符号の説明】
1a,1b…冷却ロール 2a,2b…湯溜まり部 3a,3b…凝固シェル 4…ロールギャップ部 5…薄肉鋳片 6a,6b…端面堰 6a−1,6b−1…堰背面部 6a−2,6b−2…堰測面部 6a−3,6b−3…堰測面部 6a−4,6b−4…堰底面部 7a−1,7a−2,7b−1,7b−2…サイド堰 8a,8b…注湯ノズル 9a−1,9a−2,9b−1,9b−2…雰囲気ガス
ノズル 10a−1,10a−2,10b−1,10b−2…油
圧シリンダー 11a−1,11a−2,11b−1,11b−2…冷
却ロール軸受け 12a,12b…天蓋部 13a−1,13a−2,13b−1,13b−2…車
輪 14a,14b…端面堰凹凸嵌合部 15…天蓋部嵌合部 15a,15b…天蓋部凹凸嵌合部 16a,16b…基台 17a,17b…クランプ装置 18a,18b…サイド堰 19a−1,19a−2,19b−1,19b−2…ス
プリング 21…湯溜まり部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平行に配置した一対の冷却ロールのロー
    ルギャプ部と対峙する前記ロールの両外側位置に、前記
    ロールの軸方向と平行なロール周面に接する堰底面部、
    前記ロールの軸受けを固定する一対の堰側面部、および
    堰背面部とで形成される一対の端面堰を設け、 前記一対の端面堰内に、前記ロールの周面、前記堰底面
    部、および前記堰背側部とに接して摺動する一対のサイ
    ド堰とで形成される第1および第2の湯溜まり部を設
    け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機構を前記一対の堰
    側面部に設けて前記一対のサイド堰を前記冷却ロールの
    軸方向に平行に移動可能にしたことを特徴とする幅可変
    の双ロール式連続鋳造装置。
  2. 【請求項2】 前記端面堰の上部に接して天蓋部を設
    け、前記第1と第2の湯溜まり部、前記一対の冷却ロー
    ル、およびロールギャップ部を覆う前記端面堰と前記天
    蓋部とで形成された空間に非酸化ガスを供給する手段を
    有することを特徴とする請求項1記載の幅可変の双ロー
    ル式連続鋳造装置。
  3. 【請求項3】 平行に配置した一対の冷却ロールのロー
    ルギャプ部と対峙する前記ロールの両外側位置に、前記
    ロールの軸方向と平行なロール周面に接する堰底面部、
    前記ロールの軸受けを固定する一対の堰側面部、および
    堰背面部とで形成される一対の端面堰を設け、 前記一対の端面堰内に、前記ロールの周面、前記堰底面
    部、および前記堰背側部とに接して摺動する一対のサイ
    ド堰とで形成される第1および第2の湯溜まり部を設
    け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機構を前記一対の堰
    側面部に設けて前記一対のサイド堰を前記冷却ロールの
    軸方向に平行に移動可能にし、 前記第1と第2の湯溜まり部に同種または異種の溶融金
    属を注入して前記一対の冷却ロールを互いに内側に回転
    し、前記各湯溜まり部にて凝固シェルを形成し、続いて
    前記冷却ロールのロールギャップ部で圧下接合する双ロ
    ール式連続鋳造方法において、 鋳造前または鋳造中に前記一対のサイド堰を前冷却ロー
    ル軸方向に平行に移動させる際に、前記冷却ロールの両
    外側位置に配置した前記一対のサイド堰の間隔を同一に
    なるように移動させ、且つ前記冷却ロールの両外側位置
    の前記一対のサイド堰の間隔の中央点を結んだ線が前記
    冷却ロール軸方向と直行するように前記一対のサイド堰
    を移動させることを特徴とする双ロール式連続鋳造にお
    ける幅変更方法。
  4. 【請求項4】 平行に配置した一対の冷却ロールのロー
    ルギャプ部と対峙する前記ロールの両外側位置に、前記
    ロールの軸方向と平行なロール周面に接する堰底面部、
    前記ロールの軸受けを固定する一対の堰側面部、および
    堰背面部とで形成される一対の端面堰を設け、 前記一対の端面堰内に、前記ロールの周面、前記堰底面
    部、および前記堰背側部とに接して摺動する一対のサイ
    ド堰とで形成される第1および第2の湯溜まり部を設
    け、且つ前記一対のサイド堰の摺動機構を前記一対の堰
    側面部に設けて前記一対のサイド堰を前記冷却ロールの
    軸方向に平行に移動可能にし、 前記第1と第2の湯溜まり部に同種または異種の溶融金
    属を注入して前記一対の冷却ロールを互いに内側に回転
    し、前記各湯溜まり部にて凝固シェルを形成し、続いて
    前記冷却ロールのロールギャップ部で圧下接合する双ロ
    ール式連続鋳造方法において、 鋳造前または鋳造中に前記ロールの両外側位置に配置し
    た前記一対のサイド堰を前冷却ロール軸方向に平行に移
    動させる際に、前記一対のサイド堰の間隔を大きくする
    方向に前記一対のサイド堰を移動させることを特徴とす
    る双ロール式連続鋳造における幅変更方法。
JP8313994A 1994-04-21 1994-04-21 幅可変の双ロール式連続鋳造装置および双ロール式連続鋳造における幅変更方法 Withdrawn JPH07290200A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003511246A (ja) * 1999-10-08 2003-03-25 エス・エム・エス・デマーク・アクチエンゲゼルシャフト ストリップを製造するためのストリップ鋳造機並びにこのストリップ鋳造機を制御するための方法

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