JPH07292028A - オレフィンの気相重合法 - Google Patents

オレフィンの気相重合法

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JPH07292028A
JPH07292028A JP9223194A JP9223194A JPH07292028A JP H07292028 A JPH07292028 A JP H07292028A JP 9223194 A JP9223194 A JP 9223194A JP 9223194 A JP9223194 A JP 9223194A JP H07292028 A JPH07292028 A JP H07292028A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 触媒導入管や重合槽への触媒付着が防止され
た、装置の安定的運転を可能とする、オレフィンの気相
重合法の提供。 【構成】 固体触媒(Ti、Mg及びClを必須成分と
するもの)を予備重合させて得られた固体触媒成分と、
有機Al化合物とからなる触媒に、α−オレフィンを気
相で接触させて重合させる方法であって、上記固体触媒
成分として動的電荷量Q:1≦Q≦1μC/gのものを
用いる、オレフィンの気相重合法。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】〔発明の背景〕
【産業上の利用分野】本発明は、運転安定性の良いオレ
フィンの気相重合法に関するものである。
【0002】詳しくは、本発明は、触媒粉体の重合槽へ
の導入時に静電気をコントロールすることにより、触媒
の導入管や重合槽への付着を軽減させることによって、
重合槽内での異常重合による粗大ポリマーの生成を抑制
して安定運転を可能にするオレフィンの気相重合法に関
するものである。
【0003】
〔発明の概要〕
【0004】
【発明が解決しようとする課題】本発明が解決しようと
する課題は、気相法によるオレフ重合体製造上の種々の
運転トラブル、例えば触媒導入時の触媒導入管の閉塞、
重合槽内での触媒付着に起因する粗大ポリマーの生成等
のない安定な気相重合法を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】
<要旨>従って、本発明によるオレフィン気相重合法
は、Ti,MgおよびClを必須成分とする固体成分を
少なくとも1種の不飽和炭化水素モノマーに接触させる
ことからなる予備重合工程に付して得られた固体触媒成
分と有機アルミニウム化合物とからなる触媒に、少なく
とも1種のα−オレフィンを気相状態で接触させて重合
させる方法であって、この固体触媒成分の帯びる動的電
荷量Q(単位はμC/gである)が−1≦Q≦1となる
ように固体触媒成分の静電気量を制御した固体触媒成分
を用いること、を特徴とするものである。 <効果>本発明によれば、触媒の触媒導入管あるいは重
合槽等への付着が有効に防止されて、触媒導入管の閉塞
や、異常重合が抑制されて、装置の安定的運転が可能と
なる。 〔発明の具体的説明〕 [1]固体触媒成分 <概要>本発明に用いる固体触媒成分は、Ti,Mgお
よびClを必須成分とする固体成分を少なくとも1種の
不飽和炭化水素モノマーに接触させることからなる予備
重合工程に付して得られた固体触媒成分である。
【0006】ここで、Ti,MgおよびClを必須成分
とする固体成分は、公知のものを使用できる。ここで
「必須成分とする」ということは、挙示の三成分の外に
合目的的な他元素を含んでいてもよいこと、これらの元
素はそれぞれが合目的的な任意の化合物として存在して
もよいこと、ならびにこれら元素は相互に結合したもの
として存在してもよいこと、を示すものである。
【0007】このような固体成分の好ましいものとして
は、以下のものを例示することができる。
【0008】例えば、特開昭53−45688号、同5
4−3894号、同54−31092号、同54−39
483号、同54−94591号、同54−11848
4号、同54−131589号、同55−75411
号、同55−90510号、同55−90511号、同
55−127405号、同55−147507号、同5
5−155003号、同56−18609号、同56−
70005号、同56−72001号、同56−869
05号、同56−90807号、同56−155206
号、同57−3803号、同57−34103号、同5
7−92007号、同57−121003号、同58−
5309号、同58−5310号、同58−5311
号、同58−8706号、同58−27732号、同5
8−32604号、同58−32605号、同58−6
7703号、同58−117206号、同58−127
708号、同58−183708号、同58−1837
09号、同59−149905号、同59−14990
6号各公報等に記載のもの。
【0009】また、これらのものをタングステンやモリ
ブデン化合物、具体的にはWCl6、MoCl5 、等で
処理したものなども挙げられる。 <必須成分>本発明において使用されるマグネシウム源
となるマグネシウム化合物としては、マグネシウムハラ
イド、ジアルコキシマグネシウム、アルコキシマグネシ
ウムハライド、マグネシウムオキシハライド、ジアルキ
ルマグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウ
ム、マグネシウムのカルボン酸塩等があげられる。これ
らのマグネシウム化合物の中でもマグネシウムハライ
ド、ジアルコキシマグネシウム、アルコキシマグネシウ
ムハライドが好ましい。ハライドのハロゲンは塩素およ
び臭素が好ましく、またアルコキシは炭素数1〜4の低
級アルコキシが好ましい。
【0010】また、チタン源となるチタン化合物は、一
般式Ti(OR1 4-n n (ここでR1 は炭化水素残
基であり、好ましくは炭素数1〜10程度のものであ
り、Xはハロゲンを示し、nは0≦n≦4の数を示
す。)で表わされる化合物があげられる。好ましい化合
物の具体例としては、TiCl4 、TiBr4 、Ti
(OC2 5 )Cl3 、Ti(OC2 5 2 Cl2
Ti(OC2 5 3 Cl、Ti(O−iC3 7 )C
3 、Ti(O−nC4 9 )Cl3 、Ti(O−nC
4 9 2 Cl2 、Ti(OC2 5 )Br3 、Ti
(OC2 5 )(OC4 9 2 Cl、Ti(O−nC
4 9 3 Cl、Ti(O−C6 5 )Cl3 、Ti
(O−iC4 9 2 Cl2 、Ti(OC5 11)Cl
3 、Ti(OC6 13)Cl3 、Ti(OC
2 5 4 、Ti(O−nC3 7 4 、Ti(O−n
4 9 4 、Ti(O−iC4 9 4 、Ti(O−
nC6 134 、Ti(O−nC8 174 、Ti〔O
CH2 CH(C2 5 )C4 9 4 、などが挙げられ
る。
【0011】また、TIX′4 (ここではX′はハロゲ
ンを示す)に、後述する電子供与体を反応させた分子化
合物を用いることもできる。そのような分子化合物の具
体例としては、TiCl4 ・CH3 COC2 5 、Ti
Cl4 ・CH3 CO2 2 5 、TiCl4 ・C6 5
NO2 、TiCl4 ・CH3 COCl、TiCl4 ・C
6 5 COCl、TiCl4 ・C6 5 CO2
2 5 、TiCl4 ・ClCOC2 5 、TiCl4
4 4 O、等が挙げられる。
【0012】これらのチタン化合物の中でも好ましいも
のは、TiCl4 、Ti(OC2 5 4 、Ti(OC
4 9 4 、Ti(OC4 9 )Cl3 等である。
【0013】また、一般式Ti(OR2 3-p p (こ
こで、R2 は炭化水素残基であり、好ましくは炭素数1
〜10程度のものであり、Xはハロゲンを示し、pはO
<p≦3の数を示す。)で表わされるチタン化合物も使
用可能である。そのようなチタン化合物の好ましい具体
例としては、TiCl3 、TiBr3 、Ti(OC
3 )Cl2 、Ti(OC2 5 )Cl2 等がある。
【0014】さらに、ジシクロペンタジエニルジクロロ
チタニウム、ジシクロペンタジエニルジメチルチタニウ
ム、ビスインデニルジクロロチタニウム等のチタノセン
化合物の使用も可能である。
【0015】ハロゲン源としては、上述のマグネシウム
および(または)チタンのハロゲン化合物から供給され
るのが普通であるが、他のハロゲン源、例えばアルミニ
ウムのハロゲン化物やケイ素のハロゲン化物、リンのハ
ロゲン化物といった公知のハロゲン化剤から供給するこ
ともできる。また、電子供与体としてのエステル(詳細
後記)をそのアシルハライド(例えばフタル酸クロライ
ド)の形で使用して、そのハロゲンをハロゲン源として
利用することもできる。触媒成分中に含まれるハロゲン
はフッ素、塩素、臭素、ヨウ素またはこれらの混合物で
あってよく、特に塩素が好ましい。 <任意成分(その1)>本発明に用いる固体成分は、上
記必須成分に加えて、各種の任意成分をさらに含有して
もよいことは前記したところである。従って、例えば、
この固体成分を炭素数3〜12のα−オレフィン、特に
プロピレン、等の立体規則性重合用に製造する場合に、
電子供与体を内部ドナーとして使用して製造することが
できる。このような電子供与体を使用して得られたもの
は、本発明の好ましい固体成分の一態様をなすものであ
る。
【0016】この固体成分の製造に利用できる電子供与
体(内部ドナー)としては、含酸素電子供与体、例えば
アルコール類、フェノール類、ケトン類、アルデヒド
類、カルボン酸類、有機酸または無機酸類のエステル
類、エーテル類、酸アミド類、酸無水物類、含窒素電子
供与体、例えばアンモニア、アミン、ニトリル、イソシ
アネート供与体などを例示することができる。
【0017】より具体的には、(イ)メタノール、エタ
ノール、プロパノール、ペンタノール、ヘキサノール、
オクタノール、ドデカノール、オクタデシルアルコー
ル、ベンジルアルコール、フェニルエチルアルコール、
クミルアルコール、イソプロピルベンジルアルコールな
どの炭素数1ないし18のアルコール類、(ロ)フェノ
ール、クレゾール、キシレノール、エチルフェノール、
プロピルフェノール、クミルフェノール、ノニルフェノ
ール、ナフトールなどのアルキル基を有してよい炭素数
6ないし25のフェノール類、(ハ)アセトン、メチル
エチルケトン、メチルイソブチルケトン、アセトフェノ
ン、ベンゾフェノンなどの炭素数3ないし15のケトン
類、(ニ)アセトアルデヒド、プロピオンアルデヒド、
オクチルアルデヒド、ベンズアルデヒド、トルアルデヒ
ド、ナフトアルデヒドなどの炭素数2ないし15のアル
デヒド類、(ホ)ギ酸メチル、酢酸メチル、酢酸エチ
ル、酢酸ビニル、酢酸プロピル、酢酸オクチル、酢酸シ
クロヘキシル、酢酸セロソルブ、プロピオン酸エチル、
酪酸メチル、吉草酸エチル、ステアリン酸エチル、クロ
ル酢酸メチル、ジクロル酢酸エチル、メタクリル酸メチ
ル、クロトン酸エチル、シクロヘキサンカルボン酸エチ
ル、安息香酸メチル、安息香酸エチル、安息香酸プロピ
ル、安息香酸ブチル、安息香酸オクチル、安息香酸シク
ロヘキシル、安息香酸フェニル、安息香酸ベンジル、安
息香酸セロソルブ、トルイル酸メチル、トルイル酸エチ
ル、トルイル酸アミル、エチル安息香酸エチル、アニス
酸メチル、アニス酸エチル、エトキシ安息香酸エチル、
フタル酸ジエチル、フタル酸ジブチル、フタル酸ジヘプ
チル、γ−ブチロラクトン、α−バレロラクトン、クマ
リン、フタリド、炭酸エチレンなどの炭素数2ないし2
0の有機酸エステル類、(ヘ)ケイ酸エチル、ケイ酸ブ
チルなどのケイ酸エステルのような無機酸エステル類、
及び(ト)下記一般式 R3 4 3-q Si(OR5 q (ただし、R3 は炭素数1〜20の炭化水素残基、好ま
しくは、炭素数3〜20、さらに好ましくは4〜12、
のケイ素原子に隣接する炭素原子、即ちα炭素、が2級
又は3級、さらに好ましくは3級、の分枝を有する、脂
肪族炭化水素残基を、R4 はR3 と同一かもしくは異な
る炭素数1〜20、好ましくは1〜12、の鎖状又は環
状の脂肪族炭化水素残基を、R5 は炭素数1〜6、好ま
しくは1〜4、の炭化水素残基を、qは1≦q≦3の数
をそれぞれ示す)で表わされるケイ素化合物、具体的に
は、メチルトリメトキシシラン、ジメチルジメトキシシ
ラン、エチルトリメトキシシラン、i−プロピルトリメ
トキシシラン、i−ブチルトリメトキシシラン、t−ブ
チルトリエトキシシラン、t−ブチルメチルジメトキシ
ラン、ジt−ブチルメトキシラン、t−ブチルメチルジ
エトキシシラン、tアミルメチルジエトキシシラン、ビ
ニルトリエトキシシラン、フェニルトリエトキシシラ
ン、ジフェニルジメトキシシラン、ジシクロヘキシルジ
メトキシシラン、シクロヘキシルジメトキシシラン、2
−ノルボルナントリエトキシシラン、2−ノルボルナン
メチルジメトキシシラン、ジシクロペンチルジメトキシ
シラン、シクロペンチルトリエトキシシラン等のケイ素
化合物、(ト)アセチルクロリド、ベンゾイルクロリ
ド、トルイル酸クロリド、アニス酸クロリド、塩化フタ
ロイル、イソ塩化フタロイルなどの炭素数2ないし15
の酸ハライド類、(チ)メチルエーテル、エチルエーテ
ル、イソプロピルエーテル、ブチルエーテル、アミルエ
ーテル、テトラヒドロフラン、アニソール、ジフェニル
エーテルなどの炭素数2ないし20のエーテル類、
(リ)酢酸アミド、安息香酸アミド、トルイル酸アミド
などの酸アミド類、(ヌ)メチルアミン、エチルアミ
ン、ジエチルアミン、トリブチルアミン、ピペリジン、
トリベンジルアミン、アニリン、ピリジン、ピコリン、
テトラメチルエチレンジアミンなどのアミン類、(ル)
アセトニトリル、ベンゾニトリル、トルニトリルなどの
ニトリル類、などを挙げることができる。
【0018】これら電子供与体は、二種以上用いること
ができる。立体規則性重合が重要である炭素数3以上の
オレフィン、特にプロピレン、の重合用触媒成分の調製
時に好ましく使用される電子供与体は、有機酸エステル
および有機酸ハライド及び上記の一般式で示される有機
ケイ素化合物である。
【0019】上記各成分の使用量は、本発明の効果が認
められるかぎり任意のものでありうるが、一般的には、
次の範囲が好ましい。
【0020】チタン化合物の使用量は、使用するマグネ
シウム化合物の使用量に対してモル比で1×10-4〜1
000の範囲内がよく、好ましくは0.01〜10の範
囲内である。ハロゲン源としてそのための化合物を使用
する場合は、その使用量はチタン化合物および(また
は)マグネシウム化合物がハロゲンを含む、含まないに
かかわらず、使用するマグネシウムの使用量に対してモ
ル比で1×10-2〜1000、好ましくは0.1〜10
0、の範囲内である。
【0021】電子供与性化合物を使用するときの使用量
は、上記のマグネシウム化合物の使用量に対してモル比
で1×10-3〜10、好ましくは0.01〜5、の範囲
内である。 <固体成分の調製>前記の固体成分は、上述のチタン
源、マグネシウム源およびハロゲン源、更には必要によ
り電子供与体等の前記または後記の他成分を用いて、例
えば以下の様な製造法により製造される。 (イ) ハロゲン化マグネシウムとチタン含有化合物と
必要に応じて電子供与体とを接触させる方法。 (ロ) アルミナまたはマグネシアをハロゲン化リン化
合物で処理し、それにハロゲン化マグネシウム、電子供
与体、チタンハロゲン含有化合物を接触させる方法。 (ハ) ハロゲン化マグネシウムとチタンテトラアルコ
キシドおよび特定のポリマーケイ素化合物を接触させて
得られる固体成分に、チタンハロゲン化合物および(ま
たは)ケイ素のハロゲン化合物を接触させる方法。
【0022】このポリマーケイ素化合物としては、下式
で示されるものが適当である。
【0023】
【化1】 (ここで、R6 は炭素数1〜10程度の炭化水素残基、
γはこのポリマーケイ素化合物の粘度が1〜100セン
チストークス程度となるような重合度を示す。)これら
のうちでは、メチルハイドロジェンポリシロキサン、エ
チルハイドロジェンポリシロキサン、フェニルハイドロ
ジェンポリシロキサン、シクロヘキシルハイドロジェン
ポリシロキサン、1,3,5,7−テトラメチルシクロ
テトラシロキサン、1,3,5,7,9−ペンタメチル
シクロペンタシロキサン、などが好ましい。 (ニ) マグネシウム化合物をチタンアルコキシドおよ
び電子供与体で溶解させて、ハロゲン化剤またはチタン
ハロゲン化合物で析出させた固体成分に、チタン化合物
を接触させる方法。 (ホ) グリニャール試薬等の有機マグネシウム化合物
をハロゲン化剤、還元剤等と作用させた後、これに必要
に応じて電子供与体とチタン化合物を接触させる方法。 (ヘ) アルコキシマグネシウム化合物にハロゲン化剤
および(または)チタン化合物を電子供与体の存在もし
くは不存在下に接触させる方法。 (ト) 上記のいずれかにおいて、後記の任意成分を存
在させる方法。
【0024】この中で好ましいものは、(ハ)および
(ト)の方法である。
【0025】接触温度は、−50〜200℃程度、好ま
しくは0〜100℃程度、である。接触方法としては、
回転ボールミル、振動ミル、ジェットミル、媒体攪拌粉
砕機などによる機械的な方法、不活性希釈剤の存在下
に、攪拌により接触させる方法などがあげられる。この
とき使用する不活性希釈剤としては、脂肪族または芳香
族の炭化水素やおよびハロ炭化水素、ポリシロキサン等
があげられる。
【0026】これらの接触に際しては、本発明の効果を
損なわない限りにおいて、上記の成分以外のその他の成
分、たとえばメチルハイドロジェンポリシロキサン、ホ
ウ酸エチル、アルミニウムトリイソプロポキシド、三塩
化アルミニウム、四塩化ケイ素、四価のチタン化合物、
三価のチタン化合物等を共存させることも可能である
(詳細後記)。
【0027】このようにして、チタン、マグネシウムお
よびハロゲンを必須成分として含有するチーグラー触媒
用固体成分が得られる。 <任意成分(その2)>本発明で使用する成分は、前記
必須成分(Ti、Mgおよびハロゲン)を含んでなるも
のであるところ、任意成分として電子供与体を含んでも
よいことは前記した通りであるが、任意成分としてはさ
らに下記のものを使用することができる。
【0028】すなわち、固体成分は、SiCl4 、CH
3 SiCl3 等のケイ素化合物、メチルハイドロジェン
ポリシロキサン等のポリマーケイ素化合物、Al(Oi
37 3 、AlCl3 、AlBr3 、Al(OC2
5 3 、Al(OCH3 2 Cl等のアルミニウム化
合物およびBCl3 、BBr3 、B(OCH3 3 、B
(OC2 5 3 、B(OC6 5 )等のホウ素化合
物、WCl6 、WCl5、等のタングステン化合物、M
oCl5 、MoBr5 等のモリブデン化合物等の他成分
の併用が可能であり、これらがケイ素、アルミニウム、
ホウ素、タングステンおよびモリブデン等の成分として
固体成分中に残存することも差支えない。
【0029】ケイ素、アルミニウム、ホウ素、タングス
テンおよびモリブデン化合物の使用量は、上記のマグネ
シウム化合物の使用量に対してモル比で1×10-3〜1
00、好ましくは0.01〜10、の範囲内である。
【0030】さらに本発明では、固体成分の製造にあた
り、必要に応じて周期律表第I〜III 族金属の有機金属
化合物を使用することもできる。
【0031】有機金属化合物であるから、この化合物は
少なくとも一つの有機基−金属結合を持つ。その場合の
有機基としては、炭素数1〜10程度、好ましくは1〜
6程度、のヒドロカルビル基が代表的である。この化合
物中の金属としては、リチウム、マグネシウム、アルミ
ニウムおよび亜鉛、特にアルミニウム、が代表的であ
る。
【0032】原子価の少なくとも一つを有機基で充足さ
れている有機金属化合物の金属の残りの原子価(もしそ
れがあれば)は、水素原子、ハロゲン原子、ヒドロカル
ビルオキシ基(ヒドロカルビル基は、炭素数1〜10程
度、好ましくは1〜6程度)、あるいは酸素原子を介し
た当該金属(具体的には、メチルアルモキサンの場合の
−O−Al(CH3 )−)、その他で充足される。
【0033】このような有機金属化合物の具体例を挙げ
れば、(イ)メチルリチウム、n−ブチルリチウム、第
三ブチルリチウム等の有機リチウム化合物、(ロ)ブチ
ルエチルマグネシウム、ジブチルマグネシウム、ヘキシ
ルエチルマグネシウム、ブチルマグネシウムクロリド、
第三ブチルマグネシウムブロミド等の有機マグネシウム
化合物、(ハ)ジエチル亜鉛、ジブチル亜鉛等の有機亜
鉛化合物、(ニ)トリメチルアルミニウム、トリエチル
アルミニウム、トリイソブチルアルミニウム、トリn−
ヘキシルアルミニウム、ジエチルアルミニウムクロリ
ド、ジエチルアルミニウムヒドリド、ジエチルアルミニ
ウムエトキシド、エチルアルミニウムセスキクロリド、
エチルアルミニウムジクロリド、メチルアルミノキサン
等の有機アルミニウム化合物があげられる。このうちで
は、特に有機アルミニウ化合物が好ましい。さらに好ま
しいものはハロゲン化有機アルミニウム化合物である。
【0034】有機金属化合物の使用量は、固体成分を構
成するチタン成分に対する有機金属化合物の金属原子比
(金属/チタン)で0.01〜100、好ましくは0.
1〜30、の範囲である。 <予備重合>本発明の固体触媒成分は、前記のTi、M
gおよびClを必須成分とする固体成分を少くとも1種
の不飽和炭化水素モノマーに接触させることからなる予
備重合工程に付して得られたものである。
【0035】予備重合に使用する不飽和炭化水素モノマ
ーは、オレフィンやジエン化合物等のエチレン性不飽和
炭化水素化合物である。そのようなエチレン性不飽和化
合物としては、炭素数2〜20、好ましくは2〜12、
更に好ましくは2〜4、の直鎖状α−オレフィン、炭素
数5〜20、好ましくは5〜12、の分岐鎖状α−オレ
フィン(分岐鎖は炭素数1〜4のものが好ましく、また
該分岐鎖の位置は二重結合を有する炭素原子に隣接した
炭素原子にあるものが好ましい)、ビニル基含有芳香族
化合物、炭素数4〜20、好ましくは6〜12、の直鎖
または環状ジエン化合物などがある。このような化合物
の好ましい具体例としては、例えばエチレン、プロピレ
ン、1−ブテン、2−ブテン、イソブチレン、1−ペン
テン、2−ペンテン、2−メチル−1−ブテン、3−メ
チル−1−ブテン、1−ヘキセン、2−ヘキセン、3−
ヘキセン、2−メチル−1−ペンテン、3−メチル−1
−ペンテン、4−メチル−1−ペンテン、2−メチル−
2−ペンテン、3−メチル−2−ペンテン、4−メチル
−2−ペンテン、2−エチル−1−ブテン、2,3−ジ
メチル−1−ブテン、3,3−ジメチル−1−ブテン、
2,3−ジメチル−2−ブテン、1−ヘプテン、1−オ
クテン、2−オクテン、3−オクテン、4−オクテン、
1−ノネン、1−デセン、1−ウンデセン、1−ドデカ
ン、1−トリデカン、1−テトラデカン、1−ペンタデ
カン、1−ヘキサデカン、1−ヘプタデカン、1−オク
タデカン、1−ノナデカン、スチレン、α−メチル−ス
チレン、ジビニルベンゼン、1,2−ブタジエン、イソ
プレン、ヘキサジエン、1,4−ヘキサジエン、1,5
−ヘキサジエン、1,3−ペンタジエン、1,4−ペン
タジエン、2,3−ペンタジエン、2,6−オクタジエ
ン、cis−2,trans4−ヘキサジエン、trans 2,t
rans 4−ヘキサジエン、1,2−ヘプタジエン、1,
4−ヘプタジエン、1,5−ヘプタジエン、1,6−ヘ
プタジエン、2,4−ヘプタジエン、ジシクロペンタジ
エン、1,3−シクロヘキサジエン、1,4−シクロヘ
キサジエン、シクロペンタジエン、1,3−シクロヘプ
タジエン、1,3−ブタジエン、4−メチル−1,4−
ヘキサジエン、5−メチル−1,4−ヘキサジエン、
1,9−デカジエン、1,13−テトラデカジエン等が
あげられる。これらの中では直鎖状α−オレフィン、ビ
ニル基含有芳香族化合物及び、非共役ジエン化合物が好
ましく、特にエチレン、プロピレン、スチレン及びジビ
ニルベンゼンが好ましい。
【0036】これらの不飽和炭化水素モノマーは必要に
応じて有機アルミニウム化合物と共に固体成分と接触さ
せて重合するのがふつうである。
【0037】予備重合条件は特に制限はないが、一般的
には下記の条件が適当である。
【0038】重合温度としては0〜100℃が好まし
く、10〜90℃がより好ましい。重合量としては、固
体成分1gあたり0.001〜50gのオレフィン類を
重合させることが好ましく、0.1〜10gのオレフィ
ン類を重合させることがより好ましい。
【0039】予備重合時には、有機アルミニウム化合物
を共存させることができる。使用することがある有機ア
ルミニウム化合物成分としては、チーグラー型触媒の有
機アルミニウム化合物として一般的に知られているもの
が使用できる。具体例としては、後述する有機アルミニ
ウム化合物の説明の項に示す化合物が使用できる。
【0040】予備重合時の有機アルミニウム成分の使用
量は、固体成分(A)のなかのTi成分に対してAl/
Ti(モル比)で0.2〜20が好ましく、0.5〜1
0がより好ましい。
【0041】重合法も特に制限はないが、一般的には、
スラリー重合法、気相重合法を使用して行われ、連続重
合、回分重合が適用される。スラリー重合の場合の溶媒
としては、ブタン、ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、シ
クロヘキサン、ベンゼン、トルエン等の炭化水素が用い
られる。また、予備重合時に、分子量制御の為に水素を
共存させても良い。
【0042】得られた固体触媒成分は、粉体として供給
するので、乾燥させるのがふつうである。このときの乾
燥条件も任意であるが、一般にポリマーの融点以下の温
度で好ましくは0〜80℃の温度で乾燥する。このとき
の残存溶媒が10wt %以下、好ましくは5wt %以
下、になるように乾燥することが好ましい。 <動的電荷量>本発明の一つの特徴は、固体触媒成分の
帯びる動的電荷量Q(単位はμC/gである)が−1≦
Q≦1となるように固体触媒成分の静電気量を制御した
固体触媒成分を用いることにある。
【0043】ここでいう動的電荷量Qとは、静的状態の
静電気量ではなくて粉体移送時、例えば重合槽への移送
時、に生成する動的状態の静電気量をいうものである。
具体的には、固体触媒成分20gを内径2mmのステンレ
ス鋼製配管を線速度20m/sで流したときに固体触媒
成分が帯びる静電気量と定義する。このような静電気量
は、ファラデーケージ等により容易に測定することがで
きる。
【0044】一般に、予備重合を経た触媒は、導電性が
悪く、鉄等の配管内面と衝突ないし摩擦することにより
静電気を発生するが、この値は−1μC/g以下という
大きな負電荷となる。このような触媒は、配管および重
合槽内に付着しやすく、よって装置の運転安定性を低下
させがちである。
【0045】本発明は、このような問題点に解決を与え
ようとするものであって、主として静電気量を制御した
固体触媒成分を用いることにより、この目的を達成しよ
うとするものである。
【0046】このような状態の固体触媒成分の静電気量
を所定の値に制御するには、合目的的な任意の方法によ
ることができる。好ましい態様の一つは、正電荷を帯び
る物質を固体触媒成分に接触させて、該物質を固体触媒
成分に含浸もしくは付着させることからなる。接触方法
は気相、液相、固相など任意であるが、正電荷を帯びる
物質により適宜選択される。
【0047】そのための手法の一つとしては、具体的に
は鉄粉に対してブローオフ法にて測定される静電気量
Q′が+10〜5000μC/gでありかつ平均粒径が
1μ以下の有機または無機の超微粒子固体成分を前記固
体触媒成分に付着させる方法を例示することができる。
【0048】ここで、超微粒子固体成分のブローオフ法
による静電気量Q′は、好ましくは、+50〜2000
μC/g、特に好ましくは100〜1500μC/g、
である。また、超微粒子固体成分の平均粒径は、電子顕
微鏡により観察した一定方向の粒子径の平均値で、好ま
しくは、50オングストローム〜0.5μ、特に好まし
くは100オングストローム〜0.2μの間である。こ
の超微粒子固体成分は、好ましくは非塩基性無機酸化物
たとえばSi、Ti等の酸化物であり、さらに好ましく
はSiの酸化物である。「ブローオフ法」は、トナー等
の粉体の摩擦帯電量の測定に用いられている方法で、超
微粒子固体とキャリアー粒体(鉄粉)を混合させた後、
高圧ガスにて該超微粒子固体のみをブローオフ(吹きと
ばす)して、キャリアー粒体に残存する帯電量をファラ
デーケージで測定し、逆帯電量を静電気量として求める
方法である。
【0049】このような条件を満足する超微粒子固体成
分の好ましい一具体例は、アミノシランカップリング剤
で表面処理した無機酸化物および水性条件下に製造され
たシリカゲル等を例示することができる。この中で特に
好ましいものは、アミノシランカップリング剤、例えば
γ−アミノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミ
ノエチル)γ−アミノプロピルトリメトシシシラン、N
−β(アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメト
キシシラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメ
トキシシラン等で表面処理したSiO2 化合物である。
【0050】このような超微粒子固体成分と前記固体触
媒成分との接触にあたり、両者の混合比は、固体触媒成
分の帯びる動的電荷量Q(単位はマイクロクーロン(μ
C)/gである)が−1≦Q≦1の範囲内になるようで
あれば任意である。一般に、超微粒子固体成分の固体触
媒成分に対する重量比で0.001〜0.5の範囲内で
あり、好ましくは0.005〜0.1の範囲内である。
また、これらの混合方法も本発明の効果が認められるか
ぎり任意のものでありうるが、不活性ガス(充分に精製
したものが好ましい)、例えば窒素ガス雰囲気下で混合
する方法、不活性溶剤、たとえばヘキサン、ヘプタン等
の炭化水素溶剤の存在下に混合する方法などが好まし
い。
【0051】また、混合は、攪拌下に行なう方法、振動
ミル、回転ボールミル、等のミルで混合する方法、振と
う機で行なう方法、等で行うことができる。混合時間と
しては、1分から100時間、特に5分〜10時間、程
度が好ましい。 [2]有機アルミニウム化合物 前記固体触媒成分とオレフィン重合時に組み合わせる有
機アルミニウム化合物は、具体的には、一般式R7 3-s
AlXs またはR8 3-t Al(OR9 t (ここで、R
7 およびR8 は各々同一または異なってもよい炭素数1
〜20程度の炭化水素残基または水素原子、R9 は炭化
水素残基、Xはハロゲン、sおよびtはそれぞれ0≦s
<3、0<t<3の数、である)で表されるものであ
る。具体的には(イ)トリアルキルアルミニウム、たと
えば、トリメチルアルミニウム、トリエチルアルミニウ
ム、トリイソブチルアルミニウム、トリヘキシルアルミ
ニウム、トリオクチルアルミニウムおよびトリデシルア
ルミニウムなど、(ロ)アルキルアルミニウムハライ
ド、たとえば、ジエチルアルミニウムモノクロライド、
ジイソブチルアルミニウムモノクロライド、エチルアル
ミニウムセスキクロライドおよびエチルアルミニウムジ
クロライドなど、(ハ)ジアルキルアルミニウムハイド
ライド、たとえば、ジエチルアルミニウムハイドライド
およびジブチルアルミニウムハイドライドなど、(ニ)
アルミニウムアルコキシド、たとえば、ジエチルアルミ
ニウムエトキシドおよびジエチルアルミニウムフェノキ
シドなど、があげられる。中でもトリアルキルアルミニ
ウムが好ましく、特に炭素数1〜4の炭化水素基を有す
るものが好ましい。
【0052】これらの有機アルミニウム化合物は、各群
内および(または)各群間で2種以上併用することがで
きる。たとえば、トリエチルアルミニウムとジエチルア
ルミニウムアルコキシドの併用、ジエチルアルミニウム
モノクロライドとジエチルアルミニウムエトキシドの併
用、エチルアルミニウムジクロライドとジエチルアルミ
ニウムエトキシドの併用、トリエチルアルミニウムとジ
エチルアルミニウムエトキシドとジエチルアルミニウモ
ノクロライドの併用等、があげられる。 [3]オレフィンの気相重合 本発明は、オレフィンの気相重合に関するものである。
気相重合とは、溶媒を実質的に使わずにガス状の単量体
中で重合を行なう方法である。具体的には生成ポリマー
粒子をモノマー気流で流動させて流動床を形成させる方
式あるいは生成ポリマー粒子を攪拌機により反応槽にお
いて攪拌する方式、で行なわれる。 <オレフィン単量体および生成重合体>本発明の触媒系
で重合するオレフィン類は、一般式R0 −CH=CH2
(ここでR0 は水素原子または炭素数1〜10の炭化水
素残基であり、分枝基を有してもよい。)で表わされる
ものである。具体的には、エチレン、プロピレン、ブテ
ン−1、ペンテン−1、ヘキセン−1、4−メチルペン
テン−1などのオレフィン類がある。好ましくはエチレ
ンおよびプロピレンである。これらの重合の場合に、エ
チレンに対して50重量パーセントまで、好ましくは2
0重量パーセントまで、の上記オレフィンとエチレンと
の共重合を行なうことができ、プロピレンに対して30
重量パーセントまでの上記オレフィン、特にエチレン、
とプロピレンとの共重合を行なうことができる。また、
その他の共重合性モノマー(たとえば酢酸ビニル、ジオ
レフィン等)との共重合を行なうこともできる。
【0053】本発明により得られる重合体の典型例は、
(イ)エチレン、プロピレン等のホモポリマー、(ロ)
エチレンとプロピレン、エチレンとブテン−1、エチレ
ンとヘキセン−1、エチレンとオクテン−1、プロピレ
ンとブテン−1、プロピレンとヘキセン−1等のランダ
ムコポリマー、および(ハ)プロピレンとエチレンと
の、もしくはプロピレンとエチレン/プロピレンとの、
ブロックコポリマー等である。 <重合条件>重合温度は30℃〜150℃、好ましくは
50℃〜100℃、程度であり、重合圧力は通常1〜5
0Kg/cm2 Gの範囲内である。なお、重合にあたって
は、必要に応じて水素などの分子量調節剤を用いてMF
Rを制御することも可能である。
【0054】
【実施例】以下の実施例は本発明をさらに詳細に説明す
るためのものである。したがって、本発明は、以下の実
施例に限定されるものではない。
【0055】なお、以下の実施例において、固体触媒成
分の静電気Qの測定は、固体触媒成分20gをN2 気流
下に内径2mm、長さ2mのステンレス鋼製チューブをN
2 流速(線速度)20m/sで流し、直接粉体をN2
囲気にファラデーケージ(アドバンテストTR841
1)に受けて電荷を測定した。また、超微粒子固体の静
電気Q′は、鉄粉100gと超微粒子固体成分0.1g
をターブラーミキサーを用い、90rpmで10分間混
合した後に300メッシュのスクリーンを用い、1.0
Kg/cm2 のN2 気流で1分間ブローオフして、粉体帯電
量測定装置(東芝ケミカル、「TB−200」)で電荷
を測定した。
【0056】一方、触媒付着量は、固体触媒成分10cc
を300ccのステンレス製容器にN2 雰囲気下に充填
し、振とう機で3分間振とうした後に、内容物を傾斜廃
棄して、触媒の残存付着物の重さを測定した。 <実施例−1>固体触媒成分の製造 充分に窒素置換したフラスコに脱水および脱酸素したn
−ヘプタン200mlを導入し、次いでMgCl2 0.2
モル、Ti(O−nC4 9 4 を0.4モル導入し、
95℃で2時間反応させた。反応終了後、40℃に温度
を下げ、次いでメチルヒドロポリシロキサン(20セン
チストークスのもの)を24ミリリットル導入して、3
時間反応させた。生成した固体成分を、n−ヘプタンで
洗浄した。
【0057】ついで、充分に窒素置換したフラスコに、
上記で合成した固体成分をMg原子換算0.12モル導
入し、さらにn−ヘプタンを加えて200ccにした。つ
いで、25℃で、エチルアルミニウムジクロリド13ミ
リモルを20分で滴下し、さらにSiCl4 0.39モ
ルを20分で滴下して3時間反応させた後、90℃に昇
温して、さらに3時間反応させた。反応生成物は、n−
ヘプタンで充分洗浄した。
【0058】次いで、エチルアルミニウムジクロリド
0.066モル(15wt%ヘプタン溶液)を滴下し
て、35℃で2時間反応させた。反応生成物はn−ヘプ
タンで充分洗浄し、減圧乾燥した。このもののTi担持
率は、4.20wt%であった。
【0059】充分に窒素置換した攪拌翼付1.5リット
ルのステンレス鋼製オートクレーブに、充分に精製した
n−ヘプタン500mlおよび上記で得た固体触媒成分1
6グラム導入し、さらにトリイソブチルアルミニウム3
2グラムを導入した。次いで、水素を1.5kg/cm2
まで導入した後、80℃にてエチレンを0.43リット
ル/分の速度で2時間導入して、予備重合を行なった。
【0060】生成物をn−ヘプタンで充分洗浄し、減圧
乾燥して固体成分とした。なお、エチレンの重合量は、
3.4グラム/グラム固体成分であった。
【0061】この触媒成分の平均粒径は、34.9ミク
ロンであった。
【0062】超微粒子固体成分との混合 充分にN2 置換した1リットルステンレス鋼製容器に上
記固体触媒成分70g、と日本アエロジル社製シリカ
「アエロジルRA200H」(Q′=350μC/g)
1.3gと日本アエロジル社製TiO2 (「TP−2
5」)1.3gを加え、1時間振動ミルにて混合した。
得られた固体触媒成分のQは、−0.2μC/gであっ
た。また、安息角は54度、嵩密度は0.40g/ccで
あり、触媒付着量は0.03g/10ccであった。
【0063】エチレンの気相重合 特開昭54−148093号公報記載の気相重合装置と
同種の内容積800リットルの気相重合装置を用いて、
本触媒にてエチレンとブテンの共重合を80℃で、エチ
レン分圧7Kg/cm2 、ブテン/エチレンモル比0.
008、水素/エチレンモル比0.43で、生成ポリマ
ー当り750ppmのトリエチルアルミニウムと、生成
ポリマー量が10Kg/時間となるように上記で得た固
体触媒成分と、をそれぞれ供給し、平均滞留時間3時間
で共重合を行なった。結果は、表−1に示す通りであっ
た。 <実施例−2>実施例−1にてRA200HをRP13
0H(日本アエロジル社製SiO2 、Q′=200μC
/g)を用いた以外は同様に固体触媒成分の製造を行な
った。このもののQは−0.3μC/gであり、安息角
は57度、嵩密度は0.38g/ccであった。触媒付着
量は、0.05g/10ccであった。
【0064】さらに、実施例−1と同様に重合操作を行
なった。得られた結果は、表−1に示す通りであった。 <比較例−1>実施例−1にてシリカ「RA200H」
を用いなかった以外は同様に固体触媒成分の製造を行な
った。このもののQは、−2.0μC/gであり、安息
角は50度、嵩密度は0.51g/cc、触媒付着量は
0.20g/ccであった。
【0065】これについても、実施例−1と同様に重合
操作を行なった。得られた結果は、表−1に示す通りで
あった。
【0066】
【表1】
【0067】
【発明の効果】本発明によれば、触媒の、触媒導入管あ
るいは重合槽等への付着が有効に防止されて、触媒導入
管の閉塞や重合槽内の異常重合が抑制されて、装置の安
定的運転が可能となることは、〔発明の概要〕の項にお
いて前記したところである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 高 橋 肇 三重県四日市市東邦町1番地 三菱油化株 式会社四日市総合研究所内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】Ti,MgおよびClを必須成分とする固
    体成分を少なくとも1種の不飽和炭化水素モノマーに接
    触させることからなる予備重合工程に付して得られた固
    体触媒成分と有機アルミニウム化合物とからなる触媒
    に、少なくとも1種のα−オレフィンを気相状態で接触
    させて重合させる方法であって、この固体触媒成分の帯
    びる動的電荷量Q(単位はμC/gである)が−1≦Q
    ≦1となるように固体触媒成分の静電気量を制御した固
    体触媒成分を用いることを特徴とする、オレフィンの気
    相重合法。
  2. 【請求項2】固体触媒成分が、鉄粉に対してブローオフ
    法で測定される静電気量が+10〜5000μ/gであ
    りかつ平均粒径が1μ以下の超微粒子固体を前記固体触
    媒成分に付着させたものであることを特徴とする、請求
    項1に記載のオレフィンの気相重合法。
  3. 【請求項3】超微粒子固体が、アミノシランカップリン
    グ剤で表面処理したSiO2 化合物であることを特徴と
    する、請求項2に記載のオレフィンの気相重合法。
  4. 【請求項4】アミノシランカップリング剤が、γ−アミ
    ノプロピルトリエトキシシラン、N−β(アミノエチ
    ル)γ−アミノプロピルトリメトシシシラン、N−β
    (アミノエチル)γ−アミノプロピルメチルジメトキシ
    シラン、N−フェニル−γ−アミノプロピルトリメトキ
    シシランから選ばれるものである、請求項3に記載のオ
    レフィンの気相重合法。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2012166157A (ja) * 2011-02-15 2012-09-06 Asahi Kasei Chemicals Corp 導電性の流動層反応用触媒及びその製造方法並びにプロピレンの製造方法
CN104558330A (zh) * 2014-12-31 2015-04-29 浙江大学 一种气相聚合制备多层核壳结构聚合物粒子的方法
CN104761665A (zh) * 2014-04-18 2015-07-08 陈伟 一种乙烯气相聚合或共聚合催化剂组合物及其制备方法
JP2019172775A (ja) * 2018-03-28 2019-10-10 東邦チタニウム株式会社 オレフィン類重合用触媒、オレフィン類重合用触媒の製造方法およびオレフィン類重合体の製造方法

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