JPH0729221B2 - プレス機械のクラッチ装置 - Google Patents
プレス機械のクラッチ装置Info
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- JPH0729221B2 JPH0729221B2 JP3861791A JP3861791A JPH0729221B2 JP H0729221 B2 JPH0729221 B2 JP H0729221B2 JP 3861791 A JP3861791 A JP 3861791A JP 3861791 A JP3861791 A JP 3861791A JP H0729221 B2 JPH0729221 B2 JP H0729221B2
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Landscapes
- Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)
- Control Of Presses (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、プレス機械のクラッチ
装置に関する。特に、プレス運転開始時における安定回
転到達時間と運転停止時における制動時間との双方を大
幅に短縮できるクラッチ装置に関する。
装置に関する。特に、プレス運転開始時における安定回
転到達時間と運転停止時における制動時間との双方を大
幅に短縮できるクラッチ装置に関する。
【0002】
【従来の技術】図3に動力プレス機械の一般的構成を示
す。同図において、2はクランク軸で、その偏心部2e
にはコネクティングロッド3を介してスライド4が連結
されている。クランク軸2には、ギヤトレイン5を介し
て駆動軸1から回転動力が加えられる。また、ベルト8
を介してモータ7で回転駆動されるフライホイール6
は、クラッチ装置20で駆動軸1と結合・分離される。
一方、駆動軸1はブレーキ装置50で制動される。
す。同図において、2はクランク軸で、その偏心部2e
にはコネクティングロッド3を介してスライド4が連結
されている。クランク軸2には、ギヤトレイン5を介し
て駆動軸1から回転動力が加えられる。また、ベルト8
を介してモータ7で回転駆動されるフライホイール6
は、クラッチ装置20で駆動軸1と結合・分離される。
一方、駆動軸1はブレーキ装置50で制動される。
【0003】したがって、ブレーキ装置50をブレーキ
解放(OFF)動作としておき、クラッチ装置20を結
合(ON)動作させると、フライホイール6に蓄積され
た回転エネルギーが駆動軸1に伝達され、ギヤトレイン
5,クランク軸2,コネクティングロッド3を介してス
ライド4を上下動することができる。このスライド4を
上死点等の所期の停止位置に停止させるには、クラッチ
装置20を分離(OFF)動作しかつブレーキ装置50
をブレーキ(ON)動作させればよいこと周知である。
解放(OFF)動作としておき、クラッチ装置20を結
合(ON)動作させると、フライホイール6に蓄積され
た回転エネルギーが駆動軸1に伝達され、ギヤトレイン
5,クランク軸2,コネクティングロッド3を介してス
ライド4を上下動することができる。このスライド4を
上死点等の所期の停止位置に停止させるには、クラッチ
装置20を分離(OFF)動作しかつブレーキ装置50
をブレーキ(ON)動作させればよいこと周知である。
【0004】また、クラッチ装置20は、ソレノイド2
9Sを励磁してソレノイドバルブ29を開放し、給気管
28を通してその給気口32Bに所定圧力Pの空気を供
給することによりONされ、ソレノイド29Sを非励磁
として空気圧力を抜けばOFFとなる。一方、ブレーキ
装置50は常態がバネの付勢力によってONされるもの
とされ、ソレノイド79Sを励磁してソレノイドバルブ
79を開放し、給気管78を通して72Bに所定圧力P
の空気を供給することによりOFFとされる。したがっ
て、ソレノイド29Sとソレノイド79Sとは同時的に
励磁されるように構成されているのが一般的である。
9Sを励磁してソレノイドバルブ29を開放し、給気管
28を通してその給気口32Bに所定圧力Pの空気を供
給することによりONされ、ソレノイド29Sを非励磁
として空気圧力を抜けばOFFとなる。一方、ブレーキ
装置50は常態がバネの付勢力によってONされるもの
とされ、ソレノイド79Sを励磁してソレノイドバルブ
79を開放し、給気管78を通して72Bに所定圧力P
の空気を供給することによりOFFとされる。したがっ
て、ソレノイド29Sとソレノイド79Sとは同時的に
励磁されるように構成されているのが一般的である。
【0005】なお、図3ではいわゆるセパレート型を示
しているがクラッチ装置20とブレーキ装置50とを一
体的に組込んだいわゆるコンビネーション型でも本質は
変わらない。
しているがクラッチ装置20とブレーキ装置50とを一
体的に組込んだいわゆるコンビネーション型でも本質は
変わらない。
【0006】ところで、クラッチ装置20は、例えばセ
パレート型の場合、図4に示す如く構造とされている。
同図において、駆動軸1はフレーム10とボルト固着さ
れたケーシング12に装着された軸受11を介して回転
支持され、また、クラッチハブ22が軸方向に一定範囲
内で移動可能に装着されている。
パレート型の場合、図4に示す如く構造とされている。
同図において、駆動軸1はフレーム10とボルト固着さ
れたケーシング12に装着された軸受11を介して回転
支持され、また、クラッチハブ22が軸方向に一定範囲
内で移動可能に装着されている。
【0007】ここに、クラッチ装置20は、機能的に大
別すると、クラッチ部21(クラッチハブ22,摩擦板
23,押圧部材36,受圧部材6B)と、クラッチ作動
手段31(シリンダ32,ピストン34,シリンダ室3
7,前記給気管28,ソレノイドバルブ29)と、図5
(図4と位相をずらせて表示している。)に示すクラッ
チ解放手段38(ピン39Aに嵌装されたレリース用バ
ネ39等)とからなる。なお、シリンダ32,受圧部材
6Bは、ボルト32Aでフライホイール6に固着されて
いる。また、35は、シール部材である。
別すると、クラッチ部21(クラッチハブ22,摩擦板
23,押圧部材36,受圧部材6B)と、クラッチ作動
手段31(シリンダ32,ピストン34,シリンダ室3
7,前記給気管28,ソレノイドバルブ29)と、図5
(図4と位相をずらせて表示している。)に示すクラッ
チ解放手段38(ピン39Aに嵌装されたレリース用バ
ネ39等)とからなる。なお、シリンダ32,受圧部材
6Bは、ボルト32Aでフライホイール6に固着されて
いる。また、35は、シール部材である。
【0008】したがって、クラッチ作動手段31のシリ
ンダ室37内に給気口32Bから所定圧力Pの空気を送
れば、加圧断面34A(加圧断面積A1)を図で左方向
に押圧するので摩擦板22をフライホイール6(6B)
に押付けられ、クラッチON動作できる。一方、シリン
ダ室37内から圧力空気を引抜けばクラッチ解放手段3
8のレリース用バネ39の付勢力SによってOFF動作
できる。
ンダ室37内に給気口32Bから所定圧力Pの空気を送
れば、加圧断面34A(加圧断面積A1)を図で左方向
に押圧するので摩擦板22をフライホイール6(6B)
に押付けられ、クラッチON動作できる。一方、シリン
ダ室37内から圧力空気を引抜けばクラッチ解放手段3
8のレリース用バネ39の付勢力SによってOFF動作
できる。
【0009】ここに、プレス機械の起動・停止を高速化
するには、ブレーキ装置50の性能はもとよりクラッチ
装置20が迅速応答しなければならない。つまり、プレ
ス運転開始時には安定回転到達時間を短縮し、プレス運
転停止時には急速制止する必要がある。一方、1パンチ
目から安定回転でプレス加工作業ができればSPM変化
による下死点のバラツキの影響を受ないですむという品
質を向上させるにも有効である。しかし、クラッチ装置
20のON動作の高速化を図るにはシリンダ室37に加
える空気圧力Pが高圧の方が望ましいが、規定トルク保
障上からむやみに高圧とできない。しかも、OFF動作
の高速化の観点からはできるだけ空気圧力Pが低圧の方
がの好ましい。かくして、従来はシリンダ室37へ供給
する空気圧力PをクラッチON状態を確実に保持できか
つ規定トルクを保障できる範囲内で可能な限り低圧とす
るように決定されていたのが一般的である。
するには、ブレーキ装置50の性能はもとよりクラッチ
装置20が迅速応答しなければならない。つまり、プレ
ス運転開始時には安定回転到達時間を短縮し、プレス運
転停止時には急速制止する必要がある。一方、1パンチ
目から安定回転でプレス加工作業ができればSPM変化
による下死点のバラツキの影響を受ないですむという品
質を向上させるにも有効である。しかし、クラッチ装置
20のON動作の高速化を図るにはシリンダ室37に加
える空気圧力Pが高圧の方が望ましいが、規定トルク保
障上からむやみに高圧とできない。しかも、OFF動作
の高速化の観点からはできるだけ空気圧力Pが低圧の方
がの好ましい。かくして、従来はシリンダ室37へ供給
する空気圧力PをクラッチON状態を確実に保持できか
つ規定トルクを保障できる範囲内で可能な限り低圧とす
るように決定されていたのが一般的である。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、プレス
機械の高速化要請が一段と求められる現今では、クラッ
チON動作時間短縮とクラッチOFF動作の時間短縮と
いう相反現象から、いわば妥協策としてシリンダ室37
内空気圧力を決定する従来方式では、到底その要請を満
たすことができなくなっている。
機械の高速化要請が一段と求められる現今では、クラッ
チON動作時間短縮とクラッチOFF動作の時間短縮と
いう相反現象から、いわば妥協策としてシリンダ室37
内空気圧力を決定する従来方式では、到底その要請を満
たすことができなくなっている。
【0011】これに対し、シリンダ室37内に供給する
空気圧力をクラッチON動作に対しては高圧として時間
短縮を図り、クランク軸2が安定回転に到達した後つま
り規定トルク伝達を保障するために低圧とするいわゆる
空気圧2段切替方式が考えられる。しかし、この方式で
は上記給気手段(28,29等)を2組設けなければな
らず、かつそれらの切替装置も必要とするので構造複雑
でコスト高となる。しかも、益々の自動化からクラウン
内の機器実装密度が高まる一方の今日ではスペース的に
も不利であり実用が至難である。
空気圧力をクラッチON動作に対しては高圧として時間
短縮を図り、クランク軸2が安定回転に到達した後つま
り規定トルク伝達を保障するために低圧とするいわゆる
空気圧2段切替方式が考えられる。しかし、この方式で
は上記給気手段(28,29等)を2組設けなければな
らず、かつそれらの切替装置も必要とするので構造複雑
でコスト高となる。しかも、益々の自動化からクラウン
内の機器実装密度が高まる一方の今日ではスペース的に
も不利であり実用が至難である。
【0012】本発明の目的は、供給空気圧力を一定とし
た場合に相反するプレス運転開始時の安定回転到達時間
短縮と運転停止時の急速制動との双方を一挙に達成する
ことのできるプレス機械のクラッチ装置を提供すること
にある。
た場合に相反するプレス運転開始時の安定回転到達時間
短縮と運転停止時の急速制動との双方を一挙に達成する
ことのできるプレス機械のクラッチ装置を提供すること
にある。
【0013】
【課題を解決するための手段】本発明は、シリンダ室の
反対側にピストンと逆向きのサブピストンを含む小さな
サブシリンダ室を設け、両シリンダ室を絞り流路で連通
させた構成とし、前記目的を達成するものである。すな
わち、本発明はシリンダとピストンとの間に形成された
シリンダ室に圧力空気を供給してクラッチ結合動作させ
るように構成されたプレス機械のクラッチ装置におい
て、前記ピストンの加圧断面積よりも小さな加圧断面積
を持つサブピストンとサブシリンダとからなるサブシリ
ンダ室を設ける、とともに前記ピストンとサブピストン
とを各加圧断面が対向するようにして一体的に連結し、
かつ前記シリンダ室とサブシリンダ室とを絞り流路で連
通させたことを特徴とする。
反対側にピストンと逆向きのサブピストンを含む小さな
サブシリンダ室を設け、両シリンダ室を絞り流路で連通
させた構成とし、前記目的を達成するものである。すな
わち、本発明はシリンダとピストンとの間に形成された
シリンダ室に圧力空気を供給してクラッチ結合動作させ
るように構成されたプレス機械のクラッチ装置におい
て、前記ピストンの加圧断面積よりも小さな加圧断面積
を持つサブピストンとサブシリンダとからなるサブシリ
ンダ室を設ける、とともに前記ピストンとサブピストン
とを各加圧断面が対向するようにして一体的に連結し、
かつ前記シリンダ室とサブシリンダ室とを絞り流路で連
通させたことを特徴とする。
【0014】
【作用】本発明では、シリンダ室に所定圧力Phの空気
を供給すると、ピストンが移動してクラッチをON動作
することができる。この場合、空気圧力Phは規定トル
クを伝達させるために必要なサブシリンダのない場合の
空気圧力よりもやや高いので高速でONできる。そし
て、クランク軸が安定回転数に到達した時点では、サブ
シリンダ室内に絞り流路を通しシリンダ室内の空気が流
入されているので、シリンダ室内圧力とサブシリンダ室
内圧力は、等しい圧力Phとなっている。すると、ピス
トンには圧力Phとその加圧断面A1とから決まる押圧
力F1が生じるが、サブピストンには圧力Phとその加
圧断面A2とから決まる逆向きの押圧力F2が生じる。
ここに、ピストンとサブピストンとは一体に連結されて
いるので、ピストンに生じる実質的押圧力はF(=F1
−F2)となる。つまり、規定トルクを伝達するために
必要な押圧力FでクラッチをON動作できる。よって、
クラッチON動作を高速としながら、安定回転到達以後
は規定トルクを保障できる。
を供給すると、ピストンが移動してクラッチをON動作
することができる。この場合、空気圧力Phは規定トル
クを伝達させるために必要なサブシリンダのない場合の
空気圧力よりもやや高いので高速でONできる。そし
て、クランク軸が安定回転数に到達した時点では、サブ
シリンダ室内に絞り流路を通しシリンダ室内の空気が流
入されているので、シリンダ室内圧力とサブシリンダ室
内圧力は、等しい圧力Phとなっている。すると、ピス
トンには圧力Phとその加圧断面A1とから決まる押圧
力F1が生じるが、サブピストンには圧力Phとその加
圧断面A2とから決まる逆向きの押圧力F2が生じる。
ここに、ピストンとサブピストンとは一体に連結されて
いるので、ピストンに生じる実質的押圧力はF(=F1
−F2)となる。つまり、規定トルクを伝達するために
必要な押圧力FでクラッチをON動作できる。よって、
クラッチON動作を高速としながら、安定回転到達以後
は規定トルクを保障できる。
【0015】一方、クラッチOFF動作時は、シリンダ
室内の空気圧力Phを大気に放出する。すると、シリン
ダ室内の圧力は減圧され大気圧Poとなるが、サブシリ
ンダ室内の圧力は絞り流路のオリフィス効果により残圧
Pとして残る。したがって、ピストンの押圧力F1は消
滅するが、サブピストンの逆方向押圧力F2は健在であ
るから、レリース用バネの付勢力Sと共に、結果として
ピストンをクラッチOFF方向に強制的に付勢する。よ
って、クラッチOFF動作をもレリース用バネの付勢力
Sだけで解放するよりも一段と高速に行える。
室内の空気圧力Phを大気に放出する。すると、シリン
ダ室内の圧力は減圧され大気圧Poとなるが、サブシリ
ンダ室内の圧力は絞り流路のオリフィス効果により残圧
Pとして残る。したがって、ピストンの押圧力F1は消
滅するが、サブピストンの逆方向押圧力F2は健在であ
るから、レリース用バネの付勢力Sと共に、結果として
ピストンをクラッチOFF方向に強制的に付勢する。よ
って、クラッチOFF動作をもレリース用バネの付勢力
Sだけで解放するよりも一段と高速に行える。
【0016】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図面を参照して説
明する。本クラッチ装置は、図1に示す如く、基本的構
成を前出図4に示す従来例と同一とし、かつ急速作動手
段40を設けクラッチON動作とOFF動作の双方を、
空気圧を切替えることなく高速化し、プレス運転開始時
の安定回転到達時間短縮と運転停止時のブレーキ装置5
0による急速制動を助長することができる構成とされて
いる。もとより、安定回転到達以降は自動的に規定トル
クを保障することができる。
明する。本クラッチ装置は、図1に示す如く、基本的構
成を前出図4に示す従来例と同一とし、かつ急速作動手
段40を設けクラッチON動作とOFF動作の双方を、
空気圧を切替えることなく高速化し、プレス運転開始時
の安定回転到達時間短縮と運転停止時のブレーキ装置5
0による急速制動を助長することができる構成とされて
いる。もとより、安定回転到達以降は自動的に規定トル
クを保障することができる。
【0017】なお、クラッチ部21とクラッチ作動手段
31とクラッチ解放手段38に係る同一または共通部分
については、従来例と同一の符号を付しその説明は簡略
化または省略する。
31とクラッチ解放手段38に係る同一または共通部分
については、従来例と同一の符号を付しその説明は簡略
化または省略する。
【0018】図1において、シリンダ室37はシリンダ
32とシール部材35を介して軸方向に摺動自在に嵌着
されたピストン34(同図で右側の端面…加圧断面34
A)との間に形成されている。一方、急速作動手段40
を形成するサブシリンダ室47は、シリンダ32と一体
のサブシリンダ42とこのサブシリンダ42に嵌着され
たサブピストン44(同図で左側の端面…加圧断面44
B)との間に形成されている。そして、ピストン34と
サブピストン44とは、シリンダ32の貫通孔33内を
摺動可能なブッシュ38とボルト39とからなる連結手
段で一体に連結される。加圧断面34Aと加圧断面44
Bとは逆向きとされている。
32とシール部材35を介して軸方向に摺動自在に嵌着
されたピストン34(同図で右側の端面…加圧断面34
A)との間に形成されている。一方、急速作動手段40
を形成するサブシリンダ室47は、シリンダ32と一体
のサブシリンダ42とこのサブシリンダ42に嵌着され
たサブピストン44(同図で左側の端面…加圧断面44
B)との間に形成されている。そして、ピストン34と
サブピストン44とは、シリンダ32の貫通孔33内を
摺動可能なブッシュ38とボルト39とからなる連結手
段で一体に連結される。加圧断面34Aと加圧断面44
Bとは逆向きとされている。
【0019】ここに、加圧断面34Aの加圧断面積をA
1,加圧断面44Bの加圧断面積をA2とすると、A
1》A2である。さらに、加圧断面積A1とA2との関
係は、従来構造において規定トルクを伝達させるに必要
なピストン34の図1で左向きの押圧力をF,この押圧
力Fを発生させるために必要なシリンダ室37内空気圧
力をPとした場合に、F=P×A1=Ph(A1−A
2)《Ph×A1が成立するものと選択されている。
1,加圧断面44Bの加圧断面積をA2とすると、A
1》A2である。さらに、加圧断面積A1とA2との関
係は、従来構造において規定トルクを伝達させるに必要
なピストン34の図1で左向きの押圧力をF,この押圧
力Fを発生させるために必要なシリンダ室37内空気圧
力をPとした場合に、F=P×A1=Ph(A1−A
2)《Ph×A1が成立するものと選択されている。
【0020】かかる関係を成立するために、シリンダ室
37とサブシリンダ室47とは絞り流路41で連通され
ているのである。この実施例における絞り流路41は、
上記貫通孔33の内径とブッシュ38の外径との間に設
けられる隙間をもって形成され、かつこの隙間はシリン
ダ室37内に圧力Phの空気を供給してクラッチON動
作させクランク軸2が安定回転に到達した時点で、シリ
ンダ室37とサブシリンダ室47との両室37,47内
圧が同じ圧力Phになるようにオリフィス作用を発揮す
るものと決定されている。なお、クラッチOFF状態に
おける両室37,47の圧力は、ともに大気圧Poとな
る。
37とサブシリンダ室47とは絞り流路41で連通され
ているのである。この実施例における絞り流路41は、
上記貫通孔33の内径とブッシュ38の外径との間に設
けられる隙間をもって形成され、かつこの隙間はシリン
ダ室37内に圧力Phの空気を供給してクラッチON動
作させクランク軸2が安定回転に到達した時点で、シリ
ンダ室37とサブシリンダ室47との両室37,47内
圧が同じ圧力Phになるようにオリフィス作用を発揮す
るものと決定されている。なお、クラッチOFF状態に
おける両室37,47の圧力は、ともに大気圧Poとな
る。
【0021】次に、この実施例の作用を模式的に現した
図2を用いて説明する。プレス運転開始に際しては、シ
リンダ室37内に空気圧力Phを給気すると、ピストン
34には図2(A)に示す通り、その加圧断面積A1と
圧力Phとの積として決まる押圧力Fhが発生する。こ
の押圧力Fhは、規定トルク伝達をするに必要とする押
圧力Fよりも大きい。すなわち、従来構造が押圧力Fで
クラッチON動作させていたのに対して、非常に高速化
できる。なお、この段階では絞り流路41は未だ実質的
に作動しておらず、かつピストン34の図で左方向(C
LCHはクラツチON位置を示す。)への移動量も非常
に小さいので、サブシリンダ室47内の空気圧力は大気
圧Poとほぼ等しい。
図2を用いて説明する。プレス運転開始に際しては、シ
リンダ室37内に空気圧力Phを給気すると、ピストン
34には図2(A)に示す通り、その加圧断面積A1と
圧力Phとの積として決まる押圧力Fhが発生する。こ
の押圧力Fhは、規定トルク伝達をするに必要とする押
圧力Fよりも大きい。すなわち、従来構造が押圧力Fで
クラッチON動作させていたのに対して、非常に高速化
できる。なお、この段階では絞り流路41は未だ実質的
に作動しておらず、かつピストン34の図で左方向(C
LCHはクラツチON位置を示す。)への移動量も非常
に小さいので、サブシリンダ室47内の空気圧力は大気
圧Poとほぼ等しい。
【0022】そして、クランク軸2が安定回転に到達す
るまでに、サブシリンダ室47内には絞り流路41を通
しシリンダ室37から空気が流入される。つまり、安定
回転到達時には、シリンダ室37内圧力は同(B)に示
す如くPhであるが、サブシリンダ室47内圧力はPo
からPhに増圧される。その結果、両室37,47は、
同圧Phとなる。この場合、ピストン34には左向きの
押圧力F1(=A1×Ph)が生じ、サブピストン44
には右向きの押圧力F2(=A2×Ph)が生じる。そ
の結果、ピストン34に加わる実質的押圧力はF(=F
1−F2)となる。
るまでに、サブシリンダ室47内には絞り流路41を通
しシリンダ室37から空気が流入される。つまり、安定
回転到達時には、シリンダ室37内圧力は同(B)に示
す如くPhであるが、サブシリンダ室47内圧力はPo
からPhに増圧される。その結果、両室37,47は、
同圧Phとなる。この場合、ピストン34には左向きの
押圧力F1(=A1×Ph)が生じ、サブピストン44
には右向きの押圧力F2(=A2×Ph)が生じる。そ
の結果、ピストン34に加わる実質的押圧力はF(=F
1−F2)となる。
【0023】ここに、押圧力Fは、従来構造においてシ
リンダ室37内に規定トルクを伝達させるために理想空
気圧力Pを加えた場合に生ずる押圧力(F)と等しい。
すなわち、クラッチON動作そのものは圧力Phにより
大きな押圧力Fhを発生させて高速に行うが、クランク
軸2が安定回転到達後は規定トルクの伝達を保障する押
圧力Fに自動調整できる。
リンダ室37内に規定トルクを伝達させるために理想空
気圧力Pを加えた場合に生ずる押圧力(F)と等しい。
すなわち、クラッチON動作そのものは圧力Phにより
大きな押圧力Fhを発生させて高速に行うが、クランク
軸2が安定回転到達後は規定トルクの伝達を保障する押
圧力Fに自動調整できる。
【0024】一方、プレス運転停止に際しては、同2
(C)に示す如く、シリンダ室37内の空気を大気に開
放する。すると、シリンダ室37内の空気圧力は速やか
に大気圧Poとなるが、この場合にも絞り流路41はオ
リフィス作用を奏する。したがって、サブシリンダ室4
7内の空気圧力はPhとほぼ等しい残圧Pが保持されて
いるから、サブピストン44には右向きの押圧力F2と
ほぼ等しいF22が存在し続ける。よって、従来構造で
はシリンダ室37内を大気開放してレリース用バネ39
の付勢力Sで解放するだけに対して、この発明ではバネ
39の付勢力Sに加え上記押圧力F2によって積極的に
クラッチOFF動作させるので、従来のバネ39の付勢
力Sだけのときよりも非常に高速でクラッチOFF動作
させることができる。
(C)に示す如く、シリンダ室37内の空気を大気に開
放する。すると、シリンダ室37内の空気圧力は速やか
に大気圧Poとなるが、この場合にも絞り流路41はオ
リフィス作用を奏する。したがって、サブシリンダ室4
7内の空気圧力はPhとほぼ等しい残圧Pが保持されて
いるから、サブピストン44には右向きの押圧力F2と
ほぼ等しいF22が存在し続ける。よって、従来構造で
はシリンダ室37内を大気開放してレリース用バネ39
の付勢力Sで解放するだけに対して、この発明ではバネ
39の付勢力Sに加え上記押圧力F2によって積極的に
クラッチOFF動作させるので、従来のバネ39の付勢
力Sだけのときよりも非常に高速でクラッチOFF動作
させることができる。
【0025】しかして、この実施例によれば、小さな加
圧断面積A2を持つサブピストン44とサブシリンダ4
2とからなるサブシリンダ室47を設ける、とともに両
加圧断面34A,44Bが逆向きとなるようにしてサブ
ピストン44をピストン34に一体的に連結し、かつシ
リンダ室37とサブシリンダ室47とを絞り流路41で
連通させた構成であるから、大きな押圧力Fhにより高
速なクラッチON動作ができかつクランク軸2が安定回
転に到達した後は押圧力Fで規定トルクを伝達保障でき
る、とともにクラッチOFF動作時には、レリース用バ
ネ39の付勢力Sに加え、サブシリンダ室47内の残圧
Pがサブピストン44つまりピストン34を積極的に付
勢するので従来のレリース用バネ39のみによる場合に
比べて一段と高速なクラッチOFF動作ができる。よっ
て、プレス運転開始時の安定回転到達時間とプレス停止
時の制動時間との双方を自動的かつ大幅に短縮できる。
圧断面積A2を持つサブピストン44とサブシリンダ4
2とからなるサブシリンダ室47を設ける、とともに両
加圧断面34A,44Bが逆向きとなるようにしてサブ
ピストン44をピストン34に一体的に連結し、かつシ
リンダ室37とサブシリンダ室47とを絞り流路41で
連通させた構成であるから、大きな押圧力Fhにより高
速なクラッチON動作ができかつクランク軸2が安定回
転に到達した後は押圧力Fで規定トルクを伝達保障でき
る、とともにクラッチOFF動作時には、レリース用バ
ネ39の付勢力Sに加え、サブシリンダ室47内の残圧
Pがサブピストン44つまりピストン34を積極的に付
勢するので従来のレリース用バネ39のみによる場合に
比べて一段と高速なクラッチOFF動作ができる。よっ
て、プレス運転開始時の安定回転到達時間とプレス停止
時の制動時間との双方を自動的かつ大幅に短縮できる。
【0026】また、サブシリンダ42は本装置に必須の
シリンダ32の一部を兼用する構成であり、サブピスト
ン44も小型であるから、構造簡単で安定動作できコス
トも低い。しかも、クラッチ装置全体を大型化する必要
もない。
シリンダ32の一部を兼用する構成であり、サブピスト
ン44も小型であるから、構造簡単で安定動作できコス
トも低い。しかも、クラッチ装置全体を大型化する必要
もない。
【0027】さらに、シリンダ室37内に供給する空気
は一種類の圧力Phでよいから、給気手段(28,29
等)は改変することなく従来構造をそっくりそのまま利
用できる。
は一種類の圧力Phでよいから、給気手段(28,29
等)は改変することなく従来構造をそっくりそのまま利
用できる。
【0028】なお、以上の実施例では、摩擦板23は単
板型とされ、ブレーキ装置50とはセパレート型とされ
ていたが、これは複板型でもコンビネーション型でもそ
のまま実施できる。
板型とされ、ブレーキ装置50とはセパレート型とされ
ていたが、これは複板型でもコンビネーション型でもそ
のまま実施できる。
【0029】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、サブシリ
ンダと小さな加圧断面のサブピストンからなるサブシリ
ンダ室を設ける、とともにサブピストンをピストンに加
圧断面積が対向するようにして一体的に連結し、かつ両
シリンダ室を絞り流路で連通させた構成であるから、ク
ラッチON動作を高速化できかつクランク軸が安定回転
に到達した後は自動的に規定トルクを保障できる、とと
もにクラッチOFF動作も大幅に時間短縮して高速に行
える。よって、プレス運転開始時における安定回転到達
時間とプレス停止時の確実制動迄の時間とを大幅に短縮
できる。
ンダと小さな加圧断面のサブピストンからなるサブシリ
ンダ室を設ける、とともにサブピストンをピストンに加
圧断面積が対向するようにして一体的に連結し、かつ両
シリンダ室を絞り流路で連通させた構成であるから、ク
ラッチON動作を高速化できかつクランク軸が安定回転
に到達した後は自動的に規定トルクを保障できる、とと
もにクラッチOFF動作も大幅に時間短縮して高速に行
える。よって、プレス運転開始時における安定回転到達
時間とプレス停止時の確実制動迄の時間とを大幅に短縮
できる。
【図1】本発明の一実施例を示す側断面図である。
【図2】同じく動作を説明するための図である。
【図3】一般的プレス機械の構成を説明するための図で
ある。
ある。
【図4】従来のクラッチ装置を示す側断面図である。
【図5】クラッチ解放手段を説明するための図である。
1 駆動軸 2 クランク軸 4 スライド 6 フライホイール 10 フレーム 20 クラッチ装置 21 クラッチ部 22 クラッチハブ 23 摩擦板 28 給気管 29 ソレノイドバルブ 31 クラッチ作動手段 32 シリンダ 32B 給気口 34 ピストン 34A 加圧断面(加圧断面積A1) 35 シール部材 36 押圧部材 37 シリンダ室 38 クラッチ解放手段 39 レリース用バネ 39A ピン 40 急速作動手段 41 絞り流路 42 サブシリンダ 44 サブピストン 44B 加圧断面(加圧断面積A2) 47 サブシリンダ室 50 ブレーキ装置
Claims (1)
- 【請求項1】 シリンダとピストンとの間に形成された
シリンダ室に圧力空気を供給してクラッチ結合動作させ
るように構成されたプレス機械のクラッチ装置におい
て、前記ピストンの加圧断面積よりも小さな加圧断面積
を持つサブピストンとサブシリンダとからなるサブシリ
ンダ室を設ける、とともに前記ピストンとサブピストン
とを各加圧断面が対向するようにして一体的に連結し、
かつ前記シリンダ室とサブシリンダ室とを絞り流路で連
通させたことを特徴とするプレス機械のクラッチ装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3861791A JPH0729221B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | プレス機械のクラッチ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP3861791A JPH0729221B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | プレス機械のクラッチ装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH04279298A JPH04279298A (ja) | 1992-10-05 |
| JPH0729221B2 true JPH0729221B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=12530211
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3861791A Expired - Lifetime JPH0729221B2 (ja) | 1991-03-05 | 1991-03-05 | プレス機械のクラッチ装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729221B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100290474B1 (ko) | 1998-06-11 | 2001-06-01 | 박종섭 | 다단계 펄스 발생 회로 및 이를 이용한 플래쉬 메모리 셀의소거 방법 |
| KR102130415B1 (ko) * | 2018-03-26 | 2020-07-06 | 조주현 | 단조 프레스용 일체형 클러치 허브의 클러치 장치 |
-
1991
- 1991-03-05 JP JP3861791A patent/JPH0729221B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH04279298A (ja) | 1992-10-05 |
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