JPH0729234B2 - プレス荷重計 - Google Patents

プレス荷重計

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JPH0729234B2
JPH0729234B2 JP9850391A JP9850391A JPH0729234B2 JP H0729234 B2 JPH0729234 B2 JP H0729234B2 JP 9850391 A JP9850391 A JP 9850391A JP 9850391 A JP9850391 A JP 9850391A JP H0729234 B2 JPH0729234 B2 JP H0729234B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、荷重要因検出センサー
と荷重検出回路とを含み形成されたプレス荷重計に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図5に、プレス荷重計の従来構造(例え
ば、実開昭60−129643号公報)を示す。同図に
おいて、10は荷重要因検出センサー、20はこの荷重
要因検出センサー10と配線L3,L4で接続された荷
重検出回路で、アンプ21,A/Dコンバータ22から
なる。また、荷重要因検出センサー10には、配線L
1,L2を介して電源11が接続されている。
【0003】ここに、荷重要因とは、油圧力や機械的伸
び等である。すなわち、過負荷安全装置の油圧室内油
圧,コラムの伸び,コンロッドの縮み等のプレス荷重に
伴って増減する要因をいう。なお、図5では、荷重要因
検出センサー10が抵抗ブリッジとされているが、その
型は不問である。
【0004】したがって、かかるプレス荷重計では、プ
レス加工に入ると、荷重要因検出センサー10が増大す
る荷重要因を検出・出力する。すると、アンプ21で信
号増幅されかつA/Dコンバータ22でプレス荷重相当
デジタル信号Dに変換される。その後、インジケータ等
に表示される。また、リレー等を用いてインターロック
信号に供される。なお、荷重検出回路20としては、図
5に2点鎖線で示す如くアナログ信号Aとして出力され
る場合もある。
【0005】かくして、プレス荷重計を監視すれば、過
負荷安全装置が作動する前に、プレス停止等の処置を施
せるから、金型や機械の破損を未然防止できかつ作業安
全が保障される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、かかる
重要なプレス荷重計でも、電源11や荷重要因検出セン
サー10,アンプ21,A/Dコンバータ22自体に短
絡等の異常があったり、配線L1〜L4に断線等の故障
があると実際荷重を検出できない。しかも、このプレス
荷重計の配設場所が、振動や雰囲気が過酷であること並
びに益々の自動化、多機能化、大型化等から各種装置,
配線が混在する一方であることにより、その危険性が増
大する虞れが強い。
【0007】ここに、本発明の目的は、迅速で的確な故
障検出ができ、もって一段と確実にプレス加工精度維
持,金型等破損の未然防止を図ることのできるプレス荷
重計を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、プレス機械の
油圧式過負荷防止装置やコラム等に取付けられた荷重要
因検出センサーとこの荷重要因検出センサーの出力に基
づいて荷重検出を行う荷重検出回路等とを含み形成され
たプレス荷重計において、プレス加工前の状態を検出す
るタイミング検出手段と、プレス加工前の状態における
許容変動範囲内の基準荷重値を記憶する基準荷重記憶手
段と、該タイミング検出手段がプレス加工前の状態を検
出した場合に前記荷重検出回路で検出した検出荷重値と
該基準荷重記憶手段に記憶された基準荷重値とを比較し
て前記荷重要因検出センサーおよび荷重検出回路の異常
の有無を判別する異常判別手段とからなる保護装置を設
けたことを特徴とする。
【0009】
【作用】本発明によれば、基準荷重記憶手段にプレス加
工前の状態中に許容され得る当該プレス機械の基準荷重
値を予め設定しておく。ここで、タイミング検出手段が
プレス加工前の状態にあることを検出すると、異常判別
手段は、荷重検出回路で検出した実際の検出荷重値と予
め設定記憶された基準荷重値とを比較して、荷重要因検
出センサー,荷重検出回路,電源等の異常の有無を判別
する。すなわち、検出荷重値が許容変動範囲内の基準荷
重値と等しければ正常であるが、その検出荷重値が非常
に小さくあるいは零であれば断線等の故障である。一
方、過大である場合にはアンプ,A/Dコンバータ等の
異常と推定判別される。よって、プレス加工前に正確か
つ迅速に異常の有無を自動検出できる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。 (第1実施例)本プレス荷重計は、図1に示す如く、荷
重要因検出センサー10と荷重検出回路20等を含み形
成され、かつタイミング検出手段50と基準荷重記憶手
段(43)と異常判別手段(41,42)とから形成さ
れた保護装置が設けられている。
【0011】まず荷重要因検出センサー10は、公知過
負荷安全装置を形成する油圧室内の油圧値(荷重要因)
を検出するものとされ、抵抗ブリッジ回路から形成され
ている。電源(V2,V0)11には、配線L1,L2
で接続されている。そして、油圧値が零(0)の場合に
は、出力信号が零(0)となるように調整されている。
【0012】一方、荷重検出回路20は、アンプ21と
A/Dコンバータ22とからなり、荷重要因検出センサ
ー10が検出した荷重要因(油圧)相当アナログ信号を
増幅し、かつアナログ・デジタル変換して当該荷重相当
のデジタル信号Dを出力する。なお、過負荷安全装置
は、その構造上、無負荷(プレス加工前の状態)におい
ても図3に示すように油圧室内に予備圧Pbが加えられ
ている。そして、荷重検出回路20(21,22)は上
記予備圧Pdを見込んで予め調整されている。なお、ア
ンプ21のゲインは、定格荷重のプレス加工を行った時
に、A/Dコンバータ22の入力電圧範囲を越えないよ
うに設定してある。
【0013】さて、タイミング検出手段50は、プレス
加工前の状態であることを検出する手段で、この実施例
では、図3に示すように、クランク角度θが90度(θ
90)と110度(θ110)との間にあるときに、図
1に示すタイミング信号Tを出力するロータリーカムス
イッチ(電子式タイミング信号発生装置でもよい。)か
ら構成されている。プレス加工前の状態を決めるクラン
ク角度θは、設定変更できる。
【0014】次に、基準荷重記憶手段(43)と異常判
別手段(41,42)は、この実施例ではプレス機械全
体の駆動制御を行う制御盤40の構成要素とそれらが持
つ機能を兼用して構築されている。すなわち、制御盤4
0は、演算,判断,実行,命令等を司るCPU11,各
種プログラムや固定データを格納するROM42,各種
データを一時記憶するRAM43,キーボード44,ブ
ザー45,インターフェース46,47等を含み形成さ
れている。
【0015】ここに、基準荷重記憶手段は、RAM43
から形成され、プレス加工前の状態(θ90〜θ11
0)における基準荷重値を記憶する。この基準荷重値と
は、状態(θ90〜θ110)下における許容範囲内の
荷重である。つまり、油圧室内の予備圧は、油圧ポンプ
の性能や温度変化により変動するので、絶対固定値とす
るわけにはゆかない。よって、基準荷重値とは、許容範
囲内において一定の幅をもった値とするのが望ましいと
理解される。なお、基準荷重値は、キーボード44から
設定変更できる。
【0016】次に、異常判別手段は、タイミング信号T
が入力された場合に、荷重検出回路20で検出した検出
荷重値(D)と基準荷重記憶手段(43)に予め設定記
憶された基準荷重値とを比較して、検出荷重値(D)が
基準荷重値と異なる場合に、プレス荷重計(10,2
0),電源11,配線L1〜L4のいずれかに異常があ
ることを判別検出する手段で、この実施例ではCPU4
1とROM42とから構成されている。
【0017】すなわち、CPU41は、タイミング信号
Tが入力されると、ROM42に格納された比較判別プ
ログラムに基づき、RAM43に設定記憶された基準荷
重値と荷重検出回路20(22)からの検出荷重値とを
比較判断し、異常の有無を検出する。そして、異常と判
断した場合には、ブザー45で告知するとともに異常検
出信号Jを出力する。さらに、この実施例では、この異
常検出信号JをリレーRYを含むインターロック回路6
0に入力させ、プレス停止するよう形成している。
【0018】しかして、この実施例によれば、荷重要因
検出センサー10と荷重検出回路20等を含み形成され
たプレス荷重計にタイミング検出手段50と基準荷重記
憶手段(43)と異常判別手段(41,42)とからな
る保護装置を設けた構成であるから、電源11や構成要
素(10,21,22)の故障,配線L1〜L4の断線
等による異常を自動検出できるから、プレス荷重計(1
0,20)の信頼性を一段と高められる。よって、プレ
ス加工精度を良好に維持でき、また金型等破損を未然防
止できる。
【0019】また、異常判別手段(41,42)は、タ
イミング検出手段50からのタイミング信号Tが入力さ
れた場合、すなわちプレス加工前の状態において異常判
断を行うので安定動作できる、とともに異常検出信号J
が出力された場合にはプレスを停止するものとされてい
るので、プレス荷重計が故障等により過負荷を検出・指
示できない場合でも、プレス加工前にスライドを停止で
きるから、この点からも金型等を確実に保護できる。
【0020】さらに、プレス加工前の状態(θ90〜θ
110)で異常の有無を判別する構成であるから、金型
交換や定格荷重に変更があってもそのまま利用すること
のできる適用性の広いものである。
【0021】(第2実施例)この第2実施例は、図2に
示される。同図において、30は、電源(V2,V0)
に接続された可変抵抗32とこれと直列接続された固定
抵抗31とからなるバイアス回路であり、アンプ21に
バイアス信号を付加するものである。すなわち、第1実
施例の場合には、プレス加工前の状態においても、荷重
要因検出センサー10は油圧室内の予備圧Pbに相当す
る検出信号を出力できた。しかし、この第2実施例のよ
うに荷重要因検出センサー10がコラムの伸びを検出す
る場合には、プレス加工前の状態では検出信号は零
(0)となってしまう。ここに、荷重検出回路(10,
20)の系の安定性,ゲイン調整の便宜のためにバイア
ス信号を加えるものとしている。したがって、この第2
実施例の場合も第1実施例の作用効果と同じ作用効果を
奏する。ここに、荷重要因は、プレス荷重を代表するも
のであれば、何であってもよいことが理解される。
【0022】(第3実施例)第3実施例は、図4に示す
如く、異常判別手段をコンパレータ80から構成した場
合を示す。70は基準荷重値の設定器で、基準荷重記憶
手段を構成するものである。すなわち、アナログ方式と
形成している。したがって、タイミング検出手段50
は、荷重要因検出センサー10とアンプ21とから形成
された荷重検出回路20とコンパレータ80との間に介
装されている。この実施例の場合にも、第1および第2
実施例の場合と同様に、プレス加工前の状態において異
常判別できる。
【0023】
【発明の効果】以上の通り、本発明によれば、荷重要因
センサーと荷重検出回路等とを含み形成されたプレス荷
重計に、タイミング検出手段と基準荷重記憶手段と異常
判別手段とからなる保護装置を設け、プレス加工前の状
態においてプレス荷重計自体の異常の有無を自動検出す
る構成とされているので、プレス荷重の信頼性を大幅に
向上でき、プレス加工精度の維持や金型破損等を確実に
防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す全体構成図である。
【図2】第2実施例を示す全体構成図である。
【図3】プレス加工前の状態を説明するための図であ
る。
【図4】第3実施例を示す全体構成図である。
【図5】従来のプレス荷重計を示す全体構成図である。
【符号の説明】
10 荷重要因検出センサー 11 電源 20 荷重検出回路 21 アンプ 22 A/Dコンバータ 40 制御盤 41 CPU(異常判別手段) 42 ROM(異常判別手段) 43 RAM(基準荷重記憶手段) 44 キーボード 50 タイミング検出手段 60 インターロック回路 70 基準荷重設定器(基準荷重記憶手段) 80 コンパレータ(異常判別手段)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プレス機械の油圧式過負荷防止装置やコ
    ラム等に取付けられた荷重要因検出センサー(10)と
    この荷重要因検出センサー(10)の出力に基づいて荷
    重検出を行う荷重検出回路(20)等とを含み形成され
    たプレス荷重計において、プレス加工前の状態を検出す
    るタイミング検出手段(50)と、プレス加工前の状態
    における許容変動範囲内の基準荷重値を記憶する基準荷
    重記憶手段(43)と、該タイミング検出手段(50)
    がプレス加工前の状態を検出した場合に前記荷重検出回
    路(20)で検出した検出荷重値と該基準荷重記憶手段
    (43)に記憶された基準荷重値とを比較して前記荷重
    要因検出センサー(10)および荷重検出回路(20)
    の異常の有無を判別する異常判別手段(41,42)と
    からなる保護装置を設けたことを特徴とするプレス荷重
    計。
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