JPH0729344B2 - 射出成形型の位置決め部潤滑構造 - Google Patents
射出成形型の位置決め部潤滑構造Info
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- JPH0729344B2 JPH0729344B2 JP61152299A JP15229986A JPH0729344B2 JP H0729344 B2 JPH0729344 B2 JP H0729344B2 JP 61152299 A JP61152299 A JP 61152299A JP 15229986 A JP15229986 A JP 15229986A JP H0729344 B2 JPH0729344 B2 JP H0729344B2
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- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/26—Moulds
- B29C45/36—Moulds having means for locating or centering cores
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C45/00—Injection moulding, i.e. forcing the required volume of moulding material through a nozzle into a closed mould; Apparatus therefor
- B29C45/17—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C45/83—Lubricating means
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- Engineering & Computer Science (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、横型の射出成形機において、プラスチック等
の射出成形加工に用いられる射出成形型の位置決め部の
潤滑構造に関し、特に、心ずれ防止用の位置決め部の摩
耗、及び、錆びの発生の防止を図った射出成形型の位置
決め部潤滑構造に係わる。
の射出成形加工に用いられる射出成形型の位置決め部の
潤滑構造に関し、特に、心ずれ防止用の位置決め部の摩
耗、及び、錆びの発生の防止を図った射出成形型の位置
決め部潤滑構造に係わる。
自動車のドアパネル、インストゥルメントパネル等の大
型のプラスチック成形部品を、射出成形する比較的大型
の射出成形型にあっては、射出成形型の固定型及び可動
型の双方に、夫々の型合わせ部分をテーパ状の凹及び凸
に形成することによって、テーパ状の位置決め部を設
け、この位置決め部により、固定型に可動型を突合わせ
る際の両型の心ずれを防止したり、あるいは、成形用樹
脂の射出圧力による射出成形型の変形を防止したりする
ようにしている。
型のプラスチック成形部品を、射出成形する比較的大型
の射出成形型にあっては、射出成形型の固定型及び可動
型の双方に、夫々の型合わせ部分をテーパ状の凹及び凸
に形成することによって、テーパ状の位置決め部を設
け、この位置決め部により、固定型に可動型を突合わせ
る際の両型の心ずれを防止したり、あるいは、成形用樹
脂の射出圧力による射出成形型の変形を防止したりする
ようにしている。
ところで、射出成形型の固定型及び可動型等は、一般に
鋳鋼からこれを機械加工することによって製作される
が、その製作の最終過程で両型の心を一致させるため
に、その位置決め部を研削等によって仕上げつつ、いわ
ゆる、現物合わせにて調整してゆくことが行われる。
鋳鋼からこれを機械加工することによって製作される
が、その製作の最終過程で両型の心を一致させるため
に、その位置決め部を研削等によって仕上げつつ、いわ
ゆる、現物合わせにて調整してゆくことが行われる。
ところで、これら両型は大形で且つ重いため、この心合
わせ作業は極めて非能率的であった。
わせ作業は極めて非能率的であった。
これを解消するため、従来は、第4図に示す様に、射出
成形型70を構成する一対の型の内、固定型71に、高硬度
の位置決めプレート72を取り付けるようにして、この位
置決めプレート72を仕上げ加工することによって、心合
わせ調整を行うようにしている。
成形型70を構成する一対の型の内、固定型71に、高硬度
の位置決めプレート72を取り付けるようにして、この位
置決めプレート72を仕上げ加工することによって、心合
わせ調整を行うようにしている。
このような射出成形型としては、例えば特開昭58-10103
1号公報に従来例として示されるような射出成形型があ
る。
1号公報に従来例として示されるような射出成形型があ
る。
しかし、前記従来の射出成形型70において、第4図の位
置決めプレート72は、カジリ対策としてその位置決め部
73に、熱処理が施され表面の硬度は硬くなっているが、
同図に示すような可動型74が水平方向に駆動される横型
成形の場合は、自重による可動型74の撓みによって、型
締め時、この可動型74の位置決め部74が摩耗する。
置決めプレート72は、カジリ対策としてその位置決め部
73に、熱処理が施され表面の硬度は硬くなっているが、
同図に示すような可動型74が水平方向に駆動される横型
成形の場合は、自重による可動型74の撓みによって、型
締め時、この可動型74の位置決め部74が摩耗する。
また、樹脂成形品の硬化を速めるため、即ち、生産性向
上のため、射出成形型70を強制的に冷却しているが、冷
却により、この射出成形型70の温度と外気温との間に温
度差が生じ、この温度差より、射出成形型70を構成する
固定型71の位置決めプレート72の位置決め部73、及び、
可動型74の位置決め部75に水分が結露して、そこに錆び
が発生することある。
上のため、射出成形型70を強制的に冷却しているが、冷
却により、この射出成形型70の温度と外気温との間に温
度差が生じ、この温度差より、射出成形型70を構成する
固定型71の位置決めプレート72の位置決め部73、及び、
可動型74の位置決め部75に水分が結露して、そこに錆び
が発生することある。
その錆びにより、固定型71の位置決めプレート72の位置
決め部73、及び、可動型73の位置決め部74が、早期に摩
耗する。
決め部73、及び、可動型73の位置決め部74が、早期に摩
耗する。
さらに、前述した撓みによる可動型74の位置決め部75の
摩耗、及び、錆びによる両型71、74の位置決め部73、75
の摩耗等により、これらの位置決め部73、75の間に、隙
間が発生していた。
摩耗、及び、錆びによる両型71、74の位置決め部73、75
の摩耗等により、これらの位置決め部73、75の間に、隙
間が発生していた。
この隙間をそのまま放置しておくと、心ずれを起こし
て、射出成形品のバリ、肉厚不良等の成形不良が発生す
ると共に、両型のうち特に固定型71に、第4図に示すよ
うに、クラックMが発生すると云う問題があった。
て、射出成形品のバリ、肉厚不良等の成形不良が発生す
ると共に、両型のうち特に固定型71に、第4図に示すよ
うに、クラックMが発生すると云う問題があった。
そのため、両型のうち特に固定型71の型修正や型交換の
頻度が高くなり、生産性が低下するという問題があっ
た。
頻度が高くなり、生産性が低下するという問題があっ
た。
従来、このクラックMの発生は、射出成形型70の疲労破
壊として見做され、型の強度アップを図って対応してい
たが、射出成形型70の重量アップを招く不具合があり、
有効な対策とはいえなかった。
壊として見做され、型の強度アップを図って対応してい
たが、射出成形型70の重量アップを招く不具合があり、
有効な対策とはいえなかった。
そこで、本発明は、水平方向に前後動させられる可動型
に対向させて固定型が配置されるとともに、これらの可
動型と固定型との互いに対向する面に、各型の中心軸線
を中心としたテーパ状の位置決め部が形成された射出成
形型の位置決め部の潤滑構造であって、少なくとも一方
の型の位置決め部のうち前記中心軸線より上側の位置決
め部に窪みを穿設し、この窪みに固体潤滑剤を充填した
ことを特徴とする。
に対向させて固定型が配置されるとともに、これらの可
動型と固定型との互いに対向する面に、各型の中心軸線
を中心としたテーパ状の位置決め部が形成された射出成
形型の位置決め部の潤滑構造であって、少なくとも一方
の型の位置決め部のうち前記中心軸線より上側の位置決
め部に窪みを穿設し、この窪みに固体潤滑剤を充填した
ことを特徴とする。
かかる本発明の構成によれば、型の開閉に伴って各位置
決め部での摺動が生じ、その摺動面に前記窪みが開口す
るように形成され、かつ固体潤滑剤が充填されているの
で、その固体潤滑剤が位置決め部の摺動面に引き延ばさ
れ、潤滑剤被膜を形成する。このように潤滑剤被膜は、
位置決め部の摺動によって引き延ばされて形成されるの
であるから、液状のものとは異なり、キャビティ内に流
れ落ちることなく、またそのような制御を必要とするこ
ともない。そして、この潤滑剤被膜により、位置決め部
の摩擦抵抗が低下すると共に、錆びの発生が防止でき
る。
決め部での摺動が生じ、その摺動面に前記窪みが開口す
るように形成され、かつ固体潤滑剤が充填されているの
で、その固体潤滑剤が位置決め部の摺動面に引き延ばさ
れ、潤滑剤被膜を形成する。このように潤滑剤被膜は、
位置決め部の摺動によって引き延ばされて形成されるの
であるから、液状のものとは異なり、キャビティ内に流
れ落ちることなく、またそのような制御を必要とするこ
ともない。そして、この潤滑剤被膜により、位置決め部
の摩擦抵抗が低下すると共に、錆びの発生が防止でき
る。
次に、本発明の第一及び第三の実施例に係わる射出成形
型の位置決め部潤滑構造を、図面を参照しながら説明す
る。
型の位置決め部潤滑構造を、図面を参照しながら説明す
る。
(第一の実施例) まず、第一の実施例に係わる射出成形型の位置決め部潤
滑構造を、第1図、及び、第2図を参照して説明する。
滑構造を、第1図、及び、第2図を参照して説明する。
第1図は本発明の第一の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図、第2図は
第1図の射出成形型のII部の拡大断面図を示す。
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図、第2図は
第1図の射出成形型のII部の拡大断面図を示す。
第1図において、符号1は樹脂製の自動車部品成形用の
射出成形型であり、この射出成形型1は、固定型2とこ
の固定型2に対して図示のように水平方向に前後動する
可動型3とにより横型成形を行うように構成されてい
る。
射出成形型であり、この射出成形型1は、固定型2とこ
の固定型2に対して図示のように水平方向に前後動する
可動型3とにより横型成形を行うように構成されてい
る。
前者の固定型2は、鋳鋼製で、その前面(図中右の面)
は射出成形品である自動車部品の形状に合わせて加工さ
れており、キャビティA及びBを形成する凹部2a及び2b
を有すると共に、キャビティA及びB内へ成形用樹脂を
射出するために、スプール4を収着している。
は射出成形品である自動車部品の形状に合わせて加工さ
れており、キャビティA及びBを形成する凹部2a及び2b
を有すると共に、キャビティA及びB内へ成形用樹脂を
射出するために、スプール4を収着している。
一方、後者の可動型3は、固定型2とは凹凸形状が反転
した形状に加工されており、その凸部3a及び3bと前記固
定型2の凹部2a及び2bとの間で、前記キャビティA及び
Bを形成する。
した形状に加工されており、その凸部3a及び3bと前記固
定型2の凹部2a及び2bとの間で、前記キャビティA及び
Bを形成する。
この可動型3は、射出成形装置の図示してないラムによ
って動かされる基型5に、脱着可能に固定されている。
って動かされる基型5に、脱着可能に固定されている。
符号6は、射出成形後、可動型3の表面に張り着いてい
る図示してない射出成形品を押し離すための押し出し棒
であり、可動型3に貫通形成されている摺動孔3cに摺動
自在に収容され、射出成形後その先端が可動型3より突
出して、図示してない射出成形品をこの可動型3より押
し離す。
る図示してない射出成形品を押し離すための押し出し棒
であり、可動型3に貫通形成されている摺動孔3cに摺動
自在に収容され、射出成形後その先端が可動型3より突
出して、図示してない射出成形品をこの可動型3より押
し離す。
符号21及び22は、固定側位置決めプレートで、符号31及
び32は、可動側位置決めプレートであり、これら固定側
位置決めプレート21、22及び可動側位置決めプレート3
1、32は、夫々固定型2のコッター部23及び可動型3の
コッター部33に、図示してないねじ部材によって、着脱
可能に固定されている。
び32は、可動側位置決めプレートであり、これら固定側
位置決めプレート21、22及び可動側位置決めプレート3
1、32は、夫々固定型2のコッター部23及び可動型3の
コッター部33に、図示してないねじ部材によって、着脱
可能に固定されている。
そして、これら固定側位置決めプレート21、22の位置決
め部21a、22a及び可動側位置決めプレート31、32の位置
決め部31a、32aは、両型2、3の型合わせ部即ち固定型
2の図示左の面及び可動型3の図示右の面に夫々2箇所
形成されている。
め部21a、22a及び可動側位置決めプレート31、32の位置
決め部31a、32aは、両型2、3の型合わせ部即ち固定型
2の図示左の面及び可動型3の図示右の面に夫々2箇所
形成されている。
なお、固定型2の2箇所の位置決め部21a、22aは、テー
パ状の凸形をなし、また可動型3の2箇所の位置決め部
31a、32aは、テーパ状の凹形をなしている。
パ状の凸形をなし、また可動型3の2箇所の位置決め部
31a、32aは、テーパ状の凹形をなしている。
これら固定側位置決めプレート21、22及び可動側位置決
めプレート31、32は、鋳鋼製の固定型2及び可動型3よ
りも硬度の高い工具鋼等により形成されている。
めプレート31、32は、鋳鋼製の固定型2及び可動型3よ
りも硬度の高い工具鋼等により形成されている。
そして、第1図における上方の前記位置決め部21a及び3
1aには、第2図に詳しく拡大して示すように、窪み21b
及び31bを穿設している。
1aには、第2図に詳しく拡大して示すように、窪み21b
及び31bを穿設している。
なお、第1図における上方の前記位置決め部22a及び32a
にも、前記上方の前記位置決め部21a及び31aと同じよう
に、窪み21b及び31bを穿設している。
にも、前記上方の前記位置決め部21a及び31aと同じよう
に、窪み21b及び31bを穿設している。
これら固定側位置決めプレート21、22及び可動側位置決
めプレート31、32に設けられた窪み21b、22b及び31b、3
2bに、グラファイト系の固体潤滑剤Gを埋設している。
めプレート31、32に設けられた窪み21b、22b及び31b、3
2bに、グラファイト系の固体潤滑剤Gを埋設している。
このグラファイト系の固体潤滑剤Gにより、固定側位置
決めプレート21、22及び可動側位置決めプレート31、32
の位置決め部21a、22a及び31a、32aには、良好な潤滑剤
被膜が形成される。
決めプレート21、22及び可動側位置決めプレート31、32
の位置決め部21a、22a及び31a、32aには、良好な潤滑剤
被膜が形成される。
次に、本実施例の作用について説明する。
上記のように構成した位置決め部潤滑構造を有する射出
成形型にて、樹脂成形品を成形するには、まず、可動型
3を固定型2側に向けて、すなわち、第1図の矢印Cの
方向へ移動させ、両型2及び3を第1図に示すように、
突き合わせる。
成形型にて、樹脂成形品を成形するには、まず、可動型
3を固定型2側に向けて、すなわち、第1図の矢印Cの
方向へ移動させ、両型2及び3を第1図に示すように、
突き合わせる。
かかる型合わせにより、双方の型2及び3位置決め部21
a、22a及び31a、32aは、互いに面接触し、これら位置決
め部21a、22a及び31a、32aの面接触により、可動型3が
固定型2に対して心ずれを生ずることなく、心が一致し
た状態にて型あわせされる。
a、22a及び31a、32aは、互いに面接触し、これら位置決
め部21a、22a及び31a、32aの面接触により、可動型3が
固定型2に対して心ずれを生ずることなく、心が一致し
た状態にて型あわせされる。
この状態で、成形用樹脂をスプール4から、キャビティ
A、B内に射出して樹脂成形品を成形する。
A、B内に射出して樹脂成形品を成形する。
成形後、可動型3を固定型2から離し、押し出し棒6を
可動型3の成形面より突出させることにより、その成形
面に張りついている樹脂成形品を取り出す。
可動型3の成形面より突出させることにより、その成形
面に張りついている樹脂成形品を取り出す。
ところで、成形型を開いた状態では、各窪み21b,22b及
び31b,32bは開放された状態になるが、ここに充填して
ある潤滑剤は、固形のものであるから、型開き時に潤滑
剤が流れ出すことはない。また、型締め及び型開きの際
に各位置決め部21a,22a及び31a,32aが僅かながら相対的
に摺動するので、ここに開口している窪み21b,22b及び3
1b,32bに収容されている固体潤滑剤Gが、各位置決め部
21a,22a及び31a,32aの表面に引き延ばされ、すなわち塗
り広げられる。その結果、位置決め部21a、22a及び31
a、32aに、その窪み21b、22b及び31b、32bに収容された
固体潤滑剤Gによる良好な潤滑剤被膜が形成されている
ので、位置決め部21a、22a及び31a、32aの摩擦抵抗が少
なく、カジリによる摩耗が低減されると共に、潤滑剤被
膜により錆びの発生が防止でき、さらに、摩耗が低減さ
れる。
び31b,32bは開放された状態になるが、ここに充填して
ある潤滑剤は、固形のものであるから、型開き時に潤滑
剤が流れ出すことはない。また、型締め及び型開きの際
に各位置決め部21a,22a及び31a,32aが僅かながら相対的
に摺動するので、ここに開口している窪み21b,22b及び3
1b,32bに収容されている固体潤滑剤Gが、各位置決め部
21a,22a及び31a,32aの表面に引き延ばされ、すなわち塗
り広げられる。その結果、位置決め部21a、22a及び31
a、32aに、その窪み21b、22b及び31b、32bに収容された
固体潤滑剤Gによる良好な潤滑剤被膜が形成されている
ので、位置決め部21a、22a及び31a、32aの摩擦抵抗が少
なく、カジリによる摩耗が低減されると共に、潤滑剤被
膜により錆びの発生が防止でき、さらに、摩耗が低減さ
れる。
このようにして、位置決め部21a、22a及び31a、32aの摩
耗が大幅に低減されるので、この位置決め部21a、22a及
び31a、32aに隙間が発生しにくくなり、したがって、心
ずれの発生も抑えられ、成形品のバリあるいは肉厚の不
均一等の成形不良の発生が抑えられる。
耗が大幅に低減されるので、この位置決め部21a、22a及
び31a、32aに隙間が発生しにくくなり、したがって、心
ずれの発生も抑えられ、成形品のバリあるいは肉厚の不
均一等の成形不良の発生が抑えられる。
本実施例の場合、特に、潤滑剤としてグラファイト系の
固体潤滑剤Gを使用しているが、この固体潤滑剤Gによ
る潤滑剤被膜は、固体粒子によって形成されているた
め、液体潤滑剤のように流失したり、また、大荷重がか
かった時に、固定側位置決めプレート21、22の位置決め
部21a、22a及び可動側位置決めプレート31、32の位置決
め部31a、32aが互いに、直接接触したりすることが無
い。
固体潤滑剤Gを使用しているが、この固体潤滑剤Gによ
る潤滑剤被膜は、固体粒子によって形成されているた
め、液体潤滑剤のように流失したり、また、大荷重がか
かった時に、固定側位置決めプレート21、22の位置決め
部21a、22a及び可動側位置決めプレート31、32の位置決
め部31a、32aが互いに、直接接触したりすることが無
い。
また、型締め時の位置決め部21a、22a及び31a、32aでの
摩擦熱や成形時の射出樹脂の熱のために、位置決め部21
a、22a及び31a、32aの温度が上昇しても、固体潤滑剤G
の品質が低下したり、粘性がなくなったりすることが無
い。
摩擦熱や成形時の射出樹脂の熱のために、位置決め部21
a、22a及び31a、32aの温度が上昇しても、固体潤滑剤G
の品質が低下したり、粘性がなくなったりすることが無
い。
そのため、成形圧力が型ずれ方向、すなわち、第1図の
矢印Dの方向に大きく作用する大形の射出成形型や成形
温度の高いFRP用の射出成形型等に適している。
矢印Dの方向に大きく作用する大形の射出成形型や成形
温度の高いFRP用の射出成形型等に適している。
(第二の実施例) 最後に、本発明の第三の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑剤構造を、第3図を参照して説明する。
置決め部潤滑剤構造を、第3図を参照して説明する。
第3図は本発明の第二の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑剤構造を示す射出成形型の断面図であり、
第3図において、第1図及び第2図に記載の符号と同一
の符号は、第1図及び第2図に記載の部材と同一の部材
を示す。
置決め部潤滑剤構造を示す射出成形型の断面図であり、
第3図において、第1図及び第2図に記載の符号と同一
の符号は、第1図及び第2図に記載の部材と同一の部材
を示す。
本実施例では、固定型2及び可動型3の第3図における
上方の位置決め部21a及び31aは、固定型2及び可動型3
のコッター部23及び33に着脱可能に固定された固定側位
置決めプレート21及び可動側位置決めプレート31に形成
し、第一の実施例を表す第2図に示すように、この固定
側位置決めプレート21及び可動側位置決めプレート31
に、窪み21b及び31bを形成して、この窪み21b及び31b
に、潤滑剤としてグラファイト系の固体潤滑剤Gを埋設
している。
上方の位置決め部21a及び31aは、固定型2及び可動型3
のコッター部23及び33に着脱可能に固定された固定側位
置決めプレート21及び可動側位置決めプレート31に形成
し、第一の実施例を表す第2図に示すように、この固定
側位置決めプレート21及び可動側位置決めプレート31
に、窪み21b及び31bを形成して、この窪み21b及び31b
に、潤滑剤としてグラファイト系の固体潤滑剤Gを埋設
している。
一方固定型2及び可動型3の第3図における下方の位置
決め部2d及び3dは、固定型2及び可動型3に直接形成
し、そのうち固定型2の下方の位置決め部2dに、窪みで
ある油溝2eを穿設し、潤滑油通路2fを、固定型2の下方
に貫通形成して、この潤滑油通路2fが開口する固定型2
の開口部に、自動連続給油器24を取り付けている。
決め部2d及び3dは、固定型2及び可動型3に直接形成
し、そのうち固定型2の下方の位置決め部2dに、窪みで
ある油溝2eを穿設し、潤滑油通路2fを、固定型2の下方
に貫通形成して、この潤滑油通路2fが開口する固定型2
の開口部に、自動連続給油器24を取り付けている。
本実施例の場合、固定型2及び可動型3の荷重のかかる
上方の位置決め部21a及び31aに、潤滑剤として、固体潤
滑剤Gを用いたので、射出成形型1が大形で、その位置
決め部21a及び31aにかかる荷重が大きくても、十分な潤
滑機能が発揮される。
上方の位置決め部21a及び31aに、潤滑剤として、固体潤
滑剤Gを用いたので、射出成形型1が大形で、その位置
決め部21a及び31aにかかる荷重が大きくても、十分な潤
滑機能が発揮される。
また、上方に比べて荷重の小さい下方の位置決め部2dに
は、潤滑剤として、液体潤滑剤である潤滑油を使用した
ので、この位置決め部2dより上方のキャビティA及びB
へは、潤滑油が昇ってゆかず、この潤滑油のキャビティ
A及びBへの侵入を阻止する手段を講じる必要が無く、
射出成形装置が簡素になる。
は、潤滑剤として、液体潤滑剤である潤滑油を使用した
ので、この位置決め部2dより上方のキャビティA及びB
へは、潤滑油が昇ってゆかず、この潤滑油のキャビティ
A及びBへの侵入を阻止する手段を講じる必要が無く、
射出成形装置が簡素になる。
以上、述べたように、かかる本発明によれば、固定型及
び可動型とからなる射出成形型の位置決め部のうち、可
動型の移動方向と平行な水平中心軸線より上側の位置決
め部に、窪みに充填した固体潤滑剤を配置し、位置決め
部にこの固体潤滑剤による確実かつ強固な潤滑剤被膜が
形成されので、位置決め部の摩擦抵抗が少なく、カジリ
による摩耗が低減されると共に、潤滑剤被膜により錆び
の発生が防止でき、さらに、摩耗が低減される。
び可動型とからなる射出成形型の位置決め部のうち、可
動型の移動方向と平行な水平中心軸線より上側の位置決
め部に、窪みに充填した固体潤滑剤を配置し、位置決め
部にこの固体潤滑剤による確実かつ強固な潤滑剤被膜が
形成されので、位置決め部の摩擦抵抗が少なく、カジリ
による摩耗が低減されると共に、潤滑剤被膜により錆び
の発生が防止でき、さらに、摩耗が低減される。
このようにして、射出成形型の位置決め部の摩耗が大幅
に低減されるので、固定型及び可動型の互いに当接する
位置決め部間に、隙間が発生しにくくなる。
に低減されるので、固定型及び可動型の互いに当接する
位置決め部間に、隙間が発生しにくくなる。
したがって、心ずれの発生も抑えられ、成形品のバリあ
るいは肉厚の不均一等の成形不良の発生が抑えられると
云う優れた効果を奏する。
るいは肉厚の不均一等の成形不良の発生が抑えられると
云う優れた効果を奏する。
また、この心ずれの発生が抑えられることにより、固定
型あるいは可動型のクラックの発生がなくなり、位置決
め部の摩耗の低減と併せて、固定型あるいは可動型の補
修の頻度が、大幅に低減され、射出成形装置の稼動率を
上げることができると云う優れた効果を奏する。
型あるいは可動型のクラックの発生がなくなり、位置決
め部の摩耗の低減と併せて、固定型あるいは可動型の補
修の頻度が、大幅に低減され、射出成形装置の稼動率を
上げることができると云う優れた効果を奏する。
さらに、射出成形型の位置決め部の錆びの発生が大幅に
抑えられるので、この射出成形型を従来よりも強力に冷
却でき、成形速度が大幅にアップ、すなわち、生産性を
大幅に向上できると云う優れた効果を奏する。
抑えられるので、この射出成形型を従来よりも強力に冷
却でき、成形速度が大幅にアップ、すなわち、生産性を
大幅に向上できると云う優れた効果を奏する。
第1図は本発明の第一の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図、第2図は
第1図の射出成形型のII部の拡大断面図である。 第3図は本発明の第二の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図である。 第4図は従来の射出成形型の位置決め部の構造を示す射
出成形型の断面図である。 1……射出成形型 2……固定型 3……可動型 21b、22b、31b、32b……窪み G……固体潤滑剤
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図、第2図は
第1図の射出成形型のII部の拡大断面図である。 第3図は本発明の第二の実施例に係わる射出成形型の位
置決め部潤滑構造を示す射出成形型の断面図である。 第4図は従来の射出成形型の位置決め部の構造を示す射
出成形型の断面図である。 1……射出成形型 2……固定型 3……可動型 21b、22b、31b、32b……窪み G……固体潤滑剤
Claims (1)
- 【請求項1】水平方向に前後動させられる可動型に対向
させて固定型が配置されるとともに、これらの可動型と
固定型との互いに対向する面に、各型の中心軸線を中心
としたテーパ状の位置決め部が形成された射出成形型の
位置決め部の潤滑構造であって、少なくとも一方の型の
位置決め部のうち前記中心軸線より上側の位置決め部に
窪みを穿設し、この窪みに固体潤滑剤を充填したことを
特徴とする射出成形型の位置決め部の潤滑構造。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152299A JPH0729344B2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 射出成形型の位置決め部潤滑構造 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP61152299A JPH0729344B2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 射出成形型の位置決め部潤滑構造 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS635915A JPS635915A (ja) | 1988-01-11 |
| JPH0729344B2 true JPH0729344B2 (ja) | 1995-04-05 |
Family
ID=15537487
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP61152299A Expired - Lifetime JPH0729344B2 (ja) | 1986-06-27 | 1986-06-27 | 射出成形型の位置決め部潤滑構造 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729344B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH0794023B2 (ja) * | 1993-03-16 | 1995-10-11 | 花野商事株式会社 | 粉体離型剤スプレー装置 |
Family Cites Families (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5921032B2 (ja) * | 1976-07-02 | 1984-05-17 | キヤノン株式会社 | 給紙装置 |
| JPS5448614A (en) * | 1977-09-26 | 1979-04-17 | Kouichi Hamada | Method of delivering fluid as necessary between external portion and defined space through surface element which support object desposed in said defined space* and constructed structure for performanc |
| JPS5936419U (ja) * | 1982-09-01 | 1984-03-07 | 三菱重工業株式会社 | 空気調和機 |
-
1986
- 1986-06-27 JP JP61152299A patent/JPH0729344B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS635915A (ja) | 1988-01-11 |
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