JPH0729348A - カートリッジケース - Google Patents

カートリッジケース

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JPH0729348A
JPH0729348A JP19887193A JP19887193A JPH0729348A JP H0729348 A JPH0729348 A JP H0729348A JP 19887193 A JP19887193 A JP 19887193A JP 19887193 A JP19887193 A JP 19887193A JP H0729348 A JPH0729348 A JP H0729348A
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JP
Japan
Prior art keywords
connector
fitting hole
fitting
cartridge case
halves
Prior art date
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Withdrawn
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JP19887193A
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English (en)
Inventor
Takashi Oki
隆 大木
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Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
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Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
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Publication of JPH0729348A publication Critical patent/JPH0729348A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 結合した上下ハーフの分離、再結合を可能と
しかつ簡単な作業によってカートリッジケースを組み立
てる。 【構成】 相対する内面に形成した係合凸部33、34
を突き合わせるようにして一対のハーフ31、32を組
み合わせ、一方のハーフ31の係合凸部33に設けた嵌
合孔35に、嵌合孔42を有する筒状の基部41の両側
に係止フランジ部43と係止突条44とを設けた第1の
結合子40を嵌合することによって、突き合わされた係
止凸部33、34を係止フランジ部43と係止突条44
と間で挟み込んで両ハーフ31、32を仮止め状態で結
合し、第1の結合子40の嵌合孔42に、第2の結合子
45の嵌合軸部46を圧入して両ハーフ31、32を結
合する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、回転自在に支持された
一対のハブ間に磁気テープを巻回してなる磁気テープカ
セットや、フロッピーディスクや光ディスク或いは光磁
気ディスク等の円盤状の情報記録媒体を回転自在に収納
してなるディスクカートリッジ等のように上下一対のハ
ーフを組み合わせてなるカートリッジケースに関する。
【0002】
【従来の技術】例えば音声、楽音信号を記録するための
磁気テープカセットは、図11に示すように、外周部に
立壁が設けられた略角浅皿状の上下一対のハーフ2、3
によってカートリッジケース1が構成される。そして、
このカートリッジケース1内には、両端のリーダテープ
4Aを固定するようにしてロール状の磁気テープ4が、
磁性面を外側にして一対のハブ5A、5B間に巻回され
るとともに、上下面をテフロン、グラファイト或いはシ
リコン含浸紙等の潤滑特性が大きくかつ耐久性に優れた
シート材6A、6Bによって挟まれるようにして組み込
まれる。
【0003】カートリッジケース1の長手方向の一側部
には、記録再生装置側の磁気ヘッド或いはピンチローラ
が進入して磁気テープ4に音声、楽音情報を記録し或い
は読み出すための記録再生部7が開設されている。この
記録再生部7を挟むようにして、上下一対のハーフ2、
3の内面に一体に立設したピン軸に回転自在に軸装した
ガイドローラ8A、8B或いはガイドピン9がそれぞれ
配設されて、磁気テープ4の走行経路を構成してなる。
また、記録再生部7の中央部には、燐青銅或いはベリウ
ム銅製のバネ板の表面にフェルトを貼着してなるヘッド
パッド10及びシールド板11とが組み込まれている。
【0004】以上のように上下一対のハーフ2、3に構
成諸部材が組み込まれた従来の磁気テープカセット1
は、上下一対のハーフ2、3が、例えば図12乃至図1
4に示す結合構造によって一体的に結合される。
【0005】すなわち、図12に示した上ハーフ2と下
ハーフ3との結合構造は、止めねじを用いた結合構造で
あって、上ハーフ2及び下ハーフ3のそれぞれの4隅近
傍の内面に、これら上ハーフ2と下ハーフ3とを組み合
わせた状態において互いに突き合わされて結合部を構成
する係合凸部12、13が一体に形成されている。上ハ
ーフ2に形成した係合凸部12は、主面から突き合わせ
端部に貫通する嵌合孔14が設けられていて全体筒状を
呈しており、また突き合わせ端部には嵌合孔14を囲ん
で下ハーフ3の係合凸部13の外径とほぼ等しい内径の
座ぐりが設けられている。同様に全体筒状を呈する下ハ
ーフ3の係合凸部13にも、嵌合孔15が設けられてい
る。
【0006】したがって、上ハーフ2と下ハーフ3とを
組み合わせた状態において、下ハーフ3の係合凸部13
の突き合わせ端部が上ハーフ2の係合凸部12の突き合
わせ端部に凹設した座ぐりに係合するようにして突き合
わされ、また嵌合孔14と嵌合孔15とが連通する。そ
して、上ハーフ2の主面側から、図12矢印で示すよう
に、止めねじ16が嵌合孔14に挿入されて下ハーフ3
の嵌合孔15へとねじ込まれることによって、上ハーフ
2と下ハーフ3とはしっかりと結合される。
【0007】図13に示した上ハーフ2と下ハーフ3と
の結合構造は、熱かしめ方法を用いた結合構造であっ
て、上ハーフ2と下ハーフ3とのそれぞれの4隅近傍の
内面に、これら上ハーフ2と下ハーフ3とを組み合わせ
た状態において互いに突き合わされて結合部を構成する
係合凸部17、18が一体に形成されている。上ハーフ
2に形成した係合凸部17は、主面から突き合わせ端部
に貫通する治具挿入孔19が設けられていて全体筒状を
呈しており、また突き合わせ端部には治具挿入孔19に
連通する嵌合孔20が設けられている。
【0008】下ハーフ3の係合凸部18は全体軸状を呈
しており、突き合わせ端部には上ハーフ2側の突き合わ
せ端部に設けた嵌合孔20に嵌入する溶着凸部21が一
体に形成されている。したがって、上ハーフ2と下ハー
フ3とを組み合わせた状態において、下ハーフ3の溶着
凸部21が上ハーフ2の嵌合孔20に嵌入するようにし
て上ハーフ2と下ハーフ3との係合凸部17、18が突
き合わされる。
【0009】そして、上ハーフ2の主面側から、図13
矢印で示すように、例えば熱かしめ治具22が治具挿入
孔19に挿入され、嵌合孔20を介してこの治具挿入孔
19に突出する溶着凸部21に突き当てられる。これに
よって、溶着凸部21は上ハーフ2の突き合わせ端部1
7の開口部分において溶融され、上ハーフ2と下ハーフ
3とはしっかりと結合される。なお、熱かしめ方法に代
えて後述する超音波溶着方法によって溶着凸部21を溶
融するようにしてもよい。
【0010】図14に示した上ハーフ2と下ハーフ3と
の結合構造は、超音波溶着方法を用いた結合構造であっ
て、上ハーフ2の外周立壁に複数の溶着リブ23を一体
に形成してなる。そして、上ハーフ2と下ハーフ3とを
それぞれの外周立壁を突き合わせるようにして組み合わ
せた後、超音波溶着機の振動子24A、24Bを上下ハ
ーフ2、3に押し当てる。超音波溶着機に電源を投入す
ることによって、振動子24A、24Bが超振動して溶
着リブ23部分に摩擦熱が発生する。これによって、溶
着リブ23が溶融し、上ハーフ2と下ハーフ3とは外周
立壁部分が接合されることによってしっかりと結合され
る。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】止めねじ16を用いた
従来の上ハーフ2と下ハーフ3との結合構造は、止めね
じ16を取り外すことにより上ハーフ2と下ハーフ3と
を分解することができ、例えば磁気テープ4やその他の
部品を交換することができ、再生利用が可能となるとい
った利点がある。しかしながら、上ハーフ2と下ハーフ
3とを分解することによって、磁気テープ4がほぐれて
しまって再組み立てができなくなったり、皺や傷を付け
てしまうといった問題が発生する。
【0012】また、止めねじ16として、いわゆるセル
フタップネジが使用されることから、上ハーフ2と下ハ
ーフ3とを分解した後、止めねじ16を用いて上ハーフ
2と下ハーフ3とを再結合した場合には締め付け強度が
劣化するといった問題点もあった。さらに、上ハーフ2
と下ハーフ3とは、構成各部材を、例えば下ハーフ3に
組み付けた状態で上ハーフ2を組み付けるため、組み付
けた構成各部材が脱落しないように組み立て治具等を必
要としていた。
【0013】このため、最近では止めねじ16を廃止し
て上ハーフ2と下ハーフ3とを直接に結合するようにし
た上記熱かしめ方法或いは超音波溶着方法も採用されつ
つある。しかしながら、かかる上ハーフ2と下ハーフ3
との直接結合構造は、熱かしめ機或いは超音波溶着機の
駆動電源(熱源)の導入によって高価な設備投資が必要
なり、また上ハーフ2と下ハーフ3との一部を溶融する
際に発生する臭い、振動或いは騒音によって作業環境が
悪化するといった問題点があった。
【0014】したがって、本発明は、熱かしめ方法或い
は超音波溶着方法を採用した場合に問題となる作業環境
の悪化といった問題点を解消し、上下ハーフの分離、再
結合を可能としかつ比較的簡単な作業によって組み立て
られるカートリッジケースを提供することを目的に提案
されたものである。
【0015】
【課題を解決するための手段】この目的を達成した本発
明に係るカートリッジケースは、一対のハーフの相対す
る内面に、これらハーフを組み合わせた状態において互
いに突き合わされて結合部を構成するとともに突き合わ
せ端部側の開口部がやや小径とされた嵌合孔を有する複
数の係合凸部をそれぞれ一体に形成し、一方のハーフに
設けた係合凸部の嵌合孔から第1の結合子を嵌合すると
ともに他方のハーフに設けた係合凸部の嵌合孔を介して
第1の結合子の嵌合孔に第2の結合子を嵌合することに
よって両ハーフを結合してなり、筒状の第1の結合子に
は、一端側に周面方向に突出する係止フランジ部が形成
されるとともにこの係止フランジ部から両ハーフの突き
合わせ端部の厚みとほぼ等しい間隔位置の外周面に係止
突条が突出形成され、第2の結合子には、第1の結合子
の嵌合孔に嵌合される嵌合軸部とその一端側に突出する
係止フランジ部が形成されたことを特徴とする。
【0016】また、本発明に係るカートリッジケース
は、少なくとも一方のハーフの係合凸部の突き合わせ端
部に、嵌合孔を囲んで座ぐりを凹設し、これら座ぐりに
よって構成される環状凹部は嵌合孔に第2の結合子が嵌
合されることによって周面方向に膨出する第1の結合子
の外周壁部分の逃げ部として作用することを特徴とし、
さらに第1の結合子に、先端部から係止フランジ部が形
成された一端側に向かって複数条のスリ割りを形成した
ことを特徴とし、また第1の結合子の嵌合孔は、係止フ
ランジ部が形成された一端側にも開口する貫通孔として
形成されたことを特徴とする。
【0017】
【作用】以上のように構成した本発明に係るカートリッ
ジケースによれば、一対のハーフの内面にそれぞれ形成
された複数の係合凸部は、両ハーフを組み合わせること
によって互いに突き合わされて、これら両ハーフの結合
部を構成する。組み合わされた両ハーフは、一方のハー
フの係合凸部に設けた嵌合孔に嵌合される第1の結合子
と、他方のハーフの係合孔を介して第1の結合子に嵌合
される第2の結合子とによって一体化される。
【0018】第1の結合子は、一方のハーフの嵌合孔に
嵌合されることによって、一端側の係止フランジ部と係
止突条との間で両ハーフの係合凸部の突き合わせ端部を
挟持することにより、両ハーフを仮止め状態に結合す
る。第2の結合子は、他方のハーフの嵌合孔を介して嵌
合軸部を第1の結合子の嵌合孔に嵌合することによっ
て、第1の結合子の外周部を両ハーフの係合凸部に圧着
させて両ハーフをしっかりと結合する。
【0019】少なくとも一方のケースの突き合わせ端部
に設けた座ぐりは、係合凸部を突き合わせた状態におい
て、係合凸部の周囲に環状の間隙を構成する。この環状
の間隙は、第1の結合子の嵌合孔に第2の結合子の嵌合
軸部を嵌合した際に、周面方向に膨出する第1の結合子
の外周壁部分の逃げ部として作用するとともに、第1の
結合子の抜け止めとしても作用する。
【0020】第1の係合子に設けた複数のスリ割りは、
第1の係合子に収斂、拡張習性を付与する。第1の結合
子に設けた嵌合孔を貫通孔とすることによって、第1の
結合子の嵌合孔に嵌合された第2の結合子を治具等を用
いて簡単に押し出すことが可能となる。
【0021】
【実施例】以下、本発明の具体的な実施例を図面を参照
して詳細に説明する。上述した音声、楽音信号を記録す
る従来の磁気テープカセット1と同等品である実施例カ
ートリッジケース30は、合成樹脂製の上下一対のハー
フ31、32とからなり、これら上ハーフ31と下ハー
フ32とのそれぞれの4隅近傍の内面には、これら上ハ
ーフ31と下ハーフ32とを組み合わせた状態において
互いに突き合わされて結合部を構成する係合凸部33、
34が一体に形成されている。これら係合凸部33、3
4には、突き合わせ端部33A、34Aから主面に開口
する嵌合孔35、36がそれぞれ穿設されている。
【0022】また、各係合凸部33、34の突き合わせ
端部33A、34Aには、嵌合孔35、36よりも小径
でかつ同軸の貫通孔37、38が穿設されている。した
がって、上ハーフ31と下ハーフ32とを組み合わせた
状態において互いに突き合わされた係合凸部33、34
の貫通孔37、38は連通した1個の貫通孔を構成す
る。上ハーフ31と下ハーフ32とは、嵌合孔35、3
6にそれぞれ嵌合される第1の係合子40及び第2の係
合子45によって一体的に結合される。
【0023】合成樹脂製の第1の結合子40は、上ハー
フ31の主面側から係合凸部33に設けた嵌合孔35に
嵌合される。この第1の結合子40は、前記貫通孔3
7、38の孔径とほぼ同径であって嵌合孔42が設けら
れた全体筒状の基部41と、その一端部側に周面方向に
突出形成された円盤状の係止フランジ部43と、基部4
1の他端部寄りの外周面に突出形成された係止突条44
とからなる。係止フランジ部43は、貫通孔37、38
の孔径よりもやや大径であってかつ嵌合孔35の内径よ
りもやや小径に形成されている。
【0024】また、係止突条44は、断面略楔状であっ
て基部41の外周面の全周に亘って形成されるが、複数
個を外周面に適宜等配するようにしてもよい。この係止
突条44と係止フランジ部43との間隔は、上ハーフ3
1と下ハーフ32との突き合わされた係合凸部33、3
4の厚みとほぼ等しい。
【0025】第2の係合子45は、合成樹脂材料によっ
て成形され、嵌合軸部46と、その一端側に周面方向に
突出形成された係止フランジ部47とから構成されてい
る。嵌合軸部46は、その軸径が第1の係合子40の嵌
合孔42の孔径とほぼ等しく、またその軸長は少なくと
も上ハーフ31と下ハーフ32との突き合わされた係合
凸部33、34の厚みよりもやや大とされている。係止
フランジ部47は、その外径が下ハーフ32の嵌合孔3
6の内径とほぼ等しい。
【0026】以上のように構成された実施例カートリッ
ジケース30は、図3に示すように、構成各部材を実装
した上ハーフ31と下ハーフ32とが、それぞれの係合
凸部33、34を互いに突き合わせるようにして組み合
わされる。しかる後、図4に示すように、上ハーフ31
の嵌合孔35の開口部側から第1の結合子40が、その
基部41を突き合わされた係合凸部33、34の貫通孔
37、38を貫通するようにして挿入される。
【0027】嵌合孔35に挿入された第1の結合子40
は、係止フランジ部43と係止突条44とによって突き
合わされた係合凸部33、34が挟持されることによっ
て、上ハーフ31と下ハーフ32とはいわゆる仮止め状
態で結合される。この状態で、第1の結合子40は、基
部41の先端部が下ハーフ32の嵌合孔36に突出露呈
しており、この第1の結合子40に第2の結合子45が
第1の結合子40に嵌合される。
【0028】すなわち、第2の結合子45は、図5に示
すように、下ハーフ32側から嵌合孔36中に突出露呈
している基部41の嵌合孔42に、その嵌合軸部46が
嵌合される。しかる後、図6に示すように、上ハーフ3
1の嵌合孔35に圧入治具48を挿入するとともに下ハ
ーフ32の嵌合孔36に圧入治具49を挿入し、これら
圧入治具48、49によって第1の結合子40の係止フ
ランジ部43と第2の結合子45の係止フランジ部47
とを押圧して、第2の結合子45の嵌合軸部46を第1
の結合子40の嵌合孔42に圧入する。
【0029】これによって、第1の結合子40の基部4
1の外周部が周面方向へと膨出して係合凸部33、34
の貫通孔37、38の孔壁を強く圧着することによっ
て、上ハーフ31と下ハーフ32とはしっかりと結合さ
れる。
【0030】以上のように、実施例カートリッジケース
30によれば、それぞれの係合凸部33、34を互いに
突き合わせるようにして組み合わされた上ハーフ31と
下ハーフ32とは、上ハーフ31の嵌合孔35に挿入さ
れる第1の結合子40によって仮止め状態に結合される
ことによって、組立て時、各ハーフから構成各部材が脱
落することを防止するための治具等が不要され、作業能
率も向上する。
【0031】なお、上記実施例カートリッジケース30
においては、第1の結合子40を上ハーフ31の嵌合孔
35に挿入するようにしたが、下ハーフ32の嵌合孔3
6側から挿入するように構成してもよいことは勿論であ
る。
【0032】図7及び図8に示したカートリッジケース
50は、本発明に係るカートリッジケースの第2の実施
例を示す。なお、この第2の実施例カートリッジケース
50において使用される第2の結合子45は、上述した
第1の実施例カートリッジケース30と同一部材を使用
することが可能であるため、同一符号を付すことによっ
てその説明を省略する。カートリッジケース50は、合
成樹脂製の上下一対のハーフ51、52とからなり、こ
れら上ハーフ51と下ハーフ52の内面には、組み合わ
せた状態において互いに突き合わされて結合部を構成す
る係合凸部53、54が一体に形成されている。
【0033】これら係合凸部53、54には、突き合わ
せ端部53A、54Aから上ハーフ51と下ハーフ52
の主面に開口する嵌合孔55、56がそれぞれ穿設され
ている。突き合わせ端部53A、54Aには、嵌合孔5
5、56よりも小径でかつ同軸の貫通孔57、58が穿
設されている。したがって、上ハーフ51と下ハーフ5
2とを組み合わせた状態において互いに突き合わされた
係合凸部53、54の貫通孔57、58は連通した1個
の貫通孔を構成する。
【0034】この第2の実施例カートリッジケース50
における第1の特徴は、上ハーフ51と下ハーフ52と
に設けた各係合凸部53、54の突き合わせ端部53
A、54Aに、それぞれの貫通孔57、58を囲むよう
にして座ぐり59、60を形成したことにある。したが
って、上ハーフ51と下ハーフ52とを組み合わせた状
態において、係合凸部53、54に設けた貫通孔57、
58によって構成される貫通孔の一部には、環状の間隙
Hが構成されてなる。
【0035】第1の結合子61は、基本的な構成は上述
した第1の実施例カートリッジケース30の第1の結合
子40とほぼ同一であり、上ハーフ51の主面側から係
合凸部53に設けた嵌合孔55に嵌合される。この第1
の結合子61は、前記貫通孔57、58の孔径とほぼ同
径であって嵌合孔63が設けられた全体筒状の基部62
と、その一端部側に周面方向に突出形成された円盤状の
係止フランジ部64と、基部62の他端部寄りの外周面
に突出形成された係止突条65とからなる。
【0036】また、係止フランジ部64は、貫通孔5
7、58の孔径よりもやや大径であってかつ嵌合孔55
の内径よりもやや小径に形成されている。さらに、ま
た、係止突条65は、断面略楔状であって基部62の外
周面の全周に亘って形成されている。この係止突条65
と係止フランジ部64との間隔は、上ハーフ51と下ハ
ーフ52との突き合わされた係合凸部53、54の厚み
とほぼ等しい。
【0037】この第2の実施例カートリッジケース50
における第2の特徴は、第1の結合子61に設けた嵌合
孔63が係止フランジ部64に開口するようにして、貫
通孔として構成されていることにある。
【0038】以上のように構成された第2の実施例カー
トリッジケース50は、図3に示すように、構成各部材
を実装した上ハーフ51と下ハーフ52とが、それぞれ
の係合凸部53、54を互いに突き合わせるようにして
組み合わされる。しかる後、図7に示すように、上ハー
フ51の嵌合孔55の開口部側から第1の結合子61
が、その基部62を突き合わされた係合凸部53、54
の貫通孔57、58を貫通するようにして挿入される。
【0039】嵌合孔55に挿入された第1の結合子61
は、係止フランジ部64と係止突条65とによって突き
合わされた係合凸部53、54を上下から挟持すること
によって、上ハーフ51と下ハーフ52とをいわゆる仮
止め状態で結合する。この状態で、第2の結合子45
が、下ハーフ52側から嵌合孔56中に突出露呈してい
る基部62の嵌合孔63に、その嵌合軸部46が嵌合さ
れる。
【0040】しかる後、図示しない圧入治具によって第
1の結合子61の係止フランジ部64と第2の結合子4
5の係止フランジ部47とを押圧して、第2の結合子4
5の嵌合軸部46を第1の結合子61の嵌合孔63に深
く圧入する。これによって、第1の結合子61の基部6
2の外周部が周面方向へと膨出して係合凸部53、54
の貫通孔57、58の孔壁を強く圧着することによっ
て、上ハーフ51と下ハーフ52とはしっかりと結合さ
れる。
【0041】ところで、上述したように外周壁部の一部
が周面方向へと膨出する第1の結合子61の基部62
は、図8に示すように、係合凸部53、54の突き合わ
せ端部53A、54Aに設けた座ぐり59、60によっ
て貫通孔57、58の一部に構成された環状の間隙Hに
膨出する。このように、座ぐりによって構成された環状
の間隙Hは、膨出する第1の結合子61の基部62の逃
げとして作用する。また、第1の結合子61は、膨出し
た部分が環状の間隙Hに充填してその一部が貫通孔5
7、58中において一種のキーを構成するように周面方
向に突出することによって、嵌合孔55から脱落するこ
とが防止される。
【0042】一方、第1の結合子61の嵌合孔63は、
係止フランジ部64に開口するように構成されることに
よって、この開口部から治具等を差し込んで嵌合孔63
に圧入された第2の結合子45の嵌合軸部46を強く押
圧することができる。これによって、嵌合孔63に強く
圧入された第2の結合子45を取り出すことが可能とさ
れ、上ハーフ51と下ハーフ52とが分離可能となる。
【0043】図9及び図10に示したカートリッジケー
ス30は、本発明に係るカートリッジケースの第3の実
施例を示す。なお、この第3の実施例カートリッジケー
ス30は、第1の結合子70を除く他の構成部材は全て
上記第1の実施例カートリッジケース30と同一であ
り、同一符号を付すことによって説明を省略する。すな
わち、第1の結合子70は、基本的な構成は上述した第
1の実施例カートリッジケース30の第1の結合子40
とほぼ同一であり、上ハーフ31の主面側から係合凸部
33に設けた嵌合孔35に嵌合される。
【0044】この第1の結合子70は、上ハーフ31及
び下ハーフ32の係合凸部33、34に設けた貫通孔3
7、38の孔径とほぼ同径であって、嵌合孔73が設け
られた全体筒状の基部71と、その一端部側に周面方向
に突出形成された円盤状の係止フランジ部74と、基部
71の他端部寄りの外周面に突出形成された係止突条7
5とからなる。
【0045】また、係止フランジ部74は、前記貫通孔
37、38の孔径よりもやや大径であってかつ嵌合孔3
5の内径よりもやや小径に形成されている。係止突条7
5と係止フランジ部74との間隔は、上ハーフ31と下
ハーフ32との突き合わされた係合凸部33、34の厚
みとほぼ等しい。この第3の実施例カートリッジケース
30における特徴は、第1の結合子70の基部71に、
先端部から係止フランジ部74に亘って複数条のスリ割
り72を形成したことにある。
【0046】第1の係合子70の基部71に複数条のス
リ割り72を形成したことにより、基部71は軸方向と
直交する方向に対して収斂及び拡張習性が付与される。
したがって、第2の結合子45の嵌合軸部46がこの第
1の係合子70の嵌合孔73の孔径よりもやや大きい場
合であっても、この嵌合軸部46を嵌合孔73に圧入し
ても基部71が破損するといったことも無く、また基部
71の外周部を貫通孔37、38の孔壁に強く圧着させ
ることができる。
【0047】なお、上記各実施例は、音声、楽音信号が
記録される磁気テープを装填した磁気テープカセットに
ついて説明したが、本発明は、映像、音声信号を記録す
るいわゆるビデオテープカセットや、フロッピーディス
ク、光ディスク或いは光磁気ディスク等の円盤状の情報
記録媒体を回転自在に収納してなるディスクカートリッ
ジ等のカートリッジケースにも適用されることは勿論で
ある。
【0048】
【発明の効果】以上詳細に説明したように、本発明に係
るカートリッジケースによれば、それぞれの係合凸部を
互いに突き合わせるようにして一対のハーフを組み合
せ、一方のハーフの係合凸部に設けた嵌合孔に第1の結
合子を嵌合して両ハーフを仮止め状態に結合するととも
にこの第1の結合子の嵌合孔に第2の結合子の嵌合軸部
を嵌合して両ハーフをしっかりと結合するように構成し
たものであるから、廉価な部品かつ簡単な圧入治具によ
って簡単にカートリッジケースを組み立てることがで
き、コスト低減が達成される。また、悪臭或いは振動音
等が発生することも無いので作業環境が損なわれること
も無い。さらに、必要に応じて第1の結合子から第2の
結合子を取り出すことによって両ハーフを分離するこも
でき、構成各部材の交換或いは再生利用が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るカートリッジケースの要部縦断面
図である。
【図2】同カートリッジケースに使用される第1の結合
子及び第2の結合子の斜視図である。
【図3】同カートリッジケースの組み立て動作を説明す
る縦断面図であり、上ハーフと下ハーフとを組み合わせ
た状態を示す。
【図4】同カートリッジケースの組み立て動作を説明す
る縦断面図であり、組み合わせた上下ハーフに第1の結
合子を嵌合した状態を示す。
【図5】同カートリッジケースの組み立て動作を説明す
る縦断面図であり、組み合わせた上下ハーフに第2の結
合子を嵌合する状態を示す。
【図6】同カートリッジケースの組み立て動作を説明す
る縦断面図であり、第1の結合子と第2の結合子とを圧
入する動作を示す。
【図7】本発明に係るカートリッジケースの第2の実施
例を示し、組み合わせた上下ハーフに第1の結合子を嵌
合した状態の要部縦断面図である。
【図8】同カートリッジケースの組み立て状態の要部縦
断面図である。
【図9】本発明に係るカートリッジケースの第3の実施
例を示し、組み立て状態の要部縦断面図である。
【図10】同カートリッジケースに使用される第1の結
合子及び第2の結合子の斜視図である。
【図11】従来の磁気テープカセットの分解斜視図であ
る。
【図12】止めねじを用いて上下ハーフを結合した従来
の磁気テープカセットの要部縦断面図である。
【図13】熱かしめ方法を用いて上下ハーフを結合した
従来の磁気テープカセットの要部縦断面図である。
【図14】超音波溶着方法を用いて上下ハーフを結合し
た従来の磁気テープカセットの要部縦断面図である。
【符号の説明】
30・・・カートリッジケース 31・・・上ハーフ 32・・・下ハーフ 33、34・・・係合凸部 35、36・・・嵌合孔 37、38・・・貫通孔 40・・・第1の結合子 41・・・基部 42・・・嵌合孔 43・・・係止フランジ部 44・・・係止突条 45・・・第2の結合子 46・・・嵌合軸部 47・・・係止フランジ部

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一対のハーフの相対する内面に、これら
    ハーフを組み合わせた状態において互いに突き合わされ
    て結合部を構成するとともに突き合わせ端部側の開口部
    がやや小径とされた嵌合孔を有する複数の係合凸部をそ
    れぞれ一体に形成し、 一方のハーフに設けた係合凸部の嵌合孔から第1の結合
    子を嵌合するとともに他方のハーフに設けた係合凸部の
    嵌合孔を介して第1の結合子の嵌合孔に第2の結合子を
    嵌合することによって両ハーフを結合してなり、 筒状の第1の結合子には、一端側に周面方向に突出する
    係止フランジ部が形成されるとともにこの係止フランジ
    部から両ハーフの突き合わせ端部の厚みとほぼ等しい間
    隔位置の外周面に係止突条が突出形成され、第2の結合
    子には、第1の結合子の嵌合孔に嵌合される嵌合軸部と
    その一端側に周面方向に突出する係止フランジ部が形成
    されたことを特徴とするカートリッジケース。
  2. 【請求項2】 少なくとも一方のハーフの係合凸部の突
    き合わせ端部に、嵌合孔を囲んで座ぐりを凹設し、これ
    ら座ぐりによって構成される環状凹部は嵌合孔に第2の
    結合子が嵌合されることによって周面方向に膨出する第
    1の結合子の外周壁部分の逃げ部として作用することを
    特徴とする請求項1記載のカートリッジケース。
  3. 【請求項3】 第1の結合子に、先端部から係止フラン
    ジ部が形成された一端側に向かって複数条のスリ割りを
    形成したことを特徴とする請求項1記載のカートリッジ
    ケース。
  4. 【請求項4】 第1の結合子の嵌合孔は、係止フランジ
    部が形成された一端側にも開口する貫通孔として形成さ
    れたことを特徴とする請求項1記載のカートリッジケー
    ス。
JP19887193A 1993-07-16 1993-07-16 カートリッジケース Withdrawn JPH0729348A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7088551B2 (en) 2001-04-19 2006-08-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording media cartridge having a locking member for body halves

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US7088551B2 (en) 2001-04-19 2006-08-08 Fuji Photo Film Co., Ltd. Recording media cartridge having a locking member for body halves

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