JPH07293551A - 軸受構造及びこれを用いた歯車組立体の製造方法 - Google Patents
軸受構造及びこれを用いた歯車組立体の製造方法Info
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- JPH07293551A JPH07293551A JP10751094A JP10751094A JPH07293551A JP H07293551 A JPH07293551 A JP H07293551A JP 10751094 A JP10751094 A JP 10751094A JP 10751094 A JP10751094 A JP 10751094A JP H07293551 A JPH07293551 A JP H07293551A
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- Sliding-Contact Bearings (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 歯車の軸受構造において、開口を有するU溝
に回転軸を挿入した後に塑性変形により開口を閉鎖する
ことにより、回転軸の取付作業を容易に行い、組立工程
の自動化を図る。 【構成】 地板1には一対の対向する軸支部2,3が形
成され、それぞれに開口21,31を備えたU溝22,
32が形成されている。U溝22,32の奥部には伝達
歯車体4の回転軸43を軸支する支持面部23,33が
形成されている。軸支部3のU溝32の上方には舌状部
34が形成され、舌状部34の基部には細頸部35が形
成されている。U溝22,32内に回転軸43を収容し
た後、舌状部34を下方に押圧すると、舌状部34は主
として細頸部35において塑性変形し、開口31が閉鎖
される。
に回転軸を挿入した後に塑性変形により開口を閉鎖する
ことにより、回転軸の取付作業を容易に行い、組立工程
の自動化を図る。 【構成】 地板1には一対の対向する軸支部2,3が形
成され、それぞれに開口21,31を備えたU溝22,
32が形成されている。U溝22,32の奥部には伝達
歯車体4の回転軸43を軸支する支持面部23,33が
形成されている。軸支部3のU溝32の上方には舌状部
34が形成され、舌状部34の基部には細頸部35が形
成されている。U溝22,32内に回転軸43を収容し
た後、舌状部34を下方に押圧すると、舌状部34は主
として細頸部35において塑性変形し、開口31が閉鎖
される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は軸受構造及びこれを用い
た歯車組立体の製造方法に係り、特に、オルゴールの調
速機構に用いる歯車の軸受部の構成として好適な新規の
軸受構造に関する。
た歯車組立体の製造方法に係り、特に、オルゴールの調
速機構に用いる歯車の軸受部の構成として好適な新規の
軸受構造に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、オルゴールの調速機構は、図4
(a)に示すように、オルゴールムーブメントのベース
に取付けられた地板1に組付けられる。この地板1の軸
支部11と12の間にはウォーム軸が回転自在に立設さ
れ、このウォーム軸に凹溝部13と軸支部14の間に回
転自在に取付けられた歯車体のウォームホイール部を噛
合させる。この歯車体のピニオン歯車部は、軸支部15
と16の間に回転自在に取付けられた伝達歯車に噛合
し、この伝達歯車が外部歯車に噛合するようになってい
る。ウォーム軸の上部には風切羽根が取付けられ、この
風切羽根の空気抵抗により外部歯車の回転速度を抑制す
るようになっている。
(a)に示すように、オルゴールムーブメントのベース
に取付けられた地板1に組付けられる。この地板1の軸
支部11と12の間にはウォーム軸が回転自在に立設さ
れ、このウォーム軸に凹溝部13と軸支部14の間に回
転自在に取付けられた歯車体のウォームホイール部を噛
合させる。この歯車体のピニオン歯車部は、軸支部15
と16の間に回転自在に取付けられた伝達歯車に噛合
し、この伝達歯車が外部歯車に噛合するようになってい
る。ウォーム軸の上部には風切羽根が取付けられ、この
風切羽根の空気抵抗により外部歯車の回転速度を抑制す
るようになっている。
【0003】伝達歯車を軸支部15と16間に取付ける
場合には、予め軸支部16を図4(a)のAに示すよう
に水平に倒した状態としておき、伝達歯車の回転軸の一
端を軸支部15の軸孔15aに通した後、軸支部16の
根元を折り曲げて立上げ、その軸孔16aに回転軸の他
端を通すようにしている。
場合には、予め軸支部16を図4(a)のAに示すよう
に水平に倒した状態としておき、伝達歯車の回転軸の一
端を軸支部15の軸孔15aに通した後、軸支部16の
根元を折り曲げて立上げ、その軸孔16aに回転軸の他
端を通すようにしている。
【0004】この軸支部16の折り曲げ作業をなくす方
法として、実公昭43−2553号公報に他の軸受構造
が提案されている。この構造は、図4(b)に示すよう
に、片側の軸支部15’に開口を備えたU溝15a’を
形成し、伝達歯車の回転軸の一端を先に軸支部16の軸
孔16aに通し、後から回転軸の他端を開口からU溝1
5a’内に導入するものである。この軸受構造では、取
付けられた伝達歯車は最終的に外部歯車と噛合し、その
回転軸がU溝15a’の奥部方向に押圧されるため、回
転軸がU溝15a’から外れることはない。
法として、実公昭43−2553号公報に他の軸受構造
が提案されている。この構造は、図4(b)に示すよう
に、片側の軸支部15’に開口を備えたU溝15a’を
形成し、伝達歯車の回転軸の一端を先に軸支部16の軸
孔16aに通し、後から回転軸の他端を開口からU溝1
5a’内に導入するものである。この軸受構造では、取
付けられた伝達歯車は最終的に外部歯車と噛合し、その
回転軸がU溝15a’の奥部方向に押圧されるため、回
転軸がU溝15a’から外れることはない。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】図4(a)に示す軸受
構造では、伝達歯車を支えながら軸支部16を折り曲げ
る必要があり、組立作業が複雑であって組立の自動化が
困難であるとともに、折り曲げる際に軸支部16の方向
や軸孔16aの位置が狂い、組立精度が低下するという
問題がある。
構造では、伝達歯車を支えながら軸支部16を折り曲げ
る必要があり、組立作業が複雑であって組立の自動化が
困難であるとともに、折り曲げる際に軸支部16の方向
や軸孔16aの位置が狂い、組立精度が低下するという
問題がある。
【0006】一方、図4(b)に示す軸受構造では、伝
達歯車の回転軸を斜めにして軸支部16の軸孔16aに
挿入する必要があり、組立作業が複雑であり組立の自動
化が上記と同様に困難である。また、軸孔16aと回転
軸の間の挿入余裕がある程度必要であり、しかも、この
挿入余裕に対して軸支部16と軸支部15’との間隔が
小さいと取付作業ができなくなるため、ある程度間隔を
大きく取る必要があるため、取付けガタの低減や軸受構
造の小型化が難しいという問題点もある。
達歯車の回転軸を斜めにして軸支部16の軸孔16aに
挿入する必要があり、組立作業が複雑であり組立の自動
化が上記と同様に困難である。また、軸孔16aと回転
軸の間の挿入余裕がある程度必要であり、しかも、この
挿入余裕に対して軸支部16と軸支部15’との間隔が
小さいと取付作業ができなくなるため、ある程度間隔を
大きく取る必要があるため、取付けガタの低減や軸受構
造の小型化が難しいという問題点もある。
【0007】そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなさ
れたものであり、その課題は、組立精度を犠牲にするこ
となく簡単に組立可能で、組立工程の自動化にも適した
軸受構造を得ることにある。
れたものであり、その課題は、組立精度を犠牲にするこ
となく簡単に組立可能で、組立工程の自動化にも適した
軸受構造を得ることにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、所定間隔を以
て相互に対向する1対の軸支部を設け、一対の軸支部に
は、その対向方向に交差する方向から被支持軸を挿入可
能な開口を備えるとともに奥部に被支持軸を支持するた
めの円弧状の支持面部を備えた支持溝を各々設け、軸支
部の少なくとも一方を、支持溝の少なくとも一側が支持
溝の開口を少なくとも被支持軸が離脱不能になる程度に
閉塞する方向へ塑性変形可能な形状とするものである。
て相互に対向する1対の軸支部を設け、一対の軸支部に
は、その対向方向に交差する方向から被支持軸を挿入可
能な開口を備えるとともに奥部に被支持軸を支持するた
めの円弧状の支持面部を備えた支持溝を各々設け、軸支
部の少なくとも一方を、支持溝の少なくとも一側が支持
溝の開口を少なくとも被支持軸が離脱不能になる程度に
閉塞する方向へ塑性変形可能な形状とするものである。
【0009】ここで、軸支部の塑性変形可能な形状を、
支持溝の少なくとも一側を支持溝の開口方向に伸びる舌
状部とし、舌状部の基部に細頸部を形成したものとする
ことが好ましい。
支持溝の少なくとも一側を支持溝の開口方向に伸びる舌
状部とし、舌状部の基部に細頸部を形成したものとする
ことが好ましい。
【0010】また、細頸部を、支持面部の形成位置より
も少なくとも被支持軸の収容部を確保可能な距離だけ舌
状部の先端側に偏在させて形成することが望ましい。
も少なくとも被支持軸の収容部を確保可能な距離だけ舌
状部の先端側に偏在させて形成することが望ましい。
【0011】これらの場合においては、一対の支持溝に
被支持軸の両端部を挿入し、少なくとも軸支部の一方に
おいて支持溝の開口を塑性変形により被支持軸が離脱不
能になる程度に閉塞して軸受構造を構成する。
被支持軸の両端部を挿入し、少なくとも軸支部の一方に
おいて支持溝の開口を塑性変形により被支持軸が離脱不
能になる程度に閉塞して軸受構造を構成する。
【0012】ここで、被支持軸を、支持面部に押付力が
加わるように若しくは支持面部近傍に保持されるように
他の歯車に噛合された歯車の回転軸とすることが好まし
い。
加わるように若しくは支持面部近傍に保持されるように
他の歯車に噛合された歯車の回転軸とすることが好まし
い。
【0013】上記軸受構造の製造方法としては、請求項
1に記載された一対の軸支部に歯車の回転軸である被支
持軸の両端部を挿入する工程と、軸支部の少なくとも一
方の支持溝の開口縁に押圧力を付与し、塑性変形により
被支持軸が離脱不能になる程度に開口を閉塞する工程と
を設けるものである。
1に記載された一対の軸支部に歯車の回転軸である被支
持軸の両端部を挿入する工程と、軸支部の少なくとも一
方の支持溝の開口縁に押圧力を付与し、塑性変形により
被支持軸が離脱不能になる程度に開口を閉塞する工程と
を設けるものである。
【0014】
【作用】請求項1によれば、一対の軸支部に各々形成さ
れた支持溝に被支持軸を挿入して、支持軸の奥部にある
支持面部の近傍に配置した状態で、軸支部のうち塑性変
形可能な形状に構成された軸支部に応力を付与して変形
させ、当該軸支部の支持溝の開口を閉塞することにより
抜け止めすることができるので、被支持軸を一対の軸支
部において軸支することができる。被支持軸は、被支持
軸の挿入と軸支部の一部の変形のみで、軸支部の支持溝
の位置を変えることなく取付けられるので、軸支位置の
精度を犠牲にすることなく、組立作業を極めて容易にす
ることができる。
れた支持溝に被支持軸を挿入して、支持軸の奥部にある
支持面部の近傍に配置した状態で、軸支部のうち塑性変
形可能な形状に構成された軸支部に応力を付与して変形
させ、当該軸支部の支持溝の開口を閉塞することにより
抜け止めすることができるので、被支持軸を一対の軸支
部において軸支することができる。被支持軸は、被支持
軸の挿入と軸支部の一部の変形のみで、軸支部の支持溝
の位置を変えることなく取付けられるので、軸支位置の
精度を犠牲にすることなく、組立作業を極めて容易にす
ることができる。
【0015】請求項2によれば、舌状部が主として細頸
部において変形し易くなるため、容易に支持溝の開口を
閉塞させることができるとともに、舌状部の変形精度を
向上させることができる。ここで、舌状部の支持溝に望
む表面を凸形状(曲面状に突出している場合も含む。)
に形成することが好ましく、この場合には、舌状部の変
形角度を大きくすることができるとともに収容された被
支持軸に対向する舌状部の表面の角度を大きくすること
ができるので、支持溝内における被支持軸の収容位置を
必要最小限に限定することが可能になり、被支持軸の位
置ずれを防止することができる。
部において変形し易くなるため、容易に支持溝の開口を
閉塞させることができるとともに、舌状部の変形精度を
向上させることができる。ここで、舌状部の支持溝に望
む表面を凸形状(曲面状に突出している場合も含む。)
に形成することが好ましく、この場合には、舌状部の変
形角度を大きくすることができるとともに収容された被
支持軸に対向する舌状部の表面の角度を大きくすること
ができるので、支持溝内における被支持軸の収容位置を
必要最小限に限定することが可能になり、被支持軸の位
置ずれを防止することができる。
【0016】請求項3によれば、細頸部を被支持軸の収
容部を確保可能な距離だけ舌状部の先端側に偏在させた
ので、舌状部を変形させた際に、被支持軸が舌状部を挟
圧して被支持軸が回転不能になることを防止できる。こ
こで、細頸部の偏在距離は、舌状部が開口を完全に閉塞
してそれ以上変形しなくなった状態で、なお支持溝内に
被支持軸の収容部が確保されるように設定されること
が、被支持軸の回転確保の観点から見て最も望ましい。
容部を確保可能な距離だけ舌状部の先端側に偏在させた
ので、舌状部を変形させた際に、被支持軸が舌状部を挟
圧して被支持軸が回転不能になることを防止できる。こ
こで、細頸部の偏在距離は、舌状部が開口を完全に閉塞
してそれ以上変形しなくなった状態で、なお支持溝内に
被支持軸の収容部が確保されるように設定されること
が、被支持軸の回転確保の観点から見て最も望ましい。
【0017】
【実施例】次に、図面を参照して本発明に係る軸受構造
の実施例を説明する。この実施例には、図1に示すよう
に、金属板からなる地板1を折り曲げ加工することによ
り一対の対向する軸支部2,3が形成されている。軸支
部2には、開口21を備えたU溝22が形成され、その
奥部に円弧状の支持面部23が形成されている。軸支部
3には、開口31を備えたU溝32が形成され、その奥
部に円弧状の支持面部33が形成されている。軸支部3
には、U溝32の上側に舌状部34が形成され、この舌
状部34の根元には、軸支部3の上面を凹部状にするこ
とにより細頸部35が形成されている。
の実施例を説明する。この実施例には、図1に示すよう
に、金属板からなる地板1を折り曲げ加工することによ
り一対の対向する軸支部2,3が形成されている。軸支
部2には、開口21を備えたU溝22が形成され、その
奥部に円弧状の支持面部23が形成されている。軸支部
3には、開口31を備えたU溝32が形成され、その奥
部に円弧状の支持面部33が形成されている。軸支部3
には、U溝32の上側に舌状部34が形成され、この舌
状部34の根元には、軸支部3の上面を凹部状にするこ
とにより細頸部35が形成されている。
【0018】この軸支部2,3には伝達歯車体4が取付
けられる。この伝達歯車体4には、地板1に取付けられ
る歯車体のピニオン歯車部に噛合する大径歯車41及び
外部歯車に噛合する小径歯車42が回転軸43と一体に
成形されている。回転軸43の端部43aはU溝22内
に、端部43bはU溝32内にそれぞれ導入される。図
2(a)には、U溝32内に回転軸43を導入した状態
を示す。
けられる。この伝達歯車体4には、地板1に取付けられ
る歯車体のピニオン歯車部に噛合する大径歯車41及び
外部歯車に噛合する小径歯車42が回転軸43と一体に
成形されている。回転軸43の端部43aはU溝22内
に、端部43bはU溝32内にそれぞれ導入される。図
2(a)には、U溝32内に回転軸43を導入した状態
を示す。
【0019】その後、軸支部3の舌状部34はプレス等
により上方から押圧され、図2(b)に示すように、舌
状部34は主としてその細頸部35において下方に屈曲
し、開口31を閉鎖する。この状態で、伝達歯車体4の
小径歯車42に対して外部歯車(図示せず)をU溝2
2,32の開口21,31側から噛合させ、オルゴール
を組み立てる。このとき、伝達歯車体4は外部歯車によ
りU字溝22,32の奥部側に押し付けられるか、若し
くはU溝22,32の延長方向の位置を規制されるた
め、回転軸43は支持面部23,33の近傍に保持され
た状態となるので、被支持軸の回転に支障が生ずること
はない。
により上方から押圧され、図2(b)に示すように、舌
状部34は主としてその細頸部35において下方に屈曲
し、開口31を閉鎖する。この状態で、伝達歯車体4の
小径歯車42に対して外部歯車(図示せず)をU溝2
2,32の開口21,31側から噛合させ、オルゴール
を組み立てる。このとき、伝達歯車体4は外部歯車によ
りU字溝22,32の奥部側に押し付けられるか、若し
くはU溝22,32の延長方向の位置を規制されるた
め、回転軸43は支持面部23,33の近傍に保持され
た状態となるので、被支持軸の回転に支障が生ずること
はない。
【0020】上記実施例によれば、伝達歯車体4の回転
軸43をU溝22,32内に略水平方向に挿入し、舌状
部34を下方に折り曲げるだけで回転軸43の抜け止め
ができるため、従来に比して大幅に組立作業が容易にな
り、組立工程の自動化もきわめて簡単である。また舌状
部34に形成された細頸部35は、U溝32の支持面部
35よりも舌状部34の先端側にずらして形成されてお
り、舌状部34が折曲されても回転軸43の収容部に若
干の遊びが確保されて、回転軸43がU溝32の内部で
締め付けられないようになっている。このため、舌状部
34が強く押圧されても舌状部34の下面34aがU溝
32の底面に当接して折曲状態は停止され、それ以上は
折れ曲がらないので、回転軸43は軸支部3に対し確実
に回転自在に取付けられることになる。
軸43をU溝22,32内に略水平方向に挿入し、舌状
部34を下方に折り曲げるだけで回転軸43の抜け止め
ができるため、従来に比して大幅に組立作業が容易にな
り、組立工程の自動化もきわめて簡単である。また舌状
部34に形成された細頸部35は、U溝32の支持面部
35よりも舌状部34の先端側にずらして形成されてお
り、舌状部34が折曲されても回転軸43の収容部に若
干の遊びが確保されて、回転軸43がU溝32の内部で
締め付けられないようになっている。このため、舌状部
34が強く押圧されても舌状部34の下面34aがU溝
32の底面に当接して折曲状態は停止され、それ以上は
折れ曲がらないので、回転軸43は軸支部3に対し確実
に回転自在に取付けられることになる。
【0021】さらに、舌状部34のU溝に望む下面34
aは、下に凸の緩やかな曲線状の輪郭を持っているた
め、舌状部34の屈曲角度を大きく取り得るとともに舌
状部34の下面34aの回転軸43に対向する部分の角
度も急角度になり、回転軸43の保持位置を必要最小限
に限定することができる。特に、U溝の延長方向におけ
る回転軸43の位置ずれを防止することができる。
aは、下に凸の緩やかな曲線状の輪郭を持っているた
め、舌状部34の屈曲角度を大きく取り得るとともに舌
状部34の下面34aの回転軸43に対向する部分の角
度も急角度になり、回転軸43の保持位置を必要最小限
に限定することができる。特に、U溝の延長方向におけ
る回転軸43の位置ずれを防止することができる。
【0022】本実施例は軸支部3のみで回転軸43を抜
け止めしているが、軸支部2も軸支部3と同様の形状に
形成することにより、両軸支部2,3で回転軸43の抜
け止めを行うようにしてもよい。また、U溝22,32
の開口位置や穿設方向は水平方向とは限らず任意であ
る。さらに、舌状部34の位置もU溝32の上側とは限
らず、下側でもよい。本実施例では地板1を種々の金属
板で製造しているが、回転軸43が抜けない程度に開口
31を閉鎖可能な塑性を呈する材料であれば、合成樹脂
その他の材料で製作することも可能である。なお、支持
面部はあくまでも被支持軸である回転軸を軸受けする面
であるから、図のように少なくとも180度の角度範囲
に形成されていることが望ましいが、回転軸の保持状況
や要求される回転特性に応じて必要な角度範囲で形成さ
れていればよい。
け止めしているが、軸支部2も軸支部3と同様の形状に
形成することにより、両軸支部2,3で回転軸43の抜
け止めを行うようにしてもよい。また、U溝22,32
の開口位置や穿設方向は水平方向とは限らず任意であ
る。さらに、舌状部34の位置もU溝32の上側とは限
らず、下側でもよい。本実施例では地板1を種々の金属
板で製造しているが、回転軸43が抜けない程度に開口
31を閉鎖可能な塑性を呈する材料であれば、合成樹脂
その他の材料で製作することも可能である。なお、支持
面部はあくまでも被支持軸である回転軸を軸受けする面
であるから、図のように少なくとも180度の角度範囲
に形成されていることが望ましいが、回転軸の保持状況
や要求される回転特性に応じて必要な角度範囲で形成さ
れていればよい。
【0023】次に、図3を参照して本発明に係る別の実
施例を説明する。図3(a)には上記実施例の軸支部3
に対応する本実施例の軸支部5を拡大して示す。軸支部
5には開口51を有するU溝52が形成され、このU溝
52の奥部には円弧状の支持面部53が形成されてい
る。また、U溝52の上側は鉤状に形成された舌状部5
4となっている。この舌状部54の基部には、支持面部
53の底端側に対向する位置に斜め上方に括れた形状の
細頸部55が形成されている。舌状部54の下面には、
U溝52の奥部側において支持面部53の方向を向いた
下面54aが形成され、U溝52の開口側において開口
51の方向を向いた下面54bが形成されている。
施例を説明する。図3(a)には上記実施例の軸支部3
に対応する本実施例の軸支部5を拡大して示す。軸支部
5には開口51を有するU溝52が形成され、このU溝
52の奥部には円弧状の支持面部53が形成されてい
る。また、U溝52の上側は鉤状に形成された舌状部5
4となっている。この舌状部54の基部には、支持面部
53の底端側に対向する位置に斜め上方に括れた形状の
細頸部55が形成されている。舌状部54の下面には、
U溝52の奥部側において支持面部53の方向を向いた
下面54aが形成され、U溝52の開口側において開口
51の方向を向いた下面54bが形成されている。
【0024】舌状部54を下方に押圧すると、細頸部5
5の部分が主として屈曲して、図3(a)の点線のよう
に開口51を閉鎖する。このとき、支持面部53は開口
51側に多少前進するが、その円弧形状は保持されて回
転軸43の回転を妨げないようになっている。また、舌
状部54の下面54aは、回転軸43側に傾斜している
ことにより回転軸43のU溝の延長方向の位置を確実に
限定できるようにしており、舌状部54の下面54b
は、下面54aの角度が回転軸43を位置決めするのに
充分な角度になるまで舌状部54を折曲できるようにし
ている。このように、図3(a)及び(b)に示す軸受
構造においても、舌状部の押圧により容易に回転軸を軸
支することができるとともに、U溝の底面は変形せず、
舌状部のみが変形するようになっているため、組立精度
を向上させることができる。この場合、下面54bの傾
斜角を、U溝の開口51が完全に閉鎖された状態でU溝
52の底面と合致するように設定することにより、舌状
部屈曲後の舌状部の変形精度が向上し、組立後の位置精
度の再現性をさらに高めることができる。
5の部分が主として屈曲して、図3(a)の点線のよう
に開口51を閉鎖する。このとき、支持面部53は開口
51側に多少前進するが、その円弧形状は保持されて回
転軸43の回転を妨げないようになっている。また、舌
状部54の下面54aは、回転軸43側に傾斜している
ことにより回転軸43のU溝の延長方向の位置を確実に
限定できるようにしており、舌状部54の下面54b
は、下面54aの角度が回転軸43を位置決めするのに
充分な角度になるまで舌状部54を折曲できるようにし
ている。このように、図3(a)及び(b)に示す軸受
構造においても、舌状部の押圧により容易に回転軸を軸
支することができるとともに、U溝の底面は変形せず、
舌状部のみが変形するようになっているため、組立精度
を向上させることができる。この場合、下面54bの傾
斜角を、U溝の開口51が完全に閉鎖された状態でU溝
52の底面と合致するように設定することにより、舌状
部屈曲後の舌状部の変形精度が向上し、組立後の位置精
度の再現性をさらに高めることができる。
【0025】図3(b)には上記実施例の軸支部3に対
応する別の実施例の軸支部6を拡大して示す。開口61
を備えたU溝62には、奥部に円弧状の支持面部63が
形成されるとともに、舌状部64の底面側の基部に凹部
65bが形成されている。舌状部64の上面側基部に
は、凹部65aが形成され、凹部65aと凹部65bに
より細頸部65が形成されている。この実施例では、舌
状部64を下方に屈曲させることにより開口61を閉鎖
できるが、U溝62の基部に凹部65bが形成されてい
るので、舌状部64が下方に折曲しても、回転軸43の
収容空間は確実に確保されるようになっている。
応する別の実施例の軸支部6を拡大して示す。開口61
を備えたU溝62には、奥部に円弧状の支持面部63が
形成されるとともに、舌状部64の底面側の基部に凹部
65bが形成されている。舌状部64の上面側基部に
は、凹部65aが形成され、凹部65aと凹部65bに
より細頸部65が形成されている。この実施例では、舌
状部64を下方に屈曲させることにより開口61を閉鎖
できるが、U溝62の基部に凹部65bが形成されてい
るので、舌状部64が下方に折曲しても、回転軸43の
収容空間は確実に確保されるようになっている。
【0026】以上のように、本実施例はきわめて簡易な
作業により伝達歯車体の回転軸を確実に軸支できる軸受
構造を構成することができるため、製造時間の短縮、組
立精度の向上、或いは組立工程の自動化を容易に達成す
ることができ、製造コストを著しく低減することができ
る。上記各実施例ではオルゴールの調速機構の歯車列に
適用させたものを示したが、本発明は歯車の軸受に限ら
ず、回転自在に軸支する必要のある被支持軸の安価な軸
受構造として広く適用できるものである。
作業により伝達歯車体の回転軸を確実に軸支できる軸受
構造を構成することができるため、製造時間の短縮、組
立精度の向上、或いは組立工程の自動化を容易に達成す
ることができ、製造コストを著しく低減することができ
る。上記各実施例ではオルゴールの調速機構の歯車列に
適用させたものを示したが、本発明は歯車の軸受に限ら
ず、回転自在に軸支する必要のある被支持軸の安価な軸
受構造として広く適用できるものである。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
支持溝に被支持軸を挿入して、軸支部のうち塑性変形可
能な形状に構成された軸支部に応力を付与して変形さ
せ、支持溝の開口を閉塞することにより被支持軸を抜け
止めすることができるため、被支持軸を、被支持軸の挿
入と軸支部の一部の変形のみで軸支部の支持溝の位置を
変えることなく取付けできるため、軸支位置の精度を犠
牲にすることなく、きわめて容易に組立てることがで
き、組立工程の自動化も容易になる。
支持溝に被支持軸を挿入して、軸支部のうち塑性変形可
能な形状に構成された軸支部に応力を付与して変形さ
せ、支持溝の開口を閉塞することにより被支持軸を抜け
止めすることができるため、被支持軸を、被支持軸の挿
入と軸支部の一部の変形のみで軸支部の支持溝の位置を
変えることなく取付けできるため、軸支位置の精度を犠
牲にすることなく、きわめて容易に組立てることがで
き、組立工程の自動化も容易になる。
【図1】本発明に係る軸受構造の実施例を示す斜視図で
ある。
ある。
【図2】同実施例のU溝を閉塞する工程を示す拡大説明
図(a)及び(b)である。
図(a)及び(b)である。
【図3】上記実施例とは異なる2つの実施例を各々示す
拡大説明図(a)及び(b)である。
拡大説明図(a)及び(b)である。
【図4】従来の軸受構造の例を示す斜視図(a)及び
(b)である。
(b)である。
1 地板 2,3 軸支部 21,31 開口 22,32 U溝 23,33 支持面部 34 舌状部 34a 下面 35 細頸部
Claims (6)
- 【請求項1】 所定間隔を以て相互に対向する1対の軸
支部を有し、該一対の軸支部は、その対向方向に交差す
る方向から被支持軸を挿入可能な開口を備えるとともに
奥部に被支持軸を支持するための円弧状の支持面部を備
えた支持溝を各々有し、前記軸支部の少なくとも一方
は、前記支持溝の少なくとも一側が前記開口を少なくと
も被支持軸が離脱不能になる程度に閉塞する方向へ塑性
変形可能な形状に構成されていることを特徴とする軸受
構造。 - 【請求項2】 請求項1において、前記軸支部の塑性変
形可能な形状は、前記支持溝の少なくとも一側を前記支
持溝の開口方向に伸びる舌状部とし、該舌状部の基部に
細頸部を形成したものであることを特徴とする軸受構
造。 - 【請求項3】 請求項2において、前記細頸部は、前記
支持面部の形成位置よりも少なくとも被支持軸の収容部
を確保可能な距離だけ前記舌状部の先端側に偏在させて
形成されていることを特徴とする軸受構造。 - 【請求項4】 請求項1又は請求項2において、前記一
対の支持溝に被支持軸の両端部を挿入し、少なくとも前
記軸支部の一方において前記支持溝の開口を塑性変形に
より被支持軸が離脱不能になる程度に閉塞してなる軸受
構造。 - 【請求項5】 請求項4において、前記被支持軸は、前
記支持面部に押付力が加わるように若しくは前記支持面
部近傍に保持されるように他の歯車に噛合された歯車の
回転軸であることを特徴とする軸受構造。 - 【請求項6】 請求項1に記載された一対の前記軸支部
に歯車の回転軸である被支持軸の両端部を挿入する工程
と、前記軸支部の少なくとも一方の前記支持溝の開口縁
に押圧力を付与し、塑性変形により被支持軸が離脱不能
になる程度に前記開口を閉塞する工程とを有することを
特徴とする歯車組立体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10751094A JP3159867B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 軸受構造及びこれを用いた歯車組立体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10751094A JP3159867B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 軸受構造及びこれを用いた歯車組立体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07293551A true JPH07293551A (ja) | 1995-11-07 |
| JP3159867B2 JP3159867B2 (ja) | 2001-04-23 |
Family
ID=14461035
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10751094A Expired - Fee Related JP3159867B2 (ja) | 1994-04-22 | 1994-04-22 | 軸受構造及びこれを用いた歯車組立体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3159867B2 (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8113502B2 (en) * | 2006-02-22 | 2012-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeding device and image forming apparatus |
| CN102797758A (zh) * | 2012-08-28 | 2012-11-28 | 常州捷佳创精密机械有限公司 | 一种支撑插件 |
| WO2015127631A1 (zh) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | 刘骏涛 | 一种手摇式音乐盒 |
| JP2015221153A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
-
1994
- 1994-04-22 JP JP10751094A patent/JP3159867B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US8113502B2 (en) * | 2006-02-22 | 2012-02-14 | Brother Kogyo Kabushiki Kaisha | Sheet feeding device and image forming apparatus |
| CN102797758A (zh) * | 2012-08-28 | 2012-11-28 | 常州捷佳创精密机械有限公司 | 一种支撑插件 |
| WO2015127631A1 (zh) * | 2014-02-28 | 2015-09-03 | 刘骏涛 | 一种手摇式音乐盒 |
| JP2015221153A (ja) * | 2014-05-23 | 2015-12-10 | 三菱電機株式会社 | 電気掃除機 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3159867B2 (ja) | 2001-04-23 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533 |
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