JPH07293743A - チェック弁 - Google Patents
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- JPH07293743A JPH07293743A JP11032894A JP11032894A JPH07293743A JP H07293743 A JPH07293743 A JP H07293743A JP 11032894 A JP11032894 A JP 11032894A JP 11032894 A JP11032894 A JP 11032894A JP H07293743 A JPH07293743 A JP H07293743A
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Abstract
で抑制する。 【構成】 チェック弁18におけるチェック弁体70の
厚肉片部78,薄肉片部80およびこれらの連設箇所8
8は、チェック弁シールリップ部50の環形状に対して
偏心しているので、図中左右で連設箇所88とチェック
弁シールリップ部50先端との距離Lは、図中左側(L
LEFT)のほうが右側(LRIGHT )より長くなる。このた
め、ばね用ガイド部材72上面から離れている薄肉片部
80を連設箇所88を支点位置として撓ませる荷重モー
メントは、チェック弁シールリップ部50の環における
所定範囲(図中左側)のほうが環の他の範囲(図中右
側)より大きくなる。よって、チェック弁体70が開弁
する際には、薄肉片部80は、連設箇所88とチェック
弁シールリップ部50先端との距離Lが長い左側におい
て他の箇所より先に押し下げられて常に最先に撓む。
Description
れた流路に配置される弁体を有し、該弁体を挟んだ差圧
に応じて前記流路を開閉するチェック弁に関する。
燃料タンクの蒸気圧の上昇および下降に伴う燃料タンク
の保護のために燃料タンクとキャニスタとの間に設けら
れる双方向弁に内蔵されている(特開昭60−1847
79号公報参照)。これを図9を用いて説明する。図9
において、双方向弁200は、ケース本体202内を上
弁室203と下弁室204とに区画する仕切壁206を
有しており、上弁室203内にチェック弁210を収納
すると共に蓋体212で封止し、下弁室204にダイヤ
フラム弁220を収納すると共に蓋体222で封止した
構成を備えている。
して、タンク側接続口TPが大気圧より所定圧以上高く
なったときに、図示しない通路を介してダイヤフラム弁
220の弁本体224への圧力が上昇して、弁本体22
4はばね226に抗して着座面228から離れることに
より開いて、燃料タンクからキャニスタへ燃料蒸気を逃
がす。
側接続口TPとキャニスタ接続口CPとの差圧が所定以
上になったときに、チェック弁210の弁本体214が
ばね受け部材217を介してばね216に抗して着座面
218から離れることにより開いて、キャニスタから燃
料タンクへ燃料蒸気を戻す。従って、チェック弁210
における弁本体214は、ばね受け部材217を介して
ばね216により支持されて、チェック弁210の加わ
るばね力およびキャニスタ接続口CP、タンク側接続口
TPとの圧力差により開弁することになる。なお、図示
するように、弁本体214は、薄肉部と厚肉部とを同心
に備える。
弁210では、その常用範囲である所定の差圧範囲(例
えば、200mmAq〜300mmAq)内にあると
き、弁本体214全体が共鳴現象により開閉を繰り返し
て微小振動を生じ、このような微小振動に伴って異音が
発生するという問題があった。また、弁本体214に固
有の振動特性とこの微小振動とが共振現象を引き起こ
し、異音が大きくなる虞もある。
として、キャニスタ接続口CPに接続するホース(図示
省略)の径を太くしたり長さを変えたりして、弁本体2
14の共鳴振動を生じる流量範囲をずらす手段が知られ
ている。しかし、ホースを太くしたり長くしたりする手
段では、コストアップになるだけでなく、小型化への支
障になっている。
するものであり、所定の流量範囲にて生じる異音を簡単
な構成で防止することができるチェック弁を提供するこ
とを目的とする。
になされた請求項1記載のチェック弁で採用した手段
は、ケース本体内に形成された流路に配置される弁体を
有し、該弁体を挟んだ差圧に応じて前記流路を開閉する
チェック弁であって、弁体が着座する環状の着座部を形
成する弁体着座部材と、該環状の着座部に対向し可撓性
を有する薄肉片部を備え、該薄肉片部が前記弁体着座部
材の着座部に着座することで前記流路を閉鎖する弁体
と、前記薄肉片部の外周縁が前記着座部から離間するよ
うな前記薄肉片部の撓みを許容して、前記弁体を支持す
る弁体支持部材と、前記弁体が前記着座部に着座する方
向のばね力を前記弁体に付勢するばねとを有し、前記弁
体が前記ばね力に勝る圧力を前記弁体着座部材側から受
けた場合に、前記薄肉片部は、前記着座部の環の所定範
囲において該環の他の範囲より先に前記着座部から離間
して撓むようされていることを特徴とする。
前記弁体は、前記薄肉片部の内側に厚肉片部を連設して
有し、該厚肉片部を介して前記弁体支持部材に支持され
て前記薄肉片部が前記弁体着座部材の着座部に着座する
よう形成されており、前記薄肉片部は、前記厚肉片部と
の連設箇所を支点位置として前記着座部から離間して撓
むよう形成されており、更に、前記着座部の環の所定範
囲に亘っては、前記薄肉片部において、前記支点位置と
前記着座部への着座位置との間の距離が、前記環の他の
範囲より長くされている。
厚肉片部は前記薄肉片部の内側に同心に連設されてお
り、前記弁体支持体は、前記弁体の薄肉片部と前記弁体
着座部材の着座部とが偏心するよう、前記弁体を前記厚
肉片部を介して支持するものである。
部は前記薄肉片部の内側に偏心して連設されており、前
記弁体支持体は、前記弁体の薄肉片部と前記弁体着座部
材の着座部とが同心となるよう、前記弁体を前記厚肉片
部を介して支持するものである。
片部は、前記着座部の環の所定範囲に亘っては、前記環
の他の範囲より更に薄肉とされている。
は、流路からの流体圧が弁体に付勢しているばね力を越
えると、弁体は、弁体着座部材の着座部に着座していた
薄肉片部をこの着座部から離間させ流路を開く。ところ
で、弁体は弁体支持部材により、薄肉片部の外周縁が着
座部から離間するような当該薄肉片部の撓みを許容して
支持されており、この薄肉片部は可撓性を有するので、
薄肉片部は流体圧を受けてその外周縁が着座部から離間
する撓む。その一方で、薄肉片部はこのように撓む際
に、着座部の環の所定範囲において環の他の範囲より先
に着座部から離間して撓むようされている。よって、こ
の所定範囲において他の範囲に優先して弁体による開弁
がなされことになり、弁体全体の微振動を生ぜず、この
微振動に伴う異音を発生しない。
は、その内側に連設された厚肉片部との連設箇所を支点
位置として着座部から離間して撓み、着座部の環の所定
範囲に亘っては、薄肉片部において、支点位置と着座部
への着座位置との間の距離が、環の他の範囲より長くさ
れている。このため、流体圧を受けて薄肉片部が撓む際
のその撓みを発生させる荷重モーメントが、着座部の環
の所定範囲のほうが環の他の範囲より大きくなるので、
薄肉片部は着座部の環の所定範囲において環の他の範囲
より先に着座部から離間して撓む。
体支持体に支持されるに当たり、薄肉片部と弁体着座部
材の着座部とが偏心するよう厚肉片部を介して支持され
ており、この厚肉片部は薄肉片部の内側に同心に連設さ
れているので、薄肉片部と着座部との偏心の程度に応じ
て、薄肉片部と厚肉片部との連設箇所と着座部との間の
距離は着座部の環の回りで長短ができる。よって、着座
部の環の所定範囲に亘っては、薄肉片部において、厚肉
片部との連設箇所である支点位置と着座部への着座位置
との間の距離が環の他の範囲より長くなるので、流体圧
を受けて薄肉片部が撓む際のその撓みを発生させる荷重
モーメントを、着座部の環の所定範囲のほうが環の他の
範囲より大きくでき、薄肉片部を着座部の環の所定範囲
において環の他の範囲より先に着座部から離間して撓ま
せる。
体支持体に支持されるに当たり、薄肉片部と弁体着座部
材の着座部とが同心となるよう厚肉片部を介して支持さ
れており、この厚肉片部は薄肉片部の内側に偏心して連
設されているので、薄肉片部と厚肉片部との偏心の程度
に応じて、薄肉片部と厚肉片部との連設箇所と着座部と
の間の距離は着座部の環の回りで長短ができる。よっ
て、着座部の環の所定範囲に亘っては、薄肉片部におい
て、厚肉片部との連設箇所である支点位置と着座部への
着座位置との間の距離が環の他の範囲より長くなるの
で、流体圧を受けて薄肉片部が撓む際のその撓みを発生
させる荷重モーメントを、着座部の環の所定範囲のほう
が環の他の範囲より大きくでき、薄肉片部を着座部の環
の所定範囲において環の他の範囲より先に着座部から離
間して撓ませる。
環の所定範囲に亘って薄肉片部は環の他の範囲より更に
薄肉とされているので、薄肉片部がばね力に勝る流体圧
を受けてその外周縁が着座部から離間するよう撓む際
に、この薄肉片部は、更に薄肉である着座部の環の所定
範囲において環の他の範囲より先に着座部から離間して
撓む。
かにするために、以下本発明の好適な実施例について説
明する。
る双方向弁10を示す断面図である。双方向弁10は、
燃料タンクとキャニスタとの間に接続されている。図1
に示すように、双方向弁10は、略円筒状のケース本体
12をその上下の上蓋体14および下蓋体16により封
止すると共に、ケース本体12内にチェック弁18およ
びダイヤフラム弁20を収納することにより構成されて
いる。このケース本体12,上蓋体14および下蓋体1
6の各部材は、ポリアセタール、ナイロン等の熱可塑性
樹脂で射出成形されたものである。
路室22を備え、この中央流路室22を取り囲む空間を
上部空間24と下部空間26に区画する区画壁28を備
える。この区画壁28には、上部空間24と下部空間2
6とを連通する連通孔30が空けられている。また、上
部空間24の上端は、当該空間より広がった上部開口3
2とされており、その周縁部には上部段部34が形成さ
れている。同様に、下部空間26の下端は、当該空間よ
りやや広がった下部開口36とされており、その周縁部
には下部段部38が形成されている。
肉部には2本の管路が形成されており、その下方の管路
は、図示しないキャニスタに接続されるキャニスタ接続
管路40とされている。また、上方の管路は、図示しな
い燃料タンクに接続されるタンク接続管路42とされて
いる。そして、キャニスタ接続管路40は中央流路室2
2と連通し、タンク接続管路42は上部空間24と連通
されている。なお、キャニスタ接続管路40とタンク接
続管路42の端部は、図示しないホースを介してキャニ
スタまたは燃料タンクと接続されるニップルとされてい
る。
4が空けられており、その周縁には後述のダイヤフラム
弁体54が着座する環状のダイヤフラム弁シールリップ
部46が形成されている。一方、中央流路室22の下端
開口部48には、後述のチェック弁体70が着座する環
状のチェック弁シールリップ部50が形成されている。
従って、ケース本体12に上蓋体14および下蓋体16
が封止されると、双方向弁10のケース本体12内に
は、キャニスタ接続管路40とタンク接続管路42との
間に次のような二つの経路の流路が形成されることにな
る。
→中央流路室22→中央流路室22の下端開口部48→
下部空間26→区画壁28の連通孔30→上部空間24
(ダイヤフラム下弁室68)→タンク接続管路42の順
の経路の流路である。また、第2の流路は、キャニス
タ接続管路40→中央流路室22→中央流路室22の上
部連通孔44→上部空間24(ダイヤフラム下弁室6
8)→タンク接続管路42の順の経路の流路である。
には、ケース本体12内壁から突出した案内片51が等
間隔に複数形成されている。この案内片51は、後述の
チェック弁18におけるばね用ガイド部材72をチェッ
ク弁シールリップ部50に対して位置合わせ(心だし)
するとともに、ばね用ガイド部材72が上下動する際の
ブレを防止する。
体14は、その側壁に大気に通じる通気孔52を有し、
ケース本体12の上部開口32周縁の上部段部34に嵌
合され、ダイヤフラム弁20のダイヤフラム弁体54を
その周縁で上部段部34と共に挟持する。そして、この
状態で、上蓋体14はケース本体12の上部段部34に
超音波溶着を経て封着されている。この場合、上蓋体1
4の封着に先だって、上蓋体14とケース本体12との
間には、以下に説明するダイヤフラム弁20の組み込み
が行なわれる。
BR)やフッ素ゴム(FKM)等により注入成形された
ダイヤフラム弁体54と、当該弁体を保持するダイヤフ
ラムばね用ガイド部材56と、ダイヤフラムばね58と
を備えている。ダイヤフラム弁体54は、平板状の着座
部60と、着座部60から突設しかつダイヤフラムばね
用ガイド部材56を取り付ける取付用突出部62と、着
座部60の外周に設けた受圧部64とを備える。そし
て、ダイヤフラム弁体54の取付用突出部62にダイヤ
フラムばね用ガイド部材56を嵌合・固定した後に、こ
のダイヤフラム弁体54をケース本体12の上部段部3
4に入れ込み、次いでダイヤフラムばね58をダイヤフ
ラムばね用ガイド部材56の中央突起に配置して、ダイ
ヤフラム弁20が組み込まれる。その後は、既述したよ
うに上蓋体14の封着が行なわれる。なお、ダイヤフラ
ム弁20におけるダイヤフラムばね用ガイド部材56
は、ケース本体12等と同様、ポリアセタール、ナイロ
ン等の熱可塑性樹脂で射出成形されたものである。
および上蓋体14の封着が行なわれると、ダイヤフラム
弁20は、ダイヤフラム弁体54と上蓋体14で閉塞さ
れた上部開口32をダイヤフラム上弁室66とし、その
下方の上部空間24をダイヤフラム下弁室68として区
画する。そして、このダイヤフラム弁20は、通気孔5
2からの大気の導入を通して常時ダイヤフラム弁体54
の上面に大気圧を受圧するとともに、ダイヤフラムばね
58による下向きのばね力を受け、その着座部60をダ
イヤフラム弁シールリップ部46に着座させる。一方、
ダイヤフラム弁20は、タンク接続管路42から上部空
間24への燃料蒸気の通気を通して常時ダイヤフラム弁
体54の下面に燃料タンクの内圧を受圧する。
ヤフラム弁体54を挟んだ差圧に応じて上下動して上部
連通孔44を開閉し、中央流路室22と上部空間24と
の導通或いは閉鎖、即ち第2の流路の開閉を行なう。
なお、通常は、大気圧とダイヤフラムばね58のばね力
が燃料タンクの内圧に勝るため、ダイヤフラム弁20
は、ダイヤフラム弁体54の着座部60をダイヤフラム
弁シールリップ部46に着座させ、ケース本体12にお
けるキャニスタ接続管路40とタンク接続管路42との
間の上記した第2の流路を、通常閉鎖している。
部開口36周縁の下部段部38に嵌合されて、この下部
段部38に超音波溶着を経て封着されている。この場
合、下蓋体16の封着に先だって、下蓋体16とケース
本体12との間には、以下に説明するチェック弁18の
組み込みが行なわれる。
と同様、ニトリルゴム(NBR)やフッ素ゴム(FK
M)等により注入成形されたチェック弁体70と、当該
弁体を保持するばね用ガイド部材72と、チェック用ば
ね74とを備えている。チェック弁体70の中央は、図
2に拡大して示すように、有底の中央突出部76とされ
ており、その周囲には、厚肉とされた環状の厚肉片部7
8と薄肉とされた薄肉片部80とが同心に形成されてい
る。ばね用ガイド部材72には、チェック弁体70の中
央突出部76が挿入される弁体挿入孔82が形成されて
おり、当該挿入孔の周縁は、中央突出部76の根本に形
成された嵌合凹部84に嵌合する嵌合壁面部86とされ
ている。このばね用ガイド部材72の弁体挿入孔82
は、図2および図3に示すように、ばね用ガイド部材7
2の外観形状に対して偏心して空けられている。
部86がチェック弁体70の嵌合凹部84に嵌合するよ
う、チェック弁体70の中央突出部76にばね用ガイド
部材72を挿入・固定すると、チェック弁体70は、そ
の厚肉片部78,薄肉片部80がばね用ガイド部材72
の外観形状に対して偏心して支持される。しかも、この
チェック弁体70は、ばね用ガイド部材72の上面に厚
肉片部78が密着した状態でばね用ガイド部材72に支
持される。こうして支持されたチェック弁体70の薄肉
片部80は、ばね用ガイド部材72上面と離間している
ことから、その外周縁がばね用ガイド部材72上面に近
づくよう、厚肉片部78との連設箇所88(図2)を支
点位置として撓み自在となる。
72に支持されたチェック弁体70を、図1に示すよう
に、ばね用ガイド部材72が案内片51に案内されるよ
う下部空間26に入れ込み、次いでチェック用ばね74
をばね用ガイド部材72下面に配置して、チェック弁1
8が組み込まれる。その後は、既述したように下蓋体1
6の封着が行なわれる。なお、チェック用ばね74は、
予め下蓋体16の中央突起にセットされる。また、チェ
ック弁18におけるばね用ガイド部材72は、ポリアセ
タール、ナイロン等の熱可塑性樹脂で射出成形されたも
のである。
に偏心して固定されているとともに、ばね用ガイド部材
72はチェック弁シールリップ部50と位置合わせされ
ているので、上記したチェック弁18の組み込みおよび
下蓋体16の封着が行なわれると、チェック弁18のチ
ェック弁体70の厚肉片部78,薄肉片部80およびこ
れらの連設箇所88は、チェック弁シールリップ部50
の環形状に対して偏心することになる。そして、この状
態で、薄肉片部80はチェック弁シールリップ部50に
対向し、チェック弁18は、既述した第1の流路に配
置されることになる。
2から第1の流路を経由してチェック弁体70の下面
に燃料タンクの内圧を受圧するとともに、チェック用ば
ね74による上向きのばね力を受け、チェック弁体70
の薄肉片部80をチェック弁シールリップ部50に着座
させる。一方、チェック弁18は、キャニスタ接続管路
40から第1の流路を経由してキャニスタ側圧力をチ
ェック弁体70の上面に受圧する。
70を挟んだ差圧に応じて上下動して下端開口部48を
開閉し、中央流路室22と下部空間26との導通或いは
閉鎖、即ち第1の流路の開閉を行なう。なお、通常
は、燃料タンクの内圧とキャニスタ側圧力とはほぼ等し
いので、チェック弁18は、チェック用ばね74のばね
力により、チェック弁体70の薄肉片部80をチェック
弁シールリップ部50に着座させ、第1の流路を通常
閉鎖している。
18におけるチェック弁体70の厚肉片部78,薄肉片
部80およびこれらの連設箇所88は、既述したように
チェック弁シールリップ部50の環形状に対して偏心し
ているので、図中左右で連設箇所88とチェック弁シー
ルリップ部50先端との距離Lは、その偏心の度合いに
応じて差がある。つまり、図中左側の距離LLEFTは、右
側の距離LRIGHT より長くなっているので、薄肉片部8
0がその上面から中央流路室22内の圧力を受ける範囲
も図中左右で相違し左側が広くなる。このため、この距
離Lの間でばね用ガイド部材72上面から離れている薄
肉片部80を連設箇所88を支点位置として撓ませる荷
重モーメントは、チェック弁シールリップ部50の環に
おける所定範囲(図中左側)のほうが環の他の範囲(図
中右側)より大きくなる。
て説明する。いま、燃料タンクの内圧が外気圧より所定
以上高くなったときには、タンク接続管路42を通して
ダイヤフラム下弁室68の圧力が上昇し、ダイヤフラム
弁体54は、ダイヤフラムばね58および大気圧に抗し
て押し下げられ、圧力の均衡位置まで開弁する。これに
より、燃料タンクで圧力上昇した燃料蒸気は、第2の流
路をタンク接続管路42→ダイヤフラム下弁室68→
中央流路室22の上部連通孔44→中央流路室22→キ
ャニスタ接続管路40の順に通過して、キャニスタに流
れる。従って、燃料タンクの内圧が大気圧より所定以上
高くなりその差圧が所定値となると、ダイヤフラム弁2
0が開弁して燃料タンク内の燃料蒸気をキャニスタへ流
すことになる。
ニスタの圧力が燃料タンクより所定差圧以上高くなった
ときには、キャニスタ接続管路40を通して中央流路室
22の圧力が高くなり、チェック弁体70の上面に加わ
る圧力がチェック用ばね74の付勢力および下部空間2
6の圧力に勝ることになる。すると、チェック弁体70
はチェック用ばね74を押し上げて、圧力の均衡位置ま
で開弁する。これにより、キャニスタ内の燃料蒸気は、
第1の流路をキャニスタ接続管路40→中央流路室2
2→中央流路室22の下端開口部48→下部空間26→
区画壁28の連通孔30→上部空間24→タンク接続管
路42の順に通過して、燃料タンク側へ流れる。この場
合、ダイヤフラム弁体54の開弁圧はチェック弁18の
開弁圧より大きく設定されているので、ダイヤフラム弁
20は開弁しない。従って、燃料タンクの内圧が所定以
上低下したときには、チェック弁18が開弁してキャニ
スタ内の燃料蒸気が燃料タンクに戻される。よって、燃
料タンクの内圧が所定範囲圧に維持される。
るチェック弁18の開弁時におけるチェック弁18の開
弁の様子について説明する。図4に示すように、チェッ
ク弁18の薄肉片部80を厚肉片部78との連設箇所8
8を支点位置として撓ませようとする荷重モーメントは
図4における左側のほうが大きい。よって、燃料タンク
の内圧が低下してチェック弁18のチェック弁体70が
開弁する際には、図5に示すように、薄肉片部80は、
連設箇所88とチェック弁シールリップ部50先端との
距離Lが長い左側において他の箇所より先に押し下げら
れて常に優先して撓む。このため、こうして優先して撓
んだ箇所で薄肉片部80は最初にチェック弁シールリッ
プ部50から離間してチェック弁18は開弁するので、
この箇所からキャニスタ内の燃料蒸気が燃料タンクに戻
される。つまり、チェック弁18は、連設箇所88とチ
ェック弁シールリップ部50先端との距離Lが長い所定
範囲に亘る薄肉片部80においてチェック弁18として
の開弁を起こさせるので、微振動を伴う開閉動作をせ
ず、この微振動に伴う異音を発生しない。
て、ばね用ガイド部材72に偏心して弁体挿入孔82を
形成し薄肉片部80と厚肉片部78とを同心にしてばね
用ガイド部材72に支持するという簡単な構成でよく、
従来の技術で説明したように、ホースの径や長さなどに
よる面倒な対策を講ずる必要がない。
70の形状を、厚肉片部78と薄肉片部80とを同心に
備える従来のもの(例えば、図9のチェック弁210に
おける弁本体214)と大きく変更する必要がないとと
もに、ばね用ガイド部材72における嵌合壁面部86の
形成位置を偏心させるだけでよい。よって、既存のチェ
ック弁を異音の発生のないものに容易に改造することが
できる。
の実施例では、チェック弁を構成するチェック弁体とこ
れを支持するばね用ガイド部材を次のものとした。つま
り、図6に示すように、第2の実施例におけるチェック
弁18aは、そのチェック弁体70aが厚肉片部78a
とこれに連設される薄肉片部80aとを当初から偏心し
て備えるよう形成されている。一方、チェック弁体70
aの中央突出部76aに嵌合・固定されるばね用ガイド
部材72aには、その上面中央に嵌合壁面部86aが形
成されている。
では、厚肉片部78aと薄肉片部80aとが偏心して連
設されているので、連設箇所88aはチェック弁シール
リップ部50の環形状に対して偏心する。このため、チ
ェック弁18aであっても、記のチェック弁18の場合
と同様に、図中左右で連設箇所88aとチェック弁シー
ルリップ部50先端との距離Lは、その偏心の度合いに
応じて相違し、図中左側の距離LLEFTは右側の距離LRI
GHT より長くなる。この結果、このチェック弁18aに
よっても、薄肉片部80aを図中左側の所定範囲に亘っ
て他の箇所より先に撓ませることができるため、微振動
を伴う開閉動作をせず、この微振動に伴う異音を発生さ
せない。
ド部材72をその機能(チェック弁体の支持,ばね力の
伝達)の点において従来もの(例えば、図9のチェック
弁210におけるばね受け部材217)と大きく変更す
る必要がないとともに、チェック弁体70aにおける厚
肉片部78aと薄肉片部80aとを偏心して形成するだ
けでよい。よって、既存のチェック弁を異音の発生のな
いものに容易に改造することができる。
3の実施例では、チェック弁を構成するチェック弁体を
次のものとした。なお、チェック弁を支持するばね用ガ
イド部材は、上記した第2の実施例におけるばね用ガイ
ド部材72aと同一である。つまり、図7に示すよう
に、第3の実施例におけるチェック弁18bは、そのチ
ェック弁体70bが厚肉片部78bとこれに連設される
薄肉片部80bとを同心に備えるよう形成されている
が、薄肉片部80bは、図中左側の所定範囲(チェック
弁体70bの中心から所定の中心角(例えば60度)の
範囲)に亘って図中右側より更に薄肉とされている。
では、厚肉片部78bと薄肉片部80bおよびその連設
箇所88bはチェック弁シールリップ部50の環形状に
対して同心ではあるが、図中左側の所定範囲に亘っては
薄肉片部80bが更に薄肉であり、同一の荷重モーメン
トを受けた場合でも、この所定範囲で薄肉片部80bは
他の箇所より先に撓むことになる。この結果、このチェ
ック弁18bによっても、薄肉片部80bを図中左側の
所定範囲に亘って他の箇所より先に撓ませることができ
るため、微振動を伴う開閉動作をせず、この微振動に伴
う異音を発生させない。
体70bにおける厚肉片部78bと薄肉片部80cとを
同心に備える従来のものに対して、薄肉片部80cの所
定範囲を薄肉にする過ぎない。よって、既存のチェック
弁を異音の発生のないものに容易に改造することができ
る。
4の実施例では、チェック弁を構成するチェック弁体と
これを支持するばね用ガイド部材を次のものとした。つ
まり、上記した各実施例のチェック弁がそのチェック弁
体に厚肉片部と薄肉片部とを連設して備えるのに対し
て、第4の実施例におけるチェック弁18cは、図8に
示すように、厚肉片部を備えず、チェック弁体70cに
中央突出部76cとこれを取り囲む薄肉片部80cのみ
を有する。一方、ばね用ガイド部材72cの上面には、
チェック弁体70cの中央突出部76cにおける嵌合壁
面部86cに嵌合・固定される嵌合壁面突出環部90
が、ばね用ガイド部材72cの外観形状に対して偏心し
て突出形成されている。従って、チェック弁体70cに
ばね用ガイド部材72cを嵌合・固定すると、チェック
弁体70cは、その薄肉片部80cを、嵌合壁面突出環
部90の上端を支点位置として撓み自在とする。
では、チェック弁体70cの薄肉片部80cがその下面
で接触する嵌合壁面突出環部90の上端はチェック弁シ
ールリップ部50の環形状に対して偏心することにな
る。このため、チェック弁18cであっても、チェック
弁18やチェック弁18aの場合と同様に、図中左右で
嵌合壁面突出環部90の上端とチェック弁シールリップ
部50先端との距離Lは、その偏心の度合いに応じて相
違する。よって、チェック弁18cによっても、薄肉片
部80cを図中左側の所定範囲に亘って他の箇所より先
に撓ませることができるため、微振動を伴う開閉動作を
せず、この微振動に伴う異音を発生させない。
体70cをその上面に嵌合壁面突出環部90を偏心して
形成すればよく、チェック弁体70cには厚肉片部78
cを必要としない。よって、既存のチェック弁を異音の
発生のないものに容易に改造することができる。
が、本発明はこの様な実施例になんら限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において種々な
る態様で実施し得ることは勿論である。
ついて説明したが、所定圧を越えると開くチェック弁で
あれば、燃料タンク等に装着するフューエル弁であって
もよい。また、第2の流路を開閉するダイヤフラム弁
20を大気圧を受圧して作動するよう構成したが、これ
に限らず、他の基準となる圧力でダイヤフラム弁20を
作動させるようにしてもよく、例えば、エンジンのイン
テークマニホールドの圧力で作動させてもよい。更に
は、ダイヤフラム弁20を備えない単方向の開閉弁であ
ってもよいことは勿論である。
求項5記載のチェック弁では、着座部に着座している薄
肉片部を当該着座部の環の所定範囲において環の他の範
囲より先に着座部から離間して撓ませる。よって、請求
項1ないし請求項5記載のチェック弁によれば、この所
定範囲において他の範囲に優先して弁体による開弁がな
されことになり、弁体全体の微振動を生ぜず、この微振
動に伴う異音を発生しない。しかも、ケース本体に特別
の部材を設けたりすることが不要なので、構成も簡単で
ある。
によれば、チェック弁体やこれを支持するばね用ガイド
部材に僅かな変更を施すだけでよいので、既存のチェッ
ク弁を異音の発生のないものに容易に改造することがで
きる。
方向弁を示す断面図。
す拡大断面図。
部材72を一部破断して示す拡大斜視図。
断面図。
断面図。
大断面図。
大断面図。
大断面図。
Claims (5)
- 【請求項1】 ケース本体内に形成された流路に配置さ
れる弁体を有し、該弁体を挟んだ差圧に応じて前記流路
を開閉するチェック弁であって、 弁体が着座する環状の着座部を形成する弁体着座部材
と、 該環状の着座部に対向し可撓性を有する薄肉片部を備
え、該薄肉片部が前記弁体着座部材の着座部に着座する
ことで前記流路を閉鎖する弁体と、 前記薄肉片部の外周縁が前記着座部から離間するような
前記薄肉片部の撓みを許容して、前記弁体を支持する弁
体支持部材と、 前記弁体が前記着座部に着座する方向のばね力を前記弁
体に付勢するばねとを有し、 前記弁体が前記ばね力に勝る圧力を前記弁体着座部材側
から受けた場合に、前記薄肉片部は、前記着座部の環の
所定範囲において該環の他の範囲より先に前記着座部か
ら離間して撓むようされていることを特徴とするチェッ
ク弁。 - 【請求項2】 請求項1記載のチェック弁であって、 前記弁体は、前記薄肉片部の内側に厚肉片部を連設して
有し、該厚肉片部を介して前記弁体支持部材に支持され
て前記薄肉片部が前記弁体着座部材の着座部に着座する
よう形成されており、 前記薄肉片部は、前記厚肉片部との連設箇所を支点位置
として前記着座部から離間して撓むよう形成されてお
り、 更に、 前記着座部の環の所定範囲に亘っては、前記薄肉片部に
おいて、前記支点位置と前記着座部への着座位置との間
の距離が、前記環の他の範囲より長くされているチェッ
ク弁。 - 【請求項3】 請求項2記載のチェック弁であって、 前記厚肉片部は前記薄肉片部の内側に同心に連設されて
おり、 前記弁体支持体は、前記弁体の薄肉片部と前記弁体着座
部材の着座部とが偏心するよう、前記弁体を前記厚肉片
部を介して支持するものであるチェック弁。 - 【請求項4】 請求項2記載のチェック弁であって、 前記厚肉片部は前記薄肉片部の内側に偏心して連設され
ており、 前記弁体支持体は、前記弁体の薄肉片部と前記弁体着座
部材の着座部とが同心となるよう、前記弁体を前記厚肉
片部を介して支持するものであるチェック弁。 - 【請求項5】 請求項1記載のチェック弁であって、 前記薄肉片部は、前記着座部の環の所定範囲に亘って
は、前記環の他の範囲より更に薄肉とされているチェッ
ク弁。
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