JPH0729462B2 - 修正シ−ト及び修正方法 - Google Patents

修正シ−ト及び修正方法

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JPH0729462B2
JPH0729462B2 JP62131003A JP13100387A JPH0729462B2 JP H0729462 B2 JPH0729462 B2 JP H0729462B2 JP 62131003 A JP62131003 A JP 62131003A JP 13100387 A JP13100387 A JP 13100387A JP H0729462 B2 JPH0729462 B2 JP H0729462B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は被記録体に形成された誤記録像を修正するため
に用いられる修正シートに関する。
〔従来の技術〕
近年、情報産業の急速な発展に伴い、種々の情報処理シ
ステムが開発され、また、それぞれの情報処理システム
に適した記録方法および装置も開発、採用されている。
このような記録方法として、感熱転写記録方法や感圧転
写記録方法が最近広く使用されている。
しかしながら、このような感熱転写記録方法及び感圧転
写記録方法においても、なおいくつかの改良すべき点が
ある。その一つは、感熱転写記録方法あるいは感圧転写
記録方法により得られた転写記録像は、たとえそれが誤
印字によるものであっても、容易に消去することができ
ないということである。
一般的な誤記録の修正手段としては、近年広く用いられ
るようになった隠蔽性の塗料の使用が考えられる。しか
しながら、このような塗料の使用には、当然のことなが
ら塗料の塗布作業が必要になり、状況によっては塗布作
業が適当でない場合もある。特に、感熱転写記録の状況
によっては誤記録の発見後、転写記録装置上で直ちに修
正することが望ましい場合があるが、上記のような塗料
の塗布作業を転写記録装置上で行うのは適当でない。ま
た、被記録体の色とほぼ同色の隠蔽性着色材を含有する
熱転写性インク層を有する感熱転写材を用い、誤記録部
分を、この転写インク層で被覆する方法も既に提案され
ている。この方法を用いることにより、誤記録発見後、
転写記録装置上で直ちに修正することが可能となるが、
被記録体と隠蔽性着色材の色が完全に同一でなく、且
つ、インク層の被覆で修正部分が盛り上がることによ
り、修正部分の判別が容易となり、外観上好ましいもの
ではない。
この様な不都合を起さない修正方法として、被記録体に
形成された誤記録像を感熱接着テープにより接着剥離さ
せる方法が考えられる。
〔発明が解決しようとする問題点〕
しかしながら、従来の感熱接着テープは、接着層が一層
構成であり、一層の接着層で誤記録像への接着と、支持
体への接着の両方を満足するようにするのは大変難しか
った。接着層と支持体との接着力を満足させると接着層
と誤記録層像の接着力が不十分となったり、あるいは接
着層と誤記録像との接着力を満足させると接着層と支持
体との接着力が不十分となったりした。また、表面平滑
性の低い被記録体に印字された誤記録像を感熱接着テー
プで剥離する場合、被記録体の表面凹凸に修正テープの
接着層が追随できず、被記録体の凸部分にある誤記録像
しか剥離できず、被記録体の凹部分に入った記録像は剥
離できない場合が生じ、修正が不完全となる。
そこで、修正テープの接着層の層厚を増大させて誤記録
像との接触面積を増加させることが考えられる。しか
し、接着層の厚い修正テープでは、接着層表面が十分な
接着力を発現するまで熱エネルギーを印加すると、厚さ
方向の温度勾配により支持体に近い接着層は完全溶融軟
化してしまい支持体との密着力が低下し、被記録体へ接
着層が転写して(逆転写)修正が不可能となる欠点があ
った。
〔発明の目的〕
本発明の目的は、上述した従来技術の欠点を除き、誤記
録像に対しても支持体に対しても十分な接着力を有し、
表面平滑性の低い被記録体に印字された誤記録像に対し
ても追随して接着面積をふやすことが出来、逆転写を起
さない修正シートを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、支持体上に接着層を有し、加熱により前記接
着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して
剥離するもので、前記接着層を、前記支持体側から順に
少なくとも第1接着層及び第2接着層で構成し、前記第
1接着層は加熱されたときに前記第1接着層中、前記第
1接着層と前記第2接着層との界面、あるいは前記第1
接着層と前記支持体との界面で分離することがなく、前
記第2接着層は加熱されたときに接着力を発現するもの
で、更に、支持体上に接着層を有し、加熱により前記接
着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着して
剥離する修正シートにおいて、前記接着層を、前記支持
体側から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で構
成し、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接着
層中、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、ある
いは前記第1接着層と前記支持体との境界で分離するこ
とがなく、前記第2接着層はガラス転移温度60℃以上の
樹脂を1重量%以上、25重量%以下含有すると共に、加
熱されたときに接着力を発現するものである。
本発明者は、上述の目的を達成するために鋭意研究した
結果、従来のように1層構成の接着層では上述の従来技
術の欠点を取り除くのは難しく、本発明では接着層と支
持体の間に熱可塑性樹脂を含有する別の接着層を設け
て、この接着層に支持体に密着する機能を持たせるとと
もに、この接着層の持つ柔軟性により表面平滑性の低い
被記録体に印字された誤記録像に対しても追随し接着面
積をふやすことができ、かつこの接着層のもつ凝集力に
より被記録体に逆転写しないで良好な修正ができること
を見出し本発明を完成した。
以下、必要に応じて図面を参照しつつ本発明を詳細に説
明する。以下の記載において、量比を表わす「%」およ
び「部」は、特に断わらない限り重量基準とする。
第1図は、本発明の最も基本的な態様における修正シー
トの厚さ方向模式断面図である。すなわち本発明の修正
シート5は、シート状の支持体1上に支持体側から順に
第1接着層2および第2接着層3を有する。本発明の修
正シートは、接着層を第1接着層2と第2接着層3と
し、第1接着層2に支持体1と密着する機能を持たせ、
第2接着層3に被記録体と接着する機能を持たせる。
支持体1としては、従来より公知のフイルムや紙をその
まま使用することができ、例えばポリエステル,ポリカ
ーボネート,トリアセチルセルロース,ナイロン,ポリ
イミド等の比較的耐熱性の良いプラスチツクのフイル
ム、セロハンあるいは硫酸紙,コンデンサー紙などが好
適に使用できる。支持体の厚さは、熱により誤記録像を
接着剥離するに際して、熱源として熱ヘツドを考慮する
場合には、1〜15ミクロン程度であることが望ましい
が、たとえばレーザー光等の本発明の修正シートを選択
的に加熱できる熱源を使用する場合には特に制限はな
い。また熱ヘツドを使用する場合に、熱ヘツドと接触す
る支持体の表面にシリコン樹脂,ふっ素樹脂,ウレタン
樹脂,ポリイミド樹脂,エポキシ樹脂,フエノール樹
脂,メラミン樹脂,ニトロセルロース等からなる耐熱性
保護層を設けることにより支持体の耐熱性を向上するこ
とができ、あるいは従来用いることのできなかった支持
体材料を用いることもできる。
第1接着層2としては、加熱により軟化はしても完全溶
融せず、支持体1との密着力が低下しないものが好まし
い。更に、第1接着層2は、接着層が誤記録像の凹凸に
うまく追随して十分に接触するように、ある程度の柔軟
性を有している。
このため第1接着層2は、熱時に凝集力が高く、しかも
密着力の高い熱可塑性樹脂を含有して構成される。第1
接着層2に含有される熱可塑性樹脂は、ガラス転移温度
が−40℃〜30℃、更には−30℃〜15℃であることが好ま
しい。熱可塑性樹脂が、複数種の熱可塑性樹脂の混合さ
れたものである場合、このような熱可塑性樹脂の混合体
のガラス転移温度TgMを、 と定義すると、TgMもやはり上記温度範囲が好ましい。
つまり、熱可塑性樹脂を複数種の樹脂の混合体とした場
合も、混合体のガラス転移温度を上記式(A)のように
定義すれば、熱可塑性樹脂の混合体を単一の樹脂により
構成された熱可塑性樹脂として考えることができる。
尚、上記式(A)でTgnは熱可塑性樹脂混合体を構成す
る1つの熱可塑性樹脂のガラス転移温度、Wは熱可塑性
樹脂混合体の全重量、Wnは熱可塑性樹脂混合体を構成す
る1つの熱可塑性樹脂の重量である。熱可塑性樹脂のガ
ラス転移温度が高すぎると柔軟性が失われ支持体との密
着力が低下する。またガラス転移温度が低すぎると粘性
が過度に出て取扱いに支障を来す。
更に、修正シートを被記録体から引離す際に、第1接着
層2内で凝集破壊を起すと、接着層が被記録体に残って
しまい、誤記録の剥離ができなくなってしまう。このた
め、第1接着層2は、加熱されたときに凝集力の高いこ
とが必要である。第1接着層2の凝集力を高くするため
に、第1接着層2に含有する熱可塑性樹脂の重量平均分
子量は1万以上、更には5万以上であることが好まし
い。尚、ここでいう重量平均分子量はGPC(ゲルパーミ
エーシヨンクロマトグラフイ)により測定した値をい
う。また、熱可塑性樹脂が複数の樹脂の混合されたもの
である場合には、重量平均分子量は混合物全体としての
重量平均分子量をいう。
第1接着層2に使用する熱可塑性樹脂としては、例えば
酢酸ビニル−エチレン共重体などのポリ酢酸ビニル系樹
脂,エポキシ系樹脂,ポリウレタン系樹脂,アクリル系
樹脂,スチレン−ブタジエンゴム,イソプレンゴムなど
のエラストマー類を用いることができる。さらには石油
系樹脂,フエノール系樹脂,メラミン系樹脂,尿素系樹
脂,ポリスチレン系樹脂を適宜混合して用いてもよい。
また、上記材料に必要に応じて、酸化チタン,クレー,
亜鉛華,アルミナ水和物等の充填剤や可塑剤,安定剤等
を適宜混合させて用いることもできる。
第1接着層2は、上記した材料の分子量、結晶化度を適
度調節したり、あるいは複数混合して得ることができ
る。
第1接着層2に占める熱可塑性樹脂の含有量は70%以上
100%以下、更には90%以上100%以下が好ましい。
第1接着層2の厚さは、表面平滑性の低い被記録体への
追随性を考慮すると、1μm以上が好ましく、熱伝導を
考慮すると15μm以下が好ましい。更には2〜10μmが
好ましい。
第2接着層3としては、熱を加えることにより粘着性を
帯びるもの、即ち感熱性の接着層が使用できる。好まし
くは誤記録像を構成する材料と相溶性のある熱可塑性樹
脂を使用するとよい。
第2接着層3に使用する材料としては例えば、エチレン
−酢酸ビニル共重合体,エチレン−アクリル酸共重合体
などのポリオレフイン系樹脂,ポリアミド系樹脂,ポリ
エステル系樹脂,エポキシ系樹脂,ポリウレタン系樹
脂,アクリル系樹脂,ポリスチレン系樹脂,ポリ塩化ビ
ニル系樹脂,酢酸ビニル−エチレン共重合体などのポリ
酢酸ビニル系樹脂,スチレン・ブタジエンゴム,イソプ
レンゴムなどのエラストマー類を用いることができる。
また、上記材料に必要に応じてロジン,変性ロジン,粘
着性ポリマー,テルペン,変性テルペン,クマロンイン
デン樹脂,炭化水素類および塩素化炭化水素,石油系樹
脂,フエノール系樹脂などの粘着付与剤(タツキフアイ
ヤー)や、パラフインワツクス,マイクロクリスタリン
ワツクス,植物性ワツクス,合成ワツクスなどのワツク
スやフタレート,グリコレート,ポリブデン,ミネラル
オイルなどの可塑剤や、タルク,バライタ,クレーなど
の充填剤や、ヒンダードフエノールなどの安定剤等を適
宜混合させて用いることもできる。
第2接着層3は、上記した材料の分子量,結晶化度を適
宜調節したり、あるいは上記材料を複数混合して得る事
ができる。
第2接着層3に占める熱可塑性樹脂の含有量は40%以上
100%以下、更には60%以上100%以下が好ましい。
第2接着層3は、第1接着層2よりも熱源から遠くにあ
るので凝集破壊を起しにくく、第2接着層3中で分離す
ることは少ない。しかしながら、第2接着層3の凝集力
をさらに高めるために、ガラス転移温度60℃以上の樹
脂、例えばポリビニルアルコール,ポリビニルブチラー
ル,ポリビニルピロリドン等を適宜混合させて用いる事
もできる。ガラス転移温度が60℃よりも低い樹脂を使用
すると、適度な凝集力が得られないばかりでなく、室温
でも粘着性が生じてしまい使用上及び保存上で問題があ
る。
上記のような樹脂を混合することによって、第2接着層
3が被記録体の過度に接着することがなく、適度な接着
力で誤記録像に接着することができる。第2接着層3中
に占める上記樹脂の含有量は1%以上、25%以下が好ま
しい。含有量が1%よりも少ないと、第2接着層の樹脂
の凝集力を十分に高めることができない場合があり、ま
た25%よりも多いと接着力が低下し修正が困難となる。
第2接着層3の厚さは、熱伝導を考慮して1〜10μm、
更には4〜8μmが好ましい。
本発明の修正シートを得るには、各層を構成する材料を
界面活性剤等の分散剤を加えて水系エマルジヨンとして
各々混合して塗工すると良い。
また、前述の各層を構成する材料によっては、例えばこ
れら材料をメチルエチルケトン,キシレン,テトラヒド
ロフラン等の有機溶剤と混合して塗工液をつくり、各層
を順次塗工したり、あるいは各層を構成する材料を加熱
溶融し溶融状態でいわゆるホツトメルトコーテイングを
行っても良い。
又、これらの方法を用いて層ごとに異なる方法で塗工す
る事も可能である。
また、第1接着層2と第2接着層3の間に、例えば第1
接着層2と第2接着層3の密着性を高めるための機能、
あるいはその他の機能を有する層を設けてもかまわな
い。
本発明の修正シート5の平面形状は、特に限定されるも
のではないが、一般にタイプライターリボン状あるはラ
インプリンター等に用いられる幅広いテープ状などの形
態で使用される。
次に本発明の修正シートを用いる修正方法について説明
する。
第2図及び第3図は、本発明の修正シート5を実際に使
用した状態を示す模式断面図である。修正シート5は、
例えば熱転写リボンの上方又は下方に設置して2段カセ
ツトとし、誤記録像を接着剥離する際にはカセツトを下
方又は上方にスライドさせて、修正シートが誤記録像に
当接するようにする。尚、第2図及び第3図において
は、熱転写リボンは省略して示してある。
さて、被記録体6上に誤記録像4を発見した場合には、
サーマルヘツド8を修正シート5と共に誤記録像4のと
ころまで移動させ、修正シート5の接着層3側を被記録
体6の誤記録像4に密着させる。更に、被記録体6の背
面からプラテン7によって支持しつつ熱ヘツド8によっ
て熱パルスを与えて修正シート5を誤記録像様あるいは
誤記録像を囲む範囲全域を加熱する(第2図)。
修正シート5は加熱されることによって、修正シート5
上の第1接着層2が軟化し被記録体6の表面凹凸に追随
しやすくなり、第2接着層3が溶融して誤記録像4に接
着する。その後、修正シート5は、部材9により冷却過
程を経ることにより接着層の凝集力が回復し、修正シー
ト5が被記録体6から引き離されると、誤記録像4は第
2接着層3とともに修正シート5側に移り、被記録体6
から剥離される(第3図)。なお、記録像は被記録体に
過度に浸透しない様に記録したものである。記録像が被
記録体に深く浸透している場合には記録像を完全に剥離
するのは難しい。
上記において熱転写記録の熱源として熱ヘツドを用いる
例を説明したが、レーザー光等の他の熱源を用いる場合
にも同様に実施できる。
以下、実施例により本発明の修正シートを更に具体的に
説明する。
〔実施例1〕 ガラス転移温度0℃、重量平均分子量779000の酢酸ビニ
ル−エチレン共重合樹脂(エチレン含量20%)を使った
エマルジヨン(不揮発分40%)を6μmのポリエチレン
テレフタレートフイルム上にアプリケーターを用いて塗
工し、80℃の熱風乾燥中において1分間の乾燥を行い、
厚さ4.0μmの第1接着層を得た。
次に前記第1接着層上に、下記の処方1の混合物からな
る水分散液(不揮発分22%)をアプリケーターを用いて
塗工し、55℃の熱風乾燥中において3分間の乾燥を行
い、厚さ6.0μmの第2接着層を設けて本発明の修正シ
ートを完成した。
処方1 〔実施例2〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、第2接着層
として下記処方2の混合物を、実施例1の第2接着層と
同様にして設け本発明の修正シートを得た。
処方2 〔実施例3〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
3の混合物からなる水分散液(不揮発分25%)をアプリ
ケーターを用いて塗工し、55℃の熱風乾燥中において3
分間の乾燥を行い、厚さ6.0μmの第2接着層を設けて
本発明の修正シートを得た。
処方3 〔実施例4〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
4の混合物からなる水分散液(不揮発分22%)を実施例
1と同様にして設けて第2接着層とし本発明の修正シー
トを得た。
処方4 〔実施例5〕 実施例1と同様にして得た第1接着層上に、下記の処方
5の混合物からなる水分散液(不揮発分30%)をアプリ
ケーターを用いて塗工し、60℃の熱風乾燥中において3
分間の乾燥を行い、厚さ6.0μmの第2接着層を設けて
本発明の修正シートを得た。
処方5 〔比較例1〕 実施例2の処方2を、接着層として6μmのポリエチレ
ンテレフタレートフイルム上に設け、接着層が1層の修
正シートを得た。接着層の厚みは6μmであった。
〔比較例2〕 下記の処方6の混合物からなる水分散液(不揮発分25
%)をアプリケーターを用いて、6μmのポリエチレン
テレフタレートフイルム上に設け、接着層が1層の修正
シートを得た。接着層の厚みは6μmであった。
処方6 〔記録像・誤記録像〕 次に樹脂系インクにより作成された感熱転写インクリボ
ンを用いて、第4図及び第5図に示す装置でベツク平滑
度100秒以上の平滑紙および4〜5秒のラフ紙にそれぞ
れ印字した。
第4図及び第5図に示す記録方法について説明する。
11は被記録体である記録紙、12は熱転写記録媒体であ
り、第5図に示すように基材12a上に熱転写性インク層1
2bが設けられている。
温度T1以上に記録媒体12が加熱されると、熱転写性イン
ク層12bが溶融軟化し記録紙表面との接着力が生じる。
その後、剥離位置15で記録紙11と記録媒体12が引き離さ
れると、熱転写性インク層12bの加熱された部分は記録
紙11上へ転写し、記録紙11上に記録画像18が形成され
る。13は発熱素子13bを備えた熱ヘツドである。発熱素
子13bは基板13aに設けられている。又、16は熱ヘツド13
の基板13aの温度を検出する温度検出素子であり、17は
熱ヘツド13を加熱するヒータである。熱転写記録媒体12
の両端は、第4図に示すように送り出しローラー21及び
巻き取りローラー22に巻かれ、順次矢印Aの方向に送り
出される。
熱ヘツド13はキヤリツジ24に取付けられ、記録紙11及び
感熱転写記録媒体12を挟んでバツクプラテン7を所定の
圧力で押す。キヤリツジ24はレール23に沿って矢印B方
向に移動し、移動に従って熱ヘツド13により記録紙11に
記録が行われる。
記録動作に先立ちヒータ17に通電し、温度検出素子16で
基板13aの温度をモニターしながら熱転写性インク層12b
を所定の温度T0に制御する。温度T0は、インク層12bの
転写開始温度T1より低い条件を満足する様に制御する。
通常T0は35℃〜60℃、好ましくは40℃〜50℃の範囲で設
定する。記録媒体12は、熱ヘツド13に沿って走行する間
に温度T0に加熱される。
この様にすることにより、インクの温度分布がなめらか
になり、記録紙に対して過度に浸透しない記録像を得る
ことが可能である。
〔修正結果〕
上記のようにして得られた記録像を長さ50cm,幅8mmの裁
断した実施例1,2,3,4,5及び比較例1,2の修正シートを用
いて前述した修正方法により修正した。その結果を第1
表にまとめた。
また、実施例1,2,3,4および5の修正シートを用いて、
紙間強度の弱い記録紙にされた印字を剥離したところ、
実施例5の修正シートでは紙むけが実用に支障のない程
度に発生したが、実施例1,2,3および4では紙むけが認
められなかった。
第6図に本発明の修正シートを使用する方法の他の例を
示す。この方法は、突出自在の剥離部材により、修正シ
ートと被記録体との剥離位置を、修正時と印字時とで変
えると共に、前記接着層を少なくとも2層構成とし、前
記修正シートが前記誤記録像に接触する前に前記修正シ
ートを予め加熱状態にしておき、その後更に熱印加する
ことにより前記修正シートに前記誤記録像を接着させる
ものである。
つまり、第6図に示す方法は、誤印字像4を修正しよう
とする際に、剥離部材21が突き出て、修正シートの剥離
位置を熱ヘツドの端部からずらす。記録媒体で印字する
場合には、剥離部材21は後退して記録媒体は熱ヘツド13
の端部で剥離されるようになる。また、熱ヘツド13には
第5図に示す印字方法のときと同様にヒーター17が設け
られており、熱ヘツド13を所定温度に加熱する。
こうして、誤記録像を修正するには、まず記録媒体の下
方に設置された本発明の修正シート19を、記録媒体と共
に上方にスライドさせ、修正シート19が熱ヘツド13の発
熱体13bの位置を通るように設定する。このとき熱ヘツ
ド13はヒータ17と温度検出素子16により温度制御されて
いる。
次に、被記録体11上に修正シート19を熱ヘツド13で密着
させる。このとき、同時に剥離部材21も突出して修正シ
ート19を被記録体11上に押しつける。剥離部材21は、例
えばキヤリツジに設けるとよい。
こうして、キヤリツジを矢印Bの方向に移動させなが
ら、熱ヘツド13で修正シート19を誤記録像様に、或いは
誤記録像を囲む範囲全域をカバーするように加熱し、修
正シート19が誤記録像4に接着するようにし、そのまま
キヤリツジを移動させる。熱ヘツド13及び剥離部材21を
被記録体11から離す。このとき、修正シート19も同時に
被記録体から離れる。
誤記録像4は剥離部材21を通過したところで修正シート
19上に転写され修正が達成される。誤印字像4の修正が
終了した後、熱ヘツド13及び剥離部材21を被記録体11か
ら離す。このとき修正シート19も同時に被記録体11から
離れる。
また、一回のみでは十分に修正が行われない場合は、必
要に応じて、更に上記操作をくりかえしても良い。
このように、ヒーター17による熱ヘツド13の温度制御
と、突出自在の剥離部材21とにより、修正シートの温度
条件、剥離タイミングを印字時の条件と違えることがで
き適正な修正をすることができる。特に、ヒーター17に
より予め修正シートを加熱状態としておくことにより、
修正シートの環境温度による影響をなくすことができ
る。また、熱ヘツド13をヒーター17により加熱すること
により発熱素子13bの負担を減らし熱ヘツドの耐久性を
向上させることができる。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明の修正シートは支持体と第
2接着層の間に熱可塑性樹脂を含有する第1接着層を設
け、この第1接着層に熱時の凝集力,密着力,柔軟性を
持たせている。このため、本発明の修正シートによれば
逆転写することがなく、表面平滑性の低い被記録体に記
録された誤記録像に対しても十分に接触することがで
き、良好な修正が可能となる。また、第2接着層にガラ
ス転移温度60℃以上の樹脂が1重量%以上、25重量%以
下含有されていると、被記録体に過度に接着することが
なく、誤記録像周辺の被記録体をむしりとることがな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の修正シートの一例を示す厚さ方向模式
断面図、第2図及び第3図は本発明の修正シートを実際
に使用した状態を示す模式断面図、第4図は記録像を得
るための装置の一例を示す平面図、第5図は第4図に示
す熱ヘツドの周辺を拡大して示した部分図、第6図は本
発明の修正シートを使用する方法の他の例を示す部分図
である。 1……支持体、2……第1接着層、3……第2接着層、
4……誤印字像、5……修正シート、6,11……被記録
体,7……バツクプラテン、8,13……熱ヘツド、12……記
録媒体、16……温度検出素子、17……ヒーター、18……
記録像、24……キヤリツジ。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】支持体上に接着層を有し、加熱により前記
    接着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着し
    て剥離する修正シートにおいて、前記接着層を、前記支
    持体側から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で
    構成し、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接
    着層中、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、あ
    るいは前記第1接着層と前記支持体との境界で分離する
    ことがなく、前記第2接着層は加熱されたときに接着力
    を発現するものであることを特徴とする修正シート。
  2. 【請求項2】支持体上に接着層を有し、加熱により前記
    接着層が接着力を発現し、被記録体の誤記録像を接着し
    て剥離する修正シートにおいて、前記接着層を、前記支
    持体側から順に少なくとも第1接着層及び第2接着層で
    構成し、前記第1接着層は加熱されたときに前記第1接
    着層中、前記第1接着層と前記第2接着層との界面、あ
    るいは前記第1接着層と前記支持体との境界で分離する
    ことがなく、前記第2接着層はガラス転移温度60℃以上
    の樹脂を1重量%以上、25重量%以下含有すると共に、
    加熱されたときに接着力を発現するものであることを特
    徴とする修正シート。
  3. 【請求項3】支持体上に接着層を有する修正シートを用
    い、前記修正シートを加熱することにより、被記録体の
    誤記録像を接着して剥離する修正方法において、修正シ
    ートと被記録体との剥離を、記録媒体と被記録体との剥
    離位置とは異なる位置で行なうと共に、前記接着層を少
    なくとも2層構成とし、前記修正シートが前記誤記録像
    に接触する前に前記修正シートを予め加熱状態にしてお
    き、その後更に熱印加することにより前記修正シートに
    前記誤記録像を接着させることを特徴とする修正方法。
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