JPH0729678U - 硬貨投入口の構造 - Google Patents

硬貨投入口の構造

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JPH0729678U JP3630993U JP3630993U JPH0729678U JP H0729678 U JPH0729678 U JP H0729678U JP 3630993 U JP3630993 U JP 3630993U JP 3630993 U JP3630993 U JP 3630993U JP H0729678 U JPH0729678 U JP H0729678U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 構造が簡易で、かつ、連続投入の防止を図
る。 【構成】 27は硬貨投入口の下方に配設されたシャッ
ター板で、シャフト35により揺動自在に支持され、硬
貨投入口を閉塞する閉塞部28と重り32を有する。そ
して、重り32が取付られた部位32が硬貨投入方向に
折曲され、閉塞部28には硬貨Aの外径よりも小なる長
さの切欠部29が設けられている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、公衆電話機あるいは自動販売機等に採用される硬貨選別装置の硬貨 投入口の構造に関する。
【0002】
【従来の技術】
一般に、この種の硬貨選別装置の構造は、上端に硬貨を1枚づつ投入可能な硬 貨投入口と、投入された硬貨を厚み方向に保持して転動させる傾斜した硬貨転動 レールと、転動する硬貨を選別する硬貨選別部と、選別された疑似硬貨を返却す る返却軌道と、選別された正規硬貨を収納する収納軌道とから概略構成されて、 収納信号によって正規硬貨を金庫等に収納している。
【0003】 このような構造の硬貨選別装置にあっては、上端部に配設した硬貨投入口から 塵、埃あるいはタバコの煙等が侵入すると、硬貨詰まりの原因となったり、硬貨 選別部の選別精度に悪影響を及ぼす恐れがあるので、従来においては、通常、常 時硬貨投入口を閉塞するシャッター部材と、硬貨が投入されると、これを検知す るセンサの信号によって動作する電磁ソレノイドとが設けられており、この電磁 ソレノイドの作動によってシャッター部材を揺動させて、硬貨投入口を開放する ようにしている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、上述した構造の硬貨投入口においては、電磁ソレノイドを配設 するために、電磁ソレノイドを始めセンサ、スプリング部材等の部品を多く必要 とし、このため、構造が複雑で、組立が煩雑であるとともに、スペースを占有す るために、装置が大型化するといった問題があった。また、電磁ソレノイドの作 動によって硬貨投入口を閉塞、開放しているために、硬貨投入動作とソレノイド の開放動作とが必ずしも一致せず、硬貨投入の動作に違和感があったり、開放か ら閉塞動作が遅れるために、連続投入の虞れがあるといった欠点もあった。
【0005】 したがって、本考案は上述した従来の問題あるいは欠点に鑑みてなされたもの であり、その目的とするところは、構造が簡易で、かつ、連続投入を防止し得る 硬貨投入口の構造を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】
この目的を達成するために、本考案に係る硬貨投入口の構造は、硬貨が1枚づ つ投入可能な硬貨投入口であって、この硬貨投入口の下端に揺動自在に支持され 前記硬貨投入口を閉塞する閉塞部を有するシャッター部材が設けられ、このシャ ッター部材に閉塞部が硬貨投入口を閉塞する方向に揺動付勢を付与する重りを設 ける。 また、本考案に係る硬貨投入口の構造は、シャッター部材の重りを設けた部位 を硬貨投入方向に折曲する。 また、本考案に係る硬貨投入口の構造は、シャッター部材の閉塞部に硬貨の径 よりも小なる長さの切欠きを設ける。
【0007】
【作用】
本考案によれば、硬貨投入口から投入された硬貨が、重りの揺動付勢に抗して シャッター部材を揺動させて硬貨投入口を開放する。 また、シャッター部材の重りを設けた部位を硬貨投入方向に折曲したので、シ ャッター部材の開放時の初期負荷と閉塞時の終了負荷が軽減される。 また、シャッター部材の閉塞部に硬貨の径よりも小なる長さの切欠きを設けた ので、投入された硬貨は、先端部が最初に切欠き内に嵌入し、しかるのち、切欠 きの両端に係合してシャッター部材を揺動させ、後端部が切欠き内に達する前に 係合が解除される。
【0008】
【実施例】
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。図1は本考案に係る硬貨投 入口の構造を採用した硬貨選別装置の正面図、図2は本考案に係る硬貨選別装置 の分解斜視図、図3は同じく底面図、図4は図1のIV-IV 線断面図、図5は動作 状態を示す側断面図、図6は同じく斜視図である。これらの図において、2は平 板状の硬貨投入口板で、スリット状の硬貨投入口3が穿設され、下端面には、ね じが形成されたボス4が4個突設されている。5は後述する硬貨選別装置39を 内蔵する上ケースで、上部に前記硬貨投入口板2とほぼ同一の外形を有する矩形 状の嵌合口6が設けられ、嵌合口6内の左側略半分には、上ケース5に凹嵌状に 一体形成された段部7が設けられており、貫通孔8が穿設されている。
【0009】 10は平板状の保持板で、右側略半分の位置に段部11が形成され、段部11 の中央には段部11を上下に仕切るように取付板12が立設されており、取付板 12の両端には取付孔12が設けられ、中央には突片13が突設されている。段 部11には、前記硬貨投入口3に対応した通過口16aに連設された開口部16 が開設されているとともに、開口部16の両側部に対向するようにして、断面略 半円状の溝が形成された軸受部18が一対立設されている。また、保持板10と 段部11には4個の貫通孔19が設けられているとともに、保持板10の裏面に は、挟持片20と規制片21が突設されている。
【0010】 25は投入口ゲージで、正規硬貨の厚みおよび外径よりもやや大なる幅と長さ を有するゲージ切欠き23aを有するゲージブロック23と一対の挟持片24と からなる。27はシャッター板で一対の閉塞部28と閉塞部28の間に切欠かれ た切欠部29とが設けられており、切欠部29の長さLは硬貨Aの外径Dよりも 小に形成されている。シャッター板27の略中央の両側部には、対向するように して一対の軸支持部30が立設され、シャッター板27は、この軸支持部30の 位置から下方に直角に折曲げられて折曲部31が形成され、折曲部31には、重 り32が位置決め用ボス33によって位置決めされ、ねじ34によって取付けら れている。35は軸支持部30に嵌挿されるシャフトである。
【0011】 39は硬貨選別装置で、基板40とフラッパ41とを備え、フラッパ41は基 板40の軸支持部に嵌挿されたシャフト43によって基板40に開閉自在に支持 されコイルスプリング44によって、常時基板40を閉じる方向に付勢され基板 40と硬貨1枚分の厚みの間隔を有して、硬貨投入通路45、第1の硬貨選別部 48、第2の硬貨選別部49からなる硬貨軌道を形成している。46は衝撃吸収 板で、硬貨投入口3から投入された硬貨Aの落下速度を吸収して下流の第1の硬 貨選別部48に導くものである。
【0012】 第1の硬貨選別部48は従来周知の外径選別部であり、小径の疑似硬貨A1 を 選別して落下させ、返却軌道50に導く。第2の硬貨選別部49は従来周知の外 径選別部であり、小径の正規硬貨A2 を選別して、硬貨の厚み方向、本実施例で は紙面手前方向に硬貨を移動させる硬貨切換部51に落下させて、第1の硬貨蓄 積軌道52に導く。53は硬貨収納レバーで、蓄積軌道52に進退自在であり、 硬貨収納信号の到来によって退出して、硬貨A2 を硬貨収納軌道54に導く。5 5は硬貨返却レバーで、蓄積軌道52に進退自在であり、硬貨返却動作に連動し て退出して、硬貨A2 を硬貨返却軌道50に導く。56はポーズピンで、蓄積軌 道52に進退自在であり、前記硬貨収納レバーの退出動作に連動して進出して、 2枚目以降の硬貨A2の転動を一時的に止めて最下位の硬貨A2を1枚づつ硬貨収 納軌道54に導く。57は第1のオーバーフロー軌道で、第1の硬貨蓄積軌道5 2で蓄積しきれなかった硬貨を返却軌道50に導く。59は軽量選別レバーで、 前記第1および第2の硬貨選別部48、49を通過した疑似軽量硬貨A4 を前記 オーバーフロー軌道57の裏面に設けられた第2のオーバーフロー軌道60に落 下させて返却軌道50に導く。また、軽量選別レバー59を通過した正規硬貨A 3 は前記第1の硬貨蓄積軌道52の裏面に設けられた第2の硬貨蓄積軌道61に 蓄積される。
【0013】 次に、硬貨投入口の組立方法を図2に基づいて説明する。まず、シャフト35 をシャッター板27の軸支持部30に嵌挿させ、しかるのち、閉塞部28を取付 板12の下方を通し、閉塞部28と切欠部29とを保持板10の通過口16aに 臨ませるようにして、シャフト35の中央部によって突片14を上方に弾性変形 させながら、両端部を軸受部18に支持させることによって、シャッター板27 を軸受部18で揺動自在に支持し、同時に、シャフト35が突片14によって抜 け止めされる。次に、ゲージブロック23を一対の挟持片24によって挟持して 投入口ゲージ25を構成し、ねじ26によって取付板12に取付ける。
【0014】 そして、硬貨投入口板2を嵌合口6に嵌合させ、保持板10を嵌合口6の裏面 に位置させて、段部7を挟持するようにしてから、ねじ22を取付口19に挿通 させてボス4にねじ込むことによって、保持板10と硬貨投入口板2を上ケース 5に取付ける。これによって、硬貨投入口3、嵌合口6、ゲージ切欠き23aお よび通過口16aが上下に連通する。最後に、図3に示すように、硬貨選別装置 39の上端部を保持板10の挟持片20間と規制片21とに係合させることによ って、上ケース5に固定されて、通過口16aと硬貨投入通路45とが位置合わ せされる。
【0015】 次に、このように組み立てられた硬貨投入口における硬貨投入動作を図5に基 づいて説明する。通常、シャッター板27は重り32によって図中時計方向の回 動習性が付与されており、閉塞部28がゲージ切欠き23aを閉塞している。こ のとき、重り32は回動中心であるシャフト35のほぼ直下に位置しているので 、回転モーメントはほとんど生じていない。この状態で硬貨Aが硬貨投入口3に 投入されてゲージ切欠き23aを通過すると、硬貨Aの先端が閉塞部28に当接 して、シャッター板27をシャフト35を中心として同図(b)に示すように、 θ回動させることによってゲージ切欠き23aを閉塞部28の閉塞から開放する ので、硬貨Aがゲージ切欠き23aを通過して硬貨投入通路45に落下する。
【0016】 硬貨Aが落下した後は、モーメントとして作用する力Fによってシャッター板 28がシャフト35を中心として時計方向に回動して、再び、閉塞部28によっ てゲージ切欠き23aが閉塞され、2枚目の硬貨の連続投入を規制する。ここで 、Fは、F=Wsinθで表され、θが0に近いときは、Fも0に近づき、換言 すれば、シャッター板27の傾き始めと、傾き終了位置においてモーメントは小 さい。したがって、正規硬貨のうち軽量の硬貨であっても、その自重によってシ ャッター板27を回動することができ、硬貨詰まりを生じることなく、円滑な投 入動作が得られる。また、傾いたシャッター板27が戻る際には、徐々にモーメ ントが小となるので、閉塞部28がゲージ切欠き23aの下端に当接するときの 衝撃が小となり、当接時に生じる跳ね返り、いわゆるパタパタ現象が軽減され、 連続投入の防止がより確実に行われる。
【0017】 また、ゲージ切欠き23aを開放するためのシャッター板27の傾き角度を適 宜に選択することができ、例えば30°と設定すると、F=1/2Wとなり、換 言すれば、重り32の重量を、正規硬貨のうちの最軽量硬貨の重量のほぼ2倍ま でとすることが可能であり、このため、装置に振動が加わった場合にも、シャッ ター板27は安定した姿勢が保持され、連続投入防止が安定して行われる。さら に、全体の幅lを小とすることができるので、装置の小型化を図ることが可能と なる。
【0018】 図6は、シャッター板27の切欠き29の作用効果を説明する図である。すな わち、ゲージ切欠き23aを通過した硬貨Aは、同図(a)に示すように、まず 、先端部が切欠き29に嵌入して、閉塞部28には当接してなく、したがって、 シャッター板27は未だに回動していない。硬貨Aがさらに落下して硬貨Aの周 面a点が切欠き29の両端縁に係合すると、同図(b)に示すように、初めてシ ャッター板27が回動する。
【0019】 そして、同図(c)に示すように、硬貨Aの周面b点が切欠き29の両端縁に 位置すると、硬貨Aの周面と切欠き29との係合が解除し、シャッター板27は 重り32によって初期の位置に回動復帰する。このように、閉塞部28に切欠き 29を設けることにより、シャッター板27の揺動角度を小とすることができ、 その結果、シャッター板27の回動復帰が迅速に行われ、これによって、連続投 入の防止がより効果の高いものとなる。また、シャッター板27の揺動角度を小 とすることによって、上述したように、重り32の重量を重くすることが可能と なる。
【0020】 なお、本実施例では、シャッター板27の重り32が取付られた部位31を折 曲げて折曲部としたが、平板状とし、また、閉塞部28に切欠き29を設けたが 、切欠きを設けなくても、初期の目的とする構造簡易な連続投入防止を達成でき ることは勿論である。
【0021】
【考案の効果】
以上説明したように本考案によれば、硬貨投入口の下方に揺動自在に支持され 硬貨投入口を閉塞する閉塞部を有するシャッター部材が設けられ、このシャッタ ー部材に閉塞部が硬貨投入口を閉塞する方向に揺動付勢を付与する重りを設け、 常時は硬貨投入口を閉塞し、硬貨投入によって開放し、硬貨通過後は、再び重り の付勢によって閉塞して、硬貨の連続投入を防止するとともに、塵、埃、タバコ の煙等の侵入を阻止するようにしたので、従来と比較して、部品点数が削減され 、構造が簡易となり、組立も容易となる。
【0022】 また、シャッター部材の重りを設けた部位を硬貨投入方向に折曲したので、シ ャッター部材の開放時の初期負荷と閉塞時の終了負荷が軽減され、このため、閉 塞時におけるシャッター部材のパタパタ現象が軽減されるので、連続投入の防止 がより確実に行われる。また、シャッター部材の開放時の傾き角度を小とするこ とによって重りの重量を大とすることが可能となり、このため、安定した連続投 入防止を行うことができる。
【0023】 また、シャッター部材の閉塞部に硬貨の径よりも小なる長さの切欠きを設け、 シャッター部材の閉塞時と開放時の傾き角度を小としたので、連続投入をより確 実に防止できるとともに、重りの重量を大とすることが可能となり、安定した連 続投入防止を行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る硬貨投入口の構造を採用した硬貨
選別装置の正面図である。
【図2】本考案に係る硬貨投入口の構造の分解斜視図で
ある。
【図3】本考案に係る硬貨投入口の構造の底面図であ
る。
【図4】図1のIV-IV 線断面図である。
【図5】本考案に係る硬貨投入口の構造における動作を
説明する要部側面図で、(a)は硬貨投入前、(b)は
硬貨投入後を示す。
【図6】本考案に係る硬貨投入口の構造における動作を
説明する斜視図で、(a)は投入された硬貨の先端がシ
ャッター板に係合する前の状態、(b)は硬貨がシャッ
ター板に係合している状態、(c)は硬貨がシャッター
板に係合し終わった状態を示す。
【符号の説明】
2 硬貨投入口板 3 硬貨投入口 10 保持板 23 ゲージブロック 23a ゲージ切欠き 25 投入口ゲージ 27 シャッター板 28 閉塞部 29 切欠部 31 折曲部 32 重り 39 硬貨選別装置
フロントページの続き (72)考案者 朝日 徹 東京都目黒区下目黒二丁目2番3号 株式 会社田村電機製作所内 (72)考案者 池沢 勇 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 嶋田 郁子 東京都千代田区内幸町一丁目1番6号 日 本電信電話株式会社内 (72)考案者 笛木 正 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内 (72)考案者 野村 道彦 東京都港区南麻布五丁目10番27号 アンリ ツ株式会社内

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 硬貨が1枚づつ投入可能な硬貨投入口で
    あって、この硬貨投入口の下方に揺動自在に支持され前
    記硬貨投入口を閉塞する閉塞部を有するシャッター部材
    が設けられ、このシャッター部材に閉塞部が硬貨投入口
    を閉塞する方向に揺動付勢を付与する重りを設けたこと
    を特徴とする硬貨投入口の構造。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の硬貨投入口の構造におい
    て、シャッター部材の重りを設けた部位を硬貨投入方向
    に折曲したことを特徴とする硬貨投入口の構造。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の硬貨投入口の構造におい
    て、シャッター部材の閉塞部に硬貨の径よりも小なる長
    さの切欠きを設けたことを特徴とする硬貨投入口の構
    造。
JP1993036309U 1993-06-10 1993-06-10 硬貨投入口の構造 Expired - Lifetime JP2599803Y2 (ja)

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