JPH07297105A - 拡大投影型露光装置における投影像の絶対寸法較正方法 - Google Patents

拡大投影型露光装置における投影像の絶対寸法較正方法

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JPH07297105A
JPH07297105A JP6086528A JP8652894A JPH07297105A JP H07297105 A JPH07297105 A JP H07297105A JP 6086528 A JP6086528 A JP 6086528A JP 8652894 A JP8652894 A JP 8652894A JP H07297105 A JPH07297105 A JP H07297105A
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stage
alignment
glass substrate
substrate
absolute
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JP6086528A
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English (en)
Inventor
Shigeru Sasada
滋 笹田
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Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Dainippon Screen Manufacturing Co Ltd
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Publication date
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  • Exposure And Positioning Against Photoresist Photosensitive Materials (AREA)
  • Exposure Of Semiconductors, Excluding Electron Or Ion Beam Exposure (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 拡大投影型露光装置において、カラー液晶表
示パネルの回路パターンを高い絶対寸法精度で露光でき
るようにすることである。 【構成】 テスト用ガラス基板上に拡大投影された各ア
ライメントマーク像P’1〜P’4間の絶対距離を測定
し、これら絶対距離が理想値から外れている場合は、ス
テージ107をZ軸方向に移動させ、各アライメントマ
ーク像P’1〜P’4間の絶対距離を理想値に近づけ
る。これによって、テスト用ガラス基板上に投影される
像の絶対寸法を適正な寸法に較正することができる。ま
た、較正後のステージ107のXY平面内での位置と、
Z軸方向に沿うテスト用ガラス基板の上面位置とを記憶
しておく。これによって、その後に本番用ガラス基板に
対して行われる本番露光において、本番用ガラス基板の
位置をテスト用ガラス基板の較正後の位置と同じ位置に
再現することができる。その結果、本番用ガラス基板に
おいても、絶対寸法の正しい投影像が露光されることに
なる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、拡大投影型露光装置に
おける投影像の絶対寸法較正方法に関し、より特定的に
は、カラー液晶表示パネルを作製するために用いられる
拡大投影型露光装置において、基板上に投影される像の
絶対寸法を較正する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】一般に、液晶表示パネルにおける回路パ
ターンの形成は、ガラス基板上に膜付け・レジスト塗布
・露光・現像・エッチング等の工程を繰り返すことによ
り行われる。特に、カラー液晶表示パネルの場合は、画
素数の増加、開口率の改善、カラーフィルタとの高い貼
り合わせ精度の実現等のため、回路パターンの高精細化
が図られ、多層構造の回路パターン間の高い重ね合わせ
精度と、高い絶対寸法精度が要求されている。以下、カ
ラー液晶表示パネルの場合に要求される精度についてよ
り詳細に説明する。
【0003】図9は、薄膜トランジスタ(TFT;Th
in Film Transistor)を用いたカラ
ー液晶表示パネルの一般的な積層構造を示す分解斜視図
である。図9において、TFTパネル1は、ガラス基板
上に多層構造の回路パターンが形成されて構成されてい
る。また、カラーフィルタ2は、ガラス基板上にR,
G,B画素フィルタがマトリクス状に配列されて構成さ
れている。これらTFTパネル1およびカラーフィルタ
2は、それぞれのトランジスタ形成位置と画素フィルタ
形成位置とが一致するように所定の間隙をおいて貼り合
わせられる。このとき、両者間の間隙には、液晶が封入
される。さらに、カラーフィルタ2の上面およびTFT
パネル1の下面に偏光板3を配置することにより、カラ
ー液晶表示パネル10が完成する。
【0004】上記のような構造のカラー液晶表示パネル
10において、TFTパネル1の回路パターンを露光す
る際には、多層構造の各回路パターン間で高い重ね合わ
せ精度が要求される。また、各回路パターンについて高
い絶対寸法精度が要求される。もし、回路パターン間で
位置ずれが生じると、所望のスイッチング動作を行わな
い薄膜トランジスタが形成され、その部分で表示が不能
となる。また、回路パターンの絶対寸法精度が低いと、
TFTパネル1とカラーフィルタ2とを貼り合わせると
きに、両者間で、薄膜トランジスタ形成位置とR,G,
B画素フィルタの形成位置とがずれ、薄膜トランジスタ
素子により透過・遮断が制御されるバックライト(背面
照明光)が対応する色の画素フィルタを通過せず、色ず
れが発生する。特に、カラーフィルタ2は、TFTパネ
ル1と全く別工程で製造されるため、両者間の位置合わ
せを正確に行うためには、両者間で高い絶対寸法精度が
要求される。さらに言うと、最近では、量産性を向上さ
せるために、複数パネル分の回路パターンを形成したガ
ラス基板と、複数パネル分のカラーフィルタパターンを
形成したガラス基板とを貼り合わせ、後にカットして複
数のカラー液晶パネルを同時に形成することが行われて
おり、このような場合、絶対寸法が少しでも狂うと、大
量の不良品が発生する恐れがあった。
【0005】上記のような技術的事情に鑑み、カラー液
晶表示パネルの回路パターンをガラス基板上に露光する
ための露光装置(以下、単に露光装置と称する)にも、
高い位置決め精度が要求されている。従来の露光装置
は、このような要求を満たすために、半導体素子の製造
過程で使用される露光技術を応用したものが多い。
【0006】図10は、従来の露光装置における光学系
の構成を示す図である。図10において、レチクル(回
路パターンのマスク図形が描画された原板)101を透
過した光源からの光は、投影レンズ102によって収束
され、ガラス基板103上で結像される。図10に示す
ように、従来の露光装置では、出射側すなわち投影レン
ズ102とガラス基板103との間で主光線(結像に寄
与する光束の内、開口絞りの中心を通る光線)が投影レ
ンズ102の光軸に対して平行な、いわゆるテレセント
リックな光学系を採用している。従来の露光装置がこの
ようなテレセントリックな光学系を採用するのは、厚み
の個体差等によってガラス基板103の上面位置が、焦
点深度内で多少上下方向に変動しても、ガラス基板上に
形成される像の倍率すなわち大きさが変化しないためで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記のよう
なテレセントリックな光学系を用いた露光装置では、投
影レンズ102の口径は、1ショットの露光サイズ、す
なわちガラス基板103上に投影される像のサイズより
も大きくなければならない。しかしながら、10インチ
クラスの液晶表示パネルの回路パターンを1ショットで
露光しようとすると、投影レンズの口径が400mm程
度にもなってしまい、製造コストおよび重量の点で実現
が困難である。
【0008】したがって、従来の露光装置は、1ショッ
トの露光サイズを小さくせざるを得ず、10インチクラ
スの回路パターンを1回で露光することができなかっ
た。そのため、従来の露光装置では、図11に示すよう
に、1つの回路パターン104を点線で示すような複数
のエリアに分割し、分割されたそれぞれのエリアで部分
的な露光を行うことにより、全体としての回路パターン
を得るようにしていた。しかしながら、このような方法
では、1つの回路パターンを形成するために露光作業を
繰り返して行わなければならず、多大な労力と手間がか
かる。また、各エリア間で高いつなぎ合わせ精度が要求
されるため、各エリアにおいて正確な位置決め作業を行
わなければならず、さらに多大な労力と手間がかかる。
【0009】そこで、図12に示すように、出射側で非
テレセントリックな光学系を採用することにより、口径
の小さな投影レンズを用いて大きな露光サイズを得るこ
とが考えられる。すなわち、図12の光学系では、投影
レンズ102とガラス基板103との間の主光線が投影
レンズの光軸に対して傾いているため、レチクル101
の像を投影レンズ102の口径以上に拡大投影すること
が可能である。したがって、小口径の投影レンズを用い
ても大きな露光サイズを得ることができる。しかしなが
ら、このような非テレセントリックな光学系を採用した
拡大投影型露光装置では、以下のような別の問題点が生
ずる。
【0010】(1)露光エリア周辺部の主光線が傾いて
いるため、投影レンズ102とガラス基板103との間
の距離がガラス基板103の厚みの個体差等で変わる
と、ガラス基板103に投影されるレチクル101の像
の寸法が変動する。そのため、露光される回路パターン
の寸法精度が低下する。また、1層目の回路パターンを
露光する際は、ガラス基板103上に重ね合わせるべき
アライメントマークが無く、ガラス基板103の表面に
垂直な方向の位置により、回路パターンの投影像の絶対
寸法が大きく変動してしまう。
【0011】(2)前述したように、カラー液晶表示パ
ネルの回路パターンは、カラーフィルタ2(図9参照)
と貼り合わせるために、正しい絶対寸法で製作されなけ
ればならないが、上記のように絶対寸法が変動すると、
カラーフィルタとの貼り合わせ精度が著しく低下する。
【0012】それゆえに、本発明の目的は、非テレセン
トリックな光学系を有する拡大投影型露光装置におい
て、カラー液晶表示パネルの回路パターンを高い絶対寸
法精度で露光できるようにすることである。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1に係る発明は、
カラー液晶表示パネルの製造のために用いられる拡大投
影型露光装置において、基板上に投影される像の絶対寸
法を較正するための方法であって、拡大投影型露光装置
は、その上面に基準マークが形成され、かつ基板が載置
されるステージと、レチクルを透過した光パターンをス
テージ上の基板に拡大投影し、少なくとも当該基板との
間の主光線がその光軸に対して傾いている非テレセント
リックな投影レンズと、ステージを投影レンズの光軸と
直交するXY平面内で駆動する第1の駆動手段と、ステ
ージを、少なくとも3カ所において、投影レンズの光軸
と平行なZ軸方向に独立的に駆動する第2の駆動手段
と、基板上に形成されたまたは投影されたアライメント
マークまたはその像を観察する複数のアライメントスコ
ープと、ステージのXY平面内での位置を検出するXY
位置検出手段と、Z軸方向に沿った基板の上面位置を、
複数の箇所において検出する上面位置検出手段とを備え
ており、各アライメントスコープでステージ上の基準マ
ークを順次に観察し、それぞれの場合におけるXY位置
検出手段の計測値から各アライメントスコープ間の絶対
距離を演算する第1のステップと、ステージ上にテスト
用基板を供給する第2のステップと、ステージ上のテス
ト用基板が所定の露光位置にセットされるように、第1
および第2の駆動手段を制御する第3のステップと、レ
チクルに形成された複数のアライメントマークを、テス
ト用基板上に拡大投影する第4のステップと、テスト用
基板上の各アライメントマーク像を各アライメントスコ
ープで観察し、その観察結果と、第1のステップで得ら
れた各アライメントスコープ間の絶対距離とに基づい
て、各アライメントマーク像間の絶対距離を測定する第
5のステップと、第5のステップで得られた各アライメ
ントマーク像間の絶対距離が理想的な値に近づくように
第2の駆動手段を制御する第6のステップと、第6のス
テップ終了後、XY位置検出手段および上面位置検出手
段による検出を行い、それらの計測値を記憶する第7の
ステップとを備えている。
【0014】請求項2に係る発明は、請求項1の発明に
おいて、テスト用基板は、複数パネル分の回路パターン
を露光するための複数の露光位置を有し、第3〜第7の
ステップは、テスト基板上の各露光位置において繰り返
し実行されることを特徴とする。
【0015】
【作用】請求項1に係る発明においては、まず各アライ
メントスコープでステージ上の基準マークを順次に観察
し、それぞれの場合におけるステージのXY平面内での
位置から各アライメントスコープ間の絶対距離を演算し
ておく(第1のステップ)。次に、ステージ上にテスト
用基板を供給し(第2のステップ)、当該テスト用基板
が所定の露光位置にセットされるように、ステージを移
動させる(第3のステップ)。次に、レチクルに形成さ
れた複数のアライメントマークを、テスト用基板上に拡
大投影する(第4のステップ)。次に、テスト用基板上
の各アライメントマーク像を各アライメントスコープで
観察し、その観察結果と、第1のステップで得られた各
アライメントスコープ間の絶対距離とに基づいて、各ア
ライメントマーク像間の絶対距離を測定する(第5のス
テップ)。次に、第5のステップで得られた各アライメ
ントマーク像間の絶対距離が理想的な値に近づくように
ステージをZ軸方向に移動させる(第6のステップ)。
そして、第6のステップ終了後、ステージのXY平面内
での位置と、Z軸方向に沿うガラス基板の上面位置とを
記憶する(第7のステップ)。このように請求項1の発
明では、テスト用基板上に拡大投影された各アライメン
トマーク像間の絶対距離が理想値から外れている場合、
ステージをZ軸方向に移動させ、各アライメントマーク
像間の絶対距離を理想値に近づけるようにしているた
め、投影レンズとテスト用基板の上面との間の距離が適
正な距離に較正される。また、較正後のステージのXY
平面内での位置と、Z軸方向に沿うテスト用基板の上面
位置とを記憶するようにしているため、その後に本番用
基板に対して行われる本番の露光において、テスト用基
板の較正後の位置を本番用基板上で容易に再現すること
ができる。
【0016】請求項2に係る発明においては、テスト用
基板が複数パネル分の回路パターンを露光するための複
数の露光位置を有しており、上記第3〜第7のステップ
が、テスト基板上の各露光位置において繰り返し実行さ
れる。
【0017】
【実施例】図1は、この発明の一実施例に係る較正方法
を実行する拡大投影型露光装置の構成を示す外観斜視図
である。図1において、投影レンズ102の上方には、
レチクル101が図示しないホルダに収納されて配置さ
れている。このレチクル101の中央部には、回路パタ
ーンのためのマスク図形105が描画されている。ま
た、マスク図形105の周辺の4隅には、位置決めのた
めのアライメントマークP1〜P4が描画されている。
なお、レチクル101の上方には、図示しないが、マス
ク105を照射するための主光源と、各アライメントマ
ークP1〜P4を個別に照射するための複数のアライメ
ント光源とが配置されている。
【0018】投影レンズ102の下方には、図示しない
ベース上にステージ107が配置され、このステージ1
07の上には、テスト用または本番用ガラス基板103
が載置される。ステージ107は、3次元直交座標系
X,Y,Z内で6つの駆動軸X1,X2,Y,Z1,Z
2,Z3を有し、これら各駆動軸に沿って移動が可能な
ように構成されている。X軸に平行な駆動軸X1,X2
は、投影レンズ102の光軸およびステージ107の第
1の辺(図示では、短辺)と直交している。このように
X軸方向について2つの駆動軸X1,X2を持つことに
より、ステージ107を、投影レンズ102の光軸回
り、すなわちθ軸方向に回転させることが可能となる。
また、駆動軸Yは、投影レンズ102の光軸およびステ
ージ107の第2の辺(上記第1の辺と直交する辺であ
り、図示では、長辺)と直交している。Z軸方向に平行
な駆動軸Z1,Z2,Z3は、投影レンズ102の光軸
に対して平行である。なお、駆動軸Z1,Z2,Z3
は、好ましくは、正三角形または2等辺三角形の各頂点
上に配置されている。また、Z軸方向について、4つ以
上の駆動軸を設けるようにしてもよい。
【0019】ステージ107の上記第1および第2の辺
には、それぞれ、ミラー108および109が取り付け
られる。ミラー108の近傍には、2つのレーザ干渉計
110および111が図示しないベース上に固定的に設
けられる。これらレーザ干渉計110および111は、
ミラー108と協動し、レーザ光の干渉作用を利用し
て、駆動軸X1に沿うステージ107の位置および駆動
軸X2に沿うステージ107の位置を高精度に測定す
る。また、ミラー109の近傍には、レーザ干渉計11
2が図示しないベース上に固定的に設けられる。このレ
ーザ干渉計112は、ミラー109と協動し、レーザ光
の干渉作用を利用して、駆動軸Yに沿うステージ107
の位置を高精度に測定する。これらレーザ干渉計110
〜112によって、ステージ107のX−Y平面内での
位置およびθ軸方向の回転角を高精度に計測することが
できる。なお、ステージ107の上面であって上記第1
の辺の近傍には、基準マーク113が形成されている。
【0020】ステージ107の上方には、ステージ10
7上の基準マーク113またはガラス基板103上に拡
大投影される各アライメントマークP1〜P4の像P’
1〜P’4を観察するために、4つのアライメントスコ
ープ114〜117が設けられている。各アライメント
スコープ114〜117は、対物レンズ114a〜11
7aと、CCD素子等を含むテレビカメラ114b〜1
17bとを備えている。また、ステージ107の上方に
は、Z軸方向に沿うガラス基板103の上面位置を非接
触で検出するためのレーザ変位計119〜122が設け
られている。なお、アライメントスコープ114〜11
7は、露光するレチクル101のサイズに応じて、それ
ぞれ独立に移動させることが可能である。また、ガラス
基板103の上面位置を非接触で検出する装置として
は、上記のようなレーザ変位計119〜122に代え
て、空気マイクロメータや静電変位計を用いてもよい。
なお、投影レンズ102,レチクル101のホルダ,ア
ライメントスコープ114〜117,レーザ変位計11
9〜122は、図示しない支持部材によって支持されて
いる。
【0021】図2は、図1の拡大投影型露光装置の電気
的な構成を示すブロック図である。図2において、CP
U131は、メモリ132、キーボード等の操作器13
3、ディスプレイ装置134と協動して、ワークステー
ション130を構成している。また、CPU131に
は、システムバス135を介して、照明制御部141,
各軸制御部142,アライメントスコープ114〜11
7,レーザ変位計119〜122,レーザ干渉計110
〜112が接続されている。照明制御部141は、前述
の主光源およびアライメント光源の点灯/消灯を制御す
る。各軸制御部142は、各駆動軸X1,X2,Y,Z
1,Z2,Z3に対応して設けられた各駆動モータ(図
示せず)を制御する。
【0022】図3は、図1および図2に示す拡大投影型
露光装置における較正動作を示すフローチャートであ
る。以下、この図3を参照して、本発明の一実施例の動
作を説明する。なお、1枚のガラス基板103上には、
一例として4パネル分の回路パターンが形成されるもの
とする。したがって、ガラス基板103上では、図4に
示すように、第1〜第4露光位置で露光が行われる。ま
た、レチクル101上の各アライメントマークP1〜P
4は、電子ビーム描画装置で描画されているので、その
精度は十分高く、また座標データも予め正確に分かって
いる。したがって、図5に示すような、アライメントマ
ークP1,P2,P3,P4の座標(Rx1,Ry
1),(Rx2,Ry2),(Rx3,Ry3),(R
x4,Ry4)と、アライメントマークP1,P2間の
距離L1と、アライメントマークP2,P3間の距離L
2と、アライメントマークP3,P4間の距離L3と、
アライメントマークP4,P1間の距離L4とは、予め
メモリ132内に格納されているものとする。また、各
アライメントスコープ114〜117は、作製する液晶
表示パネルのサイズに応じて適当な位置に移動され、そ
れらのピント面は、投影レンズ102のピント面と一致
するように調整されているものとする。そして、ピント
面の位置は、4個のレーザ変位計119〜122で予め
計測されており、その値はメモリ132内に格納されて
いる。
【0023】まず、各アライメントスコープ114〜1
17間の絶対距離が測定される(ステップS101)。
この絶対距離の測定は、以下のようにして行われる。ま
ず、基準マーク113がアライメントスコープ114の
視野中心に来るように、ステージ107を駆動軸X1,
X2,Y方向に移動し、このときのレーザ干渉計110
〜112の測定値をメモリ132内に格納しておく。以
下同様にして、基準マーク113が各アライメントスコ
ープ115,116,117の視野中心に来るように、
ステージ107を駆動軸X1,X2,Y方向に移動し、
それぞれの場合におけるレーザ干渉計110〜112の
測定値をメモリ132内に格納しておく。次に、CPU
131は、メモリ132に格納されたレーザ干渉計11
0〜112の測定値に基づいて、図6に示されるよう
な、各アライメントスコープ114〜117間の絶対距
離K1,K2,K3,K4を演算する。例えば、絶対距
離K1は、2回目のレーザ干渉計110の測定値から1
回目のレーザ干渉計110の測定値を減算することによ
り求められる。また、絶対距離K2は、3回目のレーザ
干渉計112の測定値から2回目のレーザ干渉計112
の測定値を減算することにより求められる。
【0024】次に、テスト用ガラス基板がステージ10
7に供給される(ステップS102)。なお、テスト用
ガラス基板の上面には、後に投影されるアライメントマ
ークの像が視認できるように、不透明の膜が塗布されて
いる。当該不透明の膜は、通常は、レジスト膜である
が、テスト用ガラス基板上では露光を行う必要がないの
で、感光性の膜でなくてもよい。次に、CPU131
は、各軸制御部142を起動し、アライメントスコープ
114〜117がテスト用ガラス基板の第1露光位置
(図4参照)に来るように、ステージ107を駆動軸X
1,X2,Y方向に移動させる(ステップS103)。
次に、CPU131は、照明制御部141を介して、ア
ライメント光源を点灯させる。これによって、レチクル
101上の4個のアライメントマークP1〜P4の像
P’1〜P’4がテスト用ガラス基板上に投影される
(ステップS104)。このとき、各アライメントスコ
ープ114〜117の視野内には、それぞれアライメン
トマーク像P’1〜P’4が入っているものとする。
【0025】次に、アライメントスコープ114〜11
7によって各アライメントマーク像P’1〜P’4が観
察され、各アライメントマーク像P’1〜P’4間の絶
対距離L’1〜L’4(図8参照)が測定される(ステ
ップS105)。なお、各アライメントスコープ114
〜117間の絶対距離K1〜K4は、上記ステップS1
01で測定されてメモリ132内に格納されているた
め、各アライメントスコープ114〜117の視野中心
からの各アライメントマーク像P’1〜P’4のずれを
測定すれば、各アライメントマーク像P’1〜P’4間
の絶対距離L’1〜L’4は、演算により容易に求めら
れる。
【0026】次に、CPU131は、各アライメントマ
ーク像間の距離について、理論値と実測値とを比較する
ことにより、誤差を求める(ステップS106)。ここ
で、投影レンズ102の倍率をmとすると、各アライメ
ントマークP1〜P4の理想的な投影図形Q1Q2Q3
Q4(図7参照)は、図形P1P2P3P4と相似形
で、かつ図形P1P2P3P4をm倍した図形と合同と
なる。したがって、理想的な各アライメントマーク像Q
1〜Q4間の距離も、それぞれL1,L2,L3,L4
をm倍したmL1,mL2,mL3,mL4となる。し
かしながら、ガラス基板103の厚み個体差等により、
図8に示す実際のアライメントマーク像P’1〜P’4
は、理想的なアライメントマーク像Q1〜Q4と一致し
ない。そのため、実測距離L’1〜L’4も理想距離m
L1〜mL4と一致しない。ところで、理想距離mL1
〜mL4は、レチクル101上の各アライメントマーク
P1〜P4間の距離L1〜L4と、投影レンズ102の
倍率mとが分かれば演算により求められる。距離L1〜
L4は、予め測定されてメモリ132に格納されている
ため、CPU131は、当該格納データに基づいて、理
想距離mL1〜mL4を予め演算し、メモリ132内に
格納している。そして、CPU131は、メモリ132
内に格納された理想距離mL1〜mL4と、実測により
求めた絶対距離L’1〜L’4とをそれぞれ比較するこ
とにより、各絶対距離L’1〜L’4についての誤差を
演算する。
【0027】上記のことを式で表すと、下式(1)〜
(4)のようになる。なお、下式(1)〜(4)におい
て、α,β,γ,δは、誤差を示している。 L’1=mL1+α …(1) L’2=mL2+β …(2) L’3=mL3+γ …(3) L’4=mL4+δ …(4) 後述するように、本実施例は、上記誤差α,β,γ,δ
を0に近づけるようにステージ107のZ軸方向の位置
を較正することを特徴とする。
【0028】次に、CPU131は、演算した各誤差
α,β,γ,δが予め定めた許容範囲内(十分0に近
い)か否かを判断する(ステップS107)。各誤差
α,β,γ,δの内、1つでも許容範囲内を外れている
と、CPU131は、各誤差α,β,γ,δが0に近づ
くように駆動軸Z1,Z2,Z3の補正量を演算する
(ステップS108)。このとき、CPU131は、メ
モリ132に予め記憶されている最良のピント面からの
変位が最小になるように補正量を演算する。次に、CP
U131は、各軸制御部142を起動し、演算した補正
量だけステージ107を駆動軸Z1,Z2,Z3に沿っ
て移動させる(ステップS109)。次に、CPU13
1は、再び上記ステップS105の動作に戻り、各アラ
イメントマーク像P’1〜P’4間の絶対距離L’1〜
L’4を測定し、理論値mL1〜mL4と比較して、誤
差α,β,γ,δを求める。このとき、誤差α,β,
γ,δが未だ許容範囲外の場合は、CPU131は再び
補正量を演算し、ステージ107をZ軸方向に移動させ
る。上記ステップS105〜S109の動作は、全ての
誤差α,β,γ,δが許容範囲内に入るまで繰り返され
る。
【0029】全ての誤差α,β,γ,δが許容範囲内に
入ると、CPU131は、各レーザ干渉計110〜11
2でステージ107のX−Y平面内での位置を測定する
(ステップS110)。また、CPU131は、各レー
ザ変位計119〜122でテスト用ガラス基板の上面位
置を測定する(ステップS111)。次に、CPU13
1は、上記ステップS110およびS111における測
定結果を、較正データとしてメモリ132内に格納する
(ステップS112)。
【0030】次に、CPU131は、テスト用ガラス基
板上に較正の終了していない露光位置が存在するか否か
を判断する(ステップS113)。もし、較正の終了し
ていない露光位置が存在する場合、CPU131は、ス
テージ107を次の露光位置(例えば、第2露光位置)
に移動させ(ステップS114)、前述のステップS1
04〜S112の動作(Z軸方向の較正動作)を繰り返
す。
【0031】一方、テスト用ガラス基板上の第1〜第4
の全ての露光位置で較正動作が終了すると、テスト用ガ
ラス基板が排出され(ステップS115)、本番用ガラ
ス基板がステージ107上に供給される(ステップS1
16)。このように、本番用ガラス基板上で較正動作を
行わないのは以下の理由による。すなわち、本番用ガラ
ス基板上で較正動作を行うと、較正動作中(より具体的
には、ステージ107の移動中)にアライメント光源に
よって投影されたアライメントマーク像が本番用ガラス
基板の上面に形成されたレジスト膜上を移動し、その移
動した軌跡に沿ってレジスト膜が露光されてしまうから
である。したがって、テスト用のガラス基板上で較正動
作を行い、本番用のガラス基板は、較正後の位置にセッ
トしてからアライメントマークを露光する必要がある。
【0032】そのため、CPU131は、次に、メモリ
132に格納された較正データに従って、各駆動軸X
1,X2,Y,Z1,Z2,Z3の駆動モータを制御
し、ステージ107を所定の露光位置(最初は第1露光
位置)に移動させる(ステップS117)。より詳細に
説明すると、例えば第1露光位置では、CPU131
は、現在の各レーザ干渉計110〜112および各レー
ザ変位計119〜122の測定値が、前述のステップS
110およびS111においてテスト用ガラス基板の第
1露光位置で採取した較正データ(各レーザ干渉計11
0〜112および各レーザ変位計119〜122の測定
データであり、ステップS112でメモリ132内に格
納されている)と一致するように、各駆動軸X1,X
2,Y,Z1,Z2,Z3の駆動モータを制御する。こ
のように、較正データに基づいて、較正後のテスト用ガ
ラス基板と光学系とのXYZ方向の位置関係が、本番用
ガラス基板上でも再現される。次に、CPU131は、
本番用ガラス基板上で本番の露光作業を行う(ステップ
S118)。本番用ガラス基板のレジスト膜上にアライ
メントマークと1層目の回路パターンが露光される。こ
のとき露光されたアライメントマークは、2層目以下の
回路パターンを露光する際の位置決めのために用いられ
る。なお、上記ステップS117およびS118の動作
は、他の露光位置においても同様に行われる。
【0033】なお、本発明では、少なくとも投影レンズ
102とステージ107との間の主光線(出射側の主光
線)が非テレセントリックであればよく、レチクル10
1と投影レンズ102との間の主光線(入射側の主光
線)は、テレセントリックであっても非テレセントリッ
クであってもよい。
【0034】
【発明の効果】請求項1の発明によれば、テスト用基板
上に拡大投影された各アライメントマーク像間の絶対距
離が理想値から外れている場合、ステージをZ軸方向に
移動させ、各アライメントマーク像間の絶対距離を理想
値に近づけるようにしているので、テスト用基板上に投
影される像の絶対寸法を適正な寸法に較正することがで
きる。また、較正後のステージのXY平面内での位置
と、Z軸方向に沿うテスト用基板の上面位置とを記憶す
るようにしているので、その後に本番用基板に対して行
われる本番露光において、本番用基板の位置をテスト用
基板の較正後の位置と同じ位置に再現することができ
る。その結果、本番用基板上においても、絶対寸法の正
しい投影像が露光されることになる。
【0035】請求項2の発明によれば、テスト用基板上
の各露光位置において、較正動作が繰り返し行われるた
め、各露光位置で露光される回路パターンの絶対寸法を
正しい寸法に較正することができる。したがって、1枚
の基板上に複数パネル分の回路パターンを形成する場合
であっても、カラーフィルタとの貼り合わせ精度を高く
保つことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例に係る較正方法を実行する
拡大投影型露光装置の構成を示す外観斜視図である。
【図2】図1の拡大投影型露光装置の電気的構成を示す
ブロック図である。
【図3】図1の拡大投影型露光装置における較正動作を
示すフローチャートである。
【図4】複数パネル露光用のガラス基板上の露光位置を
示す図である。
【図5】レチクルの構成の一例を示す図である。
【図6】図1の拡大投影型露光装置において、投影レン
ズと各アライメントスコープの配置関係を示す図であ
る。
【図7】図1の拡大投影型露光装置において、ガラス基
板上に拡大投影されるアライメントマーク像の理想的な
位置を示す図である。
【図8】図1の拡大投影型露光装置において、ガラス基
板上に拡大投影されるアライメントマーク像の実際の位
置を示す図である。
【図9】カラー液晶表示パネルの積層構造の一例を示す
分解斜視図である。
【図10】従来の露光装置で採用されているテレセント
リック光学系の構成を示す図である。
【図11】従来の露光装置における回路パターンの分割
露光を説明するための図である。
【図12】非テレセントリック光学系の構成を示す図で
ある。
【符号の説明】
101…レチクル 102…投影レンズ 103…ガラス基板 110〜112…レーザ干渉計 113…基準マーク 114〜117…アライメントスコープ 119〜122…レーザ変位計 130…ワークステーション 131…CPU 132…メモリ 133…操作器 134…ディスプレイ装置 141…照明制御部 142…各軸制御部

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 カラー液晶表示パネルの製造のために用
    いられる拡大投影型露光装置において、基板上に投影さ
    れる像の絶対寸法を較正するための方法であって、 前記拡大投影型露光装置は、 その上面に基準マークが形成され、かつ基板が載置され
    るステージと、 レチクルを透過した光パターンを前記ステージ上の基板
    に拡大投影し、少なくとも当該基板との間の主光線がそ
    の光軸に対して傾いている非テレセントリックな投影レ
    ンズと、 前記ステージを前記投影レンズの光軸と直交するXY平
    面内で駆動する第1の駆動手段と、 前記ステージを、少なくとも3カ所において、前記投影
    レンズの光軸と平行なZ軸方向に独立的に駆動する第2
    の駆動手段と、 前記基板上に形成されたまたは投影されたアライメント
    マークまたはその像を観察する複数のアライメントスコ
    ープと、 前記ステージの前記XY平面内での位置を検出するXY
    位置検出手段と、 前記Z軸方向に沿った前記基板の上面位置を、複数の箇
    所において検出する上面位置検出手段とを備えており、 前記各アライメントスコープで前記ステージ上の基準マ
    ークを順次に観察し、それぞれの場合における前記XY
    位置検出手段の計測値から各アライメントスコープ間の
    絶対距離を演算する第1のステップと、 前記ステージ上にテスト用基板を供給する第2のステッ
    プと、 前記ステージ上のテスト用基板が所定の露光位置にセッ
    トされるように、前記第1および第2の駆動手段を制御
    する第3のステップと、 前記レチクルに形成された複数のアライメントマーク
    を、前記テスト用基板上に拡大投影する第4のステップ
    と、 前記テスト用基板上の各アライメントマーク像を前記各
    アライメントスコープで観察し、その観察結果と、前記
    第1のステップで得られた各アライメントスコープ間の
    絶対距離とに基づいて、各アライメントマーク像間の絶
    対距離を測定する第5のステップと、 前記第5のステップで得られた各アライメントマーク像
    間の絶対距離が理想的な値に近づくように前記第2の駆
    動手段を制御する第6のステップと、 前記第6のステップ終了後、前記XY位置検出手段およ
    び前記上面位置検出手段による検出を行い、それらの計
    測値を記憶する第7のステップとを備える、投影像の絶
    対寸法較正方法。
  2. 【請求項2】 前記テスト用基板は、複数パネル分の回
    路パターンを露光するための複数の露光位置を有し、 前記第3〜第7のステップは、前記テスト基板上の各露
    光位置において繰り返し実行される、請求項1に記載の
    投影像の絶対寸法較正方法。
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