JPH072984U - 全方位計測用受波器 - Google Patents

全方位計測用受波器

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JPH072984U
JPH072984U JP3072093U JP3072093U JPH072984U JP H072984 U JPH072984 U JP H072984U JP 3072093 U JP3072093 U JP 3072093U JP 3072093 U JP3072093 U JP 3072093U JP H072984 U JPH072984 U JP H072984U
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文昭 阿部
明 亀山
芳典 浜
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NEC Corp
Tokin Corp
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NEC Corp
Tokin Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 直交3方向のそれぞれに受波素子を配置して
受波素子とトランスの数の低減及び電子回路の簡素化を
図り、全方位に亘る計測を可能にした実用的な構造の全
方位計測用受波器を提供する。 【構成】 正六面体の支持体60の中心部を原点とした
直交3方位6方向に、2個の圧電振動子と導電リングか
らなる各々2組の振動子積層10aと10b,10cと
10d,10eと10fを積層し、支持体60の各面に
螺合したシャフト4a,4b,4c,4d,4e,4f
のねじ部に、負荷質量3a,3b,3c,3d,3e,
3fを螺合して支持体60の各面に同心状に固定する。
3個のトランス21a,21b,21cと、1個の加算
回路22とで構成した電子回路14を、各振動子積層に
接続して筐体11に内蔵し、入力側に各導電リング2
a,2b,2c,2d,2e,2fを、出力側にケーブ
ル12を接続する。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、水中で使用する超音波機器、特に音源方向を全方位に亘って計測す る受波器に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、この種の受波器は、図6に示すように、4個の円筒状圧電振動子と、2 個の導電リングと、シャフト及び2個の負荷質量とからなる4組の受波素子31 a,31b,31c,31dを1枚の支持板6で正四角形状に配置し、各面で4 個の受波素子31a,31b,31c,31dの負荷質量を嵌合して挿入できる 貫通孔を有する筐体30a,30bで支持板6の両面を覆うとともに、筐体30 a,30bの内部に電子回路34を組み込んで構成されている。
【0003】 電子回路34は、図7に示すように、1次側に中性点をもつ4個のトランス4 1a,41b,41c,41dと、2個の加算回路42a,42b、及び2個の 減算回路43a,43bとで構成されており、各トランス41a,41b,41 c,41dの1次側はこれらに対応する各受波素子31a,31b,31c,3 1dの2個の導電リングにそれぞれ接続され、全トランスの2次側は一方の加算 回路42aに、また、全トランス41a,41b,41c,41dの中性点は他 方の加算回路42bそれぞれ接続されるとともに、互いに対向する受波素子31 a,31c及び31b,31dに対応する各トランス41a,41c及び41b ,41dの各中性点が各減算回路43a及び43bにそれぞれ接続されている。
【0004】 この従来の受波器は、次のように動作する。図6及び図7において、受波器に 組み込まれたXY平面状の受波素子31a,31b,31c,31dの負荷質量 に、音圧P0 がZ軸からの角度ψで入射したとき、表面と裏面の各負荷質量に加 わる音圧に、音波の経路長による位相差が生じる。音波による振動は両面の負荷 質量を経由して振動子に伝達され、振動子は2個の導電リングを正極性に、負荷 質量と支持板6を負極性とする電気信号を発生する。ここで、2個の導電リング の間から見た圧電振動子の極性は逆接続となっており、その出力信号は受波素子 31a,31b,31c,31dの表面からの振動と裏面からの振動の差の信号 、すなわち、図6におけるZ軸方向を最大感度とするダイポール指向性の信号と なってトランス41a,41c,41b,41dに送られる。
【0005】 また、2個の導電リングを短絡し、これと負荷質量と支持板6とが接続された アースとの間から見た圧電振動子の極性は順接続となり、その出力信号は受波素 子31a,31b,31c,31dの表面からの振動と裏面からの振動の和の信 号、すなわち、経路差が波長に比べて十分に小さいという条件のもとで無指向性 の信号となる。そこで、図6においてX軸方向に配置した受波素子31a,31 cの出力をトランス41a.41cの1次側に接続し、それらの1次側の中性点 から得る各々無指向性の信号を減算回路43aに入力して得る差信号から、X軸 方向のダイポール指向性の信号を得るとともに、Y軸方向に配置した受波素子3 1b,31dによって、上記のX軸の場合と同様に、Y軸方向のダイポール指向 性の信号を得る。
【0006】 また、Z軸方向のダイポール指向性の信号は、各々の受波素子31a,31b ,31c,31dに接続された各トランス41a,41c,41b,41dの出 力として得られるが、無指向性の信号との位相差精度を高くするために全トラン スの出力を加算回路42aで加算して得る。無指向性の信号は、各軸方向のダイ ポール指向性の信号との位相差精度を高くするために全トランス41a,41c ,41b,41dの中性点の出力を加算回路42bで加算して得る。
【0007】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記従来の全方位計測用受波器は、平面で信号を受けるため、 Z軸方向のダイポール指向性の信号は容易に得られるが、X軸及びY軸方向のダ イポール指向性の信号は電子回路で計算して得なければならず、その受波原理が 複雑になる不具合がある。また、この従来の全方位計測用受波器の受波原理では 、多くの受波素子やトランスが必要となり、その電子回路も複雑化する欠点があ った。
【0008】 本考案の課題は、直交3方向のそれぞれに受波素子を配置して受波素子とトラ ンスの数の低減及び電子回路の簡素化を図り、全方位に亘る計測を可能にした実 用的な構造の全方位計測用受波器を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段】
本考案によれば、端面に電極をもつ2個の円筒状圧電振動子とこれらの圧電振 動子の間に位置する導電リングとを同心状でかつ極性を反転して積層した6組の 振動子積層と、正六面体の各面の中央にシャフトを設けた支持体と、各シャフト に設けられたねじ部に嵌合するねじ穴を有し上記各振動子積層の端面に圧接して 上記各シャフトと各々の振動子積層とを同心状に固定する6個の負荷質量とから なり、上記支持体の中心部を原点とした直交3方位6方向に上記振動子積層と上 記負荷質量を有する受波器と、各方位における2組の振動子積層の2個の導電リ ングが接続された1次側に中性点をもつ3個のトランスと、全トランスの中性点 が接続される加算回路と、これらの受波器及び加算回路を収納する筐体とから構 成されることを特徴とする全方位計測用受波器が得られる。
【0010】
【実施例】
次に、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説明する。
【0011】 図1は、本考案の受波器の実施例を示す一部切欠斜視図である。本実施例の受 波器の断面を図2に示し、また、本実施例の6組の振動子積層のうちの2組の振 動子積層の部分断面を図3に示す。
【0012】 本実施例の振動子積層は、6組の振動子積層の各々2組の振動積層が互いに対 向して対をなすように配置される。例えば、図3に示すように、2個の圧電振動 子1a,1bと導電リング2aからなる振動子積層10aと、これと同様に2個 の圧電振動子1c,1dと導電リング2bからなる振動子積層10bとは、正六 面体(立方体)からなる支持体60の対向面上の対称位置にそれぞれ積層され、 この状態で、シャフト4a,4b及び負荷質量3a,3bにより支持体60の両 面にそれぞれ固定される。ここで、各シャフト4a,4bは、支持体60の各面 の中央にそれぞれ螺合されている。また、各負荷質量3a,3bは、各シャフト 4a,4bの延出端部に設けられたねじ部に嵌合するねじ穴を有しており、各振 動子積層10a,10bの端面に圧接して、各シャフト4a,4bと各々の振動 子積層10a,10bとを同心状に固定している。
【0013】 本実施例の受波器は、上記のように、各々2組の振動子積層10aと10b, 10cと10d,10eと10fが、支持体60の中心部を原点とした直交3方 位6方向にそれぞれ配置されることによって構成される。また、各負荷質量3a ,3b,3c,3d,3e,3fは、図1及び図2に示すように、各々の端面が 筐体11のそれぞれの外側面11a,11b,11c,11d,11e,11f と同一平面をなすように、各外側面に穿たれた貫通孔にそれぞれ埋まるように嵌 合されている。この筐体11の外側面は止めねじ13で固定されており、その表 面には水密被覆体15による防水処理が施されている。
【0014】 また、筐体11の内部には、各振動子積層10a,10b,10c,10d, 10e,10fに接続される電子回路14が内蔵されている。本実施例の電子回 路14は、図4に示すように、3個のトランス21a,21b,21cと、1個 の加算回路22とで構成されており、その入力側に各振動子積層10a,10b ,10c,10d,10e,10fの各導電リング2a,2b,2c,2d,2 e,2dが、出力側にケーブル12(図1)がそれぞれ接続されている。
【0015】 図5は、本実施例の動作原理を示しており、各組の振動子積層(ここでは10 a,10b)はリード線5a,5bによりトランス21a1次側に接続され、各 負荷質量(ここでは3a,3b)はリード線5cによってアースとなる支持体6 0に接続されている。
【0016】 図5において、受波器に組み込まれた振動子積層10a,10bの負荷質量3 a,3bに加わった音波P0 は、縦振動となって圧電振動子1a,1b,1c, 1dに伝達され支持体60で終端される。圧電振動子1a,1b,1c,1dは 分極の極性が交互に反転して積層されており、その正極性側の出力は2個の導電 リング2a,2bにより引き出され、負極性側の出力はシャフト4a,4bを介 して接続された2個の負荷質量3a,3bと支持体60とで引き出される。
【0017】 ここで、2個の導電リング2a,2bの間から見た圧電振動子1a,1b,1 c,1dの接続は、圧電振動子1aと1b,1cと1dとの間で逆接続となり、 その出力は負荷質量3a,3bで受ける音圧の差信号、すなわち、Z軸方向のダ イポール指向性の信号となってトランス21aに接続される。
【0018】 また、2個の導電リング2a,2bを短絡し、これと負荷質量3a,3bと支 持体60とが接続されたアースとの間から見た圧電振動子1a,1b,1c,1 dの接続は全圧電振動子1a,1b,1c,1dの順接続となり、その出力は、 負荷質量3a,3bで受ける音圧の和信号、すなわち、無指向性の信号となって 、差信号と同時に出力が得られるようにトランス21aの中性点から引き出され る。この無指向性の信号は、各軸方向のダイポール指向性の信号との位相差精度 を高くするために、図4に示すように、全トランスの中性点の出力を加算回路2 2で加算して得る。
【0019】 従って、本実施例によれば、各軸方向に2組の振動子積層からなる受波素子を 配置したので、精度のよい信号が得られ、その方位精度が向上される。
【0020】
【考案の効果】
上述したように、本考案によれば、受波器の方位精度を向上できるとともに、 圧電振動子の数量の低減、及び電子回路の簡素化を実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例の一部切欠斜視図である。
【図2】本考案の実施例の概略断面図である。
【図3】上記実施例における2組の振動子積層の部分破
断斜視図である。
【図4】本考案の実施例における電子回路の接続状態を
示す回路図である。
【図5】本考案の実施例における2組の振動子積層の動
作原理を示す概略断面図である。
【図6】従来の受波器の部分破断斜視図である。
【図7】従来の受波器における電子回路の接続状態を示
す回路図である。
【符号の説明】
1a,1b,1c,1d 圧電振動子 2a,2b 導電リング 3a,3b,3c,3d,3e,3f 負荷質量 4a,4b シャフト 5a,5b リード線 10a,10b,10c,10d,10e,10f
振動子積層 11 筐体 12 ケーブル 13 止めねじ 14 電子回路 15 水密被覆 21a,21b,21c トランス 22 加算回路
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 浜 芳典 東京都港区芝五丁目7番1号 日本電気株 式会社内

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 端面に電極をもつ2個の円筒状圧電振動
    子とこれらの圧電振動子の間に位置する導電リングとを
    同心状でかつ極性を反転して積層した6組の振動子積層
    と、正六面体の各面の中央にシャフトを設けた支持体
    と、各シャフトに設けられたねじ部に嵌合するねじ穴を
    有し上記各振動子積層の端面に圧接して上記各シャフト
    と各々の振動子積層とを同心状に固定する6個の負荷質
    量とからなり、上記支持体の中心部を原点とした直交3
    方位6方向に上記振動子積層と上記負荷質量を有する受
    波器と、各方位における2組の振動子積層の2個の導電
    リングが接続された1次側に中性点をもつ3個のトラン
    スと、全トランスの中性点が接続される加算回路と、こ
    れらの受波器及び加算回路を収納する筐体とから構成さ
    れることを特徴とする全方位計測用受波器。
JP3072093U 1993-06-08 1993-06-08 全方位計測用受波器 Expired - Fee Related JP2585308Y2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010212868A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Nec Corp 立体配列型送受波器、及び、立体配列型送受波器を備えた装置

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JP2010212868A (ja) * 2009-03-09 2010-09-24 Nec Corp 立体配列型送受波器、及び、立体配列型送受波器を備えた装置

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