JPH0729976Y2 - 垂直全回転かま - Google Patents
垂直全回転かまInfo
- Publication number
- JPH0729976Y2 JPH0729976Y2 JP1990069024U JP6902490U JPH0729976Y2 JP H0729976 Y2 JPH0729976 Y2 JP H0729976Y2 JP 1990069024 U JP1990069024 U JP 1990069024U JP 6902490 U JP6902490 U JP 6902490U JP H0729976 Y2 JPH0729976 Y2 JP H0729976Y2
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- JP
- Japan
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- hook
- permanent magnet
- magnet piece
- electromagnet
- facing
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は、垂直全回転かまに関する。
従来の技術 第4図は、典型的な先行技術の断面図である。外かま31
は、矢符32の方向に回転駆動される。外かま31に収納さ
れる内かま33には、かま止め凹所34が形成されており、
このかま止め凹所34には、ミシンの機体などに固定され
た回り止め部材35の突部36が嵌まり込んで係合する。縫
製時において、外かま31が矢符32の方向に回転駆動され
ると、突部36とかま止め凹所34の回転方向32の下流側に
臨む面37とが接触する。こうして内かま33は、その回転
が阻止される。このような状態で、外かま31の剣先38に
よって捕えられた上糸は、内かま33の外周を摺動しなが
ら糸越しし、突部36とかま止め凹所34の面37との間を通
過して1つの縫い目を形成する。このような突部36と面
37とは接触しているために、上糸通過時にはその上糸に
不所望な張力が作用する。そのため、上糸の糸抜け動作
を円滑に行うことができず、糸締まりにむらが生じた
り、またルーピングを生じてしまい、縫いの質が著しく
低下してしまう。
は、矢符32の方向に回転駆動される。外かま31に収納さ
れる内かま33には、かま止め凹所34が形成されており、
このかま止め凹所34には、ミシンの機体などに固定され
た回り止め部材35の突部36が嵌まり込んで係合する。縫
製時において、外かま31が矢符32の方向に回転駆動され
ると、突部36とかま止め凹所34の回転方向32の下流側に
臨む面37とが接触する。こうして内かま33は、その回転
が阻止される。このような状態で、外かま31の剣先38に
よって捕えられた上糸は、内かま33の外周を摺動しなが
ら糸越しし、突部36とかま止め凹所34の面37との間を通
過して1つの縫い目を形成する。このような突部36と面
37とは接触しているために、上糸通過時にはその上糸に
不所望な張力が作用する。そのため、上糸の糸抜け動作
を円滑に行うことができず、糸締まりにむらが生じた
り、またルーピングを生じてしまい、縫いの質が著しく
低下してしまう。
このような問題を解決するために従来では、オープナ機
構が用いられている。このオープナ機構は、第5図に示
されるように、内かま33の開放側前部に突起39を形成
し、この突起39にオープナ40の摺動片41が当接して、上
糸が前記かま止め凹所34を通過する際に、内かま33を外
かま31の回転方向32とは逆方向に微かに角変位させるこ
とによって面37と突部36とを離間させ、その隙間を上糸
が通過するように構成されている。オープナ40は、外か
ま31が取付けられた下軸42に、図示しないカム機構を介
して連結された軸棒43に固定されており、この軸棒43が
その軸線まわりに角変位することによって、面37と突部
36との間を上糸が通過するタイミングに調時して、内か
ま33の突起39を連打する構成となっている。したがっ
て、このようなオープナ機構は部品点数が多く、構造が
複雑であり、大きな機械音を発生するため、縫製時に騒
音を伴うという問題がある。
構が用いられている。このオープナ機構は、第5図に示
されるように、内かま33の開放側前部に突起39を形成
し、この突起39にオープナ40の摺動片41が当接して、上
糸が前記かま止め凹所34を通過する際に、内かま33を外
かま31の回転方向32とは逆方向に微かに角変位させるこ
とによって面37と突部36とを離間させ、その隙間を上糸
が通過するように構成されている。オープナ40は、外か
ま31が取付けられた下軸42に、図示しないカム機構を介
して連結された軸棒43に固定されており、この軸棒43が
その軸線まわりに角変位することによって、面37と突部
36との間を上糸が通過するタイミングに調時して、内か
ま33の突起39を連打する構成となっている。したがっ
て、このようなオープナ機構は部品点数が多く、構造が
複雑であり、大きな機械音を発生するため、縫製時に騒
音を伴うという問題がある。
考案が解決しようとする課題 本考案の目的は、上述の技術的課題を解決し、騒音を生
じることなく縫製作業を行うことができ、上糸に作用す
る不所望な張力の発生を防止して、縫いの質を向上する
ことができるようにした垂直全回転かまを提供すること
である。
じることなく縫製作業を行うことができ、上糸に作用す
る不所望な張力の発生を防止して、縫いの質を向上する
ことができるようにした垂直全回転かまを提供すること
である。
課題を解決するための手段 本考案は、上下に往復動される針50の移動経路1に対
して垂直な回転軸線l2まわりに回転方向A下流側に向け
て回転駆動される外かま15と、外かま回転時に、固定位
置に固定された回り止め部材19の突部20が嵌り込むかま
止め凹所18が形成された内かま14とを含む垂直全回転か
まにおいて、 前記内かま14の開放端側に形成される外向きフランジ21
に、内かま14の前記回転軸線l2を通る鉛直線上における
最下点Pよりも外かま回転方向A下流側でそのフランジ
21の厚み方向に挿通する挿通孔51を形成して永久磁石片
22を嵌着し、 この永久磁石片22の内かま開放端側の端面52は、前記外
向きフランジ21の内かま開放端側の表面53と同一平面内
にあり、 前記永久磁石片22近傍位置には、その永久磁石片22の前
記端面52から上糸が通過できる間隔Lをあけて対向する
電磁石24が配置され、 この電磁石24の前記永久磁石片22の端面52に臨む対向面
54は、前記永久磁石片22の端面52の磁極と逆の磁極を有
するように磁化され、かつ前記外向きフランジ21の外周
面55よりも内かま14の半径方向外方に長く形成されて前
記永久磁石片22の端面52よりも大きな表面積を有してお
り、 前記電磁石24は、基端部56がミシンの機体57に固定され
た支持部材23の遊端部58に固着され、この遊端部58には
内かま14に着脱交換されるボビンケース13の移動経路を
避けるようにそのボビンケース13の外周面に対応した円
弧面59が形成され、 前記電磁石24と永久磁石片22とが磁気吸引した状態で、
かま止め凹所18の外かま回転方向A下流側に臨む当接面
18aと、回り止め部材19の突部20の外かま回転方向A上
流側に臨む係止面20aとは、相互に離間していることを
特徴とする垂直全回転かまである。
して垂直な回転軸線l2まわりに回転方向A下流側に向け
て回転駆動される外かま15と、外かま回転時に、固定位
置に固定された回り止め部材19の突部20が嵌り込むかま
止め凹所18が形成された内かま14とを含む垂直全回転か
まにおいて、 前記内かま14の開放端側に形成される外向きフランジ21
に、内かま14の前記回転軸線l2を通る鉛直線上における
最下点Pよりも外かま回転方向A下流側でそのフランジ
21の厚み方向に挿通する挿通孔51を形成して永久磁石片
22を嵌着し、 この永久磁石片22の内かま開放端側の端面52は、前記外
向きフランジ21の内かま開放端側の表面53と同一平面内
にあり、 前記永久磁石片22近傍位置には、その永久磁石片22の前
記端面52から上糸が通過できる間隔Lをあけて対向する
電磁石24が配置され、 この電磁石24の前記永久磁石片22の端面52に臨む対向面
54は、前記永久磁石片22の端面52の磁極と逆の磁極を有
するように磁化され、かつ前記外向きフランジ21の外周
面55よりも内かま14の半径方向外方に長く形成されて前
記永久磁石片22の端面52よりも大きな表面積を有してお
り、 前記電磁石24は、基端部56がミシンの機体57に固定され
た支持部材23の遊端部58に固着され、この遊端部58には
内かま14に着脱交換されるボビンケース13の移動経路を
避けるようにそのボビンケース13の外周面に対応した円
弧面59が形成され、 前記電磁石24と永久磁石片22とが磁気吸引した状態で、
かま止め凹所18の外かま回転方向A下流側に臨む当接面
18aと、回り止め部材19の突部20の外かま回転方向A上
流側に臨む係止面20aとは、相互に離間していることを
特徴とする垂直全回転かまである。
作用 本考案に従えば、外かま回転時において、永久磁石片22
と電磁石24とが磁気吸引して、かま止め凹所18の外かま
回転方向A下流側に臨む当接面18aと、回り止め部材19
の突部20の外かま回転方向A上流側に臨む係止面20aと
が離間するように、内かま14の回転が阻止される。した
がって、上糸はかま止め凹所18の前記当接面18aと回り
止め部材19の前記係止面20aとの間を円滑に通過するこ
とができ、これによって上糸に不所望な張力を作用させ
ることなく、希望する糸調子で縫製作業を行うことがで
きる。また内かま14は、電磁石24によって磁気吸引され
るため、外かま15の回転時に内かま14にがたつきを生じ
ることなく、予め定めた停止位置で安定な姿勢で停止さ
せておくことができる。したがって、内かま14の外表面
上を摺動する上糸に、内かま14のがたつきに起因して作
用する不所望な張力が生じない。さらに、ボビンケース
13に永久磁石片22を設けることによって、前記先行技術
のように、比較的複雑な構成を有するオープナ機構を設
けることなしに、既存の内かま14をそのまま用いること
ができ、簡単な構成で上糸に作用する不所望な張力の発
生を防止することができるとともに、かま音の発生を可
及的に少なくして騒音の発生を防止することができる。
と電磁石24とが磁気吸引して、かま止め凹所18の外かま
回転方向A下流側に臨む当接面18aと、回り止め部材19
の突部20の外かま回転方向A上流側に臨む係止面20aと
が離間するように、内かま14の回転が阻止される。した
がって、上糸はかま止め凹所18の前記当接面18aと回り
止め部材19の前記係止面20aとの間を円滑に通過するこ
とができ、これによって上糸に不所望な張力を作用させ
ることなく、希望する糸調子で縫製作業を行うことがで
きる。また内かま14は、電磁石24によって磁気吸引され
るため、外かま15の回転時に内かま14にがたつきを生じ
ることなく、予め定めた停止位置で安定な姿勢で停止さ
せておくことができる。したがって、内かま14の外表面
上を摺動する上糸に、内かま14のがたつきに起因して作
用する不所望な張力が生じない。さらに、ボビンケース
13に永久磁石片22を設けることによって、前記先行技術
のように、比較的複雑な構成を有するオープナ機構を設
けることなしに、既存の内かま14をそのまま用いること
ができ、簡単な構成で上糸に作用する不所望な張力の発
生を防止することができるとともに、かま音の発生を可
及的に少なくして騒音の発生を防止することができる。
実施例 第1図は、本考案の一実施例の垂直全回転かま10の正面
図である。本縫ミシンに備えられる垂直全回転かま10
は、下糸11が巻回されたボビン12と、ボビン12が収納さ
れるボビンケース13と、ボビンケース13が装着される内
かま14と、内かま14が収納される外かま15とを含む。内
かま14の外周面には、軌条16が形成される。軌条16は、
外かま15に形成された軌溝17(第3図参照)に嵌まり込
んで支持される。内かま14は、かま止め凹所18を有し、
このかま止め凹所18内に、基端部がミシンの機体に固定
された回り止め部材19の突部20が嵌まり込み、これによ
って内かま14の回転が阻止される。このような垂直全回
転かま10において、内かま14の外向きフランジ21には、
外方に臨んで永久磁石片22が固設される。この永久磁石
片22は、回転軸線l2を通る鉛直線上における剣先25の最
下点Pよりも角度θだけ外かま回転方向A下流側で、外
向きフランジ21に形成された挿通孔51に嵌着される。し
たがつて外かま15の回転によつて剣先25が前記最下点P
を越えてさらに外かま回転方向A下流側に配置されたと
き、図示しない天びんの上昇動作によつて、前記剣先25
によつて捕らえられた上糸がその剣先25から離脱して上
糸ループを縮小させながら内かま14の外表面に沿つて引
き上げられる。このような上糸の引き上げ動作時には、
その上糸が内かま14およびボビンケース13の外表面に沿
つて摺動しており、たるみなどがほとんど生じることは
ない。したがつて永久磁石片22上を上糸は円滑に通過す
ることができる。
図である。本縫ミシンに備えられる垂直全回転かま10
は、下糸11が巻回されたボビン12と、ボビン12が収納さ
れるボビンケース13と、ボビンケース13が装着される内
かま14と、内かま14が収納される外かま15とを含む。内
かま14の外周面には、軌条16が形成される。軌条16は、
外かま15に形成された軌溝17(第3図参照)に嵌まり込
んで支持される。内かま14は、かま止め凹所18を有し、
このかま止め凹所18内に、基端部がミシンの機体に固定
された回り止め部材19の突部20が嵌まり込み、これによ
って内かま14の回転が阻止される。このような垂直全回
転かま10において、内かま14の外向きフランジ21には、
外方に臨んで永久磁石片22が固設される。この永久磁石
片22は、回転軸線l2を通る鉛直線上における剣先25の最
下点Pよりも角度θだけ外かま回転方向A下流側で、外
向きフランジ21に形成された挿通孔51に嵌着される。し
たがつて外かま15の回転によつて剣先25が前記最下点P
を越えてさらに外かま回転方向A下流側に配置されたと
き、図示しない天びんの上昇動作によつて、前記剣先25
によつて捕らえられた上糸がその剣先25から離脱して上
糸ループを縮小させながら内かま14の外表面に沿つて引
き上げられる。このような上糸の引き上げ動作時には、
その上糸が内かま14およびボビンケース13の外表面に沿
つて摺動しており、たるみなどがほとんど生じることは
ない。したがつて永久磁石片22上を上糸は円滑に通過す
ることができる。
この内かま14の外向きフランジ21の前方位置には、ミシ
ンの機体などに固定された支持部材23が立設されてお
り、この支持部材23の遊端部58付近には、電磁石24が固
着されている。この電磁石24と前記永久磁石片22とは、
相互に対向する面が逆の磁性となっている。
ンの機体などに固定された支持部材23が立設されてお
り、この支持部材23の遊端部58付近には、電磁石24が固
着されている。この電磁石24と前記永久磁石片22とは、
相互に対向する面が逆の磁性となっている。
第2図は垂直全回転かま10の斜視図であり、第3図は第
2図の切断面線III−IIIから見た部分断面図である。前
述した電磁石24は、内かま14に設けられた永久磁石片22
と距離Lをあけた状態で対向している。この距離Lは、
外かま回転時に上糸が永久磁石片22に引掛かることなく
通過できるように選ばれている。この永久磁石片22は、
内かま14の外向きフランジ21を厚み方向に挿通する挿通
孔51に嵌着されており、したがってたとえばドリルなど
の穿孔工具を用いて容易に挿通孔51を形成することがで
きる。したがって加工作業が容易であり、既存の内かま
を用いて挿通孔51を容易に形成することができる。
2図の切断面線III−IIIから見た部分断面図である。前
述した電磁石24は、内かま14に設けられた永久磁石片22
と距離Lをあけた状態で対向している。この距離Lは、
外かま回転時に上糸が永久磁石片22に引掛かることなく
通過できるように選ばれている。この永久磁石片22は、
内かま14の外向きフランジ21を厚み方向に挿通する挿通
孔51に嵌着されており、したがってたとえばドリルなど
の穿孔工具を用いて容易に挿通孔51を形成することがで
きる。したがって加工作業が容易であり、既存の内かま
を用いて挿通孔51を容易に形成することができる。
このような構成を有する垂直全回転かま10において、縫
製作業が開始され、外かま15がその回転軸線l2まわりに
回転駆動(矢符A方向)されると、軌溝17の内面が軌条
16の外面に摩擦接触しているため、内かま14は、外かま
15と同一方向(矢符A方向)に回転しようとする。しか
しながら、永久磁石片22と電磁石24とは相互に磁気吸引
しているため、内かま14は、かま止め凹所18と突部20と
が離間した状態となるようにその回転が阻止される。こ
のような状態で、剣先25によって捕えられた上糸は、外
かま15が回転するにつれて、ボビンケース13の前面13a
に沿って移動し、かま止め凹所18の外かま回転方向A下
流側に臨む当接面18aと、回り止め部材19の突部20の外
かま回転方向A上流側に臨む係止面20aとの間を容易に
通過して、縫い目を形成することができる。したがって
このような上糸には、不所望な張力が作用しないため、
外かま15を高速で回転駆動しても、糸切れなどを生じる
ことなく、質のよい縫い目を形成することができる。
製作業が開始され、外かま15がその回転軸線l2まわりに
回転駆動(矢符A方向)されると、軌溝17の内面が軌条
16の外面に摩擦接触しているため、内かま14は、外かま
15と同一方向(矢符A方向)に回転しようとする。しか
しながら、永久磁石片22と電磁石24とは相互に磁気吸引
しているため、内かま14は、かま止め凹所18と突部20と
が離間した状態となるようにその回転が阻止される。こ
のような状態で、剣先25によって捕えられた上糸は、外
かま15が回転するにつれて、ボビンケース13の前面13a
に沿って移動し、かま止め凹所18の外かま回転方向A下
流側に臨む当接面18aと、回り止め部材19の突部20の外
かま回転方向A上流側に臨む係止面20aとの間を容易に
通過して、縫い目を形成することができる。したがって
このような上糸には、不所望な張力が作用しないため、
外かま15を高速で回転駆動しても、糸切れなどを生じる
ことなく、質のよい縫い目を形成することができる。
また、前記永久磁石片22の内かま開放端側の端面52は、
前記外向きフランジ21の内かま開放端側の表面53と同一
平面内に形成されているので、第3図の仮想線11で示さ
れる上糸が永久磁石片22に引掛かってしまうおそれはな
い。
前記外向きフランジ21の内かま開放端側の表面53と同一
平面内に形成されているので、第3図の仮想線11で示さ
れる上糸が永久磁石片22に引掛かってしまうおそれはな
い。
また、電磁石24の前記永久磁石片22の端面52に臨む対向
面54は、外向きフランジ21の外周面55よりも内かま14の
半径方向外方(第3図の下方)に長く形成して永久磁石
片22の端面52よりも大きな表面積を有しているので、電
磁石24からの大きな磁力を永久磁石片22に集中的に作用
させることができ、大きな磁気吸引力で内かま14の角変
位を阻止することができる。これによつて外向きフラン
ジ21内の限られた領域に設けられた比較的面積が小さい
永久磁石片22に大きな磁力を作用させることができる。
また前記対向面54が外向きフランジ21の外周面55よりも
内かま14の半径方向外方に長く形成されていることによ
つて、下糸11が前記外周面55から離反する方向にわずか
に緩んだ状態となっても、電磁石24の外周面60に引掛か
ってしまうおそれはない。さらに前記支持部材23の基端
部56はミシンの機体57に固定され、遊端部58にはボビン
ケース13の外周面に対応した形状の円弧面59が形成され
る。このような円弧面59を形成することによって、ボビ
ンケース13を矢符B方向に着脱交換する際に、そのボビ
ンケース13が支持部材23に当接してしまうことを防止で
きる。これによつてボビン12の着脱交換作業を、容易か
つ円滑に行うことができる。また外かま15の回転速度に
応じて電磁石24の磁力を変化させ、内かま14の回転を確
実に停止させることができるため、高速で外かま15を回
転駆動して縫製作業を行う各種工業用ミシンに対して、
好適に実施することができる。したがって、大きな騒音
を生じない高速度の縫製作業を行うことが可能となる。
面54は、外向きフランジ21の外周面55よりも内かま14の
半径方向外方(第3図の下方)に長く形成して永久磁石
片22の端面52よりも大きな表面積を有しているので、電
磁石24からの大きな磁力を永久磁石片22に集中的に作用
させることができ、大きな磁気吸引力で内かま14の角変
位を阻止することができる。これによつて外向きフラン
ジ21内の限られた領域に設けられた比較的面積が小さい
永久磁石片22に大きな磁力を作用させることができる。
また前記対向面54が外向きフランジ21の外周面55よりも
内かま14の半径方向外方に長く形成されていることによ
つて、下糸11が前記外周面55から離反する方向にわずか
に緩んだ状態となっても、電磁石24の外周面60に引掛か
ってしまうおそれはない。さらに前記支持部材23の基端
部56はミシンの機体57に固定され、遊端部58にはボビン
ケース13の外周面に対応した形状の円弧面59が形成され
る。このような円弧面59を形成することによって、ボビ
ンケース13を矢符B方向に着脱交換する際に、そのボビ
ンケース13が支持部材23に当接してしまうことを防止で
きる。これによつてボビン12の着脱交換作業を、容易か
つ円滑に行うことができる。また外かま15の回転速度に
応じて電磁石24の磁力を変化させ、内かま14の回転を確
実に停止させることができるため、高速で外かま15を回
転駆動して縫製作業を行う各種工業用ミシンに対して、
好適に実施することができる。したがって、大きな騒音
を生じない高速度の縫製作業を行うことが可能となる。
考案の効果 以上のように本考案によれば、かま止め凹所18と回り止
め部材19の突部20とが相互に離間するように構成されて
おり、これによって上糸が円滑に前記凹所18と突部20と
の間を通過することができるようになり、したがって上
糸に不所望な張力が発生することが防がれ、糸切れなど
を生じることなく、縫製動作を行うことができ、縫いの
質を向上することができる。また、先行技術のオープナ
機構を用いた構成に比べて、部品点数を増大させること
なく、簡単な構造で、しかも大きな騒音を生じることな
く高速で縫製動作を行うことができる。また、内かま14
は電磁石24によって、その内かま14の軸線l2まわりのが
たつきを防止して安定に停止させておくことができるた
め、内かま14の外表面上を摺動する上糸に内かま14のが
たつきに起因する不所望な張力が作用しない。これによ
って、糸切れを防止して希望する糸調子で縫製作業を行
うことができる。さらに、内かま14に永久磁石片22を設
けることによって、外かま15は改良する必要がないた
め、新たに準備すべき部品点数を削減することができ、
既存のかまに関連して本考案を広範囲に実施することが
できるという優れた効果が達成される。
め部材19の突部20とが相互に離間するように構成されて
おり、これによって上糸が円滑に前記凹所18と突部20と
の間を通過することができるようになり、したがって上
糸に不所望な張力が発生することが防がれ、糸切れなど
を生じることなく、縫製動作を行うことができ、縫いの
質を向上することができる。また、先行技術のオープナ
機構を用いた構成に比べて、部品点数を増大させること
なく、簡単な構造で、しかも大きな騒音を生じることな
く高速で縫製動作を行うことができる。また、内かま14
は電磁石24によって、その内かま14の軸線l2まわりのが
たつきを防止して安定に停止させておくことができるた
め、内かま14の外表面上を摺動する上糸に内かま14のが
たつきに起因する不所望な張力が作用しない。これによ
って、糸切れを防止して希望する糸調子で縫製作業を行
うことができる。さらに、内かま14に永久磁石片22を設
けることによって、外かま15は改良する必要がないた
め、新たに準備すべき部品点数を削減することができ、
既存のかまに関連して本考案を広範囲に実施することが
できるという優れた効果が達成される。
また本考案によれば、内かま14の外向きフランジ21に、
そのフランジ21の厚み方向に挿通する挿通孔を形成して
永久磁石片22を嵌着するようにしたので、前記挿通孔51
は、たとえばドリルなどの穿孔工具を用いて容易に形成
することができ、既存の内かまを用いて容易に永久磁石
片22を取付けることができる。また、永久磁石片22の端
面52と外向きフランジ21の表面53とは同一平面内に形成
されるので、外かま15の回転によつて内かまの外周面を
摺動する上糸が前記永久磁石片22に引掛かってしまうお
それはなく、不所望に上糸の張力が大きく変化してしま
うおそれはない。
そのフランジ21の厚み方向に挿通する挿通孔を形成して
永久磁石片22を嵌着するようにしたので、前記挿通孔51
は、たとえばドリルなどの穿孔工具を用いて容易に形成
することができ、既存の内かまを用いて容易に永久磁石
片22を取付けることができる。また、永久磁石片22の端
面52と外向きフランジ21の表面53とは同一平面内に形成
されるので、外かま15の回転によつて内かまの外周面を
摺動する上糸が前記永久磁石片22に引掛かってしまうお
それはなく、不所望に上糸の張力が大きく変化してしま
うおそれはない。
さらに電磁石24の対向面54は外向きフランジ21の外周面
55よりも内かま14の半径方向外方に長く形成されるの
で、内かま14の外周面を移動する上糸が、たとえば振動
などによってわずかに前記外周面55から半径方向外方に
変位しても、その上糸が電磁石24に引掛かってしまうお
それはなく、円滑に糸越し動作を行うことができる。ま
た、支持部材の遊端部58に円弧面59を形成するようにし
たので、この支持部材23の遊端部に固着する電磁石24を
ボビンケース13の外周面に、ごく近接して配置される永
久磁石片22に対向して配置した状態で、ボビンケース13
の内かまへの着脱交換動作を阻害してしまうおそれはな
く、円滑にボビンケース13を内かま14に着脱交換するこ
とができ、交換作業に支障をきたすおそれはない。この
ように本考案によれは、垂直全回転かま特有の上糸ルー
プの挙動を阻害してしまうことなく、不所望な上糸張力
の発生を防止し、かつ大きなかま音を発生させることな
く簡単な構成で、円滑な糸越し動作を行うことができる
ようになる。
55よりも内かま14の半径方向外方に長く形成されるの
で、内かま14の外周面を移動する上糸が、たとえば振動
などによってわずかに前記外周面55から半径方向外方に
変位しても、その上糸が電磁石24に引掛かってしまうお
それはなく、円滑に糸越し動作を行うことができる。ま
た、支持部材の遊端部58に円弧面59を形成するようにし
たので、この支持部材23の遊端部に固着する電磁石24を
ボビンケース13の外周面に、ごく近接して配置される永
久磁石片22に対向して配置した状態で、ボビンケース13
の内かまへの着脱交換動作を阻害してしまうおそれはな
く、円滑にボビンケース13を内かま14に着脱交換するこ
とができ、交換作業に支障をきたすおそれはない。この
ように本考案によれは、垂直全回転かま特有の上糸ルー
プの挙動を阻害してしまうことなく、不所望な上糸張力
の発生を防止し、かつ大きなかま音を発生させることな
く簡単な構成で、円滑な糸越し動作を行うことができる
ようになる。
さらに本考案によれば、内かまの外向きフランジに形成
される挿通孔、したがつてそれに嵌着される永久磁石片
は、回転軸線を通る鉛直線上における内かまの最下点よ
りも外かま回転方向下流側に設けられているので、その
内かまの外周面に沿つて糸越しする上糸が、永久磁石片
に引つ掛かつてしまう恐れはなく、糸越し動作を円滑に
行うことができる。また電磁石24の対向面54は、永久磁
石片22の端面52よりも大きな表面積を有するようにした
ので、外向きフランジ21上の比較的狭い領域に制限され
る永久磁石片22に大きな磁気吸引力を作用させることが
でき、これによつて高速で回転する外かまから大きな回
転力が内かまに作用しても、その内かまの外かま回転方
向への回転を確実に防ぐことができる。しかも外向きフ
ランジには大きな永久磁石片を埋込む必要がなくなるの
で、大きな挿通孔51を形成する必要がなく、したがつて
内かま14の強度の低下を防ぐことができる。
される挿通孔、したがつてそれに嵌着される永久磁石片
は、回転軸線を通る鉛直線上における内かまの最下点よ
りも外かま回転方向下流側に設けられているので、その
内かまの外周面に沿つて糸越しする上糸が、永久磁石片
に引つ掛かつてしまう恐れはなく、糸越し動作を円滑に
行うことができる。また電磁石24の対向面54は、永久磁
石片22の端面52よりも大きな表面積を有するようにした
ので、外向きフランジ21上の比較的狭い領域に制限され
る永久磁石片22に大きな磁気吸引力を作用させることが
でき、これによつて高速で回転する外かまから大きな回
転力が内かまに作用しても、その内かまの外かま回転方
向への回転を確実に防ぐことができる。しかも外向きフ
ランジには大きな永久磁石片を埋込む必要がなくなるの
で、大きな挿通孔51を形成する必要がなく、したがつて
内かま14の強度の低下を防ぐことができる。
特に電磁石24を用いることによつて、前記永久磁石片22
に対する磁気吸引力を外かまの回転速度に応じて容易に
変化させることができる。これによつて家庭用ミシンな
どに比べて縫製速度が速い工業用ミシンなどにおいて、
縫製条件に応じて縫製速度を変化させ、したがつて外か
まの回転速度を変化させても、それに応じて容易に電磁
石24の永久磁石片22に対する磁気吸引力を変化させて確
実に内かまの回転を阻止し、かま止め凹所18への突部20
の当接力を緩和し、上糸に大きな力を作用させることな
しに前記かま止め凹所18と突部20との間を円滑に通過さ
せ、これによつて縫いの質を、外かまの回転速度にかか
わらず、向上することができる。
に対する磁気吸引力を外かまの回転速度に応じて容易に
変化させることができる。これによつて家庭用ミシンな
どに比べて縫製速度が速い工業用ミシンなどにおいて、
縫製条件に応じて縫製速度を変化させ、したがつて外か
まの回転速度を変化させても、それに応じて容易に電磁
石24の永久磁石片22に対する磁気吸引力を変化させて確
実に内かまの回転を阻止し、かま止め凹所18への突部20
の当接力を緩和し、上糸に大きな力を作用させることな
しに前記かま止め凹所18と突部20との間を円滑に通過さ
せ、これによつて縫いの質を、外かまの回転速度にかか
わらず、向上することができる。
第1図は本考案の一実施例の垂直全回転かま10の正面
図、第2図は垂直全回転かま10の斜視図、第3図は第2
図の切断面線III−IIIから見た部分断面図、第4図は典
型的な先行技術の斜視図、第5図は先行技術のオープナ
機構を説明するための斜視図である。 10……垂直全回転かま、11……下糸、12……ボビン、13
……ボビンケース、14……内かま、15……外かま、18…
…かま止め凹所、18a……当接面、19……回り止め部
材、20……突部、20a……係止面、21……外向きフラン
ジ、22……永久磁石片、23……支持部材、24……電磁
石、50……針、51……挿通孔、52……永久磁石片22の端
面、53……外向きフランジ21の表面、54……電磁石24の
対向面、55……外向きフランジ21の外周面、56……支持
部材23の基端部、57……ミシンの機体、58……支持部材
23の遊端部、59……円弧面、60……電磁石24の外周面
図、第2図は垂直全回転かま10の斜視図、第3図は第2
図の切断面線III−IIIから見た部分断面図、第4図は典
型的な先行技術の斜視図、第5図は先行技術のオープナ
機構を説明するための斜視図である。 10……垂直全回転かま、11……下糸、12……ボビン、13
……ボビンケース、14……内かま、15……外かま、18…
…かま止め凹所、18a……当接面、19……回り止め部
材、20……突部、20a……係止面、21……外向きフラン
ジ、22……永久磁石片、23……支持部材、24……電磁
石、50……針、51……挿通孔、52……永久磁石片22の端
面、53……外向きフランジ21の表面、54……電磁石24の
対向面、55……外向きフランジ21の外周面、56……支持
部材23の基端部、57……ミシンの機体、58……支持部材
23の遊端部、59……円弧面、60……電磁石24の外周面
Claims (1)
- 【請求項1】上下に往復動される針50の移動経路1に
対して垂直な回転軸線l2まわりに回転方向A下流側に向
けて回転駆動される外かま15と、外かま回転時に、固定
位置に固定された回り止め部材19の突部20が嵌り込むか
ま止め凹所18が形成された内かま14とを含む垂直全回転
かまにおいて、 前記内かま14の開放端側に形成される外向きフランジ21
に、内かま14の前記回転軸線l2を通る鉛直線上における
最下点Pよりも外かま回転方向A下流側でそのフランジ
21の厚み方向に挿通する挿通孔51を形成して永久磁石片
22を嵌着し、 この永久磁石片22の内かま開放端側の端面52は、前記外
向きフランジ21の内かま開放端側の表面53と同一平面内
にあり、 前記永久磁石片22近傍位置には、その永久磁石片22の前
記端面52から上糸が通過できる間隔Lをあけて対向する
電磁石24が配置され、 この電磁石24の前記永久磁石片22の端面52に臨む対向面
54は、前記永久磁石片22の端面52の磁極と逆の磁極を有
するように磁化され、かつ前記外向きフランジ21の外周
面55よりも内かま14の半径方向外方に長く形成されて前
記永久磁石片22の端面52よりも大きな表面積を有してお
り、 前記電磁石24は、基端部56がミシンの機体57に固定され
た支持部材23の遊端部58に固着され、この遊端部58には
内かま14に着脱交換されるボビンケース13の移動経路を
避けるようにそのボビンケース13の外周面に対応した円
弧面59が形成され、 前記電磁石24と永久磁石片22とが磁気吸引した状態で、
かま止め凹所18の外かま回転方向A下流側に臨む当接面
18aと、回り止め部材19の突部20の外かま回転方向A上
流側に臨む係止面20aとは、相互に離間していることを
特徴とする垂直全回転かま。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990069024U JPH0729976Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 垂直全回転かま |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1990069024U JPH0729976Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 垂直全回転かま |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0313979U JPH0313979U (ja) | 1991-02-13 |
| JPH0729976Y2 true JPH0729976Y2 (ja) | 1995-07-12 |
Family
ID=31603976
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1990069024U Expired - Lifetime JPH0729976Y2 (ja) | 1990-06-28 | 1990-06-28 | 垂直全回転かま |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0729976Y2 (ja) |
Families Citing this family (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP4511769B2 (ja) * | 2001-06-15 | 2010-07-28 | 株式会社ホンダアクセス | 自動車のドアバイザ取り付け構造 |
| JP4563722B2 (ja) * | 2004-04-28 | 2010-10-13 | 田村プラスチック製品株式会社 | 自動車用バイザー |
| JP5041818B2 (ja) * | 2007-01-30 | 2012-10-03 | 田村プラスチック製品株式会社 | 自動車用バイザー取付ブラケット |
| JP5083689B2 (ja) * | 2008-04-24 | 2012-11-28 | イズミ工業株式会社 | 自動車用ドアバイザーにおけるブラケットの取付け構造 |
| JP5101676B2 (ja) * | 2010-09-09 | 2012-12-19 | 田村プラスチック製品株式会社 | 自動車用バイザー |
| CN111593505B (zh) * | 2019-02-20 | 2024-08-02 | 浙江中捷缝纫科技有限公司 | 勾线结构及具有其的缝纫机 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5736142U (ja) * | 1980-08-07 | 1982-02-25 | ||
| JPS57134189A (en) * | 1981-02-13 | 1982-08-19 | Aisin Seiki | Horizontal unit pattern device for sewing machine |
-
1990
- 1990-06-28 JP JP1990069024U patent/JPH0729976Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0313979U (ja) | 1991-02-13 |
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