JPH08173669A - 水平釜の磁気式釜止め装置 - Google Patents
水平釜の磁気式釜止め装置Info
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- JPH08173669A JPH08173669A JP32286794A JP32286794A JPH08173669A JP H08173669 A JPH08173669 A JP H08173669A JP 32286794 A JP32286794 A JP 32286794A JP 32286794 A JP32286794 A JP 32286794A JP H08173669 A JPH08173669 A JP H08173669A
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Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05D—INDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES D05B AND D05C, RELATING TO SEWING, EMBROIDERING AND TUFTING
- D05D2207/00—Use of special elements
- D05D2207/05—Magnetic devices
- D05D2207/06—Permanent magnets
Landscapes
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 構造が簡単で、且つ取付け作業や間隙のバラ
ツキの調整作業が容易であり、しかも、確実に衝撃音を
消すことができる水平釜の磁気式釜止め装置を提供する
ことである。 【構成】 ミシンの針板1に設けた凹部5の両側にそれ
ぞれ外側磁石Z2,Z3を配置する一方、前記凹部5に
嵌り込むように内釜7に設けた凸部9には、前記外側磁
石Z2,Z3の磁力と反発する様に内側磁石Z1を配置
する。これによって、前記凹部5の外側磁石Z2,Z3
と凸部9の内側磁石Z1との反発作用により、前記凹部
5と凸部9との間に間隙K1が形成される。従って、外
釜6の回転に伴って内釜7が回転するとき、上糸は前記
間隙K1をほとんど糸抜け抵抗なく通り過ぎることがで
きる。
ツキの調整作業が容易であり、しかも、確実に衝撃音を
消すことができる水平釜の磁気式釜止め装置を提供する
ことである。 【構成】 ミシンの針板1に設けた凹部5の両側にそれ
ぞれ外側磁石Z2,Z3を配置する一方、前記凹部5に
嵌り込むように内釜7に設けた凸部9には、前記外側磁
石Z2,Z3の磁力と反発する様に内側磁石Z1を配置
する。これによって、前記凹部5の外側磁石Z2,Z3
と凸部9の内側磁石Z1との反発作用により、前記凹部
5と凸部9との間に間隙K1が形成される。従って、外
釜6の回転に伴って内釜7が回転するとき、上糸は前記
間隙K1をほとんど糸抜け抵抗なく通り過ぎることがで
きる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ミシンの水平釜の釜止
め装置に関し、詳しくは磁力を用いて釜止めを行なう水
平釜の磁気式釜止め装置に関するものである。
め装置に関し、詳しくは磁力を用いて釜止めを行なう水
平釜の磁気式釜止め装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、ミシンの水平釜の釜止め装置
としては、図6に示す様に、ボビンを内蔵する内釜P1
の外側に凸部P2を設け、一方、ミシン本体に固着した
針板P3の下面に1対の凸部P4を設けて凹部P5を形
成し、この凹部P5及び凸部P2からなる釜止め部P6
によって、内釜P1の回転を防ぐ装置が知られていた。
つまり、針板P3の凹部P5に内釜P1の凸部P2を嵌
り込ませて、内釜P1が回転するのを防止していた。
としては、図6に示す様に、ボビンを内蔵する内釜P1
の外側に凸部P2を設け、一方、ミシン本体に固着した
針板P3の下面に1対の凸部P4を設けて凹部P5を形
成し、この凹部P5及び凸部P2からなる釜止め部P6
によって、内釜P1の回転を防ぐ装置が知られていた。
つまり、針板P3の凹部P5に内釜P1の凸部P2を嵌
り込ませて、内釜P1が回転するのを防止していた。
【0003】前記釜止め装置では、外釜P7が回転する
と、その回転抵抗によって内釜P1も回転しようとする
ので、内釜P1の凸部P2は針板P3の凹部P5の一方
の(凸部P4の)係止面側に押し付けられる。このと
き、上糸が内釜P1をくぐり抜けることになるので、こ
の動作が釜止め部P6にて糸抜け抵抗となり、糸締りが
悪くなる。これを防止するために、従来は、いわゆるオ
ープナー機構P8を設けて、上糸が釜止め部P6を抜け
る際に、内釜P1を逆方向(矢印B方向)にわずかに回
動させて、釜止め部P6を開いていた。
と、その回転抵抗によって内釜P1も回転しようとする
ので、内釜P1の凸部P2は針板P3の凹部P5の一方
の(凸部P4の)係止面側に押し付けられる。このと
き、上糸が内釜P1をくぐり抜けることになるので、こ
の動作が釜止め部P6にて糸抜け抵抗となり、糸締りが
悪くなる。これを防止するために、従来は、いわゆるオ
ープナー機構P8を設けて、上糸が釜止め部P6を抜け
る際に、内釜P1を逆方向(矢印B方向)にわずかに回
動させて、釜止め部P6を開いていた。
【0004】ところが、この様なオープナー機構P8を
用いた場合には、内釜P1の1回転毎に釜止め部P6を
開いたり閉じたりするため、その際の凸部P2が凹部P
5に衝突する衝撃音、即ち釜止め部P6における衝撃音
が大きくなるので、その静音化が望まれていた。
用いた場合には、内釜P1の1回転毎に釜止め部P6を
開いたり閉じたりするため、その際の凸部P2が凹部P
5に衝突する衝撃音、即ち釜止め部P6における衝撃音
が大きくなるので、その静音化が望まれていた。
【0005】この対策として、磁石の磁力を用いて、常
時釜止め部に上糸が抜けるだけの間隙を設けることで、
前記オープナー機構をなくし、釜止め部における衝撃音
をなくす提案がなされている(実公昭57−5478
2号公報、実公昭59−21745号公報参照、実
開昭60−86272号公報参照)。
時釜止め部に上糸が抜けるだけの間隙を設けることで、
前記オープナー機構をなくし、釜止め部における衝撃音
をなくす提案がなされている(実公昭57−5478
2号公報、実公昭59−21745号公報参照、実
開昭60−86272号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記
〜の技術においても、各々問題があり、必ずしも十分
ではない。例えば前記の技術では、内釜と外釜との間
に、磁石を埋設した特別な固定部材を設ける必要がある
ため、釜構造が複雑になるという問題がある。また、こ
の固定部材をミシン本体に取り付ける場合には、固定ネ
ジが釜自体の下側になるので、作業性が悪いという問題
がある。更に、固定部材を取り付ける場合には、ミシン
本体に対する回転の向きも厳密な位置関係にて組み付け
る必要があるが、固定部材は内釜と外釜とで囲まれてい
るため、その点でも取付作業が難しいという問題があ
る。また、釜止め部は固定部材側に設けてあるので、釜
止め部の間隙調整を磁石の取付位置を変更することによ
って変えることができず、磁力のバラツキや磁石の埋設
位置のバラツキ等によって、釜止め部の間隙はバラツク
ことになり、糸抜け抵抗がバラツいてミシンの品質が安
定しないという問題がある。更に、高速の工業用ミシン
では、外釜と一体となった釜軸内を釜の潤滑油が通る構
造となっているので、上述した固定部材を用いた技術
は、この種の工業用ミシンには適用できないという問題
がある。
〜の技術においても、各々問題があり、必ずしも十分
ではない。例えば前記の技術では、内釜と外釜との間
に、磁石を埋設した特別な固定部材を設ける必要がある
ため、釜構造が複雑になるという問題がある。また、こ
の固定部材をミシン本体に取り付ける場合には、固定ネ
ジが釜自体の下側になるので、作業性が悪いという問題
がある。更に、固定部材を取り付ける場合には、ミシン
本体に対する回転の向きも厳密な位置関係にて組み付け
る必要があるが、固定部材は内釜と外釜とで囲まれてい
るため、その点でも取付作業が難しいという問題があ
る。また、釜止め部は固定部材側に設けてあるので、釜
止め部の間隙調整を磁石の取付位置を変更することによ
って変えることができず、磁力のバラツキや磁石の埋設
位置のバラツキ等によって、釜止め部の間隙はバラツク
ことになり、糸抜け抵抗がバラツいてミシンの品質が安
定しないという問題がある。更に、高速の工業用ミシン
では、外釜と一体となった釜軸内を釜の潤滑油が通る構
造となっているので、上述した固定部材を用いた技術
は、この種の工業用ミシンには適用できないという問題
がある。
【0007】また、前記の技術は、内釜の回り止め部
材にコイルを巻いて電磁石とする方式であるが、通常、
釜の周辺には送り歯や糸切り装置等が設けられているの
で、この方式では、必要とする磁気反発力を生ずるだけ
のコイルを巻くスペースがないという問題がある。その
ため、十分な磁力を発生できず、結果として、確実に釜
止め部の衝撃音を消すことができない。
材にコイルを巻いて電磁石とする方式であるが、通常、
釜の周辺には送り歯や糸切り装置等が設けられているの
で、この方式では、必要とする磁気反発力を生ずるだけ
のコイルを巻くスペースがないという問題がある。その
ため、十分な磁力を発生できず、結果として、確実に釜
止め部の衝撃音を消すことができない。
【0008】更に、前記の技術では、磁気反発力が釜
の回転方向にのみしか付与されていないので、内釜の回
転抵抗の変動により、釜止め荷重が一定とならず、内釜
が磁気反発力をバネとして踊ってしまい、安定しないと
いう問題がある。本発明は、上述した問題点を解決する
ためになされたものであり、構造が簡単で、且つ取付作
業や間隙のバラツキの調整作業が容易であり、更に高速
の工業用ミシンに適用でき、しかもスペース的に問題が
なく、より確実に衝撃音を消すことができる水平釜の磁
気式釜止め装置を提供することを目的とするものであ
る。
の回転方向にのみしか付与されていないので、内釜の回
転抵抗の変動により、釜止め荷重が一定とならず、内釜
が磁気反発力をバネとして踊ってしまい、安定しないと
いう問題がある。本発明は、上述した問題点を解決する
ためになされたものであり、構造が簡単で、且つ取付作
業や間隙のバラツキの調整作業が容易であり、更に高速
の工業用ミシンに適用でき、しかもスペース的に問題が
なく、より確実に衝撃音を消すことができる水平釜の磁
気式釜止め装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
の請求項1の発明は、外釜が回転する場合に、ミシン本
体側に固着する針板の下面側に設けられた凹部と内釜側
に設けられ前記凹部に嵌り込む凸部とが係止して、該内
釜の回転防止をなす水平釜において、前記凹部の回転方
向両側に各々外側磁石を配置するとともに、該回転方向
両側の外側磁石の磁力と反発する様に、前記凸部に内側
磁石を配置したことを特徴とする水平釜の磁気式釜止め
装置を要旨とする。
の請求項1の発明は、外釜が回転する場合に、ミシン本
体側に固着する針板の下面側に設けられた凹部と内釜側
に設けられ前記凹部に嵌り込む凸部とが係止して、該内
釜の回転防止をなす水平釜において、前記凹部の回転方
向両側に各々外側磁石を配置するとともに、該回転方向
両側の外側磁石の磁力と反発する様に、前記凸部に内側
磁石を配置したことを特徴とする水平釜の磁気式釜止め
装置を要旨とする。
【0010】請求項2の発明は、前記内釜の回転によっ
て、前記内側磁石と前記外側磁石とが接触する前に、前
記内釜の一部が前記ミシン本体側に係止して、前記内側
磁石のそれ以上の回転移動を防止する回転防止機構を備
えたことを特徴とする前記請求項1記載の水平釜の磁気
式釜止め装置を要旨とする。
て、前記内側磁石と前記外側磁石とが接触する前に、前
記内釜の一部が前記ミシン本体側に係止して、前記内側
磁石のそれ以上の回転移動を防止する回転防止機構を備
えたことを特徴とする前記請求項1記載の水平釜の磁気
式釜止め装置を要旨とする。
【0011】請求項3の発明は、前記外釜の正回転方向
における前記内側磁石と前記外側磁石と間の磁気反発力
を、前記外釜の逆回転方向における前記内側磁石と前記
外側磁石との間の磁気反発力より大きく設定したことを
特徴とする前記請求項1又は2記載の水平釜の磁気式釜
止め装置を要旨とする。
における前記内側磁石と前記外側磁石と間の磁気反発力
を、前記外釜の逆回転方向における前記内側磁石と前記
外側磁石との間の磁気反発力より大きく設定したことを
特徴とする前記請求項1又は2記載の水平釜の磁気式釜
止め装置を要旨とする。
【0012】請求項4の発明は、前記内側磁石及び前記
外側磁石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着さ
れていることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか
記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
外側磁石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着さ
れていることを特徴とする前記請求項1〜3のいずれか
記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
【0013】請求項5の発明は、前記内側磁石及び前記
外側磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の部材を
固着したことを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか
記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
外側磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の部材を
固着したことを特徴とする前記請求項1〜4のいずれか
記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
【0014】請求項6の発明は、前記強磁性の部材の表
面に、耐摩耗低摩擦処理が施されていることを特徴とす
る前記請求項5記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨
とする。請求項7の発明は、前記内側磁石及び前記外側
磁石の少なくとも一方の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施
されていることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれ
か記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
面に、耐摩耗低摩擦処理が施されていることを特徴とす
る前記請求項5記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨
とする。請求項7の発明は、前記内側磁石及び前記外側
磁石の少なくとも一方の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施
されていることを特徴とする前記請求項1〜6のいずれ
か記載の水平釜の磁気式釜止め装置を要旨とする。
【0015】
【作用】請求項1の発明では、針板側の凹部の回転方向
の両側に、各々外側磁石が配置されるとともに、この外
側磁石の磁力と反発する様に、内釜の凸部に内側磁石が
配置されている。
の両側に、各々外側磁石が配置されるとともに、この外
側磁石の磁力と反発する様に、内釜の凸部に内側磁石が
配置されている。
【0016】従って、外釜の回転に伴って内釜が回転す
るときに、上糸が内釜をくぐり抜けるが、本発明では、
凹部の外側磁石と凸部の内側磁石との反発力によって、
凹部と凸部との間に間隙が形成されているので、上糸は
この間隙をほぼ糸抜け抵抗なく通り過ぎる。特に、本発
明では、この糸抜けの際に、従来の様に、オープナー機
構を用いて釜止めを行なう機構(釜止め部)を開閉する
のではなく、内側磁石と外側磁石との反発力によって、
常に両磁石間に間隙が設けられているので、凹部と凸部
とは衝突することがなく、当然ながらその衝撃音もな
い。
るときに、上糸が内釜をくぐり抜けるが、本発明では、
凹部の外側磁石と凸部の内側磁石との反発力によって、
凹部と凸部との間に間隙が形成されているので、上糸は
この間隙をほぼ糸抜け抵抗なく通り過ぎる。特に、本発
明では、この糸抜けの際に、従来の様に、オープナー機
構を用いて釜止めを行なう機構(釜止め部)を開閉する
のではなく、内側磁石と外側磁石との反発力によって、
常に両磁石間に間隙が設けられているので、凹部と凸部
とは衝突することがなく、当然ながらその衝撃音もな
い。
【0017】請求項2の発明では、内釜が回動する際
に、回転防止機構によって、内側磁石と外側磁石とが接
触する前にて、内側磁石のそれ以上の回転移動を防止す
ることにより、磁石同士の衝突による破損を防止する。
請求項3の発明では、外釜の正回転方向における内側磁
石と外側磁石との間の磁気反発力を、外釜の逆回転方向
における内側磁石と外側磁石との間の磁気反発力より大
きく設定してある。つまり、通常は、内釜の正回転方向
の回転力が強いので、この様に回転方向に応じて磁力を
違えることにより、上糸が抜けるための間隙を左右同じ
程度にして、糸抜けをスムーズに行わせる。
に、回転防止機構によって、内側磁石と外側磁石とが接
触する前にて、内側磁石のそれ以上の回転移動を防止す
ることにより、磁石同士の衝突による破損を防止する。
請求項3の発明では、外釜の正回転方向における内側磁
石と外側磁石との間の磁気反発力を、外釜の逆回転方向
における内側磁石と外側磁石との間の磁気反発力より大
きく設定してある。つまり、通常は、内釜の正回転方向
の回転力が強いので、この様に回転方向に応じて磁力を
違えることにより、上糸が抜けるための間隙を左右同じ
程度にして、糸抜けをスムーズに行わせる。
【0018】請求項4の発明では、内側磁石及び外側磁
石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着されてい
るので、磁力が外部に逃げるのを防止でき、確実に反発
力が作用する。請求項5の発明では、内側磁石及び外側
磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の部材が固着
されているので、内釜が回転した際に、両磁石が直接に
接触することがなく、それによって、両磁石の衝突によ
る破損が防止される。
石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着されてい
るので、磁力が外部に逃げるのを防止でき、確実に反発
力が作用する。請求項5の発明では、内側磁石及び外側
磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の部材が固着
されているので、内釜が回転した際に、両磁石が直接に
接触することがなく、それによって、両磁石の衝突によ
る破損が防止される。
【0019】請求項6の発明では、強磁性の部材の表面
に、耐摩耗低摩擦処理が施されているので、糸が部材の
表面に当たっても摩耗することが少なく、耐久性が向上
し、しかも糸抜け性も向上する。請求項7の発明では、
内側磁石及び外側磁石の少なくとも一方の表面に、耐摩
耗低摩擦処理が施されているので、糸が磁石の表面に当
たっても摩耗することが少なく、耐久性が向上し、しか
も糸抜け性も向上する。
に、耐摩耗低摩擦処理が施されているので、糸が部材の
表面に当たっても摩耗することが少なく、耐久性が向上
し、しかも糸抜け性も向上する。請求項7の発明では、
内側磁石及び外側磁石の少なくとも一方の表面に、耐摩
耗低摩擦処理が施されているので、糸が磁石の表面に当
たっても摩耗することが少なく、耐久性が向上し、しか
も糸抜け性も向上する。
【0020】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図面を
参照して説明する。 (実施例1)図1に本実施例の水平釜の釜止め装置を有
するミシンの要部の外観を示し、図2(a)に本実施例
の水平釜の釜止め装置を有するミシンの要部の平面を示
し、図2(b)にその要部の側面(但し外釜は省略)を
示している。尚、図2(b)は、本実施例の特徴部分を
分かり易く示すために各構成要素間の位置関係を変更し
て示す説明図である。また、このミシンは左右の水平釜
を有するものであるが、左右対称であるので一方のみを
示す。
参照して説明する。 (実施例1)図1に本実施例の水平釜の釜止め装置を有
するミシンの要部の外観を示し、図2(a)に本実施例
の水平釜の釜止め装置を有するミシンの要部の平面を示
し、図2(b)にその要部の側面(但し外釜は省略)を
示している。尚、図2(b)は、本実施例の特徴部分を
分かり易く示すために各構成要素間の位置関係を変更し
て示す説明図である。また、このミシンは左右の水平釜
を有するものであるが、左右対称であるので一方のみを
示す。
【0021】図1及び図2に示す様に、ミシンの針板1
の一方の側部1aの下面側には、一対の凸状部3a,3
bによって凹部5が形成されている。一方、外釜6の内
側には内釜7が配置されており、内釜7の上面側の外周
には、径方向に突出する凸部9が形成されている。そし
て、この凸部9が前記凹部5に嵌り込むことによって、
釜止め部11が構成されている。
の一方の側部1aの下面側には、一対の凸状部3a,3
bによって凹部5が形成されている。一方、外釜6の内
側には内釜7が配置されており、内釜7の上面側の外周
には、径方向に突出する凸部9が形成されている。そし
て、この凸部9が前記凹部5に嵌り込むことによって、
釜止め部11が構成されている。
【0022】本実施例の場合には、前記内釜7の凸部9
が、略正方形の板状の(図の斜線で示す)内側磁石Z1
によって構成されており、その回転方向(正転方向=時
計方向=A方向)の磁極がN極に、逆回転方向(逆転方
向=反時計方向=B方向)の磁極がS極に設定されてい
る。この内側磁石Z1は、磁束が逃げることを防止する
ために、ステンレス,アルミ,銅,樹脂などの非磁性材
料15(図2(b)参照)を介して、例えば接着剤によ
る接着やロー付けによって、内釜7に固着されている。
が、略正方形の板状の(図の斜線で示す)内側磁石Z1
によって構成されており、その回転方向(正転方向=時
計方向=A方向)の磁極がN極に、逆回転方向(逆転方
向=反時計方向=B方向)の磁極がS極に設定されてい
る。この内側磁石Z1は、磁束が逃げることを防止する
ために、ステンレス,アルミ,銅,樹脂などの非磁性材
料15(図2(b)参照)を介して、例えば接着剤によ
る接着やロー付けによって、内釜7に固着されている。
【0023】一方、前記針板1の一対の凸状部3a,3
bは、各々略長方形の板状の(図の斜線で示す)外側磁
石Z2,Z3によって構成されている。この両外側磁石
Z2,Z3も、内側磁石Z1と同様に、磁束が逃げるこ
とを防止するために、ステンレス,アルミ,銅,樹脂な
どの非磁性材料16(図2(b)参照)を介して、例え
ば接着剤による接着やロー付けによって、針板1に固着
されている。更に、この両外側磁石Z2,Z3は、前記
内側磁石Z1と対向する位置にて、僅かな間隙K1を保
って取り付けられており、両外側磁石Z2,Z3と内側
磁石Z1との磁力が反発する様に、その磁極が設定され
ている。
bは、各々略長方形の板状の(図の斜線で示す)外側磁
石Z2,Z3によって構成されている。この両外側磁石
Z2,Z3も、内側磁石Z1と同様に、磁束が逃げるこ
とを防止するために、ステンレス,アルミ,銅,樹脂な
どの非磁性材料16(図2(b)参照)を介して、例え
ば接着剤による接着やロー付けによって、針板1に固着
されている。更に、この両外側磁石Z2,Z3は、前記
内側磁石Z1と対向する位置にて、僅かな間隙K1を保
って取り付けられており、両外側磁石Z2,Z3と内側
磁石Z1との磁力が反発する様に、その磁極が設定され
ている。
【0024】また、前記内釜7の上面側の外周には、回
転軸に対して前記凸部9とほぼ直角方向の位置にて、略
三角形の板状の係止部13が径方向に突出して設けられ
ている。そして、ミシン本体側には、この係止部13と
対向する位置にて、係止部13と係止可能な様に、スト
ッパー部材15が取り付けられている。
転軸に対して前記凸部9とほぼ直角方向の位置にて、略
三角形の板状の係止部13が径方向に突出して設けられ
ている。そして、ミシン本体側には、この係止部13と
対向する位置にて、係止部13と係止可能な様に、スト
ッパー部材15が取り付けられている。
【0025】このストッパー部材15は、内釜7の正転
方向への一定以上の回転を規制するためのものであり、
係止部13に係止する係止板15aと、高さを設定する
ための支柱部15bと、ストッパー部材15自身をミシ
ン本体側に固定する固定部15cとから構成されてい
る。
方向への一定以上の回転を規制するためのものであり、
係止部13に係止する係止板15aと、高さを設定する
ための支柱部15bと、ストッパー部材15自身をミシ
ン本体側に固定する固定部15cとから構成されてい
る。
【0026】前記ストッパー部材15の固定部15cに
は、ストッパー部材15自身をミシン本体側に固定する
ために、矢印C,D方向に長い長穴15dが設けてあ
る。この長穴15dは、矢印C,D方向にストッパー部
材15を移動して、係止位置を微調整し、且つ固定する
ためのものであり、内釜7の凸部9が針板1の一方の凸
状部3aに当接するわずか手前で係止部13が係止板1
5に当たる様に、調節してネジ止めされている。
は、ストッパー部材15自身をミシン本体側に固定する
ために、矢印C,D方向に長い長穴15dが設けてあ
る。この長穴15dは、矢印C,D方向にストッパー部
材15を移動して、係止位置を微調整し、且つ固定する
ためのものであり、内釜7の凸部9が針板1の一方の凸
状部3aに当接するわずか手前で係止部13が係止板1
5に当たる様に、調節してネジ止めされている。
【0027】そして、前記ストッパー部材15と係止部
13とによって、回転防止機構が構成されているが、こ
の回転防止機構における係止部13とストッパー部材1
5との位置関係は、内釜7が回転した場合に、内側磁石
Z1と一方の外側磁石Z2とが当接する前に、係止部1
3が係止板15aに当たって、内釜7のそれ以上の回動
を阻止する様にされている。
13とによって、回転防止機構が構成されているが、こ
の回転防止機構における係止部13とストッパー部材1
5との位置関係は、内釜7が回転した場合に、内側磁石
Z1と一方の外側磁石Z2とが当接する前に、係止部1
3が係止板15aに当たって、内釜7のそれ以上の回動
を阻止する様にされている。
【0028】また、本実施例では、前記両外側磁石Z
2,Z3の磁力は、正転方向には逆転方向より強い磁気
反発力が生じる様にされている。つまり、正転方向側の
外側磁石Z2の方が、より強力な磁石が用いられてい
る。更に、内側磁石Z1及び両外側磁石Z2,Z3の表
面には、常に糸が接触するので、例えば硬質クロムメッ
キ等の耐摩耗処理や固体潤滑材等のコーティングによる
耐摩耗低摩擦処理が施されている。尚、後述する他の実
施例の様に、内側磁石Z1及び両外側磁石Z2,Z3の
表面に、強磁性体の(キャップ等の)金属板を固着させ
るとともに、その金属板の表面に耐摩耗低摩擦処理を施
してもよい。
2,Z3の磁力は、正転方向には逆転方向より強い磁気
反発力が生じる様にされている。つまり、正転方向側の
外側磁石Z2の方が、より強力な磁石が用いられてい
る。更に、内側磁石Z1及び両外側磁石Z2,Z3の表
面には、常に糸が接触するので、例えば硬質クロムメッ
キ等の耐摩耗処理や固体潤滑材等のコーティングによる
耐摩耗低摩擦処理が施されている。尚、後述する他の実
施例の様に、内側磁石Z1及び両外側磁石Z2,Z3の
表面に、強磁性体の(キャップ等の)金属板を固着させ
るとともに、その金属板の表面に耐摩耗低摩擦処理を施
してもよい。
【0029】次に、上述した構造の本実施例の釜止め装
置の動作及びその効果について説明する。まず、外釜6
が矢印A方向に回転すると、針糸ループを剣先で捉え
て、上糸を内釜7をくぐらせ、下糸とからみ合わせて縫
製を行なう。このとき、外釜6の回転に伴い、その摺動
抵抗によって、内釜7も同方向に回転する。この回転に
よって、内側磁石Z1も矢印A方向に回転して、内側磁
石Z1のN極と一方の外側磁石Z2のN極とが接近する
が、N極同士であるので互いに反発して所定の間隔を保
った状態で、即ち回転力と磁石の反発力が釣り合った状
態で、その間隙K1が維持される。この状態では、係止
部13とストッパー部材15とは接触していないので、
回転防止機構においても所定の間隔の間隙K2が維持さ
れる。
置の動作及びその効果について説明する。まず、外釜6
が矢印A方向に回転すると、針糸ループを剣先で捉え
て、上糸を内釜7をくぐらせ、下糸とからみ合わせて縫
製を行なう。このとき、外釜6の回転に伴い、その摺動
抵抗によって、内釜7も同方向に回転する。この回転に
よって、内側磁石Z1も矢印A方向に回転して、内側磁
石Z1のN極と一方の外側磁石Z2のN極とが接近する
が、N極同士であるので互いに反発して所定の間隔を保
った状態で、即ち回転力と磁石の反発力が釣り合った状
態で、その間隙K1が維持される。この状態では、係止
部13とストッパー部材15とは接触していないので、
回転防止機構においても所定の間隔の間隙K2が維持さ
れる。
【0030】そして、このとき、上糸が、前記間隙K
1,K2を通過することになるので、ほとんど糸抜け抵
抗を受けることなく、スムーズに上糸が抜ける。また、
この様に上糸が抜ける際には、従来の様に、オープナー
機構によって釜止め部11を開閉する必要がないので、
構成が簡易化されるとともに、凸部9が凹部5に衝突し
ないので、衝撃音が発生しないという顕著な効果を奏す
る。
1,K2を通過することになるので、ほとんど糸抜け抵
抗を受けることなく、スムーズに上糸が抜ける。また、
この様に上糸が抜ける際には、従来の様に、オープナー
機構によって釜止め部11を開閉する必要がないので、
構成が簡易化されるとともに、凸部9が凹部5に衝突し
ないので、衝撃音が発生しないという顕著な効果を奏す
る。
【0031】更に、通常は、正転方向には強い回転力が
加わるが、本実施例では、両外側磁石Z2,Z3は、正
転方向には逆転方向より強い磁気反発力が生じる様にさ
れているので、上糸を抜くために必要とする間隙K1
を、確実に確保できるという利点がある。
加わるが、本実施例では、両外側磁石Z2,Z3は、正
転方向には逆転方向より強い磁気反発力が生じる様にさ
れているので、上糸を抜くために必要とする間隙K1
を、確実に確保できるという利点がある。
【0032】その上、本実施例では、内釜7が回転した
場合に、内側磁石Z1と一方の外側磁石Z2とが当接す
る前に、回転防止機構の係止部13がストッパー部材1
5に当たる様に構成されているので、例えば糸噛み等に
よって異常な衝撃回転力が加わった場合でも、内側磁石
Z1と外側磁石Z2とが接触して破損することを防止で
きる。
場合に、内側磁石Z1と一方の外側磁石Z2とが当接す
る前に、回転防止機構の係止部13がストッパー部材1
5に当たる様に構成されているので、例えば糸噛み等に
よって異常な衝撃回転力が加わった場合でも、内側磁石
Z1と外側磁石Z2とが接触して破損することを防止で
きる。
【0033】また、内側磁石Z1及び両外側磁石Z2,
Z3の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施されているので、
磁石Z1〜Z3の摩耗が少なく、また摩擦が小さいの
で、糸抜け性もよいという効果がある。更に、ストッパ
ー部材15には長穴15dが設けてあるので、この長穴
15dでストッパー部材15を固定する際に、係止位置
の微調整を行なうことができるという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な部分はその説明を省略又は簡略化す
る。
Z3の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施されているので、
磁石Z1〜Z3の摩耗が少なく、また摩擦が小さいの
で、糸抜け性もよいという効果がある。更に、ストッパ
ー部材15には長穴15dが設けてあるので、この長穴
15dでストッパー部材15を固定する際に、係止位置
の微調整を行なうことができるという利点がある。 (実施例2)次に、実施例2について説明するが、前記
実施例1と同様な部分はその説明を省略又は簡略化す
る。
【0034】本実施例の釜止め装置は、前記実施例1と
ほぼ同様であるが、内側磁石の形状や、内側磁石及び外
側磁石の磁極が大きく異なる。図3(a),(b)に示
す様に、ミシンの針板31の下面側に凹部33が形成さ
れ、内釜35の上面側に凸部37が形成されて、釜止め
部39が構成されている。そして、前記凸部37は内側
磁石Z4によって構成され、一方、前記凹部33は一対
の凸状部40a,40bとなる外側磁石Z5,Z6によ
って構成されている。
ほぼ同様であるが、内側磁石の形状や、内側磁石及び外
側磁石の磁極が大きく異なる。図3(a),(b)に示
す様に、ミシンの針板31の下面側に凹部33が形成さ
れ、内釜35の上面側に凸部37が形成されて、釜止め
部39が構成されている。そして、前記凸部37は内側
磁石Z4によって構成され、一方、前記凹部33は一対
の凸状部40a,40bとなる外側磁石Z5,Z6によ
って構成されている。
【0035】このうち、両外側磁石Z5,Z6は、内側
がN極となる様に配置されている。尚、正転方向側の外
側磁石Z5の磁力の方が、他方の外側磁石Z6の磁力よ
り大きく設定されている。一方、内側磁石Z4は、図5
(a)に示す様に、上部Z4aが短く下部Z4bが長
く、直角に曲げられた略L字状であり、その上部Z4a
が凸部37を構成する様に、下部Z4bが内釜35の側
面にて軸方向に固着されている。特に、本実施例では、
両外側磁石Z5,Z6の間に配置される(内側磁石Z4
の)上部Z4aがN極となる様に、磁化されて取り付け
られている。
がN極となる様に配置されている。尚、正転方向側の外
側磁石Z5の磁力の方が、他方の外側磁石Z6の磁力よ
り大きく設定されている。一方、内側磁石Z4は、図5
(a)に示す様に、上部Z4aが短く下部Z4bが長
く、直角に曲げられた略L字状であり、その上部Z4a
が凸部37を構成する様に、下部Z4bが内釜35の側
面にて軸方向に固着されている。特に、本実施例では、
両外側磁石Z5,Z6の間に配置される(内側磁石Z4
の)上部Z4aがN極となる様に、磁化されて取り付け
られている。
【0036】尚、前記内側磁石Z4及び外側磁石Z5,
Z6は、非磁性体41〜43(図3(b)参照)を介し
て接着剤やロー付けによって固着されており、これらの
磁石Z4〜Z6の露出する表面には、耐摩耗低摩擦処理
が施されている。また、本実施例では、係止部45及び
ストッパー部材47からなる回転防止機構も、設けられ
ている。
Z6は、非磁性体41〜43(図3(b)参照)を介し
て接着剤やロー付けによって固着されており、これらの
磁石Z4〜Z6の露出する表面には、耐摩耗低摩擦処理
が施されている。また、本実施例では、係止部45及び
ストッパー部材47からなる回転防止機構も、設けられ
ている。
【0037】本実施例は、前記実施例1と同様な効果を
奏するとともに、上述した形状の内側磁石Z4及び各磁
石Z4〜Z6による磁極配置を採用しているので、磁力
が強く、確実に所定間隔の釜止め部39における間隙K
1を維持できるという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例2と同様な部分はその説明を省略又は簡略化す
る。
奏するとともに、上述した形状の内側磁石Z4及び各磁
石Z4〜Z6による磁極配置を採用しているので、磁力
が強く、確実に所定間隔の釜止め部39における間隙K
1を維持できるという利点がある。 (実施例3)次に、実施例3について説明するが、前記
実施例2と同様な部分はその説明を省略又は簡略化す
る。
【0038】本実施例の釜止め装置は、前記実施例2と
ほぼ同様であるが、ストッパー部材をなくし、内側磁石
や外側磁石の表面に、強磁性体の金属板を配置した点が
大きく異なる。図4(a),(b)に示す様に、ミシン
の針板51の下面側に凹部53が形成され、内釜55の
上面側に凸部57が形成されて、釜止め部59が構成さ
れている。そして、前記実施例2と同様に、前記凸部5
7は略L字状の内側磁石Z7によって構成され、前記凹
部53は一対の凸状部54a,54bとなる外側磁石Z
8,Z9によって構成されている。
ほぼ同様であるが、ストッパー部材をなくし、内側磁石
や外側磁石の表面に、強磁性体の金属板を配置した点が
大きく異なる。図4(a),(b)に示す様に、ミシン
の針板51の下面側に凹部53が形成され、内釜55の
上面側に凸部57が形成されて、釜止め部59が構成さ
れている。そして、前記実施例2と同様に、前記凸部5
7は略L字状の内側磁石Z7によって構成され、前記凹
部53は一対の凸状部54a,54bとなる外側磁石Z
8,Z9によって構成されている。
【0039】特に、本実施例では、図5(b),(c)
に拡大して示す様に、内側磁石Z7の上部Z7aの周囲
に、例えばSPCC,SK5Mからなる厚さ0.2〜1
mmの強磁性体の金属キャップ61がかぶせられて、接
着剤やロー付け等により固着されている。また、両外側
磁石Z8,Z9の内側、即ち内側磁石Z7に面する側に
も、同様な素材からなる厚さ0.5〜1.5mmの金属
板62,63が固着されている。尚、この金属キャップ
61及び金属板62,63の表面には、耐摩耗低摩擦処
理が施されている。
に拡大して示す様に、内側磁石Z7の上部Z7aの周囲
に、例えばSPCC,SK5Mからなる厚さ0.2〜1
mmの強磁性体の金属キャップ61がかぶせられて、接
着剤やロー付け等により固着されている。また、両外側
磁石Z8,Z9の内側、即ち内側磁石Z7に面する側に
も、同様な素材からなる厚さ0.5〜1.5mmの金属
板62,63が固着されている。尚、この金属キャップ
61及び金属板62,63の表面には、耐摩耗低摩擦処
理が施されている。
【0040】本実施例は、前記実施例2と同様な効果を
奏するとともに、内側磁石Z7の上部Z7a及び両外側
磁石Z8,Z9の内側に、強磁性体の金属キャップ61
及び金属板62,63が配置してあるので、内側磁石Z
7と外側磁石Z8,Z9とが直接に接触することがな
い、よって、その接触による磁石Z7〜Z9の破損を防
止できるという効果がある。また、金属キャップ61及
び金属板62,63の表面には、耐摩耗低摩擦処理が施
されているので、金属キャップ61及び金属板62,6
3の摩耗が少なく、糸抜け性もよいという利点がある。
奏するとともに、内側磁石Z7の上部Z7a及び両外側
磁石Z8,Z9の内側に、強磁性体の金属キャップ61
及び金属板62,63が配置してあるので、内側磁石Z
7と外側磁石Z8,Z9とが直接に接触することがな
い、よって、その接触による磁石Z7〜Z9の破損を防
止できるという効果がある。また、金属キャップ61及
び金属板62,63の表面には、耐摩耗低摩擦処理が施
されているので、金属キャップ61及び金属板62,6
3の摩耗が少なく、糸抜け性もよいという利点がある。
【0041】尚、本発明は前記実施例になんら限定され
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例え
ば、釜自体や針板自体を、ステンレス等の非磁性材料で
構成する場合には、各磁石を非磁性材料を介して固着す
る必要がなくなり、その構造や製造方法が簡易化される
ので好適である。
るものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲におい
て種々の態様で実施しうることはいうまでもない。例え
ば、釜自体や針板自体を、ステンレス等の非磁性材料で
構成する場合には、各磁石を非磁性材料を介して固着す
る必要がなくなり、その構造や製造方法が簡易化される
ので好適である。
【0042】また、磁石の材料としては、残留磁束密度
の大きい(例えば1万3000ガウス)希土類のマグネ
ットや、ネイジム−鉄−ボロン系の新希土類のマグネッ
トが好適である。
の大きい(例えば1万3000ガウス)希土類のマグネ
ットや、ネイジム−鉄−ボロン系の新希土類のマグネッ
トが好適である。
【0043】
【発明の効果】以上詳述したことから明らかなように、
針板側の凹部の回転方向両側に各々外側磁石が配置され
るとともに、この外側磁石の磁力と反発する様に、内釜
の凸部に内側磁石が配置されている。
針板側の凹部の回転方向両側に各々外側磁石が配置され
るとともに、この外側磁石の磁力と反発する様に、内釜
の凸部に内側磁石が配置されている。
【0044】つまり、本発明では、従来の様に、オープ
ナー機構を用いて釜止めを開閉するのではなく、内側磁
石及び外側磁石の反発力によって、常に凹部と凸部との
間に間隙が設けられているので、凹部と凸部とが衝突す
ることによる衝撃音は生じないという顕著な効果を奏す
る。また、その構造が簡素化されており、取付作業や間
隙のバラツキの調整作業が容易である。更に高速の工業
用ミシンに適用でき、しかも磁力を用いるにもかかわら
す、スペース的に問題ない。
ナー機構を用いて釜止めを開閉するのではなく、内側磁
石及び外側磁石の反発力によって、常に凹部と凸部との
間に間隙が設けられているので、凹部と凸部とが衝突す
ることによる衝撃音は生じないという顕著な効果を奏す
る。また、その構造が簡素化されており、取付作業や間
隙のバラツキの調整作業が容易である。更に高速の工業
用ミシンに適用でき、しかも磁力を用いるにもかかわら
す、スペース的に問題ない。
【0045】請求項2の発明では、回転防止機構によっ
て、内釜の回転によって内側磁石と外側磁石とが接触す
る前に、内側磁石のそれ以上の回転移動を防止するの
で、磁石同士が接触することによる互いの破損を、未然
に防ぐことができる。請求項3の発明では、外釜の正回
転方向における内側磁石と外側磁石との間の磁気反発力
を、外釜の逆回転方向における内側磁石と外側磁石との
間の磁気反発力より大きく設定してあるので、上糸が抜
けるための間隙を左右同じ程度にすることができ、それ
によって、糸抜けをスムーズに行うことができる。
て、内釜の回転によって内側磁石と外側磁石とが接触す
る前に、内側磁石のそれ以上の回転移動を防止するの
で、磁石同士が接触することによる互いの破損を、未然
に防ぐことができる。請求項3の発明では、外釜の正回
転方向における内側磁石と外側磁石との間の磁気反発力
を、外釜の逆回転方向における内側磁石と外側磁石との
間の磁気反発力より大きく設定してあるので、上糸が抜
けるための間隙を左右同じ程度にすることができ、それ
によって、糸抜けをスムーズに行うことができる。
【0046】請求項4の発明では、内側磁石及び外側磁
石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着されてい
るので、磁力が外部に逃げるのを防止して、確実に反発
力が作用する様にできる。請求項5の発明では、内側磁
石及び外側磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の
部材が固着されているので、内釜が回転した場合でも、
両磁石が直接に接触することがなく、それによって、両
磁石の衝突による破損を防止することができる。
石の少なくとも一方が、非磁性体を介して固着されてい
るので、磁力が外部に逃げるのを防止して、確実に反発
力が作用する様にできる。請求項5の発明では、内側磁
石及び外側磁石の少なくとも一方の当り面に、強磁性の
部材が固着されているので、内釜が回転した場合でも、
両磁石が直接に接触することがなく、それによって、両
磁石の衝突による破損を防止することができる。
【0047】請求項6の発明では、強磁性の部材の表面
に、耐摩耗低摩擦処理が施されている。従って、糸が部
材の表面に当たっても摩耗することが少ないので、耐久
性が優れており、しかも糸抜け性が向上するという効果
がある。請求項7の発明では、内側磁石及び外側磁石の
少なくとも一方の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施されて
いる。従って、糸が磁石の表面に当たっても摩耗するこ
とが少ないので、耐久性に優れており、しかも糸抜け性
が向上するという利点がある。
に、耐摩耗低摩擦処理が施されている。従って、糸が部
材の表面に当たっても摩耗することが少ないので、耐久
性が優れており、しかも糸抜け性が向上するという効果
がある。請求項7の発明では、内側磁石及び外側磁石の
少なくとも一方の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施されて
いる。従って、糸が磁石の表面に当たっても摩耗するこ
とが少ないので、耐久性に優れており、しかも糸抜け性
が向上するという利点がある。
【図1】 実施例1の水平釜の釜止め装置を有するミシ
ンの要部の斜視図である。
ンの要部の斜視図である。
【図2】 実施例1の水平釜の釜止め装置を有するミシ
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
【図3】 実施例2の水平釜の釜止め装置を有するミシ
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
【図4】 実施例3の水平釜の釜止め装置を有するミシ
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
ンの要部を示し、(a)はその平面図、(b)はその側
面側(但し外釜は省略)を示す説明図である。
【図5】 磁石を拡大して示し、(a)は実施例2の内
側磁石の側面図、(b)は実施例2の磁石配置を示す平
面図、(c)は実施例2の磁石配置を示す側面図であ
る。
側磁石の側面図、(b)は実施例2の磁石配置を示す平
面図、(c)は実施例2の磁石配置を示す側面図であ
る。
【図6】 従来技術を示す説明図である。
1,31,51…針板 5,33,5
3…凹部 7,35,55…内釜 6…外釜 9,37,57…凸部 61…金属キ
ャップ 62,63…金属板 11,39,
59…釜止め部 K1,K2…間隙 Z1,Z4,
Z7…内側磁石 Z2,Z3,Z5,Z6,Z8,Z9…外側磁石
3…凹部 7,35,55…内釜 6…外釜 9,37,57…凸部 61…金属キ
ャップ 62,63…金属板 11,39,
59…釜止め部 K1,K2…間隙 Z1,Z4,
Z7…内側磁石 Z2,Z3,Z5,Z6,Z8,Z9…外側磁石
Claims (7)
- 【請求項1】 外釜が回転する場合に、ミシン本体側に
固着する針板の下面側に設けられた凹部と内釜側に設け
られ前記凹部に嵌り込む凸部とが係止して、該内釜の回
転防止をなす水平釜において、 前記凹部の回転方向両側に各々外側磁石を配置するとと
もに、該回転方向両側の外側磁石の磁力と反発する様
に、前記凸部に内側磁石を配置したことを特徴とする水
平釜の磁気式釜止め装置。 - 【請求項2】 前記内釜の回転によって、前記内側磁石
と前記外側磁石とが接触する前に、前記内釜の一部が前
記ミシン本体側に係止して、前記内側磁石のそれ以上の
回転移動を防止する回転防止機構を備えたことを特徴と
する前記請求項1記載の水平釜の磁気式釜止め装置。 - 【請求項3】 前記外釜の正回転方向における前記内側
磁石と前記外側磁石と間の磁気反発力を、前記外釜の逆
回転方向における前記内側磁石と前記外側磁石との間の
磁気反発力より大きく設定したことを特徴とする前記請
求項1又は2記載の水平釜の磁気式釜止め装置。 - 【請求項4】 前記内側磁石及び前記外側磁石の少なく
とも一方が、非磁性体を介して固着されていることを特
徴とする前記請求項1〜3のいずれか記載の水平釜の磁
気式釜止め装置。 - 【請求項5】 前記内側磁石及び前記外側磁石の少なく
とも一方の当り面に、強磁性の部材を固着したことを特
徴とする前記請求項1〜4のいずれか記載の水平釜の磁
気式釜止め装置。 - 【請求項6】 前記強磁性の部材の表面に、耐摩耗低摩
擦処理が施されていることを特徴とする前記請求項5記
載の水平釜の磁気式釜止め装置。 - 【請求項7】 前記内側磁石及び前記外側磁石の少なく
とも一方の表面に、耐摩耗低摩擦処理が施されているこ
とを特徴とする前記請求項1〜6のいずれか記載の水平
釜の磁気式釜止め装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32286794A JPH08173669A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 水平釜の磁気式釜止め装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP32286794A JPH08173669A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 水平釜の磁気式釜止め装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08173669A true JPH08173669A (ja) | 1996-07-09 |
Family
ID=18148503
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP32286794A Pending JPH08173669A (ja) | 1994-12-26 | 1994-12-26 | 水平釜の磁気式釜止め装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH08173669A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1105796C (zh) * | 1997-10-13 | 2003-04-16 | 重机株式会社 | 缝纫机的开放装置 |
-
1994
- 1994-12-26 JP JP32286794A patent/JPH08173669A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN1105796C (zh) * | 1997-10-13 | 2003-04-16 | 重机株式会社 | 缝纫机的开放装置 |
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