JPH07299832A - ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法 - Google Patents
ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法Info
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- JPH07299832A JPH07299832A JP6094814A JP9481494A JPH07299832A JP H07299832 A JPH07299832 A JP H07299832A JP 6094814 A JP6094814 A JP 6094814A JP 9481494 A JP9481494 A JP 9481494A JP H07299832 A JPH07299832 A JP H07299832A
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 厚みのばらつきが小さいポリオレフィン系樹
脂発泡シートを得る。 【構成】 発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂発泡
性シートに、例えば電子線を照射して樹脂を架橋させ
る。この架橋させた発泡性シート1を、加熱発泡炉2内
で加熱し発泡させ、発泡後の発泡シート1’を、上記樹
脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱さ
れた一対の押圧ロール13により押圧し、その後、例え
ば一対の冷却ロール14で冷却して目的の発泡シートを
得る。この場合、特に、上記方法で一対の押圧ロール1
3により押圧し、その後、例えば一対の冷却ロール14
で少なくとも5℃/秒の冷却速度で急冷すると、厚みの
ばらつきがより一層小さく、且つコロナ放電処理等の表
面処理性の良好な発泡シートが得られる。
脂発泡シートを得る。 【構成】 発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂発泡
性シートに、例えば電子線を照射して樹脂を架橋させ
る。この架橋させた発泡性シート1を、加熱発泡炉2内
で加熱し発泡させ、発泡後の発泡シート1’を、上記樹
脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱さ
れた一対の押圧ロール13により押圧し、その後、例え
ば一対の冷却ロール14で冷却して目的の発泡シートを
得る。この場合、特に、上記方法で一対の押圧ロール1
3により押圧し、その後、例えば一対の冷却ロール14
で少なくとも5℃/秒の冷却速度で急冷すると、厚みの
ばらつきがより一層小さく、且つコロナ放電処理等の表
面処理性の良好な発泡シートが得られる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、厚みのばらつきが小
さいポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法に関す
る。
さいポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法に関す
る。
【0002】
【従来の技術】発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂
発泡性シートを架橋させ加熱発泡させさせた後冷却し
て、ポリオレフィン系樹脂発泡シートを製造する方法
は、広く知られている(例えば、特公昭42−1883
2号公報及び特開昭63−309431号公報参照)。
発泡性シートを架橋させ加熱発泡させさせた後冷却し
て、ポリオレフィン系樹脂発泡シートを製造する方法
は、広く知られている(例えば、特公昭42−1883
2号公報及び特開昭63−309431号公報参照)。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、従来技術で
得られる熱可塑性樹脂発泡シートは、厚みのばらつきが
大きく、厚みのばらつきが小さい発泡シートを得るのが
困難である。発泡シートの厚みのばらつきは、発泡前の
発泡性シートの厚みのばらつきや成形歪みに左右される
が、発泡性シートの厚みのばらつきや成形歪みを調整す
るには限界がある。
得られる熱可塑性樹脂発泡シートは、厚みのばらつきが
大きく、厚みのばらつきが小さい発泡シートを得るのが
困難である。発泡シートの厚みのばらつきは、発泡前の
発泡性シートの厚みのばらつきや成形歪みに左右される
が、発泡性シートの厚みのばらつきや成形歪みを調整す
るには限界がある。
【0004】この発明は、上記の問題を解決するもの
で、第1の目的は、厚みのばらつきが小さいポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートの製造方法を提供することにあ
る。また、第2の目的は、厚みのばらつきが小さく、且
つコロナ放電処理等の表面処理性の良好なポリオレフィ
ン系樹脂発泡シートの製造方法を提供することにある。
で、第1の目的は、厚みのばらつきが小さいポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートの製造方法を提供することにあ
る。また、第2の目的は、厚みのばらつきが小さく、且
つコロナ放電処理等の表面処理性の良好なポリオレフィ
ン系樹脂発泡シートの製造方法を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記第1の目的は、発泡
剤を含有するポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋
させ加熱発泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂
発泡シートを製造する方法において、発泡後の発泡シー
トを上記樹脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温
度に加熱された一対の押圧ピンチロールにより押圧し、
その後冷却することにより達成することができる。
剤を含有するポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋
させ加熱発泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂
発泡シートを製造する方法において、発泡後の発泡シー
トを上記樹脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温
度に加熱された一対の押圧ピンチロールにより押圧し、
その後冷却することにより達成することができる。
【0006】また、上記第2の目的は、発泡剤を含有す
るポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋させ加熱発
泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂発泡シート
を製造する方法において、発泡後の発泡シートを上記樹
脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱さ
れた一対の押圧ピンチロールにより押圧し、その後少な
くとも5℃/秒の冷却速度で急冷することにより達成す
ることができる。
るポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋させ加熱発
泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂発泡シート
を製造する方法において、発泡後の発泡シートを上記樹
脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱さ
れた一対の押圧ピンチロールにより押圧し、その後少な
くとも5℃/秒の冷却速度で急冷することにより達成す
ることができる。
【0007】この発明において、ポリオレフィン系樹脂
としては、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプピロピレン樹
脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂など発泡シートの製造に用いられてい
る公知のポリオレフィン系樹脂が使用される。これ等の
樹脂は単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いて
もよい。
としては、低密度ポリエチレン樹脂、直鎖状低密度ポリ
エチレン、高密度ポリエチレン、ポリプピロピレン樹
脂、エチレン−プロピレン共重合樹脂、エチレン−酢酸
ビニル共重合樹脂など発泡シートの製造に用いられてい
る公知のポリオレフィン系樹脂が使用される。これ等の
樹脂は単独で用いてもよく、二種以上を混合して用いて
もよい。
【0008】発泡剤としては、一般にアゾジカルボンア
ミドやN,N' −ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、p−トルエンスルホニルセミカルバジド等の熱分解
型発泡剤が用いられる。これ等の発泡剤の含有量は、得
ようとする発泡シートの発泡倍率に応じて適宜決定され
る。発泡倍率は5〜40倍が好ましく、一般にポリオレ
フィン系樹脂100重量部に対して、熱分解型発泡剤2
〜20重量部程度が含有される。
ミドやN,N' −ジニトロソペンタメチレンテトラミ
ン、p−トルエンスルホニルセミカルバジド等の熱分解
型発泡剤が用いられる。これ等の発泡剤の含有量は、得
ようとする発泡シートの発泡倍率に応じて適宜決定され
る。発泡倍率は5〜40倍が好ましく、一般にポリオレ
フィン系樹脂100重量部に対して、熱分解型発泡剤2
〜20重量部程度が含有される。
【0009】発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂発
泡性シートは、例えば、上記ポリオレフィン系樹脂に適
量の熱分解型発泡剤を混合し、これを押出機やロール等
の汎用の混練装置を用いて発泡剤が分解しない温度で溶
融混練し、シート状に成形することにより得ることがで
きる。
泡性シートは、例えば、上記ポリオレフィン系樹脂に適
量の熱分解型発泡剤を混合し、これを押出機やロール等
の汎用の混練装置を用いて発泡剤が分解しない温度で溶
融混練し、シート状に成形することにより得ることがで
きる。
【0010】そして、上記発泡性シートは、発泡性を向
上させるために、電離性放射線又は有機機過酸化物によ
り架橋される。電離性放射線により発泡性シートを架橋
させるには、上記発泡性シートに電子線等の電離性放射
線を線量で1〜30Mrad程度照射し、それにより発
泡性シートを構成する樹脂を架橋させる。
上させるために、電離性放射線又は有機機過酸化物によ
り架橋される。電離性放射線により発泡性シートを架橋
させるには、上記発泡性シートに電子線等の電離性放射
線を線量で1〜30Mrad程度照射し、それにより発
泡性シートを構成する樹脂を架橋させる。
【0011】また、有機機過酸化物により発泡性シート
を架橋させるには、上記方法で発泡性シートの発泡剤と
ともにジクミルパーオキサイド等の有機機過酸化物を混
合しておき、これを熱分解型発泡剤及び有機過酸化物が
分解しない温度で溶融混練してシート状に成形し、これ
を加熱して有機過酸化物を分解し、それにより発泡性シ
ートを構成する樹脂を架橋させる。
を架橋させるには、上記方法で発泡性シートの発泡剤と
ともにジクミルパーオキサイド等の有機機過酸化物を混
合しておき、これを熱分解型発泡剤及び有機過酸化物が
分解しない温度で溶融混練してシート状に成形し、これ
を加熱して有機過酸化物を分解し、それにより発泡性シ
ートを構成する樹脂を架橋させる。
【0012】なお、ポリオレフィン系樹脂に発泡剤を混
合する際には、必要に応じて、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジビニルベンゼン等の多官能性モ
ノマーからなる架橋助剤、酸化亜鉛等の発泡促進剤、酸
化防止剤、熱安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃性剤、
気泡核形成剤、その他の公知の添加剤を配合することが
できる。
合する際には、必要に応じて、トリメチロールプロパン
トリメタクリレート、ジビニルベンゼン等の多官能性モ
ノマーからなる架橋助剤、酸化亜鉛等の発泡促進剤、酸
化防止剤、熱安定剤、着色剤、帯電防止剤、難燃性剤、
気泡核形成剤、その他の公知の添加剤を配合することが
できる。
【0013】こうして得られる発泡剤を含有するポリオ
レフィン系樹脂発泡性シートを用いて、発泡シートを製
造する方法について、以下に、図面を参照しながら説明
する。
レフィン系樹脂発泡性シートを用いて、発泡シートを製
造する方法について、以下に、図面を参照しながら説明
する。
【0014】図1は、この発明の一実施態様を説明する
ための側面図である。先ず、ポリオレフィン系樹脂に熱
分解型発泡剤を適量混合し、これを例えば押出機により
溶融混合し、シート状に成形して、発泡剤を含有するポ
リオレフィン系樹脂発泡性シートを得る。そして、この
発泡性シートに、例えば電子線等の電離性放射線を適量
照射して樹脂を架橋させ、発泡性シート1を調製する。
ための側面図である。先ず、ポリオレフィン系樹脂に熱
分解型発泡剤を適量混合し、これを例えば押出機により
溶融混合し、シート状に成形して、発泡剤を含有するポ
リオレフィン系樹脂発泡性シートを得る。そして、この
発泡性シートに、例えば電子線等の電離性放射線を適量
照射して樹脂を架橋させ、発泡性シート1を調製する。
【0015】次ぎに、上記架橋させた発泡性シート1
は、一対の送出しロール4により細隙通路3から加熱発
泡炉2内へ垂直に移送される。そして、加熱発泡炉2内
の遠赤外線ヒーター5と熱風により予熱され、引き続い
て遠赤外線ヒーター6と熱風導入具9とを備えた熱風吹
付け装置7からの熱風により発泡適温に加熱される。な
お、熱風は熱風排出管10より排出される。
は、一対の送出しロール4により細隙通路3から加熱発
泡炉2内へ垂直に移送される。そして、加熱発泡炉2内
の遠赤外線ヒーター5と熱風により予熱され、引き続い
て遠赤外線ヒーター6と熱風導入具9とを備えた熱風吹
付け装置7からの熱風により発泡適温に加熱される。な
お、熱風は熱風排出管10より排出される。
【0016】発泡適温に加熱された発泡性シート1は、
発泡剤の分解ガスにより所望の倍率に発泡し、発泡シー
ト1' として細隙通路11から加熱発泡炉2外へ移送さ
れる。この場合、発泡シート1' には発泡による波状の
しわが発生するので、しわ取り装置12により発泡シー
ト1' の両端部を横方向に引っ張られてしわが除去され
る。
発泡剤の分解ガスにより所望の倍率に発泡し、発泡シー
ト1' として細隙通路11から加熱発泡炉2外へ移送さ
れる。この場合、発泡シート1' には発泡による波状の
しわが発生するので、しわ取り装置12により発泡シー
ト1' の両端部を横方向に引っ張られてしわが除去され
る。
【0017】その後、発泡シート1' は、上記樹脂の
(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱された
一対の押圧ロール13の間隙に移送されて押圧される。
一対の押圧ロール13の温度が上記樹脂の(融点−20
℃)よりも低い場合は、発泡シートの厚みのばらつきを
小さくする作用が小さく、逆に上記樹脂の(融点+5
℃)よりも高い場合は、発泡シートの表面が荒れ肌とな
って、外観が悪くなる。
(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱された
一対の押圧ロール13の間隙に移送されて押圧される。
一対の押圧ロール13の温度が上記樹脂の(融点−20
℃)よりも低い場合は、発泡シートの厚みのばらつきを
小さくする作用が小さく、逆に上記樹脂の(融点+5
℃)よりも高い場合は、発泡シートの表面が荒れ肌とな
って、外観が悪くなる。
【0018】このような観点から、一対の押圧ロール1
3の加熱温度は、特に、上記樹脂の(融点−15℃)〜
(融点)の温度が好ましく、上記樹脂の(融点−10
℃)〜(融点)の温度がさらに好ましい。
3の加熱温度は、特に、上記樹脂の(融点−15℃)〜
(融点)の温度が好ましく、上記樹脂の(融点−10
℃)〜(融点)の温度がさらに好ましい。
【0019】また、一対の押圧ロール13の間隙は、加
熱発泡後の発泡シート1' の厚みのばらつきを考慮して
適当な間隙に設定される。この間隙は、一般に、加熱発
泡後の発泡シート1' の厚みの80〜85%程度に設定
するのが好ましい。一対の押圧ロール13の間隙が小さ
くなりすぎると、発泡シート1' の表面近くの気泡が潰
れてしまい、逆に間隙が逆に間隙が大きすぎると、発泡
シートの厚みのばらつきを小さくする作用がなくなる。
熱発泡後の発泡シート1' の厚みのばらつきを考慮して
適当な間隙に設定される。この間隙は、一般に、加熱発
泡後の発泡シート1' の厚みの80〜85%程度に設定
するのが好ましい。一対の押圧ロール13の間隙が小さ
くなりすぎると、発泡シート1' の表面近くの気泡が潰
れてしまい、逆に間隙が逆に間隙が大きすぎると、発泡
シートの厚みのばらつきを小さくする作用がなくなる。
【0020】一対の押圧ロール13の表面は、一般に、
クロームメッキ等による鏡面とされるが、発泡シート
1' がロール表面に付着しやすい場合は、フッ素樹脂を
コーティングしたもの或いはセラミック等の剥離性の良
好な材質が用いられる。なお、上記発泡シート1' を、
より確実に押圧するために、上記一対の押圧ロール13
の後に、これと同様な別の一対の押圧ロールを一組以上
増設してもよい。
クロームメッキ等による鏡面とされるが、発泡シート
1' がロール表面に付着しやすい場合は、フッ素樹脂を
コーティングしたもの或いはセラミック等の剥離性の良
好な材質が用いられる。なお、上記発泡シート1' を、
より確実に押圧するために、上記一対の押圧ロール13
の後に、これと同様な別の一対の押圧ロールを一組以上
増設してもよい。
【0021】このようして押圧された発泡シート1'
は、引き続いて一対の冷却ロール14の間隙に移送され
て冷却され、こうして発泡シート1' の厚みが固定され
る。この冷却は、強制的に冷却されることなく自然冷却
で充分であるが、特に、少なくとも5℃/秒の冷却速度
で急冷すると、発泡シート1' の厚みが短時間に固定さ
れ、しかも発泡シート1' を構成する樹脂の結晶化が阻
止されて、コロナ放電処理等の表面処理性の良好な発泡
シートが得られる。
は、引き続いて一対の冷却ロール14の間隙に移送され
て冷却され、こうして発泡シート1' の厚みが固定され
る。この冷却は、強制的に冷却されることなく自然冷却
で充分であるが、特に、少なくとも5℃/秒の冷却速度
で急冷すると、発泡シート1' の厚みが短時間に固定さ
れ、しかも発泡シート1' を構成する樹脂の結晶化が阻
止されて、コロナ放電処理等の表面処理性の良好な発泡
シートが得られる。
【0022】冷却速度が5℃/秒よりも低い場合は、コ
ロナ放電処理等の表面処理性を向上させる作用は期待で
きない。特に、コロナ放電処理等の表面処理性を向上さ
せるには、少なくとも20℃/秒の冷却速度で急冷する
のが好ましく、少なくとも50℃/秒の冷却速度で急冷
するのがさらに好ましい。
ロナ放電処理等の表面処理性を向上させる作用は期待で
きない。特に、コロナ放電処理等の表面処理性を向上さ
せるには、少なくとも20℃/秒の冷却速度で急冷する
のが好ましく、少なくとも50℃/秒の冷却速度で急冷
するのがさらに好ましい。
【0023】上記発泡シート1' を冷却するには、一般
に、冷却水等の冷媒が循環されている一対の冷却ロール
14の表面に接触させて行われるが、これと同様な別の
一対の冷却ロールを一組以上増設して冷却してもよい。
また、冷却水やアルコール等の冷媒を噴霧する方法やこ
れ等の冷媒に浸漬する方法で冷却してもよい。
に、冷却水等の冷媒が循環されている一対の冷却ロール
14の表面に接触させて行われるが、これと同様な別の
一対の冷却ロールを一組以上増設して冷却してもよい。
また、冷却水やアルコール等の冷媒を噴霧する方法やこ
れ等の冷媒に浸漬する方法で冷却してもよい。
【0024】こうして冷却された発泡シートは、一対の
引取りロール15により引き取られ、一般に、巻取機
(図は省略)によりロール状に巻き取られ、発泡シート
の製品とされる。
引取りロール15により引き取られ、一般に、巻取機
(図は省略)によりロール状に巻き取られ、発泡シート
の製品とされる。
【0025】
【作用】発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂発泡性
シートを架橋させ加熱発泡させた後冷却して、ポリオレ
フィン系樹脂発泡シートを製造する方法において、発泡
後の発泡シートを上記樹脂の(融点−20℃)〜(融点
+5℃)の温度に加熱された一対の押圧ロールにより押
圧すると、架橋発泡後の発泡シートは加熱により変形し
やすくなっており、しかも樹脂が架橋していることによ
り無架橋のものに比べ粘弾性も高くなっており、それに
より、厚みの厚い部分は極端な変形を伴うことなく一対
の押圧ロールにより適度に圧縮され、全体として厚みが
均一になる。
シートを架橋させ加熱発泡させた後冷却して、ポリオレ
フィン系樹脂発泡シートを製造する方法において、発泡
後の発泡シートを上記樹脂の(融点−20℃)〜(融点
+5℃)の温度に加熱された一対の押圧ロールにより押
圧すると、架橋発泡後の発泡シートは加熱により変形し
やすくなっており、しかも樹脂が架橋していることによ
り無架橋のものに比べ粘弾性も高くなっており、それに
より、厚みの厚い部分は極端な変形を伴うことなく一対
の押圧ロールにより適度に圧縮され、全体として厚みが
均一になる。
【0026】その後、上記のように押圧された発泡シー
トが冷却されると、全体の厚みが均一となった状態で固
定される。この場合、特に、押圧された発泡シートが少
なくとも5℃/秒の冷却速度で急冷されると、発泡シー
トは全体の厚みが均一となった状態で速やかに固定さ
れ、全体として厚みがより一層均一になる。しかも、ポ
リオレフィン系樹脂の結晶化が阻止され、コロナ放電処
理等の表面処理性が向上する。
トが冷却されると、全体の厚みが均一となった状態で固
定される。この場合、特に、押圧された発泡シートが少
なくとも5℃/秒の冷却速度で急冷されると、発泡シー
トは全体の厚みが均一となった状態で速やかに固定さ
れ、全体として厚みがより一層均一になる。しかも、ポ
リオレフィン系樹脂の結晶化が阻止され、コロナ放電処
理等の表面処理性が向上する。
【0027】
【実施例】以下、この発明の実施例及び比較例を示す。実施例1 低密度ポリエチレン樹脂(融点:110℃、MI:4.
5、密度:0.924g/cm3 )100重量部に、発泡
剤としてアゾジカルボンアミド6重量部を混合し、この
混合物を押出機を用いて130℃の温度で溶融混練しシ
ート状に押出成形し、厚さ0.4mmの発泡性シートを得
た。この発泡性シートに電子線を2.2Mrad照射し
て樹脂を架橋させ、架橋した発泡性シート1を得た。
5、密度:0.924g/cm3 )100重量部に、発泡
剤としてアゾジカルボンアミド6重量部を混合し、この
混合物を押出機を用いて130℃の温度で溶融混練しシ
ート状に押出成形し、厚さ0.4mmの発泡性シートを得
た。この発泡性シートに電子線を2.2Mrad照射し
て樹脂を架橋させ、架橋した発泡性シート1を得た。
【0028】この架橋した発泡性シート1を、12m/
分の速度で、図1に示すように、210℃に加熱された
加熱発泡炉2内に垂直に移送しながら加熱して発泡さ
せ、しわ取り装置12により発泡シート1' のしわを除
去する。ここで、発泡シート1' の厚みは1.0mmで、
発泡倍率は約10倍、発泡シートの表面温度は100℃
であった。
分の速度で、図1に示すように、210℃に加熱された
加熱発泡炉2内に垂直に移送しながら加熱して発泡さ
せ、しわ取り装置12により発泡シート1' のしわを除
去する。ここで、発泡シート1' の厚みは1.0mmで、
発泡倍率は約10倍、発泡シートの表面温度は100℃
であった。
【0029】その後、上記発泡シート1' を、表面温度
を110℃に調節した一対の押圧ロール13(表面ハー
ドクロムメッキ、ロール間隙0.85mm)の間隙に通し
て押圧し、引き続いて、表面温度を10℃に調節した一
対の冷却ロール14の間隙に通し、この冷却ロール14
の表面に抱かせるように接触させながら移送して、発泡
シート1' を強制的に10℃まで急冷し、一対の引取り
ロール15を経て、巻取機(図は省略)により巻き取っ
て、製品幅100cmの発泡シートを製造した。なお、上
記発泡シート1' の冷却速度は約30℃/秒であった。
を110℃に調節した一対の押圧ロール13(表面ハー
ドクロムメッキ、ロール間隙0.85mm)の間隙に通し
て押圧し、引き続いて、表面温度を10℃に調節した一
対の冷却ロール14の間隙に通し、この冷却ロール14
の表面に抱かせるように接触させながら移送して、発泡
シート1' を強制的に10℃まで急冷し、一対の引取り
ロール15を経て、巻取機(図は省略)により巻き取っ
て、製品幅100cmの発泡シートを製造した。なお、上
記発泡シート1' の冷却速度は約30℃/秒であった。
【0030】得られた発泡シートの厚みを幅方向に3cm
間隔で測定し、その平均厚み及び厚みのばらつきR(最
大厚みと最小厚みとの差)を測定した。その結果、発泡
シートの平均厚みは1.03mm、厚みのばらつきRは
0.03mmで、厚みのばらつきは非常に小さかった。
間隔で測定し、その平均厚み及び厚みのばらつきR(最
大厚みと最小厚みとの差)を測定した。その結果、発泡
シートの平均厚みは1.03mm、厚みのばらつきRは
0.03mmで、厚みのばらつきは非常に小さかった。
【0031】さらに、得られた発泡シート表面をコロナ
放電処理(トランジスター方式)して、その表面処理面
のぬれ指数をコロナ放電処理直後及び2週間後につい
て、JIS K−6768に基づいて測定した。その結
果、コロナ放電処理直後のぬれ指数は50dyne/c
m、2週間後のぬれ指数は43dyne/cmで、表面処
理性は良好であった。
放電処理(トランジスター方式)して、その表面処理面
のぬれ指数をコロナ放電処理直後及び2週間後につい
て、JIS K−6768に基づいて測定した。その結
果、コロナ放電処理直後のぬれ指数は50dyne/c
m、2週間後のぬれ指数は43dyne/cmで、表面処
理性は良好であった。
【0032】実施例2 実施例1において、一対の押圧ロール13の間隙に通し
て押圧した発泡シート1' を、一対の冷却ロール14に
より強制的に急冷することなく、室温で自然冷却しなが
ら一対の引取りロール15を経て、巻取機(図は省略)
により巻き取って、製品幅100cmの発泡シートを製造
した。それ以外は、実施例1と同様に行った。
て押圧した発泡シート1' を、一対の冷却ロール14に
より強制的に急冷することなく、室温で自然冷却しなが
ら一対の引取りロール15を経て、巻取機(図は省略)
により巻き取って、製品幅100cmの発泡シートを製造
した。それ以外は、実施例1と同様に行った。
【0033】この場合、発泡シートの平均厚みは1.0
3mm、厚みのばらつきRは0.05mmで、厚みのばらつ
きは小さかった。なお、自然冷却のため、コロナ放電処
理直後のぬれ指数は44dyne/cm、2週間後のぬれ
指数は34dyne/cmであった。
3mm、厚みのばらつきRは0.05mmで、厚みのばらつ
きは小さかった。なお、自然冷却のため、コロナ放電処
理直後のぬれ指数は44dyne/cm、2週間後のぬれ
指数は34dyne/cmであった。
【0034】比較例1 実施例1において、発泡後の発泡シート1' を、一対の
押圧ロール13を使用することなく、表面温度を10℃
に調節した一対の冷却ロール14の間隙に通し、発泡シ
ート1' を強制的に10℃まで急冷した。それ以外は、
実施例1と同様に行った。
押圧ロール13を使用することなく、表面温度を10℃
に調節した一対の冷却ロール14の間隙に通し、発泡シ
ート1' を強制的に10℃まで急冷した。それ以外は、
実施例1と同様に行った。
【0035】この場合、発泡シートの平均厚みは1.0
3mm、厚みのばらつきRは0.09mmで、厚みのばらつ
きが大きかった。なお、急冷のため、コロナ放電処理直
後のぬれ指数は50dyne/cm、2週間後のぬれ指数
は42dyne/cmで、表面処理性は良好であった。
3mm、厚みのばらつきRは0.09mmで、厚みのばらつ
きが大きかった。なお、急冷のため、コロナ放電処理直
後のぬれ指数は50dyne/cm、2週間後のぬれ指数
は42dyne/cmで、表面処理性は良好であった。
【0036】
【発明の効果】上述の通り、この発明は、発泡剤を含有
するポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋させ加熱
発泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂発泡シー
トを製造する方法において、発泡後の発泡シートを上記
樹脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱
された一対の押圧ロールにより押圧し、その後冷却する
するもので、それにより、厚みばらつきが小さいポリオ
レフィン系樹脂発泡シートを得ることができる。
するポリオレフィン系樹脂発泡性シートを架橋させ加熱
発泡させた後冷却して、ポリオレフィン系樹脂発泡シー
トを製造する方法において、発泡後の発泡シートを上記
樹脂の(融点−20℃)〜(融点+5℃)の温度に加熱
された一対の押圧ロールにより押圧し、その後冷却する
するもので、それにより、厚みばらつきが小さいポリオ
レフィン系樹脂発泡シートを得ることができる。
【0037】特に、上記の方法で一対の押圧ロールによ
り押圧された発泡シートを少なくとも5℃/秒の冷却速
度で急冷すると、厚みばらつきがより一層小さくなり、
且つコロナ放電処理等の表面処理性の良好なポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートが得られる。
り押圧された発泡シートを少なくとも5℃/秒の冷却速
度で急冷すると、厚みばらつきがより一層小さくなり、
且つコロナ放電処理等の表面処理性の良好なポリオレフ
ィン系樹脂発泡シートが得られる。
【0038】このように表面処理性の良好な発泡シート
は、コロナ放電処理した後、その表面に、例えば軟質塩
化ビニル樹脂シート等の表皮材を接着剤を用いて貼り合
わせると、剥離強度が大きい表皮材付き発泡シートを得
ることができるという利点がある。
は、コロナ放電処理した後、その表面に、例えば軟質塩
化ビニル樹脂シート等の表皮材を接着剤を用いて貼り合
わせると、剥離強度が大きい表皮材付き発泡シートを得
ることができるという利点がある。
【図1】この発明の一実施態様を説明するための側面図
である。
である。
1 発泡性シート 1' 発泡シート 2 加熱発泡炉 4 一対の送出しロール 12 しわしわ取り装置 13 一対の押圧ロール 14 一対の冷却ロール 15 一対の引取りロール
Claims (2)
- 【請求項1】 発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂
発泡性シートを架橋させ加熱発泡させた後冷却して、ポ
リオレフィン系樹脂発泡シートを製造する方法におい
て、発泡後の発泡シートを上記樹脂の(融点−20℃)
〜(融点+5℃)の温度に加熱された一対の押圧ロール
により押圧し、その後冷却することを特徴とするポリオ
レフィン系樹脂発泡シートの製造方法。 - 【請求項2】 発泡剤を含有するポリオレフィン系樹脂
発泡性シートを架橋させ加熱発泡させた後冷却して、ポ
リオレフィン系樹脂発泡シートを製造する方法におい
て、発泡後の発泡シートを上記樹脂の(融点−20℃)
〜(融点+5℃)の温度に加熱された一対の押圧ロール
により押圧し、その後少なくとも5℃/秒の冷却速度で
急冷することを特徴とするポリオレフィン系樹脂発泡シ
ートの製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6094814A JPH07299832A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6094814A JPH07299832A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07299832A true JPH07299832A (ja) | 1995-11-14 |
Family
ID=14120531
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6094814A Pending JPH07299832A (ja) | 1994-05-09 | 1994-05-09 | ポリオレフィン系樹脂発泡シートの製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07299832A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
| WO2021258609A1 (zh) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 浙江润阳新材料科技股份有限公司 | 一种连续发泡材料的定厚装置 |
-
1994
- 1994-05-09 JP JP6094814A patent/JPH07299832A/ja active Pending
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US9260577B2 (en) | 2009-07-14 | 2016-02-16 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
| US10301447B2 (en) | 2009-07-14 | 2019-05-28 | Toray Plastics (America), Inc. | Crosslinked polyolefin foam sheet with exceptional softness, haptics, moldability, thermal stability and shear strength |
| WO2021258609A1 (zh) * | 2020-06-22 | 2021-12-30 | 浙江润阳新材料科技股份有限公司 | 一种连续发泡材料的定厚装置 |
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