JPH07299977A - 認証識別カード - Google Patents

認証識別カード

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JPH07299977A
JPH07299977A JP6095164A JP9516494A JPH07299977A JP H07299977 A JPH07299977 A JP H07299977A JP 6095164 A JP6095164 A JP 6095164A JP 9516494 A JP9516494 A JP 9516494A JP H07299977 A JPH07299977 A JP H07299977A
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JP6095164A
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Inventor
Tomonori Kawamura
朋紀 河村
Kunihiro Koshizuka
国博 腰塚
Shigehiro Kitamura
繁寛 北村
Masataka Takimoto
正高 瀧本
Takahiro Ogawa
隆宏 小川
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Konica Minolta Inc
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Konica Minolta Inc
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 熱転写画像と重なる透かしを有して且つ、熱
転写画像が高品位であり透かしも見やすい、簡便な乾式
システムによる認証識別カードを提供する。 【構成】 筆記層、ポリエステル層を有するカード基体
及び熱転写画像を担持する透明な画像担持層をこの順に
有し、筆記層とカード基体との間又はカード基体中の少
なくとも1層のポリエステル層よりも筆記層側に透過濃
度0.5〜1.5の画像を内蔵し、該内蔵画像よりも画像担持
層側の全層の透過濃度及び該内蔵画像よりも筆記層側の
全層の透過濃度が各々0.5〜1.5であって且つ前者の方が
後者よりも大きく、筆記層とカード基体との間に内蔵画
像を有する場合のカード基体又はカード基体中の内蔵画
像よりも画像担持層側のカード基体部分の厚みが200μm
以上である認証識別カード、又は筆記層、透過濃度0.5
〜3.0の白色ポリエステル層からなるカード基体及び熱
転写画像を担持する透明な画像担持層をこの順に有し、
筆記層とカード基体との間に透過濃度0.5〜1.5の画像を
内蔵する認証識別カード。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は認証識別カード(以下、
IDカードとも言う。)に関し、詳しくは熱転写により
書誌情報及び識別画像を形成した、真偽判定しやすく偽
変造防止性に優れる認証識別カードに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、運転免許証、従業員証及び会員カ
ード等に代表される、書誌情報及び顔写真の様な識別画
像を搭載したIDカードの発行を、従来の湿式写真処理
を伴うシステムから簡便な乾式システム、即ち溶融型熱
転写や昇華型熱転写を用いて文字や顔写真を形成するシ
ステムへ転換する動きがある。
【0003】ところで、IDカードが担う機能上、その
悪用を避けるとの要請から真偽判定しやすく、偽変造防
止性にも優れる内蔵画像(所謂“透かし”)が従来より
用いられており、乾式システムによるIDカードにも透
かしを採用したいとの要望が大きい。特に偽変造防止と
いう観点から顔写真に重ねたり、かかる様にして透かし
を入れるのが有用である。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】この場合、顔写真を見
にくくする訳にはいかないので透かしは熱転写画像を担
持する層よりも画像面側からみて奥に存在させるのが実
用的である。にもかかわらず、透かしが見やすく且つ透
かしの存在が熱転写の転写むらを引き起こしてしまうの
を避けなければならない。
【0005】従って本発明の目的は、熱転写画像と重な
る透かしを有して且つ、熱転写画像が高品位であり透か
しも見やすい、簡便な乾式システムによる認証識別カー
ドを提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、筆
記層、ポリエステル層を有するカード基体及び熱転写画
像を担持する透明な画像担持層をこの順に有し、筆記層
とカード基体との間又はカード基体中の少なくとも1層
のポリエステル層よりも筆記層側に透過濃度0.5〜1.5の
画像を内蔵し、該内蔵画像よりも画像担持層側の全層の
透過濃度及び該内蔵画像よりも筆記層側の全層の透過濃
度が各々0.5〜1.5であって且つ前者の方が後者よりも大
きく、筆記層とカード基体との間に内蔵画像を有する場
合のカード基体又はカード基体中の内蔵画像よりも画像
担持層側のカード基体部分の厚みが200μm以上である認
証識別カード、前記カード基体がポリエステル層を挟持
する少なくとも2層の白色層を有し、筆記層側の白色層
とポリエステル層との間に内蔵画像を有すること、又は
前記カード基体が筆記層側に支持体を有し、その上にポ
リエステル層と該ポリエステル層を挟持する少なくとも
2層の白色層を有してなり、該支持体と筆記層側の白色
層との間に内蔵画像を有すること、又は筆記層、透過濃
度0.5〜3.0の白色ポリエステル層からなるカード基体及
び熱転写画像を担持する透明な画像担持層をこの順に有
し、筆記層とカード基体との間に透過濃度0.5〜1.5の画
像を内蔵する認証識別カード、により達成される。
【0007】即ち、本発明者らは熱転写にあたって透か
しの存在による熱伝導率の分布を補償し、且つ透かしの
見やすさを確保するとの考え方で、カードの層構成と透
かしを存在させる位置の関係を検討して本発明に至った
ものである。本発明の構成によれば反射光では内蔵され
た画像は感知されず顔写真等の識別画像は鮮明である
が、太陽光や照明に透かしてみれば内蔵画像がはっきり
感知でき、感知するための光源が特に高照度である必要
はない。
【0008】個々の構成について解説すれば、画像担持
層側の透過濃度が0.5以下であると反射光で透かしが見
えてしまって熱転写画像の品質を損ね、同様に筆記層側
の透過濃度が0.5以下であっても反射光で透かしが判別
できて筆記層の記載と重なり、記載事項が読みにくくな
る。又、カード全体の透過濃度が4.0を越えると透過光
で透かしを判別するのが非常に困難になる。
【0009】更に、透かし画像の鮮明度は、透過光で見
るときにカード観察表面から透かし画像(内蔵画像)ま
での距離が小さい程高くなり、本発明者らの検討によれ
ば、この距離が200μm未満であるときに鮮明度が高く、
200μm以上であるときには適度な“ぼやけ”を生ずるこ
とが明らかになった。透かしを判別する際には、熱転写
画像等の記載内容が多いカード表面側からよりもあまり
情報が記録されていない裏面の筆記層側から観察する方
が好ましいことを考慮して、筆記層側のみ観察しやすく
するには、画像担持層側のカード基体の厚みを200μm以
上とする。
【0010】具体的なカード構成の例は図に示す通りで
ある。図1について一通り解説すれば、カード基体はポ
リエステル層4の両側に白色顔料を分散した樹脂層3を
有し、更に筆記層5側に合成紙の層7があって、合成紙
層7と白色樹脂層3との間に透かし模様6が印刷され、
筆記層5と合成紙層7の間には識別画像を鮮明にする目
的で、白色隠蔽層8が形成されている。昇華型熱転写画
像による顔写真9を担持する透明な受像層からなる画像
担持層2がカード基体上に形成され、画像担持層上には
更に溶融型熱転写により書誌情報10が印字され、全体を
覆う形で紫外線硬化樹脂による表面保護層(図示せず)
が形成されている。そして各構成層の濃度の総和として
本発明で規定する透過濃度の関係を満たすように調整さ
れている。図2は本発明のもう一方の態様(画像は図示
せず。)で、ポリエステル層4自体が白色のものであ
る。図3は筆記層側の白色樹脂層とポリエステル層との
間に透かし模様を有する例、図4及び5は比較の構成を
示す。
【0011】以下、本発明を構成するための具体的技術
について詳述する。
【0012】(1.0)内蔵画像(透かし) 本発明においては、筆記層とカード基体との間又はカー
ド基体中の少なくとも1層のポリエステル層よりも筆記
層側に透過濃度0.5〜1.5の画像を内蔵している。画像と
しては文字、記号、模様等任意であり、一般的には印
刷、押印等で形成する。
【0013】透過濃度はラッテンフィルターNo.106を採
用して光透過濃度計によって容易に測定できる。
【0014】(1.1)カード基体 本発明において、カード基体は単層、もしくは2層以上
の積層体であり、この中の少なくとも1層がポリエステ
ルからなる。具体的には、ポリエチレンテレフタレート
樹脂、ポリエチレンナフタレート樹脂などがあげられ
る。これらの樹脂のなかには、本発明で規定する透過濃
度の関係を満たす範囲で酸化チタンなどフィラーをはじ
めとする添加剤を添加してもよい。又、延伸時にボイド
を形成して不透明化しても良い。
【0015】本発明におけるカード基体が2層以上の場
合の、ポリエステル層と組み合わせることができる層
は、例えば紙、コート紙、および合成紙(ポリエチレ
ン、ポリプロピレン、ポリスチレン等と紙とをはり合せ
た複合材料)等の各種紙類、塩化ビニル系樹脂シート、
ABS樹脂シート、ポリエチレンテレフタレートベース
フィルム、ポリエチレンナフタレートベースフィルム等
の各種プラスチックフィルムないしシート、各種の金属
で形成されたフィルムないしシート、各種のセラミック
ス類で形成されたフィルムないしシート等を挙げること
ができる。
【0016】ポリエステル層と組み合わせる層が金属や
セラミックス以外の素材の場合、特に前記合成紙や樹脂
フィルムのとき、後の工程で形成される画像の鮮明性を
高めるために、白色顔料(例えばチタンホワイト、炭酸
マグネシウム、酸化亜鉛、硫酸バリウム、シリカ、タル
ク、クレー、炭酸カルシウム等)が添加されているのが
好ましい。更に好ましくはそのような白色層2層以上に
てポリエステル層を挟持することである。
【0017】カード基体の厚みは200μm以上、1000μm
以下、好ましくは800μm以下である。
【0018】(1.2)熱転写画像を有する画像担持層 画像担持層の構成は、後述する昇華型感熱転写記録用イ
ンクシートにおけるインク層から、加熱により拡散して
くる昇華性色素を受容することができる限り特に制限が
なく、基本的にバインダーおよび各種の添加剤で形成さ
れる。
【0019】IDカード用の場合、画像担持層の厚み
は、一般に1〜50μm、好ましくは2〜20μm程度であ
る。
【0020】−画像担持層用バインダー− 該層用のバインダーとしては、塩化ビニル系樹脂、ポリ
エステル系樹脂、ポリカーボネート系樹脂、アクリル系
樹脂、各種の耐熱性樹脂などさまざまのバインダーを使
用することができる。ただし、本発明によって形成され
る画像につき、実際的要求(たとえば発行されるIDカ
ードに所定の耐熱性が要求されるなど)が存在するので
あれば、そのような要求項目を満たすようにバインダー
の種類あるいは組み合わせを考慮することが必要にな
る。
【0021】バインダーの種類の選択は任意であるが、
画像保存性などの点において、ポリビニルアセタール系
樹脂または塩化ビニル系樹脂が好ましい。ポリビニルア
セタール系樹脂としては、ポリビニルアセトアセタール
樹脂、ポリビニルブチラール樹脂、ポリビニルホルマー
ル樹脂などがあげられる。塩化ビニル系樹脂としては、
ポリ塩化ビニル樹脂と塩化ビニル共重合体とを挙げるこ
とができる。この塩化ビニル共重合体としては、塩化ビ
ニルをモノマーユニットとして50モル%以上の割合で含
有する塩化ビニルと他のコモノマーとの共重合体を挙げ
ることができる。他のコモノマーとしては、例えば酢酸
ビニル、プロピオン酸ビニル等の脂肪酸ビニルエステル
類、アクリル酸、メタクリル酸、アクリル酸メチル、メ
タアクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタアクリル
酸-2-ヒドロキシエチル、アクリル酸-2-エチルヘキシル
等のアクリル酸もしくはメタアクリル酸およびそのアル
キルエステル類、マレイン酸、マレイン酸ジエチル、マ
レイン酸ジブチル、マレイン酸ジオクチルなどのマレイ
ン酸およびそのジアルキルエステル類、メチルビニルエ
ーテル、2-エチルヘキシルビニルエーテル、ラウリルビ
ニルエーテル、パルミチルビニルエーテル、ステアリル
ビニルエーテルなどのアルキルビニルエーテル等を挙げ
ることができる。さらに、前記コモノマーとして、エチ
レン、プロピレン、アクリロニトリル、メタアクリロニ
トリル、スチレン、クロロスチレン、イタコン酸および
そのアルキルエステル類、クロトン酸およびそのアルキ
ルエステル類、ジクロロエチレン、トリフロロエチレン
などの他ハロゲン化オレフィン類、シクロペンテン等の
シクロオレフィン類、アコニット酸エステル類、ビニル
ベンゾエート、ベンジルビニルエーテル等を挙げること
ができる。
【0022】塩化ビニル共重合体は、ブロック共重合
体、グラフト共重合体、交互共重合体、ランダム共重合
体の何れであっても良い。また、場合によっては、シリ
コン化合物などの剥離機能を有するものとの共重合体で
あっても良い。
【0023】前記各種の樹脂から選択されるバインダー
は、受像層の膜強度の増加、昇華性色素の転写時の融着
防止、昇華性色素の滲み防止などの物性改質の目的でイ
ソシアネート系硬化剤による硬化、紫外線硬化性樹脂等
による硬化等を行っても良い。また、受像層の物性改良
の方法として、前記硬化剤の他に適宜の添加剤を添加し
てもよい。
【0024】−添加剤− 受像層には、添加剤として、剥離剤、酸化防止剤、紫外
線吸収剤、光安定剤、フィラー、顔料を添加しても良
い。また増感剤として可塑剤、熱溶剤などを添加しても
良い。
【0025】特に、更に熱溶融性インクによる印字を行
う場合の転写性、透明樹脂保護層を形成する場合の転写
性、紫外線硬化樹脂層を形成するための紫外線硬化性樹
脂含有塗工液の塗布性を考慮して、受像層用のバインダ
ーと相溶性の良好な剥離剤を添加することが望ましい。
例えば、塩化ビニル系樹脂をバインダーとして使用する
のであれば、ポリエステル変性シリコン樹脂が組み合わ
せとして好ましい。
【0026】なお、受像層の表面の一部に、剥離剤を適
当な溶媒に溶解あるいは分散させて塗布した後、乾燥等
によって剥離剤層を設けることもできる。
【0027】この場合は、ポリエチレンワックスやポリ
プロピレンワックスなどの固形ワックスが好ましく用い
られ、これらの剥離剤は、エチレン系、アクリル酸系、
あるいは塩化ビニル系の樹脂などに混合して使用するこ
ともできるが、いずれにしても後工程で転写を行なう画
像保護層との接着性を劣化させない種類、および添加量
を選択することが重要である。
【0028】−熱転写画像− 後述する昇華型感熱転写記録用インクシートのインク層
と受像層とを重ねあわせ、インク層と受像層との界面に
イメージワイズに熱エネルギーを与える。すると、イン
ク層中の昇華性色素は与えられた熱エネルギーに応じた
量だけ気化あるいは昇華し、受像層側に移行され受容さ
れる結果、受像層に画像が形成される。
【0029】前記熱エネルギーを与える熱源としては、
サーマルヘッドが一般的であるが、このほかにレーザー
光、赤外線フラッシュ、熱ペン等従来から公知のものを
使用することができる。熱エネルギーの与え方としては
昇華型感熱転写記録用インクシート側から行なっても、
IDカード用支持体側から行なっても、あるいは両側か
ら行なってもよいが、熱エネルギーの有効利用を優先さ
せるなら、昇華型感熱転写記録用インクシートの支持体
側から行なうのが望ましい。
【0030】以上の熱転写記録方式により、受像層に顔
写真の様な階調情報含有画像を識別画像として形成する
ことができる。
【0031】(1.3)筆記層 筆記層に関する説明は、特開平1-205155号公報の第4頁
右上欄第14行から第4頁右下欄第2行までに記載の「書
き込み層」に関する説明をもって代え、その詳細な説明
を省略する。
【0032】(1.4)画像保護用転写箔 画像保護用転写箔を用いて、形成した熱転写画像の表面
に加熱加圧することにより実質的に透明な樹脂保護層を
転写して前記画像を保護しても良い。画像保護用転写箔
は、例えば転写シート用支持部材の表面に転写用画像保
護樹脂層を形成してなる転写シートを使用する。
【0033】この転写シートによる画像保護用転写箔の
受像層への転写は、通常サーマルヘッド、ヒートローラ
ー、ホットスタンプマシンなどの加熱しながら加圧を行
える手段を用いて転写をおこなう。このなかでもとく
に、サーマルヘッドとヒートローラーが本発明の目的に
おいて好ましい。
【0034】画像保護用転写箔には、画像の耐久性を向
上させるという意味において転写される樹脂層中に紫外
線吸収剤、紫外線安定剤、酸化防止剤を含有することが
好ましい。
【0035】(1.5)その他の層 受像層と感熱転写記録用インクシートのインク層との融
着を防止するため、剥離剤層がさらに積層されていても
良い。この剥離層の厚みは、通常0.03〜2.0μmである。
また、支持体と受像層との間にクッション層あるいはバ
リヤー層を設けることもできる。クッション層を設ける
と、ノイズが少なくて、画像情報に対応した画像を再現
性良く転写記録することができる。更にバリヤー層を設
けると昇華性色素の支持体への拡散が防げ、支持体内で
の色素の滲みなどを防止することができる。
【0036】(2.1)昇華型感熱転写記録用インクシー
ト 受像層における識別画像は、公知の各種昇華型感熱転写
記録用インクシートを使用することにより形成すること
ができる。
【0037】インク層の昇華性色素として特に好ましい
のは、開鎖型または閉鎖型の活性メチレン基を有する化
合物をp-フェニレンジアミン誘導体の酸化体またはp-ア
ミノフェノール誘導体の酸化体とのカップリング反応に
より得られるアゾメチン色素およびフェノールまたはナ
フトール誘導体とp-フェニレンジアミン誘導体の酸化体
またはp-アミノフェノール誘導体の酸化体のとのカップ
リング反応により得られるインドアニリン色素である。
【0038】受像層中に金属イオン含有化合物が含まれ
ているときには、前記熱拡散性色素としては、前記金属
イオン含有化合物とキレートを形成することのできる色
素化合物が好ましい。
【0039】(2.2)溶融型熱転写記録材料 これについては、従来公知の所謂“感熱リボン”を採用
できる。
【0040】(3)紫外線硬化性樹脂による画像保護方
法 画像を有する層が露出したままでは、通常の使用状態で
は、他の部材による擦過、他の樹脂製品の重ね置きなど
によって上層の画像が拡散してその輪郭が滲んだり、あ
るいは他の樹脂製品に画像が転写されて上層における画
像が薄くなってしまうという不都合を生じることがあ
る。
【0041】このような不都合から上層の画像を保護す
るには、受像シートに、感熱転写記録用インクシート
で、昇華性色素による画像を形成し、次いで受像層全面
にわたって透明保護層を被覆する。好ましくは、紫外線
硬化性樹脂を含有するコーティング剤を、画像の形成さ
れた受像層面に、塗布し、紫外線を照射する手法を挙げ
ることができる。
【0042】
【実施例】以下、実施例を挙げて本発明を詳細に説明す
るが、本発明の態様はこれに限定されない。
【0043】透明ポリエチレンテレフタレート基材(30
0μm)の両面に白色チタン顔料を含有した厚み33μmポ
リプロピレン樹脂層を貼合した基材の片面にポリビニル
アセタール樹脂からなる透明な画像受容層を4μmの厚
みで設けた。一方、合成紙上の片面に白色インキを全面
に印刷して設けた白色隠蔽層の上に塩化ビニル系樹脂と
炭酸カルシウムからなる筆記層を溶剤塗布し乾燥して設
けたシートを作製した。次に前記基材の画像受容層とは
反対側の面と前記合成紙の印刷面が対向する様に両者を
貼り合わせた。
【0044】内蔵画像は透過濃度が0.9の市松模様を白
色インキを用いてオフセット印刷で前記ポリプロピレン
樹脂層のいずれかの面に、透過画像受容層設置前(本実
施例においては“透かし内蔵位置B”とする。)又は合
成紙貼合前(同“透かし内蔵位置A”)に印刷しておい
た。
【0045】画像受容層側の透過濃度はポリプロピレン
樹脂層に含有される白色チタン顔料の添加量で調整し、
画像受容層側の厚みはポリプロピレン樹脂層の膜厚で調
整した。又、筆記層側の透過濃度は白色隠蔽層の濃度で
調整した。
【0046】このように透かしの条件を変化せしめて作
製した各カードの画像受容層に、昇華型熱転写で人物階
調画像を、溶融型熱転写で文字画像を形成して画像担持
層とした。
【0047】得られた各カードの仕上がりに関して、以
下の項目で評価を行った結果を表1に示す。
【0048】《印字むら》人物画像及び文字画像に内蔵
画像の市松模様に対応した印字むらがあるか否か。
【0049】○:印字むらなく良好 △:僅かに印字むらがみられる ×:印字むらで画像にむらが発生 《透かし目視》蛍光灯下でカード表面を観察(反射光)
した場合及び蛍光灯に透かして観察した場合のカード品
質。
【0050】
【表1】
【0051】実施例2 実施例1で用いたポリプロピレン樹脂層貼合基材の代わ
りに、チタン顔料を添加して白色化したポリエチレンテ
レフタレートを用い、筆記層側の透過濃度が1.0となる
ように白色隠蔽層中のチタン顔料含有量を固定し、ポリ
エチレンテレフタレートシート中のチタン顔料の添加量
を変化させて透過濃度を変化させた他は同様にして評価
を行った結果を表2に示す。尚、透かし内蔵位置Bに対
応するのが図5の構成である。
【0052】
【表2】
【0053】
【発明の効果】本発明により、反射光では内蔵された画
像は感知されず顔写真等の識別画像は鮮明であるが、太
陽光や照明に透かしてみれば内蔵画像がはっきり感知で
きる真偽判定や偽変造防止に効果的な認証識別カードを
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の請求項4に対応する認証識別カードの
1実施態様。
【図2】本発明の請求項2に対応する認証識別カードの
1実施態様。
【図3】本発明の請求項3に対応する認証識別カードの
1実施態様。
【図4】本発明外の構成の認証識別カードの例。
【図5】本発明外の構成の認証識別カードのその他の
例。
【符号の説明】
1 認証識別カード 2 画像担持層 3 白色層 4 ポリエステル層 5 筆記層 6 内蔵画像 7 合成紙層 8 白色隠蔽層 9 昇華型熱転写画像 10 溶融型熱転写画像
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 瀧本 正高 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内 (72)発明者 小川 隆宏 東京都日野市さくら町1番地コニカ株式会 社内

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筆記層、ポリエステル層を有するカード
    基体及び熱転写画像を担持する透明な画像担持層をこの
    順に有し、筆記層とカード基体との間又はカード基体中
    の少なくとも1層のポリエステル層よりも筆記層側に透
    過濃度0.5〜1.5の画像を内蔵し、該内蔵画像よりも画像
    担持層側の全層の透過濃度及び該内蔵画像よりも筆記層
    側の全層の透過濃度が各々0.5〜1.5であって且つ前者の
    方が後者よりも大きく、筆記層とカード基体との間に内
    蔵画像を有する場合のカード基体又はカード基体中の内
    蔵画像よりも画像担持層側のカード基体部分の厚みが20
    0μm以上であることを特徴とする認証識別カード。
  2. 【請求項2】 筆記層、透過濃度0.5〜3.0の白色ポリエ
    ステル層からなるカード基体及び熱転写画像を担持する
    透明な画像担持層をこの順に有し、筆記層とカード基体
    との間に透過濃度0.5〜1.5の画像を内蔵することを特徴
    とする認証識別カード。
  3. 【請求項3】 カード基体がポリエステル層を挟持する
    少なくとも2層の白色層を有し、筆記層側の白色層とポ
    リエステル層との間に内蔵画像を有することを特徴とす
    る請求項1の認証識別カード。
  4. 【請求項4】 カード基体が筆記層側に支持体を有し、
    その上にポリエステル層と該ポリエステル層を挟持する
    少なくとも2層の白色層を有してなり、該支持体と筆記
    層側の白色層との間に内蔵画像を有することを特徴とす
    る請求項1の認証識別カード。
JP6095164A 1994-05-09 1994-05-09 認証識別カード Pending JPH07299977A (ja)

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JP6095164A Pending JPH07299977A (ja) 1994-05-09 1994-05-09 認証識別カード

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JP (1) JPH07299977A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10113286A1 (de) * 2001-03-16 2002-10-02 Mitsubishi Hitec Paper Flensbu Wärmeempfindlicher Aufzeichnungsbogen und seine Verwendung
US7785680B2 (en) 1996-04-10 2010-08-31 Dupont Teijin Films U.S. Limited Partnership Multilayer card

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7785680B2 (en) 1996-04-10 2010-08-31 Dupont Teijin Films U.S. Limited Partnership Multilayer card
DE10113286A1 (de) * 2001-03-16 2002-10-02 Mitsubishi Hitec Paper Flensbu Wärmeempfindlicher Aufzeichnungsbogen und seine Verwendung

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