JPH0730076A - 不揮発性半導体記憶装置およびその動作制御方法 - Google Patents

不揮発性半導体記憶装置およびその動作制御方法

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JPH0730076A
JPH0730076A JP17340093A JP17340093A JPH0730076A JP H0730076 A JPH0730076 A JP H0730076A JP 17340093 A JP17340093 A JP 17340093A JP 17340093 A JP17340093 A JP 17340093A JP H0730076 A JPH0730076 A JP H0730076A
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Application number
JP17340093A
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English (en)
Inventor
Natsuo Ajika
夏夫 味香
Yuuichi Kunori
勇一 九ノ里
Kiyohiko Sakakibara
清彦 榊原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 高性能かつ高信頼性のフラッシュメモリを提
供する。 【構成】 この発明に基づくフラッシュメモリは、メモ
リトランジスタのコントロールゲート13に接続された
ワード線ドライブ手段20と、p型不純物領域1に接続
された基板ドライブ手段22と、メモリトランジスタの
ソース領域3に接続されたソース線ドライブ手段21
と、パルス制御手段23とを備える。パルス制御手段2
3は、遅延手段24およびパルス幅変換手段25を備え
る。この遅延手段24によって、ソース線ドライブ手段
21によるソース領域3への電圧の印加時期を、ワード
線ドライブ手段20および基板ドライブ手段22による
コントロールゲート13およびp型不純物領域1への電
圧の印加時期に対して遅らせる。パルス幅変換手段25
によって、ソース領域3に印加される電圧パルスのパル
ス幅が変換される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電気的に書込および
消去を行なうことが可能な不揮発性半導体記憶装置およ
びその動作制御方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来から、データを自由に書込むことが
でき、しかも電気的に消去可能なメモリデバイスとして
フラッシュメモリは知られている。このフラッシュメモ
リの一例として、1つのトランジスタで構成され、書込
まれた情報電荷を電気的に一括消去することが可能なE
EPROMが米国特許第4,868,619号や“An
In−System Reprogrammable
32K×8 CMOSFlash Memory”by
Virgil Niles Kynettet a
l.,IEEE Journal of Solid−
StateCircuits,vol.23,No.
5,October 1988で提案されている。
【0003】図14は、フラッシュメモリの一般的な構
成を示したブロック図である。図14を参照して、フラ
ッシュメモリは、メモリセルアレイ101と、Xアドレ
スデコーダ102と、Yゲート103と、Yアドレスデ
コーダ104と、アドレスバッファ105と、書込回路
106と、センスアンプ107と、入出力バッファ10
8と、コントロールロジック109とを含む。
【0004】メモリセルアレイ101は、行列状に配置
された複数個のメモリトランジスタをその内部に有して
いる。このメモリセルアレイ101には、Xアドレスデ
コーダ102およびYゲート103が接続されている。
このXアドレスデコーダ102およびYゲート103に
よって、メモリセルアレイ101の行および列が選択さ
れる。Yゲート103には、列の選択情報を与えるYア
ドレスデコーダ104が接続されている。Xアドレスデ
コーダ102とYアドレスデコーダ104には、それぞ
れアドレス情報が一時格納されるアドレスバッファ10
5が接続されている。
【0005】Yゲート103には、データ入力時に書込
動作を行なうための書込回路106と、データ出力時に
流れる電流値から「0」と「1」とを判定するセンスア
ンプ107が接続されている。書込回路106とセンス
アンプ107にはそれぞれ入出力データを一時格納する
入出力バッファ108が接続されている。
【0006】アドレスバッファ105と入出力バッファ
108には、フラッシュメモリの動作制御を行なうため
のコントロールロジック109が接続されている。この
コントロールロジック109は、チップイネーブル信
号、アウトプットイネーブル信号およびプログラム信号
に基づいた制御を行なう。
【0007】図15は、図14に示されたメモリセルア
レイ101の概略構成を示す等価回路図である。このよ
うなメモリセルアレイ101を有するフラッシュメモリ
は、NOR型フラッシュメモリと呼ばれる。
【0008】図15を参照して、行方向に延びる複数本
のワード線WL1 ,WL2 ,…,WL3 と、列方向に延
びる複数本のビット線BL1 ,BL2 ,…,BLj とが
互いに交差するように配置されている。各ワード線と各
ビット線の交点には、それぞれフローティングゲートを
有するメモリトランジスタQ11,Q12,…,Qij
が配設されている。
【0009】各メモリトランジスタのドレインは各ビッ
ト線に接続されている。メモリトランジスタのコントロ
ールゲートは各ワード線に接続されている。メモリトラ
ンジスタのソースは各ソース線S1,S2,…,Siに
接続されている。同一行に属するメモリトランジスタの
ソースは、図15に示されるように、相互に接続され、
ソースラインを形成している。
【0010】図16は、上記のようなNOR型フラッシ
ュメモリ内の1つのメモリトランジスタの断面構造を示
す断面図である。図17は、NOR型フラッシュメモリ
の概略平面図である。図18は、図17におけるXVI
II−XVIII線に沿う断面図である。これらの図を
用いてNOR型フラッシュメモリの構造について説明す
る。
【0011】図16および図18を参照して、シリコン
基板上に設けられたp型不純物領域110の主表面上に
n型不純物領域、たとえば、ドレイン領域111とソー
ス領域112とが間隔を隔てて形成されている。これら
のドレイン領域111とソース領域112との間に挟ま
れた領域には、チャネルが形成されるようにコントロー
ルゲート113とフローティングゲート114とが形成
されている。
【0012】フローティングゲート114はp型不純物
領域110の上に、膜厚100Å程度の薄いトンネル酸
化膜115を介在して形成されている。コントロールゲ
ート113はフローティングゲート114から電気的に
分離されるように、フローティングゲート114上に絶
縁膜116を介在して形成されている。
【0013】フローティングゲート114は多結晶シリ
コンから形成されている。コントロールゲート113は
多結晶シリコンあるいは多結晶シリコンと高融点金属の
積層構造によって構成されている。
【0014】酸化膜117は、フローティングゲート1
14およびコントロールゲート113を覆うように形成
されている。また、この酸化膜117上には、図18に
示されるように、スムースコート膜121が形成されて
いる。
【0015】次に、図17を参照して、コントロールゲ
ート113は相互に接続されて横方向(行方向)に延び
るように形成されている。このコントロールゲート11
3がワード線113を構成する。一方、ビット線118
は、ワード線113と直交するように配置される。この
ビット線118は、ドレインコンタクト120を介して
各ドレイン領域111に電気的に接続されている。
【0016】図18に示されるように、ビット線118
は、スムースコート膜121上に形成されている。ま
た、ビット線118は、ドレインコンタクト120を通
じて、メモリトランジスタ122a,122bに共通の
ドレイン領域111と電気的に接続されている。
【0017】次に、再び図17を参照して、ソース領域
112は、ワード線(コントロールゲート)113が延
びる方向に沿って延在し、ワード線113とフィールド
酸化膜119とに囲まれた領域に形成されている。ま
た、ドレイン領域111も、ワード線113とフィール
ド酸化膜119とによって囲まれた領域に形成されてい
る。
【0018】次に、上記の構造を有するNOR型フラッ
シュメモリの動作について図16を用いて説明する。
【0019】まず書込動作について説明する。上記のN
OR型フラッシュメモリにおいては、フローティングゲ
ート114に電子が注入された状態が書込状態となる。
書込動作においては、ドレイン領域111に5V程度の
電圧が印加され、コントロールゲート113に10V程
度の電圧が印加される。
【0020】このとき、ソース領域112とp型不純物
領域110は接地電位(0V)に保たれる。それによ
り、メモリトランジスタのチャネルには数百μA程度の
電流が流れる。このようにソース領域112からドレイ
ン領域111に流れた電子のうちドレイン領域111近
傍で加速された電子は、このドレイン領域111近傍で
高いエネルギーを有する電子、いわゆるチャネルホット
エレクトロンとなる。
【0021】この電子は、コントロールゲート113に
印加された電圧による電界によって、図16において矢
印で示されるように、フローティングゲート114に
注入される。このようにしてフローティングゲート11
4に電子の蓄積が行なわれ、メモリトランジスタのしき
い値電圧Vthがたとえば8V程度となる。この状態が書
込状態、“0”と呼ばれる。
【0022】次に、消去動作について説明する。上記の
NOR型フラッシュメモリにおいては、フローティング
ゲート114から電子を引き抜かれた状態が消去状態と
なる。消去動作においては、ソース領域112に5V程
度の電圧が印加され、コントロールゲート113に−1
0V程度の電圧が印加され、p型不純物領域110は接
地電位に保持される。このとき、ドレイン領域111は
フローティング状態に保持される。
【0023】そして、ソース領域112に印加された電
圧による電界によって、図16において矢印に示され
るように、フローティングゲート114内の電子は、薄
いトンネル酸化膜115をトンネル現象によって通過す
る。
【0024】このようにしてフローティングゲート11
4内の電子が引き抜かれることによって、メモリトラン
ジスタのしきい値電圧Vthがたとえば2V程度となる。
この状態が消去状態、“1”と呼ばれる。各メモリトラ
ンジスタのソース領域112は、図17に示されるよう
に互いに接続されているので、この消去動作によってす
べてのメモリを一括消去できる。
【0025】次に、読出動作について説明する。読出動
作においては、コントロールゲート113に5V程度の
電圧が印加され、ドレイン領域111に1V程度の電圧
が印加される。このとき、ソース領域112,p型不純
物領域110は接地電位に保持される。そして、メモリ
トランジスタのチャネル領域に電流が流れるか否かによ
って、上記の“1”,“0”の判定が行なわれる。
【0026】すなわち、メモリトランジスタが書込状態
のときにはしきい値電圧Vthが8V程度と高くなるため
読出時にチャネルが形成されず電流が流れない。これに
対し、メモリトランジスタが消去状態の場合には、しき
い値電圧Vthが2V程度と低いので、読出時にチャネル
が形成され電流が流れる。
【0027】上記のNOR型フラッシュメモリでは、チ
ャネルホットエレクトロンを利用してフローティングゲ
ート114に電子を注入している。このチャネルホット
エレクトロンによる電子の注入は効率が悪いので、NO
R型フラッシュメモリは、消費電力が大きくなるという
問題を有していた。
【0028】また、上記のNOR型フラッシュメモリに
は、次のような問題点もあった。図18を参照して、た
とえばメモリトランジスタ122a,122bを順次選
択して書込む場合について考えてみる。
【0029】この場合には、ドレイン領域111に5V
程度の電圧が印加され、コントロールゲート113に1
0V程度の電圧が印加される。それにより、上述したメ
カニズムによって、メモリトランジスタ122aのフロ
ーティングゲート114に電子の注入が行なわれる。す
なわち書込が行なわれることになる。
【0030】次に、メモリトランジスタ122bを選択
して書込み動作を行なう。この場合にも、このメモリト
ランジスタ122bにおけるドレイン領域111および
コントロールゲート113に上記の場合と同様の電圧が
印加される。このとき、図18に示されるように、メモ
リトランジスタ122aとメモリトランジスタ122b
とは、ドレイン領域111を共有している。
【0031】したがって、メモリトランジスタ122b
に書込む際にドレイン領域111に電圧を印加すること
によって、メモリトランジスタ122aのフローティン
グゲート114に注入された電子がトンネル現象によっ
てドレイン領域111に引き抜かれる場合が生じ得るこ
ととなる。
【0032】上記のような現象をドレインディスターブ
現象という。このドレインディスターブ現象によって、
書込が行なわれたメモリトランジスタのフローティング
ゲートから電子が引き抜かれるので、書込状態であった
はずのメモリトランジスタが消去状態となるといった状
況も考えられる。すなわち、フラッシュメモリの誤動作
の原因となる。
【0033】上記のようなNOR型フラッシュメモリの
問題点を解決するものとしてNAND型フラッシュメモ
リが提案されている。このNAND型フラッシュメモリ
は、たとえば、NIKKEI ELECTRONICS
1992.2.17(no.547)のpp.180
〜181に開示されている。
【0034】このNAND型フラッシュメモリについ
て、図19〜図21を用いて以下に説明する。図19
は、NAND型フラッシュメモリのメモリセルアレイの
一部の等価回路図である。図20は、NAND型フラッ
シュメモリのメモリセルアレイの部分断面図である。図
21は、NAND型フラッシュメモリに含まれるメモリ
トランジスタの断面構造図である。
【0035】まず図19を参照して、NAND型フラッ
シュメモリにおいては、セレクトゲートトランジスタ1
39a,139b,139cがそれぞれ設けられてい
る。このセレクトゲートトランジスタ139a,139
b,139cは、それぞれ、一方の不純物領域がビット
線B1,B2,B3に接続され、他方の不純物領域はメ
モリトランジスタ138a,138b,138cに接続
されている。
【0036】セレクトゲートトランジスタ139aによ
って、縦方向に直列に8個並んでいるメモリトランジス
タ138a群が選択される。同様に、セレクトゲートト
ランジスタ139b,139cによって、メモリトラン
ジスタ138b群,138c群が選択される。上記のメ
モリトランジスタ138a群,138b群,138c群
のうちの1つのメモリトランジスタは、それぞれ、セレ
クトゲートトランジスタ123a,123b,123c
を通して接地されている。
【0037】次に、図20を参照して、シリコン基板1
26内に形成されたp型不純物領域130には、不純物
領域127が所定間隔を隔てて複数個形成されている。
そして、各不純物領域127の間の領域上には、フロー
ティングゲート129およびコントロールゲート128
を備えるメモリトランジスタ138aが形成されてい
る。
【0038】次に、図21を用いて、メモリトランジス
タ138aの構造についてより詳しく説明する。シリコ
ン基板に形成されたp型不純物領域130の主表面に
は、上記のように、一対の不純物領域127が間隔を隔
てて形成されている。この不純物領域127によって、
メモリトランジスタのチャネル形成領域が規定される。
そして、一対の不純物領域127間の領域上には、トン
ネル絶縁膜135を介在して、フローティングゲート1
29が形成されている。
【0039】このフローティングゲート129上には、
絶縁膜136を介在してコントロールゲート128が形
成されている。このコントロールゲート128およびフ
ローティングゲート129を覆うように、酸化膜137
が形成されている。
【0040】上記のような構造を有するNAND型フラ
ッシュメモリの動作について、図19〜図21を用いて
以下に説明する。
【0041】まず書込動作について説明する。図19を
参照して、たとえばワード線W8 に接続されるメモリト
ランジスタ138aに書込を行なう場合について説明す
る。まず、セレクトゲートトランジスタの選択ゲートS
2 ,ビット線B1,ソース線およびp型不純物領域35
を接地電位に保持する。そして、選択ゲートS1 ,ビッ
ト線B2,B3に10V程度の電圧を印加する。
【0042】そして、ワード線W8 に20V程度の電圧
を印加し、他のワード線W1 〜W7は接地電位に保持す
る。これにより、図21においてで示されるように、
ワード線W8 (コントロールゲート128)を有するメ
モリトランジスタ138aにおいて、チャネル領域に存
在する電子がチャネルFN(Fowler−Nordh
eim)によってフローティングゲート129に注入さ
れる。それにより、メモリトランジスタ138aに書込
が行なわれる。これが書込状態“0”であり、このとき
のメモリトランジスタのしきい値電圧Vthは3V程度と
なっている。
【0043】次に、消去動作について説明する。再び図
19を参照して、消去を行なう場合には、ビット線B
1,B2,B3,選択ゲートS1 ,S2 ,p型不純物領
域130に20V程度の電圧を印加する。このとき、ワ
ード線W1 〜W8 は接地電位に保持される。それによ
り、図21においてで示されるように、書込状態のメ
モリトランジスタ138aのフローティングゲート12
9から、チャネルFNによって電子がチャネル領域に引
き抜かれる。それにより、メモリトランジスタ138a
のしきい値電圧Vthは−2V程度となる。それにより、
消去が行なわれることとなる。
【0044】次に、読出動作について説明する。再び図
19を参照して、たとえばワード線W8 を有するメモリ
トランジスタ138aを読出す場合について説明する。
この場合には、ビット線B1に1V程度の電圧を印加
し、ソース線とp型不純物領域130とを接地電位に保
つ。そして、ワード線W8 を接地電位に保ち、ワード線
1 〜W7 に5V程度の電圧を印加する。また、選択ゲ
ートS1 ,S2 に所定の電圧を印加し、セレクトゲート
トランジスタをオンさせておく。
【0045】ワード線W8 は接地電位(0V)に保持さ
れているので、ワード線W8 に接続されるコントロール
ゲート128を有するメモリトランジスタ138aが消
去状態の場合にはメモリトランジスタ138aはオン
し、書込状態の場合にはメモリトランジスタ138aは
オフの状態になる。
【0046】一方、ワード線W1 〜W7 に接続されるコ
ントロールゲート128を有するメモリトランジスタ1
38aは、ワード線W1 〜W7 に5V程度の電圧が印加
されているので、書込状態、消去状態の如何にかかわら
ずメモリトランジスタ138aはオンしている。
【0047】したがって、ワード線W8 に接続されるコ
ントロールゲート128を有するメモリトランジスタ1
38aが消去状態の場合には、図20に示される各メモ
リトランジスタ138aのチャネル領域を電流が流れ
る。そして、この電流は、ビット線B1を通ってセンス
アンプに到達する。
【0048】これに対し、ワード線W8 に接続されるコ
ントロールゲート128を有するメモリトランジスタ1
38aが書込状態の場合には、このメモリトランジスタ
138aのしきい値電圧Vthが3V程度に高められてい
るため、このメモリトランジスタ138aには電流が流
れない。すなわち、電流がセンスアンプには導かれない
ことになる。このセンスアンプが電流を感知した場合
に、選択されたメモリトランジスタは消去状態と判定さ
れ、センスアンプが電流を感知しなかった場合には選択
されたメモリトランジスタは書込状態と判定される。
【0049】上記のチャネルFNによるフローティング
ゲートへの電子の注入は、チャネルホットエレクトロン
を用いた場合に比べて効率がよい。したがって、NAN
D型フラッシュメモリは、NOR型フラッシュメモリに
比べて消費電力を小さくすることが可能となる。
【0050】また、NAND型フラッシュメモリは書込
時にチャネルFNを用いている。そのため、メモリトラ
ンジスタのドレイン領域に高電圧を印加する必要がなく
なる。その結果、上記のNOR型フラッシュメモリにお
いて問題とされていたドレインディスターブ現象を効果
的に回避することも可能となる。
【0051】しかしながら、上記のNAND型フラッシ
ュメモリにも次のような問題点があった。すなわち、上
記のNAND型フラッシュメモリにおいては、読出動作
時に、直列に並んだ複数のメモリトランジスタのすべて
に電流を通さなければならない。そのため、読出動作が
遅くなるといった問題点があった。また、書込,消去時
において20Vという高い電圧を用いるので、このよう
な高電圧を発生する回路が装置内に必要となる。そのた
め、高集積化が困難になるという問題点をも有してい
た。
【0052】
【発明が解決しようとする課題】これに対し、上記のN
OR型フラッシュメモリおよびNAND型フラッシュメ
モリが有する各問題点を解決し得る改良例として、DI
NOR型(Divided bit line NO
R)フラッシュメモリと呼ばれる不揮発性半導体記憶装
置が、本願出願人と同一出願人によって、特願平5−1
03560号に提案されている。以下、このDINOR
型フラッシュメモリについて説明する。
【0053】図22は、上記のDINOR型フラッシュ
メモリの概略構成を示すブロック図である。図22を参
照して、メモリセルアレイ166は、複数のブロック
(ブロック0〜ブロックn)に分割されている。このメ
モリセルアレイ166はpウェル領域内に形成される。
【0054】メモリセルアレイ166内には、複数の主
ビット線MB0,MBiが配列される。この主ビット線
MB0,MBiはそれぞれYゲート167内のYゲート
トランジスタYG0,YGiを介してセンスアンプ15
7および書込回路156に接続される。
【0055】主ビット線MB0,MBiに対して、所定
数の副ビット線(図示せず)が設けられる。この副ビッ
ト線に交差するように、ワード線WL0,WLiが配列
される。副ビット線とワード線WL0,WLiとの交点
にメモリトランジスタが設けられる。
【0056】各メモリトランジスタのドレイン領域は対
応する副ビット線に接続され、各メモリトランジスタの
コントロールゲートは対応するワード線WLiに接続さ
れる。また、メモリトランジスタのソース領域はソース
線(図示せず)に接続される。
【0057】メモリセルアレイ166内には、メモリト
ランジスタの他にセレクトゲートトランジスタが形成さ
れる。このセレクトゲートトランジスタを介して副ビッ
ト線が主ビット線に接続される。また、上記のソース線
には、ソーススイッチ161が接続される。
【0058】アドレスバッファ160は、外部から与え
られるアドレス信号を受け、Xアドレス信号をXデコー
ダ163に与え、Yアドレス信号をYデコーダ158に
与える。Xデコーダ163は、Xアドレス信号に応答し
て複数のワード線WL0 〜WLi のうちいずれかを選択
する。Yデコーダ158は、Yアドレス信号に応答して
複数の主ビット線MBo〜MBiをセンスアンプ157
および書込回路156に接続する。
【0059】読出時には、センスアンプ157が、主ビ
ットMBo,MBi線上に読出されたデータを検知し、
データ入出力バッファ151を介して外部に出力する。
また、書込時には、外部から与えられるデータがデータ
入出力バッファ151を介して書込回路156に与えら
れ、書込回路156はそのデータに従って主ビット線M
Bo〜MBiにプログラム電圧を与える。
【0060】高電圧発生回路154,155は、外部か
ら電源電圧Vcc(たとえば5V)を受け、高電圧を発
生する。負電圧発生回路152,153は外部から電源
電圧Vccを受け、負電圧を発生する。ベリファイ電圧
発生回路164は、外部から与えられる電源電圧Vcc
を受け、ベリファイ時に、選択されたワード線WLiに
所定のベリファイ電圧を与える。
【0061】ウェル電位発生回路165は、消去時に、
pウェル領域(メモリセルアレイ166)に高電圧を与
える。セレクトゲートデコーダ162は、アドレスバッ
ファ160からのアドレス信号の一部に応答して、セレ
クトゲートSG0 〜SGi を選択的に活性化する。ソー
ススイッチ161は、消去時に、ソース線に高電圧を与
える。書込/消去制御回路150は、外部から与えられ
る制御信号に応答して、各回路の動作を制御する。
【0062】次に、上記の構成を有するDINOR型フ
ラッシュメモリの動作について説明する。まず消去動作
に説明する。DINOR型フラッシュメモリにおいて
は、フローティングゲートに電子を注入した状態が消去
状態となる。そして、まず、書込/消去制御回路150
にブロック一括消去動作を指定する制御信号が与えられ
る。それにより、高電圧発生回路155および負電圧発
生回路152が活性化される。
【0063】高電圧発生回路155はXデコーダ163
に高電圧(10V)を与える。Xデコーダ163は、選
択されたブロックのワード線に高電圧(10V)を印加
し、それ以外のワード線に0Vを印加する。
【0064】負電圧発生回路152は、ソーススイッチ
161,Yデコーダ158およびウェル電位発生回路1
65に負電圧を与える。Yデコーダ158はYゲート1
67内のYゲートトランジスタYGo,YGiに負電圧
を印加する。それにより、主ビット線MBo,MBiは
フローティング状態になる。
【0065】ウェル電位発生回路165はpウェル領域
(メモリセルアレイ166)に負電圧(−8V)を印加
する。セレクトゲートデコーダ162は、選択されたセ
レクトゲートSGiをオフ状態にする。また、このと
き、選択されたブロック内のソース線には、ソーススイ
ッチ161を介して負電圧(−8V)が印加される。
【0066】このようにして、上記の各電圧が選択され
たブロック内のメモリトランジスタに印加される。その
結果、選択されたブロック内のすべてのメモリトランジ
スタは消去状態となる。
【0067】次に、書込動作について説明する。まず、
書込/消去制御回路150に、プログラム動作を指定す
る制御信号が与えられる。それにより、高電圧発生回路
154および負電圧発生回路153が活性化される。負
電圧発生回路153は、Xデコーダ163に負電圧を与
える。Xデコーダ163は、アドレスバッファ160か
ら与えられるXアドレス信号に応答してワード線WLi
を選択する。そして、選択されたワード線WLiに負電
圧(−8V)を印加し、非選択のワード線WLiに0V
を印加する。
【0068】高電圧発生回路154は、Yデコーダ15
8,書込回路156およびセレクトゲートデコーダ16
2に高電圧を与える。まず、外部からデータ入出力バッ
ファ151を介してデータ“0”が書込回路156に与
えられラッチされる。Yデコーダ158は、アドレスバ
ッファ160から与えられるYアドレス信号に応答して
Yゲート167内の選択されたYゲートトランジスタY
Giに高電圧を印加し、非選択のYゲートトランジスタ
YGiに0Vを印加する。それにより、選択されたYゲ
ートトランジスタYGiがオンする。
【0069】書込回路156は、Yゲートトランジスタ
YGiを介して、主ビット線MBiにデータ“0”に対
応するプログラム電圧(5V)を印加する。また、セレ
クトゲートデコーダ162は、選択されたセレクトゲー
トSGiをオン状態にし、非選択のセレクトゲートSG
iをオフ状態にする。
【0070】それにより、所定の副ビット線が主ビット
線MBiに接続される。ソーススイッチ161は、ソー
ス線をフローティング状態にする。ウェル電位発生回路
165は、pウェル領域(メモリセルアレイ166)に
0Vを印加する。
【0071】このようにして、所定のメモリトランジス
タに上記のような各電圧が印加される。その結果、この
メモリトランジスタのフローティングゲートから電子が
引き抜かれ、メモリトランジスタのしきい値電圧が降下
する。このとき、非選択のビット線に接続されたメモリ
トランジスタのドレイン領域には0Vが印加される。そ
れにより、非選択のメモリトランジスタのしきい値電圧
は、選択されたメモリトランジスタへの書込動作による
影響を受けない。
【0072】次に、読出動作について説明する。まず、
書込/消去制御回路150に、読出動作を指定する制御
信号が与えられる。Xデコーダ163は、アドレスバッ
ファ160から与えられるXアドレス信号に応答してワ
ード線WLiを選択し、それに3Vを印加する。このと
き、非選択のワード線WLiは、0Vに保たれる。
【0073】セレクトゲートデコーダ162は、選択さ
れたセレクトゲートSGiをオン状態にし、非選択のセ
レクトゲートSGiをオフ状態にする。Yデコーダ15
8は、アドレスバッファ160から与えられるYアドレ
ス信号に応答してYゲート167内のYゲートトランジ
スタYGiをオンさせる。ソーススイッチ161は、所
定のソース線に接地電位を印加する。
【0074】このようにして、選択されたメモリトラン
ジスタに、上記のような所定の電圧が印加される。それ
により、そのメモリトランジスタの状態が“1”であれ
ば主ビット線MBi に読出電流が流れる。この読出電流
がセンスアンプ157によって検知され、データ入出力
バッファ151を介して外部に出力される。
【0075】次に、図23〜図26を用いて、上記のD
INOR型フラッシュメモリの構造および動作について
より詳しく説明する。図23は、DINOR型フラッシ
ュメモリの模式図である。
【0076】図23を参照して、p型シリコン基板18
0には、メモリセルアレイ領域と周辺領域とが設けられ
る。メモリセルアレイ領域には、メモリトランジスタ1
87a,187b,187c,187dが間隔を隔てて
形成されている。p型シリコン基板180の主表面のう
ち、メモリセルアレイ領域には、n型のソース領域18
4a,184bと、n型のドレイン領域185a,18
5bが間隔を隔てて形成されている。
【0077】ソース領域184aはメモリトランジスタ
187aと187bの共通のソース領域となる。また、
ソース領域184bはメモリトランジスタ187cと1
87dとの共通のソース領域となる。ドレイン領域18
5aはメモリトランジスタ187bと187cの共通の
ドレイン領域となり、ドレイン領域185bはメモリト
ランジスタ187dのドレイン領域となる。なお、メモ
リトランジスタ187a,187b,187c,187
dは、それぞれフローティングゲート189およびコン
トロールゲート188を有している。
【0078】また、メモリセルアレイ領域には、セレク
トゲートトランジスタ186が形成される。このセレク
トゲートトランジスタ186は、ソース/ドレイン領域
183a,183bを有している。そして、このソース
/ドレイン領域183bは、メモリトランジスタ187
aのドレイン領域の役割も果たしている。
【0079】メモリトランジスタ187a,187b,
187c,187d上には、多結晶シリコンからなる副
ビット線190が形成されている。副ビット線190
は、上記のソース/ドレイン領域183bと接続されて
いる。また、この副ビット線190から分岐した分岐線
191aは、ドレイン領域185aと接続され、分岐線
191bはドレイン領域185bと接続されている。
【0080】副ビット線190上には、アルミニウムな
どからなる主ビット線192が形成されている。この主
ビット線192は、上記のソース/ドレイン領域183
aに接続されている。
【0081】シリコン基板180内には、メモリセルア
レイ領域を囲むようにpウェル領域182が形成されて
いる。このpウェル領域182を囲むようにnウェル領
域181が形成される。周辺領域には、MOSトランジ
スタ193が形成される。
【0082】次に、図24を参照して、DINOR型フ
ラッシュメモリのメモリセルアレイ領域の構造の一例に
ついてより詳しく説明する。図24は、DINOR型フ
ラッシュメモリのメモリセルアレイ領域の部分断面図で
ある。
【0083】図24を参照して、p型シリコン基板20
1にはpウェル領域210が形成される。このpウェル
領域210上には、メモリトランジスタ250〜25
7,261,262,セレクトゲートトランジスタ25
9,260がそれぞれ形成されている。
【0084】pウェル領域210には、各メモリトラン
ジスタのn型のソース領域223,n型のドレイン領域
224が間隔を隔てて形成されている。また、セレクト
ゲートトランジスタ259,260は、n型の不純物領
域249を共有している。
【0085】各メモリトランジスタ,セレクトゲートト
ランジスタはシリコン酸化膜247で覆われている。ソ
ース領域223上の領域は、シリコン酸化膜247によ
って塞がれている。これに対し、ドレイン領域224お
よび不純物領域249上の領域は、シリコン酸化膜24
7で塞がれていない。また、各メモリトランジスタはフ
ローティングゲート219およびコントロールゲート2
20を備えている。
【0086】メモリトランジスタ250〜257の各ド
レイン領域224は、1本の副ビット線227aによっ
て電気的に接続されている。メモリトランジスタ26
1,262のドレイン領域224は、1本の副ビット線
227bによって電気的に接続される。
【0087】不純物領域249は、接続導電層248と
電気的に接続されている。また、フィールド酸化膜20
6上には、ダミーゲートトランジスタ(ダミーメモリト
ランジスタ)258が形成される。
【0088】副ビット線227aおよび227b上に
は、層間絶縁膜245が形成される。層間絶縁膜245
上には主ビット線233が形成される。主ビット線23
3は接続導電層248と電気的に接続される。主ビット
線233上には層間絶縁膜246が形成される。層間絶
縁膜246上には、アルミニウム配線238a,238
b,238c,238d,238e,238f,238
gが間隔を隔てて形成される。
【0089】一方、p型シリコン基板201中には、p
ウェル領域210を覆うようにnウェル領域207が形
成されている。
【0090】次に、図25を用いて、メモリセルアレイ
領域の構成について説明する。図25は、図24に示さ
れるメモリセルアレイ領域の等価回路図である。
【0091】図25を参照して、この図に示される態様
においては、8個のメモリトランジスタ250,25
1,252,253,254,255,256,257
の各ドレイン領域が副ビット線と接続されている。ま
た、各メモリトランジスタのソース領域はソース線に接
続されている。選択ゲート1によって主ビット線と副ビ
ット線との導通/遮断が行なわれる。ワード線1〜8
は、各メモリトランジスタのコントロールゲートとな
る。
【0092】次に、図24〜図26を用いて、メモリト
ランジスタの構造およびその動作についてより詳しく説
明する。図26は、図24に示されるDINOR型フラ
ッシュメモリに含まれるメモリトランジスタを示す断面
図である。
【0093】図26を参照して、pウェル領域210と
フローティングゲート219との間にはトンネル絶縁膜
213が形成される。フローティングゲート219とコ
ントロールゲート220の間には、ONO膜などからな
る絶縁膜215が形成される。
【0094】次に、上記の図24〜図26を参照して、
メモリトランジスタ250〜257を一括消去する場合
には、主ビット線233をフローティング状態に保ち、
セレクトゲートトランジスタ259をオフする。これに
より、副ビット線227aもフローティング状態とな
る。
【0095】そして、ソース線およびpウェル領域21
0に−10V程度の電圧を印加する。そして、ワード線
1〜ワード線8(副ビット線227aによって各ドレイ
ン領域が互いに電気的に接続される各メモリトランジス
タのコントロールゲート220)に10V程度の電圧を
印加する。
【0096】それにより、図26におけるに示される
ように、メモリトランジスタのチャネル領域にある電子
がトンネル効果の1つであるチャネルFN現象によって
フローティングゲート219に注入される。それによ
り、メモリトランジスタのしきい値電圧Vthの値は〜6
V程度となる。これが消去状態となる。
【0097】次に、書込動作について説明する。たとえ
ばメモリトランジスタ257を書込状態“0”にするに
は、セレクトゲートトランジスタ259をオンし、主ビ
ット線233に5V程度の電圧を印加する。それによ
り、副ビット線227aの電圧も5V程度になる。
【0098】そして、pウェル領域210を接地電位に
保ち、ソース線をフローティング状態にする。そしてさ
らに、ワード線8に−10V程度の電圧を印加し、ワー
ド線1〜ワード線7は接地電位に保つ。
【0099】それにより、図26のに示されるよう
に、メモリトランジスタ257のフローティングゲート
219に蓄積された電子が、トンネル効果の1つである
ドレインFN現象によってドレイン領域224に引き抜
かれる。それによりメモリトランジスタ257のしきい
値電圧Vthの値は1V程度になる。これが書込状態
“0”である。
【0100】次に、読出動作について説明する。たとえ
ばメモリトランジスタ257を読出す場合には、セレク
トゲートトランジスタ259をオンし、主ビット線23
3に1V程度の電圧を印加する。そして、ソース線およ
びpウェル領域210を接地電位に保つ。
【0101】そして、ワード線8に3〜5V程度の電圧
を印加し、ワード線1〜ワード線7を接地電位に保持す
る。このとき、メモリトランジスタ257が消去状態
“1”の場合には、チャネルが形成されず、ビット線に
は電流が流れない。これに対し、メモリトランジスタ2
57が書込状態“0”の場合には、チャネルが形成され
ビット線に電流が流れる。それにより、書込状態/消去
状態の判定が行なわれる。
【0102】上記のように、DINOR型フラッシュメ
モリにおいては、pウェル領域210に負の電圧を印加
している。pウェル領域210の周りにはnウェル領域
207があるので、負の電圧を印加してもpウェル領域
210とnウェル領域207とは逆バイアス状態とな
る。すなわち、pウェル領域210に負の電圧を印加し
たとしても、周辺回路形成領域に電圧が印加されること
はない。
【0103】また、消去動作のとき、pウェル領域21
0に負の電圧を印加し、選択されたワード線(コントロ
ールゲート220)に正の電圧を印加している。それに
より、各構成要素に印加する電圧の絶対値を小さくしな
がら、pウェル領域210とコントロールゲート220
間の電位差を相対的に大きくしている。その結果、上記
のようなチャネルFN効果を起こすことが可能となる。
【0104】また、図24に示されるように、メモリト
ランジスタ250〜257の各ドレイン領域224に
は、副ビット線227aが接続されている。このため、
読出動作の際には、読出電流を多くとることができる。
その結果、NAND型フラッシュメモリに比べて読出動
作を高速に行なうことが可能となる。
【0105】さらに、図26に示されるように、書込動
作を、ドレインFNを用いて行なっているので、チャネ
ルホットエレクトロンを用いる場合に比べて高い効率で
書込動作を行なうことが可能となる。それにより、消費
電力を低減することが可能となる。
【0106】以上説明したように、DINOR型フラッ
シュメモリは、NOR型フラッシュメモリおよびNAN
D型フラッシュメモリの持つ問題点を解決できる特性を
有している。しかしながら、このDINOR型フラッシ
ュメモリにおいても、次に説明するような問題点があっ
た。
【0107】その問題点について図27〜図29を用い
て説明する。図27は、上記のDINOR型フラッシュ
メモリにおいて、消去時に、コントロールゲート(ワー
ド線)、ソース線およびpウェル領域(基板)に印加さ
れる電圧のパルスを示すタイミングチャートである。図
28は、上記のDINOR型フラッシュメモリにおける
消去時間としきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
図29は、上記のDINOR型フラッシュメモリにおけ
るしきい値電圧Vthと書換回数との関係を示す図であ
る。
【0108】まず図27を参照して、上記のDINOR
型フラッシュメモリにおいては、消去時に、コントロー
ルゲートに10V程度の高電圧を印加し、、ソース線お
よびpウェル領域(基板)に−8V程度の電圧を同時に
印加していた。そのため、消去時には、メモリトランジ
スタのソース/ドレイン間にはチャネルが形成され、そ
のチャネルを流れる電子がドレイン近傍での電界による
エネルギーを受け、フローティングゲートに注入されて
いた。
【0109】それにより、図27に示されるように、P
ウェル(基板)に−8V程度の負電圧を印加したとして
も、コントロールゲートに、上記のNAND型フラッシ
ュメモリほどではないが、10V程度の比較的高電圧を
印加しなければならなかった。
【0110】そのため、DINOR型フラッシュメモリ
においては、5V程度の電源電圧V CCから10V程度の
比較的高い電圧を発生させるための複雑な構造の昇圧回
路が必要であった。このような昇圧回路を形成する必要
性は、高集積化に際して悪影響を及ぼすといえる。
【0111】また、DINOR型フラッシュメモリに
は、消去時に、図27に示される各電圧が印加されるの
で、メモリトランジスタのトンネル絶縁膜に高電界がか
かることになる。そのため、書換回数が、NOR型フラ
ッシュメモリあるいはNAND型フラッシュメモリに比
べて劣るといった問題点があった。より具体的には、図
29に示されるように、10000回程度の書換で、メ
モリトランジスタのしきい値電圧Vthが変化してきてい
るのがわかる。
【0112】次に、図28を参照して、上記のDINO
R型フラッシュメモリにおいては、消去動作を行なうこ
とによってメモリトランジスタのしきい値電圧が7V程
度になるのに10-2秒程度必要となる。フラッシュメモ
リの性能向上という観点からは、フラッシュメモリの動
作にかかる時間は短い方が好ましいといえる。
【0113】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものである。この発明の1つの目的は、デ
ータの書換回数を向上させることが可能となるフラッシ
ュメモリおよびその動作制御方法を提供することにあ
る。
【0114】この発明の他の目的は、フローティングゲ
ートへの電子の注入動作を高速化することによって性能
を向上させることが可能となる不揮発性半導体記憶装置
およびその動作制御方法を提供することにある。
【0115】この発明のさらに他の目的は、低電圧で動
作可能な不揮発性半導体記憶装置およびその動作制御方
法を提供することにある。
【0116】この発明のさらに他の目的は、高集積化に
有利な構造を有する不揮発性半導体記憶装置を提供する
ことにある。
【0117】
【課題を解決するための手段】この発明に基づく不揮発
性半導体記憶装置は、一つの局面では、半導体基板上に
形成され複数行および複数列に配置されたメモリセル
と、複数行に対応して設けられた複数のワード線と、複
数のメモリセルに共通に設けられたソース線とを備えて
いる。メモリセルの各々は対応するワード線に接続され
たコントロールゲートと、ソース線に接続された不純物
領域と、フローティングゲートとを含んでいる。そし
て、この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置は、さら
に、第1の動作モード時に選択されたワード線に第1の
レベルの電圧を印加するワード線ドライブ手段と、第1
の動作モード時に選択されたメモリセルに対応する半導
体基板の所定領域へ第2のレベルの電圧を印加する基板
ドライブ手段と、第1の動作モード時に選択されたソー
ス線に第3のレベルの電圧を印加するソース線ドライブ
手段と、第1の動作モード時に、ワード線への第1のレ
ベルの電圧の印加時期および半導体基板の所定領域への
第2のレベルの電圧の印加時期に対して、ソース線への
第3のレベルの電圧の印加時期を遅らせる遅延手段とを
備えている。
【0118】上記の不揮発性半導体記憶装置は、好まし
くは、ソース線に印加される第3のレベルの電圧パルス
のパルス幅を、ワード線および半導体基板の所定領域に
印加される第1および第2のレベルの電圧パルスのパル
ス幅よりも短くするためのパルス制御手段をさらに備え
ている。また、このパルス制御手段は、好ましくは、1
または複数個の第3のレベルの電圧パルスをソース線に
印加する手段を有している。
【0119】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
は、他の局面では、半導体基板上に形成され複数行およ
び複数列に配置されたメモリセルと、複数行に対応して
設けられた複数のワード線と、複数列に対応して設けら
れた複数のビット線と、メモリセルに共通に設けられた
ソース線とを備える。上記の複数のメモリセルの各々は
対応するワード線に接続されたコントロールゲートと、
対応するビット線に接続されたドレインと、ソース線に
接続されたソースと、フローティングゲートとを含んで
いる。そして、このフローティングゲートに電子を注入
することによって消去状態とし、フローティングゲート
から電子を引き抜くことによって書込状態とする。この
発明に基づく不揮発性半導体記憶装置は、他の局面で
は、以上のような構成を有することを前提とする。
【0120】そして、この不揮発性半導体記憶装置は、
さらに、消去モード時に選択されたワード線に正の電圧
を印加するワード線ドライブ手段と、消去モード時に選
択されたメモリセルに対応する半導体基板の所定領域へ
負の電圧を印加する基板ドライブ手段と、消去モード時
に選択されたソース線に負の電圧を印加するソース線ド
ライブ手段と、消去モード時におけるワード線への正の
電圧の印加時期および半導体基板の所定領域への負の電
圧の印加時期に対して、ソース線への負の電圧の印加時
期を遅らせる遅延手段とを備えている。
【0121】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の動作制御方法は、一つの局面では、不揮発性半導体記
憶装置が、半導体基板上に形成され複数行および複数列
に配置されたメモリセルと、複数行に対応して設けられ
た複数のワード線と、複数のメモリセルに共通に設けら
れたソース線とを備え、メモリセルの各々が対応するワ
ード線に接続されたコントロールゲートと、ソース線に
接続された不純物領域と、フローティングゲートとを含
む構造を有することを前提とする。
【0122】そして、この不揮発性半導体記憶装置の動
作制御方法によれば、第1の動作モード時に選択された
ワード線に第1のレベルの電圧を印加し、選択されたメ
モリセルに対応する半導体基板の所定領域に第2のレベ
ルの電圧を印加する。そして、第1の動作モード時に、
ワード線および半導体基板の所定領域に第1および第2
のレベルの電圧を印加した後に、選択されたソース線に
第3のレベルの電圧を印加する。
【0123】上記のワード線には、好ましくは、第1の
極性の電圧が印加される。また、半導体基板の所定領域
には、好ましくは、第2の極性の電圧が印加される。ま
た、ソース線には、好ましくは、第2の極性の電圧が印
加される。
【0124】また、ソース線には、好ましくは、ワード
線および半導体基板の所定領域に上記の第1および第2
のレベルの電圧が印加された状態で、1または複数個の
第3のレベルの電圧パルスが印加される。
【0125】上記の第3のレベルの電圧の印加時間は、
好ましくは、第1および第2の電圧の印加時間よりも短
い。
【0126】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の動作制御方法は、他の局面では、不揮発性半導体記憶
装置が以下の構成を有することを前提とする。すなわ
ち、不揮発性半導体記憶装置は、半導体基板上に形成さ
れ複数行および複数列に配置されたメモリセルと、複数
行に対応して設けられた複数のワード線と、複数列に対
応して設けられた複数のビット線と、メモリセルに共通
に設けられたソース線とを備える。そして、複数のメモ
リセルの各々は、対応するワード線に接続されたコント
ロールゲートと、対応するビット線に接続されたドレイ
ンと、ソース線に接続されたソースと、フローティング
ゲートとを含んでいる。そして、フローティングゲート
に電子を注入することによって消去状態とし、フローテ
ィングゲートから電子を引き抜くことによって書込状態
とする。
【0127】以上の構成を有する不揮発性半導体記憶装
置が、消去モード時に選択されたワード線に正の電圧を
印加し、選択されたメモリセルに対応する半導体基板の
所定領域へ負の電圧を印加する。そして、上記のように
ワード線に正の電圧を印加しかつ半導体基板の所定領域
に負の電圧を印加した後に、選択されたソース線に負の
電圧を印加する。
【0128】
【作用】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置は、
遅延手段を備えている。それにより、ワード線および半
導体基板の所定領域への電圧の印加時期と、ソース線へ
の電圧の印加時期とを遅らせることが可能となる。その
結果、ワード線と半導体基板の所定領域へ所定の電圧を
印加することによって半導体基板中に空乏層を広げ、そ
の状態でソース線に所定の電圧を印加することによって
不純物領域(ソース領域)から空乏層内に電子を注入す
ることが可能となる。
【0129】このように不純物領域から空乏層内に注入
された電子は、ワード線と半導体基板の所定領域への所
定の電圧の印加によって生じる空乏層内の電界によって
加速され、フローティングゲート内に注入される。
【0130】その結果、上述したDINOR型フラッシ
ュメモリにおけるチャネルFNの場合に比べて、ワード
線への印加電圧を低くすることが可能となる。それによ
り、半導体基板とフローティングゲート間のトンネル絶
縁膜にかかる電界強度を低減することが可能となり、書
換回数を向上させることが可能となる。
【0131】また、ワード線に印加する電圧を低電圧化
できるので、高電圧発生回路の簡略化、あるいは高電圧
発生回路の形成を省略することも可能となる。それによ
り、高集積化に有利な不揮発性半導体記憶装置が得られ
る。
【0132】さらに、ソース線への電圧の印加時期を上
記のようにずらせることによって、DINOR型フラッ
シュメモリの場合よりも消去時間を短縮することが可能
となる。それにより、高性能な不揮発性半導体記憶装置
を得ることも可能となる。
【0133】この発明に基づく不揮発性半導体記憶装置
の動作制御方法によれば、ワード線および半導体基板の
所定領域に所定の電圧を印加した後に、ソース線に所定
の電圧を印加している。それにより、上記の場合と同様
に、極めて効率的に、フローティングゲートに電子の注
入を行なうことが可能となる。
【0134】また、ソース線に複数個の所定電圧のパル
スを印加した場合には、容易にメモリセルのしきい値電
圧をより高いものとすることが可能となる。
【0135】また、ソース線への電圧の印加時期を、ワ
ード線および半導体基板の所定領域への電圧の印加時期
よりも遅らせることによって、基板ホットエレクトロン
現象によるフローティングゲートへの電子の注入が行な
える。それにより、フローティングゲートへの電子の注
入の際のソース線への電圧の印加時間を、従来よりも短
いものとすることが可能となる。それにより、フローテ
ィングゲートへ電子を注入するための動作時間を短縮す
ることが可能となる。その結果、高性能な不揮発性半導
体記憶装置が得られる。
【0136】
【実施例】以下、図1〜図13を用いて、この発明に基
づく実施例について説明する。図1は、この発明に基づ
く一実施例におけるフラッシュメモリの特徴的な構成を
概念的に示すブロック図である。まず図1を用いてこの
発明に基づくフラッシュメモリの特徴的な構成について
説明する。
【0137】図1を参照して、この発明に基づくフラッ
シュメモリにおけるメモリトランジスタは、半導体基板
内に形成されたp型不純物領域1と、このp型不純物領
域1の表面に形成されたn型のソース領域3,ドレイン
領域5と、このソース領域3とドレイン領域5との間の
領域上に形成されたトンネル絶縁膜7と、このトンネル
絶縁膜7上に形成されたフローティングゲート9と、こ
のフローティングゲート9上に絶縁膜11を介して形成
されたコントロールゲート(ワード線)13とを備えて
いる。
【0138】そして、コントロールゲート13には、こ
のコントロールゲート(ワード線)13に所定の電圧を
印加するためのワード線ドライブ手段20が接続されて
いる。また、ソース領域3には、このソース領域3に所
定の電圧を印加するためのソース線ドライブ手段21が
接続されている。また、p型不純物領域1には、このp
型不純物領域1に所定の電圧を印加するための基板ドラ
イブ手段22が接続されている。
【0139】上記のワード線ドライブ手段20,ソース
線ドライブ手段21および基板ドライブ手段22は、パ
ルス制御手段23に接続されている。このパルス制御手
段23は、ワード線ドライブ手段20,ソース線ドライ
ブ手段21および基板ドライブ手段22に印加される所
定の電圧のパルスの制御を行なうためのものである。
【0140】このパルス制御手段23内には、パルス幅
変換手段25および遅延手段24が設けられている。パ
ルス幅変換手段25によって、パルス制御手段23から
出力される電圧パルスのパルス幅が変換される。また、
遅延手段24によって、ワード線ドライブ手段20,基
板ドライブ手段22あるいはソース線ドライブ手段21
に出力されるパルス信号のタイミングが制御される。
【0141】以上の構成を有するフラッシュメモリにお
けるフローティングゲート9への電子の注入動作につい
て説明する。まず、ワード線ドライブ手段20および基
板ドライブ手段22によって、コントロールゲート13
およびp型不純物領域1に所定の電圧を印加する。そし
て、遅延手段24によって、ワード線ドライブ手段20
および基板ドライブ手段22による電圧の印加時期か
ら、ソース線ドライブ手段21によるソース領域3への
所定の電圧の印加時期を所定時間遅らせる。
【0142】このとき、ソース線ドライブ手段21から
ソース領域3に印加される電圧のパルス幅は、パルス幅
変換手段25によって、ワード線ドライブ手段20およ
び基板ドライブ手段22によって印加される電圧のパル
スよりも短いものとされる。それにより、フローティン
グゲート9内にp型不純物領域1内の電子を注入する。
【0143】次に、図2を用いて、上記の構成を有する
この発明に基づく一実施例におけるフラッシュメモリの
構成についてより具体的に説明する。図2は、この発明
に基づく一実施例におけるフラッシュメモリの構成を示
すブロック図である。
【0144】本実施例におけるフラッシュメモリは、本
発明をDINOR型フラッシュメモリに適用したもので
ある。図2を参照して、本実施例におけるフラッシュメ
モリの構成と、図22に示されるDINOR型フラッシ
ュメモリの構成との相違点は、本実施例におけるフラッ
シュメモリが、負電圧パルス発生回路59を備えるこ
と、および高電圧発生回路155の代わりにVWR発生回
路55を有することである。
【0145】負電圧パルス発生回路59は、負電圧発生
回路52およびソーススイッチ61に接続されている。
また、負電圧パルス発生回路59は、書込/消去制御回
路50にも接続されている。そして、この負電圧パルス
発生回路59は、書込/消去制御回路50からの信号に
応答して、所定の時期に所定のパルス幅を有する電圧の
パルスをソーススイッチ61を通してソース線に伝達す
る。
【0146】この負電圧パルス発生回路59を有するこ
とによって、ワード線WLiあるいはp型不純物領域
(メモリセルアレイ66)への電圧の印加の時期と、ソ
ース線への電圧の印加の時期とをずらせることが可能と
なる。
【0147】上記のVWR発生回路55は、書込/消去制
御回路50およびXデコーダ63に接続されている。こ
のVWR発生回路55は、読出動作を行なう際に、ワード
線WLiに印加する電圧を発生させるためのものであ
る。
【0148】したがって、電源電圧VCCが3Vである場
合には、このVWR発生回路55によって、電源電圧VCC
が昇圧され、5V程度の読出電圧(VWR)が発生され
る。そして、Xデコーダ63を通して選択されたワード
線WLiにその電圧が伝達される。
【0149】また、電源電圧VCCが5Vである場合に
は、VWR発生回路55は降圧回路となる。すなわち、フ
ローティングゲートに電子を注入する(消去動作を行な
う)際に、ワード線WLiに印加する電圧(3V程度)
を、電源電圧VCCから発生させる回路として機能するこ
ととなる。
【0150】それ以外の構成に関しては、図22に示さ
れるDINOR型フラッシュメモリと同様である。すな
わち、本実施例におけるフラッシュメモリは、書込/消
去制御回路50,データ入出力バッファ51,負電圧発
生回路52,53,高電圧発生回路54,書込回路5
6,センスアンプ57,Yデコーダ58,アドレスバッ
ファ60,ソーススイッチ61,セレクトゲートデコー
ダ62,Xデコーダ63,ベリファイ電圧発生回路64
およびその内部にメモリトランジスタが形成されるメモ
リセルアレイ(p型不純物領域)66に接続されるウェ
ル電位発生回路65を備えている。
【0151】次に、図1と図2との対応関係について説
明する。図1におけるソース線ドライブ手段21は、負
電圧発生回路52,負電圧パルス発生回路59およびソ
ーススイッチ61に対応する。また、図1におけるワー
ド線ドライブ手段20は、負電圧発生回路53,VWR
生回路55およびXデコーダ63に対応する。また、基
板ドライブ手段22は、負電圧発生回路52およびウェ
ル電位発生回路65に対応する。また、パルス制御手段
23は、書込/消去制御回路50に対応する。
【0152】次に、図2に示されるフラッシュメモリの
消去動作について説明する。図3は、図2に示されるフ
ラッシュメモリの消去動作を説明するためのフローチャ
ートである。図4は、図2に示されるフラッシュメモリ
の消去動作およびベリファイ動作を説明するためのフロ
ーチャートである。
【0153】まず図3を参照して消去動作について説明
する。図3を参照して、まず、ブロックアドレスを入力
することによって、メモリセルアレイ66内のブロック
を選択する(ステップS10)。そして、ソース線に0
Vを印加する(ステップS11)。
【0154】次に、所定のメモリトランジスタが形成さ
れるpウェル(p型不純物領域)に−8Vの電圧を印加
し、選択ブロック内の全ワード線WLiに3Vの電圧を
印加する。このとき、非選択のワード線WLiには0V
を印加する。さらに、セレクトゲートに−8Vの電圧を
印加する(ステップS12)。それにより、p型不純物
領域内の空乏層が拡張される。
【0155】そして、所定時間経過後、選択ブロック内
のソース線に−8Vの電圧パルスを印加する(ステップ
S13)。それにより、ソース領域からp型不純物領域
内に電子が注入される。そして、ソース線に印加される
電圧パルス数が指定の数に達したか否かを判断し(ステ
ップS14)、指定のパルス数に達した場合にはリセッ
トし(ステップS15)、消去動作を終了する。また指
定パルス数に達していない場合には、再び選択ブロック
内のソース線に−8Vの電圧パルスが入力される。
【0156】次に、図4を参照して、ベリファイ動作を
行なわせる場合の消去動作について説明する。上記の場
合と同様に、ブロックアドレスを入力することによっ
て、所定のブロックを選択する(ステップS20)。そ
して、ソース線に0Vを印加する(ステップS21)。
この状態で、pウェル(p型不純物領域)に−8Vの電
圧を印加し、選択ブロック内の全ワード線WLiに3V
の電圧を印加する。また、非選択のワード線に0Vを印
加し、セレクトゲートに−8Vの電圧を印加する(ステ
ップS22)。
【0157】そして、所定時間経過した後、選択ブロッ
ク内のソース線に−8Vの電圧パルスを入力する(ステ
ップS23)。そして、上記の各要素に印加した電圧を
解除し、初期状態に戻す(ステップS24)。
【0158】そして、ソース線に印加されたパルス数が
指定のパルス数に達したか否かを判断する(ステップS
25)。そして指定パルス数に達した場合には消去動作
を終了する。
【0159】一方、指定パルス数に達していない場合に
は、選択されたワード線WLiにベリファイ電圧を印加
する(ステップS26)。そして、選択ブロック内のす
べてのメモリトランジスタがオフしているかどうかを確
認する(ステップS27)。そして選択ブロック内のす
べてのメモリトランジスタがオフ状態である場合には消
去動作を終了する。しかし、選択ブロック内のすべての
メモリトランジスタがオフ状態でない場合には、再び上
記の消去動作が繰返される。
【0160】次に、図5〜図10および表1を用いて、
この発明に基づくフラッシュメモリの消去動作について
さらに詳しく説明する。なお、表1には、本実施例にお
けるフラッシュメモリの各動作時の電圧印加条件の一例
が示されている。
【0161】
【表1】
【0162】表1を参照して、本実施例におけるフラッ
シュメモリの書込時および読出時の電圧印加条件は、D
INOR型フラッシュメモリの場合と同様であるが、消
去時の電圧印加条件は異なる。表1に示されるように、
本発明によれば、消去時のワード線への印加電圧
(VCG)が3VとDINOR型フラッシュメモリの場合
よりもかなり低くなっている。その理由およびその作用
効果は後で詳しく説明する。
【0163】図5は、コントロールゲート(ワード線)
に印加される電圧(VCG),ソース線に印加される電圧
(VS )およびpウェル(p型不純物領域)に印加され
る電圧(VSUB )を示すタイミングチャートである。図
6は、図5に示されるタイミングチャートの変形例であ
る。図7〜図10は、図5に示されるタイミングで各要
素に所定の電圧が印加された場合のメモリトランジスタ
の消去動作のメカニズムを説明するための断面模式図で
ある。
【0164】まず図5および図7を参照して、コントロ
ールゲート(ワード線)電圧VCGが0V、ソース電圧V
S が0Vおよびpウェル(基板)電圧VSUB が0Vの場
合には、図7に示されるように、ソース領域3およびド
レイン領域5と、p型不純物領域(pウェル)1との接
合面近傍にのみ、空乏層2が存在している。
【0165】次に、図5および図8を参照して、コント
ロールゲート13に3Vを印加し、p型不純物領域1に
−8Vを印加する。それにより、図8に示されるよう
に、p型不純物領域1と、ソース領域3およびドレイン
領域5との界面に逆バイアスがかかった状態となる。そ
の結果、空乏層2が拡張する。
【0166】そして、図5に示されるように、所定時間
t1経過した後に、コントロールゲート電圧VCGおよび
pウェル(基板)電圧VSUB は定常状態となる。この定
常状態となった後に、ソース領域3に−8Vのソース電
圧VS を印加する。このときドレイン領域5はフローテ
ィング状態に保持されるかもしくは、−8Vが印加され
る。それにより、図9に示されるように、ソース領域3
から空乏層2内に電子が注入される。
【0167】この電子は、空乏層2内の電界によって加
速され、トンネル絶縁膜7を通過してフローティングゲ
ート9に注入される。このように、空乏層2内の電界を
利用して電子をフローティングゲート9内に注入するこ
とができるため、コントロールゲート電圧VCGは、表1
および図5に示されるように、3V程度と低くすること
が可能となる。(基板ホットエレクトロン現象) それにより、DINOR型フラッシュメモリの場合のよ
うに、消去時に10V程度の高電圧を使用する必要がな
くなる。その結果、フラッシュメモリ内に上記のような
高電圧を発生させるための複雑な回路を設ける必要がな
くなる。それにより、高集積化に有利なフラッシュメモ
リが得られる。また、トンネル絶縁膜7にかかる電界強
度もDINOR型フラッシュメモリの場合に比べて低減
することが可能となるので、書換回数を向上させること
も可能となる。
【0168】ここで再び図5を参照して、上記のような
ソース電圧VS の印加時期について説明する。上述のよ
うに、ソース電圧VS は、コントロールゲート電圧VCG
およびpウェル(基板)電圧VSUB が定常状態となった
後に印加される。より具体的には、図5に示されるよう
にコントロールゲートVCGのパルス波形におけるポイン
トa1以後であり、かつpウェル(基板)VSUB のパル
ス波形におけるポイントa3以降に、ソース電圧VS
パルス波形におけるポイントa2が存在するように制御
すればよいこととなる。
【0169】それにより、上記のメカニズムによって、
フローティングゲート9内に効果的に電子を注入するこ
とが可能となる。また、ソース電圧VS のパルス波形の
ポイントa2からソース電圧VS が0Vから−8Vとな
るまでの時間t2は、現行では、100msec程度で
ある。しかし、好ましくは、このt2は、1μsec以
下である。さらに好ましくは、このt2は、100ns
ec程度である。
【0170】また、ソース電圧VS が−8Vで保持され
る時間t3は、現行では、約1μsec〜数μsec程
度である。この時間t3は、好ましくは、1μsec以
下である。さらに好ましくは、このt3は、数百nse
c程度である。
【0171】また、図5に示される態様においては、コ
ントロールゲート電圧VCGの印加時間と、pウェル(基
板)電圧VSUB の印加時間とは等しいものとしたが、異
なるものであってもよい。また、この印加時間t4は、
好ましくは、約10μsec程度である。
【0172】また、ソース電圧VS の電圧を−8Vから
0Vに戻すポイントb2は、コントロールゲート電圧V
CGを3Vから0Vに戻すタイミングb1およびpウェル
(基板)電圧VSUB を−8Vから0Vに戻すタイミング
b3よりも前にあることが好ましい。すなわち、コント
ロールゲート電圧VCGおよびpウェル(基板)電圧V
SUB が3Vあるいは−8Vで定常状態である間に、ソー
ス領域にソース電圧VSが印加されることが好ましいと
言える。
【0173】したがって、図6に示されるように、ソー
ス電圧VS を印加するタイミングは、コントロールゲー
ト電圧VCGおよびpウェル(基板)電圧VSUB が定常状
態となった後所定時間t5経過後に印加されるものであ
ってもよい。より具体的には、図6に示されるように、
ソース電圧VS のパルス波形におけるポイントa2が、
コントロールゲート電圧VCGおよびpウェル(基板)電
圧VSUB のパルス波形におけるポイントa1およびa3
から所定時間t5の経過の後に存在すればよい。この場
合も、上記の場合と同様の効果が得られる。
【0174】次に再び図5および図10を参照して、ソ
ース電圧VS を印加して所定時間t3経過後には、図1
0に示されるように、メモリトランジスタのチャネル領
域に反転層4が形成される。そして、この反転層4の電
位は−8V程度の電位となる。
【0175】このように反転層4が形成された後は、空
乏層2は図9に示される場合よりも縮小し、上述のよう
な注入メカニズムは起こらない状態となる。すなわち、
この状態でフローティングゲート9に電子を注入しよう
とした場合には、上記のDINOR型フラッシュメモリ
の場合のように、コントロールゲート13に10V程度
の高電圧を印加しなければならなくなる。したがって、
本実施例のように、コントロールゲート13に3V程度
の低電圧が印加されているだけでは、図10に示される
状態では、フローティングゲート9に電子は注入されな
くなる。
【0176】次に、図11を用いて、図5に示されるタ
イミングチャートの変形例について説明する。図11を
参照して、本変形例においては、ソース電圧VS のパル
スが複数回ソース領域に印加されている。このように、
複数個のパルスをソース領域に印加することによって、
上記の場合よりもメモリトランジスタの消去状態のしき
い値電圧Vthを高くすることが可能となる。
【0177】図11に示される態様においては、ソース
電圧VS のパルスが2回ソース領域に印加されている
が、3回以上のものであってもよい。また、ソース電圧
S の最後のパルスにいて−8Vから0Vに戻るポイン
トb2の時期は、コントロールゲート電圧VCGが3Vか
ら0Vに戻るポイントb1およびpウェル(基板)電圧
SUB が−8Vから0Vに戻るポイントb3以前にある
ことが好ましい。なお、図5および図6に示されるタイ
ミングチャートにおいてもこれと同様のことがいえる。
また、図5および図6に示される制御を繰返すことによ
っても、メモリトランジスタの消去後のしきい値電圧V
thを高めることはできる。
【0178】次に、図12および図13を用いて、本発
明の効果について説明する。図12は、本実施例におけ
るフラッシュメモリの消去時間としきい値電圧Vthとの
関係を示す図である。図13は、本実施例におけるフラ
ッシュメモリの書換回数としきい値電圧Vthとの関係を
示す図である。
【0179】まず図12を参照して、本実施例における
フラッシュメモリによれば、約10 -6secの時間で、
消去後のメモリトランジスタのしきい値電圧Vthが約7
V程度となっている。すなわち、DINOR型フラッシ
ュメモリの場合(10msec)よりも著しく消去時間
を短縮することが可能となる。すなわち、高性能なフラ
ッシュメモリが得られることとなる。
【0180】次に、図13を参照して、本実施例におけ
るフラッシュメモリによれば、書換回数が10000回
に達した場合でも、メモリトランジスタのしきい値電圧
thが、DINOR型フラッシュメモリの場合のように
変化していないことがわかる。すなわち、DINOR型
フラッシュメモリよりも書換回数を向上させることが可
能となる。すなわち、高性能かつ高信頼性のフラッシュ
メモリが得られることとなる。
【0181】なお、上記の実施例におけるフラッシュメ
モリにおいては、nチャネルのメモリトランジスタを有
するフラッシュメモリについて説明した。しかし、pチ
ャネルのメモリトランジスタを有するフラッシュメモリ
にも本発明は適用できる。
【0182】また、上記の実施例においては、DINO
R型フラッシュメモリと同様の動作を行ない得る構成を
有するフラッシュメモリを開示した。しかし、これに限
定されず、フローティングゲートを有し、このフローテ
ィングゲートに電子を注入する動作を行なうメモリデバ
イスであれば、本発明は適用可能である。
【0183】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
フローティングゲートに電子を注入する際に、コントロ
ールゲートに印加する電圧を低くすることが可能とな
る。それにより、トンネル絶縁膜にかかる電界強度を小
さくできるので、書換回数を多くすることが可能とな
る。
【0184】また、上記のような低電圧で不揮発性半導
体記憶装置を動作させることが可能となるので、従来の
ような高電圧を発生させるための回路を簡略化あるいは
省略することが可能となる。それにより、高集積化に有
利な不揮発性半導体記憶装置を得ることもできる。
【0185】また、半導体基板の所定領域内に広がる空
乏層内の電界を利用することによってフローティングゲ
ート内に電子を注入する(基板ホットエレクトロン効
果)ので、効率よく電子をフローティングゲート内に注
入することが可能となる。その結果、フローティングゲ
ート内に電子を注入するために要する時間を、従来より
も著しく短縮することが可能となる。すなわち、不揮発
性半導体記憶装置の動作に要する時間を短縮することが
可能となる。
【0186】以上のことより、本発明によれば、高集積
化に有利で、高性能かつ高信頼性を有する不揮発性半導
体記憶装置を得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の特徴的な構成を模式的に示すブロック
図である。
【図2】この発明に基づく一実施例におけるフラッシュ
メモリの構成を示すブロック図である。
【図3】この発明に基づくフラッシュメモリにDINO
R型フラッシュメモリと同様の消去動作を行なわせた場
合の消去動作を説明するためのフローチャートである。
【図4】この発明に基づく一実施例におけるフラッシュ
メモリにDINOR型フラッシュメモリと同様の消去動
作を行なわせた場合の消去動作およびベリファイ動作を
説明するためのフローチャートである。
【図5】この発明に基づく一実施例におけるフラッシュ
メモリの消去動作を行なう際のタイミングチャートであ
る。
【図6】図5に示されるタイミングチャートの第1の変
形例を示す図である。
【図7】この発明に基づくフラッシュメモリにおいて消
去動作を行なわせる前の初期状態を示すメモリトランジ
スタの断面図である。
【図8】コントロールゲートとp型不純物領域に所定電
位を印加することによって空乏層を拡げた状態を示すメ
モリトランジスタの断面図である。
【図9】この発明に基づくフラッシュメモリにおいて、
フローティングゲートに電子を注入している様子を示す
メモリトランジスタの断面図である。
【図10】図9に示される動作が完了した後にメモリト
ランジスタのチャネル領域に反転層が形成された状態を
示すメモリトランジスタの断面図である。
【図11】図5に示されるタイミングチャートの第2の
変形例を示す図である。
【図12】この発明に基づくフラッシュメモリの消去時
間としきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【図13】この発明に基づくフラッシュメモリにおける
書換回数としきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【図14】フラッシュメモリの一般的な構成を示すブロ
ック図である。
【図15】NOR型フラッシュメモリのメモリセルアレ
イの概略構成を示す等価回路図である。
【図16】NOR型フラッシュメモリのメモリトランジ
スタの断面構造図である。
【図17】NOR型フラッシュメモリの平面的配置を示
す概略平面図である。
【図18】図17におけるXVIII−XVIII線に
沿う断面を示す図である。
【図19】NAND型フラッシュメモリのメモリセルア
レイの一部を示す等価回路図である。
【図20】NAND型フラッシュメモリのメモリセルア
レイの部分断面図である。
【図21】NAND型フラッシュメモリのメモリトラン
ジスタの断面構造図である。
【図22】DINOR型フラッシュメモリの概略構成を
示すブロック図である。
【図23】DINOR型フラッシュメモリの概略構成を
示す模式図である。
【図24】DINOR型フラッシュメモリのメモリセル
アレイの部分断面図である。
【図25】図24に示されるメモリセルアレイの等価回
路図である。
【図26】DINOR型フラッシュメモリにおけるメモ
リトランジスタの断面構造図である。
【図27】DINOR型フラッシュメモリの消去動作に
おけるタイミングチャートである。
【図28】DINOR型フラッシュメモリの消去時間と
しきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【図29】DINOR型フラッシュメモリの書換回数と
しきい値電圧Vthとの関係を示す図である。
【符号の説明】
1 p型不純物領域 2 空乏層 3 ソース領域 4 反転層 5 ドレイン領域 7 トンネル絶縁膜 9 フローティングゲート 11 絶縁層 13 コントロールゲート
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 G11C 16/06 H01L 21/8247 29/788 29/792 6866−5L G11C 17/00 530 B H01L 29/78 371

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板上に形成され、複数行および
    複数列に配置されたメモリセルと、 前記複数行に対応して設けられた複数のワード線と、 前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線とを
    備え、 前記メモリセルの各々は、対応する前記ワード線に接続
    されたコントロールゲートと、前記ソース線に接続され
    た不純物領域と、フローティングゲートとを含み、 第1の動作モード時に、選択された前記ワード線に第1
    のレベルの電圧を印加するワード線ドライブ手段と、 前記第1の動作モード時に、選択された前記メモリセル
    に対応する前記半導体基板の所定領域へ第2のレベルの
    電圧を印加する基板ドライブ手段と、 前記第1の動作モード時に、選択されたソース線に第3
    のレベルの電圧を印加するソース線ドライブ手段と、 前記第1の動作モード時に、前記ワード線への前記第1
    のレベルの電圧の印加時期および前記半導体基板の所定
    領域への前記第2のレベルの電圧の印加時期に対して、
    前記ソース線への前記第3のレベルの電圧の印加時期を
    遅らせる遅延手段と、をさらに備える、不揮発性半導体
    記憶装置。
  2. 【請求項2】 前記不揮発性半導体記憶装置は、前記ソ
    ース線に印加される前記第3のレベルの電圧パルスのパ
    ルス幅を、前記ワード線および前記半導体基板の所定領
    域に印加される前記第1および第2のレベルの電圧パル
    スのパルス幅よりも短くするためのパルス制御手段をさ
    らに備える、請求項1に記載の不揮発性半導体記憶装
    置。
  3. 【請求項3】 前記パルス制御手段は、1または複数個
    の前記第3のレベルの電圧パルスを前記ソース線に印加
    する手段を有する、請求項2に記載の不揮発性半導体記
    憶装置。
  4. 【請求項4】 半導体基板上に形成され、複数行および
    複数列に配置されたメモリセルと、 前記複数行に対応して設けられた複数のワード線と、 前記複数列に対応して設けられた複数のビット線と、 前記メモリセルに共通に設けられたソース線とを備え、 前記複数のメモリセルの各々は、対応するワード線に接
    続されたコントロールゲートと、対応するビット線に接
    続されたドレインと、前記ソース線に接続されたソース
    と、フローティングゲートとを含み、 前記フローティングゲートに電子を注入することによっ
    て消去状態とし、前記フローティングゲートから電子を
    引き抜くことによって書込状態とする不揮発性半導体記
    憶装置であって、 消去モード時に、選択された前記ワード線に正の電圧を
    印加するワード線ドライブ手段と、 前記消去モード時に、選択された前記メモリセルに対応
    する前記半導体基板の所定領域へ負の電圧を印加する基
    板ドライブ手段と、 前記消去モード時に、選択されたソース線に負の電圧を
    印加するソース線ドライブ手段と、 前記消去モード時に、前記ワード線への前記正の電圧の
    印加時期および前記半導体基板の所定領域への前記負の
    電圧の印加時期に対して、前記ソース線への前記負の電
    圧の印加時期を遅らせる遅延手段と、を備えた不揮発性
    半導体記憶装置。
  5. 【請求項5】 半導体基板上に形成され、複数行および
    複数列に配置されたメモリセルと、 前記複数行に対応して設けられた複数のワード線と、 前記複数のメモリセルに共通に設けられたソース線とを
    備え、 前記メモリセルの各々は、対応するワード線に接続され
    たコントロールゲートと、前記ソース線に接続された不
    純物領域と、フローティングゲートとを含む不揮発性半
    導体記憶装置の動作制御方法であって、 第1の動作モード時に、選択された前記ワード線に第1
    のレベルの電圧を印加し、選択された前記メモリセルに
    対応する前記半導体基板の所定領域に第2のレベルの電
    圧を印加するステップと、 前記第1の動作モード時に、前記ワード線および前記半
    導体基板の所定領域に前記第1および第2のレベルの電
    圧を印加した後に、選択された前記ソース線に第3のレ
    ベルの電圧を印加するステップと、を備えた不揮発性半
    導体記憶装置の動作制御方法。
  6. 【請求項6】 前記ワード線には第1の極性の電圧が印
    加され、 前記半導体基板の所定領域には第2の極性の電圧が印加
    され、 前記ソース線には前記第2の極性の電圧が印加される、
    請求項5に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作制御方
    法。
  7. 【請求項7】 前記ソース線には、前記ワード線および
    前記半導体基板の所定領域に前記第1および第2のレベ
    ルの電圧が印加された状態で、1または複数個の前記第
    3のレベルの電圧パルスが印加される、請求項5に記載
    の不揮発性半導体記憶装置の動作制御方法。
  8. 【請求項8】 前記第3のレベルの電圧の印加時間は、
    前記第1および第2の電圧の印加時間よりも短い、請求
    項5に記載の不揮発性半導体記憶装置の動作制御方法。
  9. 【請求項9】 半導体基板上に形成され、複数行および
    複数列に配置されたメモリセルと、 前記複数行に対応して設けられた複数のワード線と、 前記複数列に対応して設けられた複数のビット線と、 前記メモリセルに共通に設けられたソース線とを備え、 前記複数のメモリセルの各々は、対応するワード線に接
    続されたコントロールゲートと、対応するビット線に接
    続されたドレインと、前記ソース線に接続されたソース
    と、フローティングゲートとを含み、 前記フローティングゲートに電子を注入することによっ
    て消去状態とし、前記フローティングゲートから電子を
    引き抜くことによって書込状態とする不揮発性半導体記
    憶装置の動作制御方法であって、 消去モード時に、選択された前記ワード線に正の電圧を
    印加し、選択された前記メモリセルに対応する前記半導
    体基板の所定領域へ負の電圧を印加するステップと、 前記消去モード時に、前記ワード線に前記正の電圧を印
    加しかつ前記半導体基板の所定領域に前記負の電圧を印
    加した後に、選択された前記ソース線に負の電圧を印加
    するステップと、を備えた不揮発性半導体記憶装置の動
    作制御方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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