JPH07304569A - 紡機におけるボビン搬送方法及び装置 - Google Patents

紡機におけるボビン搬送方法及び装置

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JPH07304569A
JPH07304569A JP9894494A JP9894494A JPH07304569A JP H07304569 A JPH07304569 A JP H07304569A JP 9894494 A JP9894494 A JP 9894494A JP 9894494 A JP9894494 A JP 9894494A JP H07304569 A JPH07304569 A JP H07304569A
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JP
Japan
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transfer device
spinning machine
peg
peg tray
bobbin
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JP9894494A
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Kazuya Yoshimine
一矢 吉嶺
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Automatic Loom Works Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ワイヤダクトを複雑な形状に加工したり、紡
機機台及びボビン搬送装置の配置スペースを広くするこ
となく、紡機機台の左右両側に配置された移送装置間で
ペッグトレイを搬送する。 【構成】精紡機機台の左右両側に移送装置T1,T2が配置
され、移送装置T1の出口T1aと移送装置T2の入口T2aと
の間に搬送装置9が配置されている。搬送装置9は駆動
プーリ10及び被動プーリ11間に巻き掛けられたベルト12
と、ベルト12に沿って配設された一対の線状のガイド部
材13とを備えている。ガイド部材13はぺッグトレイ2の
ペッグ2bを挟持可能に配設されている。ガイド部材13は
ぺッグトレイ2に装着されたボビンBの姿勢が、移送装
置T1の出口T1aと移送装置T2の入口T2aとの中間部では
ほぼ水平となるように紡機機台の内側へ倒れた状態とな
り、出口T1a及び入口T2a近傍では垂直状態となるよう
に配置されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はリング精紡機、リング撚
糸機等の紡機においてぺッグトレイを利用して満ボビン
及び空ボビンを搬送するボビン搬送方法及び装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】この種の紡機においては満管に伴う管替
作業時に管替装置による自動管替作業を容易にするた
め、紡機の前面にスピンドルピッチと対応した状態で空
ボビンを供給するとともに、玉揚げされた満ボビンを搬
出する搬送装置が必要となる。又、精紡機とワインダと
をコンベア装置で連結し、精紡機とワインダ間で空ボビ
ン及び満ボビンを直接搬送供給する精紡ワインダが提案
されるとともに実施されている。そして、空ボビン及び
満ボビンの搬送にはペッグトレイを用いた搬送装置が多
く使用されている。
【0003】この種の搬送装置として図5,6に示すよ
うに、紡機機台31の左右両側に移送装置T1,T2を
延設し、両移送装置T1,T2を紡機機台31のギヤエ
ンドGE側において案内通路32により連結したものが
提案されている(例えば、特開昭63ー275727号
公報)。第1の移送装置T1と対応する案内通路32の
第1端部と対応する位置には、シリンダ33により作動
される送りレバー34が設けられている。空ボビンが装
着されたペッグトレイ35が紡機機台31のアウトエン
ドOE側から第1の移送装置T1に供給され、送りレバ
ー34の往復回動により案内通路32を介して他方の移
送装置T2側へ移動される。そして、満ボビンが装着さ
れたペッグトレイ35は、空ボビンが装着されたペッグ
トレイ35に押されて第2の移送装置T2側から搬出さ
れるようになっている。
【0004】又、特開昭57ー161133号公報に
は、紡機機台の長手方向に沿って延びる部分と、長手方
向と直交する方向に延びる部分と、両者を連結する円弧
状の部分とからなるガイドレールを紡機機台の周囲に設
け、そのガイドレール上にぺッグトレイを配置した装置
が提案されている。この装置では下面に係止凹部を有す
るぺッグトレイがガイドレール上に一列状態で摺動可能
に載置され、ぺッグトレイの係止凹部と係合する係止爪
を備えた駆動装置がガイドレールの紡機機台の長手方向
に沿って延びる部分に配設されている。そして、係止爪
の往復動により、ぺッグトレイをスピンドルのピッチに
対応させた分だけ移動させるようになっている。ペッグ
トレイはガイドレール上を周回し、紡機機台の一端側に
配設された満ボビン排出装置により満ボビンが抜き取ら
れ、満ボビンが抜き取られたペッグトレイに空ボビン供
給装置により空ボビンが供給されるようになっている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】紡機機台31の中央部
にはアウトエンドOEとギヤエンドGE間にわたって、
電線や信号線を収容するワイヤダクトが設けられてい
る。特開昭63ー275727号公報に開始された装置
では、ボビンが装着されたぺッグトレイ35がギヤエン
ドGEの内側に配設された案内通路32を経て第1の移
送装置T1から第2の移送装置T2へと移動する。その
結果、案内通路32上を移動するぺッグトレイに装着さ
れたボビンとワイヤダクトとの干渉を避けるため、ワイ
ヤダクト36を図6に示すようにギヤエンドGEの近く
において上側へ屈曲させた複雑な形状に加工する等の対
策が必要となる。又、ワイヤダクト36に限らず、紡機
機台31の長手方向に延びる長尺部材をギヤエンドGE
の近くに配設する場合は、ボビンBとの干渉を避けるた
めに当該部材を屈曲させた複雑な形状に加工する必要が
ある。その結果、コストアップとなる。又、送りレバー
34等の配置スペースを確保するため、ギヤエンドGE
の端部とギヤエンドGEに最も近いスピンドル37との
距離Lがぺッグトレイコンベアを装備しない紡機に比較
して長くなるという問題もある。
【0006】又、特開昭57ー161133号公報に開
示された装置では、ぺッグトレイを案内するガイドレー
ルが紡機機台の周囲に配設されているため、ギヤエンド
の内側をボビンが移動することはなく、ワイヤダクト等
を複雑な形状に加工する必要はない。しかし、紡機機台
の外側で機台長手方向と直交するようにガイドレールを
配置するためのスペースを確保する必要がある。又、機
台端部は通路に面しているため、通路を移動する作業者
等が誤ってボビンと接触して、ボビンの搬送に支障を来
す虞がある。
【0007】本発明は前記の問題点に鑑みてなされたも
のであって、その目的はワイヤダクト等の部材を複雑な
形状に加工したり、紡機機台及びボビン搬送装置の配置
スペースを広くする必要のない、紡機におけるボビン搬
送方法及び装置を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
め請求項1に記載の発明では、上面にボビンを装着する
ペッグを備えたペッグトレイを一列状態で移送する移送
装置を紡機機台の左右両側にその長手方向に沿って延設
し、紡機機台の内側において第1の移送装置から第2の
移送装置へとぺッグトレイを移動させる紡機におけるボ
ビン搬送方法において、第1の移送装置から第2の移送
装置へぺッグトレイを移送する際は、ガイド部材の作用
によりペッグに装着されたボビンが機台中央に配設され
た部材と干渉しない位置まで紡機機台の内側に向かって
傾くようにぺッグトレイの姿勢を変更させ、前記部材と
対応する位置を通過した後に、再びボビンが垂直となる
ようにぺッグトレイの姿勢を変更させて第2の移送装置
上に移動させるようにした。
【0009】又、請求項2に記載の発明では、上面にボ
ビンを装着するペッグを備えたペッグトレイを一列状態
で移送する移送装置を紡機機台の左右両側にその長手方
向に沿ってそれぞれ配設し、紡機機台の内側において第
1の移送装置から第2の移送装置へぺッグトレイを移動
させる紡機におけるボビン搬送装置において、前記第1
の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との間に、駆
動プーリ及び被動プーリ間に巻き掛けられた無端状のベ
ルトと、該ベルトに沿ってかつぺッグトレイのペッグを
挟むように配置されるとともにぺッグトレイを前記ベル
トと共同して弾性的に挟圧する線状のガイド部材とを備
えた搬送装置を配置し、前記ガイド部材をベルトととも
に移動するぺッグトレイに装着されたボビンの姿勢が、
第1の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との中間
部では紡機機台の内側へ傾いた状態となり第1の移送装
置の出口及び第2の移送装置の入口近傍では垂直状態と
なるように配置した。
【0010】又、請求項3に記載の発明では、上面にボ
ビンを装着するペッグを備えたペッグトレイを一列状態
で移送する移送装置を紡機機台の左右両側にその長手方
向に沿ってそれぞれ配設し、紡機機台の内側において第
1の移送装置から第2の移送装置へぺッグトレイを移動
させる紡機におけるボビン搬送装置において、前記第1
の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との間に、ぺ
ッグトレイのペッグを挟むように延設される規制部と、
規制部に沿って延びるとともに規制部と共同してぺッグ
トレイを支承する支承部とを備えてぺッグトレイを摺動
可能に案内するガイド通路を設け、前記規制部をぺッグ
トレイに装着されたボビンの姿勢が、第1の移送装置の
出口と第2の移送装置の入口との中間部では紡機機台の
内側へ傾いた状態となり第1の移送装置の出口及び第2
の移送装置の入口近傍では垂直状態となるように配置し
た。
【0011】
【作用】請求項1に記載の発明では、紡機機台の左右両
側に配設された移送装置により、ぺッグにボビンが装着
されたペッグトレイが一列状態で移送される。ペッグト
レイは第1の移送装置により紡機機台の第1端部側から
第2端部側へ移送され、第2の移送装置により紡機機台
の第2端部側から第1端部側へ移送される。そして、ぺ
ッグトレイは紡機機台の内側において第1の移送装置か
ら第2の移送装置上へ移送される。第1の移送装置から
第2の移送装置上へ移送される際には、ぺッグトレイは
ガイド部材の作用によりペッグに装着されたボビンが機
台中央に配設された部材と干渉しない位置まで紡機機台
の内側に向かって傾くようにその姿勢が変更されながら
移送される。そして、前記部材と対応する位置を通過し
た後に、ぺッグトレイは再びボビンが垂直となるように
その姿勢が変更された後、第2の移送装置上に移送され
る。
【0012】又、請求項2に記載の発明では、ぺッグト
レイは無端状ベルトと、該ベルトに沿って配置された線
状のガイド部材とにより挟持され、無端状ベルトとの移
動に伴って第1の移送装置から第2の移送装置上へと移
送される。無端状ベルトは第1の移送装置の出口と第2
の移送装置の入口との間を水平に走行する。ぺッグトレ
イはガイド部材の配置状態に対応して無端状ベルトとの
係合位置が変化してその姿勢が変更される。そして、ぺ
ッグトレイに装着されたボビンの姿勢が、第1の移送装
置の出口と第2の移送装置の入口との中間部では紡機機
台の内側へ傾いた状態となり、第1の移送装置の出口及
び第2の移送装置の入口近傍では垂直状態となるように
ぺッグトレイが移送される。
【0013】又、請求項3に記載の発明では、ぺッグト
レイはガイド通路に沿って第1の移送装置から第2の移
送装置上へと移送される。ガイド通路はぺッグトレイを
積極的に移動させる作用はなく、ぺッグトレイは第1の
移送装置の出口から順次送り出される後続のぺッグトレ
イに押されてガイド通路上を移動する。そして、規制部
の作用により、ぺッグトレイに装着されたボビンの姿勢
が、第1の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との
中間部では紡機機台の内側へ傾いた状態となり、第1の
移送装置の出口及び第2の移送装置の入口近傍では垂直
状態となるようにぺッグトレイが移送される。
【0014】
【実施例】以下、本発明を具体化した一実施例を図1〜
図3に従って説明する。図1,3に示すように精紡機機
台1の左右両側にはその長手方向に沿ってぺッグトレイ
移送装置T1,T2が配設されている。第1の移送装置
T1のアウトエンド側端部には空ボビン搬入用コンベア
が、第2の移送装置T2のアウトエンド側端部には満ボ
ビン搬出用コンベアがそれぞれ接続され、搬送コンベア
を介してワインダ工程(いずれも図示せず)との間で満
ボビン及び空ボビンの搬送、供給が行われるようになっ
ている。
【0015】両移送装置T1,T2は例えば特開昭63
−275727号公報に開示されたものと基本的に同様
に構成され、ペッグトレイ2を1列状態で搭載可能に形
成されるとともに、スピンドル列に沿って往復移動可能
に配設された一対の移送レール3を備えている。図2
(a)に示すように、移送レール3の両側には、移送レ
ール3上に載置されたぺッグトレイ2の横ずれを抑制し
てペッグトレイ2の通路を構成するガイドカバー4が移
送レール3に沿って延びるようにブラケット5に固定さ
れている。移送レール3の内側には位置決め部材6が配
設されている。位置決め部材6にはぺッグトレイ2の下
面に形成された係止凹部2aと係合可能な係止突起がス
ピンドルピッチと同一間隔で多数鋸刃状に形成されてい
る。位置決め部材6は各係止突起がスピンドル7(図3
に図示)と対応する位置において係止凹部2a内に侵入
した状態に配置可能に、板ばね8を介して上下動可能に
支持されている。そして、位置決め部材6はぺッグトレ
イ2の前記移送レール3の往動側への移動を許容すると
ともに、復動側への移動を規制する。
【0016】移送レール3はブラケット5の上面に形成
されたガイド溝5aと係合する状態でスピンドル列に沿
って往復移動可能に支承されている。移送レール3は精
紡機機台1のアウトエンド側端部に配設されたエアシリ
ンダのピストンロッドに連結部材(いずれも図示せず)
を介して連結されている。移送レール3はエアシリンダ
の作動によりスピンドル列に沿ってスピンドルピッチよ
り若干大きなストロークで一体的に往復動されるように
なっている。そして、第1の移送装置T1はアウトエン
ド側からギヤエンドGE側にぺッグトレイ2を移送し、
第2の移送装置T2はギヤエンドGE側からアウトエン
ド側にぺッグトレイ2を移送するようになっている。な
お、移送レール3の上面には移送レール3の往動時にぺ
ッグトレイ2の外周面と係合してぺッグトレイ2と移送
レール3の相対移動を規制し、復動時にぺッグトレイ2
と移送レール3の相対移動を許容する係合突部(図示せ
ず)が所定間隔で突設されている。
【0017】第1の移送装置T1の出口T1aと、第2
の移送装置T2の入口T2aとはギヤエンドGEよりア
ウトエンド側に位置するように配設されている。出口T
1a及び入口T2aの間に第1の移送装置T1から第2
の移送装置T2へぺッグトレイ2を移送する搬送装置9
が配置されている。搬送装置9は駆動プーリ10及び被
動プーリ11間に巻き掛けられた無端状のベルト12
と、ベルト12に沿って配設された一対の線状のガイド
部材13とを備えている。駆動プーリ10は第1の移送
装置T1の延長線上に配置されたモータMの駆動軸に取
付けられている。被動プーリ11は第2の移送装置T2
の側面と対向するように配設されている。図1に示すよ
うにベルト12に沿って支持フレーム14が配設され、
ガイド部材13はぺッグトレイ2のペッグ2bを挟むよ
うに可撓性のブラケット15を介して支持フレーム14
に固定されている。支持フレーム14はベルト12とギ
ヤエンドGEとの間に配設されている。
【0018】ガイド部材13はぺッグトレイ2に装着さ
れたボビンBの姿勢が、第1の移送装置T1の出口T1
aと第2の移送装置T2の入口T2aとの中間部ではほ
ぼ水平となるように紡機機台1の内側へ傾いた状態とな
り、出口T1a及び入口T2a近傍では垂直状態となる
ように配置されている。すなわち、出口T1a及び入口
T2a近傍では両ガイド部材13は同一高さに配置さ
れ、中間部ではベルト12に対して支持フレーム14と
反対側において上下に位置する状態に配置され、その間
では円弧状に屈曲配置される。
【0019】図2(b)に示すように、ベルト12を構
成する平ベルトは、低摩擦性の摺接芯帯12aと高摩擦
性のゴム層12bとからなり、摺接芯帯12aの一端が
ゴム層12bから突出する状態に積層構成されている。
ベルト12は中間部においてペッグトレイ2がゴム層1
2bに接触した状態で移動可能に、摺接芯帯12aの突
出側が支持フレーム14と対向するように配置されてい
る。支持フレーム14にはベルト12の両面を挾んだ状
態で案内するガイド片16(図4にのみ図示)が所定間
隔で配置されるとともに、摺接芯帯12aに接触してベ
ルト12をその幅方向へ押圧付勢する板ばね17が所定
間隔で配設されている。なお、板ばね17による押圧付
勢方向はベルト12の幅方向であるが、ベルト12の移
動幅は両プーリ10,11の幅に比較して小さいため、
ベルト12が両プーリ10,11から外れる虞はない。
【0020】第1の移送装置T1の移送レール3とベル
ト12との間には、移送レール3が往動位置に配置され
た状態でもスペースが存在し、そのスペースにぺッグト
レイ2を支承する支持プレート18が配置されている。
ガイド部材13の第1端部は支持プレート18と対応す
る位置で円弧状に屈曲形成され、ぺッグトレイ2は移送
レール3上からベルト12上へ円弧状の軌跡を描いて移
動するようになっている。
【0021】第2の移送装置T2の移送レール3はベル
ト12の配設位置よりギヤエンドGE側まで延びるよう
に形成され、その入口T2a側の端部上面にぺッグトレ
イ2の周面と係合可能な規制部材19が固定されてい
る。規制部材19はぺッグトレイ2の直径と同じ長さの
辺を有する正方形の板材で形成されている。移送レール
3は往動位置に配置された状態で規制部材19がベルト
12上のぺッグトレイ2と係合してその移動を阻止する
規制位置に移動配置される長さに形成されている。移送
レール3が復動位置に配置された状態では、規制部材1
9はベルト12上のぺッグトレイ2と係合不能な退避位
置に配置される。ガイド部材13の第2端部はベルト1
2上から移送レール3上へとぺッグトレイ2がほぼ真っ
直ぐに移動するように形成されている。
【0022】次に前記のように構成された装置の作用を
説明する。精紡機機台1が満管停止し、公知の全錘一斉
式の管替装置Dによる管替作業が完了すると、満ボビン
の搬出及び空ボビンの供給が可能な状態となる。そし
て、ワインダから満ボビン要求信号が発せられると、精
紡機機台1からの満ボビンの搬出及び精紡機機台1への
空ボビンの搬入が開始される。
【0023】ボビンの搬送作業が開始されるとモータM
は駆動状態に保持される。まず、ペッグトレイ搬出側で
ある第2の移送装置T2のエアシリンダが作動され、移
送レール3が往動位置(図1の位置)からスピンドルピ
ッチより若干大きなストロークで往復動される。ぺッグ
トレイ2は移送レール3の上面に突設された係合突部の
作用により、移送レール3の往動時に確実に移送レール
3の往動分移送される。移送レール3の移動途中におい
てペッグトレイ2の底面が位置決め部材6の係止突起の
上面と係合する。その状態でさらに移送レール3が前進
するとペッグトレイ2は位置決め部材6を板ばね8の力
に抗して下方へ移動させてその上方を通過し、移送レー
ル3の往動分移送される。ベルト12上のぺッグトレイ
2は第2の移送装置T2の移送レール3側へ付勢されて
いるが、移送レール3の往復動に伴い規制部材19も一
体に移動するため、ベルト12上のぺッグトレイ2は移
送レール3上への移動が阻止される。
【0024】移送レール3の前進が完了した時点では位
置決め部材6の係止突起がペッグトレイ2の係止凹部2
a内に侵入し、係止凹部2aと係止突起との間に隙間が
生じた状態に配置される。移送レール3の復動時には係
止凹部2a内に侵入した係止突起が係止凹部2aと係合
してペッグトレイ2の後退が阻止され、各ペッグトレイ
2がスピンドルと対応する所定の管替位置に配置され
る。そして、移送レール3が復動位置に配置されると、
規制部材19がベルト12上のぺッグトレイ2と係合不
能な退避位置に配置され、第2の移送装置T2の入口T
2aと対応する位置にペッグトレイ2を1個載置可能な
スペースが生じる。そして、ベルト12上の全ぺッグト
レイ2がぺッグトレイ1個分だけ入口T2a側に移送さ
れ、搬送装置9の第1端部にはペッグトレイ2を1個載
置可能なスペースが生じる。
【0025】次に第1の移送装置T1のエアシリンダが
作動され、移送レール3の往復動によりペッグトレイ2
が順次互いに当接した状態でギヤエンドGE側へ移送さ
れる。そして、先頭のペッグトレイ2が支持プレート1
8に支承されるとともにガイド部材13に案内されてベ
ルト12と係合する位置へ送り込まれる。以下、第2の
移送装置T2の移送レール3と、第1の移送装置T1の
移送レール3とが交互に往復動され、移送装置T2の移
送レール3上のペッグトレイ2が満ボビン搬出用コンベ
ア上に1個ずつ搬出され、空ボビン搬入用コンベアから
順に移送装置T1の移送レール3上にペッグトレイ2が
1個ずつ供給される。又、満ボビンあるいは空ボビンが
装着されたペッグトレイ2が搬送装置9を介して、順次
第1の移送装置T1から第2の移送装置T2へと移送さ
れる。
【0026】第1の移送装置T1から搬送装置9へと送
り込まれたぺッグトレイ2は、ベルト12とガイド部材
13とにより挟持され、第2の移送装置T2へ向かって
移送される。ぺッグトレイ2はガイド部材13の配置状
態に対応してベルト12との係合位置が変化してその姿
勢が変更される。ぺッグトレイ2は出口T1aの近傍で
はベルト12の上面と係合して、ぺッグ2bに装着され
たボビンの姿勢が垂直状態で移動される。出口T1aか
ら離れるとガイド部材13の配置位置に対応して、ぺッ
グトレイ2の姿勢はぺッグ2bに装着されたボビンBが
ほぼ水平となるように精紡機機台1の内側へ傾いた状態
に変更される。そして、第1の移送装置T1の出口T1
aと第2の移送装置T2の入口T2aとの中間部では、
ボビンBの姿勢がその状態に保持された状態でぺッグト
レイ2が移送される。第2の移送装置T2の入口T2a
に近づくと、ぺッグトレイ2はボビンBの姿勢が垂直と
なるように再びその姿勢が変更され、ボビンBが垂直状
態で入口T2aへと送り込まれる。従って、アウトエン
ドとギヤエンドGE間にわたって配設されたワイヤダク
ト20をギヤエンドGE付近で屈曲する複雑な形状とし
なくても、ボビンBはぺッグトレイ2とともにワイヤダ
クト20と干渉することなく移送される。
【0027】(実施例2)次に第2実施例を図4に従っ
て説明する。この実施例では第1の移送装置T1の出口
T1aと第2の移送装置T2の入口T2aとの間に、搬
送装置9に代えてぺッグトレイ2を積極的に移動させる
作用のないガイド通路21を設けた点が前記実施例と異
なっている。なお、前記実施例と同一部分は同一符号を
付して詳しい説明は省略する。
【0028】ガイド通路21は出口T1aと入口T2a
との間に配設された一対の規制部としてのガイド部材1
3と、ガイド部材13に沿って延びるとともにガイド部
材13と共同してぺッグトレイ2を支承する支承部とし
ての支持バー22とを備えている。支持バー22は断面
円形に形成されるとともに、その上面が移送レール3の
上面とほぼ同じ高さ位置となる位置において、水平面内
に位置するように配設されている。支持バー22は出口
T1aと対応するその第1端部が円弧状に形成されてい
る。支持バー22はガイド部材13と同様にブラケット
23を介して支持フレーム14に固定されている。支持
バー22はぺッグトレイ2との摩擦抵抗が小さい材質が
好ましく、金属製のバーの表面を例えばポリテトラフロ
ルエチレン等のフッ素樹脂で被覆したものが使用されて
いる。
【0029】この実施例の装置では、ぺッグトレイ2は
第1の移送装置T1の出口T1aから順次送り出される
後続のぺッグトレイ2に押されて、ガイド通路21上を
移動する。前記実施例と同様に先ず第2の移送装置T2
の移送レール3が往復動されて、第2の移送装置T2の
入口T2aと対応する位置にペッグトレイ2を1個載置
可能なスペースが生じる。次に第1の移送装置T1の移
送レール3の往復動によりペッグトレイ2が順次互いに
当接した状態でギヤエンドGE側へ移送される。そし
て、第1の移送装置T1の移送レール3上の先頭のペッ
グトレイ2がガイド通路21内に送り込まれ、ガイド通
路21内のぺッグトレイ2が順次第2の移送装置T2側
へ移動されるとともに、ガイド通路21の先頭のぺッグ
トレイ2が第2の移送装置T2の移送レール3上へと押
し出される。以下、第2の移送装置T2の移送レール3
と、第1の移送装置T1の移送レール3とが交互に往復
動され、満ボビンあるいは空ボビンが装着されたペッグ
トレイ2がガイド通路21を介して、順次第1の移送装
置T1から第2の移送装置T2へと移送される。
【0030】ぺッグトレイ2は前記実施例と同様に、ぺ
ッグ2bに装着されたボビンBの姿勢が、第1の移送装
置T1の出口T1aと第2の移送装置T2の入口T2a
との中間部では精紡機機台1の内側へ傾いた状態となる
ようにその姿勢が変更されて移送される。この実施例の
装置ではガイド通路21の構造が、第1実施例の搬送装
置9に比較して簡単となる。
【0031】なお、本発明は前記実施例に限定されるも
のではなく、例えば、次のように具体化してもよい。 (1)両移送装置T1,T2の中間部をぺッグトレイ2
が移動するときの姿勢は、ボビンB及びぺッグトレイ2
がワイヤダクト等と干渉しなければよく、ほぼ水平とな
る必要はなく、ボビンBが斜め上方に向かって延びる状
態でもよい。
【0032】(2)実施例1において無端状のベルト1
2は3層構造の平ベルトに限らず、1層構造の平ベルト
やVベルトあるいは丸ベルトを使用してもよい。丸ベル
トの場合はぺッグトレイ2の姿勢の変更が容易に行われ
る。又、ベルト12をガイド部材13側に付勢する板ば
ね17を省略してもよい。
【0033】(3)満ボビンの搬出及び空ボビンの搬入
作業中、搬送装置9のモータMを駆動状態に保持せず
に、無端状ベルト12をぺッグトレイ1個分ずつ移動さ
せるのに必要なだけ間欠的に駆動させてもよい。この場
合には移送レール3に規制部材19を設けなくてもよ
い。
【0034】(4)実施例1においては必ずしもぺッグ
トレイ2が常に互いに当接する状態で搬送装置9上に配
置される必要はなく、最終的に両移送装置T1,T2上
に配置されればよい。例えば、搬送装置9の第1端部と
第2端部にボビンが装着されたぺッグトレイ2を検出す
るセンサを設け、第1の移送装置T1から搬送装置9に
送り込まれたぺッグトレイ2の数をカウントする。そし
て、所定数に達した後は第1の移送装置T1の作動を停
止し、その後は第2の移送装置T2だけを作動させてぺ
ッグトレイ2を所定位置に配置させる。この場合はぺッ
グトレイ2の数を少なくすることができる。
【0035】(5)移送装置T1,T2としてペッグト
レイ2を1列状態で搭載して往復動する移送レール3を
使用する装置に代えて、特開昭60−139836号公
報に開示された装置のようにペッグトレイをガイドレー
ル上に載置し、係止爪が設けられたロッドをエアシリン
ダで往復動する構成の装置を採用してもよい。
【0036】(6)移送装置T1,T2としてベルトコ
ンベアを使用してもよい。この場合はぺッグトレイ2を
スピンドル列と対応して所定ピッチで配置することが難
しい。従って、全錘一斉式の管替装置に代えて特開平1
−321266号公報等に開示された管替装置のよう
に、移送装置T1,T2上のボビンをぺッグトレイごと
装置内に取り込んで管替作業を行う管替装置を使用する
のが好ましい。
【0037】(7)移送装置へのぺッグトレイ2の搬入
及び搬出を精紡機機台1のアウトエンド側から行う代わ
りに、ギヤエンドGE側から行う構成としてもよい。こ
の場合、搬送装置9及びガイド通路21はアウトエンド
の内側に配設される。
【0038】
【発明の効果】以上詳述したように請求項1〜請求項3
に記載の発明によれば、ワイヤダクト等の部材を複雑な
形状に加工する必要がなく、しかも紡機機台及びボビン
搬送装置の配置スペースを広くすることなしに、紡機機
台の左右両側に配置された一対の移送装置間で紡機機台
の内側において、第1の移送装置から第2の移送装置へ
ペッグトレイを搬送することができる。又、請求項3に
記載の発明では、構造が簡単となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を具体化した第1実施例の要部平面図で
ある。
【図2】(a)は位置決め部材の支持状態を示す断面図
であり、(b)はガイド部材とベルトの関係を示す断面
図である。
【図3】精紡機機台と移送装置の配置関係を示す概略正
面図である。
【図4】第2実施例のガイド通路の概略平面図である。
【図5】従来装置の概略平面図である。
【図6】従来装置の部分概略正面図である。
【符号の説明】
1…紡機機台としての精紡機機台、2…ペッグトレイ、
2b…ペッグ、3…移送レール、9…搬送装置、10…
駆動プーリ、11…被動プーリ、12…ベルト、13…
規制部としてのガイド部材、20…ワイヤダクト、21
…ガイド通路、22…支承部としての支持バー、T1…
第1の移送装置、T1a…出口、T2…第2の移送装
置、T2a…入口。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面にボビンを装着するペッグを備えた
    ペッグトレイを一列状態で移送する移送装置を紡機機台
    の左右両側にその長手方向に沿って延設し、紡機機台の
    内側において第1の移送装置から第2の移送装置へぺッ
    グトレイを移動させる紡機におけるボビン搬送方法にお
    いて、 第1の移送装置から第2の移送装置へぺッグトレイを移
    送する際は、ガイド部材の作用によりペッグに装着され
    たボビンが機台中央に配設された部材と干渉しない位置
    まで紡機機台の内側に向かって傾くようにぺッグトレイ
    の姿勢を変更させ、前記部材と対応する位置を通過した
    後に、再びボビンが垂直となるようにぺッグトレイの姿
    勢を変更させて第2の移送装置上に移動させる紡機にお
    けるボビン搬送方法。
  2. 【請求項2】 上面にボビンを装着するペッグを備えた
    ペッグトレイを一列状態で移送する移送装置を紡機機台
    の左右両側にその長手方向に沿ってそれぞれ配設し、紡
    機機台の内側において第1の移送装置から第2の移送装
    置へぺッグトレイを移動させる紡機におけるボビン搬送
    装置において、 前記第1の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との
    間に、駆動プーリ及び被動プーリ間に巻き掛けられた無
    端状のベルトと、該ベルトに沿ってかつぺッグトレイの
    ペッグを挟むように配置されるとともにぺッグトレイを
    前記ベルトと共同して弾性的に挟圧する線状のガイド部
    材とを備えた搬送装置を配置し、前記ガイド部材をベル
    トとともに移動するぺッグトレイに装着されたボビンの
    姿勢が、第1の移送装置の出口と第2の移送装置の入口
    との中間部では紡機機台の内側へ傾いた状態となり第1
    の移送装置の出口及び第2の移送装置の入口近傍では垂
    直状態となるように配置した紡機におけるボビン搬送装
    置。
  3. 【請求項3】 上面にボビンを装着するペッグを備えた
    ペッグトレイを一列状態で移送する移送装置を紡機機台
    の左右両側にその長手方向に沿ってそれぞれ配設し、紡
    機機台の内側において第1の移送装置から第2の移送装
    置へぺッグトレイを移動させる紡機におけるボビン搬送
    装置において、 前記第1の移送装置の出口と第2の移送装置の入口との
    間に、ぺッグトレイのペッグを挟むように延設される規
    制部と、規制部に沿って延びるとともに規制部と共同し
    てぺッグトレイを支承する支承部とを備えてぺッグトレ
    イを摺動可能に案内するガイド通路を設け、前記規制部
    をぺッグトレイに装着されたボビンの姿勢が、第1の移
    送装置の出口と第2の移送装置の入口との中間部では紡
    機機台の内側へ傾いた状態となり第1の移送装置の出口
    及び第2の移送装置の入口近傍では垂直状態となるよう
    に配置した紡機におけるボビン搬送装置。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008291406A (ja) * 2007-05-28 2008-12-04 Toyota Industries Corp 精紡機におけるボビン搬送装置
CN111170083A (zh) * 2020-02-19 2020-05-19 江苏赫伽力智能科技有限公司 一种agv自动下尾纱设备
CN117142260A (zh) * 2023-08-21 2023-12-01 浙江凯成智能设备股份有限公司 一种纱线筒管的自动输送及装管方法

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