JPH07307573A - 多層配線セラミック基板のビア構造及びその製造方法 - Google Patents
多層配線セラミック基板のビア構造及びその製造方法Info
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- JPH07307573A JPH07307573A JP6099817A JP9981794A JPH07307573A JP H07307573 A JPH07307573 A JP H07307573A JP 6099817 A JP6099817 A JP 6099817A JP 9981794 A JP9981794 A JP 9981794A JP H07307573 A JPH07307573 A JP H07307573A
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- H10W70/635—Through-vias
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- Production Of Multi-Layered Print Wiring Board (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 多層配線基板、半導体パッケージ、絶縁基板
等のLSIを実装する半導体装置において、低コストで
作製可能で、かつ高強度および高信頼性を有する多層配
線セラミック基板のビア構造を提供する。 【構成】 半導体が実装される多層配線セラミック基板
のビア構造において、ビア導体1とセラミックス2の界
面に間隙を設け、その間隙に樹脂3を埋め込んだ多層配
線セラミック基板のビア構造である。ビア導体1とセラ
ミックス2の界面に形成する樹脂3としては、熱硬化型
のポリイミドおよびベンゾシクロブテンが好適である。
等のLSIを実装する半導体装置において、低コストで
作製可能で、かつ高強度および高信頼性を有する多層配
線セラミック基板のビア構造を提供する。 【構成】 半導体が実装される多層配線セラミック基板
のビア構造において、ビア導体1とセラミックス2の界
面に間隙を設け、その間隙に樹脂3を埋め込んだ多層配
線セラミック基板のビア構造である。ビア導体1とセラ
ミックス2の界面に形成する樹脂3としては、熱硬化型
のポリイミドおよびベンゾシクロブテンが好適である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ガラスセラミックス等
を用いたLSIを実装する多層配線セラミック基板のビ
ア構造に関する。
を用いたLSIを実装する多層配線セラミック基板のビ
ア構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図2,図3に従来の多層配線セラミック
基板の表面近傍ビアの断面図の例を示す。一般に、多層
配線セラミック基板のビア導体はW,Mo,Au,A
g,Cu,Ag−Pd等の金属あるいは合金により構成
されている。金属は半導体実装用のセラミックスよりも
熱膨張係数が大きいため、焼成過程や後処理工程で図2
に示したようなクラックを生じることが多い。このこと
を除去するために、ペースト組成や焼成雰囲気を制御し
てセラミックスとビア導体の密着を低下させた場合、図
3に示したようなはがれを生じてしまう。これらの現象
が生じると機械的強度の低下や信頼性の低下を招くとい
った問題があった。
基板の表面近傍ビアの断面図の例を示す。一般に、多層
配線セラミック基板のビア導体はW,Mo,Au,A
g,Cu,Ag−Pd等の金属あるいは合金により構成
されている。金属は半導体実装用のセラミックスよりも
熱膨張係数が大きいため、焼成過程や後処理工程で図2
に示したようなクラックを生じることが多い。このこと
を除去するために、ペースト組成や焼成雰囲気を制御し
てセラミックスとビア導体の密着を低下させた場合、図
3に示したようなはがれを生じてしまう。これらの現象
が生じると機械的強度の低下や信頼性の低下を招くとい
った問題があった。
【0003】また、図4に示すような近年セラミック基
板上に配線を有するPI層を形成した多層配線基板や特
開平02−234456号公報に報告されているような
スルーホール部のみ除去されたクラックを覆うための感
光性樹脂膜を形成したセラミック基板が報告されてい
る。しかし、感光性樹脂を用いた工程は、コストが大き
くなるという問題を有しているばかりではなく、セラミ
ック基板にクラックやはがれがあると樹脂の膨れ等の不
良の発生原因となるという問題があった。
板上に配線を有するPI層を形成した多層配線基板や特
開平02−234456号公報に報告されているような
スルーホール部のみ除去されたクラックを覆うための感
光性樹脂膜を形成したセラミック基板が報告されてい
る。しかし、感光性樹脂を用いた工程は、コストが大き
くなるという問題を有しているばかりではなく、セラミ
ック基板にクラックやはがれがあると樹脂の膨れ等の不
良の発生原因となるという問題があった。
【0004】また、特開平3−145796号公報では
導電性ペーストをスルーホールに充填した印刷配線板に
おいて、スルーホール壁面をシランカップリング剤で処
理することにより導体ペーストとシート状基材に樹脂を
含浸して形成された絶縁層との親和性を高めることが報
告されているが、焼結金属導体とセラミックス製絶縁体
に適用してもクラックの解消にはならない。特開平3−
91992号公報にはマイグレーション対策としてスル
ーホールに絶縁性樹脂と導電性ペーストを充填する印刷
配線基板の製造方法が報告されているが、基板がセラミ
ックスの場合や導体が焼結金属の場合には適応できな
い。
導電性ペーストをスルーホールに充填した印刷配線板に
おいて、スルーホール壁面をシランカップリング剤で処
理することにより導体ペーストとシート状基材に樹脂を
含浸して形成された絶縁層との親和性を高めることが報
告されているが、焼結金属導体とセラミックス製絶縁体
に適用してもクラックの解消にはならない。特開平3−
91992号公報にはマイグレーション対策としてスル
ーホールに絶縁性樹脂と導電性ペーストを充填する印刷
配線基板の製造方法が報告されているが、基板がセラミ
ックスの場合や導体が焼結金属の場合には適応できな
い。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】以上述べた様に、従来
の多層配線セラミック基板のビア構造では、高強度およ
び高信頼性を有し低コストな構造体を得ることは不可能
であった。
の多層配線セラミック基板のビア構造では、高強度およ
び高信頼性を有し低コストな構造体を得ることは不可能
であった。
【0006】本発明の目的は、このような従来の欠点を
除去して、低コストで作製可能であり高強度および高信
頼性を有する多層配線セラミック基板、及びその製造方
法を提供することにある。
除去して、低コストで作製可能であり高強度および高信
頼性を有する多層配線セラミック基板、及びその製造方
法を提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は半導体が実装さ
れる多層配線セラミック基板のビア構造において、ビア
導体とセラミックスの界面に間隙を設け、その間隙に樹
脂を埋め込んだ多層配線セラミック基板のビア構造とす
ることを特徴とする。
れる多層配線セラミック基板のビア構造において、ビア
導体とセラミックスの界面に間隙を設け、その間隙に樹
脂を埋め込んだ多層配線セラミック基板のビア構造とす
ることを特徴とする。
【0008】図1に本発明の多層配線セラミック基板の
ビア構造のの断面模式図を示す。ビア導体とセラミック
ス間の間隙は焼成雰囲気やペースト組成の制御により設
けることが好適であるが、間隙形成方法については制限
されるものではない。本発明で使用される樹脂は300
℃〜500℃でキュアーされるポリイミドやベンゾシク
ロブテン等の熱硬化型樹脂が好適に用いられるが、その
組成は限定されるものではなく、広範な材料について適
用される。また、基板材料や導体材料についても限定さ
れるものではない。
ビア構造のの断面模式図を示す。ビア導体とセラミック
ス間の間隙は焼成雰囲気やペースト組成の制御により設
けることが好適であるが、間隙形成方法については制限
されるものではない。本発明で使用される樹脂は300
℃〜500℃でキュアーされるポリイミドやベンゾシク
ロブテン等の熱硬化型樹脂が好適に用いられるが、その
組成は限定されるものではなく、広範な材料について適
用される。また、基板材料や導体材料についても限定さ
れるものではない。
【0009】本発明においては、焼成過程ではビアとセ
ラミックスの界面に間隙を設けるようにしているのでセ
ラミックスにクラックが生じることはない。また、焼成
後にビア導体とセラミックスの間隙に樹脂層を設ける
が、樹脂は柔軟性があるため後工程での導体とセラミッ
クスの熱膨張率差によるビア近傍セラミックスへのクラ
ックの発生を防ぐことができる。また、樹脂層が水分等
の滲み込みを防止するため信頼性も向上させることがで
きる。さらには、ポリイミド等の樹脂層をセラミックス
基板表面に設けて使用する場合においても、セラミック
基板にクラックの発生がなく間隙も埋められているた
め、樹脂の膨れの発生といった不良も生じなくすること
ができる。
ラミックスの界面に間隙を設けるようにしているのでセ
ラミックスにクラックが生じることはない。また、焼成
後にビア導体とセラミックスの間隙に樹脂層を設ける
が、樹脂は柔軟性があるため後工程での導体とセラミッ
クスの熱膨張率差によるビア近傍セラミックスへのクラ
ックの発生を防ぐことができる。また、樹脂層が水分等
の滲み込みを防止するため信頼性も向上させることがで
きる。さらには、ポリイミド等の樹脂層をセラミックス
基板表面に設けて使用する場合においても、セラミック
基板にクラックの発生がなく間隙も埋められているた
め、樹脂の膨れの発生といった不良も生じなくすること
ができる。
【0010】
【実施例】以下、使用する基板,ビア導体およびセラミ
ックス基板とビア導体界面間隙に形成する樹脂を変化さ
せた実施例を説明する。
ックス基板とビア導体界面間隙に形成する樹脂を変化さ
せた実施例を説明する。
【0011】(実施例1)Agをビア導体としホウケイ
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気下900℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じており、基板にクラックは発生していなかっ
た。この基板をポリイミド前駆体液中に浸し、雰囲気を
真空に吸引した。基板をポリイミド前駆体液から取りだ
した後、窒素気流中450℃でキュアーした。この基板
の表面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで
観察したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に
示したようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。
また、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行
ったところ、滲み込みは全く認められなかった。また、
基板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試
験を行ったところ1000時間においても異常は認めら
れなかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層配線樹
脂層を形成することができた。
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気下900℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じており、基板にクラックは発生していなかっ
た。この基板をポリイミド前駆体液中に浸し、雰囲気を
真空に吸引した。基板をポリイミド前駆体液から取りだ
した後、窒素気流中450℃でキュアーした。この基板
の表面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで
観察したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に
示したようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。
また、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行
ったところ、滲み込みは全く認められなかった。また、
基板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試
験を行ったところ1000時間においても異常は認めら
れなかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層配線樹
脂層を形成することができた。
【0012】(実施例2)実施例1と同様のビアと基板
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
【0013】(実施例3)Cuをビア導体としホウケイ
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率6.0の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気下950℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じており、基板にクラックは発生していなかっ
た。この基板をポリイミド前駆体液中に浸し、雰囲気を
真空に吸引した。基板をポリイミド前駆体液から取りだ
した後、窒素気流中450℃でキュアーした。この基板
の表面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで
観察したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に
示したようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。
また、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行
ったところ、滲み込みは全く認められなかった。また、
基板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試
験を行ったところ1000時間においても異常は認めら
れなかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層配線樹
脂層を形成することができた。
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率6.0の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気下950℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じており、基板にクラックは発生していなかっ
た。この基板をポリイミド前駆体液中に浸し、雰囲気を
真空に吸引した。基板をポリイミド前駆体液から取りだ
した後、窒素気流中450℃でキュアーした。この基板
の表面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで
観察したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に
示したようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。
また、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行
ったところ、滲み込みは全く認められなかった。また、
基板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試
験を行ったところ1000時間においても異常は認めら
れなかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層配線樹
脂層を形成することができた。
【0014】(実施例4)実施例3と同様のビアと基板
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
【0015】(実施例5)Agをビア導体としホウケイ
酸ガラス,石英ガラスおよびコーディエライトから成る
ガラスセラミックスを基板とする誘電率4.4の多層配
線セラミック基板をN2 雰囲気下900℃で焼成した。
ビアと基板の界面には間隙が生じており、基板にクラッ
クは発生していなかった。この基板をポリイミド前駆体
液中に浸し、雰囲気を真空に吸引した。基板をポリイミ
ド前駆体液から取りだした後、窒素気流中450℃でキ
ュアーした。この基板の表面を機械研磨した後、表面お
よび切断面をSEMで観察したところ、表面から0.5
mm程度は完全に図1に示したようにビアと基板間に樹脂
層が形成できていた。また、この得られた基板にインク
の滲み込みテストを行ったところ、滲み込みは全く認め
られなかった。また、基板表面にスパッタによりパター
ンを形成してPCT試験を行ったところ1000時間に
おいても異常は認められなかった。さらに基板表面にス
パッタおよびめっきによりパターンを形成した後ポリイ
ミドを塗布,硬化させたところ、膨れ等の異常は発生せ
ずに良好な多層配線樹脂層を形成することができた。
酸ガラス,石英ガラスおよびコーディエライトから成る
ガラスセラミックスを基板とする誘電率4.4の多層配
線セラミック基板をN2 雰囲気下900℃で焼成した。
ビアと基板の界面には間隙が生じており、基板にクラッ
クは発生していなかった。この基板をポリイミド前駆体
液中に浸し、雰囲気を真空に吸引した。基板をポリイミ
ド前駆体液から取りだした後、窒素気流中450℃でキ
ュアーした。この基板の表面を機械研磨した後、表面お
よび切断面をSEMで観察したところ、表面から0.5
mm程度は完全に図1に示したようにビアと基板間に樹脂
層が形成できていた。また、この得られた基板にインク
の滲み込みテストを行ったところ、滲み込みは全く認め
られなかった。また、基板表面にスパッタによりパター
ンを形成してPCT試験を行ったところ1000時間に
おいても異常は認められなかった。さらに基板表面にス
パッタおよびめっきによりパターンを形成した後ポリイ
ミドを塗布,硬化させたところ、膨れ等の異常は発生せ
ずに良好な多層配線樹脂層を形成することができた。
【0016】(実施例6)実施例5と同様のビアと基板
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
の界面に間隙のある多層配線セラミック基板をベンゾシ
クロブテン前駆体液中に浸し、雰囲気を真空に吸引し
た。基板をベンゾシクロブテン前駆体液から取りだした
後、窒素気流中300℃でキュアーした。この基板の表
面を機械研磨した後、表面および切断面をSEMで観察
したところ、表面から0.5mm程度は完全に図1に示し
たようにビアと基板間に樹脂層が形成できていた。ま
た、この得られた基板にインクの滲み込みテストを行っ
たところ、滲み込みは全く認められなかった。また、基
板表面にスパッタによりパターンを形成してPCT試験
を行ったところ1000時間においても異常は認められ
なかった。さらに基板表面にスパッタおよびめっきによ
りパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗布,硬
化させたところ、膨れ等の異常は発生せずに良好な多層
配線樹脂層を形成することができた。
【0017】(比較例1)Agをビア導体としホウケイ
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板を空気
中900℃で焼成した。ビア近傍の基板部分にクラック
が発生してた。この基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れの異常が発生してしまった。また、この
基板にI/0ピンをAuSn半田を用いて接合したとこ
ろ、接合後のI/Oピンに横方向の応力を作用させた時
に基板破壊を生じてしまった。
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板を空気
中900℃で焼成した。ビア近傍の基板部分にクラック
が発生してた。この基板表面にスパッタおよびめっきに
よりパターンを形成した後ポリイミドを塗布,硬化させ
たところ、膨れの異常が発生してしまった。また、この
基板にI/0ピンをAuSn半田を用いて接合したとこ
ろ、接合後のI/Oピンに横方向の応力を作用させた時
に基板破壊を生じてしまった。
【0018】(比較例2)Agをビア導体としホウケイ
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気中900℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じていた。この基板表面にスパッタによりパター
ンを形成しPCT試験を行ったところ100時間で導体
抵抗の上昇が認められた。また、この基板表面にスパッ
タおよびめっきによりパターンを形成した後ポリイミド
を塗布,硬化させたところ、膨れの異常が発生してしま
った。
酸ガラスとアルミナとから成るガラスセラミックスを基
板とする誘電率7.1の多層配線セラミック基板をN2
雰囲気中900℃で焼成した。ビアと基板の界面には間
隙が生じていた。この基板表面にスパッタによりパター
ンを形成しPCT試験を行ったところ100時間で導体
抵抗の上昇が認められた。また、この基板表面にスパッ
タおよびめっきによりパターンを形成した後ポリイミド
を塗布,硬化させたところ、膨れの異常が発生してしま
った。
【0019】(比較例3)比較例1と同様のクラックの
発生している多層配線基板表面にスパッタおよびめっき
によりパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗
布,硬化させたところ、膨れの異常が発生してしまっ
た。また、この基板にI/0ピンをAuSn半田を用い
て接合したところ、接合後のI/Oピンに横方向の応力
を作用させた時に基板破壊を生じてしまった。
発生している多層配線基板表面にスパッタおよびめっき
によりパターンを形成した後ベンゾシクロブテンを塗
布,硬化させたところ、膨れの異常が発生してしまっ
た。また、この基板にI/0ピンをAuSn半田を用い
て接合したところ、接合後のI/Oピンに横方向の応力
を作用させた時に基板破壊を生じてしまった。
【0020】(比較例4)比較例2と同様のビアと基板
の界面に間隙が生じている多層配線セラミック基板表面
にスパッタおよびめっきによりパターンを形成した後ベ
ンゾシクロブテンを塗布,硬化させたところ、膨れの異
常が発生してしまった。
の界面に間隙が生じている多層配線セラミック基板表面
にスパッタおよびめっきによりパターンを形成した後ベ
ンゾシクロブテンを塗布,硬化させたところ、膨れの異
常が発生してしまった。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
低コストで作製可能であり高強度および高信頼性を有す
る多層配線セラミック基板を提供することができる。
低コストで作製可能であり高強度および高信頼性を有す
る多層配線セラミック基板を提供することができる。
【0022】本発明による多層配線セラミック基板のビ
ア近傍強化構造は絶縁基板,多層配線基板および半導体
パッケージ等のLSIを実装する半導体装置の接合構造
として有用であり、その工業的価値は極めて高い。
ア近傍強化構造は絶縁基板,多層配線基板および半導体
パッケージ等のLSIを実装する半導体装置の接合構造
として有用であり、その工業的価値は極めて高い。
【図1】本発明の多層配線セラミック基板のビア近傍強
化構造の断面を示す図である。
化構造の断面を示す図である。
【図2】従来のクラックを生じている多層配線セラミッ
ク基板のビア近傍の断面を示す図である。
ク基板のビア近傍の断面を示す図である。
【図3】従来の間隙を生じている多層配線セラミック基
板のビア近傍の断面を示す図である。
板のビア近傍の断面を示す図である。
【図4】従来の多層配線ポリイミド層を有する多層セラ
ミック基板の断面を示す図である。
ミック基板の断面を示す図である。
1 ビア導体 2 セラミックス 3 樹脂 4 クラック 5 はがれ 6 多層配線ポリイミド層
Claims (2)
- 【請求項1】多層配線セラミック基板のビア構造におい
て、少なくとも表面近傍のビア導体とセラミック基板の
間に樹脂層を有することを特徴とする多層配線セラミッ
ク基板のビア構造。 - 【請求項2】ビア導体とセラミックス基板とを窒素雰囲
気中で焼成した後、樹脂溶液もしくは樹脂前駆体溶液に
含浸することによってビア導体とセラミックス基板の界
面に樹脂層を形成することを特徴とする多層配線セラミ
ック基板のビア構造の製造方法。
Priority Applications (3)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6099817A JP2570617B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 多層配線セラミック基板のビア構造及びその製造方法 |
| US08/439,945 US5576518A (en) | 1994-05-13 | 1995-05-12 | Via-structure of a multilayer interconnection ceramic substrate |
| EP95107251A EP0682363A3 (en) | 1994-05-13 | 1995-05-12 | Via structure of ceramic substrates with multilayer circuit. |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6099817A JP2570617B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 多層配線セラミック基板のビア構造及びその製造方法 |
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|---|---|
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| JP2570617B2 JP2570617B2 (ja) | 1997-01-08 |
Family
ID=14257401
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6099817A Expired - Lifetime JP2570617B2 (ja) | 1994-05-13 | 1994-05-13 | 多層配線セラミック基板のビア構造及びその製造方法 |
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|---|---|
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| EP (1) | EP0682363A3 (ja) |
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1994
- 1994-05-13 JP JP6099817A patent/JP2570617B2/ja not_active Expired - Lifetime
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1995
- 1995-05-12 US US08/439,945 patent/US5576518A/en not_active Expired - Fee Related
- 1995-05-12 EP EP95107251A patent/EP0682363A3/en not_active Withdrawn
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