JPH07309264A - クローラベルト式消防自動車 - Google Patents
クローラベルト式消防自動車Info
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- JPH07309264A JPH07309264A JP10549194A JP10549194A JPH07309264A JP H07309264 A JPH07309264 A JP H07309264A JP 10549194 A JP10549194 A JP 10549194A JP 10549194 A JP10549194 A JP 10549194A JP H07309264 A JPH07309264 A JP H07309264A
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- Japan
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- center
- swing
- wheel
- crawler belt
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- Fire-Extinguishing By Fire Departments, And Fire-Extinguishing Equipment And Control Thereof (AREA)
Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【構成】 車体2上部前側に取付けられたキャビン3
と、車体2上部後側に取付けられた消防設備10と、車
体2下部前側に取付けられたタイヤ付き前輪5と、車体
2下部後側に取付けられ長手方向中間部分を揺動中心と
したスイングビーム31と、スイングビーム31の前後
に回転自在に取付けられたタイヤ付き遊転輪6及びタイ
ヤ付き駆動輪7と、遊転輪6及び駆動輪7に取付けられ
た可撓性材料のクローラベルト8とからなるクローラベ
ルト式消防自動車1。 【効果】 雪上路、氷上路等での走行安定性と、泥ねい
地での走行性能とを向上させることができるので、山道
等に入り込んだり、小川や河原の浅瀬などに入り込んで
吸水でき、4輪駆動車でも入り込むことが困難な地域で
消火活動をすることができる。
と、車体2上部後側に取付けられた消防設備10と、車
体2下部前側に取付けられたタイヤ付き前輪5と、車体
2下部後側に取付けられ長手方向中間部分を揺動中心と
したスイングビーム31と、スイングビーム31の前後
に回転自在に取付けられたタイヤ付き遊転輪6及びタイ
ヤ付き駆動輪7と、遊転輪6及び駆動輪7に取付けられ
た可撓性材料のクローラベルト8とからなるクローラベ
ルト式消防自動車1。 【効果】 雪上路、氷上路等での走行安定性と、泥ねい
地での走行性能とを向上させることができるので、山道
等に入り込んだり、小川や河原の浅瀬などに入り込んで
吸水でき、4輪駆動車でも入り込むことが困難な地域で
消火活動をすることができる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、消防自動車の改良に関
する。
する。
【0002】
【従来の技術】図4は従来の消防自動車の側面図であ
り、一般に消防自動車100は、車体上部前側に取付け
られたキャビン101と、車体上部後側に取付けられた
消防設備102と、車体下部の前後に取付けられたタイ
ヤ付き前輪103、タイヤ付き後輪104とからなる。
り、一般に消防自動車100は、車体上部前側に取付け
られたキャビン101と、車体上部後側に取付けられた
消防設備102と、車体下部の前後に取付けられたタイ
ヤ付き前輪103、タイヤ付き後輪104とからなる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来の消防自動車
100は、舗装路や平坦地での走行は良好であるが、雪
上路、氷上路、泥ねい地等では良好とは云えない。火災
地が山奥、沼地等の場合には、消防自動車100が現地
に容易に到達できず、到着までに要する時間も長くな
る。
100は、舗装路や平坦地での走行は良好であるが、雪
上路、氷上路、泥ねい地等では良好とは云えない。火災
地が山奥、沼地等の場合には、消防自動車100が現地
に容易に到達できず、到着までに要する時間も長くな
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、車体上部前側に取付けられたキャビンと、
車体上部後側に取付けられた消防設備と、車体下部前側
に取付けられたタイヤ付き前輪と、車体下部後側に取付
けられ長手方向中間部分を揺動中心としたスイングビー
ムと、前記スイングビームの前後に回転自在に取付けら
れたタイヤ付き遊転輪及びタイヤ付き駆動輪と、前記遊
転輪及び駆動輪に取付けられた可撓性材料のクローラベ
ルトとからクローラベルト式消防自動車を構成する。
に本発明は、車体上部前側に取付けられたキャビンと、
車体上部後側に取付けられた消防設備と、車体下部前側
に取付けられたタイヤ付き前輪と、車体下部後側に取付
けられ長手方向中間部分を揺動中心としたスイングビー
ムと、前記スイングビームの前後に回転自在に取付けら
れたタイヤ付き遊転輪及びタイヤ付き駆動輪と、前記遊
転輪及び駆動輪に取付けられた可撓性材料のクローラベ
ルトとからクローラベルト式消防自動車を構成する。
【0005】また、スイングビームの揺動中心から遊転
輪の回転中心までの距離を、揺動中心から駆動輪の回転
中心までの距離より長く設定する。
輪の回転中心までの距離を、揺動中心から駆動輪の回転
中心までの距離より長く設定する。
【0006】スイングビームの揺動中心の近傍に消防設
備の重心及びエンジンの重心を配設することが好まし
い。
備の重心及びエンジンの重心を配設することが好まし
い。
【0007】更に、消防設備の前部に乗員用座席を有
し、消防設備の前部とキャビンの後部との間に通路を有
することが好ましい。
し、消防設備の前部とキャビンの後部との間に通路を有
することが好ましい。
【0008】
【作用】後輪側をクローラベルトにして、雪上路、氷上
路、泥ねい地等の悪路の走行性を向上させる。
路、泥ねい地等の悪路の走行性を向上させる。
【0009】前輪の回転中心からスイングビームの揺動
中心までの距離が長くなるので、高速で直進走行をする
場合の操縦安定性が高い。また、スイングビーム揺動中
心に作用した荷重は、遊転輪側よりも駆動輪側に大荷重
が作用するので、泥ねい地や雪道等の軟弱地でクローラ
ベルト式車両を走行した場合に、クローラベルトは比較
的小荷重である遊転輪側で軟弱地を乗り越え、更に大荷
重である駆動輪側でこの軟弱地を踏み固めて推進力を高
める。
中心までの距離が長くなるので、高速で直進走行をする
場合の操縦安定性が高い。また、スイングビーム揺動中
心に作用した荷重は、遊転輪側よりも駆動輪側に大荷重
が作用するので、泥ねい地や雪道等の軟弱地でクローラ
ベルト式車両を走行した場合に、クローラベルトは比較
的小荷重である遊転輪側で軟弱地を乗り越え、更に大荷
重である駆動輪側でこの軟弱地を踏み固めて推進力を高
める。
【0010】スイングビームの揺動中心の近傍に、重量
物である消防設備の重心及びエンジンの重心を配設する
ので、前記揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離
と、揺動中心から駆動輪の回転中心までの距離との比に
応じて、揺動中心に作用した荷重が遊転輪側と駆動輪側
とにバランス良く作用する。
物である消防設備の重心及びエンジンの重心を配設する
ので、前記揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離
と、揺動中心から駆動輪の回転中心までの距離との比に
応じて、揺動中心に作用した荷重が遊転輪側と駆動輪側
とにバランス良く作用する。
【0011】消防設備の前部に乗員用座席を有するの
で、消防活動に必要な人員を運べる。更に、消防設備の
前部とキャビンの後部との間に通路を有するので、消防
自動車の前後を回り込まずに反対側へ行くことができ
る。
で、消防活動に必要な人員を運べる。更に、消防設備の
前部とキャビンの後部との間に通路を有するので、消防
自動車の前後を回り込まずに反対側へ行くことができ
る。
【0012】
【実施例】本発明の実施例を添付図面に基づいて以下に
説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運
転者から見た方向に従い、図面は符号の向きに見るもの
とする。図1は本発明に係るクローラベルト式消防自動
車の側面図である。クローラベルト式消防自動車1は、
例えば、車体2上部前側に取付けられたキャビン3と、
車体2上部後側に取付けられた消火設備10と、車体2
下部前側に取付けられた前輪5と、車体2下部後側に取
付けられたスイングビーム31(後述するリアサスペン
ション30を構成)と、スイングビーム31の前後に回
転自在に取付けられた遊転輪(中間輪)6及び駆動輪
(後輪)7とからなる軽トラックタイプの後輪駆動・ク
ローラ式6輪車である。各車輪5,6,7はゴム製空気
入りタイヤを備えている。遊転輪6と駆動輪7とには、
可撓性を有するクローラベルト8が掛けられ、このクロ
ーラベルト8はゴム材などの可撓性材料で構成される。
なお、クローラベルト8の接地面側には、切込みを入れ
た複数の凸部(図示せず)が一体形成されている。この
ため、凸部が路面に接触した際に、切込み部分でたわみ
変形し、グリップを大きくする。
説明する。なお、「前」、「後」、「左」、「右」は運
転者から見た方向に従い、図面は符号の向きに見るもの
とする。図1は本発明に係るクローラベルト式消防自動
車の側面図である。クローラベルト式消防自動車1は、
例えば、車体2上部前側に取付けられたキャビン3と、
車体2上部後側に取付けられた消火設備10と、車体2
下部前側に取付けられた前輪5と、車体2下部後側に取
付けられたスイングビーム31(後述するリアサスペン
ション30を構成)と、スイングビーム31の前後に回
転自在に取付けられた遊転輪(中間輪)6及び駆動輪
(後輪)7とからなる軽トラックタイプの後輪駆動・ク
ローラ式6輪車である。各車輪5,6,7はゴム製空気
入りタイヤを備えている。遊転輪6と駆動輪7とには、
可撓性を有するクローラベルト8が掛けられ、このクロ
ーラベルト8はゴム材などの可撓性材料で構成される。
なお、クローラベルト8の接地面側には、切込みを入れ
た複数の凸部(図示せず)が一体形成されている。この
ため、凸部が路面に接触した際に、切込み部分でたわみ
変形し、グリップを大きくする。
【0013】消火設備10は、消防ポンプ(図示せず)
等を収納したハウジング11と、このハウジング11に
備えた吸水ホース12、吐出ホース13、梯子14、消
化器15、ハウジング11の前部に配設した乗員用座席
16等からなる。キャビン3に乗り切れない消防員は、
座席16に着席する。消防設備10の前部とキャビン3
の後部との間には、消防自動車1の左右間に渡る通路1
7が設けられている。このため、消防員は消防自動車1
の反対側へ行くのに通路17を通ることができ、消防自
動車1の前後を回り込む必要がない。なお、18は転落
防止用ベルトである。
等を収納したハウジング11と、このハウジング11に
備えた吸水ホース12、吐出ホース13、梯子14、消
化器15、ハウジング11の前部に配設した乗員用座席
16等からなる。キャビン3に乗り切れない消防員は、
座席16に着席する。消防設備10の前部とキャビン3
の後部との間には、消防自動車1の左右間に渡る通路1
7が設けられている。このため、消防員は消防自動車1
の反対側へ行くのに通路17を通ることができ、消防自
動車1の前後を回り込む必要がない。なお、18は転落
防止用ベルトである。
【0014】図2は本発明に係るクローラベルト式消防
自動車の平面図であり、ハウジング11の前部に座席1
6が配設され、この座席16の前側に通路17が設けら
れた状態を示す。なお、19は座席16用シートベルト
である。
自動車の平面図であり、ハウジング11の前部に座席1
6が配設され、この座席16の前側に通路17が設けら
れた状態を示す。なお、19は座席16用シートベルト
である。
【0015】図3は、本発明に係るクローラベルト式消
防自動車の駆動装置及びサスペンションを示す側面図で
ある。車体2はフロントサスペンション21、リアサス
ペンション30、操舵装置50等を備えている。前輪5
は、フロントサスペンション21で車体2に対し独立懸
架されている。すなわち、キャビン3下(車体2前部)
にオイルダンパ(ショックアブソーバ)22等のサスペ
ンション構成部品が架設されている。
防自動車の駆動装置及びサスペンションを示す側面図で
ある。車体2はフロントサスペンション21、リアサス
ペンション30、操舵装置50等を備えている。前輪5
は、フロントサスペンション21で車体2に対し独立懸
架されている。すなわち、キャビン3下(車体2前部)
にオイルダンパ(ショックアブソーバ)22等のサスペ
ンション構成部品が架設されている。
【0016】車体2前部に操舵装置50が取付けられ、
この操舵装置50はステアリングシャフト51、ギヤボ
ックス52、ステアリングアーム53及びタイロッド5
4等からなり、このタイロッド54は前輪5を軸承する
ナックル55に連結されている。そして、キャビン3内
のハンドル56からの操舵力は、操舵装置50によって
左右1対の前輪5,5へ伝達される。
この操舵装置50はステアリングシャフト51、ギヤボ
ックス52、ステアリングアーム53及びタイロッド5
4等からなり、このタイロッド54は前輪5を軸承する
ナックル55に連結されている。そして、キャビン3内
のハンドル56からの操舵力は、操舵装置50によって
左右1対の前輪5,5へ伝達される。
【0017】車体2下部後側にトランスミッション付き
エンジン61が搭載され、これの出力側が後輪用駆動装
置(図示せず)を介して駆動輪7の車軸7aに連結され
ている。車体2前部のキャビン3下に前輪用駆動装置6
3が搭載され、この前輪用駆動装置63はエンジン61
前方に延びる推進軸64、差動装置65及び前輪用駆動
軸(図示せず)からなり、この前輪用駆動軸が前輪5の
車軸5aに連結されている。
エンジン61が搭載され、これの出力側が後輪用駆動装
置(図示せず)を介して駆動輪7の車軸7aに連結され
ている。車体2前部のキャビン3下に前輪用駆動装置6
3が搭載され、この前輪用駆動装置63はエンジン61
前方に延びる推進軸64、差動装置65及び前輪用駆動
軸(図示せず)からなり、この前輪用駆動軸が前輪5の
車軸5aに連結されている。
【0018】一方、リアサスペンション30は、長手方
向中間部分を揺動中心Oとしたスイングビーム31と、
リーフスプリング機構33と、スイングビーム31の前
後を、車体2に独立懸架する前側サスペンション41及
び後側サスペンション45とからなる。
向中間部分を揺動中心Oとしたスイングビーム31と、
リーフスプリング機構33と、スイングビーム31の前
後を、車体2に独立懸架する前側サスペンション41及
び後側サスペンション45とからなる。
【0019】リーフスプリング機構33は、車体2下部
後側に取付けられたスプリングブラケット34及びシャ
ックルブラケット35と、これらのブラケット34,3
5に架設されるリーフスプリング36と、このリーフス
プリング36の下部に固着されるピボットブラケット3
7とからなり、このピボットブラケット37にスイング
ビーム31の揺動中心Oが揺動自在に取付けられる。な
お、38はリーフスプリング36後端部をシャックルブ
ラケット35に連結するシャックルである。
後側に取付けられたスプリングブラケット34及びシャ
ックルブラケット35と、これらのブラケット34,3
5に架設されるリーフスプリング36と、このリーフス
プリング36の下部に固着されるピボットブラケット3
7とからなり、このピボットブラケット37にスイング
ビーム31の揺動中心Oが揺動自在に取付けられる。な
お、38はリーフスプリング36後端部をシャックルブ
ラケット35に連結するシャックルである。
【0020】スイングビーム31には、前側に揺動可能
な偏心式のハブキャリア49を介して遊転輪6の車軸6
aが回転自在に取付けられ、後側に駆動輪7の車軸7a
が回転自在に取付けられている。なお、ハブキャリア4
9は、偏心回動操作されることにより、クローラベルト
8の張力を調整するものである。
な偏心式のハブキャリア49を介して遊転輪6の車軸6
aが回転自在に取付けられ、後側に駆動輪7の車軸7a
が回転自在に取付けられている。なお、ハブキャリア4
9は、偏心回動操作されることにより、クローラベルト
8の張力を調整するものである。
【0021】スイングビーム31の揺動中心Oから遊転
輪6の回転中心Fまでの距離Aは、揺動中心Oから駆動
輪7の回転中心Rまでの距離Bより長く設定されてお
り、好ましくは、距離Aと距離Bは約2:1の比率
(A:B=2:1)である。このため、距離Aと距離B
とを1:1の比率にした場合と比べて、揺動中心Oは、
前輪5に対して後方にずらした位置に設定されることに
なる。
輪6の回転中心Fまでの距離Aは、揺動中心Oから駆動
輪7の回転中心Rまでの距離Bより長く設定されてお
り、好ましくは、距離Aと距離Bは約2:1の比率
(A:B=2:1)である。このため、距離Aと距離B
とを1:1の比率にした場合と比べて、揺動中心Oは、
前輪5に対して後方にずらした位置に設定されることに
なる。
【0022】消防設備10の重心及びエンジン61の重
心(これらの重心の総合的な重心を符号Gで示す)は、
スイングビーム31の揺動中心Oの近傍に配設されてい
る。
心(これらの重心の総合的な重心を符号Gで示す)は、
スイングビーム31の揺動中心Oの近傍に配設されてい
る。
【0023】次に、上記構成のクローラベルト式消防自
動車1の作用を説明する。図1において、スイングビー
ム31の前後に取付けた遊転輪6及び駆動輪7に、可撓
性材料のクローラベルト8を取付けている。このため、
クローラベルト8は路面に対するグリップが大きいので
雪上路、氷上路等での走行安定性が高く、また、泥ねい
地での走行性能が大きい。更に、クローラが、タイヤ付
き遊転輪6及びタイヤ付き駆動輪7に可撓性材料のクロ
ーラベルト8を取付けて構成しているので、約80Km
/Hrの高速走行をしても振動等が少なく、舗装路での
高速走行が可能となる。
動車1の作用を説明する。図1において、スイングビー
ム31の前後に取付けた遊転輪6及び駆動輪7に、可撓
性材料のクローラベルト8を取付けている。このため、
クローラベルト8は路面に対するグリップが大きいので
雪上路、氷上路等での走行安定性が高く、また、泥ねい
地での走行性能が大きい。更に、クローラが、タイヤ付
き遊転輪6及びタイヤ付き駆動輪7に可撓性材料のクロ
ーラベルト8を取付けて構成しているので、約80Km
/Hrの高速走行をしても振動等が少なく、舗装路での
高速走行が可能となる。
【0024】図3において、スイングビーム31の揺動
中心Oから遊転輪6の回転中心Fまでの距離Aが、揺動
中心Oから駆動輪7の回転中心Rまでの距離Bより長
い。このため、距離Aと距離Bとを1:1の比率にした
場合と比べて、揺動中心Oは、前輪5に対して後方にず
らした位置にある。従って、前輪5の回転中心Pからス
イングビーム31の揺動中心Oまでの距離Cが長くなる
ので、高速で直進走行をする場合の操縦安定性を向上で
きる。
中心Oから遊転輪6の回転中心Fまでの距離Aが、揺動
中心Oから駆動輪7の回転中心Rまでの距離Bより長
い。このため、距離Aと距離Bとを1:1の比率にした
場合と比べて、揺動中心Oは、前輪5に対して後方にず
らした位置にある。従って、前輪5の回転中心Pからス
イングビーム31の揺動中心Oまでの距離Cが長くなる
ので、高速で直進走行をする場合の操縦安定性を向上で
きる。
【0025】また、回転中心F,Rに作用する各荷重
は、揺動中心Oに作用した荷重の分力(距離Aと距離B
との比に反比例した分力)であり、遊転輪6側よりも駆
動輪7側に大きく作用する。そのため、泥ねい地や雪道
等の軟弱地でクローラベルト式消防自動車1を走行した
場合には、クローラベルト8は比較的小荷重が作用する
遊転輪6側で軟弱地を乗り越え、更に、大荷重が作用す
る駆動輪7側でこの軟弱地を踏み固めて推進力を高める
ことができる。
は、揺動中心Oに作用した荷重の分力(距離Aと距離B
との比に反比例した分力)であり、遊転輪6側よりも駆
動輪7側に大きく作用する。そのため、泥ねい地や雪道
等の軟弱地でクローラベルト式消防自動車1を走行した
場合には、クローラベルト8は比較的小荷重が作用する
遊転輪6側で軟弱地を乗り越え、更に、大荷重が作用す
る駆動輪7側でこの軟弱地を踏み固めて推進力を高める
ことができる。
【0026】更に、重量物である消防設備10並びにエ
ンジン61の重心G位置が、スイングビーム31の揺動
中心Oの近傍にあるので、揺動中心Oに作用した消防設
備10並びにエンジン61の重量が、距離Aと距離Bと
の比率(約2:1)に反比例した分力(遊転輪6側より
も駆動輪7側に大きい分力)で回転中心F,Rに作用す
ることになる。このため、上述のように距離Aと距離B
との比に応じて、揺動中心Oに作用した荷重が遊転輪6
側と駆動輪7側とにバランス良く作用するので、高速で
直進走行をする場合の操縦安定性を向上でき、また、軟
弱地での走破性を向上できる。
ンジン61の重心G位置が、スイングビーム31の揺動
中心Oの近傍にあるので、揺動中心Oに作用した消防設
備10並びにエンジン61の重量が、距離Aと距離Bと
の比率(約2:1)に反比例した分力(遊転輪6側より
も駆動輪7側に大きい分力)で回転中心F,Rに作用す
ることになる。このため、上述のように距離Aと距離B
との比に応じて、揺動中心Oに作用した荷重が遊転輪6
側と駆動輪7側とにバランス良く作用するので、高速で
直進走行をする場合の操縦安定性を向上でき、また、軟
弱地での走破性を向上できる。
【0027】
【発明の効果】本発明は、上述のとおり構成されている
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1のクローラ
ベルト式消防自動車は、スイングビームの前後に取付け
た遊転輪及び駆動輪に、可撓性材料のクローラベルトを
取付けたことにより、クローラベルトのグリップが大き
いので雪上路、氷上路等での走行安定性と、泥ねい地で
の走行性能とを向上させることができ、山道等を通った
り、小川や河原の浅瀬などに入り込んで吸水でき、4輪
駆動車でも入り込むことが困難な地域で消火活動をする
ことができる。また、クローラを、タイヤ付き遊転輪及
びタイヤ付き駆動輪に可撓性材料のクローラベルトを取
付けた構成としたので、舗装路での高速走行が可能とな
り、緊急車両としての役割を果たすことができる。
ので、次に記載する効果を奏する。請求項1のクローラ
ベルト式消防自動車は、スイングビームの前後に取付け
た遊転輪及び駆動輪に、可撓性材料のクローラベルトを
取付けたことにより、クローラベルトのグリップが大き
いので雪上路、氷上路等での走行安定性と、泥ねい地で
の走行性能とを向上させることができ、山道等を通った
り、小川や河原の浅瀬などに入り込んで吸水でき、4輪
駆動車でも入り込むことが困難な地域で消火活動をする
ことができる。また、クローラを、タイヤ付き遊転輪及
びタイヤ付き駆動輪に可撓性材料のクローラベルトを取
付けた構成としたので、舗装路での高速走行が可能とな
り、緊急車両としての役割を果たすことができる。
【0028】更に、後輪側をクローラとしたので、ホイ
ールベース(前輪と後輪との回転中心間距離)が、スイ
ングビームの揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離
分だけ短くなる。このため、一般の4輪消防自動車より
も、ランプブレークオーバーアングル(ホイールベース
間において路面に存在する障害物の角度)と称する対地
障害角を大きくできるので、段差越えや溝越えなど起伏
の激しい地形でも自動車下面を障害物に衝当し難く走破
性が向上し、消火活動が容易になる。
ールベース(前輪と後輪との回転中心間距離)が、スイ
ングビームの揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離
分だけ短くなる。このため、一般の4輪消防自動車より
も、ランプブレークオーバーアングル(ホイールベース
間において路面に存在する障害物の角度)と称する対地
障害角を大きくできるので、段差越えや溝越えなど起伏
の激しい地形でも自動車下面を障害物に衝当し難く走破
性が向上し、消火活動が容易になる。
【0029】請求項2のクローラベルト式消防自動車
は、スイングビームの揺動中心から遊転輪の回転中心ま
での距離を、前記揺動中心から駆動輪の回転中心までの
距離より長く設定したことにより、前輪の回転中心から
スイングビームの揺動中心までの距離が長くなるので、
高速で直進走行をする場合の操縦安定性を向上できる。
また、スイングビームの揺動中心に作用した荷重は、遊
転輪側よりも駆動輪側に大きく作用するので、泥ねい地
や雪道等の軟弱地でクローラベルト式車両を走行した場
合に、クローラベルトは比較的小荷重である遊転輪側で
軟弱地を乗り越え、更に大荷重である駆動輪側でこの軟
弱地を踏み固めて推進力を高めることができ、軟弱地で
の走破性を向上できる。
は、スイングビームの揺動中心から遊転輪の回転中心ま
での距離を、前記揺動中心から駆動輪の回転中心までの
距離より長く設定したことにより、前輪の回転中心から
スイングビームの揺動中心までの距離が長くなるので、
高速で直進走行をする場合の操縦安定性を向上できる。
また、スイングビームの揺動中心に作用した荷重は、遊
転輪側よりも駆動輪側に大きく作用するので、泥ねい地
や雪道等の軟弱地でクローラベルト式車両を走行した場
合に、クローラベルトは比較的小荷重である遊転輪側で
軟弱地を乗り越え、更に大荷重である駆動輪側でこの軟
弱地を踏み固めて推進力を高めることができ、軟弱地で
の走破性を向上できる。
【0030】請求項3のクローラベルト式消防自動車
は、スイングビームの揺動中心の近傍に、重量物である
消防設備の重心及びエンジンの重心を配設したことによ
り、前記揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離と、
揺動中心から駆動輪の回転中心までの距離との比に応じ
て、揺動中心に作用した荷重が遊転輪側と駆動輪側とに
バランス良く作用するので、高速で直進走行をする場合
の操縦安定性を向上でき、また、軟弱地での走破性を向
上できる。
は、スイングビームの揺動中心の近傍に、重量物である
消防設備の重心及びエンジンの重心を配設したことによ
り、前記揺動中心から遊転輪の回転中心までの距離と、
揺動中心から駆動輪の回転中心までの距離との比に応じ
て、揺動中心に作用した荷重が遊転輪側と駆動輪側とに
バランス良く作用するので、高速で直進走行をする場合
の操縦安定性を向上でき、また、軟弱地での走破性を向
上できる。
【0031】請求項4のクローラベルト式消防自動車
は、消防設備の前部に乗員用座席を有するので、キャビ
ンに乗切れない消防員も乗車することができ、消防活動
に必要な人員を運ぶことができる。更に、消防設備の前
部とキャビンの後部との間に通路を有するので、消防自
動車の前後を回り込まずに反対側へ行くことができ、迅
速な消火活動をし易い。
は、消防設備の前部に乗員用座席を有するので、キャビ
ンに乗切れない消防員も乗車することができ、消防活動
に必要な人員を運ぶことができる。更に、消防設備の前
部とキャビンの後部との間に通路を有するので、消防自
動車の前後を回り込まずに反対側へ行くことができ、迅
速な消火活動をし易い。
【図1】本発明に係るクローラベルト式消防自動車の側
面図
面図
【図2】本発明に係るクローラベルト式消防自動車の平
面図
面図
【図3】本発明に係るクローラベルト式消防自動車の駆
動装置及びサスペンションを示す側面図
動装置及びサスペンションを示す側面図
【図4】従来の消防自動車の側面図
1…クローラベルト式消防自動車、2…車体、3…キャ
ビン、5…前輪、6…遊転輪(中間輪)、7…駆動輪
(後輪)、8…クローラベルト、10…消火設備、16
…乗員用座席、17…通路、30…リアサスペンショ
ン、31…スイングビーム。
ビン、5…前輪、6…遊転輪(中間輪)、7…駆動輪
(後輪)、8…クローラベルト、10…消火設備、16
…乗員用座席、17…通路、30…リアサスペンショ
ン、31…スイングビーム。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平林 光男 長野県松本市石芝1丁目1番1号 石川島 芝浦機械株式会社松本工場内
Claims (4)
- 【請求項1】 車体上部前側に取付けられたキャビン
と、車体上部後側に取付けられた消防設備と、車体下部
前側に取付けられたタイヤ付き前輪と、車体下部後側に
取付けられ長手方向中間部分を揺動中心としたスイング
ビームと、前記スイングビームの前後に回転自在に取付
けられたタイヤ付き遊転輪及びタイヤ付き駆動輪と、前
記遊転輪及び駆動輪に取付けられた可撓性材料のクロー
ラベルトとからなるクローラベルト式消防自動車。 - 【請求項2】 前記スイングビームの揺動中心から前記
遊転輪の回転中心までの距離を、前記揺動中心から前記
駆動輪の回転中心までの距離より長く設定したことを特
徴とする請求項1記載のクローラベルト式消防自動車。 - 【請求項3】 前記スイングビームの揺動中心の近傍に
前記消防設備の重心及びエンジンの重心を配設したこと
を特徴とする請求項2記載のクローラベルト式消防自動
車。 - 【請求項4】 前記消防設備は前部に乗員用座席を有
し、更に、消防設備の前部と前記キャビンの後部との間
に通路を有することを特徴とする請求項1記載のクロー
ラベルト式消防自動車。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549194A JPH07309264A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | クローラベルト式消防自動車 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP10549194A JPH07309264A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | クローラベルト式消防自動車 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07309264A true JPH07309264A (ja) | 1995-11-28 |
Family
ID=14409072
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP10549194A Pending JPH07309264A (ja) | 1994-05-19 | 1994-05-19 | クローラベルト式消防自動車 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07309264A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101954934A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-01-26 | 陈南海 | 一种轮履复合式越野车 |
| CN107029371A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-08-11 | 刘燕 | 一种小巷居民楼消防灭火车 |
| CN109011276A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-12-18 | 白社伟 | 一种建筑智能消防系统及其灭火方式 |
| CN111206648A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-05-29 | 捷达消防科技(苏州)股份有限公司 | 履带式取水装置 |
| JP2022123700A (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-24 | 俊朗 飯島 | ポンプユニット、救急ユニット、垂直ゲートユニット、及び特装車 |
-
1994
- 1994-05-19 JP JP10549194A patent/JPH07309264A/ja active Pending
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN101954934A (zh) * | 2010-02-10 | 2011-01-26 | 陈南海 | 一种轮履复合式越野车 |
| CN107029371A (zh) * | 2017-04-25 | 2017-08-11 | 刘燕 | 一种小巷居民楼消防灭火车 |
| CN109011276A (zh) * | 2018-06-08 | 2018-12-18 | 白社伟 | 一种建筑智能消防系统及其灭火方式 |
| CN111206648A (zh) * | 2020-02-28 | 2020-05-29 | 捷达消防科技(苏州)股份有限公司 | 履带式取水装置 |
| JP2022123700A (ja) * | 2021-02-12 | 2022-08-24 | 俊朗 飯島 | ポンプユニット、救急ユニット、垂直ゲートユニット、及び特装車 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20011002 |