JPH07310559A - ガスタービンエンジンのエンクロージャ装置 - Google Patents

ガスタービンエンジンのエンクロージャ装置

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JPH07310559A
JPH07310559A JP10561994A JP10561994A JPH07310559A JP H07310559 A JPH07310559 A JP H07310559A JP 10561994 A JP10561994 A JP 10561994A JP 10561994 A JP10561994 A JP 10561994A JP H07310559 A JPH07310559 A JP H07310559A
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turbine engine
spark plug
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Kazuyoshi Nakahara
和義 中原
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ガスタービンエンジンのエンクロージャ装置
において、冷却性および構造強度を改善する。 【構成】 ガスタービンエンジン本体1を覆うエンジン
カバー5と、エンジンカバー5の外側の空気を取り入れ
てエンジンカバー5の内部を冷却する冷却ファン9とを
備えるガスタービンエンジンのエンクロージャ装置にお
いて、ガスタービンエンジン本体1の外側に突出する点
火栓16のまわりを覆う点火栓カバー25と、この点火
栓カバー25の内側に冷却ファン9の取り入れた空気を
導くバイパス通路30とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、据え置き型、携帯型、
車載型ガスタービンエンジンの消音および冷却を行うエ
ンクロージャ装置の改良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般にガスタービンエンジンを発電機等
を駆動する原動機として用いる場合、消音を目的として
エンジン本体を包囲する箱型のエンクロージャが設けら
れるが、エンクロージャ内部におけるガスタービンエン
ジンの発生熱を除去するために、エンクロージャの換気
は不可欠であり、エンクロージャ内部の空間に冷却空気
を強制的に送り込むファンが設けられている(実開昭6
2−126528号公報、実開昭58−163642号
公報、参照)。
【0003】従来のガスタービンエンジンのエンクロー
ジャ装置として、本出願人により特開平3−21002
9号公報として、図7に示すようなものが既に提案され
ている。
【0004】これについて説明すると、図中1はガスタ
ービンエンジン本体であり、その一端にエンジン吸気口
1aが開口し、他端にエンジン排気口1bが開口して、内
部で燃焼ガスを介して発生する回転力により図示しない
発電機を駆動するようになっている。
【0005】ガスタービンエンジン本体1の外側にはこ
れを包囲する箱型のエンクロージャ2が設けられ、エン
ジン騒音を遮断するようになっている。エンクロージャ
2にはエンジン吸気を取り入れる入口プレナム3と、エ
ンジン排気口1bに接続してエンジン排気を外部に排出
する排気出口4がそれぞれ設けられる。
【0006】エンクロージャ2の内部にはガスタービン
エンジン本体1の外表面1cに沿って配設される筒状エ
ンジンカバー5が設けられるとともに、このエンジンカ
バー5に所定の間隔をもって対峙する筒状インナーダク
ト6がエンジン本体1の外表面1cとの間に介装され
る。
【0007】インナーダクト6に多数の穴13が開口さ
れ、エンジンカバー5とインナーダクト6の間に画成さ
れる流路7が冷却風を強制的に送り込む冷却ファン9に
連通する一方、インナーダクト6の内側に画成される流
路10が冷却風出口12に連通して、冷却風を図中矢印
で示すようにインナーダクト6の各穴13を通してガス
タービンエンジン本体1の外表面1cに導く構成となっ
ている。
【0008】エンジンカバー5およびインナーダクト6
を介して冷却風の流路断面をガスタービンエンジン本体
1のまわりに限定することにより、ガスタービンエンジ
ン本体1の外表面1cに沿って流れる冷却風の流速を高
めて、少ない冷却空気量でガスタービンエンジン本体1
の熱を有効に逃がし、冷却ファン9の小型化がはかれ
る。また、燃焼器に取付けられる点火栓の一端がインナ
ーダクト6の内側に画成される流路10に臨んでおり、
流路10を流れる冷却風によって高温となりやすい点火
栓付近の熱を持ち去るようになっている。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところで、エンジン外
表面1cには燃焼器に取付けられる点火栓の一端が突出
しており、エンジン外表面1cのなかでもその一端が燃
焼器内に臨む点火栓およびそのまわりは最も高温となり
やすく、高い冷却性が要求される。
【0010】しかしながら、このような従来のガスター
ビンエンジンのエンクロージャ装置にあっては、図示し
ない点火栓がガスタービンエンジン本体1の排気出口4
および冷却風出口12に近い図中右側に配置されてお
り、インナーダクト6の内側に画成される流路10の下
流側に位置しているため、流路10を流れる過程でガス
タービンエンジン本体1の熱を吸収して温度上昇した冷
却風が点火栓に導かれ、点火栓およびそのまわりを十分
に冷却することが難しい。
【0011】また、エンジンカバー5の内部の圧力は冷
却ファン9からの送風によって数10mmAq程度に上
昇するため、エンジンカバー5を薄肉状の金属製パネル
で形成した場合にその変形量が大きくなり、またエンジ
ンカバー5を厚肉状の断熱材で形成した場合、エンジン
カバー5の隅部に応力集中が生じてその強度が低下する
ことが難しい。
【0012】本発明は上記の問題点に着目し、ガスター
ビンエンジンのエンクロージャ装置において冷却性およ
び構造強度を改善することを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
ガスタービンエンジン本体を覆うエンジンカバーと、こ
のエンジンカバーの外側の空気を取り入れてエンジンカ
バー内部を冷却する冷却ファンとを備えるガスタービン
エンジンのエンクロージャ装置において、前記ガスター
ビンエンジン本体の外側に突出する点火栓のまわりを覆
う点火栓カバーと、この点火栓カバーの内側に前記冷却
ファンの取り入れた空気を導くバイパス通路とを備え
る。
【0014】請求項2記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、ガスタービンエンジン本体に駆動
される発電機と、この発電機が配置された発電機室およ
びガスタービンエンジン本体が配置されたエンジン室を
それぞれ画成するエンジンカバーと、このエンジンカバ
ーの外側の空気を発電機室に取り入れる冷却ファンと、
前記ガスタービンエンジン本体の外側に突出する点火栓
のまわりを覆う点火栓カバーと、エンジン室を迂回して
発電機室とこの点火栓カバーの内側を連通するバイパス
通路とを備える。
【0015】請求項3記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、請求項1または2のいずれかに記
載の発明において、前記エンジンカバーを隅部を備えた
箱形に形成し、この隅部を仕切部材でエンジンカバー内
部から画成して前記バイパス通路を構成する。
【0016】
【作用】請求項1記載のガスタービンエンジンのエンク
ロージャ装置は、冷却ファンによってエンジンカバーの
内側に取り入れられた冷却空気の一部が、ガスタービン
エンジンの熱を吸収しながら流れ、残りがバイパス通路
を通って点火栓カバー内に導かれ、点火栓カバー内で点
火栓やそのまわりの熱を吸収しながら流れて外部へと排
出される。
【0017】エンジンカバーを介して冷却風の流路断面
をガスタービンエンジン本体のまわりに限定することに
より、ガスタービンエンジン本体の外表面に沿って流れ
る冷却風の流速を高めて、少ない冷却空気量でガスター
ビンエンジン本体の熱を有効に逃がし、冷却ファンの小
型化がはかれる。 点火栓カバー内に導かれる冷却空気は、バイパス通路を
通ることにより、ガスタービンエンジン本体の熱をほと
んど吸収することがなく、その温度を低くして点火栓お
よびそのまわりの冷却性を高められる。
【0018】請求項2記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、冷却ファンによって発電機室に取
り入れられた冷却空気の一部が、発電機室からエンジン
室を通ってガスタービンエンジンの熱を吸収しながら流
れ、残りが発電機室からバイパス通路を通って点火栓カ
バー内に導かれ、点火栓カバー内で点火栓やそのまわり
の熱を吸収しながら流れて外部へと排出される。
【0019】エンジンカバーを介して冷却風の流路断面
を発電機およびガスタービンエンジン本体のまわりに限
定することにより、発電機およびガスタービンエンジン
本体の外表面に沿って流れる冷却風の流速を高めて、少
ない冷却空気量で発電機およびガスタービンエンジン本
体の熱を有効に逃がし、冷却ファンの小型化がはかれ
る。 点火栓カバー内に導かれる冷却空気は、バイパス通路を
通ってエンジン室を迂回することにより、ガスタービン
エンジン本体の熱をほとんど吸収することがなく、その
温度を低くして点火栓およびそのまわりの冷却性を高め
られる。
【0020】請求項3記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、エンジンカバーが肉厚の大きい断
熱材などによって形成される場合、エンジンカバーの隅
部の内側に面して仕切部材が設けられることにより、仕
切部材はエンジンカバーの隅部に生じる応力集中を分散
させ、エンジンカバーの強度を高められる。
【0021】また、エンジンカバーが肉厚の小さい金属
板などによって形成される場合、エンジンカバーには隅
部の内側に面して仕切部材が設けられることにより、仕
切部材はエンジンカバーのエンジンカバーの剛性を高
め、エンジンカバーの変形を十分に抑えられる。
【0022】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0023】図1、図2において、1はガスタービンエ
ンジン本体であり、1dは吸気ダクトであり、1eは排
気サイレンサであり、1fは排気口である。
【0024】ガスタービンエンジン本体1は、図示しな
いが、大気を吸入して必要な圧力まで圧縮するコンプレ
ッサと、内部で燃料を燃焼させこのコンプレッサから送
られる圧縮空気を加熱して高温ガスをつくる燃焼器と、
燃焼器から出た燃焼ガスのもつエネルギーを機械的な仕
事に変換するタービンと、タービンから排出される排気
ガスの熱によりコンプレッサから燃焼器に送られる圧縮
空気を加熱する熱交換器とから基本的に構成される。
【0025】ガスタービンエンジン本体1の燃焼器はそ
の上部に配置されており、燃焼器に備えられる点火栓1
6と燃料噴射弁17が排気サイレンサ1eの上方に配設
される。点火栓16と燃料噴射弁17の一端はガスター
ビンエンジン本体1の外表面1cから突出し、他端は燃
焼器の内部に臨んでいる。
【0026】ガスタービンエンジン本体1のタービン軸
に発電機8が直結される。ガスタービンエンジン本体1
と発電機8は、中間ケーシング40を介して並んで配置
され、それぞれの下方に設けられたシャシ15に固定さ
れる。
【0027】ガスタービンエンジン本体1および発電機
8などを収装する箱型のエンクロージャ2がシャシ15
に固定して設けられ、エンジン騒音を遮断するようにな
っている。
【0028】エンクロージャ2にはエンジン吸気を取り
入れる吸気入口21と、換気入口22が開口するととも
に、エンジン排気を外部に排出する排気出口1fおよび
換気出口5eを貫通させる開口部24が形成される。
【0029】エンクロージャ2の内部にはガスタービン
エンジン本体1と排気サイレンサ1eおよび発電機8な
どを包囲するエンジンカバー5が設けられる。エンジン
カバー5はシャシ15に固定される。
【0030】エンジンカバー5は、小さい四角形の箱状
をして発電機8を包囲する発電機カバー部5aと、ガス
タービンエンジン本体1を包囲する本体カバー部5b
と、大きい箱状をして排気サイレンサ1eを包囲するサ
イレンサカバー部5cと、サイレンサカバー部5cの一
端からエンクロージャ2の外側に向けて突出する換気出
口5eなどを有し、これらが断熱材により一体形成され
る。
【0031】発電機カバー部5aの側部には3つの冷却
ファン9が並んで取付けられる。各冷却ファン9は換気
入口22からエンクロージャ2内に取り入れられた外気
を吸引して、冷却空気として発電機カバー部5a内の発
電機室21に強制的に送り込むようになっている。
【0032】発電機室21に送り込まれた冷却空気の大
部分は本体カバー部5b内のエンジン室22と、サイレ
ンサカバー部5c内のサイレンサ室23を通過した後、
換気出口5eから外部へと排出される。
【0033】図3にも示すように、エンジンカバー5の
内部には点火栓16と燃料噴射弁17などを包囲する点
火栓カバー25が設けられる。筒状をした点火栓カバー
25はその一端が燃焼器のフランジ26に面合わせによ
り嵌合される。
【0034】図4、図5にも示すように、点火栓カバー
25は、点火栓室31を画成する筒部25aと、この筒
部25aから斜め上方に延びる入口ダクト部25bと、
筒部25aから排気サイレンサ出口ダクト1gを避ける
ようにして延びる出口ダクト部25cとを有し、これら
が断熱材により一体形成される。
【0035】点火栓カバー25はガスタービンエンジン
本体1と排気サイレンサ出口ダクト1gの間に配置され
る。点火栓カバー25の筒部25aは排気サイレンサ1
eに接合する平面状の下面25eが形成される。
【0036】点火栓カバー25の出口ダクト部25cは
排気サイレンサ出口ダクト1gに沿って湾曲して形成さ
れる。
【0037】このように、点火栓カバー25は、その下
面25eと出口ダクト部25cが排気サイレンサ1eお
よび排気サイレンサ出口ダクト1gに接合して取付けら
れることにより、ガスタービンエンジン本体1に対して
軸方向および周方向のずれが小さく抑えられて、十分な
組み付け精度が得られる。
【0038】エンジンカバー5には、発電機室21に送
り込まれた冷却空気の一部をエンジン室22を迂回して
点火栓室31に導くバイパス通路30が配設される。
【0039】図4に示すように、エンジンカバー5の本
体カバー部5bは、ガスタービンエンジン本体1の外表
面1cに沿って湾曲する湾曲部5rと、外表面1cから
離れて直角に曲折する隅部5qとを有する。
【0040】エンジンカバー5には隅部5qの内側に面
して仕切部材35が取付けられる。この仕切部材35は
断熱材によって平板状に形成され、隅部5qとの間に二
等辺三角形の断面をもつバイパス通路30を画成する。
【0041】エンジンカバー5の端壁5sにはバイパス
通路30を構成する穴36が開口する。エンジンカバー
5の端壁5sの外側に、この穴36と発電機室21を結
ぶバイパスダクト37が設けられる。
【0042】仕切部材35には、点火栓カバー25の入
口ダクト部25bに連通する穴38が開口する。仕切部
材35の一端と隅部5qにわたってプレート39が取付
けられ、この開口部を閉塞するようになっている。
【0043】ガスタービンエンジン本体1と発電機8の
間には両者を結ぶ中間ケーシング40が設けられる。中
間ケーシング40のガスタービンエンジン本体1に結合
するフランジ部41は、円盤状に突出しており、エンジ
ンカバー5の端壁5sおよび本体カバー部5bとの間に
冷却空気の流路断面積を最小とする絞り部42を画成す
る。
【0044】バイパス通路30の一端を構成するバイパ
スダクト37は、絞り部42より上流側の発電機室21
に開口している。バイパス通路30の最小流路断面積
を、絞り部42の流路断面積に対して所定の比率で小さ
く形成し、バイパス通路30を通って点火栓室31に導
かれる冷却空気の流量を任意に設定する。
【0045】断熱材からなるエンジンカバー5、点火栓
カバー25、仕切部材35、プレート39などの各接合
部は、テープを介して互いに固着される。
【0046】以上のように構成され、次に作用について
説明する。
【0047】ガスタービンエンジンの運転中、各冷却フ
ァン9は作動し、換気入口22からエンクロージャ2内
に取り入れられた外気を図中矢印で示すように吸引し
て、冷却空気として発電機カバー部5a内の発電機室2
1に強制的に送り込む。
【0048】発電機室21に送り込まれた冷却空気の大
部分は本体カバー部5b内のエンジン室22と、サイレ
ンサカバー部5c内のサイレンサ室23を通過した後、
換気出口5eから外部へと排出される。
【0049】エンジンカバー5を介して冷却風の流路断
面をガスタービンエンジン本体1のまわりに限定するこ
とにより、ガスタービンエンジン本体1の外表面1cに
沿って流れる冷却風の流速を高めて、少ない冷却空気量
でガスタービンエンジン本体1の熱を有効に逃がし、冷
却ファン9の小型化がはかれる。 発電機室21に送り込まれた冷却空気の一部はエンジン
室22を迂回し、バイパス通路30を通って点火栓室3
1に導かれ、点火栓室31を通過した後、換気出口5e
から外部へと排出される。
【0050】筒状をした点火栓カバー25とこれが嵌合
する燃焼器のフランジ26の間に隙間があっても、点火
栓室31の内外の圧力差はほとんどないため、この隙間
を通って点火栓室31とサイレンサ室23間で冷却空気
が流通する量は小さく抑えられる。
【0051】点火栓室31には燃焼器に取付けられる点
火栓の一端が突出しており、エンジン外表面1cのなか
でも燃焼器内に臨む点火栓およびそのまわりは最も高温
となりやすく、高い冷却性が要求される。
【0052】点火栓室31に導かれる冷却空気は、バイ
パス通路30を通ることにより、ガスタービンエンジン
本体1の熱をほとんど吸収することがなく、その温度を
低くして点火栓およびそのまわりの冷却性を高められ
る。
【0053】中間ケーシング40のガスタービンエンジ
ン本体1に結合するフランジ部41と、エンジンカバー
5の端壁5sおよび本体カバー部5bとの間に画成され
る絞り部42の最小流路断面積に対して、バイパス通路
30の最小流路断面積を所定の比率で形成することによ
り、バイパス通路30を通って点火栓室31に導かれる
冷却空気の流量を任意に設定することが可能となる。し
たがって、点火栓およびそのまわりを十分に冷却するこ
とができる。
【0054】また、エンジンカバー5の内部の圧力は冷
却ファン9からの送風によって数10mmAq程度に上
昇するため、エンジンカバー5を厚肉状の断熱材で形成
した場合、エンジンカバー5の隅部5qに応力集中が生
じる可能性がある。
【0055】エンジンカバー5には隅部5qの内側に面
して仕切部材35が設けられることにより、仕切部材3
5はエンジンカバー5の隅部5qに生じる応力集中を分
散させ、エンジンカバー5の強度を高められる。
【0056】次に、図6に示す他の実施例は、エンジン
カバー5、点火栓カバー25、仕切部材35などが肉厚
の比較的小さい金属板により形成されるものである。な
お、図1〜図5との対応部分には同一符号を用いて説明
する。
【0057】エンジンカバー5は、小さい四角形の箱状
をして発電機8を包囲する発電機カバー部5aと、ガス
タービンエンジン本体1を包囲する本体カバー部5b
と、大きい箱状をして排気サイレンサ1eを包囲するサ
イレンサカバー部5cと、サイレンサカバー部5cの一
端からエンクロージャ2の外側に向けて突出する換気出
口5eなどを有し、これらが金属板により形成される。
【0058】エンジンカバー5には隅部5qの内側に面
して仕切部材35が設けられる。仕切部材35は金属板
によって平板状に形成され、隅部5qとの間に二等辺三
角形の断面をもつバイパス通路30を画成する。
【0059】エンジンカバー5、点火栓カバー25、仕
切部材35など各金属板の接合部は、点付け溶接により
互いに固着される。
【0060】この場合も、エンジンカバー5の内部の圧
力は冷却ファン9からの送風によって数10mmAq程
度に上昇するため、エンジンカバー5を薄板状の金属板
で形成した場合、その変形量が大きくなる可能性があ
る。
【0061】エンジンカバー5には隅部5qの内側に面
して仕切部材35が設けられることにより、仕切部材3
5はエンジンカバー5のエンジンカバー5の剛性を高
め、エンジンカバー5の変形を十分に抑えられる。
【0062】
【発明の効果】以上説明したように請求項1記載の発明
は、ガスタービンエンジン本体を覆うエンジンカバー
と、このエンジンカバーの外側の空気を取り入れてエン
ジンカバー内部を冷却する冷却ファンとを備えるガスタ
ービンエンジンのエンクロージャ装置において、前記ガ
スタービンエンジン本体の外側に突出する点火栓のまわ
りを覆う点火栓カバーと、この点火栓カバーの内側に前
記冷却ファンの取り入れた空気を導くバイパス通路とを
備えたため、点火栓カバー内に導かれる冷却空気は、バ
イパス通路を通ることにより、ガスタービンエンジン本
体の熱をほとんど吸収することがなく、その温度を低く
して過熱されやすい点火栓およびそのまわりの冷却性を
高められる。
【0063】請求項2記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、ガスタービンエンジン本体に駆動
される発電機と、この発電機が配置された発電機室およ
びガスタービンエンジン本体が配置されたエンジン室を
それぞれ画成するエンジンカバーと、このエンジンカバ
ーの外側の空気を発電機室に取り入れる冷却ファンと、
前記ガスタービンエンジン本体の外側に突出する点火栓
のまわりを覆う点火栓カバーと、エンジン室を迂回して
発電機室とこの点火栓カバーの内側を連通するバイパス
通路とを備えたため、点火栓カバー内に導かれる冷却空
気は、発電機室からバイパス通路を通ってエンジン室を
迂回することにより、ガスタービンエンジン本体の熱を
ほとんど吸収することがなく、その温度を低くして過熱
されやすい点火栓およびそのまわりの冷却性を高められ
る。
【0064】請求項3記載のガスタービンエンジンのエ
ンクロージャ装置は、請求項1または2のいずれかに記
載の発明において、前記エンジンカバーを隅部を備えた
箱形に形成し、この隅部を仕切部材でエンジンカバー内
部から画成して前記バイパス通路を構成したため、エン
ジンカバーが肉厚の大きい断熱材などによって形成され
る場合、仕切部材はエンジンカバーの隅部に生じる応力
集中を分散させ、エンジンカバーの強度を高められる。
また、エンジンカバーが肉厚の小さい金属板などによっ
て形成される場合、仕切部材はエンジンカバーのエンジ
ンカバーの剛性を高め、エンジンカバーの変形を十分に
抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示すエンクロージャ装置の全
体斜視図。
【図2】同じくエンクロージャ装置を横方向から見た断
面図。
【図3】同じくエンクロージャ装置を上方向から見た断
面図。
【図4】同じくエンクロージャ装置を前方向から見た断
面図。
【図5】同じくエンクロージャ装置を後方向から見た断
面図。
【図6】他の実施例を示すエンクロージャ装置を横方向
から見た断面図。
【図7】従来例を示すエンクロージャ装置の断面図。
【符号の説明】
1 ガスタービンエンジン本体 1e 排気サイレンサ 2 エンクロージャ 5 エンジンカバー 5a 発電機カバー部 5b 本体カバー部 5c サイレンサカバー部 5e 換気出口 5s 端壁 5q 隅部 8 発電機 9 冷却ファン 16 点火栓 21 発電機室 22 エンジン室 23 サイレンサ室 25 点火栓カバー 25a 筒部 25b 入口ダクト部 25c 出口ダクト部 26 燃焼器フランジ 30 バイパス通路 35 仕切部材 37 バイパスダクト 40 中間ケーシング 40a フランジ部 42 絞り部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 F02C 7/24 A

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ガスタービンエンジン本体を覆うエンジン
    カバーと、 このエンジンカバーの外側の空気を取り入れてエンジン
    カバー内部を冷却する冷却ファンと、 前記ガスタービンエンジン本体の外側に突出する点火栓
    のまわりを覆う点火栓カバーと、 この点火栓カバーの内側に前記冷却ファンの取り入れた
    空気を導くバイパス通路とを備えたことを特徴とするガ
    スタービンエンジンのエンクロージャ装置。
  2. 【請求項2】ガスタービンエンジン本体に駆動される発
    電機と、 この発電機が配置された発電機室およびガスタービンエ
    ンジン本体が配置されたエンジン室をそれぞれ画成する
    エンジンカバーと、 このエンジンカバーの外側の空気を発電機室に取り入れ
    る冷却ファンと、 前記ガスタービンエンジン本体の外側に突出する点火栓
    のまわりを覆う点火栓カバーと、 エンジン室を迂回して発電機室とこの点火栓カバーの内
    側を連通するバイパス通路とを備えたことを特徴とする
    ガスタービンエンジンのエンクロージャ装置。
  3. 【請求項3】前記エンジンカバーを隅部を備えた箱形に
    形成し、この隅部を仕切部材でエンジンカバー内部から
    画成して前記バイパス通路を構成した請求項1または2
    のいずれかに記載のガスタービンエンジンのエンクロー
    ジャ装置。
JP06105619A 1994-05-19 1994-05-19 ガスタービンエンジンのエンクロージャ装置 Expired - Fee Related JP3143728B2 (ja)

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