JPH0731127B2 - 円筒形部品の外周側面検査方法とその用具 - Google Patents

円筒形部品の外周側面検査方法とその用具

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JPH0731127B2
JPH0731127B2 JP1340027A JP34002789A JPH0731127B2 JP H0731127 B2 JPH0731127 B2 JP H0731127B2 JP 1340027 A JP1340027 A JP 1340027A JP 34002789 A JP34002789 A JP 34002789A JP H0731127 B2 JPH0731127 B2 JP H0731127B2
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弘久 奥原
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Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、円筒形部品の側面の外観を検査する方法と、
同方法による外観検査に用いて好適な用具に関する。
[従来の技術] 従来よりコンデンサ、ダイオード、抵抗等の電子部品を
円筒形のチップ状にした、チップ状電子部品が広く用い
られている。これらの電子部品は、識別、絶縁等の目的
で、部品の外周に塗料が塗布されている。例えば、抵抗
器にはその抵抗値やその精度などを、塗料によるカラー
コードで表わしている。また、円筒形磁器チップコンデ
ンサは、円筒形の磁器素体の内外周面に電極を設け、こ
れらを対向させたものであるが、この磁器素体の外周に
は絶縁樹脂コートが塗布される。
これら円筒形部品の外周に塗布される塗料や絶縁樹脂の
塗布が不完全であると、部品の識別不能や、電極間の絶
縁不良などの欠陥が生ずる。例えば、抵抗器の場合に塗
料が完全に塗布されていないと、その抵抗器が持つ抵抗
値やその精度等が識別不可能になる。また、円筒形磁器
チップコンデンサの絶縁樹脂の塗布が不完全であると外
観的な不良だけでなく、この円筒形磁器チップコンデン
サを電子回路に組み込んだときに絶縁不良や耐湿性の低
下等による電子回路の動作不良や短期の故障を起こす等
の問題を生じる。従って、これら部品の外観を慎重に検
査する必要がある。
従来、前記のような部品の外観検査は、底の浅いトレイ
に複数の部品の収納し、トレイを揺り動かし、トレイの
中に入っている部品を転がして、部品の外観を目視検査
していた。ところが、この検査方法では、検査するべき
製品がトレイの底に乱雑に散乱しているため、トレイの
底の部品を個々にまんべんなく目視検査できず、見落と
すものが多い。また、トレイを揺り動かすことで部品が
1周回転するとは限らないことから、どうしても目に触
れない場所が出てくる。こうしたことから不良品を見落
とすという問題があった。
そこで、第6図で示すように、適度の余裕を持ちなが
ら、一定の方向に向けて円筒形部品a、a…が収納でき
る貫通孔2、2…が整然と並んだ整列板1からなる用具
が提案されている(実開昭63−33636号公報)。この用
具において、貫通孔2、2…の底部には、そこに収納さ
れた円筒形部品a、a…の周面が一部突出するだけの大
きさの窓が開けられている。そして、整列板1の貫通孔
2、2…に円筒形部品a、a…を収納すると共に、整列
板1の底面を平面cから僅かに浮かせ、この整列板1を
部品a、a…の中心軸と直交する方向に動かす。これに
より、円筒形部品a、aが回転されることから、部品a
の全周を検査することができる。
[発明が解決しようとする課題] しかし、前記用具を用いて部品の外観を検査する場合、
貫通孔2、2…に収納された整列板1を動かすと、これ
に伴って部品2、2…が回転しながらその中心軸と直交
する方向に動くため、検査手段もそれに合わせた動きが
必要となる。例えば目視検査の場合、部品の前記のよう
な動きを視線で追わなければならないが、動きに視線が
追従できずに、見落としが生じることがある。また、部
品の動きを視線で追うことは、検査員の疲労を早めるた
め、好ましくない。さらに、検査を機械的手段、例えば
イメージセンサを用いて行う際には、部品の位置を追い
かけてセンサを動かさなければならないので、検査装置
の構造が複雑になり、検査精度が低下するという問題が
ある。
さらに前記用具では、整列板1の貫通孔2、2…の底部
にそこに収納された円筒形部品a、a…の周面が一部突
出するだけの大きさの窓が開けられているだけなので、
貫通孔2、2…の底部から円筒形部品a、a…を取り出
すことができない。そのため、検査した後に円筒形部品
a、a…を整列板1から円筒形部品a、a…を回収する
ためには、整列板1を反転し、その貫通孔2、2…から
円筒形部品a、a…を取り出す必要がある。しかし、整
列板1を反転する過程で、円筒形部品a、a…が各貫通
孔2、2…からバラバラになって落ちるため、円筒形部
品a、a…を回収しにくく、それら部品a、a…が散乱
しやすいという課題があった。
本発明はこれらの問題点を解決し、円筒形部品の不良品
を見落とさずに検査が可能で、検査の後に円筒形部品の
回収が容易な検査方法及びその検査に用いる用具を提供
することを目的とする。
[課題を解決するための手段] すなわち、前記問題点を解決するため、本発明による円
筒形部品外観検査方法は、円筒形部品の直径及び長さよ
り大きな通孔が板状の部材に貫通して整然と配列された
整列板を用意し、該整列板の通孔に円筒形部材を各々収
納した状態で、通孔の下に接触部材を配置して円筒形部
材を通孔内に保持すると共に、接触部材を整列板に対し
て相対的に移動させて、円筒形部材を通孔内で回転さ
せ、その外観を検査した後、接触部材を通孔の下から除
去することにより、円筒形部材を通孔の下に落下させて
回収することを特徴とする。
さらに、本発明による円筒形部品外観検査用具は、円筒
形部品の直径及び長さより大きな通孔が板状の部材に貫
通して整然と配列された整列板と、該整列板の下に配置
され、その通孔に収納された円筒形部品の周面に接触す
ると共に、同整列部材と相対的に移動する接触部材とを
有することを特徴とする。
[作用] 前記本発明の円筒形部品の検査装置とこれを使用した検
査方法では、整列板の通孔に円筒形部品を収納すること
により、これら部品を一定の方向に向けて整然と並べる
ことができると共に、同部品をその周面に接触する部材
によりその場で回転させることができる。このため、部
品の見落としがなく、同じ様に並んでいる部品の中から
異常なものを容易に発見しやすい。また、部品が一定の
位置で回転し、平面上を動かないので、検査する目やセ
ンサを動かす必要がない。
さらに、検査の後は、整列板の下から接触部材を取り除
くだけで、部品を整列板の貫通孔から抜くことができる
ので、整列板を反転させずに部品を回収することができ
る。
[実 施 例] 次に、本発明の実施例について、図面を参照しながら、
詳細に説明する。
まず、本発明の用具の構造について説明すると、既に述
べた通り、この用具は、検査するべき円筒形部品をその
中心軸が一定の方向を向いて収納される貫通孔が整然と
並べられた整列部材と、該整列部材の下にあって、前記
貫通孔に収納された円筒形部品の周面に接触し、これを
回転させる部材とを有する。
前記整列部材としては、円筒形部品を収納する貫通孔が
開いている板状、ベルト状或はドラム状の部材等が考え
られる。この整列部材の貫通孔は、検査するべき円筒形
部品が或る程度余裕を持ちながら、一定の方向に収納で
きる形状、寸法を有しており、円筒形部材の直径及び長
さより各々幅及び長さを大きくする。この整列部材その
ものは動くことが可能であっても良いが、検査をする際
には検査をするべき部品を一定の位置に保持するため、
動かないようにするのがよい。
前記貫通孔に収納された円筒形部品の周面に接触し、こ
れを回転させる部材は、前記整列部材の下で貫通孔に収
納された部品に接触しながら支持し、かつ同部品に回転
力を与えるものである。後述するように、例えば整列部
材に対して往復動される平板、走行するベルト或は回転
されるローラ等が挙げられる。これらの部材を動かす動
力源は手動、電動、油圧等、何れでも良い。
この用具を用いて円筒形部品の検査をするには、まず検
査するべき円筒形部品を、前記整列部材の貫通孔の中に
収納する。これにより部品が整然と一定の方向へ向けて
並べられる。次に、整列部材を一定の位置に固定したま
ま、前記円筒形部品に接触する部材を、前記部品の中心
軸と直角の方向に動かす。これにより、部品が整列部材
の貫通孔の中に保持されたまま、その位置で回転され
る。この時の円筒形部品の回転角度は360゜以上である
ことが望ましい。
これにより、回転している円筒形部品の側面外観を検査
し、不良が見つかればそれを取り出す。
次に、図面を参照しながら、具体的な実施例について説
明すると、まず、第1図〜第2図で示された第一の実施
例は、整列部材が板状の整列板10からなり、これに長方
形の貫通孔11、11…が開設されている。また、この貫通
孔11、11…に収納された円筒形部品a、a…に接触する
部材としては、平板13が用いられている。さらにこの平
板13の下に保持板15が配置され、平板13は、整列板10と
保持板15との間で往復する。第1図と第2図の実施例で
は、整列板10の両側に側板12、12が設けられ、これによ
って、平板13が整列板11、11…の短辺方向にのみ往復す
るよう平板13を案内する。
平板13を往復させる手段は、手動、電動、油圧等何れで
も良いが、第1図〜第3図の実施例では、平板13の端部
に鍔部14が設けられ、これと保持板15との間にバネ16
(第2図のみに作図)が装着されている。これにより、
平板13の第1図において右端面を左側へ押し、続いてこ
の力を抜くと、前記バネ16の弾力により平板13が元位置
に復帰するため、手動で楽に往復動作できる。
このようにして円筒形部品a、a…の外観検査をし、不
良品を整列板10の貫通孔11、11…から取り除いた後、第
3図で示すように、平板13と保持板15を整列板10の下か
ら取り去ると共に、同整列板10の下にトレイbを挿入す
ると、貫通孔11、11…に収納された円筒形部品a、a…
を一度に整列板10の貫通孔11、11…から排出し、トレイ
bに浮けることができる。また、整列板10を上に上げて
平板13の上から取り除き、平板13の一方の端の下にトレ
イbを置くと共に、同端部側が下になるよう平板13を傾
けると、貫通孔11、11…に収納された円筒形部品a、a
…が平板13の上に残り、続いて平板13の傾斜により落下
するので、これをトレイbで受けることができる。
次に、第4図で示された第二の実施例では、整列部材と
して、前記実施例と同様の板状の整列板10が用いられて
いるが、この貫通孔11、11…に収納された円筒形部品
a、a…に接触する部材としてローラ18、18に巻き掛け
されたベルト17が用いられ、これが前記整列板10の下に
配置されている。すなわち、円筒形部品a、a…を整列
板10の貫通孔11、11…の中に収納し、前記ベルト17を動
かして、円筒形部品a、a…を回転させる。
そして、円筒形部品a、a…の外観検査をし、不良品を
整列板10の貫通孔11、11…から取り除いた後、ベルト17
の右端の下にトレイbを置くと共に、整列板10を上に上
げてベルト17の上から取り除き、ベルト17を第4図に矢
印で示す方向に走行させると、貫通孔11、11…に収納さ
れた円筒形部品a、a…がベルト17に残り、これがベル
ト17で搬送され、トレイbで受けることができる。
次に、第5図で示された第三の実施例では、整列部材と
して、前記実施例と同様の板状の整列板10が用いられて
いるが、この貫通孔11、11…に収納された円筒形部品
a、a…に接触する部材としてローラ20、20が用いられ
ている。すなわち、円筒形部品a、a…を整列板10の貫
通孔11、11…の中に収納し、前記ローラ20、20…を回転
させて、円筒形部品a、a…を回転させる。これらロー
ラ20、20…は、整列板10の貫通孔11、11…の各列毎に配
置されているが、これら複数のローラ20、20の回転が、
第5図で示すベルト21で互いに伝達されるようにし、複
数のローラ20、20…が連動するようにしておくとよい。
なお、円筒形部品a、a…の外観検査をし、不良品を整
列板10の貫通孔11、11…から取り除いた後、整列板10の
下にトレイを挿入し、ローラ20、20…を貫通孔11、11…
の下からずらせば、貫通孔11、11…に収納された円筒形
部品a、a…を一度に排出してトレイbに受けることが
できる。
[発明の効果] 以上説明した通り、本発明による円筒形部品の外観検査
用具とそれを使用した検査方法は、検査の際に部品の動
きに合わせて視線やセンサを動かす必要がなく、目視検
査の場合の見落としの防止、機械的検査手段における検
査精度の向上を図ることができる。さらに、検査が完了
した後は、接触部材を整列板の下から除くだけで、貫通
孔から円筒形部品を下に抜いて容易に回収することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の実施例である円筒形部品の外観検査
用具の斜視図、第2図と第3図は、同用具の要部縦断側
面図、第4図は、他の実施例である円筒形部品の外観検
査用具の斜視図、第5図は、他の実施例である円筒形部
品の外観検査用具の要部縦断側面図、第6図は、従来例
である円筒形部品の外観検査用具の斜視図 10……整列板、11……整列板の貫通孔、13……平板、17
……ベルト、20……ローラ、a……円筒形部品

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】円筒形部品の外観を検査する方法におい
    て、円筒形部品の直径及び長さより大きな通孔が板状の
    部材に貫通して整然と配列された整列板を用意し、該整
    列板の通孔に円筒形部材を各々収納した状態で、通孔の
    下に接触部材を配置して円筒形部材を通孔内に保持する
    と共に、接触部材を整列板に対して相対的に移動させ
    て、円筒形部材を通孔内で回転させ、その外観を検査し
    た後、接触部材を通孔の下から除去することにより、円
    筒形部材を通孔の下に落下させて回収することを特徴と
    する円筒形部品の外観検査方法。
  2. 【請求項2】円筒形部品の外観を検査するのに用いられ
    る用具であって、円筒形部品の直径及び長さより大きな
    通孔が板状の部材に貫通して整然と配列された整列板
    と、該整列板の下に配置され、その通孔に収納された円
    筒形部品の周面に接触すると共に、同整列部材と相対的
    に移動する接触部材とを有することを特徴とする円筒形
    部品の外観検査用用具。
JP1340027A 1989-12-30 1989-12-30 円筒形部品の外周側面検査方法とその用具 Expired - Lifetime JPH0731127B2 (ja)

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