JPH073113A - 難燃性樹脂組成物 - Google Patents
難燃性樹脂組成物Info
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- JPH073113A JPH073113A JP18489492A JP18489492A JPH073113A JP H073113 A JPH073113 A JP H073113A JP 18489492 A JP18489492 A JP 18489492A JP 18489492 A JP18489492 A JP 18489492A JP H073113 A JPH073113 A JP H073113A
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- Japan
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- weight
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- monomer
- flame
- copolymer
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明の目的は、難燃性、耐衝撃性および耐
熱性に優れ、かつ成形加工性に優れた難燃性樹脂組成物
を提供することにある。 【構成】 ブロモスチレンと酸無水物および/またはマ
レイミド系単量体を必須共重合成分とする樹脂組成物
(A)100重量部に対して、難燃助剤(B)0〜30
重量部を含有する難燃性樹脂組成物、ならびに上記
(A)成分および(B)成分からなる難燃性樹脂組成物
100重量部に対して、ガラス繊維(C)を1〜60重
量部を含有する難燃性樹脂組成物。
熱性に優れ、かつ成形加工性に優れた難燃性樹脂組成物
を提供することにある。 【構成】 ブロモスチレンと酸無水物および/またはマ
レイミド系単量体を必須共重合成分とする樹脂組成物
(A)100重量部に対して、難燃助剤(B)0〜30
重量部を含有する難燃性樹脂組成物、ならびに上記
(A)成分および(B)成分からなる難燃性樹脂組成物
100重量部に対して、ガラス繊維(C)を1〜60重
量部を含有する難燃性樹脂組成物。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、難燃性、耐衝撃性およ
び耐熱性に優れ、かつ成形加工性に優れた難燃性樹脂組
成物に関する。
び耐熱性に優れ、かつ成形加工性に優れた難燃性樹脂組
成物に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、ゴム状重合体により耐衝撃性を付
与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹脂
としてよく知られている。このような耐衝撃性を付与さ
れた熱可塑性樹脂は、用途によっては難燃性をも要求さ
れる。難燃性が要求される用途としては、例えば家庭用
品、電気製品、OA機器、自動車などの部品に用いられ
る成形品、および建築材料などが挙げられる。ABS樹
脂をはじめとするこれらの熱可塑性樹脂に難燃性を付与
する公知の方法は、難燃剤をブレンドすることからな
り、多くの場合このような難燃剤は、臭素化ジフェニル
オキシド化合物または臭素化ポリカーボネート化合物を
含んでいる。これらの難燃剤は、三酸化アンチモンと一
緒に配合すると優れた難燃化効果を発揮する。
与された熱可塑性樹脂は、ABS樹脂で総称される樹脂
としてよく知られている。このような耐衝撃性を付与さ
れた熱可塑性樹脂は、用途によっては難燃性をも要求さ
れる。難燃性が要求される用途としては、例えば家庭用
品、電気製品、OA機器、自動車などの部品に用いられ
る成形品、および建築材料などが挙げられる。ABS樹
脂をはじめとするこれらの熱可塑性樹脂に難燃性を付与
する公知の方法は、難燃剤をブレンドすることからな
り、多くの場合このような難燃剤は、臭素化ジフェニル
オキシド化合物または臭素化ポリカーボネート化合物を
含んでいる。これらの難燃剤は、三酸化アンチモンと一
緒に配合すると優れた難燃化効果を発揮する。
【0003】ところが、樹脂に大きな難燃化効果を付与
するためには、多量の難燃剤を添加する必要があり、こ
の場合にはブリードアウトの問題が生じる。また、臭素
系難燃剤を含む樹脂組成物は加工性が劣っている。とり
わけ、難燃剤またはその分解物が遊離することは大きな
問題であり、悪臭が発生するばかりか、有害な化合物が
生じたり、成形用金型の汚染を引き起こす。
するためには、多量の難燃剤を添加する必要があり、こ
の場合にはブリードアウトの問題が生じる。また、臭素
系難燃剤を含む樹脂組成物は加工性が劣っている。とり
わけ、難燃剤またはその分解物が遊離することは大きな
問題であり、悪臭が発生するばかりか、有害な化合物が
生じたり、成形用金型の汚染を引き起こす。
【0004】さらに、高度な難燃化レベルを達成するた
めに難燃剤の添加量を増加すると、成形加工時および燃
焼時におけるダイオキシン、フランなどの有害物質の発
生量が増大するという問題もある。このような問題を解
決するために、臭素系難燃剤の代わりに、リンおよび/
または窒素を含む化合物を樹脂材料へ添加することが提
案されている。
めに難燃剤の添加量を増加すると、成形加工時および燃
焼時におけるダイオキシン、フランなどの有害物質の発
生量が増大するという問題もある。このような問題を解
決するために、臭素系難燃剤の代わりに、リンおよび/
または窒素を含む化合物を樹脂材料へ添加することが提
案されている。
【0005】しかし、これらの化合物は、樹脂組成物の
加工性にはそれほど悪影響を与えないが、難燃剤あるい
はその分解物を遊離させ、有害な化合物を発生するとい
う問題を残している。また、これらリン系あるいは窒素
系の難燃剤による難燃化効果は、臭素系難燃剤のそれよ
りも極めて低い。
加工性にはそれほど悪影響を与えないが、難燃剤あるい
はその分解物を遊離させ、有害な化合物を発生するとい
う問題を残している。また、これらリン系あるいは窒素
系の難燃剤による難燃化効果は、臭素系難燃剤のそれよ
りも極めて低い。
【0006】また、難燃性樹脂組成物には、耐熱性をも
要求される場合があるが、難燃剤などを添加した場合
は、その分子量が樹脂よりも小さいために樹脂そのもの
を可塑化するため、耐熱性が低下するといった問題が生
じる。
要求される場合があるが、難燃剤などを添加した場合
は、その分子量が樹脂よりも小さいために樹脂そのもの
を可塑化するため、耐熱性が低下するといった問題が生
じる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、樹脂中に核
ハロゲン置換スチレンとくにブロモスチレンを共重合す
ることによって、ブリードアウトなどの問題を解決し、
さらに、酸無水物および/またはマレイミド系単量体を
共重合することにより、1段と難燃性を高め、良好な耐
熱性を保持した難燃性樹脂組成物を提供しようとするも
のである。
ハロゲン置換スチレンとくにブロモスチレンを共重合す
ることによって、ブリードアウトなどの問題を解決し、
さらに、酸無水物および/またはマレイミド系単量体を
共重合することにより、1段と難燃性を高め、良好な耐
熱性を保持した難燃性樹脂組成物を提供しようとするも
のである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は、下記(A)成
分100重量部に対して、(B)成分として難燃助剤が
0〜30重量部含有されていることを特徴とする難燃性
樹脂組成物を提供するものである。 (A)成分:下記ゴム強化樹脂(A−1)0〜100重
量%、下記共重合体(A−2)0〜100重量%および
下記共重合体(A−3)0〜70重量%からなり、(A
−1)、(A−2)および(A−3)の合計量が100
重量%であり、かつ含臭素率が1〜40重量%で、酸無
水物および/またはマレイミド系単量体の含率が1〜4
0重量%である共重合体組成物、 (A−1);ゴム状重合体(a)5〜70重量部の存在
下に、ブロモスチレン0〜30重量%、および酸無水物
および/またはマレイミド系単量体0〜30重量%と、
芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは除
く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸
エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量
体100〜40重量%からなる単量体混合物(b)95
〜30重量部((a)+(b)=100重量部)を重合
して得られるゴム強化樹脂、 (A−2);ブロモスチレン1〜40重量部、および酸
無水物および/またはマレイミド系単量体1〜45重量
部と、芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは
除く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル
酸エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単
量体98〜15重量部からなる単量体混合物100重量
部を重合して得られる共重合体、 (A−3);芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチ
レンは除く)50〜100重量部と、シアン化ビニル単
量体、(メタ)アクリル酸エステル、酸無水物およびマ
レイミド系単量体からなる群から選ばれた少なくとも1
種の単量体50〜0重量部からなる単量体混合物100
重量部を重合して得られる共重合体。 さらに本発明は、上記(A)成分および(B)成分から
なる難燃性樹脂組成物100重量部に対して、(C)成
分としてガラス繊維が1〜60重量部含有されているこ
とを特徴とする難燃性樹脂組成物を提供するものであ
る。
分100重量部に対して、(B)成分として難燃助剤が
0〜30重量部含有されていることを特徴とする難燃性
樹脂組成物を提供するものである。 (A)成分:下記ゴム強化樹脂(A−1)0〜100重
量%、下記共重合体(A−2)0〜100重量%および
下記共重合体(A−3)0〜70重量%からなり、(A
−1)、(A−2)および(A−3)の合計量が100
重量%であり、かつ含臭素率が1〜40重量%で、酸無
水物および/またはマレイミド系単量体の含率が1〜4
0重量%である共重合体組成物、 (A−1);ゴム状重合体(a)5〜70重量部の存在
下に、ブロモスチレン0〜30重量%、および酸無水物
および/またはマレイミド系単量体0〜30重量%と、
芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは除
く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸
エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量
体100〜40重量%からなる単量体混合物(b)95
〜30重量部((a)+(b)=100重量部)を重合
して得られるゴム強化樹脂、 (A−2);ブロモスチレン1〜40重量部、および酸
無水物および/またはマレイミド系単量体1〜45重量
部と、芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは
除く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル
酸エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単
量体98〜15重量部からなる単量体混合物100重量
部を重合して得られる共重合体、 (A−3);芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチ
レンは除く)50〜100重量部と、シアン化ビニル単
量体、(メタ)アクリル酸エステル、酸無水物およびマ
レイミド系単量体からなる群から選ばれた少なくとも1
種の単量体50〜0重量部からなる単量体混合物100
重量部を重合して得られる共重合体。 さらに本発明は、上記(A)成分および(B)成分から
なる難燃性樹脂組成物100重量部に対して、(C)成
分としてガラス繊維が1〜60重量部含有されているこ
とを特徴とする難燃性樹脂組成物を提供するものであ
る。
【0009】本発明の共重合体組成物(A)は、ゴム強
化樹脂(A−1)0〜100重量%、共重合体(A−
2)0〜100重量%および共重合体(A−3)0〜7
0重量%からなり、かつ含臭素率が1〜40重量%で、
無水物および/またはマレイミド系単量体の含率が1〜
40重量%である共重合体組成物である。
化樹脂(A−1)0〜100重量%、共重合体(A−
2)0〜100重量%および共重合体(A−3)0〜7
0重量%からなり、かつ含臭素率が1〜40重量%で、
無水物および/またはマレイミド系単量体の含率が1〜
40重量%である共重合体組成物である。
【0010】上記ゴム強化樹脂(A−1)は、ゴム状重
合体(a)5〜70重量部、好ましくは10〜60重量
部、さらに好ましくは15〜50重量部の存在下に、ブ
ロモスチレン0〜30重量%、好ましくは5〜25重量
%、さらに好ましくは10〜20重量%、および酸無水
物および/またはマレイミド系単量体0〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%、さらに好ましくは10〜2
0重量%、芳香族ビニル単量体(ただしブロモスチレン
は除く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリ
ル酸エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の
単量体100〜40重量%、好ましくは90〜50重量
%、さらに好ましくは80〜60重量%からなる単量体
混合物(b)95〜30重量部、好ましくは90〜40
重量部、さらに好ましくは85〜50重量部((a)+
(b)=100重量部)を重合して得られるゴム強化樹
脂である。
合体(a)5〜70重量部、好ましくは10〜60重量
部、さらに好ましくは15〜50重量部の存在下に、ブ
ロモスチレン0〜30重量%、好ましくは5〜25重量
%、さらに好ましくは10〜20重量%、および酸無水
物および/またはマレイミド系単量体0〜30重量%、
好ましくは5〜25重量%、さらに好ましくは10〜2
0重量%、芳香族ビニル単量体(ただしブロモスチレン
は除く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリ
ル酸エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の
単量体100〜40重量%、好ましくは90〜50重量
%、さらに好ましくは80〜60重量%からなる単量体
混合物(b)95〜30重量部、好ましくは90〜40
重量部、さらに好ましくは85〜50重量部((a)+
(b)=100重量部)を重合して得られるゴム強化樹
脂である。
【0011】ゴム強化樹脂(A−1)中のゴム状重合体
(a)の含有量が5重量部未満であると、耐衝撃性が低
く、70重量部を越えるとグラフト率、樹脂の表面光沢
および難燃性が低下する。単量体混合物(b)中のブロ
モスチレンの含有割合が30重量%を越えると、耐衝撃
性が劣る。また、単量体混合物(b)中の酸無水物およ
び/またはマレイミド系単量体の含有割合が30重量%
を越えると、耐衝撃性が劣る。また、単量体混合物
(b)中のブロモスチレンを含めた芳香族ビニル単量体
の含有割合は、好ましくは40〜90重量%、さらに好
ましくは60〜85重量%、特に好ましくは65〜80
重量%である。芳香族ビニル単量体の含有割合が40重
量%未満であると成形加工性が十分でなく、90重量%
を越えると成形品の外観が劣る。単量体混合物(b)中
のシアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸エス
テルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体の
含有割合は好ましくは10〜60重量%、さらに好まし
くは15〜40重量%、特に好ましくは20〜35重量
%である。この含有割合が60重量%を越えると、成形
加工性および色調が劣り、10重量%未満であると耐薬
性および成形品の外観が劣る。
(a)の含有量が5重量部未満であると、耐衝撃性が低
く、70重量部を越えるとグラフト率、樹脂の表面光沢
および難燃性が低下する。単量体混合物(b)中のブロ
モスチレンの含有割合が30重量%を越えると、耐衝撃
性が劣る。また、単量体混合物(b)中の酸無水物およ
び/またはマレイミド系単量体の含有割合が30重量%
を越えると、耐衝撃性が劣る。また、単量体混合物
(b)中のブロモスチレンを含めた芳香族ビニル単量体
の含有割合は、好ましくは40〜90重量%、さらに好
ましくは60〜85重量%、特に好ましくは65〜80
重量%である。芳香族ビニル単量体の含有割合が40重
量%未満であると成形加工性が十分でなく、90重量%
を越えると成形品の外観が劣る。単量体混合物(b)中
のシアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸エス
テルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体の
含有割合は好ましくは10〜60重量%、さらに好まし
くは15〜40重量%、特に好ましくは20〜35重量
%である。この含有割合が60重量%を越えると、成形
加工性および色調が劣り、10重量%未満であると耐薬
性および成形品の外観が劣る。
【0012】ゴム強化樹脂(A−1)のグラフト率は、
好ましくは10〜150%であり、さらに好ましくは2
0〜120%である。グラフト率が低いと耐衝撃性が低
下し、高いと燃焼時のドリッピング(溶融滴下)が起こ
りやすくなる。
好ましくは10〜150%であり、さらに好ましくは2
0〜120%である。グラフト率が低いと耐衝撃性が低
下し、高いと燃焼時のドリッピング(溶融滴下)が起こ
りやすくなる。
【0013】ゴム強化樹脂(A−1)のマトリックス樹
脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、30℃で
測定、以下同じ)は、好ましくは0.1〜1.5dl/
gであり、さらに好ましくは0.3〜1.0dl/gで
ある。〔η〕が0.1dl/g未満であると、衝撃強度
が十分に発現されず、1.5dl/gを越えると成形加
工性が低下する。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム
強化樹脂(A−1)のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成
分のことであり、上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化樹脂
(A−1)のメチルエチルケトン溶解分を常法に従って
測定することにより求められる。
脂の極限粘度〔η〕(メチルエチルケトン中、30℃で
測定、以下同じ)は、好ましくは0.1〜1.5dl/
gであり、さらに好ましくは0.3〜1.0dl/gで
ある。〔η〕が0.1dl/g未満であると、衝撃強度
が十分に発現されず、1.5dl/gを越えると成形加
工性が低下する。ここで、マトリックス樹脂とは、ゴム
強化樹脂(A−1)のグラフト化ゴム成分以外の樹脂成
分のことであり、上記極限粘度〔η〕は、ゴム強化樹脂
(A−1)のメチルエチルケトン溶解分を常法に従って
測定することにより求められる。
【0014】ゴム強化樹脂(A−1)の重合方法として
は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法
などが挙げられる。
は、塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法
などが挙げられる。
【0015】ゴム強化樹脂(A−1)として好ましいも
のは、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)を重合して
得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、N−フェニルマレ
イミドと芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)を
重合して得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
N−フェニルマレイミドと芳香族単量体(ただし、ブロ
モスチレンは含まない)とを共重合して得られるゴム強
化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)とアクリロ
ニトリルとを共重合して得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、N−フェニルマレ
イミドと芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)と
アクリロニトリルとを共重合して得られるゴム強化樹
脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
N−フェニルマレイミドと芳香族単量体(ブロモスチレ
ンは含まない)とアクリロニトリルとを共重合して得ら
れるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、芳香族単量体(ブ
ロモスチレンは含まない)とアクリロニトリルとを共重
合して得られるゴム強化樹脂、などである。
のは、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)を重合して
得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、N−フェニルマレ
イミドと芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)を
重合して得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
N−フェニルマレイミドと芳香族単量体(ただし、ブロ
モスチレンは含まない)とを共重合して得られるゴム強
化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)とアクリロ
ニトリルとを共重合して得られるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、N−フェニルマレ
イミドと芳香族単量体(ブロモスチレンは含まない)と
アクリロニトリルとを共重合して得られるゴム強化樹
脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、ブロモスチレンと
N−フェニルマレイミドと芳香族単量体(ブロモスチレ
ンは含まない)とアクリロニトリルとを共重合して得ら
れるゴム強化樹脂、 ゴム状重合体(a)の存在下で、芳香族単量体(ブ
ロモスチレンは含まない)とアクリロニトリルとを共重
合して得られるゴム強化樹脂、などである。
【0016】上記共重合体(A−2)は、ブロモスチレ
ン1〜40重量部、好ましくは10〜35重量部、さら
に好ましくは15〜30重量部、および酸無水物および
/またはマレイミド系単量体1〜45重量部、好ましく
は5〜40重量部、さらに好ましくは10〜30重量部
と、芳香族ビニル単量体(ただしブロモスチレンは除
く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸
エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量
体98〜15重量部、好ましくは85〜30重量部、さ
らに好ましくは75〜40重量部からなる単量体混合物
100重量部を重合して得られる共重合体である。
ン1〜40重量部、好ましくは10〜35重量部、さら
に好ましくは15〜30重量部、および酸無水物および
/またはマレイミド系単量体1〜45重量部、好ましく
は5〜40重量部、さらに好ましくは10〜30重量部
と、芳香族ビニル単量体(ただしブロモスチレンは除
く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸
エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量
体98〜15重量部、好ましくは85〜30重量部、さ
らに好ましくは75〜40重量部からなる単量体混合物
100重量部を重合して得られる共重合体である。
【0017】共重合体(A−2)中のブロモスチレン含
有量が1重量部未満であると、難燃性が不十分であり、
40重量部を越えると耐衝撃性が低くなる。酸無水物お
よび/またはマレイミド系単量体含有量が1重量部未満
であると、難燃性付与効果が小さく、耐熱性も不十分で
あり、45重量部を越えると成形加工性が劣る。
有量が1重量部未満であると、難燃性が不十分であり、
40重量部を越えると耐衝撃性が低くなる。酸無水物お
よび/またはマレイミド系単量体含有量が1重量部未満
であると、難燃性付与効果が小さく、耐熱性も不十分で
あり、45重量部を越えると成形加工性が劣る。
【0018】共重合体(A−2)中のブロモスチレンを
含めた芳香族ビニル単量体の含有割合は、好ましくは4
0〜90重量部、さらに好ましくは50〜85重量部、
特に好ましくは60〜80重量部である。芳香族ビニル
単量体の含有割合が40重量部未満であると成形加工性
が劣り、90重量部を越えると成形品の外観が劣る。共
重合体(A−2)中のシアン化ビニル単量体および(メ
タ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれた少なく
とも1種の単量体の含有割合は、好ましくは10〜60
重量部、さらに好ましくは15〜50重量部、特に好ま
しくは10〜40重量部%である。この含有割合が60
重量部を越えると成形加工性および色調が劣り、10重
量部未満であると耐薬性および成形品の外観が劣る。
含めた芳香族ビニル単量体の含有割合は、好ましくは4
0〜90重量部、さらに好ましくは50〜85重量部、
特に好ましくは60〜80重量部である。芳香族ビニル
単量体の含有割合が40重量部未満であると成形加工性
が劣り、90重量部を越えると成形品の外観が劣る。共
重合体(A−2)中のシアン化ビニル単量体および(メ
タ)アクリル酸エステルからなる群から選ばれた少なく
とも1種の単量体の含有割合は、好ましくは10〜60
重量部、さらに好ましくは15〜50重量部、特に好ま
しくは10〜40重量部%である。この含有割合が60
重量部を越えると成形加工性および色調が劣り、10重
量部未満であると耐薬性および成形品の外観が劣る。
【0019】共重合体(A−2)の極限粘度〔η〕は、
好ましくは0.1〜1.5dl/gであり、さらに好ま
しくは0.3〜1.0dl/gである。〔η〕が0.1
dl/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、
〔η〕が1.5dl/gを越えると成形加工性が低下す
る。
好ましくは0.1〜1.5dl/gであり、さらに好ま
しくは0.3〜1.0dl/gである。〔η〕が0.1
dl/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、
〔η〕が1.5dl/gを越えると成形加工性が低下す
る。
【0020】共重合体(A−2)の重合方法としては、
塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法など
が挙げられる。なかでも、共重合体(A−2)の好まし
い重合方法としては、単量体混合物0〜40重量部で乳
化重合反応を開始したのちに残りの単量体混合物60〜
100重量部を等量で、連続的に、かつポリマーの形成
速度より小さい速度で添加し、重合添加率が80%以上
になるまで重合させる方法が挙げられる。この重合方法
によって合成した共重合体(A−2)は、1段バッチ重
合方法によって合成した共重合体に比べてブロモスチレ
ンがより均一に共重合体中に取り込まれており、難燃性
付与効果に優れている。
塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法など
が挙げられる。なかでも、共重合体(A−2)の好まし
い重合方法としては、単量体混合物0〜40重量部で乳
化重合反応を開始したのちに残りの単量体混合物60〜
100重量部を等量で、連続的に、かつポリマーの形成
速度より小さい速度で添加し、重合添加率が80%以上
になるまで重合させる方法が挙げられる。この重合方法
によって合成した共重合体(A−2)は、1段バッチ重
合方法によって合成した共重合体に比べてブロモスチレ
ンがより均一に共重合体中に取り込まれており、難燃性
付与効果に優れている。
【0021】共重合体(A−2)として好ましいもの
は、 ブロモスチレンとN−フェニルマレイミドと芳香族
ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)とを共重合
して得られる共重合体、 ブロモスチレンとN−フェニルマレイミドと芳香族
ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)とアクリロ
ニトリルとを共重合して得られる共重合体、などであ
る。
は、 ブロモスチレンとN−フェニルマレイミドと芳香族
ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)とを共重合
して得られる共重合体、 ブロモスチレンとN−フェニルマレイミドと芳香族
ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)とアクリロ
ニトリルとを共重合して得られる共重合体、などであ
る。
【0022】上記共重合体(A−3)は、芳香族ビニル
単量体(ただし、ブロモスチレンは除く)50〜100
重量部、好ましくは60〜90重量部、さらに好ましく
は65〜80重量部と、シアン化ビニル単量体、(メ
タ)アクリル酸エステル、酸無水物およびマレイミド系
単量体からなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
50〜0重量部、好ましくは40〜10重量部、さらに
好ましくは35〜20重量部からなる単量体混合物10
0重量部を重合して得られる共重合体である。共重合体
(A−3)中の芳香族ビニル単量体の含有割合が50重
量部未満であると成形加工性が劣る。共重合体(A−
3)中のシアン化ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エ
ステル、酸無水物およびマレイミド系単量体からなる群
から選ばれた少なくとも1種の単量体の含有割合が、5
0重量部を越えると成形加工性および色調が劣る。
単量体(ただし、ブロモスチレンは除く)50〜100
重量部、好ましくは60〜90重量部、さらに好ましく
は65〜80重量部と、シアン化ビニル単量体、(メ
タ)アクリル酸エステル、酸無水物およびマレイミド系
単量体からなる群から選ばれた少なくとも1種の単量体
50〜0重量部、好ましくは40〜10重量部、さらに
好ましくは35〜20重量部からなる単量体混合物10
0重量部を重合して得られる共重合体である。共重合体
(A−3)中の芳香族ビニル単量体の含有割合が50重
量部未満であると成形加工性が劣る。共重合体(A−
3)中のシアン化ビニル単量体、(メタ)アクリル酸エ
ステル、酸無水物およびマレイミド系単量体からなる群
から選ばれた少なくとも1種の単量体の含有割合が、5
0重量部を越えると成形加工性および色調が劣る。
【0023】共重合体(A−3)の極限粘度〔η〕は、
好ましくは0.1〜1.5dl/gであり、さらに好ま
しくは0.3〜1.0dl/gである。〔η〕が0.1
dl/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、
1.5dl/gを越えると成形加工性が低下する。
好ましくは0.1〜1.5dl/gであり、さらに好ま
しくは0.3〜1.0dl/gである。〔η〕が0.1
dl/g未満であると、衝撃強度が十分に発現されず、
1.5dl/gを越えると成形加工性が低下する。
【0024】共重合体(A−3)の重合方法としては、
塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法など
が挙げられる。
塊状重合法、溶液重合法、懸濁重合法、乳化重合法など
が挙げられる。
【0025】共重合体(A−3)として好ましいもの
は、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とアクリロニトリルとを共重合して得られる共重合体、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とN−フェニルマレイミドとを共重合体して得られる共
重合体、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とN−フェニルマレイミドとアクリロニトリルとを共重
合して得られる共重合体、などである。
は、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とアクリロニトリルとを共重合して得られる共重合体、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とN−フェニルマレイミドとを共重合体して得られる共
重合体、 芳香族ビニル単量体(ブロモスチレンは含まない)
とN−フェニルマレイミドとアクリロニトリルとを共重
合して得られる共重合体、などである。
【0026】上記(A−1)、(A−2)および(A−
3)成分を得るための代表的なゴム状重合体(a)およ
び単量体(ブロモスチレン、酸無水物、マレイミド系単
量体、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、
(メタ)アクリル酸エステル)を以下に掲げる。
3)成分を得るための代表的なゴム状重合体(a)およ
び単量体(ブロモスチレン、酸無水物、マレイミド系単
量体、芳香族ビニル単量体、シアン化ビニル単量体、
(メタ)アクリル酸エステル)を以下に掲げる。
【0027】ゴム状重合体(a)としては、ポリブタジ
エン、ブタジエン−スチレン共重合体、ブタジエン−ブ
ロモスチレン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン−
(ジエンメチレン)共重合体、イソブチレン−イソプレ
ン共重合体、アクリルゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチ
レンラジアルテレブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、SEBSなどの水素
添加ジエン系(ブロック)共重合体、ポリウレタンゴ
ム、シリコーンゴムなどが挙げられる。これらのなか
で、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、
エチレン−プロピレン−(ジエンメチレン)共重合体お
よびシリコーンゴムが好ましい。
エン、ブタジエン−スチレン共重合体、ブタジエン−ブ
ロモスチレン共重合体、ポリイソプレン、ブタジエン−
アクリロニトリル共重合体、エチレン−プロピレン−
(ジエンメチレン)共重合体、イソブチレン−イソプレ
ン共重合体、アクリルゴム、スチレン−ブタジエン−ス
チレンブロック共重合体、スチレン−ブタジエン−スチ
レンラジアルテレブロック共重合体、スチレン−イソプ
レン−スチレンブロック共重合体、SEBSなどの水素
添加ジエン系(ブロック)共重合体、ポリウレタンゴ
ム、シリコーンゴムなどが挙げられる。これらのなか
で、ポリブタジエン、ブタジエン−スチレン共重合体、
エチレン−プロピレン−(ジエンメチレン)共重合体お
よびシリコーンゴムが好ましい。
【0028】上記ブロモスチレンとしては、モノブロモ
スチレン、ジブロモスチレンおよびトリブロモスチレン
が挙げられる。これらの中でジブロモスチレンが最も好
ましい。また、これらのブロモスチレンの混合物を用い
ることもできる。
スチレン、ジブロモスチレンおよびトリブロモスチレン
が挙げられる。これらの中でジブロモスチレンが最も好
ましい。また、これらのブロモスチレンの混合物を用い
ることもできる。
【0029】上記酸無水物としては、無水マレイン酸が
好ましい。上記マレイミド系単量体としては、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミド、N−(p−ブロモフェ
ニル)マレイミド、トリブロモフェニルマレイミド、N
−(p−クロルフェニル)マレイミドなどが挙げられ
る。これらの中で、マレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミドおよびトリブロモフ
ェニルマレイミドが好ましい。さらにマレイミド系単量
体には、先に共重合されている酸無水物を各種のアミ
ン、アンモニアガスと反応させて(後イミド化)得られ
るマレイミド成分も含まれる。これらの後イミド化に用
いるアミンとしては、アニリン、トリブロモアニリンな
どが挙げられる。
好ましい。上記マレイミド系単量体としては、マレイミ
ド、N−メチルマレイミド、N−エチルマレイミド、N
−プロピルマレイミド、N−イソプロピルマレイミド、
N−シクロヘキシルマレイミド、N−(p−ブロモフェ
ニル)マレイミド、トリブロモフェニルマレイミド、N
−(p−クロルフェニル)マレイミドなどが挙げられ
る。これらの中で、マレイミド、N−フェニルマレイミ
ド、N−シクロヘキシルマレイミドおよびトリブロモフ
ェニルマレイミドが好ましい。さらにマレイミド系単量
体には、先に共重合されている酸無水物を各種のアミ
ン、アンモニアガスと反応させて(後イミド化)得られ
るマレイミド成分も含まれる。これらの後イミド化に用
いるアミンとしては、アニリン、トリブロモアニリンな
どが挙げられる。
【0030】上記芳香族ビニル単量体としては、スチレ
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、
ジクロルスチレン、α−エチルスチレン、メチル−α−
メチルスチレン、ジメチルスチレンなどが挙げられる。
これらの中では、スチレン、α−メチルスチレンおよび
p−メチルスチレンが好ましい。
ン、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、クロルスチレン、
ジクロルスチレン、α−エチルスチレン、メチル−α−
メチルスチレン、ジメチルスチレンなどが挙げられる。
これらの中では、スチレン、α−メチルスチレンおよび
p−メチルスチレンが好ましい。
【0031】上記シアン化ビニル単量体としては、アク
リロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
これらの中では、アクリロニトリルが好ましい。上記
(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸ブチルなどが挙げられる。これ
らの中では、メタクリル酸メチルが好ましい。
リロニトリル、メタクリロニトリルなどが挙げられる。
これらの中では、アクリロニトリルが好ましい。上記
(メタ)アクリル酸エステルとしては、アクリル酸メチ
ル、アクリル酸エチル、アクリル酸ブチル、メタクリル
酸メチル、メタクリル酸ブチルなどが挙げられる。これ
らの中では、メタクリル酸メチルが好ましい。
【0032】共重合体組成物(A)には、次のような組
み合わせのものがある。 (A−1)成分のみからなるもの、 (A−1)成分と(A−2)成分からなるもの、 (A−1)成分と(A−3)成分からなるもの、 (A−1)成分、(A−2)成分および(A−3)
成分からなるもの、 (A−2)成分と(A−3)成分からなるもの、 (A−2)成分のみからなるもの。
み合わせのものがある。 (A−1)成分のみからなるもの、 (A−1)成分と(A−2)成分からなるもの、 (A−1)成分と(A−3)成分からなるもの、 (A−1)成分、(A−2)成分および(A−3)
成分からなるもの、 (A−2)成分と(A−3)成分からなるもの、 (A−2)成分のみからなるもの。
【0033】具体的には、共重合体組成物(A)はゴム
強化樹脂(A−1)0〜100重量%、好ましくは10
〜60重量%、さらに好ましくは20〜50重量%、共
重合体(A−2)0〜100重量%、好ましくは40〜
90重量%、さらに好ましくは45〜80重量%、およ
び共重合体(A−3)0〜70重量%、好ましくは0〜
50重量%、さらに好ましくは0〜5重量%からなる。
共重合体組成物(A)中の共重合体(A−3)が70重
量%を越えると、難燃性が不十分となる。
強化樹脂(A−1)0〜100重量%、好ましくは10
〜60重量%、さらに好ましくは20〜50重量%、共
重合体(A−2)0〜100重量%、好ましくは40〜
90重量%、さらに好ましくは45〜80重量%、およ
び共重合体(A−3)0〜70重量%、好ましくは0〜
50重量%、さらに好ましくは0〜5重量%からなる。
共重合体組成物(A)中の共重合体(A−3)が70重
量%を越えると、難燃性が不十分となる。
【0034】本発明の難燃性樹脂組成物における、
(A)成分中のゴム状重合体(a)の含有量は、好まし
くは0〜40重量%、さらに好ましくは5〜30重量
%、特に好ましくは8〜25重量%である。ゴム状重合
体(a)の含有率が、40重量%を越えると難燃性が低
下する。
(A)成分中のゴム状重合体(a)の含有量は、好まし
くは0〜40重量%、さらに好ましくは5〜30重量
%、特に好ましくは8〜25重量%である。ゴム状重合
体(a)の含有率が、40重量%を越えると難燃性が低
下する。
【0035】上記(A)成分中の含臭素率は、1〜40
重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは6
〜15重量%である。含臭素率が1重量%未満では十分
な難燃化効果が得られず、40重量%を越えると耐衝撃
強度が低下する。含臭素率の調整は、(A−1)成分お
よび(A−2)成分中のブロモスチレン含有量、および
(A−1)成分、(A−2)成分および(A−3)成分
の配合比率を調整することにより、適宜行なうことがで
きる。
重量%、好ましくは5〜20重量%、より好ましくは6
〜15重量%である。含臭素率が1重量%未満では十分
な難燃化効果が得られず、40重量%を越えると耐衝撃
強度が低下する。含臭素率の調整は、(A−1)成分お
よび(A−2)成分中のブロモスチレン含有量、および
(A−1)成分、(A−2)成分および(A−3)成分
の配合比率を調整することにより、適宜行なうことがで
きる。
【0036】上記(A)成分には、酸無水物および/ま
たはマレイミド系単量体が含有されている。本発明にお
いては、(A)成分中に酸無水物および/またはマレイ
ミド系単量体を含有することにより、本発明の難燃性樹
脂組成物に耐熱性を付与するとともに難燃性をも改善す
る。難燃性は、酸無水物およびマレイミド系単量体が、
燃焼時に開環して樹脂中の共重合体と架橋することによ
り、炭素不燃膜(char)の生成を促進することによ
り向上しているものと推定される。
たはマレイミド系単量体が含有されている。本発明にお
いては、(A)成分中に酸無水物および/またはマレイ
ミド系単量体を含有することにより、本発明の難燃性樹
脂組成物に耐熱性を付与するとともに難燃性をも改善す
る。難燃性は、酸無水物およびマレイミド系単量体が、
燃焼時に開環して樹脂中の共重合体と架橋することによ
り、炭素不燃膜(char)の生成を促進することによ
り向上しているものと推定される。
【0037】(A)成分中の酸無水物および/またはマ
レイミド系単量体の含率は、1〜40重量%、好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは10〜30重量%
である。酸無水物および/またはマレイミド系単量体の
含率が、1重量%未満では十分な耐熱性を付与すること
ができず、高い熱変形温度も得られない。さらに燃焼時
における消炎時間減少の効果も不十分である。また、4
0重量%を越えると樹脂としての耐衝撃性を損なう。酸
無水物および/マレイミド系単量体の含率の調整は、
(A−1)成分および(A−2)成分中の酸無水物おお
よびマレイミド系単量体の含有量、および(A−1)成
分、(A−2)成分および(A−3)成分の配合比率を
調整することにより、適宜行なうことができる。
レイミド系単量体の含率は、1〜40重量%、好ましく
は5〜35重量%、さらに好ましくは10〜30重量%
である。酸無水物および/またはマレイミド系単量体の
含率が、1重量%未満では十分な耐熱性を付与すること
ができず、高い熱変形温度も得られない。さらに燃焼時
における消炎時間減少の効果も不十分である。また、4
0重量%を越えると樹脂としての耐衝撃性を損なう。酸
無水物および/マレイミド系単量体の含率の調整は、
(A−1)成分および(A−2)成分中の酸無水物おお
よびマレイミド系単量体の含有量、および(A−1)成
分、(A−2)成分および(A−3)成分の配合比率を
調整することにより、適宜行なうことができる。
【0038】本発明の(B)成分は、難燃助剤である。
難燃助剤(B)の含有量は、共重合体組成物(A)10
0重量部に対して、0〜30重量部、好ましくは1〜2
0重量部、さらに好ましくは2〜15重量部である。難
燃助剤(B)が、30重量部を越えると樹脂としての耐
衝撃性を損なう。
難燃助剤(B)の含有量は、共重合体組成物(A)10
0重量部に対して、0〜30重量部、好ましくは1〜2
0重量部、さらに好ましくは2〜15重量部である。難
燃助剤(B)が、30重量部を越えると樹脂としての耐
衝撃性を損なう。
【0039】難燃助剤(B)としては、アンチモン系化
合物、ビスマス系化合物、アルミニウム系化合物、亜鉛
系化合物、鉄系化合物、ケイ素系化合物およびホウ素系
化合物などが挙げられ、なかでもアンチモン系化合物が
好ましい。その具体例としては、三酸化アンチモン、四
酸化アンチモン、(コロイダル)五酸化アンチモン、ア
ンチモン酸ナトリウム、およびリン酸アンチモンなどが
挙げられるが、なかでも三酸化アンチモンが好ましい。
合物、ビスマス系化合物、アルミニウム系化合物、亜鉛
系化合物、鉄系化合物、ケイ素系化合物およびホウ素系
化合物などが挙げられ、なかでもアンチモン系化合物が
好ましい。その具体例としては、三酸化アンチモン、四
酸化アンチモン、(コロイダル)五酸化アンチモン、ア
ンチモン酸ナトリウム、およびリン酸アンチモンなどが
挙げられるが、なかでも三酸化アンチモンが好ましい。
【0040】請求項2記載の難燃性樹脂組成物は、上記
の如き請求項1記載の難燃性樹脂組成物100重量部に
対して、(C)成分を含有したものである。上記(C)
成分は、ガラス繊維であり、ガラス繊維(C)の含有量
は、(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対し
て、1〜60重量部、好ましくは5〜50重量部、さら
に好ましくは10〜40重量部である。ガラス繊維
(C)の含有量が、1重量部未満であると、難燃性樹脂
組成物に十分な強度を付与することができない。また、
60重量部を越えると樹脂としての強度を損なう。ガラ
ス繊維(C)としては、太さが10〜15ミクロンで、
長さが1ミリメートル〜30ミリメートル、好ましくは
3ミリメートル〜15ミリメートルのものが好ましい。
の如き請求項1記載の難燃性樹脂組成物100重量部に
対して、(C)成分を含有したものである。上記(C)
成分は、ガラス繊維であり、ガラス繊維(C)の含有量
は、(A)成分と(B)成分の合計100重量部に対し
て、1〜60重量部、好ましくは5〜50重量部、さら
に好ましくは10〜40重量部である。ガラス繊維
(C)の含有量が、1重量部未満であると、難燃性樹脂
組成物に十分な強度を付与することができない。また、
60重量部を越えると樹脂としての強度を損なう。ガラ
ス繊維(C)としては、太さが10〜15ミクロンで、
長さが1ミリメートル〜30ミリメートル、好ましくは
3ミリメートル〜15ミリメートルのものが好ましい。
【0041】請求項1および2に記載の難燃性樹脂組成
物には、必要に応じて、AES樹脂、MBS樹脂、ポリ
カーボネート、PPS、PPO、POM、ポリアミド、
PBT、PET、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポ
リアセタール、エポキシ樹脂、ポリウレタン、フッ化ビ
ニリデン、HIPS、ポリスチレンおよび熱可塑性エラ
ストマーからなる群から選ばれた少なくとも1種のポリ
マーを配合することもできる。これらのポリマーの好ま
しい配合割合は、請求項1または2に記載の難燃性樹脂
組成物5〜80重量%に対して、20〜95重量%であ
る。これらのポリマーの中で特に好ましいものは、ポリ
カーボネート、PPS、PPO、POM、ポリアミド、
PBT、PET、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、エ
ポキシ樹脂およびポリウレタンであり、これらのポリマ
ーを用いることにより、難燃性の優れた組成物を得るこ
とができる。
物には、必要に応じて、AES樹脂、MBS樹脂、ポリ
カーボネート、PPS、PPO、POM、ポリアミド、
PBT、PET、ポリ塩化ビニル、ポリオレフィン、ポ
リアセタール、エポキシ樹脂、ポリウレタン、フッ化ビ
ニリデン、HIPS、ポリスチレンおよび熱可塑性エラ
ストマーからなる群から選ばれた少なくとも1種のポリ
マーを配合することもできる。これらのポリマーの好ま
しい配合割合は、請求項1または2に記載の難燃性樹脂
組成物5〜80重量%に対して、20〜95重量%であ
る。これらのポリマーの中で特に好ましいものは、ポリ
カーボネート、PPS、PPO、POM、ポリアミド、
PBT、PET、ポリ塩化ビニル、ポリアセタール、エ
ポキシ樹脂およびポリウレタンであり、これらのポリマ
ーを用いることにより、難燃性の優れた組成物を得るこ
とができる。
【0042】さらに、請求項1および2に記載の難燃性
樹脂組成物には、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収
剤などの安定剤、シリコンオイル、低分子量のポリエチ
レンなどの滑剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸
化チタン、シリカ、炭酸マグネシウム、カーボンブラッ
ク、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウ
ム、マイカ、ガラスビーズ、金属フィラー、炭素繊維な
どの充填剤、分散剤、発泡剤、着色剤などを添加するこ
とができる。
樹脂組成物には、必要に応じて酸化防止剤、紫外線吸収
剤などの安定剤、シリコンオイル、低分子量のポリエチ
レンなどの滑剤、炭酸カルシウム、タルク、クレー、酸
化チタン、シリカ、炭酸マグネシウム、カーボンブラッ
ク、硫酸バリウム、酸化カルシウム、酸化アルミニウ
ム、マイカ、ガラスビーズ、金属フィラー、炭素繊維な
どの充填剤、分散剤、発泡剤、着色剤などを添加するこ
とができる。
【0043】請求項1および2に記載の難燃性樹脂組成
物は、押し出し成形、射出成形、圧縮成形などにより成
形されて成形品とされるが、得られた成形品は、難燃
性、耐衝撃性および実用成形性に優れており、表面外観
も良好であるため、家庭用品、電気用品、OA機器など
の物品、自動車などの製品あるいは建築材料としてきわ
めて有用である。
物は、押し出し成形、射出成形、圧縮成形などにより成
形されて成形品とされるが、得られた成形品は、難燃
性、耐衝撃性および実用成形性に優れており、表面外観
も良好であるため、家庭用品、電気用品、OA機器など
の物品、自動車などの製品あるいは建築材料としてきわ
めて有用である。
【0044】
【実施例】以下に、実施例によって本発明を具体的に説
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
明するが、本発明はこれらの実施例によって限定される
ものではない。
【0045】(1)ゴム強化樹脂(A−1)の製造:還
流冷却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブルフラ
スコに、ポリブタジエンゴムラテックスを固形分換算で
30重量部、イオン交換水65重量部、ロジン酸石鹸
0.3重量部、ジブロモスチレン1.7重量部、スチレ
ン11.8重量部およびアクリロニトリル7.6重量部
を加え、次に、ピロリン酸ナトリウム0.2重量部、硫
酸第1銑7水和物0.01重量部およびぶどう糖0.4
重量部をイオン交換水20重量部に溶解した溶液を加え
た。次に、キュメンハイドロパーオキシド0.07重量
部を加えて重合を開始し、1時間重合させたのち、さら
にイオン交換水45重量部、ロジン酸石鹸0.7重量
部、ジブロモスチレン3.9重量部、スチレン27.4
重量部、アクリロニトリル17.6重量部およびキュメ
ンハイドロパーオキシド0.01重量部を2時間かけて
連続的に添加し、さらに1時間重合させて、反応を完結
させた。得られた共重合ラテックスに硫酸を加え、凝固
し、水洗い乾燥することにより、表1中に例3にて示す
ゴム強化樹脂(A−1)を得た。さらに、仕込組成を表
1に示すように変更する以外は例3のゴム強化樹脂(A
−1)と同様にして、例1,2,4および5のゴム強化
樹脂(A−1)を重合した。得られたゴム強化樹脂(A
−1)の物性を、仕込組成と共に表1に示す。
流冷却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブルフラ
スコに、ポリブタジエンゴムラテックスを固形分換算で
30重量部、イオン交換水65重量部、ロジン酸石鹸
0.3重量部、ジブロモスチレン1.7重量部、スチレ
ン11.8重量部およびアクリロニトリル7.6重量部
を加え、次に、ピロリン酸ナトリウム0.2重量部、硫
酸第1銑7水和物0.01重量部およびぶどう糖0.4
重量部をイオン交換水20重量部に溶解した溶液を加え
た。次に、キュメンハイドロパーオキシド0.07重量
部を加えて重合を開始し、1時間重合させたのち、さら
にイオン交換水45重量部、ロジン酸石鹸0.7重量
部、ジブロモスチレン3.9重量部、スチレン27.4
重量部、アクリロニトリル17.6重量部およびキュメ
ンハイドロパーオキシド0.01重量部を2時間かけて
連続的に添加し、さらに1時間重合させて、反応を完結
させた。得られた共重合ラテックスに硫酸を加え、凝固
し、水洗い乾燥することにより、表1中に例3にて示す
ゴム強化樹脂(A−1)を得た。さらに、仕込組成を表
1に示すように変更する以外は例3のゴム強化樹脂(A
−1)と同様にして、例1,2,4および5のゴム強化
樹脂(A−1)を重合した。得られたゴム強化樹脂(A
−1)の物性を、仕込組成と共に表1に示す。
【0046】
【表1】
【0047】(2)臭素含有共重合体(A−2)の製
造:還流冷却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブ
ルフラスコに、イオン交換水250重量部、ラウリル酸
カリウム3.0重量部、ジブロモスチレン9.0重量
部、N−フェニルマレイミド1.5部、スチレン13.
5重量部、アクリロニトリル6.0重量部およびt−ド
デシルメルカプタン0.03重量部を加え、次に、エチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.05重量部、硫酸第
1鉄7水和物0.002重量部およびナトリウムホルム
アルデヒドスルホキシレート0.1重量部をイオン交換
水8重量部に溶解した溶液を加えた。次に、ジイソプロ
ピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.025重量部
を加えて重合を開始し、1時間重合させたのち、さらに
ジブロモスチレン21.0重量部、N−フェニルマレイ
ミド3.5部、スチレン31.5重量部、アクリロニト
リル14.0重量部、t−ドデシルメルカプタン0.0
9重量部およびイオン交換水8重量部にエチレンジアミ
ン四酢酸ナトリウム0.05重量部、硫酸第1鉄7水和
物0.002重量部、ナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレート0.1重量部を溶解した溶液を1.5時間
かけて連続的に添加し、さらに1時間重合させて、反応
を完結させた。得られた共重合体ラテックスに硫酸を加
え、凝固し、水洗い乾燥することにより、表2中に例1
にて示す共重合体(A−2)を得た。さらに、仕込組成
を表2に示すように変更する以外は例1の共重合体(A
−2)と同様にして、例2〜4の共重合体(A−2)を
重合した。得られた共重合体(A−2)の物性を、仕込
組成と共に表2に示す。
造:還流冷却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブ
ルフラスコに、イオン交換水250重量部、ラウリル酸
カリウム3.0重量部、ジブロモスチレン9.0重量
部、N−フェニルマレイミド1.5部、スチレン13.
5重量部、アクリロニトリル6.0重量部およびt−ド
デシルメルカプタン0.03重量部を加え、次に、エチ
レンジアミン四酢酸ナトリウム0.05重量部、硫酸第
1鉄7水和物0.002重量部およびナトリウムホルム
アルデヒドスルホキシレート0.1重量部をイオン交換
水8重量部に溶解した溶液を加えた。次に、ジイソプロ
ピルベンゼンハイドロパーオキサイド0.025重量部
を加えて重合を開始し、1時間重合させたのち、さらに
ジブロモスチレン21.0重量部、N−フェニルマレイ
ミド3.5部、スチレン31.5重量部、アクリロニト
リル14.0重量部、t−ドデシルメルカプタン0.0
9重量部およびイオン交換水8重量部にエチレンジアミ
ン四酢酸ナトリウム0.05重量部、硫酸第1鉄7水和
物0.002重量部、ナトリウムホルムアルデヒドスル
ホキシレート0.1重量部を溶解した溶液を1.5時間
かけて連続的に添加し、さらに1時間重合させて、反応
を完結させた。得られた共重合体ラテックスに硫酸を加
え、凝固し、水洗い乾燥することにより、表2中に例1
にて示す共重合体(A−2)を得た。さらに、仕込組成
を表2に示すように変更する以外は例1の共重合体(A
−2)と同様にして、例2〜4の共重合体(A−2)を
重合した。得られた共重合体(A−2)の物性を、仕込
組成と共に表2に示す。
【0048】
【表2】
【0049】(3)共重合体(A−3)の製造:還流冷
却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブルフラスコ
に、イオン交換水250重量部、ラウリル酸カリウム
3.0重量部、スチレン76重量部、アクリロニトリル
24重量部およびt−ドデシルメルカプタン0.1重量
部を加え、次にエチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.
05重量部、硫酸第1鉄7水和物0.002重量部およ
びナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1
重量部をイオン交換水8重量部に溶解した溶液を加え
た。次に、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキシ
ド0.1重量部を加えて重合を開始し、約1時間重合さ
せて反応を完結させた。得られた共重合体ラテックスに
硫酸を加え、凝固し、水洗い乾燥することにより、表3
中に例1にて示す共重合体(A−3)を得た。さらに、
仕込組成を表3に示すように変更する以外は例1の共重
合体(A−3)と同様にして、例2〜4の共重合体(A
−3)を重合した。得られた共重合体(A−3)の物性
を、仕込組成と共に表3に示す。
却器、温度計および攪拌器を備えたセパラブルフラスコ
に、イオン交換水250重量部、ラウリル酸カリウム
3.0重量部、スチレン76重量部、アクリロニトリル
24重量部およびt−ドデシルメルカプタン0.1重量
部を加え、次にエチレンジアミン四酢酸ナトリウム0.
05重量部、硫酸第1鉄7水和物0.002重量部およ
びナトリウムホルムアルデヒドスルホキシレート0.1
重量部をイオン交換水8重量部に溶解した溶液を加え
た。次に、ジイソプロピルベンゼンハイドロパーオキシ
ド0.1重量部を加えて重合を開始し、約1時間重合さ
せて反応を完結させた。得られた共重合体ラテックスに
硫酸を加え、凝固し、水洗い乾燥することにより、表3
中に例1にて示す共重合体(A−3)を得た。さらに、
仕込組成を表3に示すように変更する以外は例1の共重
合体(A−3)と同様にして、例2〜4の共重合体(A
−3)を重合した。得られた共重合体(A−3)の物性
を、仕込組成と共に表3に示す。
【0050】
【表3】
【0051】実施例1〜4、比較例1〜5: (4)難燃性樹脂組成物の製造(請求項1に対応する実
施例と比較例):表4に示す各成分を内径50mmの押
し出し機で温度190℃〜240℃にて溶融混練し、ペ
レットを作製した。得られたペレットを、50z射出成
形機を用いて、成形温度200℃〜240℃にて成形し
て試験片を作製し、その物性を評価した。評価結果を表
4に示す。なお、物性の評価方法は次のとおりである。 (アイゾッド衝撃強度)ASTM D256 1/
4″、23℃、ノッチ付き (燃焼試験)UL−94に準拠。試験片:1/16″×
1/2″×5″
施例と比較例):表4に示す各成分を内径50mmの押
し出し機で温度190℃〜240℃にて溶融混練し、ペ
レットを作製した。得られたペレットを、50z射出成
形機を用いて、成形温度200℃〜240℃にて成形し
て試験片を作製し、その物性を評価した。評価結果を表
4に示す。なお、物性の評価方法は次のとおりである。 (アイゾッド衝撃強度)ASTM D256 1/
4″、23℃、ノッチ付き (燃焼試験)UL−94に準拠。試験片:1/16″×
1/2″×5″
【0052】
【表4】
【0053】実施例5〜7、比較例6 (5)難燃性樹脂組成物の製造(請求項2)に対応する
実施例と比較例:表4中に示されている実施例1〜4の
難燃性樹脂組成物と同一の組成を有する組成物に、さら
に表5中に示すガラス繊維(C)を配合して、実施例1
〜4と同様にして試験片を作製し、その物性を評価し
た。評価結果を、表5に示す。なお、表5中のA〜Dは
次の意味である。 A:実施例1と同一の組成を有する組成物 B:実施例2と同一の組成を有する組成物 C:実施例3と同一の組成を有する組成物 D:実施例4と同一の組成を有する組成物
実施例と比較例:表4中に示されている実施例1〜4の
難燃性樹脂組成物と同一の組成を有する組成物に、さら
に表5中に示すガラス繊維(C)を配合して、実施例1
〜4と同様にして試験片を作製し、その物性を評価し
た。評価結果を、表5に示す。なお、表5中のA〜Dは
次の意味である。 A:実施例1と同一の組成を有する組成物 B:実施例2と同一の組成を有する組成物 C:実施例3と同一の組成を有する組成物 D:実施例4と同一の組成を有する組成物
【0054】
【表5】
【0055】表4および表5に示す結果から明らかなよ
うに、実施例1〜7の組成物は、優れた難燃性を有して
おり、しかも、優れた耐衝撃性、成形加工性および高い
熱変形温度を有している。
うに、実施例1〜7の組成物は、優れた難燃性を有して
おり、しかも、優れた耐衝撃性、成形加工性および高い
熱変形温度を有している。
【0056】これに対し、比較例1の組成物はゴム強化
樹脂(A−1)中の酸無水物および/またはマレイミド
系単量体量の含有割合が、本発明の範囲を越えており、
しかも、共重合体(A−2)中のブロモスチレンの含有
割合も本発明の範囲を越えており、耐衝撃性と成形加工
性が劣っている。比較例2の組成物は、共重合体(A−
2)中の酸無水物および/またはマレイミド系単量体の
含有割合が、本発明の範囲未満であり、結果として
(A)成分中の該化合物量が、本発明の範囲未満とな
り、難燃性と熱変形温度が劣っている。比較例3の組成
物は、(A)成分中の共重合体(A−3)の配合比が、
本発明の範囲を越えており、結果として、(A)成分中
の含臭素率が本発明の範囲未満となり、難燃性が劣って
いる。比較例4の組成物は、ゴム強化樹脂(A−1)中
のゴム状重合体であるポリブタジエンの含有量が、本発
明の範囲を越えており、難燃性と成形加工性が劣ってい
る。比較例5の組成物は、共重合体(A−3)中のシア
ン化ビニル単量体であるアクリロニトリルの含有量が、
本発明の範囲を越えており、成形加工性が劣っている。
樹脂(A−1)中の酸無水物および/またはマレイミド
系単量体量の含有割合が、本発明の範囲を越えており、
しかも、共重合体(A−2)中のブロモスチレンの含有
割合も本発明の範囲を越えており、耐衝撃性と成形加工
性が劣っている。比較例2の組成物は、共重合体(A−
2)中の酸無水物および/またはマレイミド系単量体の
含有割合が、本発明の範囲未満であり、結果として
(A)成分中の該化合物量が、本発明の範囲未満とな
り、難燃性と熱変形温度が劣っている。比較例3の組成
物は、(A)成分中の共重合体(A−3)の配合比が、
本発明の範囲を越えており、結果として、(A)成分中
の含臭素率が本発明の範囲未満となり、難燃性が劣って
いる。比較例4の組成物は、ゴム強化樹脂(A−1)中
のゴム状重合体であるポリブタジエンの含有量が、本発
明の範囲を越えており、難燃性と成形加工性が劣ってい
る。比較例5の組成物は、共重合体(A−3)中のシア
ン化ビニル単量体であるアクリロニトリルの含有量が、
本発明の範囲を越えており、成形加工性が劣っている。
【0057】
【発明の効果】本発明の難燃性樹脂組成物(請求項1記
載のものと請求項2記載のものの双方を含む)は、難燃
性、耐衝撃性、耐熱性および成形加工性に優れ、さらに
高い熱変形温度を有する難燃性樹脂組成物である。した
がって、本発明の難燃性樹脂組成物は、OA機器、事務
機器、電気機器などの大型成形品や複雑な成形品の成形
が可能で、実用上優れた材料であり、工業的価値が極め
て大きく、産業上極めて有用である。特に、本発明の難
燃性樹脂組成物は、耐熱性が要求される成形品に有効に
用いることができる。
載のものと請求項2記載のものの双方を含む)は、難燃
性、耐衝撃性、耐熱性および成形加工性に優れ、さらに
高い熱変形温度を有する難燃性樹脂組成物である。した
がって、本発明の難燃性樹脂組成物は、OA機器、事務
機器、電気機器などの大型成形品や複雑な成形品の成形
が可能で、実用上優れた材料であり、工業的価値が極め
て大きく、産業上極めて有用である。特に、本発明の難
燃性樹脂組成物は、耐熱性が要求される成形品に有効に
用いることができる。
【手続補正書】
【提出日】平成4年8月5日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0052
【補正方法】変更
【補正内容】
【0052】
【表4】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 古山 建樹 東京都中央区築地2丁目11番24号 日本合 成ゴム株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 下記(A)成分100重量部に対して、
(B)成分として難燃助剤が0〜30重量部含有されて
いることを特徴とする難燃性樹脂組成物。 (A)成分:下記ゴム強化樹脂(A−1)0〜100重
量%、下記共重合体(A−2)0〜100重量%および
下記共重合体(A−3)0〜70重量%からなり、(A
−1)、(A−2)および(A−3)の合計量が100
重量%であり、かつ含臭素率が1〜40重量%で、酸無
水物および/またはマレイミド系単量体の含率が1〜4
0重量%である共重合体組成物、 (A−1);ゴム状重合体(a)5〜70重量部の存在
下に、ブロモスチレン0〜30重量%、および酸無水物
および/またはマレイミド系単量体0〜30重量%と、
芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは除
く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル酸
エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単量
体100〜40重量%からなる単量体混合物(b)95
〜30重量部((a)+(b)=100重量部)を重合
して得られるゴム強化樹脂、 (A−2);ブロモスチレン1〜40重量部、および酸
無水物および/またはマレイミド系単量体1〜45重量
部と、芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチレンは
除く)、シアン化ビニル単量体および(メタ)アクリル
酸エステルからなる群から選ばれた少なくとも1種の単
量体98〜15重量部からなる単量体混合物100重量
部を重合して得られる共重合体、 (A−3);芳香族ビニル単量体(ただし、ブロモスチ
レンは除く)50〜100重量部と、シアン化ビニル単
量体、(メタ)アクリル酸エステル、酸無水物およびマ
レイミド系単量体からなる群から選ばれた少なくとも1
種の単量体50〜0重量部からなる単量体混合物100
重量部を重合して得られる共重合体。 - 【請求項2】 請求項1記載の(A)成分および(B)
成分からなる難燃性樹脂組成物100重量部に対して、
(C)成分としてガラス繊維が1〜60重量部含有され
ていることを特徴とする難燃性樹脂組成物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18489492A JPH073113A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 難燃性樹脂組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP18489492A JPH073113A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 難燃性樹脂組成物 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH073113A true JPH073113A (ja) | 1995-01-06 |
Family
ID=16161186
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP18489492A Pending JPH073113A (ja) | 1992-07-13 | 1992-07-13 | 難燃性樹脂組成物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073113A (ja) |
-
1992
- 1992-07-13 JP JP18489492A patent/JPH073113A/ja active Pending
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