JPH0731428A - 魚肉フレークの製造方法 - Google Patents

魚肉フレークの製造方法

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JPH0731428A
JPH0731428A JP5201983A JP20198393A JPH0731428A JP H0731428 A JPH0731428 A JP H0731428A JP 5201983 A JP5201983 A JP 5201983A JP 20198393 A JP20198393 A JP 20198393A JP H0731428 A JPH0731428 A JP H0731428A
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暁彦 福士
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岩樹 大石
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Teruyuki Funaoka
輝幸 船岡
Kuniyuki Iida
訓之 飯田
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Abstract

(57)【要約】 【構成】 魚肉または魚肉と調味料その他添加物をバレ
ル内に二軸スクリューを備えたエクストルーダーに供給
し、好ましくはバレル温度150〜200℃、スクリュ
ー回転数50〜300rpmで操作し、加熱時に分離す
る遊離液体成分を前記エクストルーダーに組込まれた、
周面に多数の孔を有し、スクリューを包囲する円筒部材
からなる脱液手段により除去して魚肉の水分量を調整す
ることを特徴とする魚肉フレークの製造方法。 【効果】 水分含量の多い原料から焦げ付きの生じない
緩和な条件下で、加熱時に遊離する遊離液体成分を除去
して魚肉フレークの水分を任意に調整でき、無菌状態の
均一な品質の魚肉フレークを単一工程で効率よく製造す
ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は魚肉フレークの製造方法
に関する。さらに詳しくいえば、二軸エクストルーダー
を用いて魚肉蛋白の凝固時に遊離してくる水分及び油分
を効率よく除去し適切な含水量の魚肉フレークを製造す
る方法であって、特に含水量の大きい魚種を原料とする
場合に好適なフレーク製品の製造方法に関する。
【0002】
【従来技術およびその課題】魚肉フレークは、日本人の
食生活において欠かせぬ食品の1つとして親しまれてい
る。魚肉フレークは、一般に、頭部、内臓、中骨、皮、
ひれを除去する原魚処理、蒸煮、クリーニング、肉ほぐ
し、乾燥、調味の各々独立した工程を組合わせたバッチ
方式により製造されている。バッチ式では、蒸煮により
加熱処理された魚体を手作業でフレーク状にほぐしなが
ら、小骨などの夾雑物を取り除く工程が必要不可欠であ
り、さらに、魚肉フレークの水分を低下させるために、
肉ほぐし工程の後でも加熱乾燥が必要である。これらの
作業工程中に細菌で汚染される恐れがあるため、最終工
程に加熱殺菌処理が必要である。これらの要因から、人
件費、生産設備、及び衛生環境に関する費用、加熱工程
の重複などによる生産コストの上昇が製造収益を圧迫す
ると共に、製品品質の均一性、単位時間あたりの生産量
などにも問題点がある。
【0003】食品加工においては材料の混練、移送、加
熱、成形等の作業を一度に行なえるエクストルーダー
(押出機)を用いる方法が注目されている。図1に概略
構成図示すように、エクストルーダー18は、バレル4
と呼ばれる加熱および冷却機能を有するブロック、バレ
ルの中央を貫通するスクリュー2、エクストルーダー内
で処理された原料の成形を行なうダイ5、エクストルー
ダーの運転を調節する操作盤20から構成され、バレル
は通常3乃至4個が水平方向に連結されている。一本の
スクリューで構成される一軸エクストルーダーと、二本
のスクリューが平行に噛み合った状態で同方向、あるい
は異方向に回転する二軸エクストルーダーが使用されて
いる。
【0004】一軸エクストルーダーは、水分35%前後
までの比較的水分含量の低い原料処理に適しているが、
魚肉などのように水分含量70%以上の高水分原料の場
合には原料の搬送や加熱温度を一定に保つことが困難な
場合があり、安定的した処理が出来ないという問題があ
る。これに対して、二軸エクストルーダーは原料の搬送
性が一軸エクストルーダーよりも向上しており、加熱温
度を任意の温度に保つことが出来、高水分原料の処理を
比較的安定して行なうことができるために近年注目を集
め、食品加工の分野で広く利用されてきており、魚肉処
理方法に対する応用も提案されている。
【0005】例えば、助宗ダラフィレーあるいは摺身、
イワシ摺身などの魚肉または魚肉と混合添加物を二軸エ
クストルーダーを用い50〜200℃のバレルで加熱
し、15〜200rpm の条件下で処理して凝固させ、加
熱凝固した魚肉をスクリューおよび出口ダイによりフレ
ーク状に切断し、連続的に魚肉フレークを製造する方法
が開示されている(特開昭62-22575号公報)。
【0006】しかしながら、この方法は水分含量が多い
原料については操作上問題がある。すなわち、本発明者
らが前記二軸エクストルーダーにより、サケ肉(細切魚
肉およびサケ落し身)を原料としてフレーク製品の製造
を検討し、バレル加熱温度180℃、ダイ温度130
℃、スクリュー回転数100rpm、調味料として20
%食塩水供給量を毎時5リッターの条件でエクストルー
ダーへ供給したところ、加熱凝固により遊離した液体成
分の一部が、前記エクストルーダーの原料供給口へ逆流
して溢れ出し、原料の定量供給が出来なくなるという問
題を生じた。
【0007】また、前記条件のもとでスクリュー回転数
を上げたところ(200rpm)、原料供給口からの液
体成分の逆流現象は見られなかったが、エクストルーダ
ーのダイ部分で、加熱処理された魚肉フレークから水分
の一部が水蒸気として蒸発飛散するものの、得られた魚
肉フレークは水分80%以上で、製造直後から離水を生
じる品質の悪いものであった。
【0008】すなわち、二軸エクストルーダーにより水
分含量の多い魚肉原料についてフレークを製造する場合
には、加熱凝固で遊離する水をいかに効率よく除去する
かが高品質の魚肉フレークを生産出来るキーポイントで
あることが判明した。二軸エクストルーダーによる方法
として、特開平4-104775号公報には、バレルによる加熱
を高温(200〜270℃)で行なうことにより、処理
中に蒸発する水分量が容易にコントロールでき、食感、
食味の良好な魚肉そぼろを製造することができる旨記載
されている。しかしながら、この方法でも上記と同様に
出口部分での魚肉を伴う水分の流出は回避することが出
来ず、また短時間で高温処理を行なうために、製品の焦
げ付きも起こりやすいという問題がある。
【0009】従って、本発明の目的は、二軸エクストル
ーダーを用いた魚肉フレークの製造方法において、水分
含量の多い原料を用いた場合にも焦げ付きが生じない緩
和な条件下で、加熱時に遊離する遊離液体を効率よく除
去して魚肉フレークの水分を任意に調整し、均一な品質
の魚肉フレークを大量に安定供給できる製造方法を提供
することにある。
【0010】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、植物油の
生産においては二軸エクストルーダーに油分をろ別する
メッシュ部材を組合わせて利用されていることに着目
し、この原理を高含水量の魚肉からフレークを製造する
際の遊離液体分の除去手段に応用することを検討した。
その結果、ダイに隣接するバレルを取外して脱液手段を
組み込むことにより、二軸エクストルーダーにおけるフ
レークの製造時に遊離する液体成分を除去することが充
分可能であることを確認した。さらに、前記脱液手段に
脱液量を調節する機能を付与することにより魚肉フレー
クの水分を任意に調節できることを確認し、本発明を完
成するに至った。
【0011】すなわち、本発明は 1)細切した魚肉または前記魚肉と調味料その他の添加
物を、バレル内に二軸スクリューを備えたエクストルー
ダーに供給し、加熱時に分離する遊離液体を前記エクス
トルーダーに組込まれた脱液手段により除去して魚肉の
水分量を調整することを特徴とする魚肉フレークの製造
方法、 2)細切した魚肉は、魚体より頭部、内臓、中骨、皮、
ひれを除去したフィーレを利用し、フィーレ内に残存す
る小骨を魚肉ごと除去し、二軸エクストルーダーのスク
リューに食い込まれる程度の大きさに細切りしたもので
あり、所望により前記魚肉付子骨を粉砕機により10ミ
クロン以下の大きさに微細化し前記細切り魚肉に混合し
て使用する前記1に記載の製造方法、 3)魚肉が、サケ、マス、ニシン、イワシ、イカ、ホタ
テ、タラ、スケトウダラ、コマイ、カジカ、ホッケ、ワ
ラズカ、キュウリウオ、カレイ、イトヨリダイから選択
されるものである前記1または2に記載の製造方法、 4)脱液手段がダイ出口手前に組込まれたエクストルー
ダーを使用する前記1または2に記載の製造方法、 5)バレル温度を80〜250℃、スクリュー回転数5
0〜300rpmで操作する前記1または前記2に記載
の製造方法、 6)脱液手段として、周面に多数の孔を有し、スクリュ
ーを包囲する円筒部材を使用する前記4に記載の製造方
法、 7)円筒部材の長手方向の一部を包囲する脱液量調節部
材を備えている脱液手段を使用する前記6に記載の製造
方法、 8)二軸エクストルーダーに供給する前に調味料その他
の添加物を原料に混合する前記1または2に記載の製造
方法、および 9)原料と調味料とその他の添加物を二軸エクストルー
ダーに供給する前記1または2に記載の製造方法、 を提供するものである。
【0012】以下、本発明の魚肉フレークの製造方法を
詳述する。本発明の方法で用いる二軸エクストルーダー
例の概略の構成を図2に示す。本例のエクストルーダー
18では、原料を機械に供給するホッパー17、供給さ
れた原料をシリンダー内部に導入するホッパーバレル4
a、加熱および冷却機能を有する数個の加熱バレル4
b、脱液手段1、前記バレル4a,4bおよび脱液手段
1の中央を貫通する二軸スクリュー2、エクストルーダ
ー18内で処理された原料の成形を行なう出口ダイ5、
エクストルーダーの運転を調節する操作盤20などから
構成されている。
【0013】加熱バレル4bは、通常、3個乃至4個を
水平一列に連結されているが、必要によりそれ以上の個
数のバレルを連結して使用することができる。バレルの
加熱・冷却能としては0〜300℃程度の温度範囲に保
持できるものであれば良い。
【0014】脱液手段1は、斜視図を図3に示すように
周面に多数の孔1bを有し、2本のスクリュー2を一定
の隙間を維持して包囲する断面がメガネ形状の金属製円
筒状穴開き部材1aからなり、その下には液体成分を受
ける漏斗14が設置されている。
【0015】円筒状穴開き部材1aの孔1bの大きさは
魚肉フレークが逃げない程度であればよく、直径2mm以
下、好ましくは0.5 〜2mmの孔を、1cm2 あたり15個
以下、好ましくは5〜15個有するものであり、この孔
から魚肉の余分な水分あるいは油分が蒸発あるいは搾汁
として漏斗14に受けられ、ホース15を経て搾汁液タ
ンクに集められる。脱液手段1には、水分の除去量を調
節するため脱液量調節部材6を設けることが好ましい。
【0016】脱液量調節部材6としては、例えば厚さ1
mm以上のテフロンシート7と補強のためにその外側を
厚さ1mm以上の金属板8、好ましくはステンレス板で
覆ったものを上下1組で円筒孔開き部材の長手方向の一
部を密着包囲するように上下から挟みちょうボルト9、
ワッシャー10、締板11及びちょうナット12により
固定する機構からなるものである。脱液量調節部材6の
材質としては、熱的安定性および耐食性等を有するもの
であればよく、テフロンシートあるいは金属板をそれぞ
れ単独で使用してもよい。
【0017】脱液量調節部材6の原料送りだし方向の長
さは、前記円筒状穴開き部材1aの全長よりも短いもの
とし、前記円筒状穴開き部材1aの全長を任意の長さに
分割した長さとする。これらの条件を満足する脱液量調
節部材6を任意の枚数用意し、脱液量調節部材6の枚数
における脱液量を検討しながら、目的とする水分の魚肉
フレークが得られるよう、適切な数の脱液量調節部材6
を前記円筒状穴開き部材1aに固定する。脱液量調節部
材6の固定具は、作業中も容易に脱着できる機構を有す
るものが好ましい。また、エクストルーダーにおいて脱
液手段が組み込まれた区間には、魚肉より搾汁された水
などが周囲に飛散しないようカバー13などを設置し、
脱液手段下部には搾汁された水などを捕集するために、
漏斗14、ホース15、搾汁液タンク16から構成され
る捕集機構を設置する。
【0018】前記脱液手段1は加熱バレル4と出口ダイ
5との間に設置する。市販の食品用二軸エクストルーダ
ーを用いる場合には、出口ダイに隣接した加熱バレルを
円筒状孔開き部材1aに置換えて用いることができる。
すなわち、出口ダイ5に隣接した加熱バレル4を取り外
し、露出した2本のスクリューを、円筒状穴開き部材1
aで覆い、さらにその外側を外筒で包囲し固定する。設
置方法としては、直接あるいは円筒状穴開き部材の両側
に接続した金属固定板3を介して、隣接する加熱バレル
4bおよび出口ダイ5に接続する。円筒状孔開き部材と
しては市販の部材、例えば株式会社神戸製綱所製のTC
V−50Lに付属のものなどが利用できる。
【0019】二軸エクスルーダーの2本のスクリュー2
は、前述のように魚肉を搬送、混合、混練、圧縮、剪
断、粉砕等を行なうためのものであり、その回転方向が
同方向および異方向のものがあり、またその噛合によっ
て完全噛合、部分噛合および非噛合スクリューに分類さ
れる。スクリューの形状としては搬送能力が高く剪断効
果に優れる台形型スクリュー、混練、混合能力に優れる
ボール型スクリュー、溶融部分で剪断、混合を行なう切
欠スクリュー、溶融部分で混合を行なうピンスクリュー
などがあり、本発明においては上記いずれの形状のスク
リューをも用いることができるが、原料の混合能力に優
れていることから特に二軸の回転が同方向のものが好ま
しい。
【0020】スクリューの溝(スクリューピッチ)は、
原料をシリンダー内に供給しやすくするためにホッパー
バレル付近では広くとり(例えば40mm)、徐々にピッ
チ幅を狭くし、出口(出口ダイ)の手前で最も狭くする
(例えば12.5mm)ことが好ましい。被処理物を安定して
吐出させるための出口ダイ5としては様々な形状のもの
が知られているが、目的に合わせて選択すればよい。
【0021】本発明の魚肉フレークの製造方法の原料と
なる魚種としては、サケ、マス、スケソウダラ、、ミナ
ミダラ、ニシン、イワシ、カジカ、ホッケ、ワラズカ、
キュウリウオ、カレイ、ホキ、ホタテ、コマイ、カジカ
アジ、イトヨリダイ、グチ、ハモ、イカ等が挙げられる
が、特に含水量の多いブナサケや数の子脱卵後の通称ガ
ラニシンなどについてその特色を発揮する。本発明では
これらの原料魚の頭部、内臓、中骨、皮、鰭を除去した
フィーレを利用し、フィーレ内に残存する小骨を魚肉ご
と除去し、二軸エクストルーダーのスクリューに食い込
まれる程度の大きさに細切りしたものを使用するが、採
肉機により調製した魚肉落し身も使用できる。必要によ
り前記魚肉付子骨をスーパーマスコロイダ(商品名)な
どの粉砕機により10ミクロン以下の大きさに微細化
し、前記細切り魚肉に混合したものをも原料として有効
利用することができる。
【0022】本発明においては、二軸エクスルーダーに
供給する前に、調味料その他の食品添加物(粉体あるい
は液体調味料、サラダ油、香料、着色料等)を混合して
おくこともできるが、原料と調味料その他の食品添加物
などを二軸エクストルーダーの1つあるいは複数の供給
口から同時に供給すれば、魚肉のフレーク処理中に混合
して味付けを行うことができる。
【0023】供給ホッパー17に投入され、ホッパーバ
レル4aよりシリンダー内部に供給された原料および調
味料その他の添加物は二軸スクリューにより搬送、混
合、混練、圧縮、剪断、粉砕などが行なわれ、また加熱
バレルにより加熱される。二軸スクリューの回転速度
は、原料魚の種類、得られる魚肉フレークの大きさ等に
より一概には言えないが、通常50〜300rpm 程度の
速度で回転させる。また、加熱温度についても、原料魚
の種類や前記スクリューの回転速度等により一概には言
えないが、通常80〜250℃、好ましくは150〜2
00℃に加熱する。80℃以下では魚肉タンパクが完全
に熱変性を受けないため、生状態の魚肉が残存し、25
0℃以上では焦げ付きが生じるため、魚肉フレークの品
質低下を招く結果となる。
【0024】ホッパーバレル4a、加熱バレル4bを通
過した魚肉は、不要な水分及び油分を含んだ状態で脱液
手段部1に搬送される。脱液手段部に達した魚肉はその
円筒状穴開き部材1a板の孔1bから遊離水分及び油分
が蒸気あるいは搾汁として除去される。脱液手段による
水分の排出量は脱液後の魚肉フレークの水分含量が所望
の値(通常は55〜70重量%)となるように、脱液量
調節部材を用いて調節する。この調節は魚肉ごとに前も
って適切な値を調べておくことで容易に行なうことがで
きる。原料魚肉から混練、加熱、脱液等が行なわれた魚
肉フレーク製品が出口ダイ5で成形され連続的に排出さ
れる。
【0025】本発明の方法によれば、原料の供給から任
意の水分含量の均一な魚肉フレーク製品を一工程で40
〜50秒程度の短時間で製造することができる。また、
手作業を要する従来のバッチ式のように細菌混入の可能
性はなく、得られた製品は無菌であることが確認されて
いる。
【0026】
【実施例】以下、実施例によって本発明をさらに詳しく
説明するが、本発明はこれらに限定されるものではな
い。
【0027】実施例1 食品用二軸エクストルーダーとして同方向回転スクリュ
ーを有するTCV−50L(株式会社神戸製鋼所製)
(バレル4個)をベースとして、出口ダイに隣接した加
熱バレルを脱液手段に取換えたものを用いた。この二軸
エクストルーダーのスクリューピッチは40mm、30m
m、20mm、12.5mmのものを用い、原料供給口側のスク
リューピッチを40mmとし、製品押し出し口へ近づくに
つれピッチを狭くし、先端の脱液手段部分では、スクリ
ューピッチを12.5mmとした。また、脱液手段として、株
式会社神戸製鋼所製の円筒状穴開き部材を用いた。円筒
状穴開き部材は、長さ215mmのステンレス板を円筒状
に加工したものであり、直径1.2mm の穴が1cm2 あたり
15個設けられている。脱液量調節部材としては、幅4
0mmのテフロンシートからなる図4の形状のものを用
い、このシートの枚数を4枚まで変えて実験を行なっ
た。
【0028】上記の二軸エクストルーダーを用いて、サ
ケ落し身40kg/時間および20%食塩水5.5 リットル
/時間でホッパーバレルの原料供給口に供給し、スクリ
ュー回転数100rpm 、バレル温度180℃、および表
1に示す枚数の脱液量調節部材を装着してエクストルー
ジョン・クッキングを行なった。
【0029】原料のサケとしては、産卵のために性成熟
し、水分が多く、脂肪分が少ない肉質の低下したブナサ
ケを使用した。食塩水は液添ポンプによりエクストルー
ダーへ定量的に供給した。原料のサケおよび得られたサ
ケフレークの一般成分値を表1に合わせて示す。
【0030】
【表1】
【0031】脱液量調節部材の枚数により、水分67%
から71%のサケフレークが得られた。いずれも適度な
肉汁感を有し、食感、味、においのいずれをも従来品に
比べて同等か、それよりも優れた品質を有するものであ
った。
【0032】また、これらの一部を無菌状態でパック
し、5℃の恒温器に貯蔵して生菌数を測定した。その結
果、貯蔵0日、21日とも生菌数は0を示し、エクスト
ルーダー内でサケフレークの殺菌が加熱、脱水処理と同
時に行なわれていることが判明した。従って、エクスト
ルーダーより押し出されてくるサケフレークを無菌状態
で包装することにより、従来の製造方法に必要不可欠な
レトルト処理による殺菌工程が省略され、その工程によ
る品質低下のないサケフレークを製造できる。
【0033】実施例2 実施例1と同じ二軸エクストルーダーを用いて、ニシン
落し身40kg/時間および20%食塩水5.5 リットル/
時間でホッパーバレルの原料供給口に供給し、スクリュ
ー回転数100rpm 、バレル温度180℃、および脱液
量調節部材3枚を装着してエクストルージョン・クッキ
ングを行なった。
【0034】原料に用いたニシンは、かずのこ脱卵後の
通称ガラニシンで、凍結・解凍を繰り返されたものであ
った。このニシンをフィーレの状態で2時間くん乾した
後、落し身を調整した。原料のニシンおよび得られたニ
シンフレークの一般成分値を表2に合わせて示す。
【0035】
【表2】
【0036】得られたニシンフレークは、くん煙により
魚臭がマスキングされ、エクストルーダーで処理されて
もマスキング効果が低減せず、脂肪が適度に乗り、食
感、味、においとも好ましいものであり、また水分、脂
肪の分離が見られない良質のものであった。
【0037】実施例3 実施例1で使用した二軸エクストルーダーを用いて、サ
ケ落し身40kg/時間、表3に組成を示す調味料含有3
0%食塩水5.5 リットル/時間および植物油1.0kg /時
間でホッパーバレルの原料供給口に供給し、スクリュー
回転数100rpm 、バレル温度180℃、および脱液量
調節部材を3枚装着してエクストルージョン・クッキン
グを行なった。原料のサケは、実施例1と同様のものを
使用した。調味料含有30%食塩水は液添ポンプにて、
また植物油はローラーポンプにてエクストルーダーへそ
れぞれ供給した。原料のサケおよび得られたサケフレー
クの一般成分値を表4に合わせて示す。
【0038】
【表3】
【0039】
【表4】
【0040】サケフレークは適度な肉汁感を有し、着
色、調味も均一に行なわれ、脂肪が適度に乗ったもので
あった。これらのサケフレークを14名のパネラーに試
食させ、表5に示す「サケらしい魚肉感」、「サケらし
い味」、「水分」、「塩分」、「脂肪」の5項目および
総合評価を行なった。各項目における評点の平均値を計
算した官能検査の結果を表6に示す。なお、水分は適度
に「しっとり感」があり、ぼそついた感じのしないもの
を「よい」とし、その程度について評価した。塩分は低
塩化嗜好で、適度な塩味と感じるものを「よい」とし、
その程度について評価した。脂肪はあまり油っぽいもの
は好ましくなく、適度な喉越し感のあるものを「よい」
とし、その程度について評価した。また、表7に、魚体
(ラウンド)から頭、内臓を取り除いた状態のもの(ド
レス)を基準(100%)として、従来のバッチ方式製
造法における各工程後の歩留(%)と本実施例の製造法
における歩留(%)を示す。
【0041】
【表5】
【0042】
【表6】
【0043】
【表7】
【0044】以上の表5、表6及び表7の結果より、本
発明の製造法による魚肉フレークは、品質および歩留の
点で、従来の製造法に比べて優れていることがわかる。
【0045】
【発明の効果】本発明によれば、水分含量の多い原料魚
肉から焦げ付きの生じない緩和な条件下で、加熱時に遊
離する遊離液体成分を除去し水分量が任意に調整され無
菌の魚肉フレークを単一工程で容易に製造することがで
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 二軸エクストルーダーの概略構成図である。
【図2】 本発明の魚肉フレークの製造に用いる二軸エ
クストルーダーの概略構成図である。
【図3】 脱液手段部の斜視図である。
【図4】 脱液量調節部材の分解組立図である。
【符号の説明】
1 脱液手段 1a 円筒状穴開き部材 2 スクリュー 3 固定板 4a ホッパーバレル 4b 加熱バレル 5 出口ダイ 6 水量調節部材 7 テフロンシート 8 金属板 9 ちょうボルト 10 ワッシャー 11 締板 12 ちょうナット 13 カバー 14 漏斗 15 ホース 16 搾汁液タンク 17 供給ホッパ 18 二軸エクストルーダー 20 操作盤
フロントページの続き (72)発明者 木田 健治 北海道釧路市浜町2番6号 北海道立釧路 水産試験場内 (72)発明者 船岡 輝幸 北海道釧路市浜町2番6号 北海道立釧路 水産試験場内 (72)発明者 飯田 訓之 北海道余市郡余市町浜中町238番地 北海 道立中央水産試験場内 (72)発明者 信太 茂春 北海道函館市湯川町1丁目2番66号 北海 道立函館水産試験場内

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 魚肉または前記魚肉と調味料その他の添
    加物を、バレル内に二軸スクリューを備えたエクストル
    ーダーに供給し、加熱時に分離する遊離液体を前記エク
    ストルーダーに組込まれた脱液手段により除去して魚肉
    の水分量を調整することを特徴とする魚肉フレークの製
    造方法。
  2. 【請求項2】 魚肉は、魚体より頭部、内臓、中骨、
    皮、ひれを除去したフィーレを利用し、フィーレ内に残
    存する小骨を魚肉ごと除去し、二軸エクストルーダーの
    スクリューに食い込まれる程度の大きさに細切りしたも
    のであり、所望により前記魚肉付子骨を粉砕機により1
    0ミクロン以下の大きさに微細化し前記細切り魚肉に混
    合して使用する請求項1に記載の製造方法。
  3. 【請求項3】 魚肉が、サケ、マス、ニシン、イワシ、
    イカ、ホタテ、タラ、スケトウダラ、コマイ、カジカ、
    ホッケ、ワラズカ、キュウリウオ、カレイ、イトヨリダ
    イから選択されるものである請求項1または2に記載の
    製造方法。
  4. 【請求項4】 脱液手段が出口ダイ手前に組込まれたエ
    クストルーダーを使用する請求項1または2に記載の製
    造方法。
  5. 【請求項5】 バレル温度を80〜250℃、スクリュ
    ー回転数を50〜300rpmで操作する請求項1また
    は請求項2に記載の製造方法。
  6. 【請求項6】 脱液手段として、周面に多数の孔を有
    し、スクリューを包囲する円筒部材を使用する請求項4
    に記載の製造方法。
  7. 【請求項7】 円筒部材の長手方向の一部を包囲する脱
    液量調節部材を備えている脱液手段を使用する請求項6
    に記載の製造方法。
  8. 【請求項8】 二軸エクストルーダーに供給する前に調
    味料その他の添加物を原料に混合する請求項1または2
    に記載の製造方法。
  9. 【請求項9】 原料と調味料とその他の添加物を二軸エ
    クストルーダーに供給する請求項1または2に記載の製
    造方法。
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WO2025028040A1 (ja) * 2023-08-03 2025-02-06 東洋製罐株式会社 無菌充填システム及び充填包装方法

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