JPH07315643A - 搬送用ロール及びこれを用いた磁気記録媒体の製造方法 - Google Patents
搬送用ロール及びこれを用いた磁気記録媒体の製造方法Info
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- JPH07315643A JPH07315643A JP11506894A JP11506894A JPH07315643A JP H07315643 A JPH07315643 A JP H07315643A JP 11506894 A JP11506894 A JP 11506894A JP 11506894 A JP11506894 A JP 11506894A JP H07315643 A JPH07315643 A JP H07315643A
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- Japan
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- transport roll
- base film
- roll
- central portion
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- Registering, Tensioning, Guiding Webs, And Rollers Therefor (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 シート状基体全体に亘って均一に広げ、シワ
等の発生をほぼ完全に抑止する。 【構成】 搬送用ロール1の外周部12の表面に、その
中央部12aから各端部12b,12cへ向かって左右
対称に螺旋状の多条溝13を形成する。この多条溝13
は、その中央部12aから各端部12b,12c方向へ
向かって所定の傾斜角θを持ち、且つその深さが中央部
12aから各端部12b,12cへ向かうにつれて徐々
に大きくなるように形成されている。
等の発生をほぼ完全に抑止する。 【構成】 搬送用ロール1の外周部12の表面に、その
中央部12aから各端部12b,12cへ向かって左右
対称に螺旋状の多条溝13を形成する。この多条溝13
は、その中央部12aから各端部12b,12c方向へ
向かって所定の傾斜角θを持ち、且つその深さが中央部
12aから各端部12b,12cへ向かうにつれて徐々
に大きくなるように形成されている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、磁気記録媒体のベース
フィルム等の可撓性を有するシート状基体を巻付け角を
もって支持して連続的に走行せしめる搬送用ロールの改
良に関するものである。
フィルム等の可撓性を有するシート状基体を巻付け角を
もって支持して連続的に走行せしめる搬送用ロールの改
良に関するものである。
【0002】
【従来の技術】一般に、例えば磁気記録媒体のベースフ
ィルムのような可撓性を有するシート状基体にダイコー
タによって磁性層を塗布形成する場合、上記ベースフィ
ルムを走行させて搬送する際に、なるべく上記ベースフ
ィルムにシワ等の変形が生じないようにすることが必要
である。これは、上記ベースフィルムにシワ等の変形が
生じることにより張力ムラが発生し、磁性塗料の塗布時
に塗布厚ムラが引き起こされることになるからである。
ィルムのような可撓性を有するシート状基体にダイコー
タによって磁性層を塗布形成する場合、上記ベースフィ
ルムを走行させて搬送する際に、なるべく上記ベースフ
ィルムにシワ等の変形が生じないようにすることが必要
である。これは、上記ベースフィルムにシワ等の変形が
生じることにより張力ムラが発生し、磁性塗料の塗布時
に塗布厚ムラが引き起こされることになるからである。
【0003】従来、上記ベースフィルムに発生しがちな
シワ等の変形を抑止するために、表面の部材がゴム製で
あり例えば中心軸が湾曲した反りを有するバナナ形状の
搬送用ロールを用いて、このベースフィルムを上記搬送
用ロールにて所定の傾斜角をもって支持して連続的に走
行せしめることによりベースフィルムの幅全体をムラ無
く拡張することが案出されている。
シワ等の変形を抑止するために、表面の部材がゴム製で
あり例えば中心軸が湾曲した反りを有するバナナ形状の
搬送用ロールを用いて、このベースフィルムを上記搬送
用ロールにて所定の傾斜角をもって支持して連続的に走
行せしめることによりベースフィルムの幅全体をムラ無
く拡張することが案出されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記バナナ
形状の搬送用ロールを用いた場合、上記ベースフィルム
の搬送の際にその張力や厚み、プロファイルに変化が生
じたときに、その湾曲した反りの角度を調整しなければ
ならない。このとき、角度調整が不完全であると、ベー
スフィルムの中央部または両端部に過大な圧力がかかる
ことになる。したがって、このベースフィルムにシワ等
の変形が生じる率が高く、磁性塗料の塗布時に塗布厚ム
ラが発生する可能性が増大する。また、湾曲した反りを
有するという構造上、必然的にベースフィルムとの巻付
け角が狭い範囲に制限されるという問題もある。
形状の搬送用ロールを用いた場合、上記ベースフィルム
の搬送の際にその張力や厚み、プロファイルに変化が生
じたときに、その湾曲した反りの角度を調整しなければ
ならない。このとき、角度調整が不完全であると、ベー
スフィルムの中央部または両端部に過大な圧力がかかる
ことになる。したがって、このベースフィルムにシワ等
の変形が生じる率が高く、磁性塗料の塗布時に塗布厚ム
ラが発生する可能性が増大する。また、湾曲した反りを
有するという構造上、必然的にベースフィルムとの巻付
け角が狭い範囲に制限されるという問題もある。
【0005】そこで、搬送用ロールとして、その表面に
多数のリング状の溝が等間隔に形成され、これらリング
状の溝が中央部から両端部方向へ向かって所定の傾斜角
を有する構造のものが案出されている。この搬送用ロー
ルを用いてベースフィルムの搬送を行えば、上記バナナ
形状の搬送用ロールを用いる場合のような角度調整が全
く不要であり、しかもベースフィルムの張力や厚み、プ
ロファイルに応じた調整も必要ない。さらにこの搬送用
ロールのリング状溝により、ベースフィルムがその中心
から外側へ向かって徐々に広げられてシワ等の変形が整
形されることになる。
多数のリング状の溝が等間隔に形成され、これらリング
状の溝が中央部から両端部方向へ向かって所定の傾斜角
を有する構造のものが案出されている。この搬送用ロー
ルを用いてベースフィルムの搬送を行えば、上記バナナ
形状の搬送用ロールを用いる場合のような角度調整が全
く不要であり、しかもベースフィルムの張力や厚み、プ
ロファイルに応じた調整も必要ない。さらにこの搬送用
ロールのリング状溝により、ベースフィルムがその中心
から外側へ向かって徐々に広げられてシワ等の変形が整
形されることになる。
【0006】しかしながら、上記の搬送用ロールを用い
た場合でも、以下に示すような問題が生じる。すなわ
ち、上記リング状溝によりベースフィルムのシワ等の変
形が整形される反面、ベースフィルム搬送時にこれらリ
ング状溝にこのベースフィルムが落込み、ベースフィル
ム表面にこのリング状の凹凸が多数生じ、磁性塗料の塗
布時にリング状のムラが形成されてしまう。したがっ
て、ベースフィルムがその表面に塗布が施されるもので
あるときには、リング状溝を有する搬送用ロールは好適
であるとは言い難い。
た場合でも、以下に示すような問題が生じる。すなわ
ち、上記リング状溝によりベースフィルムのシワ等の変
形が整形される反面、ベースフィルム搬送時にこれらリ
ング状溝にこのベースフィルムが落込み、ベースフィル
ム表面にこのリング状の凹凸が多数生じ、磁性塗料の塗
布時にリング状のムラが形成されてしまう。したがっ
て、ベースフィルムがその表面に塗布が施されるもので
あるときには、リング状溝を有する搬送用ロールは好適
であるとは言い難い。
【0007】本発明は、上述の様々な課題に鑑みて提案
されたものであり、その目的とするところは、シート状
基体全体に亘って均一に広げ、シワ等の発生をほぼ完全
に抑止して、シート状基体を用いた製品の歩溜り及び信
頼性の大幅な向上を図ることを可能とする搬送用ロール
を提供することにある。
されたものであり、その目的とするところは、シート状
基体全体に亘って均一に広げ、シワ等の発生をほぼ完全
に抑止して、シート状基体を用いた製品の歩溜り及び信
頼性の大幅な向上を図ることを可能とする搬送用ロール
を提供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の対象となるもの
は、可撓性を有するシート状基体を所定の巻付け角をも
って支持して連続的に走行せしめる搬送用ロールであ
る。本発明は、外周部の表面にその中央部から両端部へ
向かって左右対称に螺旋状の多条溝を設け、前記多条溝
を中央部から両端部方向へ向かって所定の傾斜角を持た
せ、且つ前記多条溝の深さを中央部から両端部へ向かう
につれて徐々に大きく形成して構成するものである。
は、可撓性を有するシート状基体を所定の巻付け角をも
って支持して連続的に走行せしめる搬送用ロールであ
る。本発明は、外周部の表面にその中央部から両端部へ
向かって左右対称に螺旋状の多条溝を設け、前記多条溝
を中央部から両端部方向へ向かって所定の傾斜角を持た
せ、且つ前記多条溝の深さを中央部から両端部へ向かう
につれて徐々に大きく形成して構成するものである。
【0009】この場合、上記シート状基体として磁気記
録媒体のベースフィルムを主に想定している。
録媒体のベースフィルムを主に想定している。
【0010】また、この場合、多条溝が形成された外周
部をゴムを材料としたものとし、多条溝の条数を2条以
上、その所定の傾斜角を10゜〜50゜に形成して構成
する。
部をゴムを材料としたものとし、多条溝の条数を2条以
上、その所定の傾斜角を10゜〜50゜に形成して構成
する。
【0011】そして、上記搬送用ロールを用いてベース
フィルムを搬送し、その表面に磁性層を塗布形成するこ
とを特徴とする。
フィルムを搬送し、その表面に磁性層を塗布形成するこ
とを特徴とする。
【0012】
【作用】本発明に係る搬送用ロールにおいては、その外
周部の表面にその中央部から両端部へ向かって左右対称
に螺旋状の多条溝が設けられ、上記多条溝が中央部から
両端部方向へ向かって所定の傾斜角を持ち、且つ上記多
条溝の深さが中央部から両端部へ向かうにつれて徐々に
大きく形成されている。したがって、シート状基体を搬
送用ロールにより所定の巻付け角をもって支持して連続
的に走行せしめる際に、多条溝が螺旋状に形成されてい
るために搬送用ロールからの張力は上記シート状基体に
対して局在化することなくその全体に亘って均一に加わ
る。このときさらに、上記多条溝が中央部から両端部へ
向かうにつれて傾斜角を有し且つその深さが徐々に増し
てゆく構造を有するために、搬送用ロールからの張力は
上記シート状基体に対してその中央部から両端部へ向か
う方向に適度に加わり、走行中にシート状基体に生じが
ちなシワ等がほぼ完全に抑止される。
周部の表面にその中央部から両端部へ向かって左右対称
に螺旋状の多条溝が設けられ、上記多条溝が中央部から
両端部方向へ向かって所定の傾斜角を持ち、且つ上記多
条溝の深さが中央部から両端部へ向かうにつれて徐々に
大きく形成されている。したがって、シート状基体を搬
送用ロールにより所定の巻付け角をもって支持して連続
的に走行せしめる際に、多条溝が螺旋状に形成されてい
るために搬送用ロールからの張力は上記シート状基体に
対して局在化することなくその全体に亘って均一に加わ
る。このときさらに、上記多条溝が中央部から両端部へ
向かうにつれて傾斜角を有し且つその深さが徐々に増し
てゆく構造を有するために、搬送用ロールからの張力は
上記シート状基体に対してその中央部から両端部へ向か
う方向に適度に加わり、走行中にシート状基体に生じが
ちなシワ等がほぼ完全に抑止される。
【0013】
【実施例】以下、主に磁気テープ作製の際に、本発明に
係る搬送用ロールをベースフィルムの搬送に用いた実施
例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
係る搬送用ロールをベースフィルムの搬送に用いた実施
例について、図面を参照しながら詳細に説明する。
【0014】一般に、例えば磁気記録媒体のベースフィ
ルムのような可撓性を有するシート状基体にダイコータ
によって磁性膜を塗布形成する場合、上記ベースフィル
ムにシワ等の変形が生じることにより張力ムラが生じて
磁性塗料の塗布時に発生する塗布厚ムラを防止するため
に、上記ベースフィルムを走行させて搬送する際に、な
るべく上記ベースフィルムにシワ等の変形が生じないよ
うにすることが必要である。
ルムのような可撓性を有するシート状基体にダイコータ
によって磁性膜を塗布形成する場合、上記ベースフィル
ムにシワ等の変形が生じることにより張力ムラが生じて
磁性塗料の塗布時に発生する塗布厚ムラを防止するため
に、上記ベースフィルムを走行させて搬送する際に、な
るべく上記ベースフィルムにシワ等の変形が生じないよ
うにすることが必要である。
【0015】そこで、本実施例においては、ベースフィ
ルムに発生しがちなシワ等の変形を抑止するために、図
1に示すような搬送手段にて、ベースフィルムの搬送用
ロール1を設置する。前記搬送手段は、上記搬送用ロー
ル1と、この搬送用ロール1から搬送されたベースフィ
ルム2を当接せしめて更に走行させるためのガイドロー
ル3,4が並列して設けられて構成されている。
ルムに発生しがちなシワ等の変形を抑止するために、図
1に示すような搬送手段にて、ベースフィルムの搬送用
ロール1を設置する。前記搬送手段は、上記搬送用ロー
ル1と、この搬送用ロール1から搬送されたベースフィ
ルム2を当接せしめて更に走行させるためのガイドロー
ル3,4が並列して設けられて構成されている。
【0016】上記搬送手段においては、搬送用ロール1
を用いてベースフィルム2をこの搬送用ロール1におい
て所定の巻付け角φをもって当接位置aにて支持して図
中矢印Mで示す方向へ連続的に走行せしめることにより
ベースフィルム2の幅全体をムラ無く拡張し、ガイドロ
ール3,4を併用してこのベースフィルム2を搬送す
る。ここで上記巻付け角φは、図示の如く当接位置aに
おいてベースフィルム2が上記搬送用ロール1に抱き込
まれる角度を示している。
を用いてベースフィルム2をこの搬送用ロール1におい
て所定の巻付け角φをもって当接位置aにて支持して図
中矢印Mで示す方向へ連続的に走行せしめることにより
ベースフィルム2の幅全体をムラ無く拡張し、ガイドロ
ール3,4を併用してこのベースフィルム2を搬送す
る。ここで上記巻付け角φは、図示の如く当接位置aに
おいてベースフィルム2が上記搬送用ロール1に抱き込
まれる角度を示している。
【0017】本実施例において用いる搬送用ロール1
は、回転中心である中心軸11と、この中心軸11の外
周部を形成するゴム製の外周部12とから構成されてい
る。この搬送用ロール1は中心軸11の中心(図4中、
破線で示す)の回りに回転自在に設置されている。
は、回転中心である中心軸11と、この中心軸11の外
周部を形成するゴム製の外周部12とから構成されてい
る。この搬送用ロール1は中心軸11の中心(図4中、
破線で示す)の回りに回転自在に設置されている。
【0018】上記搬送用ロール1の外周部12の表面に
は、図2に示すように、中央部12aから各端部12
b,12cへ向かって左右対称に螺旋状の多条溝13が
形成されている。この多条溝13は、図3に示すように
中央部12aから各端部12b,12c方向へ向かって
所定の傾斜角θを持ち、且つ図4に示すようにその深さ
が中央部12aから各端部12b,12cへ向かうにつ
れて徐々に大きくなるように形成されている(この様子
を図中一点鎖線で示す)。
は、図2に示すように、中央部12aから各端部12
b,12cへ向かって左右対称に螺旋状の多条溝13が
形成されている。この多条溝13は、図3に示すように
中央部12aから各端部12b,12c方向へ向かって
所定の傾斜角θを持ち、且つ図4に示すようにその深さ
が中央部12aから各端部12b,12cへ向かうにつ
れて徐々に大きくなるように形成されている(この様子
を図中一点鎖線で示す)。
【0019】ここで、等ピッチに形成された多条溝13
については、上記図4に示すように、その溝幅W、ブレ
ード幅T、溝の深さD(中央部D1,両端部D2)、傾
斜角θ、及び条数n、ゴム硬度G(JIS−A型ゴム硬
度計による)はそれぞれW=0.5〜10mm,T=1
〜10mm,D1=1〜10mm,D2=D1+(1〜
20mm),θ=10゜〜50゜,n≧2条,G=20
〜50度とし、より好ましくは、W=1〜3mm,T=
2〜5mm,D1=2〜5mm,D2=D1+(1〜1
0mm),θ=30゜〜50゜,n≧4条,G=30〜
40度である。また、上記多条溝13が形成されている
外周部12の材質は、エチレンプルピレンターポリマー
ゴム(EPT),アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体(NBR),イソブチレン−イソプレン共重合体(I
IR),シリコンゴム等とする。
については、上記図4に示すように、その溝幅W、ブレ
ード幅T、溝の深さD(中央部D1,両端部D2)、傾
斜角θ、及び条数n、ゴム硬度G(JIS−A型ゴム硬
度計による)はそれぞれW=0.5〜10mm,T=1
〜10mm,D1=1〜10mm,D2=D1+(1〜
20mm),θ=10゜〜50゜,n≧2条,G=20
〜50度とし、より好ましくは、W=1〜3mm,T=
2〜5mm,D1=2〜5mm,D2=D1+(1〜1
0mm),θ=30゜〜50゜,n≧4条,G=30〜
40度である。また、上記多条溝13が形成されている
外周部12の材質は、エチレンプルピレンターポリマー
ゴム(EPT),アクリロニトリル−ブタジエン共重合
体(NBR),イソブチレン−イソプレン共重合体(I
IR),シリコンゴム等とする。
【0020】上述の如き条件を考慮して、以下に示すよ
うに搬送用ロール1を作製した。すなわち、溝幅W、ブ
レード幅T、溝の深さD(中央部D1,両端部D2)、
傾斜角θ、及び条数n、ゴム硬度GをそれぞれW=2m
m,T=約3mm,D1=3mm,D2=5mm,θ=
30゜,n=6条(1条分のリード長L=30mm),
G=30度とし、搬送用ロール1のロール長を700m
m、ロール径を80mm、外周部12の厚みを15mm
として、中心軸11の両端部に玉軸受けを設けて受動回
転型とした。
うに搬送用ロール1を作製した。すなわち、溝幅W、ブ
レード幅T、溝の深さD(中央部D1,両端部D2)、
傾斜角θ、及び条数n、ゴム硬度GをそれぞれW=2m
m,T=約3mm,D1=3mm,D2=5mm,θ=
30゜,n=6条(1条分のリード長L=30mm),
G=30度とし、搬送用ロール1のロール長を700m
m、ロール径を80mm、外周部12の厚みを15mm
として、中心軸11の両端部に玉軸受けを設けて受動回
転型とした。
【0021】このように作製した搬送用ロール1を上記
搬送手段に用いて、厚みの異なる数種のベースフィルム
2を走行させる実験を試みた。ここで、ベースフィルム
2としては、その材質がポリエチレンテレフタレート
(PET)であり、その厚みがそれぞれ5,7,10,
14μmのものを用いた。また、上記搬送手段におい
て、各ベースフィルム2に加える張力を10(kg/6
20mm幅)とし、ガイドロール3,4をアルミパイプ
にクロムメッキを施したものとして500mm離間させ
て配置し、更にこのガイドロール3から100mm離間
させて搬送用ロール1を配設した。そして、この搬送用
ロール1に対する各ベースフィルムの上記巻付け角φを
5゜〜108゜の範囲で走行させた。
搬送手段に用いて、厚みの異なる数種のベースフィルム
2を走行させる実験を試みた。ここで、ベースフィルム
2としては、その材質がポリエチレンテレフタレート
(PET)であり、その厚みがそれぞれ5,7,10,
14μmのものを用いた。また、上記搬送手段におい
て、各ベースフィルム2に加える張力を10(kg/6
20mm幅)とし、ガイドロール3,4をアルミパイプ
にクロムメッキを施したものとして500mm離間させ
て配置し、更にこのガイドロール3から100mm離間
させて搬送用ロール1を配設した。そして、この搬送用
ロール1に対する各ベースフィルムの上記巻付け角φを
5゜〜108゜の範囲で走行させた。
【0022】上記実験の結果としては、上記4種のベー
スフィルム2全てについて、ガイドロール3,4上にお
いてシワ等が発生せず、さらにガイドロール3,4間に
おいて変形は生じずに極めて良好に各ベースフィルム2
を搬送することができた。特に、厚みの薄い5μmのも
のに関してはシワ等や変形をほぼ完全に抑えることが可
能であることが示された。
スフィルム2全てについて、ガイドロール3,4上にお
いてシワ等が発生せず、さらにガイドロール3,4間に
おいて変形は生じずに極めて良好に各ベースフィルム2
を搬送することができた。特に、厚みの薄い5μmのも
のに関してはシワ等や変形をほぼ完全に抑えることが可
能であることが示された。
【0023】このように、上記実施例に係る搬送用ロー
ル1においては、その外周部12の表面にその中央部1
2aから各端部12b,12cへ向かって左右対称に螺
旋状の多条溝13が設けられ、上記多条溝13が中央部
12aから各端部12b,12c方向へ向かって所定の
傾斜角θを持ち、且つ多条溝13の深さDが中央部12
aから各端部12b,12cへ向かうにつれて徐々に大
きく形成されている。したがって、シート状基体である
ベースフィルム2を搬送用ロール1により所定の巻付け
角φをもって支持して連続的に走行せしめる際に、多条
溝13が螺旋状に形成されているために搬送用ロール1
からの張力はベースフィルム2に対して局在化すること
なくその全体に亘って均一に加わる。このときさらに、
上記多条溝13が中央部12aから各端部12b,12
cへ向かうにつれて傾斜角θを有し且つその深さDが徐
々に増してゆく構造を有するために、搬送用ロール1か
らの張力はベースフィルム2に対してその中央部12a
から各端部12b,12cへ向かう方向に適度に加わ
り、走行中にベースフィルム2に生じがちなシワ等がほ
ぼ完全に抑止される。
ル1においては、その外周部12の表面にその中央部1
2aから各端部12b,12cへ向かって左右対称に螺
旋状の多条溝13が設けられ、上記多条溝13が中央部
12aから各端部12b,12c方向へ向かって所定の
傾斜角θを持ち、且つ多条溝13の深さDが中央部12
aから各端部12b,12cへ向かうにつれて徐々に大
きく形成されている。したがって、シート状基体である
ベースフィルム2を搬送用ロール1により所定の巻付け
角φをもって支持して連続的に走行せしめる際に、多条
溝13が螺旋状に形成されているために搬送用ロール1
からの張力はベースフィルム2に対して局在化すること
なくその全体に亘って均一に加わる。このときさらに、
上記多条溝13が中央部12aから各端部12b,12
cへ向かうにつれて傾斜角θを有し且つその深さDが徐
々に増してゆく構造を有するために、搬送用ロール1か
らの張力はベースフィルム2に対してその中央部12a
から各端部12b,12cへ向かう方向に適度に加わ
り、走行中にベースフィルム2に生じがちなシワ等がほ
ぼ完全に抑止される。
【0024】したがって、本実施例の搬送用ロール1を
用いれば、ベースフィルム2の表面に生じがちな凹凸形
状がなくほぼ完全にフラットな状態として搬送されるの
で、その後の工程における磁性塗料等の塗布時において
塗布ムラが生じることなく均一な塗布が実現され、製品
の歩溜り及び信頼性が大幅に向上することになる。
用いれば、ベースフィルム2の表面に生じがちな凹凸形
状がなくほぼ完全にフラットな状態として搬送されるの
で、その後の工程における磁性塗料等の塗布時において
塗布ムラが生じることなく均一な塗布が実現され、製品
の歩溜り及び信頼性が大幅に向上することになる。
【0025】
【発明の効果】本発明に係る搬送用ロールによれば、可
撓性を有するシート状基体を所定の巻付け角をもって支
持して連続的に走行せしめる搬送用ロールにおいて、外
周部の表面にその中央部から両端部へ向かって左右対称
に螺旋状の多条溝を設け、前記多条溝を中央部から両端
部方向へ向かって所定の傾斜角を持ち、且つ前記多条溝
の深さを中央部から両端部へ向かうにつれて徐々に大き
く形成して構成したので、シート状基体全体に亘って均
一に広げ、シワ等の発生をほぼ完全に抑止して、シート
状基体を用いた製品の歩溜り及び信頼性の大幅な向上を
図ることが可能となる。
撓性を有するシート状基体を所定の巻付け角をもって支
持して連続的に走行せしめる搬送用ロールにおいて、外
周部の表面にその中央部から両端部へ向かって左右対称
に螺旋状の多条溝を設け、前記多条溝を中央部から両端
部方向へ向かって所定の傾斜角を持ち、且つ前記多条溝
の深さを中央部から両端部へ向かうにつれて徐々に大き
く形成して構成したので、シート状基体全体に亘って均
一に広げ、シワ等の発生をほぼ完全に抑止して、シート
状基体を用いた製品の歩溜り及び信頼性の大幅な向上を
図ることが可能となる。
【図1】搬送装置の構成を示す模式図である。
【図2】本実施例に係る搬送用ロールの近傍を模式的に
示す正面図である。
示す正面図である。
【図3】上記搬送用ロールを模式的に示す断面図であ
る。
る。
【図4】上記搬送用ロールの外周部の一部を模式的に示
す断面図である。
す断面図である。
1 搬送用ロール 2 ベースフィルム 3,4 ガイドロール 11 中心軸 12 外周部 12a 中央部 12b,12c 各端部 13 多条溝
Claims (6)
- 【請求項1】 可撓性を有するシート状基体を所定の巻
付け角をもって支持して連続的に走行せしめる搬送用ロ
ールにおいて、 外周部の表面にその中央部から両端部へ向かって左右対
称に螺旋状の多条溝を有し、 前記多条溝が中央部から両端部方向へ向かって所定の傾
斜角を持ち、且つ前記多条溝の深さが中央部から両端部
へ向かうにつれて徐々に大きく形成されてなることを特
徴とする搬送用ロール。 - 【請求項2】 シート状基体が磁気記録媒体のベースフ
ィルムであることを特徴とする請求項1記載の搬送用ロ
ール。 - 【請求項3】 多条溝の条数が2条以上であることを特
徴とする請求項1記載の搬送用ロール。 - 【請求項4】 多条溝の所定の傾斜角が10゜〜50゜
であることを特徴とする請求項1記載の搬送用ロール。 - 【請求項5】 多条溝が形成された外周部がゴムを材料
としてなることを特徴とする請求項1記載の搬送用ロー
ル。 - 【請求項6】 請求項1記載の搬送用ロールによりベー
スフィルムを搬送し、その表面に磁性層を塗布形成する
ことを特徴とする磁気記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11506894A JP3463348B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 搬送用ロール及びこれを用いた磁気記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP11506894A JP3463348B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 搬送用ロール及びこれを用いた磁気記録媒体の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07315643A true JPH07315643A (ja) | 1995-12-05 |
| JP3463348B2 JP3463348B2 (ja) | 2003-11-05 |
Family
ID=14653391
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP11506894A Expired - Fee Related JP3463348B2 (ja) | 1994-05-27 | 1994-05-27 | 搬送用ロール及びこれを用いた磁気記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3463348B2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001277350A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Michael Podlesny | ストレッチャ・ローラ |
| JP2023108704A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 若水技研株式会社 | 押圧ローラ |
-
1994
- 1994-05-27 JP JP11506894A patent/JP3463348B2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001277350A (ja) * | 2000-03-28 | 2001-10-09 | Michael Podlesny | ストレッチャ・ローラ |
| JP2023108704A (ja) * | 2022-01-26 | 2023-08-07 | 若水技研株式会社 | 押圧ローラ |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP3463348B2 (ja) | 2003-11-05 |
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