JPH07317849A - 歯車変速機のリバ−スシフト装置 - Google Patents
歯車変速機のリバ−スシフト装置Info
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- JPH07317849A JPH07317849A JP6133594A JP13359494A JPH07317849A JP H07317849 A JPH07317849 A JP H07317849A JP 6133594 A JP6133594 A JP 6133594A JP 13359494 A JP13359494 A JP 13359494A JP H07317849 A JPH07317849 A JP H07317849A
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- gear
- convex portion
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- synchronizer
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-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H63/00—Control outputs from the control unit to change-speed- or reversing-gearings for conveying rotary motion or to other devices than the final output mechanism
- F16H63/02—Final output mechanisms therefor; Actuating means for the final output mechanisms
- F16H63/30—Constructional features of the final output mechanisms
- F16H63/302—Final output mechanisms for reversing
Landscapes
- Gear-Shifting Mechanisms (AREA)
- Structure Of Transmissions (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】後退変速段の選択がスム−ズに行われるように
する。 【構成】ギアIRをシフト動させてギアKR、HRに噛
合させることにより、後退変速段が選択される。入力軸
1は、停止部材としてのギアRSの他、ギアRR、コイ
ルスプリング5を介して、出力軸2と連動される。5速
選択用の同期装置S3が、ギアRSに形成された摩擦係
合面14に圧接される後退用のシンクロナイザリング1
3を備えて、上記ギアIRとKRとHRとの噛合開始前
に、リング13が摩擦係合面14に圧接される同期が行
われる。ギアRRを出力軸2に固定した場合は、同期装
置S3のスリ−ブ11の歯11aとリング13の歯13
aとのバックラッシを十分大きくしてもよい。また、ス
リ−ブ11とキ−14との対向面に所定の凸部21、2
2を形成して、同期後は、キ−14によるリング13の
押圧を解除するようにしてもよい。
する。 【構成】ギアIRをシフト動させてギアKR、HRに噛
合させることにより、後退変速段が選択される。入力軸
1は、停止部材としてのギアRSの他、ギアRR、コイ
ルスプリング5を介して、出力軸2と連動される。5速
選択用の同期装置S3が、ギアRSに形成された摩擦係
合面14に圧接される後退用のシンクロナイザリング1
3を備えて、上記ギアIRとKRとHRとの噛合開始前
に、リング13が摩擦係合面14に圧接される同期が行
われる。ギアRRを出力軸2に固定した場合は、同期装
置S3のスリ−ブ11の歯11aとリング13の歯13
aとのバックラッシを十分大きくしてもよい。また、ス
リ−ブ11とキ−14との対向面に所定の凸部21、2
2を形成して、同期後は、キ−14によるリング13の
押圧を解除するようにしてもよい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、歯車変速機のリバ−ス
シフト装置に関するものである。
シフト装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】歯車変速機、例えば前輪駆動車用とされ
た歯車変速機には、実開平2−36646号公報に示す
ように、リバ−スアイドルギアを軸方向にシフト動させ
ることにより、該リバ−スアイドルギアを他の後退用ギ
アに噛合させて、該リバ−スアイドルギアを介して入力
軸と出力軸とを連動させた後退変速段が選択されるもの
がある。すなわち、エンジンに連なる入力軸に設けた後
退用駆動ギアと駆動輪に連なる出力軸に設けた後退用被
動ギアとの両方のギアに対してリバ−スアイドルギアを
噛合させることにより、後退変速段が選択される。
た歯車変速機には、実開平2−36646号公報に示す
ように、リバ−スアイドルギアを軸方向にシフト動させ
ることにより、該リバ−スアイドルギアを他の後退用ギ
アに噛合させて、該リバ−スアイドルギアを介して入力
軸と出力軸とを連動させた後退変速段が選択されるもの
がある。すなわち、エンジンに連なる入力軸に設けた後
退用駆動ギアと駆動輪に連なる出力軸に設けた後退用被
動ギアとの両方のギアに対してリバ−スアイドルギアを
噛合させることにより、後退変速段が選択される。
【0003】ところで、車両の停止時には、変速機の出
力軸は完全に停止される一方、変速機入力軸は、クラッ
チ切断後の慣性によりしばらくの間は回転されているこ
とが多い。したがって、車両を停止させた直後に後退変
速段を選択しようとしたとき、リバ−スアイドルギアが
後退用の他のギアとうまく噛合しない事態が生じ易いも
のとなる。
力軸は完全に停止される一方、変速機入力軸は、クラッ
チ切断後の慣性によりしばらくの間は回転されているこ
とが多い。したがって、車両を停止させた直後に後退変
速段を選択しようとしたとき、リバ−スアイドルギアが
後退用の他のギアとうまく噛合しない事態が生じ易いも
のとなる。
【0004】このため、前記公報には、特定の前進走行
用の同期装置を利用して、後退変速段選択時に、回転停
止されている出力軸に対して上記同期装置を介して入力
軸を摩擦係合させて、入力軸の回転をすみやかに停止さ
せることが開示されている。すなわち、上記同期装置の
側方に、出力軸と常時一体回転されるリバ−スシンクロ
ギアを設けて、リバ−スアイドルギアのシフト動の際
に、上記同期装置のシンクロナイザリングをリバ−スシ
ンクロギアに押圧するものが開示されている。
用の同期装置を利用して、後退変速段選択時に、回転停
止されている出力軸に対して上記同期装置を介して入力
軸を摩擦係合させて、入力軸の回転をすみやかに停止さ
せることが開示されている。すなわち、上記同期装置の
側方に、出力軸と常時一体回転されるリバ−スシンクロ
ギアを設けて、リバ−スアイドルギアのシフト動の際
に、上記同期装置のシンクロナイザリングをリバ−スシ
ンクロギアに押圧するものが開示されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】前述のように、同期装
置を利用して入力軸の回転を停止させた場合は、入力軸
が回転されているときよりもスム−ズに後退変速段の選
択が行われるものの、後退変速段の選択をよりスム−ズ
に行うという点ではいまだ十分なものとはならない。こ
の点を詳述すると、リバ−スアイドルギアを後退用の他
のギアに噛合させるには、噛合当初における噛合位置調
整のために、後退用駆動ギアつまり入力軸を若干回転さ
せる必要となる状態であることが多い。しかしながら、
入力軸を停止させるために行われたリバ−スシンクロギ
アとシンクロナイザリングとの摩擦係合部分に『くいつ
き現象』が生じると、上記噛合位置調整のためにこのく
いつきを引き剥す余分な力が必要となってしまう。特
に、上記摩擦係合部分は、回転方向への係合力が極めて
強いものとなるので、上記くいつきを引き剥すにはかな
り大きな力を要することになる。
置を利用して入力軸の回転を停止させた場合は、入力軸
が回転されているときよりもスム−ズに後退変速段の選
択が行われるものの、後退変速段の選択をよりスム−ズ
に行うという点ではいまだ十分なものとはならない。こ
の点を詳述すると、リバ−スアイドルギアを後退用の他
のギアに噛合させるには、噛合当初における噛合位置調
整のために、後退用駆動ギアつまり入力軸を若干回転さ
せる必要となる状態であることが多い。しかしながら、
入力軸を停止させるために行われたリバ−スシンクロギ
アとシンクロナイザリングとの摩擦係合部分に『くいつ
き現象』が生じると、上記噛合位置調整のためにこのく
いつきを引き剥す余分な力が必要となってしまう。特
に、上記摩擦係合部分は、回転方向への係合力が極めて
強いものとなるので、上記くいつきを引き剥すにはかな
り大きな力を要することになる。
【0006】本発明は以上のような事情を勘案してなさ
れたもので、後退変速段の選択をよりスム−ズに行える
ようにした歯車変速機のリバ−スシフト装置を提供する
ことを目的とする。
れたもので、後退変速段の選択をよりスム−ズに行える
ようにした歯車変速機のリバ−スシフト装置を提供する
ことを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る、すなわち、後退用ギア列を構成する複数の後退用ギ
アのうち一部の後退用ギアを軸方向にシフト動させて後
退用の他のギアに噛合させることにより、該後退用ギア
列を介して入力軸と出力軸とを連動させる後退変速段が
選択され、少なくとも車両停止時に停止される停止部材
に対して、前記一部の後退用ギアのシフト動に応じて特
定の前進段用の同期装置に設けた後退用シンクロナイザ
リングを当接させることにより、前記入力軸を停止させ
るようにした歯車変速機において、前記停止部材が、車
両停止時にあっても、回転方向の外力を受けたときに所
定分だけ回転可能として設定されている、ような構成と
してある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許
請求の範囲における請求項2および請求項3に記載の通
りである。
め、本発明はその第1の構成として次のようにしてあ
る、すなわち、後退用ギア列を構成する複数の後退用ギ
アのうち一部の後退用ギアを軸方向にシフト動させて後
退用の他のギアに噛合させることにより、該後退用ギア
列を介して入力軸と出力軸とを連動させる後退変速段が
選択され、少なくとも車両停止時に停止される停止部材
に対して、前記一部の後退用ギアのシフト動に応じて特
定の前進段用の同期装置に設けた後退用シンクロナイザ
リングを当接させることにより、前記入力軸を停止させ
るようにした歯車変速機において、前記停止部材が、車
両停止時にあっても、回転方向の外力を受けたときに所
定分だけ回転可能として設定されている、ような構成と
してある。上記構成を前提とした好ましい態様は、特許
請求の範囲における請求項2および請求項3に記載の通
りである。
【0008】上記目的を達成するため、本発明はその第
2の構成として次のようにしてある、すなわち、後退用
ギア列を構成する複数の後退用ギアのうち一部の後退用
ギアを軸方向にシフト動させて後退用の他のギアに噛合
させることにより、該後退用ギア列を介して入力軸と出
力軸とを連動させる後退変速段が選択され、少なくとも
車両停止時に停止される停止部材に対して、前記一部の
後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段用の同期装
置に設けた後退用シンクロナイザリングを当接させるこ
とにより、前記入力軸を停止させるようにした歯車変速
機において、前記同期装置における同期用スリ−ブの歯
と前記後退用シンクロナイザリングの歯とのバックラッ
シが、前記一部の後退用ギアを前記後退用の他のギアに
噛合させるのに必要な相対回転量以上の大きさとなるよ
うに設定されている、ような構成としてある。
2の構成として次のようにしてある、すなわち、後退用
ギア列を構成する複数の後退用ギアのうち一部の後退用
ギアを軸方向にシフト動させて後退用の他のギアに噛合
させることにより、該後退用ギア列を介して入力軸と出
力軸とを連動させる後退変速段が選択され、少なくとも
車両停止時に停止される停止部材に対して、前記一部の
後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段用の同期装
置に設けた後退用シンクロナイザリングを当接させるこ
とにより、前記入力軸を停止させるようにした歯車変速
機において、前記同期装置における同期用スリ−ブの歯
と前記後退用シンクロナイザリングの歯とのバックラッ
シが、前記一部の後退用ギアを前記後退用の他のギアに
噛合させるのに必要な相対回転量以上の大きさとなるよ
うに設定されている、ような構成としてある。
【0009】上記目的を達成するため、本発明はその第
3の構成として次のようにしてある、すなわち、後退用
ギア列を構成する複数の後退用ギアのうち一部の後退用
ギアを軸方向にシフト動させて後退用の他のギアに噛合
させることにより、該後退用ギア列を介して入力軸と出
力軸とを連動させる後退変速段が選択され、少なくとも
車両停止時に停止される停止部材に対して、前記一部の
後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段用の同期装
置に設けた後退用シンクロナイザリングを当接させるこ
とにより、前記入力軸を停止させるようにした歯車変速
機において、前記同期装置のキ−に、該同期装置のスリ
−ブに臨ませて第1凸部が形成され、前記スリ−ブに、
前記キ−に臨ませて第2凸部が形成され、前記スリ−ブ
が中立位置にあるとき、前記第2凸部が前記後退用シン
クロナイザリングよりも遠い側に前記第1凸部が位置さ
れ、前記スリ−ブを中立位置から前記停止部材側へ変位
させたとき、前記一部の後退用ギアが前記後退用の他の
ギアに対して噛合開始される前に、前記第2凸部が前記
第1凸部を乗り越えて、該キ−による前記後退用シンク
ロナイザリングに対する押圧力が低減されるように設定
されている、ような構成としてある。上記構成を前提と
した好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項6
に記載の通りである。
3の構成として次のようにしてある、すなわち、後退用
ギア列を構成する複数の後退用ギアのうち一部の後退用
ギアを軸方向にシフト動させて後退用の他のギアに噛合
させることにより、該後退用ギア列を介して入力軸と出
力軸とを連動させる後退変速段が選択され、少なくとも
車両停止時に停止される停止部材に対して、前記一部の
後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段用の同期装
置に設けた後退用シンクロナイザリングを当接させるこ
とにより、前記入力軸を停止させるようにした歯車変速
機において、前記同期装置のキ−に、該同期装置のスリ
−ブに臨ませて第1凸部が形成され、前記スリ−ブに、
前記キ−に臨ませて第2凸部が形成され、前記スリ−ブ
が中立位置にあるとき、前記第2凸部が前記後退用シン
クロナイザリングよりも遠い側に前記第1凸部が位置さ
れ、前記スリ−ブを中立位置から前記停止部材側へ変位
させたとき、前記一部の後退用ギアが前記後退用の他の
ギアに対して噛合開始される前に、前記第2凸部が前記
第1凸部を乗り越えて、該キ−による前記後退用シンク
ロナイザリングに対する押圧力が低減されるように設定
されている、ような構成としてある。上記構成を前提と
した好ましい態様は、特許請求の範囲における請求項6
に記載の通りである。
【0010】
【発明の効果】請求項1に記載された発明によれば、後
退変速段選択時に、停止部材に対してシンクロナイザリ
ングがくいつきを生じたとしても、停止部材の所定分の
回転を利用して、上記くいつき引き剥すことなく、一部
の後退用ギアを後退用の他のギアに噛み合わせるための
噛合位置調整のために入力軸を回転させることが可能と
なり、後退変速段の選択がスム−ズに行われる。
退変速段選択時に、停止部材に対してシンクロナイザリ
ングがくいつきを生じたとしても、停止部材の所定分の
回転を利用して、上記くいつき引き剥すことなく、一部
の後退用ギアを後退用の他のギアに噛み合わせるための
噛合位置調整のために入力軸を回転させることが可能と
なり、後退変速段の選択がスム−ズに行われる。
【0011】請求項2に記載したような構成とすること
により、所定分の回転が許容されるように設定された停
止部材のがたつきを、弾性部材を利用して防止すること
ができる。請求項3に記載したような構成とすることに
より、リバ−スシンクロギアを停止部材として構成する
ようにした従来からの変速機に本発明を適用することが
できる。
により、所定分の回転が許容されるように設定された停
止部材のがたつきを、弾性部材を利用して防止すること
ができる。請求項3に記載したような構成とすることに
より、リバ−スシンクロギアを停止部材として構成する
ようにした従来からの変速機に本発明を適用することが
できる。
【0012】請求項4に記載された発明によれば、同期
装置のスリ−ブとシンクロナイザリングとが噛合った同
期時に、当該スリ−ブとシンクロナイザリングとの歯同
士の大きなバックラッシを利用して、一部の後退用ギア
を後退用の他のギアに噛合させるための噛合位置調整の
ための入力軸の回転を行なわせることができ、後退変速
段の選択をスム−ズに行なうことができる。また、歯数
設定のみでよいので、構成も極めて簡単となる。
装置のスリ−ブとシンクロナイザリングとが噛合った同
期時に、当該スリ−ブとシンクロナイザリングとの歯同
士の大きなバックラッシを利用して、一部の後退用ギア
を後退用の他のギアに噛合させるための噛合位置調整の
ための入力軸の回転を行なわせることができ、後退変速
段の選択をスム−ズに行なうことができる。また、歯数
設定のみでよいので、構成も極めて簡単となる。
【0013】請求項5に記載された発明によれば、同期
完了後は、スリ−ブの第2凸部によるキ−の第1凸部の
押圧が低減あるいは解放される、つまりスリ−ブがキ−
を介してシンクロナイザリングを停止部材に対して押圧
する大きな力が低減あるいは解放されるので、当該シン
クロナイザリングと停止部材とのくいつきというものが
生じないものとなり、後退変速段の選択がスム−ズに行
なわれることになる。また、スリ−ブとキ−との相対向
する面の形状設定のみでよいので、構成も極めて簡単と
なる。
完了後は、スリ−ブの第2凸部によるキ−の第1凸部の
押圧が低減あるいは解放される、つまりスリ−ブがキ−
を介してシンクロナイザリングを停止部材に対して押圧
する大きな力が低減あるいは解放されるので、当該シン
クロナイザリングと停止部材とのくいつきというものが
生じないものとなり、後退変速段の選択がスム−ズに行
なわれることになる。また、スリ−ブとキ−との相対向
する面の形状設定のみでよいので、構成も極めて簡単と
なる。
【0014】請求項6に記載したような構成とすること
により、同期完了後に第2凸部によって第1凸部を中立
位置側へ戻すように押圧して、一部の後退用ギアと後退
用の他のギアとの噛合開始時には、シンクロナイザリン
グの停止部材に対する押圧を確実に解放して、後退変速
段の選択をよりスム−ズに行なう上で好ましいものとな
る。
により、同期完了後に第2凸部によって第1凸部を中立
位置側へ戻すように押圧して、一部の後退用ギアと後退
用の他のギアとの噛合開始時には、シンクロナイザリン
グの停止部材に対する押圧を確実に解放して、後退変速
段の選択をよりスム−ズに行なう上で好ましいものとな
る。
【0015】
【実施例】第1実施例(図1、図2) 図1は、前輪駆動車用とされた手動式の多段変速歯車機
構の一例を示すものであり、この図1において、1は入
力軸、2は出力軸である。入力軸1はそれぞれ図示を略
すクラッチを介してエンジンに接続され、また出力軸2
は、これに固定された出力ギア4を介して図示を略す前
輪に接続されている。
構の一例を示すものであり、この図1において、1は入
力軸、2は出力軸である。入力軸1はそれぞれ図示を略
すクラッチを介してエンジンに接続され、また出力軸2
は、これに固定された出力ギア4を介して図示を略す前
輪に接続されている。
【0016】入力軸1には、図中右方から左方へ順次、
1速、2速、3速、4速および5速用の各駆動ギアK1
〜K5が設けられ、これに対応して出力軸2にも、図中
右方から左方へ順次、1速、2速、3速、4速および5
速の各被動ギアH1〜H5が設けられている。各駆動ギ
アK1〜K5に対して、対応する被動ギアH1〜H5が
常時噛合されている。各駆動ギアK1〜K5のうち、1
速用と2速用の駆動ギアK1、K2は出力軸1と常時一
体回転されるようにこれにスプライン結合され、3速〜
5速の各駆動ギアK3〜K5は入力軸1に回転自在に保
持されている。また、各被動ギアH1〜H5のうち、1
速用と2速用の被動ギアH1、H2は出力軸1に回転自
在に保持され、3速〜5速用の被動ギアH3〜H5は出
力軸2と常時一体回転されるようにこれにスプライン結
合されている。
1速、2速、3速、4速および5速用の各駆動ギアK1
〜K5が設けられ、これに対応して出力軸2にも、図中
右方から左方へ順次、1速、2速、3速、4速および5
速の各被動ギアH1〜H5が設けられている。各駆動ギ
アK1〜K5に対して、対応する被動ギアH1〜H5が
常時噛合されている。各駆動ギアK1〜K5のうち、1
速用と2速用の駆動ギアK1、K2は出力軸1と常時一
体回転されるようにこれにスプライン結合され、3速〜
5速の各駆動ギアK3〜K5は入力軸1に回転自在に保
持されている。また、各被動ギアH1〜H5のうち、1
速用と2速用の被動ギアH1、H2は出力軸1に回転自
在に保持され、3速〜5速用の被動ギアH3〜H5は出
力軸2と常時一体回転されるようにこれにスプライン結
合されている。
【0017】図1中S1〜S3は噛合同期装置で、同期
装置S1は、出力軸2に設けられて、1速と2速とのい
ずれかの被動ギアH1、H2をそのクラッチハブ1aに
選択的に結合し、クラッチハブ1aに対して被動ギアH
1が結合されたときに1速の変速段選択となり、被動ギ
アH2が結合されたときに2速の変速段選択となる。
装置S1は、出力軸2に設けられて、1速と2速とのい
ずれかの被動ギアH1、H2をそのクラッチハブ1aに
選択的に結合し、クラッチハブ1aに対して被動ギアH
1が結合されたときに1速の変速段選択となり、被動ギ
アH2が結合されたときに2速の変速段選択となる。
【0018】同期装置S2は、入力軸1に設けられて、
3速と4速とのいずれかの駆動ギアK3、K4をそのク
ラッチハブ2aに選択的に結合するもので、クラッチハ
ブ2aに対して駆動ギアK3が結合されたときに3速の
変速段選択となり、駆動ギアK4が結合されたときに4
速の選択となる。同様に、同期装置S3は、入力軸1に
設けられて、5速の駆動ギアK5をそのクラッチハブ3
aに選択的に結合するもので、クラッチハブ3aに対し
て駆動ギアK5が結合されたときに5速の変速段選択と
なる。勿論、前記各クラッチハブ1a〜3aは、スプラ
イン結合される等により、入力軸1あるいは出力軸2に
対して一体回転される。
3速と4速とのいずれかの駆動ギアK3、K4をそのク
ラッチハブ2aに選択的に結合するもので、クラッチハ
ブ2aに対して駆動ギアK3が結合されたときに3速の
変速段選択となり、駆動ギアK4が結合されたときに4
速の選択となる。同様に、同期装置S3は、入力軸1に
設けられて、5速の駆動ギアK5をそのクラッチハブ3
aに選択的に結合するもので、クラッチハブ3aに対し
て駆動ギアK5が結合されたときに5速の変速段選択と
なる。勿論、前記各クラッチハブ1a〜3aは、スプラ
イン結合される等により、入力軸1あるいは出力軸2に
対して一体回転される。
【0019】入力軸1には、1速と2速用の駆動ギアK
1とK2との間において、後退用の駆動ギアKRがスプ
ライン結合されている。また、出力軸2に設けられた同
期装置S1のクラッチハブ1aには、後退用の被動ギア
HRが一体形成されている。この各後退用ギアKRとH
Rとは、リバ−スアイドルギアIRを介して噛合可能と
されている。すなわち、リバ−スアイドルギアIRは、
その軸方向に所定量移動可能つまりシフト動可能として
変速機ケ−シングに保持され、リバ−スアイドルギアI
Rを各後退用ギアKRとHRとに噛合させた状態が、当
該リバ−スアイドルギアIRを介して入力軸1と出力軸
2とが連動された後退変速段の選択となる。そして、リ
バ−スアイドルギアIRを各ギアKRとHRとから噛合
解除させたときに、後退変速段の選択が解除される。
1とK2との間において、後退用の駆動ギアKRがスプ
ライン結合されている。また、出力軸2に設けられた同
期装置S1のクラッチハブ1aには、後退用の被動ギア
HRが一体形成されている。この各後退用ギアKRとH
Rとは、リバ−スアイドルギアIRを介して噛合可能と
されている。すなわち、リバ−スアイドルギアIRは、
その軸方向に所定量移動可能つまりシフト動可能として
変速機ケ−シングに保持され、リバ−スアイドルギアI
Rを各後退用ギアKRとHRとに噛合させた状態が、当
該リバ−スアイドルギアIRを介して入力軸1と出力軸
2とが連動された後退変速段の選択となる。そして、リ
バ−スアイドルギアIRを各ギアKRとHRとから噛合
解除させたときに、後退変速段の選択が解除される。
【0020】入力軸1には、5速用選択用の同期装置S
3の側方、つまり当該同期装置S3を挟んで5速用駆動
ギアK5とは反対側において、リバ−スシンクロギアR
Sが回転自在に保持されている。リバ−スシンクロギア
RSに噛合する連動ギアRRが、出力軸2に回転自在に
保持されている。各ギアRSとRRとは同径とされてい
る。そして、連動ギアRRは、後述するように、弾性部
材としてのコイルスプリング5を介して5速用被動ギア
H5に結合されている。つまり、連動ギアRRは、出力
軸2が停止している状態において、コイルスプリング5
の回転方向の弾性変形の範囲内において、所定分だけ出
力軸2に対して回転可能とされている。
3の側方、つまり当該同期装置S3を挟んで5速用駆動
ギアK5とは反対側において、リバ−スシンクロギアR
Sが回転自在に保持されている。リバ−スシンクロギア
RSに噛合する連動ギアRRが、出力軸2に回転自在に
保持されている。各ギアRSとRRとは同径とされてい
る。そして、連動ギアRRは、後述するように、弾性部
材としてのコイルスプリング5を介して5速用被動ギア
H5に結合されている。つまり、連動ギアRRは、出力
軸2が停止している状態において、コイルスプリング5
の回転方向の弾性変形の範囲内において、所定分だけ出
力軸2に対して回転可能とされている。
【0021】同期装置S3とリバ−スシンクロギアRS
と連動ギアRRとの部分における詳細について、図2を
参照しつつ説明する。この図2において、同期装置S3
は、既知のようにスリ−ブ11とキ−12とを有する
他、後退変速段選択時の同期のために、リバ−スシンク
ロギアRSに対して作用するリバ−スシンクロナイザリ
ング13を有する。すなわち、リバ−スシンクロギアR
Sは、全体として円錐面状とされた摩擦係合面(いわゆ
るコ−ン面)14を有し、この摩擦係合面14に対して
シンクロナイザリング13が嵌合されている。したがっ
て、スリ−ブ11を図2に示す中立位置から左方動させ
ることによって、キ−12を介してシンクロナイザリン
グ13が摩擦係合面14に圧接されて、リバ−スシンク
ロギアRSとクラッチハブ3aつまり入力軸1とが同期
(一体回転)される。
と連動ギアRRとの部分における詳細について、図2を
参照しつつ説明する。この図2において、同期装置S3
は、既知のようにスリ−ブ11とキ−12とを有する
他、後退変速段選択時の同期のために、リバ−スシンク
ロギアRSに対して作用するリバ−スシンクロナイザリ
ング13を有する。すなわち、リバ−スシンクロギアR
Sは、全体として円錐面状とされた摩擦係合面(いわゆ
るコ−ン面)14を有し、この摩擦係合面14に対して
シンクロナイザリング13が嵌合されている。したがっ
て、スリ−ブ11を図2に示す中立位置から左方動させ
ることによって、キ−12を介してシンクロナイザリン
グ13が摩擦係合面14に圧接されて、リバ−スシンク
ロギアRSとクラッチハブ3aつまり入力軸1とが同期
(一体回転)される。
【0022】同期装置S3のスリ−ブ11は、リバ−ス
アイドルギアIR(の軸方向変位)と連動されている。
すなわち、スリ−ブ11が中立位置から左方動されてい
くとき、当該スリ−ブ11の歯11aがシンクロナイザ
リング13の歯13aに噛合される前の同期中の状態で
は、リバ−スアイドルギアIRは後退用の他のギアつま
りKRとHRとに対する噛合が開始されない。両歯11
aと13aとが所定噛合深さで噛合った同期完了状態に
おいて、リバ−スアイドルギアIRが後退用の他のギア
KRとHRとに噛合開始され始める状態となる。そし
て、スリ−ブ11が図2中なおも左方動して両歯11a
と13aとの噛合い深さが深くなるにつれて、リバ−ス
アイドルギアIRが後退用の他のギアKRとHRとに噛
合っていき、両歯11aと13aとが十分深く噛合った
状態つまりスリ−ブ11が左方ストロ−ク端に位置した
状態で、リバ−スアイドルギアIRが後退用の他のギア
KRとHRとに十分噛合する後退変速段の選択状態とな
る。
アイドルギアIR(の軸方向変位)と連動されている。
すなわち、スリ−ブ11が中立位置から左方動されてい
くとき、当該スリ−ブ11の歯11aがシンクロナイザ
リング13の歯13aに噛合される前の同期中の状態で
は、リバ−スアイドルギアIRは後退用の他のギアつま
りKRとHRとに対する噛合が開始されない。両歯11
aと13aとが所定噛合深さで噛合った同期完了状態に
おいて、リバ−スアイドルギアIRが後退用の他のギア
KRとHRとに噛合開始され始める状態となる。そし
て、スリ−ブ11が図2中なおも左方動して両歯11a
と13aとの噛合い深さが深くなるにつれて、リバ−ス
アイドルギアIRが後退用の他のギアKRとHRとに噛
合っていき、両歯11aと13aとが十分深く噛合った
状態つまりスリ−ブ11が左方ストロ−ク端に位置した
状態で、リバ−スアイドルギアIRが後退用の他のギア
KRとHRとに十分噛合する後退変速段の選択状態とな
る。
【0023】上述のようなスリ−ブ11とリバ−スアイ
ドルギアIRとの連動は、前記公報に記載の場合と同様
に、例えばカム機構を介して行なわれる。なお、リバ−
スアイドルギアIRは、スリ−ブ11の歯11aと噛合
するためのクラッチギアは有せず、リバ−スシンクロギ
アRSは、同期装置S3(のクラッチハブ3aつまり入
力軸1)に対して摩擦係合されるのみである。つまり、
同期装置S3のスリ−ブ11によるいわゆる空振りを利
用した、後退変速段の同期となっている。
ドルギアIRとの連動は、前記公報に記載の場合と同様
に、例えばカム機構を介して行なわれる。なお、リバ−
スアイドルギアIRは、スリ−ブ11の歯11aと噛合
するためのクラッチギアは有せず、リバ−スシンクロギ
アRSは、同期装置S3(のクラッチハブ3aつまり入
力軸1)に対して摩擦係合されるのみである。つまり、
同期装置S3のスリ−ブ11によるいわゆる空振りを利
用した、後退変速段の同期となっている。
【0024】前記コイルスプリング5は、前記連動ギア
RRと5速用被動ギアH5との間において、出力軸2の
外周に嵌合されている。そして、コイルスプリング5の
一端部5aが5速用被動ギアH5に係止され、他端部5
bが連動ギアRRに係止されている。これにより、出力
軸2に回転自在に保持された連動ギアRRは、常時は、
コイルスプリング5を介して出力軸2と一体回転される
が、連動ギアRRと出力軸2とを相対回転させるような
外力が作用したときは、コイルスプリング5が弾性変形
しつつ、連動ギアRRが出力軸2に対して相対回転され
ることになる。勿論、この連動ギアRRの出力軸2に対
する相対回転量は、コイルスプリング5の弾性変形の範
囲内の大きさとなるが、連動ギアRRの出力軸2に対す
る相対回転の回転方向ストロ−ク端を規制するストッパ
を、別途出力軸2に設けてもよい。
RRと5速用被動ギアH5との間において、出力軸2の
外周に嵌合されている。そして、コイルスプリング5の
一端部5aが5速用被動ギアH5に係止され、他端部5
bが連動ギアRRに係止されている。これにより、出力
軸2に回転自在に保持された連動ギアRRは、常時は、
コイルスプリング5を介して出力軸2と一体回転される
が、連動ギアRRと出力軸2とを相対回転させるような
外力が作用したときは、コイルスプリング5が弾性変形
しつつ、連動ギアRRが出力軸2に対して相対回転され
ることになる。勿論、この連動ギアRRの出力軸2に対
する相対回転量は、コイルスプリング5の弾性変形の範
囲内の大きさとなるが、連動ギアRRの出力軸2に対す
る相対回転の回転方向ストロ−ク端を規制するストッパ
を、別途出力軸2に設けてもよい。
【0025】連動ギアRRの出力軸2に対する相対回転
量は、リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアK
R、HRに噛合させるのに必要な入力軸1の回転量より
も若干大きくなるように設定されている。勿論、コイル
スプリング5のばね力は、極力小さくなるように設定さ
れている。
量は、リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアK
R、HRに噛合させるのに必要な入力軸1の回転量より
も若干大きくなるように設定されている。勿論、コイル
スプリング5のばね力は、極力小さくなるように設定さ
れている。
【0026】以上のような構成において、前進走行して
いる状態から、停止して、後退変速段を選択する場合を
考える。このとき、前輪に連なる出力軸2は車両の停止
と同時に回転停止される一方、入力軸1は、クラッチを
切断した後慣性によってしばらくの間回転を続けようと
する。この入力軸1が回転している状態で、後退変速段
を選択すためのシフト動が行なわれると、リバ−スアイ
ドルギアIRが後退用の他のギアKRとHRとに噛合い
始める前に、スリ−ブ11がキ−12を介してシンクロ
ナイザリング13をリバ−スシンクロギアRSの摩擦係
合面14に圧接させる。これにより、リバ−スシンクロ
ギアRSつまり入力軸1は、回転停止している出力軸2
に対して、同期装置S3、リバ−スシンクロギアRS、
連動ギアRRを介して摩擦結合された状態となり、入力
軸1の回転がすみやかに停止される。
いる状態から、停止して、後退変速段を選択する場合を
考える。このとき、前輪に連なる出力軸2は車両の停止
と同時に回転停止される一方、入力軸1は、クラッチを
切断した後慣性によってしばらくの間回転を続けようと
する。この入力軸1が回転している状態で、後退変速段
を選択すためのシフト動が行なわれると、リバ−スアイ
ドルギアIRが後退用の他のギアKRとHRとに噛合い
始める前に、スリ−ブ11がキ−12を介してシンクロ
ナイザリング13をリバ−スシンクロギアRSの摩擦係
合面14に圧接させる。これにより、リバ−スシンクロ
ギアRSつまり入力軸1は、回転停止している出力軸2
に対して、同期装置S3、リバ−スシンクロギアRS、
連動ギアRRを介して摩擦結合された状態となり、入力
軸1の回転がすみやかに停止される。
【0027】入力軸1の回転が停止された同期完了状態
後に、シフト動作によってリバ−スアイドルギアIRが
後退用の他のギアKR、HRに噛合い始めるが、この噛
合位置調整のために入力軸1が若干回転する必要が生じ
ることが多い。このとき、シンクロナイザリング13が
リバ−スアイドルギアIRの摩擦係合面14にくいつき
を生じていないときは、当該摩擦係合面14とシンクロ
ナイザリング13とが容易に相対回転することによって
入力軸1の回転が許容されて、リバ−スアイドルギアI
Rが、後退用の他のギアHK、HRに対してスム−ズに
噛合わされることになる(後退変速段のスム−ズな選
択)。
後に、シフト動作によってリバ−スアイドルギアIRが
後退用の他のギアKR、HRに噛合い始めるが、この噛
合位置調整のために入力軸1が若干回転する必要が生じ
ることが多い。このとき、シンクロナイザリング13が
リバ−スアイドルギアIRの摩擦係合面14にくいつき
を生じていないときは、当該摩擦係合面14とシンクロ
ナイザリング13とが容易に相対回転することによって
入力軸1の回転が許容されて、リバ−スアイドルギアI
Rが、後退用の他のギアHK、HRに対してスム−ズに
噛合わされることになる(後退変速段のスム−ズな選
択)。
【0028】摩擦係合面14とシンクロナイザリング1
3とにくいつきが生じていると、当該両者14と13の
間で容易に相対回転できないことになる。このときは、
リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアKR、H
Rに噛合わせるのに必要な入力軸1の回転は、リバ−ス
シンクロギアRSつまり連動ギアRRが、出力軸2に対
してコイルスプリング5の弾性変形の範囲で相対回転す
ることによって確保され、このときも、後退変速段の選
択がスム−ズに行なわれることになる。
3とにくいつきが生じていると、当該両者14と13の
間で容易に相対回転できないことになる。このときは、
リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアKR、H
Rに噛合わせるのに必要な入力軸1の回転は、リバ−ス
シンクロギアRSつまり連動ギアRRが、出力軸2に対
してコイルスプリング5の弾性変形の範囲で相対回転す
ることによって確保され、このときも、後退変速段の選
択がスム−ズに行なわれることになる。
【0029】第2実施例(図3) 図3は本発明の第2実施例を示すものであり、前記実施
例を同一構成要素には同一符号を付してその重複した説
明は省略する(このことは、以下の第3実施例について
も同じ)。
例を同一構成要素には同一符号を付してその重複した説
明は省略する(このことは、以下の第3実施例について
も同じ)。
【0030】本実施例では、図1、図2に示す第1実施
例のものにおいて、連動ギアRRが、出力軸2に対して
スプライン結合された構造のものに変更されている。そ
して、リバ−スシンクロギアIRの摩擦係合面14とシ
ンクロナイザリング13とがくいつきを生じたときに、
リバ−スアイドルギアIRの後退用の他のギアKR、H
Rに対する噛合位置調整のために必要なの入力軸1の回
転を確保するために、同期装置S3のスリ−ブ11の歯
11aとシンクロナイザリング13の歯13aとのバッ
クラッシを十分大きくしてある。
例のものにおいて、連動ギアRRが、出力軸2に対して
スプライン結合された構造のものに変更されている。そ
して、リバ−スシンクロギアIRの摩擦係合面14とシ
ンクロナイザリング13とがくいつきを生じたときに、
リバ−スアイドルギアIRの後退用の他のギアKR、H
Rに対する噛合位置調整のために必要なの入力軸1の回
転を確保するために、同期装置S3のスリ−ブ11の歯
11aとシンクロナイザリング13の歯13aとのバッ
クラッシを十分大きくしてある。
【0031】より具体的には、図3において、上記各歯
11aと13aとの個数を、従来のものの半分としてあ
る。この図3において、従来は実線と破線との両方の分
の数の歯数を有するものであって、各歯11aと13a
とが噛合したときのバックラッシは殆ど零というように
極めて小さいものとなる。これに対して、本実施例で
は、実線で示すように歯数を半分とした関係上、バック
ラッシは十分大きいものとされる。勿論、この大きくさ
れたバックラッシの分だけ、摩擦係合面14とシンクロ
ナイザリング13とがくいつきを生じていても入力軸1
が回転可能となる。勿論、上記大きくされたバックラッ
シは、リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアK
R、HRに対して噛合わせるために必要な入力軸1の回
転量以上の大きさとなるように設定されている。本実施
例では、スリ−ブ11の歯11aとシンクロナイザリン
グ13の歯13aとの歯数設定だけでよく、極めて簡単
な構成となる。
11aと13aとの個数を、従来のものの半分としてあ
る。この図3において、従来は実線と破線との両方の分
の数の歯数を有するものであって、各歯11aと13a
とが噛合したときのバックラッシは殆ど零というように
極めて小さいものとなる。これに対して、本実施例で
は、実線で示すように歯数を半分とした関係上、バック
ラッシは十分大きいものとされる。勿論、この大きくさ
れたバックラッシの分だけ、摩擦係合面14とシンクロ
ナイザリング13とがくいつきを生じていても入力軸1
が回転可能となる。勿論、上記大きくされたバックラッ
シは、リバ−スアイドルギアIRを後退用の他のギアK
R、HRに対して噛合わせるために必要な入力軸1の回
転量以上の大きさとなるように設定されている。本実施
例では、スリ−ブ11の歯11aとシンクロナイザリン
グ13の歯13aとの歯数設定だけでよく、極めて簡単
な構成となる。
【0032】第3実施例(図4、図5) 図4、図5は本発明の第3実施例を示すものである。本
実施例では、図1、図2に示すものにおいて、連動ギア
RRが出力軸2にスプライン結合されている構造のもの
に変更されている。そして、リバ−スシンクロギアIR
の摩擦係合面14とシンクロナイザリング13とのくい
つきそのものを生じないように、同期装置S3における
スリ−ブ11とキ−12の構造を変更してある。
実施例では、図1、図2に示すものにおいて、連動ギア
RRが出力軸2にスプライン結合されている構造のもの
に変更されている。そして、リバ−スシンクロギアIR
の摩擦係合面14とシンクロナイザリング13とのくい
つきそのものを生じないように、同期装置S3における
スリ−ブ11とキ−12の構造を変更してある。
【0033】先ず、図4において、キ−12のうちスリ
−ブ11に臨む面側には、後退変速段用のシンクロナイ
ザリング13側の端部において、第1凸部21が形成さ
れている。一方、スリ−ブ11のうちキ−12に臨む面
側には、シンクロナイザリング13に遠い側に第2凸部
22が、また近い側に第3凸部23が形成され、両凸部
22と23との間が凹部24とされている。各凸部21
〜23は、その断面形状が山形(三角形状)とされてい
る。
−ブ11に臨む面側には、後退変速段用のシンクロナイ
ザリング13側の端部において、第1凸部21が形成さ
れている。一方、スリ−ブ11のうちキ−12に臨む面
側には、シンクロナイザリング13に遠い側に第2凸部
22が、また近い側に第3凸部23が形成され、両凸部
22と23との間が凹部24とされている。各凸部21
〜23は、その断面形状が山形(三角形状)とされてい
る。
【0034】スリ−ブ11が図4に示すように中立位置
にあるときは、第1凸部21は、第2凸部22と第3凸
部23との間に形成された凹部24内に嵌合されている
(図5(a)参照)。スリ−ブ11を中立位置からシン
クロナイザリング13側に変位させていくと、当初は、
すなわち第2凸部22が第1凸部21を乗り越える前
は、第2凸部22によって第1凸部21が下方かつ左方
へ押圧されるため、キ−12を介してシンクロナイザリ
ング13がリバ−スアイドルギアIRの摩擦係合面14
に圧接され、同期が行なわれる(図5(b)参照)。
にあるときは、第1凸部21は、第2凸部22と第3凸
部23との間に形成された凹部24内に嵌合されている
(図5(a)参照)。スリ−ブ11を中立位置からシン
クロナイザリング13側に変位させていくと、当初は、
すなわち第2凸部22が第1凸部21を乗り越える前
は、第2凸部22によって第1凸部21が下方かつ左方
へ押圧されるため、キ−12を介してシンクロナイザリ
ング13がリバ−スアイドルギアIRの摩擦係合面14
に圧接され、同期が行なわれる(図5(b)参照)。
【0035】スリ−ブ11の歯11aがシンクロナイザ
リング13の歯13aと噛合された同期完了状態では、
第2凸部22が第1凸部21を乗り越えた状態となる
(図5(c)参照)。この第2凸部22が第1凸部21
を乗り越える直後においては、第2凸部22の図中右方
側の傾斜面22aと第1凸部21の図中左方側の傾斜面
21aとの当接によって、第1凸部21つまりキ−12
が右方へ押圧されて、シンクロナイザリング13をリバ
−スアイドルギアIRの摩擦係合面14に対する圧接力
が解除される。そして、歯11aが13aに深く挿入さ
れた後退変速段の選択完了時には、シンクロナイザリン
グ13が摩擦係合面14から離間した状態とされている
(図5(d)参照)。
リング13の歯13aと噛合された同期完了状態では、
第2凸部22が第1凸部21を乗り越えた状態となる
(図5(c)参照)。この第2凸部22が第1凸部21
を乗り越える直後においては、第2凸部22の図中右方
側の傾斜面22aと第1凸部21の図中左方側の傾斜面
21aとの当接によって、第1凸部21つまりキ−12
が右方へ押圧されて、シンクロナイザリング13をリバ
−スアイドルギアIRの摩擦係合面14に対する圧接力
が解除される。そして、歯11aが13aに深く挿入さ
れた後退変速段の選択完了時には、シンクロナイザリン
グ13が摩擦係合面14から離間した状態とされている
(図5(d)参照)。
【0036】このように、本実施例では、シンクロナイ
ザリング13を不必要にリバ−スアイドルギアIRの摩
擦係合面14に圧接しないので、この両者114と13
との間でのくいつきが生じがたいものとなり、後退変速
段の選択がスム−ズに行なわれる。
ザリング13を不必要にリバ−スアイドルギアIRの摩
擦係合面14に圧接しないので、この両者114と13
との間でのくいつきが生じがたいものとなり、後退変速
段の選択がスム−ズに行なわれる。
【0037】なお、実施例では、5速選択の際の同期に
も前述した態様で行なわれるように設定され、5速選択
の際における、凸部21に対応するものを符号31で、
凸部22に対応するものを符号32で、凸部23に対応
するものを符号33で、凹部24に対応するものを符号
34で示してある。
も前述した態様で行なわれるように設定され、5速選択
の際における、凸部21に対応するものを符号31で、
凸部22に対応するものを符号32で、凸部23に対応
するものを符号33で、凹部24に対応するものを符号
34で示してある。
【0038】補足説明 以上実施例について明したが、本発明はこれに限らず、
例えば次のような場合をも含むものである。 (1)少なくともに車両停止時に回転停止される停止部材
としては、出力軸2に連係された部材に限らず、変速機
ケ−シング等に保持された適宜の部材を選択し得るもの
である。 (2)図2に示す実施例において、弾性部材としてのコイ
ルスプリング5の代りに、皿ばねあるいはゴム等を利用
することができる。 (3)図4、図5に示す実施例において、第3凸部23は
有しないものであってもよい。また、各部分21〜24
をキ−12(スリ−ブ11)の左右方向中央に1組のみ
設けて、各部分31〜34をなくす構成とすることもで
きる。さらに、図5(c)に示すように、キ−12を中
立位置側へ向けて押圧するための分力を確保するための
傾斜面21a、22aは、いずれか一方のみ形成されて
いれば十分である。 (4)同期装置S3およびリバ−スシンクロギアRSを出
力軸2に設ける一方、連動ギアRRを出力軸1に設ける
ようにしてもよい。 (5)後退変速段を構成するためのギア列のうち、駆動ギ
アKRあるいは被動ギアHRをシフト動させることによ
り、後退変速段の選択を行うようにしてもよい。
例えば次のような場合をも含むものである。 (1)少なくともに車両停止時に回転停止される停止部材
としては、出力軸2に連係された部材に限らず、変速機
ケ−シング等に保持された適宜の部材を選択し得るもの
である。 (2)図2に示す実施例において、弾性部材としてのコイ
ルスプリング5の代りに、皿ばねあるいはゴム等を利用
することができる。 (3)図4、図5に示す実施例において、第3凸部23は
有しないものであってもよい。また、各部分21〜24
をキ−12(スリ−ブ11)の左右方向中央に1組のみ
設けて、各部分31〜34をなくす構成とすることもで
きる。さらに、図5(c)に示すように、キ−12を中
立位置側へ向けて押圧するための分力を確保するための
傾斜面21a、22aは、いずれか一方のみ形成されて
いれば十分である。 (4)同期装置S3およびリバ−スシンクロギアRSを出
力軸2に設ける一方、連動ギアRRを出力軸1に設ける
ようにしてもよい。 (5)後退変速段を構成するためのギア列のうち、駆動ギ
アKRあるいは被動ギアHRをシフト動させることによ
り、後退変速段の選択を行うようにしてもよい。
【図1】本発明が適用される歯車変速機の一例を示すス
ケルトン図。
ケルトン図。
【図2】本発明の第1実施例を示すもので、図1の要部
詳細断面図。
詳細断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示すもので、スリ−ブに
設けた歯とシンクロナイザリングに設けた歯との関係を
回転方向に展開して示す図。
設けた歯とシンクロナイザリングに設けた歯との関係を
回転方向に展開して示す図。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部断面図。
【図5】図4に示す構造の作用を図式的に示す図。
1:入力軸 2:出力軸 5:コイルスプリング(弾性部材) 11:スリ−ブ 11a:歯 12:キ− 13:シンクロナイザリング 13a:歯 14:摩擦係合面 21:第1凸部 22:第2凸部 23:第3凸部 24:凹部 IR:リバ−スアイドルギア KR:後退用駆動ギア HR:後退用被動ギア S3:同期装置(5速用) RS:リバ−スシンクロギア RR:連動ギア
Claims (6)
- 【請求項1】後退用ギア列を構成する複数の後退用ギア
のうち一部の後退用ギアを軸方向にシフト動させて後退
用の他のギアに噛合させることにより、該後退用ギア列
を介して入力軸と出力軸とを連動させる後退変速段が選
択され、 少なくとも車両停止時に停止される停止部材に対して、
前記一部の後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段
用の同期装置に設けた後退用シンクロナイザリングを当
接させることにより、前記入力軸を停止させるようにし
た歯車変速機において、 前記停止部材が、車両停止時にあっても、回転方向の外
力を受けたときに所定分だけ回転可能として設定されて
いる、ことを特徴とする歯車変速機のリバ−スシフト装
置。 - 【請求項2】請求項1において、車両の停止時に前記停
止部材を回転停止させておく弾性部材を備え、該停止部
材の前記所定分の回転が、該弾性部材を弾性変形させつ
つ行われるもの。 - 【請求項3】請求項2において、 前記停止部材が、前記入力軸と出力軸とのうち前記同期
装置が設けられた一方の軸に対して回転自在に保持され
たリバ−スシンクロギアとされ、 前記入力軸と出力軸とのうち他方の軸に、前記リバ−ス
シンクロギアと噛合すると共に前記弾性部材を介して該
他方の軸と一体回転される連動用ギアが保持されている
もの。 - 【請求項4】後退用ギア列を構成する複数の後退用ギア
のうち一部の後退用ギアを軸方向にシフト動させて後退
用の他のギアに噛合させることにより、該後退用ギア列
を介して入力軸と出力軸とを連動させる後退変速段が選
択され、 少なくとも車両停止時に停止される停止部材に対して、
前記一部の後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段
用の同期装置に設けた後退用シンクロナイザリングを当
接させることにより、前記入力軸を停止させるようにし
た歯車変速機において、 前記同期装置における同期用スリ−ブの歯と前記後退用
シンクロナイザリングの歯とのバックラッシが、前記一
部の後退用ギアを前記後退用の他のギアに噛合させるの
に必要な相対回転量以上の大きさとなるように設定され
ている、ことを特徴とする歯車変速機のリバ−スシフト
装置。 - 【請求項5】後退用ギア列を構成する複数の後退用ギア
のうち一部の後退用ギアを軸方向にシフト動させて後退
用の他のギアに噛合させることにより、該後退用ギア列
を介して入力軸と出力軸とを連動させる後退変速段が選
択され、 少なくとも車両停止時に停止される停止部材に対して、
前記一部の後退用ギアのシフト動に応じて特定の前進段
用の同期装置に設けた後退用シンクロナイザリングを当
接させることにより、前記入力軸を停止させるようにし
た歯車変速機において、 前記同期装置のキ−に、該同期装置のスリ−ブに臨ませ
て第1凸部が形成され、 前記スリ−ブに、前記キ−に臨ませて第2凸部が形成さ
れ、 前記スリ−ブが中立位置にあるとき、前記第2凸部が前
記後退用シンクロナイザリングよりも遠い側に前記第1
凸部が位置され、 前記スリ−ブを中立位置から前記停止部材側へ変位させ
たとき、前記一部の後退用ギアが前記後退用の他のギア
に対して噛合開始される前に、前記第2凸部が前記第1
凸部を乗り越えて、該キ−による前記後退用シンクロナ
イザリングに対する押圧力が低減されるように設定され
ている、ことを特徴とする歯車変速機のリバ−スシフト
装置。 - 【請求項6】請求項5において、 前記スリ−ブを前記停止部材側へ変位させたとき、前記
第2凸部が前記第1凸部の頂点を越えた時点で、該第2
凸部で第1凸部を前記停止部材から遠ざかる方向への押
圧力をあたえるように該第2凸部と第1凸部とのすくな
くとも一方の当接面が傾斜面とされているもの。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133594A JPH07317849A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 歯車変速機のリバ−スシフト装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6133594A JPH07317849A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 歯車変速機のリバ−スシフト装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07317849A true JPH07317849A (ja) | 1995-12-08 |
Family
ID=15108467
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6133594A Pending JPH07317849A (ja) | 1994-05-24 | 1994-05-24 | 歯車変速機のリバ−スシフト装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07317849A (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115924775A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-04-07 | 宁波远东码头经营有限公司 | 桥吊吊箱起升速度控制装置 |
-
1994
- 1994-05-24 JP JP6133594A patent/JPH07317849A/ja active Pending
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| CN115924775A (zh) * | 2023-03-01 | 2023-04-07 | 宁波远东码头经营有限公司 | 桥吊吊箱起升速度控制装置 |
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