JPH07320794A - 電動車両用バッテリ - Google Patents

電動車両用バッテリ

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JPH07320794A
JPH07320794A JP11481994A JP11481994A JPH07320794A JP H07320794 A JPH07320794 A JP H07320794A JP 11481994 A JP11481994 A JP 11481994A JP 11481994 A JP11481994 A JP 11481994A JP H07320794 A JPH07320794 A JP H07320794A
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gas
battery
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battery cells
inflow passage
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Yoshinori Mita
義訓 三田
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  • Gas Exhaust Devices For Batteries (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 バッテリセルを均等に冷却して各バッテリセ
ルの性能ばらつきを防止するとともに、バッテリセルの
排気栓等から電解液が漏れるのを良好に防止する。 【構成】 冷却用の空気流入通路6を、各バッテリセル
1を該空気流入通路6の上流側が上がるように傾けて配
置することにより下流側に向けて次第に狭くなるよう
し、バッテリセル1の上面に設けられた排気栓12を、
該バッテリセル1の上面中心位置より空気流入通路6の
上流側に配置する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電気自動車等の電動車
両に車載されるバッテリに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のバッテリとしては、特開
平5−190213号公報に記載のものが知られてい
る。
【0003】かかるバッテリは、略直方体状のバッテリ
セルと、該バッテリセルを一端部から他端部に向けて複
数個列設して収納するバッテリボックスと、該バッテリ
ボックスの一端壁下側に設けられた気体流入部と、該バ
ッテリボックスの他端壁上側に設けられた気体排出部と
を備える。
【0004】複数個のバッテリセルの各底部とバッテリ
ボックスの底部との間には、前記気体流入部から流入し
た気体の通路をなす気体流入通路が形成されている。該
気体流入通路は、複数個のバッテリセルを、その上面を
水平にした状態でバッテリボックスの一端部から他端部
に向けて段階的に下げて配置することにより下流側に向
けて次第に狭くなるようにされている。
【0005】互いに隣り合うバッテリセルの間には、該
気体流入通路に流入した気体を各バッテリセル間に導く
気体導入通路が前記気体流入通路に連通して形成されて
いる。また、複数個のバッテリセルの上方には、該気体
導入通路を通過した気体を前記気体排出部から外部に排
出する気体排出通路が気体導入通路に連通して形成され
ている。尚、バッテリセルとしては、一般に、密閉式の
湿式二次電池(例えば、ニッカド電池やニッケル−水素
電池)が用いられている。
【0006】かかるバッテリにおいては、気体流入部か
ら気体流入通路に供給された冷却風を気体導入通路に導
いてバッテリセルを冷却することにより、充放電中に生
じた熱を除去して該熱による充放電量のばらつきを防止
している。そして、冷却の際には、気体流入通路は上述
したように下流側に向けて次第に狭くなっているので、
上流側から下流側にかけて同一面積の気体流入通路に冷
却風を流す場合に比べて、気体流入通路の上流側及び下
流側を流れる冷却風の流量が良好にバランスされる。
【0007】詳述すると、上流側から下流側にかけて同
一形状の気体流入通路に冷却風を流すと、下流側端部が
閉塞されているので、下流側を流れる冷却風の流量が多
くなり、下流側に位置する気体導入通路に導かれる冷却
風の流量が多くなる。このため、上流側と下流側とで各
バッテリセルの温度にばらつきが生じて各バッテリセル
の性能にばらつきが発生する。かかる不都合を解消する
ために、気体流入通路を下流側に向けて狭く形成して上
流側と下流側との流量が略均等になるように調整してい
る。これにより、各気体導入通路に導かれる冷却風の流
速が略均等とされ、各バッテリセルが均等に冷却されて
性能ばらつきが防止される。気体導入通路を通過した冷
却風は気体排出通路に導かれ気体排出部からバッテリボ
ックス外ひいては車外に排出される。
【0008】また、寒冷地又は冬季に車両を使用する際
には、バッテリの初期電力の低下を来して始動時に不具
合が発生するため、この場合は上述した冷却風に代えて
加熱風を気体流入通路に供給することにより各バッテリ
セルが均等に温められて良好な性能が確保される。
【0009】ところで、バッテリセルの内部で発生する
ガス(酸素,水素等)が過剰になると爆発の危険がある
ために、バッテリセルの上面には、該ガスをバッテリセ
ル外に排出するガス排出弁部(排気栓、防爆栓、触媒栓
等)が設けられている。そして該ガス排出用弁部から排
出されたガスは気体排出通路を通って上述した冷却風
(又は加熱風)とともに気体排出部からバッテリボック
ス外に排出されるようになっている。
【0010】しかしながら、かかるバッテリにおいて
は、自動車等の走行中の振動等でバッテリセル内の電解
液面が揺れてガス排気弁部の弁体に付着し、付着した電
解液が上述したガスとともに該ガス排出弁部からバッテ
リボックス内に排出されてしまう場合があった。この場
合、ガスについては上述したように冷却風(又は加熱
風)とともに気体排出部からバッテリボックス外に排出
されるが、電解液については液体であるために該排出が
困難となってバッテリボックス内に残留してしまう不都
合がある。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】本発明はかかる不都合
を解消するためになされたものであり、バッテリボック
ス内に収納された各バッテリセルの性能にばらつきが生
じるのを良好に防止することができるのは勿論のこと、
ガス排出用弁部から電解液が漏れるのを良好に防止する
ことができる電動車両用バッテリを提供することを目的
とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明は、かかる目的を
達成するために、上面にガス排出用弁部を有する略直方
体状のバッテリセルと、該バッテリセルを複数個列設し
て収納するバッテリボックスと、該バッテリボックスの
下側に設けられた気体流入部と、該バッテリボックスの
上側に設けられた気体排出部とを備え、前記複数個のバ
ッテリセルの各底部と前記バッテリボックスの底部との
間には、前記気体流入部から流入した気体の通路をなす
気体流入通路が下流側に向けて次第に狭くなるように形
成され、互いに隣り合うバッテリセルの間には、前記気
体流入通路に流入した気体を各バッテリセル間に導く気
体導入通路が前記気体流入通路に連通して形成され、前
記複数個のバッテリセルの上方には、該気体導入通路を
通過した気体を前記気体排出部から外部に排出する気体
排出通路が前記気体導入通路に連通して形成された電動
車両用バッテリにおいて、前記気体流入通路は、各バッ
テリセルを該気体流入通路の上流側が上がるように傾け
て配置することにより下流側に向けて次第に狭くなるよ
うにされ、前記ガス排出用弁部は、該バッテリセルの上
面中心位置より前記気体流入通路の上流側に配置されて
いることを特徴とするものである。
【0013】この場合、前記気体流入通路に気体を強制
的に供給する気体供給手段と、前記気体導入通路を通過
した気体を前記ガス排出用弁部から排出されたガスとと
もに前記気体排出通路を介して気体排出部から外部に強
制的に排出する気体排出手段とを備えるようにするのが
好ましい。
【0014】また、前記各バッテリセルの間に設けられ
て各バッテリセル間の温度を検知する温度検知手段と、
該温度検知手段による検知に応じて前記気体供給手段を
制御することにより該気体供給手段から前記気体流入通
路に供給される気体の供給量を調整する供給量制御手段
とを備えるようにすることもできる。
【0015】この場合、隣り合うバッテリセルの互いに
対向する部分に上下方向に延びる凸状リブを幅方向に所
定の間隔を存して複数形成し、互いに対向する凸状リブ
同士を突き合わせることによって該突き合わされた凸状
リブを隔壁とする通路を前記バッテリセルの幅方向に複
数形成してこれを前記気体導入通路とし、該凸状リブ内
に前記温度検知手段を埋設するのが好ましい。
【0016】
【作用】本発明によれば、気体流入部から気体流入通路
に供給された気体が気体導入通路に導かれて該気体によ
ってバッテリセルの温度調節がなされる。そして、温度
調節の際には、気体流入通路が下流側に向けて次第に狭
くなっているので、該気体流入通路を流れる気体の流量
は上流側から下流側にかけて良好にバランスされ、これ
により各気体導入通路を通過する気体の流速が略均等と
され、各バッテリセルが均等に温度調節される。気体導
入通路を通過した気体は気体排出通路に導かれ気体排出
部からバッテリボックス外ひいては車外に排出される。
【0017】この時、各バッテリセルを該気体流入通路
の上流側が上がるように傾けて配置することにより、気
体流入通路を下流側に向けて次第に狭くなるようにして
いるので、ガス排出用弁部を、該バッテリセルの上面中
心位置より前記気体流入通路の上流側に配置することに
よって、ガス排出用弁部の弁体をバッテリセル内の電解
液面から遠ざけることができ、従って、車両走行中の振
動等で電解液面が揺れてもガス排気弁部の弁体に電解液
が付着するのが極力防止され、該弁体に付着した電解液
がバッテリセル内のガスとともに該ガス排出弁部からバ
ッテリボックス内に排出されるのが良好に防止される。
【0018】そして、該ガス排出用弁部から排出された
ガスは気体導入通路を通過した気体とともに気体排出通
路を通って気体排出部からバッテリボックス外に排出さ
れる。
【0019】この場合、気体流入通路に気体を強制的に
供給する気体供給手段と、気体導入通路を通過した気体
を気体排出通路を介して気体排出部から外部に強制的に
排出する気体排出手段とを備えるようにすると、ガス排
出用弁部から排出されたガスを気体導入通路を通過した
気体とともに気体排出部から強制的に排出することが可
能となる。
【0020】また、各バッテリセル間の温度を検知する
温度検知手段を各バッテリセルの間に設け、該温度検知
手段による検知に応じて気体供給手段を供給量制御手段
によって制御して気体供給手段から気体流入通路に供給
される気体の供給量を調整するようにすると、バッテリ
セルの温度に応じて気体導入通路を通過する気体の流速
を調整することが可能となる。
【0021】この場合、隣り合うバッテリセルの互いに
対向する部分に上下方向に延びる凸状リブを幅方向に所
定の間隔を存して複数形成し、そして互いに対向する凸
状リブ同士を突き合わせることによって該突き合わされ
た凸状リブを隔壁とする通路を前記バッテリセルの幅方
向に複数形成してこれを前記気体導入通路とすると、互
いに対向する凸状リブ同士を突き合わせるだけで複数の
気体導入通路を簡単に形成することが可能となり、ま
た、該凸状リブ内に前記温度検知手段を埋設することに
より、該気体導入通路が該温度検知手段によって塞がれ
るを良好に防止する。
【0022】
【実施例】以下、本発明の一実施例を図1〜図6を参照
して説明する。図1は本発明の実施の一例である電動車
両用バッテリの概略平面図、図2は図1のII−II線
の説明的断面図、図3は図1のIII−III線の説明
的断面図、図4はバッテリモジュールの分解斜視図、図
5は図4の部分的拡大図、図6はバッテリセル内の電解
液面と排気栓との位置関係を説明するための説明的断面
図である。
【0023】図1及び図2に従って全体構成を説明する
と、電動車両用バッテリは、略直方体状のバッテリセル
1を10個ずつ組付けてモジュール化したバッテリモジ
ュール2と、二列のバッテリモジュール2を長手方向に
沿って四列収納する左右方向に長い箱状のバッテリボッ
クス3と、該バッテリボックス3の左端壁下側に設けら
れた空気流入口4と、該バッテリボックス3の右端壁上
側に設けられた空気排出口5とを備える。バッテリモジ
ュール2の各底部とバッテリボックス3の底部との間に
は、空気流入口4から流入した冷却用空気の通路をなす
空気流入通路6が下流側に向けて次第に狭くなるように
形成されている。各バッテリモジュール2の間及び該バ
ッテリモジュール2を構成する各バッテリセル1の間に
は、空気流入通路6に流入した冷却用空気を垂直方向に
導く空気導入通路7a,7bが形成されている。各バッ
テリモジュール2の上面とバッテリボックス3の天板3
aとの間には、空気導入通路7a,7bを通過した空気
を空気排出口5に排出する空気排出通路8が形成されて
いる。尚、図1において符号Pは各バッテリセル1の電
極を接続する接続プレートである。
【0024】バッテリセル1は、図4に示すように、上
面が長方形をなす直方体状のものであり、その長辺側の
両側面には、上下方向に延びる凸状リブ9が幅方向に等
間隔で複数箇所形成されている。また、バッテリセル1
の上面には、中央部に設けられた正の電極10を間に挟
んで排気栓12及び負の電極11がそれぞれ長手方向
(左右方向)に離間して設けられている。正の電極10
及び負の電極11の略中間に位置する凸状リブ9には、
温度センサ13が埋設される溝部14が該温度センサ1
3の形状に対応して形成されている。該溝部14は、バ
ッテリセル1の両側面の凸状リブ9にそれぞれ形成され
ている。このように両電極10,11間に温度センサ1
3を配置することにより両電極10,11間の急激な温
度変化が良好に検知される。本実施例では、図1及び図
4に示すように、5個のバッテリセル1の凸状リブ9同
士を互いに突き合わせて並べたものを二列に配置し、こ
れを両側から固定プレート15で挟んでボルトで固定す
ることによりバッテリモジュール2を構成している。
尚、説明の便宜上、図1では各バッテリモジュール2間
の接続は省略し、図4では2個のバッテリセル1のみを
図示してある。
【0025】各バッテリセル1の凸状リブ9を突き合わ
せた状態においては、各バッテリセル1間に互いに突き
合わされた凸状リブ9を隔壁とする空気導入通路7bが
バッテリセル1の幅方向に複数形成される。このように
凸状リブ9同士を突き合わせて複数の空気導入通路7b
が形成することにより、該空気導入通路7bの形成を簡
単なものとしている。また、図4及び図5に示すよう
に、互いに突き合わされた凸状リブ9の内で溝部14が
形成された部分には温度センサ13が埋設されており、
該温度センサ13は、後述する制御装置16に接続され
る(図2及び図3参照)。このように温度センサ13を
凸状リブ9に埋設することによって、該温度センサ13
で空気導入通路7bを塞ぐのを防止している。尚、図1
においては説明の便宜上、温度センサ13は省略してい
る。
【0026】バッテリボックス3は、左右方向に長い箱
状に形成されたもので、図1に示すように、二列のバッ
テリモジュール2がバッテリセル1の排気栓12を空気
流入口4側(上流側)に向けた状態でバッテリボックス
3の長手方向に沿って四列収納されている。収納時に
は、各バッテリセル1の排気栓12は該バッテリセル1
の上面中心位置より空気流入口4側に配置される。ま
た、図2に示すように、各バッテリモジュール2は、そ
の空気流入口4側が上がるように傾けられて配置され、
長手方向に設けられた各バッテリモジュール2が空気排
出口5に向けて次第に下がるようにされている。これに
より、各バッテリモジュール2の底部とバッテリボック
ス3の底部との間に下流側に向けて次第に狭くなる空気
流入通路6が形成される。各バッテリモジュール2の間
には、図1に示すように、空気流入通路6に流入した空
気を垂直方向に導く空気導入通路7aが格子状に形成さ
れている。
【0027】バッテリボックス3の左端壁下側に設けら
れた空気流入口4には、図1及び図2に示すように、空
気流入通路6に空気を強制的に供給するための供給ファ
ン17が取り付けられ、バッテリボックス3の右端壁上
側に設けられ空気排出口5には空気排出通路8から空気
を強制的に排出する排出ファン18が取り付けられてい
る。供給ファン17及び排出ファン18は、上述した制
御装置16に接続されている。該制御装置16は、温度
センサ13によるバッテリセル1の検知温度に応じて供
給ファン17及び排出ファン18の回転数を制御する。
【0028】図2及び図3において符号19は、各バッ
テリモジュール2をバッテリボックス3の底部に図示し
ないボルト等で支持固定する固定板であり、該固定板1
9は、図2に示すように、バッテリモジュール2の傾斜
角に対応してバッテリボックス3の長手方向に右下がり
に傾斜している。また、図3に示すように、該固定板1
9は、バッテリボックス3の幅方向に略等間隔で複数配
置されており、各バッテリモジュール2間の空気導入通
路7a及び各バッテリセル1の間の空気導入通路7bに
位置する部分には穴20が形成されて該空気導入通路7
a,7bを塞がないようにしている。
【0029】かかる構成の電動車両用バッテリにおいて
は、供給ファン17によって空気流入口4から冷却用空
気が空気流入通路6に強制的に供給されると、該冷却用
空気は各バッテリモジュール2間に形成された空気導入
通路7a及び各バッテリセル1間に形成された空気導入
通路7bに導かれてバッテリセル1を冷却し、これによ
り、充放電中にバッテリセル1に生じた熱が除去されて
該熱による充放電量のばらつきが防止される。
【0030】冷却の際には、空気流入通路6が従来と同
様に下流側に向けて次第に狭くなっているので、該空気
流入通路6を流れる冷却用空気の流量は上流側と下流側
とで良好にバランスされ、各空気導入通路7a,7bを
通過する冷却用空気の流速が略均等とされる。これによ
り、各バッテリセル1が均等に冷やされて各バッテリセ
ル1に温度差が生じるが良好に防止され、各バッテリセ
ル1の性能ばらつきが良好に防止される。空気導入通路
7a,7bを通過した冷却用空気は空気排出通路8に導
かれ排出ファン18によって空気排出口5からバッテリ
ボックス3外ひいては車外に強制的に排出される。
【0031】一方、バッテリセル1の排気栓12から空
気排出通路8に排出されたガスは、排出ファン18によ
って、空気導入通路7a,7bを通過した冷却用空気と
ともに空気排出通路8を通って空気排出口5からバッテ
リボックス3外、ひいては車外に強制的に排出される。
これにより、排気栓12からバッテリボックス3内に排
出されたガスが確実に車外に排出される。
【0032】この場合、本実施例では、各バッテリセル
1を空気流入通路6の上流側が上がるように傾けて配置
するとともに、バッテリセル1の排気栓12を該バッテ
リセル1の上面中心位置より空気流入通路6の上流側に
配置しているので、図6に示すように、排気栓12の弁
体12aと電解液面Aとの間の寸法L1 を、従来のよう
にバッテリセル1を水平配置した場合の排気栓12の弁
体12aと電解液面Aとの間の寸法L2 より長くするこ
とができる。従って、排気栓12の弁体12aを、従来
に比べてバッテリセル1内の電解液面Aから遠ざけて配
置することができ、車両走行中の振動等で電解液面Aが
揺れても排気栓12の弁体12aに電解液が付着するの
が極力防止されて該排気栓12から電解液が漏れるのが
良好に防止される。
【0033】さらに、各バッテリセル1間に形成された
空気導入通路7bを冷却用空気が通過する際には、温度
センサ13によって各バッテリセル1の温度が検知され
ており、該検知温度が予め設定された設定温度と相違す
る場合には、制御装置16によって供給用ファン17及
び排出用ファン18の回転数が制御されて空気流入口4
から供給される空気の供給量と空気排出口5から排出さ
れる空気の量が適宜調整され、これにより、空気導入通
路7bを通過する冷却用空気の流速(流量)が調整され
てバッテリセル1が良好な温度に維持される。
【0034】本発明は、上記実施例に限定されるもので
はなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲において適宜変
更可能である。例えば、上記実施例では、バッテリセル
1上面の長辺方向をバッテリボックス3の長手方向に向
けて配置した場合を例に採ったが、これに代えて、バッ
テリセル1の短辺方向をバッテリボックス3の長手方向
に向けて配置してもよい。この場合、排気栓12は、図
7に示すように、バッテリセル1の上面中心位置より短
辺方向にずらして配置する。
【0035】また、上記実施例では、バッテリセル1を
冷却するために空気流入通路6に冷却用空気を供給した
場合を例に採ったが、これに代えて、寒冷地又は冬季に
車両を使用する際には、冷却用空気に代えて加熱用空気
を空気流入通路6に供給するようにしてもよい。このよ
うにすると、各バッテリセル1が均等に温められて低温
時においても良好な始動が確保される。
【0036】
【発明の効果】上記の説明から明らかなように、本発明
によれば、各バッテリセルの温度を均等に調節すること
ができるので、各バッテリセルに温度差が生じるが良好
に防止される。このため、各バッテリセルの性能にばら
つきが生じるのを良好に防止することができる。
【0037】また、ガス排出用弁部の弁体をバッテリセ
ル内の電解液面から遠ざけて配置することができるの
で、車両走行中の振動等で電解液面が揺れてもガス排気
弁部の弁体に電解液が付着するのを良好に防止すること
ができる。このため、従来のように、電解液が該ガス排
出弁部からバッテリボックス内に排出されてバッテリボ
ックス内に残留するのを良好に防止することができる。
【0038】さらに、気体供給手段によって気体流入通
路に気体を強制的に供給すると共に、気体導入通路を通
過した気体を気体排出手段によって気体排出部から外部
に強制的に排出するようにすると、ガス排出用弁部から
バッテリボックス内に排出されたガスを気体導入通路を
通過した気体とともに強制的に外部に排出することがで
きるので、バッテリボックス内から該ガスを確実に排出
することができる。
【0039】さらに、各バッテリセルの間に温度検知手
段を設け、該温度検知手段による検知に応じて気体供給
手段を供給量制御手段で制御して気体流入通路に供給さ
れる気体の供給量を調整するようにすると、バッテリセ
ルの温度に応じて気体導入通路を通過する気体の流速を
調整することができるので、バッテリセルの温度を所定
の温度に維持することができる。
【0040】この場合、隣り合うバッテリセルの互いに
対向する部分に上下方向に延びる凸状リブを幅方向に所
定の間隔を存して複数形成し、そして互いに対向する凸
状リブ同士を突き合わせることによって該突き合わされ
た凸状リブを隔壁とする通路を前記バッテリセルの幅方
向に複数形成してこれを前記気体導入通路とすると、互
いに対向する凸状リブ同士を突き合わせるだけで複数の
気体導入通路を簡単に形成することができ、また、該凸
状リブ内に前記温度検知手段を埋設することにより、該
気体導入通路が該温度検知手段によって塞がれるを防止
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一例である電動車両用バッテリ
の概略平面図である。
【図2】図1のII−II線の説明的断面図である。
【図3】図1のIII−III線の説明的断面図であ
る。
【図4】バッテリモジュールの分解斜視図である。
【図5】図4の部分的拡大図である。
【図6】バッテリセル内の電解液面とガス排出弁部との
関係を説明するための説明的断面図である。
【図7】本発明の他の実施例を説明するための説明図で
ある。
【符号の説明】
1…バッテリセル、3…バッテリボックス、4…空気流
入口、5…空気排出口、6…空気流入通路、7a,7b
…空気導入通路、8…空気排出通路、9…凸状リブ、1
2…排気栓、13…温度センサ、16…制御装置、17
…供給ファン、18…排出ファン

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】上面にガス排出用弁部を有する略直方体状
    のバッテリセルと、該バッテリセルを複数個列設して収
    納するバッテリボックスと、該バッテリボックスの下側
    に設けられた気体流入部と、該バッテリボックスの上側
    に設けられた気体排出部とを備え、前記複数個のバッテ
    リセルの各底部と前記バッテリボックスの底部との間に
    は、前記気体流入部から流入した気体の通路をなす気体
    流入通路が下流側に向けて次第に狭くなるように形成さ
    れ、互いに隣り合うバッテリセルの間には、前記気体流
    入通路に流入した気体を各バッテリセル間に導く気体導
    入通路が前記気体流入通路に連通して形成され、前記複
    数個のバッテリセルの上方には、該気体導入通路を通過
    した気体を前記気体排出部から外部に排出する気体排出
    通路が前記気体導入通路に連通して形成された電動車両
    用バッテリにおいて、前記気体流入通路は、各バッテリ
    セルを該気体流入通路の上流側が上がるように傾けて配
    置することにより下流側に向けて次第に狭くなるように
    され、前記ガス排出用弁部は、該バッテリセルの上面中
    心位置より前記気体流入通路の上流側に配置されている
    ことを特徴とする電動車両用バッテリ。
  2. 【請求項2】前記気体流入通路に気体を強制的に供給す
    る気体供給手段と、前記気体導入通路を通過した気体を
    前記ガス排出用弁部から排出されたガスとともに前記気
    体排出通路を介して気体排出部から外部に強制的に排出
    する気体排出手段とを備えたことを特徴とする請求項1
    記載の電動車両用バッテリ。
  3. 【請求項3】前記各バッテリセルの間に設けられて各バ
    ッテリセル間の温度を検知する温度検知手段と、該温度
    検知手段による検知に応じて前記気体供給手段を制御す
    ることにより該気体供給手段から前記気体流入通路に供
    給される気体の供給量を調整する供給量制御手段とを備
    えたことを特徴とする請求項2記載の電動車両用バッテ
    リ。
  4. 【請求項4】隣り合うバッテリセルの互いに対向する部
    分に上下方向に延びる凸状リブを幅方向に所定の間隔を
    存して複数形成し、互いに対向する凸状リブ同士を突き
    合わせることによって該突き合わされた凸状リブを隔壁
    とする通路を前記バッテリセルの幅方向に複数形成して
    これを前記気体導入通路とし、該凸状リブ内に前記温度
    検知手段を埋設したことを特徴とする請求項3記載の電
    動車両用バッテリ。
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